印象的な『虎に翼』のセリフ。「法律とはきれいなお水が湧き出ている場所」の“その場所”は時代によって変わるのか
性同一性障害と診断された男性が、戸籍上の性別を女性に変更した後に自身の凍結精子を使って生まれた娘との間の父子関係認定を求めた裁判で、最高裁は6月21日、法的な親子関係を認める判決を出しました。この判決に至るまでの経緯を取り上げているのは、健康社会学者の河合薫さん。河合さんはメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で今回、1審からこれまでの各裁判所の判断を詳しく紹介・解説するとともに、この裁判を通して自身が強く考えさせられたという戸籍や家族、性別等に関する思いを綴っています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:親子とは何か?法律とは?
プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。
親子とは何か?法律とは?
家族とは何なのか?親子とは何か?性とは何か?性的マイノリティの家族のあり方に、新たな道を開く判決が最高裁で出ました。
この問題はすでに先週、多くのメディアが取り上げたので、ご承知の方が多いと思いますが、最高裁に至るまでの経緯の詳細を知るだけでも、とても意味あることだと思いますので、取り上げます。
今回「父親」と認められた40代の女性(以下、当事者)は、性同一性障害と診断され、2018年に戸籍上の性別を男性から女性に変更しました。
当事者は変更する前に凍結保存していた自分の精子を使って、30代の女性との間に2人の娘をもうけます。しかし、長女を出産した時の戸籍上の性別は「男性」、次女は「女性」に変更後に生まれました。
長女も次女も戸籍上の「父」の欄が空欄になっていたので、同じ年に父親としての認知届を自治体に出しましたが、認められませんでした。当事者の戸籍が女性に変更されていたことが理由です。
そのため子供が「親が認知しないことを訴える」というカタチで裁判を起こします。
しかし、1審の東京家庭裁判所は、原告の子ども2人と被告の40代女性には血縁上の親子関係があると認めたものの、法律上の親子関係は血縁関係と同義ではないと説明。「民法が規定する父は男性を前提としている」として、男性から性別変更をした40代女性と子との父子関係も否定し、「父とも母ともならず、法律上の親子関係を認める根拠は見当たらない」と結論づけました。
一方、2審の東京高等裁判所は、性別変更の前に生まれた長女については父親の認知を認めましたが、変更後に生まれた次女については認めませんでした。
そして今回、最高裁判所第2小法廷の尾島明裁判長は「親子に関する法制度は血縁上の関係を基礎に置き、法的な関係があるかどうかは子どもの福祉に深く関わる。仮に血縁上の関係があるのに親権者となれないならば、子どもは養育を受けたり相続人となったりすることができない」と指摘しました。その上で、裁判官4人全員の意見として「戸籍上の性別にかかわらず父親としての認知を求めることができる」という初めての判断を示し、性別変更後に生まれた次女との親子関係を認めたのです。
この記事の著者・河合薫さんのメルマガ
知られざるガンジーの素顔。実の孫が語る“おじちゃんからの教え”
インドの伝説の指導者であるマハトマ・ガンジー。偉大な彼のお孫さんが書いた著書が話題となっています。“祖父”としてのガンジーは孫に何を教えたのでしょうか? 無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが詳しく紹介しています。
【あの大人物の孫による自己啓発書】⇒『おじいちゃんが教えてくれた人として大切なこと』

アルン・ガンジー・著 桜田直美・訳 ダイヤモンド社
こんにちは、土井英司です。
本日ご紹介する一冊は、インドの伝説の指導者、マハトマ・ガンジーの教えを、5人目の孫である著者が説いた一冊。
著者のアルン・ガンジー氏は、『タイムズ・オブ・インディア』紙で30年間ジャーナリストを務めた後、祖父の教えを広めるため、「非暴力のためのM.K.ガンジー協会」を設立した人物で、2023年5月に亡くなっています。
著者は12歳から14歳までの2年間、ガンジーの教えを受けて育ったらしく、本書の内容はその時の言葉とエピソードが中心となっています。(時折、「バプジ」という呼称が出てきますが、これはガンジーのことを指しています)
「すべての人類は一つの家族だ」
「あなたがこの世で見たいと思う変化に、あなた自身がなりなさい」
「怒りは、賢く使いなさい」
「自分で自分を解放しなければ、誰もあなたを解放できない」
怒りや才能をどう扱うか、差別や偏見に打ち勝つにはどうするか、世界を変えるために必要な態度とは何か、豊かに生きるとはどういうことか…。
ガンジーの教えが、直接聞いた言葉でまとめられているので、じつにリアリティがあります。
さすが身内だけあって、これまでに聞いたことがないエピソードも含まれており、興味深く拝読しました。
著者が最後の方で補足しているように、後世になって伝えられているガンジー像は、決して聖人君子ではありませんが、それでも大きな変化を成し遂げるためにどんな態度で仕事に臨むべきか、大切なことを教えてくれたと思います。
本書を読めば、ガンジーの教えの根底にあった思想が何なのか、なぜ度重なる屈辱や理不尽に耐えられたのか、その強さの秘密がわかると思います。
教育やリーダーシップについて述べたパートもあり、リーダーとして、また親として、教育に悩む人にも、ぜひ手に取ってもらいたい一冊です。
紙の本じゃなくてもいいから読みなよ。1日に3冊本を読める方法
あなたは最近、本を読んでいますか?あまり読めていないな…という方に、メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が伝授している読書法をおすすめします。
1日に本を3冊でも読める! ほぼ無料かつ秒で読んでいける技術
こんにちは、ゆうきゆうです。
元気でお過ごしでしょうか?
僕は、実は本を読むのが大好きでして、毎日だいたい多い時で1日に3冊くらい、少なくても1冊半分ぐらいは読むようにしています。
たくさんの本を読むやり方として、Kindle unlimited、これ本当にアリだなと思っています。
だいたい1000円くらいの月額で何でも読むことができます。
これが素晴らしいのは、どんな時でも一瞬でダウンロードして読むことができるという点です。
例えば気になった本があったとしましょう。
「この人のこの本のタイトル面白いな」と思ったとしますよね。
そうしたらAmazonでその本を検索します。それがunlimitedにあったらすぐ買うことができます。
■ Kindle unlimitedに登録が無くてもハードルを上げずにすぐ読む方法!
もし無かった場合はどうするのかという話なんですけれども、
その作者さんの名前とかで検索すると、ある程度人気のある方だったら何冊も本を出しています。
何冊も本を出していたら、そのうち1個か2個unlimited登録があるんです。
それをとりあえず試しに読んでみましょう。
試しに読んでみて、それがすごく良い本であるならば、他の本も買えば良いですし、もしくは良い本でないなと思ったらそれで見限るのもありだと考えます。
その方の知識というか、言いたいことのメッセージや方向性は1冊読めばだいたい分かりますから。
1冊目は微妙だったけど、2冊目・3冊目で予想外のすごい内容だったとかそういうことはそこまでありませんし、逆に1冊目がすごい良かったら2、3冊目もだいたい良いので、とにかく作者さんのunlimitedをとりあえずまず読んでみて下さい。
著者の知識の多くはその1冊にだいたい入っていたり、結構かぶっていたりすることも人によってはあります。
ですので、まず1冊読むというのを習慣的にやっています。
あと会員になっていれば0円で心理的ハードルもないので、とりあえずunlimitedを探して読んでみる、
もしくはその方のunlimitedじゃなくても1番今安く売っている本を読んでみるというのがスピーディーで良いでしょう。
本を読むに際して当然かけるものはお金と時間です。
お金というハードルをunlimited、または1番安い本を探すということで、手間をかけずパッと読んでいくというのが重要です。
迷っている時間は無駄です。
これをやっていただくと読書量も増えていきますし、色々なことを知ることができます。
うつ病の人は「生活リズムが乱れて夜遅い時間に睡眠をとっている」という研究結果
うつ病の人と健常者では生活リズムにどのような違いがあるのでしょうか。それを調べた実験結果を、今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』で紹介しています。
うつ病と生活リズム
◎要約:『うつ病では身体活動の強度低下や分断化が生じ、生活リズムがつきにくく、睡眠相と身体活動のピークが後退した時間帯となるかもしれない』
うつ病では睡眠障害や活動性の低下が起きることが知られています。
今回は、客観的に測定された睡眠、身体活動、生活リズムとうつ病との関連を調べた研究をご紹介します。
加速度測定から分かる睡眠、身体活動、生活リズムとうつ病
スイスにおける研究で、うつ病(再発を含む)の患者と健常者を合わせて2,317人(平均61.79歳、54.42%女性)が対象となりました。
加速度測定を少なくとも7日間行い、うつ病の有無と睡眠、身体活動、生活(概日)リズムの関連について調べました。
うつ病がある場合の特徴として、以下の内容が示されました。
・身体活動においては、活動の強度が低下し、活動が分断していました(まとまった活動が少なくなっていました)。
・生活(概日)リズムが低下し、睡眠と身体活動のピークが遅い時間に後退していました。
今まで指摘されていた身体活動、睡眠、生活リズムについての内容が客観的に確かめられた結果となっていました。
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農民の子だった秀吉が「天下統一」という“夢のまた夢”を叶えることが出来た理由
人間の生き方には「目標達成型」と、もう一つ「天命追求型」というものがあるそうです。豊臣秀吉に代表される天命追求型の生き方について、無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』は歴史エッセイストの白駒妃登美さんの記事をご紹介しています。
豊臣秀吉はなぜ夢を超えることができたのか
「天命追求型の生き方・目標達成型の生き方」 白駒妃登美/歴史エッセイスト
大病を患い、絶望の淵に立たされた私は、発病前に読んだ話を思い出しました。
人間の生き方には西洋の成功哲学に代表される「目標達成型」とは別に「天命追求型」があるというのです。
天命追求型とは将来の目標に縛られることなく、自分の周囲の人の笑顔を何よりも優先しながら、いま、自分の置かれた環境でベストを尽くす。
それを続けていくと、天命に運ばれ、いつしか自分では予想もしなかった高みに到達するという考え方です。
そこでは、自分の夢だけを叶えるfor me より、周囲に喜びや笑顔を与えるfor you の精神、つまり志が優先されます。
天命追求型、目標達成型という視点から歴史を紐解くと、天命追求型はまさに日本人が歴史の中で培った素晴らしい生き方であることに、私は気づきました。
そして私自身も目標達成型から生き方をシフトし、天命に運ばれていくうちに、奇跡的に病状が快復したのです。
天命追求型に生きた歴史上の人物といえば、豊臣秀吉はその好例でしょう。
秀吉は徳川家康、織田信長と比べて大きく違う点があります。
家康や信長が殿様を父に持ったのに対し、秀吉は農家に生まれたことです。
農民の子の秀吉が最初から天下統一を夢見たでしょうか。
通説によると、秀吉は「侍になるために織田家の門を叩いた」ということになっていますから、おそらく若き日の秀吉は、天下を取るなど考えてもいなかったに違いありません。
しかし、秀吉の人生はその夢を遙かに超えてしまうのです。
NTTドコモの前田新社長はグループによる「暗黙の了解」を“無視”できるのか?
NTTドコモでは6月14日付で前田義晃氏が社長に就任。18日に新社長就任会見を開催しました。社長の交代で最悪だったメディア対応が改善されることを願うのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、石川さんによる「通信でどう稼ぐか?」の質問への新社長の回答を掲載。AIや衛星関連などの具体例をあげ、グループの顔色を窺わず「NTTの空気を読まないドコモ」が復活することに期待を示しています。
ドコモ前田社長、通信品質改善を誓うも通信収入増の道筋は…
NTTドコモの新社長に就任した前田義晃氏が就任会見を開催した。この数年、NTTドコモはメディアへの対応が最悪だっただけに、前田新社長にはこれから積極的にメディアを通じて世間に発信してもらいたい。
個人的に気になったのが「通信収入をどう回復していくか」という点だ。世間的には「NTTドコモのネットワーク品質をどう回復させていくか」に注目が集まっている。また、iモードビジネスでパートナー戦略を担っていた前田氏だけに、非通信である経済圏の拡大や銀行の設立などは「喋って当然」の感があるし、会見で他の記者が聞くことを考えれば、あえて自分が聞くような話でもない。
一方で、NTTドコモは「土管屋」であり、通信料収入が半分以上を占めるのは今も昔も変わっていない。NTTドコモとして稼いで行くには、本丸である通信料収入をいかに増やすかが至上命題であるのは間違いないのだ。
「通信でどう稼ぐか」という質問をしたところ、前田社長は次のように答えた。
「昨年度にirumoやeximoを展開し、特に低料金のプランでシェア拡大を図ってきた。今後もシェアの拡大は重要だ。もちろん通信料収入を上げることは大切だが、新しい価値の分野、特に私が担当している非通信の分野では、売上を積み重ねるために顧客基盤が非常に重要。これを実現するためには、さまざまなユーザーのニーズにあったプランを提供しなければならない。その中で、低料金のプランが多くのお客様に支持されており、多くの方が加入している状況だ。(中略)
通信サービスの収入を上げるために、irumoやahamoのユーザーに、動画サービスなどと組み合わせた『爆上げセレクション』を利用してもらうことで、ARPU(を向上させる取り組みを進めている。これにより、通信量が増加し、上位プランに移行するユーザーも増えている」
NTTドコモに関しては、KDDIやソフトバンクに比べて、低容量プランの拡充が遅れた。他の2社は先行して始めている分、すでに回復基調に入り、モバイル収入の低減からは脱した感がある。NTTドコモとしては、これからirumoが本格的に普及してくるだけに、しばらくモバイル通信料収入の減少は避けて通れないだろう。
個人的に前田社長に期待しているのが「NTTからの脱却」だ。もちろん、株式を持ち株から取得し直して、出資比率を下げさせるというわけではない。NTTの完全子会社ではあるが、せっかく、NTTプロパーではない前田氏が社長になったんだから「NTTの空気を読まないドコモ」に戻って欲しい。
昨今、生成AIがブームとなり、NTTドコモとしては「tsuzumiを活用する」というの既定路線になっているが、Tsuzumiより、ChatGPTやGeminiが良いと思えば、Tsuzumiをシカトしてもいいだろう。衛星関連も「NTT C89」がイマイチだと思ったら、しれっとスペースXとの関係を強化すれば良いのではないか。
NTTグループによる暗黙の了解を一切、無視し、前田氏がNTTドコモの社長に就任したということは、そうした無茶も多少は許されるのではないか。この数年、本当にNTTドコモの魅力が下がってしまっていただけに、とにかく、前田新社長にNTTグループの中で空気なんて読まず、暴れまくってもらって「面白いNTTドコモ」にしてもらいたい。
この記事の著者・石川温さんのメルマガ
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トヨタ認証不正問題の「不正」を辛坊治郎氏が暴露。国交省・マスコミ・メーカーの馴れ合いが日本の国益を毀損している
「クルマの型式指定不正問題なんて、我々の間では数十年前から知られた話でしたよ」自動車メディア関係者からそんなリーク情報を得たのは、元読売テレビアナウンサーでジャーナリストの辛坊治郎さん。国交省・マスコミ・自動車メーカーによる“馴れ合い”の実態とは?日本の発展を数十年に渡って妨げてきた“官僚のウソ”を辛坊さんが暴きます。(『辛坊治郎メールマガジン』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:辛坊治郎メールマガジン 第691号 6月14日発行「自動車認証試験」
なぜ今さら騒ぐのか?自動車「型式指定」不正問題の真実
目下話題の自動車認証試験騒動について、自動車業界をよく知る人物から連絡を貰いました。以下、その要約です。
今、マスコミが騒いでいる認証試験の不正について、実は自動車専門マスコミの間では数十年前からこうした問題は囁かれていました。
しかし、これが表ざたにならなかったのには、日本車の性能やブランド価値が右肩上がりだった当時、「実質的に性能・機能に影響しない」ということで、テストのごまかしは業界で大目に見られていたという経緯があります。
自動車番組を担当していた時代に経験したことですが、取材用に貸し出される広報車と、実際に市場に出回る車両ではエンジンの吹け上がりや走行時の足回りの質感、騒音などに明らかな違いがありました。
これをマスコミ関係者は「広報車チューン」と揶揄していました。
要するに今回明らかになった事は自動車メーカー周辺のメディア人には常識の話で、今までメーカーとメディアの癒着が不正問題に蓋をしてきたのだと思います。
私はこれを聞いて「まあ、そうだろうね」と思いました。
そもそも今回の話、日本の認証制度の根幹にかかわる話とされていますが、もし現行の認証制度が日本の自動車の安全にとって必要不可欠な制度なら、明らかになった不正な認証制度の元で生産・販売されて現在公道を走っている自動車は、安全が確認されるまで即時走行を禁じるべきでしょう。
「新車の納入は止めさせるけど、過去に販売された自動車はそのまま走っていい」という役所の見解はどう考えてもおかしいですよね。
要するに行政の本音は「安全に問題ないけど、役所の目をごまかしていたのは許せない」ってことなのです。
この態度は役所自ら、認証制度の不必要性を自白しているようなものです。
この記事の著者・辛坊治郎さんのメルマガ
K-POP新人アイドルグループ・ブランド評判 TOP10入り “全員日本人” 5人組K-POPガールズグループ・ UNICODE 日本デビュー記念お披露目ライブイベント開催!
「夢は東京ドームでのライブ」
“全員日本人”で構成された話題沸騰の5人組K-POPガールズグループ・UNICODE(ユニコード)が22日、都内で日本デビューを記念したお披露目ライブイベントを開催した。
UNICODEは、2023年4月にABEMAで公開された日本最大規模のオンラインオーディション「PROJECT K(プロジェクト ケイ)」で選抜されたメンバーを含む5人組ガールズグループ。MIO(ミオ)、HANA(ハナ)、ERIN(エリン)、SOO-AH(スア)、YURA(ユラ)の5人全員が日本人で構成されており、全員が韓国語を話せることも特徴だ。特にリーダーのERINはTOPIK(韓国語能力試験)で最上級の6級を取得するほど流暢だ。
韓国では、2月からYouTubeチャンネル「ALL THE K-POP」の「UNICODE ON&OFF」でデビューまでの過程を公開し注目を集めていた中、満を持して4月17日にアルバム「HELLO WORLD:CODE J EP.1」でデビュー。デビュー直後から「SHOW CHAMPION」や「MUSIC BANK」など数々の人気音楽番組に出演しており、K-POPアイドルの評判ランキングを発表しているBRIKOREA(韓国企業評判研究所ブランド評判指数)による2024年6月K-POP新人アイドルグループ・ブランド評判では、ILLITやBABYMONSTERと並びTOP10にランクインした現在話題沸騰のK-POP第5世代ガールズグループだ。
【ALL THE K-POP】
ライブイベントでは、日本デビュー曲となる「振り向いて(Let me Love)」や「呼んで(Blur」など5曲のパフォーマンスを披露。
「振り向いて(Let me Love)」では片思いの照れた気持ちを表現した“テレテレダンス”、「呼んで(Blur)」では振り向いて欲しい気持ちを表現した“フリフリダンス”を、鍛え抜かれたダンススキルで披露し会場に集まった多くの観客を魅了した。
エリンは「日本でイベントを行う度に多くのファンの方が駆けつけて頂きいつも見守ってくれているのでとても心強いです。」と韓国語で挨拶した後、自身で和訳をすると集まったファンから大きな歓声が上がった。
日本デビューの心境を聞かれたユラは「韓国でデビューしてまだ2ヶ月ほどですが、日本でもデビューすることができてとても光栄です。日本の方でまだ知ってもらえていない方もたくさんいらっしゃると思うので、UNICODEの存在をたくさん知っていただけるように頑張ります。」と意気込みを語った。
スアは「目標は、街を歩いている時やテレビを見ている時に『あ、UNICODEの曲だ』とたくさんの方に知ってもらえることです。一緒に成長過程を見守っていただけると嬉しいです。」とファンに呼びかけた。
また、日本で今食べたいものを聞かれたミオは、「のり弁が食べたいです。ほっともっとさんの!」と答え、会場の笑いを誘った。
今後の目標についてハナは「K-POPアイドルを目指すきっかけとなったTWICEさんのように、東京ドームでライブができるグループを目指したい。」と語った。
UNICODEプロデューサーのイ・ホヨン氏は「僕を信じて付いて来てください!」と観客に向けてアピールした。
7月23日(火)にシングル「HELLO WORLD」で日本デビューするUNICODEの今後の動向に注目だ。
【セットリスト】
- Let me Love
- Blur
- Spring in my 20th
- 振り向いて(Let me Love)
- 呼んで(Blur)
【UNICODEメンバー概要】
※メンバー年齢非公表
MIO(ミオ)

HANA(ハナ)
ERIN(エリン)

SOO-AH(スア)

YURA(ユラ)
小池・蓮舫・全裸ポスター。東京都知事選「罰ゲーム感」の正体 わが国首都の「4大論点」をなぜメディアは報じないのか?
来月7日投開票の東京都知事選で「ポスター掲示板ジャック」が問題化している。報道では売名目的の候補乱立も一因とされ、SNSでは「有権者の政治への無関心に対する天罰」「これではまるで罰ゲームだ」の声も。だが、米国在住作家の冷泉彰彦氏によれば、この「罰ゲーム感」は選挙制度の欠陥や民度の低さが招いたものではない。有力候補やメディアが、首都東京の「本当の論点」から逃げていることが最大の原因だ。(メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』より)
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:東京都知事選の論点整理
都知事選「ほぼ全裸」ポスター問題を解決する方法
東京都知事選が告示されました。とりあえずの話題は、56名という候補が乱立していることです。同一政党から複数出馬して、ポスター掲示板をジャックするとか、わいせつな図画をポスターに使うなど、「売名行為としての立候補」が問題になっている点で、主要メディアもこの話をかなり取り上げています。
この問題ですが、都民の政治的無関心に対する「天罰」だとか「罰ゲーム」という言い方が流行しています。その一方で、「大人のバカッター」だとか、「曖昧なゾーンを利用して人を不快にさせると、結局は自由を束縛してしまう」のが問題だというような議論もあります。
これに関しては、単刀直入に2点申し上げておきたいと思います。
まず人を不快にするポスターの問題ですが、わいせつな内容あり、違法なサイトへの誘導ありという具合で、全くやりたい放題です。この調子では、政見放送などは目も当てられない内容になるかもしれません。
ですが、これを警視庁が取り締まるのであれば、選挙における表現の自由は破壊されてしまいます。演説の内容が激しくなると「弁士注意」だとか言って官憲が介入していた明治初期だとか、自由主義でも逮捕するという狂った30年代などの再現です。
もちろん、選挙という空間を悪用して社会を混乱させるのは避けなくてはなりません。ですが、警視庁が勝手に見解を決めて実力行使をするのはダメです。
これを避けるためには、公安委員会と選管が対等な立場で主導し、有権者のランダム代表などが参加する中立委員会でも作って、ポスターや政見放送における公序良俗の確保をすべきです。具体的には、その中立委員会が裁定して、これを裁判所が確認するという牽制も必要でしょう。
警視庁が登場して、公職選挙法とは別に迷惑防止条例などを振りかざし、選挙運動に介入するというのは、その介入の中身にいくら正当性があっても、公職選挙法の精神に照らして不適切です。もしかしたら、バカッター候補の中には、公職選挙法に守られた民主主義を破壊するような意図を持った工作員も混じっているかもしれません。
だとしたら、「まんまと民主主義が破壊されてしまう」そのぐらいの危機感を持って臨むべきと思います。
都知事選のカオス状態は、有力候補の「公約の的外れ」が原因
もう1点、今回の都知事選においてバカッター候補が乱立し、そして異常に注目が集まる原因は、制度が緩いからではありません。また供託金が安いからでもありません。都民が政治的に無関心だからでもありません。
また、この都知事選のカオス状態については、仮に日本において直接選挙で大統領を選ぶようになった場合のシミュレーションになっているという解説があります。これも有権者を適当にディスって分かったような気になっているだけであり、無責任な言論ということでは変わりません。
そうではなくて、本当は争点とすべき東京都の課題が、有力候補によって正当に取り上げられていない、ここに問題があります。行われるべき議論が行われていないというのが、選挙が白けて、バカッター候補ばかりが注目される真因だと考えるべきと思います。
では、何を議論すべきなのか、以降はその論点を提示してみたいと思います。
五輪はテロ組織の格好のターゲット。パリオリンピックでテロの標的となりうる国の名
7月26日に幕を開けるパリ五輪。国際情勢は近年にないほどの緊張状態となっていますが、「平和の祭典」は全17日間の日程を無事に乗り切ることができるのでしょうか。安全保障や危機管理に詳しいアッズーリさんは今回、これまでの五輪の会期中に発生した事件を振り返るとともに、今夏のオリンピックで想定されるテロについて考察。その標的となりうる国、さらに国家ぐるみでテロを企てる可能性のある国の具体名を挙げています。
かつてはイスラエル選手ら11名殺害事件も。パリ五輪でテロは大丈夫か
ドイツでは現在、サッカーの欧州ナンバー1を決めるEURO2024が行われており、各試合は各国のサポーターでほぼ満員御礼となり、日本でもサッカーファンは眠れない夜を過ごしている。しかし、サッカースタジアムの外ではテロを警戒する治安部隊が厳重な警備体制を敷き、非常に緊張感が漂っている。最近もアフガニスタンを拠点とするイスラム国ホラサン州のメンバーとみられる男が逮捕されている。
そして、EURO2024の終わりと同時に開催されるのがパリ五輪だが、パリ五輪においてテロは潜在的ではなく現実的なリスクだろう。治安当局がテロ対策を怠れば、テロは高い確率で考えられよう。過去を振り返っても、オリンピックはテロ組織の格好のターゲットになってきた。
1972年のミュンヘン五輪では9月5日、パレスチナ武装組織「黒い九月」が選手村のイスラエル宿舎を襲撃し、人質を獲って立て籠り、イスラエル選手ら11名が殺害された。1996年アトランタ五輪では7月27日、アトランタの五輪百周年記念公園で仕掛けられた爆弾が爆発し、1名死亡、100人以上が負傷し、白人至上主義の男が逮捕された。2008年の北京五輪の時には、中国からの分離独立を掲げ、新疆ウイグル自治区を拠点とする東トルキスタンイスラム運動の活動が活発化し、雲南省昆明市では16人が死傷するバス連続爆破事件が発生した。
2012年のロンドン五輪では幸いにもテロは発生しなかったが、スペイン・ジブラルタルでは五輪をパブリックビューイングしていた人々を狙ったテロ未遂事件が発覚し、チェチェン人2人、トルコ人1人が逮捕された。2014年のソチ五輪でもロシア当局が厳重な警備体制を敷いたことからテロは起こらなかったが、その直前には南部ボルゴグラードなどで繰り返しテロ事件が発生し、ロシア南部のイスラム過激派の活動が活発化した。2016年のリオデジャネイロ五輪でも開催期間中テロは起こらなかったが、イスラム国の過激思想の影響を受けたとされる地元の若者らが逮捕され、イスラム国のメンバーと連絡をとり、テロを計画していたとされるレバノン系ブラジル人がオリンピック開幕直前に逮捕された。
















