新タイプの睡眠薬「スボレキサント」と従来の「Zドラッグ」で骨折リスクに差異はあるのか?

睡眠薬を服用すると「ふらつき」や「転倒」をすることがあり、特に高齢者の場合は骨折の注意も必要です。そんな中、最近市場に出た“ふらつきや転倒が少ない”とされる新しいタイプの睡眠薬に注目が集まっています。今回の、もりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、従来型の中でふらつきが少ないとされる薬と新タイプの薬とを比較した研究を紹介しています。

新しいタイプの睡眠薬と従来型睡眠薬の比較

睡眠に使用される薬剤には様々なタイプのものが存在します。今回は下記1と2を比較した研究をご紹介します。

  1. ふらつきや転倒が少ないと言われている新しいタイプの睡眠薬(ここでは、スボレキサント)
  2. 従来型睡眠薬の中では比較的ふらつきや転倒が少ないと言われている「準」従来型睡眠薬であるZドラッグ(名称の綴りにZが入ることから名付けられたグループ名。ゾピクロン、エスゾピクロン、ゾルピデム)

Comparative risk of fracture in community-dwelling older adults initiating suvorexant versus Z-drugs: Results from LIFE study

スボレキサントとZドラッグに関する骨折リスクの比較

日本のlongevity improvement and fair evidence (LIFE) studyのデータベースを用いた研究であり、65歳以上のスボレキサント(16,148人)か、Zドラックを始めた人(54,327人)を対象としています。

上記の対象者における入院を必要とする骨折が起こる割合を30日、60日、90日の期間で比較しました。結果として、以下の内容が示されました。

  1. 30日間の比較で、スボレキサント vs Zドラックの危険性の割合(ハザード比)は、大腿骨頚部骨折1.01倍、全ての骨折1.03倍となっており、明確な差異はありませんでした。
  2. 観察期間を60日、90日と延長しても同様で、差異は明らかではありませんでした。

要約:『骨折のリスクを比較したところ、スボレキサントとZドラッグで明らかな差異はないかもしれない』

違う指標を用いた時には、スボレキサントのメリットが明らかになることもあるかもしれませんが、今回の「入院が必要な骨折」という視点からは差異ははっきりしませんでした。

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AIの発達で教育はどう変わっていく?「GPT-4」が示した模範解答とは

AIの発達により間違いなく変化すると考えられている教育のあり方。当のAI「GPT-4」は教育の未来についてどんな答えを導き出すのでしょうか。今回のメルマガ『東南アジアここだけのお話【まぐまぐ版】』では、米国の大学院で教育学を学び、世界の教育のハブと言われるマレーシアに11年以上滞在する文筆家で編集者の、のもときょうこさんが、「GPT-4」と議論した内容を紹介。のもとさんによれば、見事な「模範解答」が示されたとのことで、世界の教育者たちの多くが思い描いている未来の教育の姿を確認できるようです。

AIと未来の教育について議論してみたら、今の方向性と重なった

AIができることの範囲を大きく増やしてきました。おそらくこれから、学校教育は大きく変わると思われます。私もほぼ毎日のようにAIを使っていますが、「模範的な解答」をさせたら、右に出るものはいないんではないだろうか……。では、今後の教育には何が必要なのだろうか。

GPT-4と未来の教育について議論した

今回は、実際にGPT-4に未来の教育がどうなるかを聞いてみた結果です。結果は毎回変わるので、何度か質問を繰り返して、一番適切そうなものを選んで掲載しています。みなさんも、興味あったらやってみてください。

質問 AIが発達することで、学校で教えなくても良くなることはなんですか?

GPT4 AIが発達することで、学校で教える必要が減る可能性があるのは以下のような要素です。

 

1 簡単な計算や情報検索: AIが高速で正確な計算や情報検索を行えるため、簡単な計算や基本的な情報検索の教育は必要性が低くなるでしょう。ただし、計算の基本原理や情報検索の方法論は、後の高度な学習に必要なため完全に省くことはできません。

 

2 暗記重視の学習: AIが大量の情報を記憶・検索できるため、単純な事実やデータの暗記に重きを置く教育は、徐々に減少していくでしょう。代わりに、情報を活用する方法や分析力が重視されます。

 

3 手書きやタイピング: 音声認識技術や筆記代行アプリの発展により、手書きやタイピングの技能が従来ほど重要視されなくなる可能性があります。

 

4 標準化された評価方法: AIの進化により、個々の学習スタイルや能力に合わせたカスタマイズされた教育が実現可能になります。そのため、一律の評価方法やカリキュラムから、より個別化された学習プランへのシフトが進むでしょう。

 

ただし、AIが発達しても、基本的な読み書きや計算、論理的思考、コミュニケーション能力などの教育は引き続き重要です。また、AIを適切に活用するためのリテラシーや倫理的判断力も必要になります。AIの発展によって、教育方法や重視されるスキルは変化するでしょうが、教育そのものの重要性は変わらないと考えられます。

ほぼいわゆる「進歩的教育」が切り捨てている部分と一致します。欧米の教育の多くが「3R(読み書き計算)から4C(批判的思考・コミュニケーション・コラボレーション・創造性)」へと舵を切っていることは本にも書いています。

アジア圏から欧米の教育を見ると、読み書き計算部分が最小限になっていたりします。そこで、「計算ドリルがない!」「漢字練習がない!」「標準化されたテストがない!」ことに衝撃を受ける人もいますが、多分、この辺はすでに予測されてたのだと思います。

この記事の著者・のもときょうこさんのメルマガ

市川猿之助“お気に入り”福山雅治・高橋一生に尽くす姿、涙した女優も。芸能関係者が明かした「苦悩」と「意外な素顔」

5月18日、歌舞伎俳優・市川猿之助の自殺未遂と両親の死亡という衝撃のニュースが世間を震撼させました。報道によると、入院先の病院を退院した猿之助は「死んで生まれ変わろうと家族で話し合った」などと供述しているとのことですが、今も真相は分かっていません。なぜ、悲劇は起きてしまったのか? 今回、芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが関係者に取材を敢行。猿之助が抱えていた「私生活」での悩みと、彼の意外な素顔について語っています。

多忙な日々と“老老介護”の両親との暮らし

5月18日に起きた市川猿之助(47)の緊急救急搬送と御両親の死去の余波が収まらない。

回復後の供述では「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」と説明しているが、当日発売された『女性セブン』の記事が何らかのきっかけになったことはおそらく間違いないだろう。

今回のことで梨園関係者に取材を進めてみると、この記事とは全く別の、猿之助が密かに心を痛めていた問題も浮上した。

それはここ数年寝たきり状態だったといわれる実父・段四郎さん(享年76歳)の介護問題で、実母(享年75歳)の年齢も考えるといわゆる“老老介護”の両親と暮らしながら舞台に仕事に多忙を極めていた猿之助の私生活が見えてくるのだ。

ひとりっ子ということもあり、幼い頃から溺愛されて育てられた猿之助が、介護疲れで日々痩せ衰えていく母の姿に心を痛めていた…と、この梨園関係者は声を潜め話してくれた。

そんな猿之助に、故・ジャニー喜多川さんからの“性被害告発”が表沙汰になったことも影響しているのだろうか、ここにきてのパワハラ・セクハラ告発報道が追い撃ちになったことが想定できる。

「家族で話し合い…」とされている供述も、実際は実母との間で相当な綱引きがあったのだろう。

 歌舞伎役者自身の使命は“精進し芸を磨く事”と“名跡の継承”に集約されると思う。

それを考えれば、47歳でいまだ独身を謳歌していた猿之助は周囲から奇異の目で見られてもいただろう。

大手メディアが“もみ消した”ジャニーズ醜聞一覧と「DA PUMP妨害工作」の卑劣

事務所最年長の東山紀之(56)が言及するなど、終わりが見えない故ジャニー喜多川氏の性加害疑惑。しかし、ジャニーズ事務所に関する”疑惑”や”問題”はまだまだあると、メルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』の著者でジャーナリストの伊東森さんは語ります。過去のスキャンダルや圧力疑惑を振り返ります。

【関連】櫻井翔の父親が“黒幕”か?ジャニー喜多川の性加害を上回る「日本のタブー」

ジャニー喜多川性加害問題だけではない、ジャニーズ事務所の”闇” ~1~ 大手メディアが“もみ消した”とされるジャニーズスキャンダル一覧とDA PUMPへの妨害工作

ジャニーズ事務所創業者、ジャニー喜多川氏(2019年死去)から所属タレントが性被害を受けていたとされる問題で、14日夜、現在の社長である藤島ジュリー景子氏が動画と社長名の書面を公式サイトに掲載。

約1分間にわたる動画では、藤島社長は

「何よりもまず被害を訴えられている方々に対して深く、深くお詫び申し上げます」

と謝罪。

一方で、書面では元ジャニーズJr.らが被害を訴えていることについて、

「当事者であるジャニー喜多川に確認できない中で、私どもの方から個別の告発内容について『事実」と認める、認めないと一言で言い切ることは容易ではない」

「憶測による誹謗中傷等の二次被害についても慎重に配慮しなければならない」

とし、事実の認定については明言を避ける。

しかしながらジャニーズ事務所をめぐる問題は、ジャニー喜多川氏の性加害問題だけにとどまらないのが実情だ。

所属タレントのスキャンダルをさまざまな手法で、もみ消し、あるいは旧統一協会との”接点”などの問題もある。

結局のところ強引な手法で自社タレントのスキャンダルを”もみ消し”、それが時間の経過とともに強まり、それに慌てふためく各種のメディアの”忖度”心も強まった。

さらにいえば、問題は日本独自の”アイドルビジネス”そのものにも人権侵害に関わる問題をはらんでいる。

目次

・大手メディアが”もみ消した”とされるジャニーズスキャンダル一覧
・DA PUMPへの妨害工作
・旧統一協会との浅からぬ”縁”も

大手メディアが“もみ消した”とされるジャニーズスキャンダル一覧

・1999年

芸能ブローカー主催の乱交パーティーに長瀬智也・松岡昌宏・山口達也・堂本光一が参加していたと雑誌「噂の真相」が報道。

・2008年

「週刊現代」が嵐・大野智の大麻吸引疑惑を報道。
「週刊女性」が元関ジャニ∞の渋谷 すばるの女性への飲酒強要を報道。

・2011年

大野智の大麻吸引疑惑を告発した女性が自殺。女性は、櫻井翔を除く嵐の他のメンバーとも関係があったと「週刊文春」が報道。

・2014年

山下智久が6月路上で20代の男女と口論になり、女性の携帯電話を破壊したとして 、器物損壊容疑で10月21日書類送検。示談金を支払い、不起訴処分。しかし、一緒にいた錦戸亮には処分なし。

ジャニーズWEST藤井流星が2年前に未成年飲酒・喫煙、女性への性的暴力を起こしていたと「週刊文春」が報道。

・2017年

東京スポ─ツが”アイドルグループのメンバー3人”が少女を妊娠させたという疑惑を報道。 グループ名はなかったものの、掲載されたシルエットからHey!Say!JUMPではないかと噂される。

「福岡金塊強奪事件」で逮捕された小松崎容疑者と一緒に写る手越祐也の写真を 小松崎容疑者のFacebookから発見。 

DA PUMPへの妨害工作

ジャニーズ事務所がここまでの栄華を極めることができた背景には、他事務所の男性アイドルグループへの数々の”妨害工作”があったからに他ならい。その代表格ともいえるのが、DA PUMPへの嫌がらせだ。

DA PUMPがデビューしたのは1997年。抜群の歌唱力とダンスのセンスで、翌1998年から「NHK 紅白歌合戦」に5年連続で出場するなど、人気を博す。

しかしブレイクにいたるまでには、ジャニーズ事務所からの陰湿な妨害工作があった。

その象徴的な出来事が、1997年12月に起こった Kinki Kidsの「ミュージックステーション」(テレビ朝日)出演ドタキャン事件だ。

これは、ジャニーズ事務所が、「ミュージックステーション」に出演予定だったKinki Kidsを前日になって出演しないと一方的に通告したもの。

その背景を写真週刊誌「FOCUS」(新潮社/2001年休刊)は以下のように綴る。

<番組には沖縄出身のダンスボーカルユニットで、目下人気急上昇中のDA PUMPも出演することになっていた。KinKi Kidsの突然の降板は「DA PUMPを出すなら、ウチのタレントは出演させない」というジャニーズ側の意思表示。つまりは、強大な力を背景にテレビ局に圧力をかけるための“恫喝”降板だったのだ>

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異例な言動が続く金正恩が今度は“跪く”。独裁者が見せる父親としての顔

現地指導先に娘を同行させる等、異例の言動が目立つ最近の金正恩総書記。今回は、人民軍の重鎮であった故 玄哲海氏の墓の前で跪くという、今まででは考えられない行動を取りました。一体何があったのか?メルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』で、日本で最も朝鮮のことを知っている一人である宮塚コリア研究所の宮塚先生が解説します。

金正恩総書記が非ロイヤルファミリーでは異例の跪いて献花

5月20日付の北朝鮮の労働新聞は、金正恩(キム・ジョンウン)総書記が平壌の新美里愛国烈士陵を訪れ、昨年亡くなった人民軍の重鎮であった玄哲海(ヒョン・チョルヘ)の墓を訪れ、献花したことを報じた。写真では、金総書記が墓の前に跪(ひざまず)いて赤いバラを差し出している様子がとらえられていた。

記事によると、金総書記は、「偉大な朝鮮民主主義人民共和国の息子であり、主体革命が生んだ特出した忠臣元老である玄哲海同志を追悼し黙想した」とし、「国が最悪の局難にあっている時も、国家防疫力強化の新しい転成期を開く時にも、いつも1度も忘れることなく愛する戦士、いつもそばで力をくれて勇気をくれていた玄哲海同志の姿を何回も見て、長く心の中で対話された」と報道した。

指導者自らが、故金日成(キム・イルソン)主席や故金正日(キム・ジョンイル)総書記のようにロイヤルファミリーの肉親ではないにも関わらず、このような低姿勢かつ丁重さは極めて異例である。

また、これに伴い、金総書記は参加しなかったが、朝鮮労働党や政府の幹部が参列した玄氏の追悼大会が開かれたことも異例である。玄氏は、故金日成主席と故金正日総書記時代も最側近として仕えてきた。金総書記が2011年に事実上の最高指導者に就任した際に、権力の掌握を確実にする過程で指導役を務めてきたとされている。

このように、玄氏の業績や忠誠心を強調することで、体制の維持結束を強化する図る狙いがある。新型コロナウイルス防疫体制が緩和され、現地指導先に娘を同行させる等、金総書記の異例な言動が続くのは、かつて自分よりも年上の幹部をひざまずかせていたことがあったが、今では、自分自身が父親でもあり、いつか自分の子息を後継者として育てる過程で、“チョリトゥンダ(物事の分別がつく)”ということなのかもしれない。

(宮塚コリア研究所副代表・國學院大學栃木短期大學兼任講師 宮塚寿美子)

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image by: 朝鮮労働党機関紙『労働新聞』公式サイト

自己啓発本をどんなに読んだところで人生が変わらない理由

書店には多くの自己啓発書が並んでいますが、それらを読んでも変わることができない─という人が圧倒的多数でしょう。無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、 そんなお悩みをもつ人への処方箋的な一冊です。

自己啓発で人生は変わらない?⇒『HELP!「人生をなんとかしたい」あなたのための現実的な提案』

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HELP!「人生をなんとかしたい」あなたのための現実的な提案

オリバー・バークマン・著 下隆全・訳 河出書房新社

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、ベストセラー『限りある時間の使い方』の著者、オリバー・バークマンの第一作。

100冊以上の有名自己啓発本を批判し、著名なベストセラー作家、自己啓発家を震え上がらせた内容で、読んでいて痛快ですらあります。

【参考】『限りある時間の使い方

著者は、ケンブリッジ大学社会政治科学部で学位を取得した秀才で、イギリスの全国紙「ガーディアン」の記者。

ウィットに富んだエッセイで知られる書き手ですが、最初の本ということもあってか、本書の論調は特に痛烈です。

アンソニー・ロビンズ、デール・カーネギー、ナポレオン・ヒル、ブライアン・トレーシー……。

自己啓発書好きなら一度は読んだことはあるだろう著者らの主張を科学的に論破し、何が真に役立つアドバイスなのか、信頼できる情報源を紹介しています。

単に著者の好みだろうと思われる内容もありますが(特にGTD)、概ね的確な指摘だと思います。

・「快適ゾーン」「不快ゾーン」二元化の罠
・「いつもの自分」の無意味さ
・“○日で人生が変わる”という呪文
・“死ぬまでにしたい○○”の安直な満足感

本当に、目次を読んでいるだけでゾクゾクしてきますね(笑)。

自己啓発書を否定しながら、結局本書自体が自己啓発的ですが(笑)、成功へのアプローチを変え、人生を多面的に見る、良いきっかけが得られると思います。

著者が自己啓発書の代わりに推薦した情報源をチェックすれば、より信頼できる読書リストが手に入る、という点で、読書ガイド的な内容でもあります。

もうちょっと科学的根拠が詳細に示されていれば、より良い本になったと思いますが、この荒削り感が処女作らしくていいですよね。

ペットを欲しがる子どもが必ず言う「絶対お世話する」を信じてはいけない

あなたの家ではペットを飼っていますか?そうでないお家も、子どもに「ペットを飼いたい!」と言われたことはないでしょうか。無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんが、ペットを飼うつもりなら必ず覚悟してほしいことがあるとしています。

する!絶対お世話する!つもり!

さて、本日はペットのお話。

子供の頃、近所の友達が捨て猫を拾ってきたんですが、その子の親に絶対ダメだと言われて泣く泣くウチに持ってきたことがあります。なんでウチだったんだろ。

結局、父の友人で猫好きな方にもらわれていきました。

まあ、大人になった今だから分かりますが、

・する!絶対お世話する!!

という子供のセリフほどアテにならないものはないですよねw

だいたいペットの世話は毎日休みはありません。風邪引いたときもテストで忙しいときも、修学旅行の前日でさえ同じようにエサも散歩もウンチもやってあげなくてはなりません。

それがずーーーーっと続く。種類や身体の大きさにもよりますが

・犬の寿命は10年から15年くらい
・猫の寿命は12年から18年くらい

です。今10歳の子供の15年後って、高校で部活に精を出して大学を出て就職もしてチョイ戦力になったかな、くらいのころですよ。いや~、いろいろあっちゃいますね~。その間ずっとですよ。

ペットを欲しがって親と揉める子供に10年とか15年とか

・想像できるわけない( ̄∇ ̄;)

んですよ。自分の人生全てと同じかそれ以上の長さだからです。それは私たち大人が

・80年後と言われて「あ、すんごく後ね」くらい

の印象しか持てないのと同じですよ。人間は自分の生きてきた時間より短い時間しか想像できないんです。

だから、あのセリフを言われたら

・する!絶対お世話する!つもり!

と最後を脳内で補って聴きましょう。どうせお世話しきれないんですよ。子供なんてそんなもんだと思いますね。

成功する企業の経営者は、なぜ「大きな失敗」を怒らないのか?

成功する企業の経営者は「社員の失敗を怒らない」といいます。そんな企業は、どのようにして社員の失敗を成功につなげるよう、マネジメントしているのでしょう。今回の無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』で浅井良一さんが解説しています。

知らなければならない失敗学

企業が、長期にわたり大きく業績を伸ばすについては、“失敗”を、企業全体として的確に処しかつ活用できるかどうかに関わります。

そのあり方について、大きく分けて二側面があり、それはムダな失敗を徹底的につぶすというものと、大きく飛躍するための失敗を恐れずに挑戦するということで、それらを組織的に認識し実行できるとき、確実に大きく成果を我が物として恒常的に取り込むことができるとします。

自動車業界で例えると。一番目の型を全社的に追及して、改善し尽きない生産性の向上させているのが「トヨタ」で、独立した組織をつくってまで大きく飛躍するため失敗を繰り返しながら成果を求めているのが「ホンダ」であり。

恒常的に成長し続けるには、この二つの型つまりロスの排除と飛躍へ挑戦を合わせ持ち、組織文化としてシステムとして構築することが必須の条件です。

松下幸之助さんは、人に問われて「自身の成功原因」についてこう分析します。

「私は体が弱くて部下の人に仕事をしてもらわなければならなかった。だから長所の方に7分目をやって、だから大胆に人が使えた」

「ただ、大胆に人をつかったから、時には失敗もあった」とも言われ、その時にどのように処するかについて、経営者としての対応の基準を示します。

「大きな失敗というものは、たいてい一生懸命考えたうえで起こる」として

「非常に大きな失敗しますわな。そうするとぼくは怒らなかったですね。どっちかというと慰めてやったですよ。『そう心配するな。失敗はあるときはある。もう一ぺんしっかり、またやり変えようやないか。そうしたら成功するかもわからんから、しっかりやってくれ』と。決して叱らなかったですよ。むしろ慰めるほうでしたな」

けれど

「小さな問題で過ちをした場合には、やかましくいってきた方である。たとえば、一枚の紙をムダにしたというような時には『一枚の紙といえどもムダにしてはいかんじゃないか』と叱る。というのは、そうした小さな失敗は概して、その人の不注意というか不用意によっておこることが多いからである。これはだから、やかましくいって注意をするようにさせなくてはいけない」

対抗手段に出る習近平。G7の真裏で中国が開催する「もう一つのサミット」

ウクライナ戦争の調停をはじめ、世界の紛争解決のため本腰を入れ始めたように見える中国。しかしそこにはただならぬ「思惑」が存在しているようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、習近平政権が和平外交の先に見据えている「目的」を解説。その達成のため、中国がG7広島サミットの裏で展開する対抗手段についても誌面で紹介しています。

透けて見える習近平の意図。なぜ中国は和平外交を展開するのか

「李輝大使が中国政府ユーラシア事務特別代表になったのか…」

5月16日と17日に李元駐ロシア中国大使がキエフでクレバ外相との会談に臨んだ映像を見て思わずつぶやいた言葉です。

李輝氏は10年以上にわたり、中国政府外交部では、駐米大使・駐英大使、そして駐日大使と並ぶエース級が就任する駐ロシア大使を務め、2019年の退任時には、李輝大使のロシアへの献身と敬愛に対してプーチン大統領本人から友誼勲章を直接授与されるほど、ロシア政治のトップにも食い込んでいた人物です。

李輝大使は確か旧ソ連時代も含めると17年ほどロシアに滞在し、ロシア語に堪能であるだけでなく、ロシア文化にも造詣が深く、ゆえにプーチン大統領からも「ロシアの真の友人」との評価を得たと言われています。

今ではもう70歳を超え、確か外交官は退官されていますが、現役を退かれた後も私が属する調停グループにもアドバイスをいただく非常にシャープな人物です。ただ退官後は「ロシア文化・文学についての本でも書くかな」と仰っていたので、悠々自適な生活を送っておられるのかと思っていたら、習近平体制下での“和平外交”の先頭に立つ一人として表舞台に戻ってきました。

この特使の派遣については、習近平国家主席とゼレンスキー大統領が行った4月26日の電話会談の中で中国側がオファーし、ウクライナ側が受け入れることを決めたものですが、私自身、中国政府は一体誰をこの特使に充てるのかなと非常に関心を持っていました。

その理由は【誰が特使になるかによって、習近平国家主席と中国政府がどこまでロシア・ウクライナ戦争の停戦仲介と平和的な解決に本気なのかを探る指標になる】と考えていたからです。

聞くところによると、4月26日の習近平国家主席とゼレンスキー大統領との電話会談後、プーチン大統領はこの“特使派遣”合意に対して不快感を示し、不安を抱いていたそうですが、この李輝氏がその特使に就任することを知ってかなり喜び安心したそうです。

その理由はすでにお話ししましたが、ロシアに対する深い敬愛と憧憬を抱く李氏の特使任命は、中国の平和外交・和平外交の立ち位置が明らかにロシア寄りの調停になるものと期待できるからです。

そのことは、キーウで会談したクレバ外相も重々承知で、李輝特使に対して「ウクライナは領土の分割や喪失、そして戦争の凍結には応じない」と釘を刺し、「領土の一体性の保持がマストであり、黒海を通じた穀物輸出の再開と安全の保障、そして核兵器の安全保障について、中国の協力をお願いしたい」と要請し、中国が中立的な観点から調停を行うことを要請したようです。

このクレバ外相の言葉を少しだけ深読みすれば「ウクライナ政府は、中国政府が行う和平外交の中立性を信頼していない」というメッセージを、李氏を通じて、中国政府に伝えたのではないかと思います。

ただ李氏もクレバ外相も時折通訳を介することなく、ロシア語で直接に対話を行い、かなり込み入った内容の話までしたようで、その際に、李輝特使はウクライナ側の“政治的解決に向けた条件”を事細やかに聴取したようです。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

コロナ対策の誤りもワクチン死も「全力スルー」。愚かな大手新聞各紙の“役立たず”

大型連休明けの5月8日、季節性インフルエンザ等と同じ「5類感染症」となった新型コロナ。しかしこれまでコロナの恐怖を煽り続けてきた国内メディアは、相変わらずその支離滅裂さを発揮し続けているようです。今回のメルマガ『小林よしのりライジング』では、漫画家・小林よしのりさん主宰の「ゴー宣道場」参加者としても知られる作家の泉美木蘭さんが、「むちゃくちゃさに仰天した」という朝日新聞のトップ記事を取り上げ、分析の誤りを指摘。さらに同紙がワクチン接種率や死者数・死因を並べたグラフを作成しておきながら、それに関して適切な検証を行わない姿勢を強く批判しています。

朝日新聞が自分で締めた首。検証できないワクチン接種率と死亡者増の自作グラフ

5月8日(月曜)、コロナが正式に5類感染症になった。

厚労省によれば、今後は、

  1. 国の承認を受けた検査キットを各自で購入しておき
  2. 熱や鼻水が出たら自己検査をして
  3. 陽性でも症状が大したことないなら自宅静養すべし
  4. 医者の薬が必要なら病院へ行くべし

という手順になるらしい。

なるほど。これが日本の「コロナしぐさ」か。

ていうか、欧米が2年前からやっていたことやないかいっ!

とにかく、いちいちコロナで大袈裟に騒いで病院へ駆け込んだり、隔離されて仕事サボろうとしたがるな、ということである。

さらに、マスクに関しては、引き続き個人の判断にゆだねるが、発症した場合は、10日間はマスクの着用を呼びかけるらしい。

なるほど。マスクの人=「コロナかかって10日以内のやつ」という目印になるということだ。欧米かっ!

そんな5月8日、西日本新聞の朝刊にはこんな見出しがあった。

コロナ、いつ「普通の風邪」に 「5類」移行 ウイルス変異、なお要警戒 5月8日(月曜)西日本新聞

「いつ『普通の風邪』に」というから、私の感覚では、「コロナっていつから『普通の風邪』になってたの?予告通り今日から『普通の症状』しか発症させないウイルスに変異したの?てか、ずいぶん前から鼻水・咳・発熱という症状が一般的で、それって普通の風邪症状だったんですけど。一体全体どーゆーこと!?」という皮肉満載のツッコミなのかと思った。

ところが記事の内容は

「法律上の扱いは5類に移行したが、ウイルスがなくなったわけではない」
「普通の風邪とみなせるようになるには長期間が必要」
「普通の風邪コロナであるOC43は、19世紀末に出現してパンデミックを起こし『ロシアかぜ』として世界に広まった」
「コロナが社会に与える影響をほとんど気にしなくなるまでには長い年月がかかる」

等々、「まだまだ『普通の風邪』だなんて言わせない」という気概に満ちあふれているのだった。

だが驚いたことに、この記事ではコロナが「普通の風邪」になる条件として次のような見解が記載されている。

各個人が生涯で何度も感染をくり返すことで、社会全体が安定的に免疫を獲得する。その段階でようやく普通のコロナ並みになると考えられる。

……はぁ?結局、結論はそこ?

それなら、最初の注意喚起のあとは、体の弱い人に対して特に気を付けてくださいと伝えればよく、子どもや健康な若者も含めて全体が過剰に感染対策をする必要などなかった、スウェーデンの手法が正しかったと言わないと!その上、社会全体でのワクチン接種キャンペーンはまるで意味がなかったと批判しないと!

新聞は、どこまでもむちゃくちゃだ。

この記事の著者・小林よしのりさんのメルマガ