観光業にさらなる試練。「知床遊覧船事故」が引き起こす第二の悲劇

北海道・知床半島沖で遊覧船が沈没した事故で、いまだ行方不明者の必死の捜索が続いています。そこで今回は、メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』著者で、小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんが、社長の記者会見を見て感じたこと、あまりにも足りていない政府の支援などについて言及しています。

 

知床遊覧船事故の悲劇。隅々まで行き渡らない政府の支援金

「この度はお騒がせして大変申し訳ございませんでした」

知床遊覧船の社長が記者会見したが、この冒頭の発言には早速、批判が殺到した。 当然である。 まずは遺族に対してのお詫びがあるべきなのに、誰に対して謝罪しているのか。

26人の犠牲者の中には私の地元、幕別町の母子もいらっしゃる。 子どもとの時間を大切にしていたお母さんで子煩悩だった、と幕別町の知人から聞いた。 せっかくの休みで子どもを喜ばせようと企画した旅行で事故に遭うとはやり切れない。

この事故の原因はまだ分かっていない。 だが、社長の記者会見を見て私は分かった。

社長の利益至上主義だ。

この日は運航初日だったが、アンテナの安全点検を怠るなど、ずさんな体制が明らかだからだ。この事故は亡くなられた方々、そして遺族の皆様にとって痛恨の極みである。

そして観光業にとっても大打撃となる。 安全運航している観光船業に対する影響は計り知れない。 新型コロナの影響が3年に及び、観光業及び周辺産業への影響は会社を続けるかどうかの瀬戸際に追い込まれている。

立憲民主党は、観光産業事業継続支援金法案(新型コロナウイルス感染症等の影響を受けている観光関連事業者に対する緊急の支援に関する法律案)を衆院に提出した。 GoToトラベル事業は一時停止が続いており、観光産業は大変厳しい状況が続いている。 しかし、政府の支援策が全てにまで行き届いていない。

GoToトラベル事業は、新型コロナウイルス感染症が収束した後なら意義はあるが、収束までの間は、支援金を支給し経営に対して安心感を与えるべきである。

立憲民主党が提案した法案では、具体的な支給対象は、地域の観光振興に資すると認められる旅行業、宿泊業、観光施設事業、道路旅客運送業、飲食店業、小売業等の事業を営む者など。 合わせて要望の強かった関連事業者の方と継続的に取引のある事業者にも光を当てている。

与野党で早急に合意して取り組むべきである。

 

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ロシアのウクライナ侵攻で“ボロ儲け”する中国。連携プレーで世界をあざ笑う中露

長引くウクライナ戦争は多くの国に影響を与えています。しかし、中国だけはロシアによるウクライナ侵攻で大きな得をしているようです。そこで今回は、メルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』の中で、国際政治経済学者の浜田和幸さんが、ロシアやウクライナからの滞った輸出から見えた中国の動きを追っています。

 

ウクライナ戦争の陰で進む中国とロシアの連携プレー

ぶっちゃけ、ウクライナ戦争はエネルギーと食糧の争奪戦争を引き起こしつつあります。世界銀行によれば、「食糧価格は37%まで急騰する可能性がある」とのこと。

実は、ロシアやウクライナ産のエネルギーや穀物はヨーロッパのみならず、中国にも大量に輸出されてきました。

特に、ウクライナにとって中国は最大の貿易相手国であり、ウクライナ産の小麦やトウモロコシは中国人の胃袋を満たしてきていたものです。

今回の戦争によって、ウクライナからはあらゆる物資の輸出が滞ってしまいました。緊急事態に直面し、中国はアメリカからの食糧緊急輸入を始めたほどです。

アメリカ農務省のデータを見れば、中国は100万トンを超えるトウモロコシをアメリカから買い入れたことが確認できます。

ところが、肝心のアメリカでは温暖化と悪天候の影響で農業州での生産が軒並みダウンしてしまい、中国の要望に応えられなくなってしまいました。

今後、ウクライナ戦争が長引けば、コロナ対策のロックダウンに加え、ウクライナやロシアからの肥料の出荷も滞っているため、国際的に肥料も食糧も価格は倍増するはずです。

中国の農業・地域発展担当大臣曰く「中国の小麦生産は過去最悪の事態に直面している」。

今秋、5年に1度の共産党大会を控える習近平体制にとって、「ゼロコロナ」と食糧確保は最重点課題となっています。こうした課題を克服しなければ、習主席の3期目にも暗雲が立ち込めかねません。

 

なぜ真の成功者は「家に帰って最初の1分」を大切にするのか?玄関先で出逢える人生のチャンス

世の中で「真の成功者」と呼ばれる人たちは、私たち凡人と何がどう違うのか、考えてみたことはありませんか。ロングセラー『君と会えたから』『手紙屋』などの著者として知られる作家の喜多川泰さんが創刊したメルマガ『喜多川泰のメルマガ「Leader’s Village」』では、そんな「目から鱗の成功論」をご紹介しています。家の玄関に入って「最初の1分」の時間から変える成功術とは一体なんでしょうか?

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「ノルマ」に追われていませんか?

前回のメルマガ(Vol.3)では、自分を磨きたいとか、成長したいと思ったときに、自分に課すノルマは、1日15分程度にしておくことが大切だということをお伝えしました。もちろんそれ以上やってもいいけど、始めるときには「とにかく15分だけ頑張る」と決めておく。

でも実は、もう一つ大切なことがあります。

受験生を担当する4月の最初の授業で
「どういう習慣がある人が受験で第一希望に合格できると思う?」
とよく質問をしました。

みんなそれぞれに頭の中で答えを用意しますが、「一日5時間は勉強する」とか「週50時間の家庭学習時間を確保する」など、どの答えも「自分に多くのノルマを課す」ことへと自分を導くものばかりです。

「瞬間」が私たちの未来を決めている

でもそれでうまくいく人はほんの一握り。ほとんどの人は「やらなきゃいけないのはわかっているんだけどできない」という毎日になるだけ。

そこで僕は
受験生の実力差は「勉強時間」で生まれるのではなく「瞬間」で生まれている。
ということを伝えていました。

つまり、
「家に帰って一番最初にやることで未来は決まる」
ということ。

受験生は誰しも、学校から帰るときは、
「帰ったら勉強しよう」とか「明日の課題はちゃんとやっていこう」
と思っているものです。

ところが「しよう」とは思っていますが「いつ」ということを決めていない。だから、帰ったらまずベッドに横になってスマホをチェックしてとか、ソファに座り込んでテレビを見てとか「ちょっと息抜き」から始めたくなる。

まあ、大人でもそうでしょう。一日頑張って働いて疲れて帰ってきたんだから、まずはちょっと息抜きくらいさせてよって思いますよね。それくらいの権利はあるだろうって。もちろん息抜きの時間は15分くらいと最初は思ってる(笑)。ところが、それが長くなるというのは前回のお話。

そうこうしているうちに、ご飯を食べなきゃとか、お風呂に入らなきゃとか、友達のLINEに返事を送らなきゃと、別の用事が入ってくる。それらもそれぞれ思ったよりも長くなっていって、さあ勉強だと思う頃には0時を回っていることがしばしば。

そんな日は、どうもやる気になれなくて、明日から頑張ろうかなって気持ちが強くなってくるんですね。それじゃあダメだと、いざ始めてみても、その時間になると一日の疲れがどっと出てきて、睡魔が襲ってくる。だから15分だけというノルマは達成できてもうしろに長めの時間を取ることができない。そんな毎日を繰り返すことになる。もちろん、そういう受験生は思ったような結果を残すことはできないわけです。

 

元国税が暴露、子育て世代を苦しめる「税金の無駄遣い」のヤバさ。夏を前に考えたい「なぜ私たちは国に舐められるのか?」

そろそろ夏の選挙が話題にあがる頃ですが、具体的な政策などを見て投票先を決める前に知っておくべきこと、それは私たち日本国民が支払っている「税金」の使われ方です。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、夏の参院選を前に、有権者が知っておくべき「税の無駄遣い」の実態を喝破しています。

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プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

あなたの想像より何倍もひどい、日本の税金無駄遣い

筆者は元国税調査官なのですが、その国税調査官の目から日本の政治を見た場合、「日本人は、政治家や官僚のことを信じすぎている」といえます。

日本のメディアや世論でも、政治家や官僚のことをあれこれ叩くこともあります。政官と大企業や業界との癒着、贈収賄、不正な金稼ぎ、その他もろもろのスキャンダルは、いつもマスコミやネットで話題になっています。

が、日本人の多くはこう思っているはずです。

「なんやかんや言っても、基本は国民のためにちゃんとやってくれているはず」と。

筆者も、国税に入る前はそう思っていました。が、国税に入ってから、その考えは完全に崩壊しました。

「税」という国の根幹を担う業務が、これほどいい加減で、これほど杜撰で、これほど不公平に運営されているとは……この事実を知ったとき、筆者は愕然としました。

日本の中間層以下では、この20〜30年間、消費税の増税、社会保険料の段階的な引き上げ、介護保険の創設などで、税や社会保険料の負担が激増しています。

平均的なサラリーマンは、税金、社会保険料、消費税の負担率を合わせると、だいたい収入の4割程度を取られています。これは江戸時代の年貢よりも高い水準であり、もちろん世界的にも非常に高い負担です。

その一方で、高額所得者や富裕層の税金は、この30年で20%以上も下げられているのです。

しかもこの税金、徴収の仕方だけではなく、使い方においてもひどいものです。今、日本の税金は、「多少無駄遣いされている」というような生易しい状況ではありません。税金の大半が、「税金ビジネス」による「汚い利権」によって浪費されているのです。国民のためにはほとんど使われていません。

 

校閲のプロが教える、打つ位置で意味が変わるテン(、)のあれこれ

日々文章を書いていて悩ましいのが「、」読点、いわゆるテンの位置です。位置だけでなく、テンを打つか打たないかという問題もあります。今回のメルマガ『前田安正の「マジ文アカデミー」』では、著者で朝日新聞の校閲センター長を務めていた前田安正さんが、打つ場所によって意味がまったく変わってしまったり、意味合いが微妙に変わったりして悩ましいテン(読点)の働きや使い方について、具体例をあげ比較しながらわかりやすく教えてくれます。 

 

テンは小粒でぴりりと…

ここではきものを脱いでください。

テン(読点)をどこに打つかによって、意味が変わる例に用いられる文です。

1)ここで、はきもの(履き物)を脱いでください。
2)ここでは、きもの(着物)を脱いでください。

読点を打つ位置で、脱ぐものが「履き物」と「着物」に分かれるというのです。ところが初めから漢字を使えば、読点の問題はなくなります。

1-2)ここで履き物を脱いでください。
2-2)ここでは着物を脱いでください。

文も短いし、読点がなければ誤読を招くという要素もないので、1-2と2-2のように読点を入れる必要はないのです。

「ここで」は、「ここ」という場所を示す指示代名詞に、動作・作用の行われる場所を示す格助詞「で」がついたものです。「ここでは」は、「ここ+で」に、意味や語勢(語調)を強める副助詞「は」を重ねてつけたものです。つまり「ここで」よりも「ここでは」の方が、場所を強調しているということになります。

テンのあるなしで、何が変わる?

視点を変えて、読点がある場合とない場合では何が変わるのかを見ていきたいと思います。

ここで、履き物を脱いでください。
ここで履き物を脱いでください。

ここでは、着物を脱いでください。
ここでは着物を脱いでください。

読点のあるなしを比較すると、読点を使うことによって、「ここで」と「ここでは」という場所を表す語句がさらに強調されています。

字を追って読んでいく際に、読点を打ったところで若干、間が空きます。話しことばでも重要なことばを伝えるときは、そのことばの後に間を取ります。文章の中では、読点に間を取る役割があります。この「間」によって直前の語句が強調されるのです。

3)僕は公園でジョギングをした。

これを

3-2)僕は、公園でジョギングをした。
3-3)僕は公園で、ジョギングをした。

とすると、3-2はジョギングをした「主体=僕」を強調し、明確にしています。3-3は「場所=公園」を強調していることがわかると思います。つまり、

読点は前の語句を強調する役割がある

のです。

日付の後にあるテンの意味

新聞のストレートニュースでも、

ロシアは25日、ウクライナの南東部マリウポリを~

のような書き方をします。本来なら

ロシアは、25日、ウクライナの南東部マリウポリを~

などとすべきところです。「ロシアは25日」という書き方は「リンゴは果物」と同じ構造をしています。ところが「リンゴ=果物」と解釈することはあっても「ロシア=25日」と解釈する人はいないと思います。これは新聞独特の書き方になじんでいるからです。

新聞などでは、事件などの発生主体(主語)と日時が、重要な意味を持ちます。そのため本来は

25日、ロシアはウクライナの南東部マリウポリを~

と書けばいいのです。ところが、発生主体をまず示し、次に日時「25日」をつなげるという書き方が定着しています。これは情報の重要性を考慮した結果だと思います。その結果、独特の読点の位置が生み出されたのです。

読点の打ち方がわからない、という声をよく聞きます。何げなく使っている読点にも、それなりの意味があるはずです。次回も読点の働きについて、考えていきたいと思います。

 

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新垣結衣、引きこもり生活は星野源が原因?『鎌倉殿』の後は再び充電期間へ、本格的な“妊活”スタートか

NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(日曜午後8時)が好調です。評判となっているのは主演の小栗旬(39)よりも、どちらかといえば脇を固める俳優陣で、特に大河初出演の新垣結衣(33)に注目が集まっています。そんな新垣といえば、夫である星野源(41)との結婚生活がまったく見えてこず、「本当は同居していないのではないか」との噂まで出るほど。果たして真相はどうなのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが新垣の“謎プライベート”に迫ります。

新垣結衣、晒さないプライベートと充電期間明けの仕事

好評な『鎌倉殿の13人』の、新垣結衣のラストシーンが刻一刻と近づいています。

そもそも“八重姫”の存在自体が伝承の域を出ず、その最期は入水自殺をしたとか自害したという“不合の死”を遂げたと語り継がれているものですから、脚本家・三谷幸喜が彼女の最後をどう演出してみせるのか…関係者や視聴者の間で注目されています。

初めての時代劇、初めての大河となったその終焉は、彼女自身の女優としても大きな節目を迎えることになるでしょう。

それはこの『鎌倉殿~』、映画では7月22日公開予定の『GHOST BOOK おばけずかん』の仕事を終え、完全な形のフリーになるからです。

今までは所属事務所が営業交渉をして仕事を取ってきたわけですが、これからの新垣は企画段階から彼女が参加し、ギャランティの交渉から作品の吟味まで、自らが責任を以って決めていくわけです。

ドラマ関係者は、これまでのお仕着せの仕事ではなく、新垣がどのような作品を選択していくのかに興味津々です。

「ドラマは多くて1年1本、映画は2~3年に1本くらいのペースになるでしょうね。彼女の性格を考えても次から次に仕事を入れることは考えられません。主役にはこだわらず、年齢相応の充実感がある仕事をしたいというのが彼女の希望ですから、エンターテイメント色の強い作品に積極的に出演することはなくなるでしょう。義理堅い彼女のことですから、今までお世話になったプロデューサーや演出家、脚本家のキャスティング以外はなかなか難しいでしょうね」(芸能プロダクション関係者)

【関連】新垣結衣&星野源、別居婚は真実なのか?広がる憶測にファンを安心させた“源さんの男気”とは

『コード・ブルー』や『逃げ恥』も大切にしたいけれど、年齢にあらがうのではなく、歳を重ねていく自分を楽しんでいきたい…そんな将来像を描いているようです。

一方で、“新垣は、深津絵里のようになるのでは…”という声も囁かれています。

50代で資産5億円、私のインフレ対策実践記。「食費と快適性はケチるな」節約・運用・収入アップの好循環を生むために今やっていること

このゴールデンウィークはのんびり羽を伸ばしつつ、少し長期の視点でお金のことを考えてみませんか?メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』の著者にして、お金のプロで資産5億円の午堂登紀雄氏に、値上げラッシュに負けない節約術などを赤裸々にお話いただきました。これからの日本で「悪いインフレ」でも生き残る方法とは?

※有料メルマガ『午堂登紀雄のフリー・キャピタリスト入門』好評配信中!興味を持たれた方は、ぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:午堂登紀雄(ごどう ときお) 米国公認会計士(CPA)。1971年生まれ、岡山県出身。中央大学経済学部 国際経済学科卒。株式会社エディビジョン代表取締役。一般社団法人 事業創造支援機構代表理事。

 

悪いインフレ=スタグフレーションに向かう日本

コロナによる物流の混乱、ロシアのウクライナ侵攻による資源高、金利差による急速な円安により、物価が急上昇しています。一方で給料など所得は上がっておらず、現状はスタグフレーションの様相を呈しています。

スタグフレーションは、「Stagnation(景気停滞)」と「Inflation(物価上昇)」を組み合わせた言葉。景気が停滞しているのにも関わらず、物価が上昇し続ける現象のことで、「悪いインフレ」とも呼ばれています。

なぜ悪いインフレと呼ばれるかというと、賃金が上がらないのに物価だけが上昇すれば、単純に人々の生活が苦しくなるからです。

コロナによる物流の混乱・資材や部品の不足などで、もともと資源高の傾向にありましたが、ロシアによるウクライナ侵攻を受けて小麦や原油、木材など資源はもちろん、食糧品までも全般的に値上がりしています。

さらに世界は利上げに舵を切っていますが、それとは真逆の低金利政策を維持する日本円はほぼ全ての通貨に対し売られまくっています。そのため急激に円安に振れており、輸入物価に跳ね返るのは時間の問題です。

原油価格が上がれば、電気代やガソリン代はもちろん、原油由来のプラスチックや樹脂製品などの値段も上がります。私が契約していた新電力小売企業のエルピオでんきは事業停止を発表し、電力会社の変更手続きを余儀なくされました。100円ショップやサイゼリヤはこの先も価格を維持できるでしょうか。

コメや野菜、鶏肉や豚肉などは国産もあるから大丈夫かと思いきや、肥料や農薬、飼料も輸入に頼っています。ハウス栽培では温度管理で重油や灯油を使いますし、漁業も漁船の燃料に重油を使います。北半球を回る貨物航空はロシア上空を飛べなくなり、ルート変更で運輸コストも上がっています。

ロシア産木材も経済制裁では入って来ず、その前から起きていたウッドショック(コロナにより住居ニーズが戸建てに移り木材不足)に拍車がかかり、戸建てはもちろんマンション価格も部材価格上昇により値上がりします。

日銀は大量に保有する国債の利払いが気になるのか、あるいは企業活動への影響を考慮してなのか、なかなか利上げには踏み切れないようですが、ローンの固定金利はすでに上昇を始めています。

現日銀総裁・黒田氏の任期は2023年春までで、次の総裁がどのような金融政策を取るかわかりませんが、このままインフレが続けば多少なりとも引き締めに走らざるを得ない気もします。すると住宅ローン金利も上がると予想され、変動金利型が住宅ローンの9割を占めると言われていますから、その影響は小さくないでしょう。

かように、今後数年かけて、家も車も家電製品も消耗品も外食も食品も、あらゆるモノの値段が上がっていくのでは?という懸念を持っています。

ロシアが勝っても負けても経済制裁は続くと思われますし、世界的なインフレでそれを抑えるために各国の中央銀行は利上げしますから、日本も影響を受けることになる。

一方、賃上げは一部の大手企業や好業績企業(グローバル企業や輸出型企業)に限定され、多くの企業は一般家庭と同様に資源高と円安の影響を受けており、業績に先行き不安があります。

つまり給料を増やすことができないから収入は増えない。なのに、私たち個人がこのまま無策でいれば、ただ生活が苦しくなるばかりなのは誰の目にも明らかでしょう。

そこでどんな対策を打つべきか?ということで、私が現在リアルタイムでやっていることを参考までにご紹介します。ただし、私は数年前から円安やインフレを見越して対応してきているので、読者が今からすべての対策を始めるべきかどうかの判断は難しいところ。それを念頭にご覧ください。

 

 

プーチンが死ぬまで続く。ロシアの核使用で始まる“戦争の時代”

第2次世界大戦終了後80年近くの長きにわたり平和を謳歌してきた我が国ですが、戦時の生活を覚悟しなければならない時に来ているようです。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、ロシアの核兵器使用による世界規模の戦争勃発が、もはや避けられない状況にあることを解説。さらにこの戦争における日本の役割を記すとともに、大戦後に訪れるであろう世界の姿についての考察も試みています。

 

世界戦争を覚悟する ウクライナ戦争の推移

ウクライナ戦争が、プーチンの覚悟で世界戦争になる方向である。ロシアの核攻撃になると世界戦争になる。その戦争と結果を検討する。

ウクライナ東部での戦争は、膠着状態である。徐々に重火器がウ軍に配備されて、ロシア軍は押されている。ロシア領内の石油貯蔵施設や鉄道、兵器庫へのドローン爆撃やミサイル攻撃は頻繁になっていた。

そして、いよいよウクライナ戦車隊が、ハルキウから追撃でクルスク方面のロシア本土へ攻撃を強化している。このことで、ロシア軍は防衛ラインを国内に構築する必要になってきた。反撃開始である。

当初ロシア領内攻撃の多くは、バイラクタルTB2ドローンでの攻撃であり、このため、3機がロシア領内で撃墜されている。ドローンとして自爆スイッチブレードやフェニックス・ゴーストなどがウ軍には供与されるので、ウクライナ領内のロシア軍攻撃はそちらに任せて、TB2は足が長く、レーダー捕捉されにくいので、ロシア領内の攻撃に使うようである。

前回英情報筋は、ウクライナ側の弱点を「大型兵器の不足」と指摘したが、米国の榴弾砲の半分が実戦配備されたようである。重火器も徐々にウ軍に供給されてきた。

このため、ロシア軍の被害が増えているようである。ロシア軍としては、西側諸国からの重火器援助を止める必要になっている。このため、モルドバ国内のロシア人の多いトランスニストリア地域からウクライナ西部に入り、ウクライナ東部への支援物資輸送を止めたいようである。

このためには、その地域にロシア軍が行く必要があり、ドニエストル川を上流に上るルートを侵略する必要があり、オデッサを迂回する可能性がある。またはルーマニアのブルト川河口付近での上陸作戦になるが、ルーマニアはNATO加盟国であり、これをすると、NATO軍との激突になる。

このため、ドニエストル川河口はウ軍の弱い地域でもあるので、上陸作戦も可能と見ている可能性もある。そして、モルドバ国内のトランスニストル共和国では、兵役年齢のすべての男性が同国領を離れることを禁止した。ということは本気だ。

それに対して、ゼレンスキー大統領は、「私たちは向こうの能力を理解しているし、ウクライナ軍はこれへの準備ができており、恐れていない」と述べた。上陸作戦に対応する準備があるということだ。もしかすると、準備できていないルーマニアでの上陸作戦もありえる。

そして、モルドバは、欧州で一番貧しい国であり、今までは対ロシア制裁にも加わらないで、ロシアを刺激しないようにしていたが、ロシアのモルドバ侵攻計画が出て、ウクライナへの軍事支援やロシア制裁に舵を切った。ロシアは、また1つ敵を増やしたようである。

もう1つが、プーチンは核戦争リスクに言及して、NATO諸国の援助をけん制している。しかし、NATO諸国は支援を止めるはずもなく、ロシアは、本気で核ミサイルを打つ可能性が出てきている。弾薬が少なくなり、稼働する戦闘機の枯渇もあり、このままでは、戦争に負ける可能性が出てきたことが大きい。

ロシア軍は5月9日の対独戦勝記念日に向けて猛烈な攻撃したが、ウ軍の重火器による反撃で、進めない状況である。目標としたドンバス地域の支配地拡大は、全然できないでいる。南部ヘルソンとマリウポリの制圧しかできていない。

 

だから維新は嫌われる。足りぬ政治学の基本、勉強し直して国民政党に脱皮せよ

参議院選挙の一部選挙区での選挙協力を進めていた日本維新の会と国民民主党が2日、合意を白紙に戻すことがわかりました。28日には「破棄なら破棄でいいですから。そういう政党だということです、国民民主党は」と声を荒げていた松井一郎代表。参院選でさらなる飛躍を目指していた維新の会には大きな痛手となるかもしれません。そんな維新の会に対し、「大阪という地方政党から、国民政党に脱皮することが必要」と説くのは、立命館大学政策科学部教授で政治学者の上久保誠人さん。上久保さんは今回、維新の会が新たな政策を始めていることは評価すべきとしつつ、国民政党へと変化するために必要なことを提示しています。

プロフィール:上久保誠人(かみくぼ・まさと)
立命館大学政策科学部教授。1968年愛媛県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、伊藤忠商事勤務を経て、英国ウォーリック大学大学院政治・国際学研究科博士課程修了。Ph.D(政治学・国際学、ウォーリック大学)。主な業績は、『逆説の地政学』(晃洋書房)。

維新の会は大阪という地方政党から国民政党に脱皮せよ

参院石川選挙区補欠選挙が4月24日に投開票されて、比例から転じた自民党の宮本周司氏(公明党推薦)が当選した。この補選は、岸田文雄首相や泉健太立憲民主党代表など、与野党の幹部が次々と応援に入り、今夏の参院選の前哨戦と位置づけられていた。

選挙戦では、宮本氏が安定した戦いを展開した一方で、野党側は候補者を一本化せず、各政党がそれぞれ公認候補を擁立したが、存在感を示せなかった。補選の結果は、野党が選挙の候補者を一本化する「野党共闘」の崩壊をあらためて示した。

野党共闘は、これまでもほとんど期待された結果を出すことができなかった。16年、19年の参院選で、野党共闘はそれぞれ11、10の選挙区で勝利した。しかし、「野党が候補者を一本化できれば自民党に勝てる」と期待されたほどの成果ではなかった。

昨年10月の衆議院議員総選挙では、野党共闘は改選前より議席を減らしてしまい、自公連立政権の継続を許してしまった。選挙前、新型コロナウイルス感染症への対応や、東京五輪・パラリンピック開催に批判が高まり、自公連立政権の支持率が落ちていた。野党共闘は、政権交代の「千載一遇」のチャンスだと言われていた。それでも勝てなかったのだ。

野党共闘に対して、国民の根強い不信感があることが本質的な問題だ。かつて、民主党政権時に、政策をめぐって内部分裂し、混乱の果てに崩壊したことを、国民がしっかり覚えていることだ。

「寄り合い所帯」では政権担当はできないという、国民の不信感が払拭されない以上、野党共闘が政権交代を実現する勢いを得ることはないということだ。

それにもかかわらず、衆院選の前、立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組の野党4党は、数合わせの「共闘」に総選挙ギリギリまで必死だった。そのため、政党として最も大事なことである「政策」の立案を「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(以下、市民連合)なる外部の組織に丸投げしてしまったのだ。国民は、それをしっかりとみていた。だから、野党は信用されなかったのだ。

野党4党は、市民連合と「野党共通政策」を合意した。その骨子は(1)憲法に基づく政治の回復、(2)科学的知見に基づく新型コロナウイルス対策の強化、(3)格差と貧困を是正する、(4)地球環境を守るエネルギー転換と地域分散型経済システムへの移行、(5)ジェンダー視点に基づいた自由で公平な社会の実現、(6)権力の私物化を許さず、公平で透明な行政を実現する、の6つであった。

内容をみれば、(1)は意味不明だ。安倍晋三・菅義偉政権で完成した英国流「交代可能な独裁」の導入というべき首相の指導力強化の改革は、現在の野党側の政治家が民主党時代に主導して実現したものだ。それを「立憲主義」に反するというのは無理がある。実際、どこが憲法違反なのか、具体的によくわからない。

(6)の「権力の私物化」も、具体的には何を指すのだろうか。例えば「森友学園問題」では、財務省が安倍元首相夫妻に「忖度」したのは明らかだろうが、元首相夫妻が権力を私物化したという証拠は出てこない。

そして、より深刻な問題は、(2)から(5)について、自民党も問題はあるが、似たような主張をしていて、違いがよくわからなかったことだ。

自民党の公約には、岸田首相の主張の中心である「分配政策で分厚い中間層を再構築」に加えて、地方創生分野で、デジタル化で都市と地方の距離を縮めて地方活性化を図る「デジタル田園都市国家構想」、そして、野田聖子少子化相が訴える「子どもを真ん中に据えた『こどもまんなか』社会」も含まれていた。

さらに重要なのは、自民党が成長と分配の両立を図る「新しい資本主義」を打ち出すことで、政策の幅を「保守から中道左派」まで大きく広げ始めたことだ。その狙いは、野党との差別化ではない。むしろ、野党との違いを曖昧にして、自民党こそ、実行力があると訴える。いわば、野党の存在を「消す」ことだったのだ。

自民党は、安全保障政策を除けば、政策的に左旋回している。特に、コロナ禍で一律10万円の特別給付金を出して以降、財政規律のタガが完全に外れてしまっている。そして、参院選を前に「予備費」の支出を連発し、さらに左に寄っている。

岸田首相は、持ち前の「聞く力」を発揮し、野党の予算要求があれば、さからうことなくあっさりと受け入れる。「野党さんもそうおっしゃっているので」といって、どんどんバラマキを行う。野党は、左傾化していく自民党の「補完勢力」となってしまっている。存在意義自体がなくなっているのだ。

あえていえば、これからは立憲民主党、共産党、社民党、れいわ新選組という自民党の左側に位置する野党は不要だ。むしろ、自民党の右側に位置する野党が必要ではないかと主張したい。

自民党は、「包括政党」(キャッチ・オール・パーティ)だ。それは、「カップラーメンから人工衛星まで扱う」といわれる「総合商社」のような存在だ。社会に存在する政策課題については、安全保障から、社会民主主義的なものまで、ほとんどすべて網羅している。その政策の幅広さは、岸田政権になってより顕著になっているのだ。

つまり、自民党政治の問題は、個別の政策の「有無」ではない。ほとんどすべての政策に取り組んでいるのだ。ただ、問題はそれが「Too Little(少なすぎる)」「Too Late(遅すぎる)」そして「 Too Old(古すぎる)」ことである。

一線を越えてしまった日本。露からの「ミサイル飛来」の覚悟が必要なワケ

泥沼化の様相を呈しているウクライナ情勢。すべてをプーチンのせいにして戦争を長引かせたい勢力があると語り、ロシアが窮地に陥ったケースでの最悪の幕引きシナリオに関する重大な警鐘を鳴らすのは、心理学者の富田隆さんです。今回のメルマガ『富田隆のお気楽心理学』では、日本が支援物資輸送に「空中給油機」を使用したことでロシアを本気で怒らせてしまったと指摘。与野党すべての政治家に対し、日本がスケープゴートとして利用される材料を与えた自覚があるのかを問います。そして、富田さん自身は、ミサイルの飛来を覚悟しながら生活を始めたと伝えています。

 

クマ踏んじゃった:ウクライナ紛争はまだまだ続く

ロシアは当初からリストアップしていた攻撃目標(キーウなどの占領は最初から計画外でした)をほぼ全て攻略し、大方の勝敗はついているのに、英米や日本のメディアでは、まだウクライナの側に勝機があるかのような報道をしています。

要するに、まだまだ戦争が続いて欲しいのです。このように、外野の応援団が鉦や太鼓で気勢を上げ、ゼレンスキーが「徹底抗戦」を叫び続けている間にも、ウクライナの国民は毎日命を落としています。

しかし、米国のバイデン「大統領」にしてみれば、秋まで戦争状態が続いてくれないと11月の選挙は絶望的です(なぜか、米国では戦争が起こると大統領の支持率は高くなります)。それに、ウクライナをめぐる息子ハンター・バイデン絡みの汚職問題を米国内の主要メディアも報道し始めました。FBIも重い腰を上げたようです。これの証拠や証人を葬り去るためにも、もっと時間が欲しいところです。

さらに、米国内のインフレは収まらず、先週に続き今週も株価は大暴落、こうした経済上の失政をすべてプーチンに擦り付け続けるためにも、戦争を続ける必要があります。

しかも最悪なことに、これまで米国防省やクリントン財団などが係わって来たウクライナ国内の「生物兵器研究所」などは、すべてロシア軍に制圧されてしまいました。戦争が終われば、バイデンやネオコンにとって都合の悪い「証拠」をロシア側が全て暴露するでしょう。

さらに、逮捕されたアゾフ連隊の要人や外国人傭兵なども、ロシア系住民への虐殺行為やロシア兵への拷問などを証言するでしょう。ついでに、彼らのスポンサーの名前も出て来るかもしれません。これだけは避けたい。何とかもみ消すための時間が欲しい。

そんなわけですから、バイデンやネオコン、英米の国際金融資本や産軍複合体は、ウクライナで何年も戦争が続き、泥沼化するように動いています。そして、できるだけ多くの関係国をこの泥沼に引きずり込みたいのです。

ドイツのショルツ首相が言うように、このままロシアとの関係が悪化して石油や天然ガスが止まるようなことになれば(今はロシアからの供給が続いています)、ヨーロッパの経済は破綻してしまいますが、ネオコンや一部の国際金融資本にとって、そんなことは気になりません、と言うより、それこそが「グレート・リセット」であり、狙い通りなのです。

彼らは、ヨーロッパもロシアも滅茶滅茶になって構わないのです。もちろん、ウクライナの国民が戦争で死ぬのも織り込み済みです。彼らは「尊い犠牲」であり、みんな「プーチンが悪い」で片付けることができるのです。