漁港近くの「いけすがある繁盛食堂」が朝4時からお客さんの笑顔であふれるワケ

漁港近くの、朝4時から開店する大衆食堂。そのメニュー数はなんと約80種類だといいます。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、このお店の人気の秘密について語ります。

生け簀のある大衆食堂。朝4時から、笑顔で満席!

大阪府泉佐野市。漁港近くのとある場所に、朝4時から開店する大衆食堂があります。

まだ明けぬ暗がりの中に、煌々と眩しい光を放っています。

扉を開けると、誰もが「おぉーっ!」という感嘆の声を上げてしまいそうな光景がそこに広がっています。

カウンターやショーケースには、約80種類のおかずがずらりと並んでいるからです。

これほどの数のおかずが揃っている食堂はなかなかありません。

お客さまの驚きは当然のことです。

そこに並ぶのは、一般的な大衆食堂にあるような、「トンカツ」や「エビフライ」、「鶏の唐揚げ」、「コロッケ」「切り干し大根」「ひじき」などはもちろん、漁港近くであることから、新鮮な魚料理が名物となっており、それを目当てにやって来る人がたくさんいます。

まぐろ、金目鯛、真鯛、ブリ、サワラ、カンパチ、丸かわはぎ、かつおなどの造り。

「はまちの唐揚げ」「フグの天ぷら」「赤魚西京焼き」「アカシタビラメの煮付け」「鱧の子」「穴子の天ぷら」「あんこう唐揚げ」「トラギスの天ぷら」「ガシラの煮付け」など、あまり出逢うことのない魚料理が並んでいます。

お客さまにとって、これほど嬉しく、楽しいことはありません。

珍しい魚の珍しい料理が、しかも安く食べられるのです。

さらに、種類が多いので、迷う楽しさもあります。

現役小学校教師が問う。何でも全部やってあげることは本当に親切か、不親切か

発売から2年を経過してもいまだ売れ続けている書籍『不親切教師のススメ』。その著者で現役小学校教師の松尾英明さんは、自身のメルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』のなかで、このタイトルをつけた本当の意味と、“親切”とは何かについて語っています。

親切がいいに決まってる

不親切教師のススメ』が発売2年を過ぎても未だにしっかり売れ続けている。

教育の在り方が混迷している今、改めて問いたい。

結論から言って、親切とは最高の美徳であり、親切がいいに決まっている。

ではなぜ『不親切教師のススメ』という書名をつけたのか、という真意を述べる。

それは、教育の現場で往々にして見かける「親切」が真の親切ではないからである。「親切」の在り方を問い直したい訳である。

この本では、親切ごかしの方を批判している。親切ごかしとは、自分の利益を考えて行う、親切に見える行為である。親切ごかしは、本物の、真の親切とは真逆である。その「親切」は、悪徳とすらいえる。

稲盛和夫氏の著作『京セラフィロソフィー』で有名になった、仏教の言葉といわれる「小善は大悪に似たり。大善は非情に似たり」と基本的に同じ考え方である。

目先の利益を決して優先しない。代わりに、長い目で子どもの将来を考えるのが、教育における真の親切である。

これは、親の子を思う気持ちそのものである。真っ当なる教育観をもった親は、子どもをしっかり甘えさせる一方で、不要に甘やかさない。

子どもが抱っこして欲しい、お話を聞いてという時には、徹底的に付き合って甘えさせてあげる。一方で、周囲に迷惑を及ぼす行為に対しては、毅然とした否定的態度をとり、甘やかさない。できることをやろうとしない怠惰な場合にも、一切手を出さない。

つまり、『不親切教師のススメ』の提案する教育内容とは、真っ当な親の態度そのものでもある。子どもを真に信頼し、真剣に将来を考えているので、そこへの遠慮はしない。子育て・家庭教育の参考書としても読んでいただきたい趣旨の本である。

なぜ、販売のプロはセール時期に「値札をあえて見せろ」と勧めるのか?

セールの時期がやってきました。販売員としては、お客様の増える時期です。無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、客として店に行ったときに感じる“値札”の問題があるといいます。その問題とは?

見えない値札

考え方がいろいろある話なので「こうすべき」とは思いませんが、僕が客として店へ行ったときによく感じることがあります。

特にセールの時期になると余計に感じることが増えるのですが、値札を見るのが少し嫌なのです。

たとえばアパレルショップへ行って畳んで積まれている洋服がありますよね。

ちゃんとした店ほどきちんと洋服がたたまれていて、値札(タグ)も綺麗に服の中にしまい込んであります。

だからその商品が気になったときに、「これいくらかな?」とか、「これもセール品なのかな?」と値札を見ることになる際、洋服に手を伸ばして取り出してから見る必要があります。

これがすごく苦痛なんですね。

人目を気にする性格のせいでしょうが、なんだか値段を気にしている感が強く出る気がして見づらい。

セール品を探しているわけではなくても、なんだかセール品を探しているように見えてしまうんじゃないだろうかとか、余計なことを考えてしまいます。

自分でも陰キャ丸出しだなと思いますが、わかってくれる人いますか?

(いやもうこれを書いていること自体がまぁまぁ恥ずかしいんですけどね)

セール期でなくても僕は割と値札を見るのが億劫ではあります。

でもそれは商品を綺麗に見せるためには仕方のないことだと理解はしています。

ですが、セール期になった時には一番上に積まれている商品の値札はあえて見せておいてもいいのではないかと勝手に思ってもいるわけです。

もちろん店の質という点で、「値札はしまい込んでおく」という決め事はあるでしょう。

それが正解だと思うこともあるので、一概に言えることではありません。

ただお客様を観察していて、値札を見づらそうにしているなーとか、ちょっと周りの目を気にしていそうかなといった様子があったとしたら、多少の工夫は必要かもしれません。

WEBサイトでは、ワンクリック増えるとそれだけで成約率が大きく下がると言われています。

店頭で値札が見えないのって、これにすごく近いことなのではないかと。

値段がわかればいいという安易な話ではありませんが、自店や自ブランドと照らし合わせてみて、こうした部分にも目を向けてみてみてはいかがでしょうか。

今日の質問&トレーニングです。

1)お客様に値札が見えていることと見えていないことで、それぞれどんなメリットやデメリットがありますか?

2)自店の今の状況を考えたときに値札の見せ方を工夫するとしたら、どのような工夫ができそうですか?

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武田邦彦氏が解説。政治家・小池百合子を信用できないと感じるワケ

7月7日に投開票となる都知事選には、過去最多56名もの候補者が名を連ね、17日間の選挙戦が繰り広げられています。候補者たちの顔ぶれを残念な思いで眺めるのは、中部大学元教授の武田邦彦さん。今回のメルマガ『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』では、「都知事選挙はもはや『就職活動』」と題し立候補者のレベル低下を嘆いています。ここでは、現職の小池百合子候補のことを政治家として信用できないと主張する部分を抜粋。武田さんは、今だ学歴詐称の疑いがくすぶり続けることや、二期終えての公約達成度を厳しく批判しています。

都知事選挙はもはや「就職活動」。立候補者のレベルが下がってしまった訳

現在、7月初旬の東京都知事選に向けて、選挙活動が行われています。候補者はこれまでの最大の56人が名乗りを上げ、多くの候補者がしのぎを削っていますが、実は中身を見るとそれほど褒めたものではありません。

これまで二期にわたって都知事を担当してきた小池氏は、その都政の評価はともかくとして、長く「カイロ大学を卒業したかどうか」という疑惑を解消できないでいます。

形式的には、すでにカイロ大学の所在地であるエジプト政府から小池氏がカイロ大学を出たという証明書が出ていますが、大学からの証明ではなく政府からの証明というのはいかにも不自然です。それに加えて大学時代の友人がいないこと、カイロ大学で講義を受けるにはアラビア語が必要ですがアラビア語が話せないこと、などが噂されています。

形式的には確かに政府のものであれ、大学のものであれ、卒業を証明する公的書類があれば良いのですし、もともと都知事が大学を出ていなければならないということはありません。

この問題はむしろ都知事になった人が、大学を卒業したかどうかが明確ではないということ、虚偽の卒業を言ってるのではないかという疑いがあり、それを少なくとも正々堂々と、誰にでもわかるように明確に否定できないということにあります。

当然ではありますが、政治家はその政治家の発言を信用することによって成り立つ仕事であり、それと政治的実績が期待に沿ったものであることを持って民主主義は成立するからです。また小池氏の業績においては第二期に掲げた8つの公約のうち、「待機児童のゼロ」以外には公約を達成していないという問題があります。

また対立候補として有力視されている蓮舫氏は──(『武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』』2024年6月26日号より一部抜粋)

この記事の著者・武田邦彦さんのメルマガ

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有吉弘行が怒った芸能人家族“盗撮”で売上が1割上がる週刊誌の現実…現場の記者たちは何を考えながら取材しているか?

お笑いタレントの有吉弘行さん(50)が、妻で元フリーアナウンサーの夏目三久さんや子どもとのファミリーショットを週刊誌に“盗撮”されたとXで抗議。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんによると、今回の異議申し立ては芸能マスコミにかなり“効いている”ようです。どういうことなのでしょうか?

有名税に物申す。有吉弘行が週刊誌の“盗撮”に苦言

有吉弘行が、『FRIDAY』が掲載した麻布台ヒルズをショッピング中のファミリーショットに怒り心頭の様子です。

盗撮をして。
一般人の写真を載せたり
生後数ヶ月の子供の写真に
未成年の犯罪者みたいにモザイクかけてまで
掲載。まあイヤでしょ。
週刊誌の人って家族いないんですね。スゴっ
これ訴えると倍返しなんですよね。怖っ!

と『X』に投稿しました。さらにーー

土下座しますし
芸能人の情報タレコミますし
お金もある程度払います
命令、要求なんでも従いますので
どうか家族の盗撮やめてください。

とも。これにSNSでは、

「プライベートはそっとしておいてあげてほしい」
「有吉さんがここまで言うなんて…」

と同情しきりです。

記者やカメラマンにも家族はいるが、写真を撮れねばクビになる…

30年以上も週刊誌の現場にいた私から言わせてもらえば、これは「雑誌が売れるから載せる」という、単純明快な理由からです。

芸能ファンの中にはこういう“家族ネタ”に敏感な方たちが間違いなくいて、通常の売上の1割近く数字が伸びるのです。

待ってました!と手を伸ばす読者の方や、中にはこんな時代ですから、有名芸能人ファミリーが出没したと、ショッピング・スポットやレストランの情報を、画像や動画付きでタレ込んでくる輩もいます。

私たち記者やカメラマンも人間ですから、父親であり母親であり、夫であり妻です。“クソ”呼ばわりや“人でなし”と言われ、心が痛まないわけではありません。一方、指示を出す側に従わなければ“替わりはいくらでもいる”存在なわけなのです…。

週刊誌側の細かい“自主規制”とは?見た目が怖かった私の場合…

私には記者時代、有名芸能人の子供に関しての取材は、編集部から一定の“縛り”がありました。

それは変えようのない、私の外見…見た目が相手に威圧感を与えすぎるからという理由でした。

例えば、私が誰かの子供の登下校に密着したとしましょう。それが第三者から見れば取材には見えず、誘拐の疑いをかけられてしまう可能性があるから…という編集長の判断からです

保護者や学校関係者、通行人から通報でもされようものなら、編集部は大ダメージだからでしょう。

ですからよくある、学校の運動会や入学&卒業式といったイベントでの取材は、私には御法度だったのです。

トランプ・バイデンどちらが勝っても米国終了。ヨボヨボになった“元覇権国”と心中する気マンマンの情けない日本

11月の大統領選に向け、6月27日に行われたバイデン大統領とトランプ前大統領のテレビ討論会。結果はバイデン氏の「惨敗」と報じられていますが、そもそもこの討論会では米国にとって「一番大事な問題」が語られていないとジャーナリストの高野孟さんは指摘します。その問題とは一体何を指すのでしょうか。高野さんが自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で詳しく解説しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:バイデン・トランプ討論で語られることがない一番大事な問題/米国主導の世界秩序の終焉後に米国はどう生きるのか?

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

終焉迎えたアメリカ主導の世界秩序。7年を無駄にした米国に残された唯一の“軟着陸”の手段

バイデン・トランプ討論で語られることがない一番大事な問題/米国主導の世界秩序の終焉後に米国はどう生きるのか?

アミタフ・アチャリアはインド出身の国際政治学者で、現在は米アメリカン大学教授。権威ある世界国際関係学会の会長に非西洋人として初めて選出されたことで10年ほど前に話題になったこともある。その彼が書いたのが『アメリカ世界秩序の終焉/マルチプレックス社会のはじまり』(ミネルヴァ書房、2022年刊)で、この主題を扱った本の中で(もちろん私の目の届いた範囲内ではあるが)最も論理的に整理されていて分かり易い上、導かれる結論も無理なく受け入れることのできる優れ物である。

本書の主張は、訳者あとがきの要約によれば、次の2点である。

  1. 第2次世界大戦後に構築された米国主導のリベラル国際秩序(アメリカ世界秩序)は、既にその終焉を迎えている。
  2. この大きな転換期を経て形成されつつある世界とは、新冷戦でも多極構造でもなく、人類がこれまで経験したことのない世界――「マルチプレックス(複合型)世界」である。

ここでいう「リベラル」とは、自由な選挙制度をはじめとした政治的民主主義、国家が個人の自由を妨げないどころかそれを積極的に配慮する人権尊重、自由貿易・自由市場経済など、いかにも米国人好みの価値観をひとまとめにして言う表現である〔日本の政治用語で「保守vsリベラル」などという場合と全然違うので注意〕。しかしそれは米国人が思ってきたほど普遍的で、世界中の人々から受け入れられてきたものだったのかどうかというのが、本書の問いかけの1つである。

「マルチプレックス」とは聞き慣れない言葉だが、日本では「シネマコンプレックス」と呼ばれる、大型ビルの中に10や20もの大中小の映写室があって別々の映画を同時多発的に上映している施設は、本家の米国では「シネプレックス」とか「マルチプレックス」と呼ばれている。そのイメージを借りて本書の著者が創り出したポスト覇権時代の世界を表す概念がこれで、米ソニ極の後の米国一極でも多極化でもなく、また新たな米中二極でもない、「中心軸になるものが存在せず、様々な部分が互いに複雑に依存しあう、全く新しい形の世界秩序」を意味する。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

中国とイーロン・マスクの“近すぎる距離”。ウ国を救った「スターリンク導入」に台湾が消極的な理由

誰しもが侵攻数日でのロシア圧勝を覚悟したものの、予想を覆す戦いぶりを見せたウクライナ。その裏にはイーロン・マスク氏の「協力」があったことも広く知られている事実です。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、マスク氏がウクライナ戦争で果たした大きな役割りを改めて紹介。その上で、彼が抱えているとされる問題点を指摘・解説しています。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:イーロン・マスクの【 超軍事革命 】

ウクライナ戦争でイーロン・マスクが起こした「超軍事革命」

結末がどうなるかはともかく、ウクライナ軍がこの戦争で【 軍事革命 】を起こしたことは事実です。なんでしょうか?真っ先に思い浮かぶのは、キーウに進軍してきたロシアの戦車部隊を、歩兵携行式ミサイル・ジャベリンやドローンによって撃退したことでしょう。

しかし、はじめてドローンを戦闘に使い、【 軍事革命 】を起こしたのは、ウクライナではなくアゼルバイジャンでした。2020年のナゴルノカラバフ紛争で、アゼルバイジャンはドローンをフル活用し、アルメニア軍に圧勝したのです。「読売新聞オンライン」2020年12月21日付。

アゼルバイジャン領ナゴルノ・カラバフ自治州を巡る大規模戦闘で、アルメニア軍に圧勝したアゼルバイジャン軍の戦術が、軍用無人機(ドローン)を駆使した運用事例として注目を集めた。ロシアが輸出を推進する防空ミサイル網も突破され、露軍は衝撃を受けている。

アゼルバイジャンとアルメニアのナゴルノカラバフをめぐる争いは、近年では2020年、2022年、2023年に起こりました。トルコの支援を受けたアゼルバイジャンは、アルメニアに圧勝。長年にわたる「ナゴルノカラバフ問題」は、アゼルバイジャンの勝利で終結しました。

では、ウクライナが起こした【 軍事革命 】はなんでしょうか?

一つは、【 水上ドローン 】です。モスクワ駐在経験もある元海将補・佐々木孝博先生は、最新刊『軍艦進化論 ペリー黒船艦隊からウクライナ戦争無人艦隊まで』の中で、ウクライナ軍が起こした【 軍事革命 】について詳述されています。一部引用させていただきます。

ウクライナが世界に先駆けて、最新のゲームチェンジャーたる軍事技術を活用し、海洋における戦いにおいて、革新的な戦い方を行っている状況を見ていきたい。

2022年10月29日、ウクライナ軍はロシア海軍黒海艦隊に対し、海戦史上、軍事革命ともいうべき、画期的な攻撃を行った。

ロシア国防省の発表によれば、ウクライナの8機の無人航空機(UAV)と7隻の自爆型無人水上ビーグル(USV)がセヴァストーポリ港停泊中の黒海艦隊艦艇に対して、空と海から同時攻撃を行ったとのことである。
(p202)

この攻撃でウクライナ軍が破壊したロシア艦艇は、セヴァストーポリ停泊中の黒海艦隊の新旗艦「アドミラル・マカロフ」および掃海艇「イヴァン・ゴルベッツ」を含む3隻であることが両軍の発表から明らかになっている。
(p214)

この攻撃は2022年10月29日に行われたものですが、ウクライナ軍はドローン、水上ドローン攻撃により、ロシア黒海艦隊に甚大な被害をもたらしています。

そして、ロシア黒海艦隊は、クリミア半島のセヴァストーポリから撤退したとの情報も出ています。「乗りものニュース」2024年4月26日付。

イギリス国防省は2024年4月18日、ロシア黒海艦隊がクリミア半島のセヴァストポリからさらに東のノヴォロシースクまで艦隊を撤退させ、同地で防衛強化を図っていると発表しました。

同省は、ノヴォロシースク港の衛星写真を公開し、黒海艦隊が「船舶と潜水艦の大部分をセヴァストポリからさらに東のノヴォロシースクまで撤退させた」と指摘しています。

安価で小さな水上ドローンが、巨大な戦艦を沈める。まさに【 軍事革命 】と呼べるでしょう。

闇の厚労省vs光の小林製薬!? 死亡疑い76件隠蔽でも「小林製薬頑張れ」の陰謀論が跋扈するワケ…発信源はどこなのか

紅麹サプリによる76件の“死亡疑い”を厚労省に報告していなかった小林製薬。テレビでお詫びCMを放映しながらの隠蔽に批判が殺到している。だがSNSでは頑なに「小林製薬頑張れ!」を叫ぶ人々も。同社を擁護する人々の驚きの主張とは?

紅麹製品で新たに76件の死亡疑い。小林製薬の隠蔽体質に批判殺到

小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」成分を含むサプリメントによる健康被害の問題で、サプリ摂取後に死亡したとの相談が新たに76件寄せられていたことが明らかになり、同社の隠蔽体質に対する批判が高まっている。

同社がサプリによる健康被害や5人の死亡例を公表したのは今年3月下旬のこと。ただ、実際には「紅麹コレステヘルプ」など該当製品の自主回収をはじめる2ヶ月前には腎疾患などの健康被害を把握していたことから、後手後手の対応に非難が集まったのは記憶に新しい。

にもかかわらず、新たな死亡事例を2ヶ月以上にわたって厚労省に報告していなかった小林製薬。サプリとの因果関係は調査中というが、ネットでは同社の姿勢に失望の声が相次いでいる。

「小林製薬は健康被害を公表後、テレビで“お詫びと謝罪”のコマーシャルを放送してきました。『小林製薬よりお詫びとお願いです。この度は弊社、紅麹製品にてご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます』という例のCMです。製品回収への協力を呼びかけるとともに、健康被害の相談窓口を案内する内容で、同社の“反省”や“真摯な姿勢”を好意的にみる視聴者も少なくありませんでした。ところが同社は、そんなCMを流している最中もリアルタイムで消費者にウソをついていた。『小林製薬は完全に終わった』『もうこの会社は絶対に信用できない』など、SNSは非難囂々の状態です」(ネットメディア編集デスク)

それでも小林製薬を擁護する人々の言い分とは?

小林製薬の謝罪CMは、ゴールデンタイムのバラエティ番組でも盛んに放送された。今回、明らかになった同社の「ウソ」は、お茶の間に対する“裏切り”とも言え、ネットの反応は批判の声が圧倒的に多くなっている。

ただ、そんな中でも、小林製薬を擁護する声は少なからず存在する。彼らは、一般には理解しがたい奇妙なロジックで「小林製薬頑張れ!」を叫んでいるという。先の編集デスクが説明する。

「今の状況で小林製薬を擁護するのは完全に無理筋ですが、にもかかわらずSNSでは『小林製薬頑張れ!』といった投稿がかなり拡散されている。何だろうこれはと疑問に思い、詳しく調べてみたところ、どうやら陰謀論界隈の一部で、一連の紅麹サプリ騒動が『闇の厚労省vs.光の小林製薬』という構図で解釈されていることがわかりました。彼らは、国や厚労省が新型コロナワクチンの薬害を隠蔽しようとして、小林製薬に健康被害の責任を押しつけていると考えているんです」(同)

3月末に公表された5人の死亡者や、今回新たに相談が寄せられた76件の死亡疑い。これらの原因は小林製薬の紅麹サプリではなくコロナワクチンである、と主張する根拠は何なのか?

「確たる根拠は不明です。ただ、小林製薬にはサプリと死亡の因果関係を調査中の76件の相談とは別に、“製品を未摂取”や“因果関係なし”と判断された94件の相談もあったと報道されています。そのため『小林製薬のサプリと関係なく94人が亡くなっている!』⇒『ならば76件も紅麹サプリとは無関係に違いない!』⇒『今回の騒動はワクチン薬害を隠したい厚労省による情報操作だ!』という主張をしばしば見かけます」(同)

その他のバリエーションとして、厚労省ではなく“DS(ディープ・ステート)の連中”による“小林製薬潰し”“日本潰し”との説も積極的に拡散されているという。彼らは、筆頭株主が外資系金融ではなく小林章浩社長であることに着目し、小林製薬は海外ワクチン企業やその“黒幕”に狙われているのだと主張している。

「知識や経験が豊富な70歳」より「どちらも足りない30歳」が経営者に向いている。理由を企業再生コンサルタントが解説

2023年には65歳以上人口が3,623万人に達し、高齢化率も29.1%と過去最高を更新した我が国。その影響はさまざまな場所に現れています。今回のメルマガ『『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』では、著者で事業再生コンサルタント、作家、CTP認定事業再生士の顔を持つ吉田猫次郎さんが、調査会社が発表した2023年の「社長の平均年齢」のデータを紹介。60歳以上の経営者が半数以上を占める現状に対して、「極論」と断りつつ自身の率直な考えを綴っています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:経営者の高齢化に思う

経営者の高齢化に思う

帝国データバンクの調査によると、2023年時点での「社長の平均年齢」は60.5歳だそうです。1990年の調査では54.0歳だったそうですので、経営者の高齢化が著しいのは明らかですね。

また、同調査には「社長の年齢構成比」についての説明もあり、これによると、80代以上が5.3%、70代が19.9%、60代が26.6%となっていました。60歳以上の経営者が、全体の51.8%を占めるのですね。

ちなみに50代が29.2%で、40代以下は18.8%です。全体として平均年齢が上がっており、若い経営者が本当に少なくなっているのですね。

● 引用元:全国「社長年齢」分析調査(2023年)

私の場合、サラリーマンを辞めて家業を継いで経営者の仲間入りをしたのが29歳でした。その後倒産回避を経て、事業再生コンサルタントNEKO-KENを創業したのが33歳のときでした。当時は自分が若いという自覚はなく、他にも30代前半で起業する人は沢山いたような記憶があります(ホリエモンも西村ひろゆきも20代でした)。

また、私が事業再生コンサルタント駆け出しの30代の頃、うちに相談に来られる方の年齢層も、現在よりはだいぶ若かったものです。最も多かったのは40代で、30代の社長さんも少なくなく、逆に70代以上の社長さんはあまりいませんでした。

あれから20余年。現在の相談者の年齢は、平均すると60歳前後です。70-80代の社長さんも随分増えました。逆に30-40代がめっきり減った感があります。

私の年齢と共に、相談者の平均年齢もスライドして高齢化しているような感じです。

複雑な気持ちです。

私の持論では、経営者は若いほうがいいと思います。失敗を恐れず前進できるマインドがあり、気力体力もみなぎっているからです。知識不足や経験不足は否めませんが、そんなものはがむしゃらに継続していれば
身についてくるものです。

極論すれば、知識と経験が豊富な70歳よりも、知識も経験もない30歳のほうが、経営者に向いているのではないかとさえ思います。

再生の現場を見て、よけいにそう感じます。

(メルマガ『『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田次郎』2024年6月30日号より一部抜粋。続きは初月無料のお試し購読をご登録の上、6月分のバックナンバーをお求め下さい)

この記事の著者・吉田猫次郎さんのメルマガ

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「この老人が核のボタンを持っている」米大統領選テレビ討論会でアメリカ国民がバイデンに感じた恐怖

6月27日(現地時間)、大統領選に向け行われたテレビ討論会で共和党のトランプ前大統領と対峙した民主党のバイデン大統領。しかしそこでアメリカ国民が目にしたのは、現職大統領の健康状態を疑われるレベルの姿でした。今回のメルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、民主党支持者の中から「大統領候補差し替え」の声が上がっている事実を紹介。さらに持論を交えつつ、その方法について考察しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:バイデンを大統領候補から変えられるか?米国大統領選討論会、巨大な余波

バイデンを大統領候補から変えられるか?米国大統領選討論会、巨大な余波

バイデンとトランプの討論会が終わりました。

ご存じのとおりトランプの圧勝でした。

CNNの「どちらの候補が勝ったと思うか」という調査に対して、トランプ67%、バイデン33%でした。

討論会全体を見て、バイデンが勝ったと思う人が33%もいること自体が驚きではありました。3%なら驚きませんが…。

トランプは不法移民以外の争点でもそれを結びつけていました。

  • 経済:不法移民が特にヒスパニックの雇用を奪い賃金を押し下げている
  • 社会保障:不法移民が社会保障に依存することで正当な納税者の受益水準をさげている
  • 治安:不法移民は犯罪を引き起こしている

それぞれ説得力がありました。

それに対してバイデンは主張や言葉がよくわかりません。

その内容以前に、バイデンの仕草や反応は、認知症またはパーキンソン病を彷彿させるものでした。

こういったバイデンの様子、大手マスコミは以前からよくわかっていたでしょう。

しかし、そういったバイデンの映像を流すことを避けていたのでしょう。トランプに利するからです。

生放送の討論会でそれが全米・全世界に露呈した形です。

当然の事ながら、民主党支持者の中からは大統領候補者を替えるべきだはないかとの声があがっています。

ただ、それは非常に難しいです。バイデンは民主党内の長期にわたる正式な選挙手続きに基づいて大統領候補になっているからです。

可能性があるとしたら、バイデンが自ら次期大統領候補を辞退をする場合です。

ただ現状(6月30日午前)の時点で、バイデンに候補辞任の意思は全く見られません。

このままバイデン大統領を次期候補者とするしかない状況です。

実はもう一つ方法があります。

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