「戦争です」の声も。韓国民主党・李在明代表の召還通知で荒れる党内部

先日、韓国民主党代表に選出された李在明氏がソウル中央地検から召還通知を受けました。その経緯と現在の民主党内部について、韓国在住歴30年を超える日本人著者が発行するメルマガ『 キムチパワー 』の中で紹介しています。 

李在明氏、9月9日検察へ

共に民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表に向けた検察捜査が本格的に開始され政局が揺れ動いている。李代表はペクヒョンドン・大庄洞(デジャンドン)開発特恵疑惑と関連した虚偽事実公表疑惑で9月1日午前、ソウル中央地検から「9月6日午前10時までに出席せよ」という召還通知を受けた。先月28日、民主党代表に選出されてわずか4日ぶりのことだ。民主党は「政治報復」と反発し、国民の力は「捜査をきちんと受けろ」と反論している。

検察はまず、昨年10月20日、民主党の大統領選候補だった李代表が、国会国土交通委員会京畿道国政監査に京畿道知事の資格で出席し、ペクヒョンドンの韓国食品研究院敷地の用途変更特恵疑惑と関連し、虚偽事実を公表した疑い(公職選挙法違反)について取り調べる予定だ。

検察が問題視するのは当時、李代表が「(城南市長時代の2015~2016年)国土交通部が『職務遺棄を問題視する』と脅迫し、やむを得ず(ペクヒョンドンマンション敷地の)用途変更をした」と述べた。当時、国民の力は「城南市が用途変更に線を引いたが突然立場を変えた事実が明らかになった」として李代表を告発した。事件を捜査していた京畿(キョンギ)南部警察庁の反腐敗・経済犯捜査隊は先月26日、同代表を起訴意見で検察に送致した。

検察は、李代表が昨年12月放送のインタビューで、大庄洞の開発特恵疑惑関連捜査を受けている途中、極端な選択(自死)をした故金ムンギ元城南都市開発公社開発1処長について「城南市長在任時は知らなかった」と言ったことについても虚偽事実の公表(公職選挙法違反)の容疑で捜査中だ。これまで李代表の大庄洞関連発言は、ソウル中央地検が、ペクヒョンドン関連発言は、水原(スウォン)地検城南支部が捜査してきた。検察は近く、李代表が出席し次第、ソウル中央地検と水原地検城南支部捜査チームの合同調査を行う計画だ。

検察の召喚通知に民主党は驚いた。朴聖俊(パク・ソンジュン)民主党報道官は同日、国会のブリーフィングで「検察が途方もない理由で、同代表に出頭を通知した」、「検察は、李代表が昨年の国政監査とマスコミのインタビューで、虚偽事実を発言したと主張するが、そのような主張が誤りであることを立証する事実が一部の取材記者の証言で確認されたにもかかわらず『聞かないで召喚』をほしいままにしている」と主張した。

さらに、「キム・ゴンヒ女史関連事件や国民の力の議員に対する告発事件は次々と無嫌疑処分し、野党代表の政治的発言は、司法的判断に引き渡すという荒唐無稽な仕打ち」とし、「第1野党代表に対する政治報復、野党を崩壊させようとする政治弾圧に対して民主党は引き下がれない。強力に立ち向かって戦う」と明らかにした。

なぜ、社員に軽い懲戒処分をしただけの会社は裁判で負けたのか?

ビジネスでもプライベートでも重要なのが「聞く力」。今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』では、著者で特定社会保険労務士の小林一石さんが、会社の「聞く力」が不足していたために負けてしまったという裁判内容について紹介しています。

軽い懲戒処分であれば、軽くやっても大丈夫か

「聞く力」

はたして某首相のこの力は発揮されているのか、いないのか。

ただ、首相に限らず誰でも仕事でも、プライベートでも、この力が大切なのは間違いないでしょう。

男女間の喧嘩の原因も「聞く力が不足していることが1番の原因」というデータはありませんが感覚的には全く関係無いこともなさそうです。

これは会社が行う懲戒処分についても同じことが言えます。

それについて裁判があります。

あるコンサルティング会社で会社が行った懲戒処分(けん責)に納得がいかないと、社員が裁判を起こしました。

会社はこの社員が社内の別の担当者に送ったメールの内容が「非協力的で協調性を欠く」として、けん責処分を行っていたのです。

そのメールの具体的な内容は、社員の企業年金制度の移行に対し、「もし私が不利益を被ることがあったら、訴訟しますことをお伝えします」というものでした。

「チャイナリスク」問題への政治介入に日本経済界が戸惑う2つの理由

世界の工場からビッグマーケットとなり、いまではアメリカと競うほどの経済大国で技術大国になろうかという中国。この流れの中でビジネスにおける「チャイナリスク」も、その内容は急激に変化しているようです。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、著者で多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さんが、「チャイナリスク」の変遷を解説。政治の介入でリスク軽減を期待した経済界の思惑とは違った方向に動いている現状を伝えています。

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チャイナリスクの裏に隠れた政治リスクに備える時代

チャイナリスクという言葉が日本に定着して久しい。しかし、リスクが現実になったという記憶は乏しい。実際の中国ビジネスの現場を概観すれば、日本企業に大きな利益がもたらされたという事実は揺るぎないだろう。その証拠に、多種多様の問題が日中ビジネスの上に降りかかっても、最終的に日本企業が大挙して中国から撤退するという選択には至っていない。

過去を振り返ってまず気づかされるのは、対中ビジネスにつきまとうチャイナリスクは時代ごとに形を変えているという事実だ。そもそも「納期は絶対に守る」といったビジネスの基本的な考え方のすり合わせや品質保持の大切さを教える苦労を経て、日本企業がやっと中国で利益を生み出せるようになった後に指摘され始めたのがチャイナリスクである。当時は専ら政治制度の違いや「人治」の問題との戦いだった。

杓子定規で柔軟性のない思考の壁や、現地の都合で生まれるローカルルール、そして朝令暮改だ。習近平政権になるまで賄賂への対応も日本にとっては頭の痛い問題だった。

2000年代の初めには反日感情の高まりなどから日中関係が悪化し政治リスクが注目された。これを受け「チャイナプラスワン」という考え方が生まれ、日本企業のなかで中国だけに頼った経済発展の危うさを見直す動きが活発化した。

チャイナプラスワンが難航するなか、今度は日中間に技術をめぐる軋轢が生じ始める。日中の企業間にあった技術の差が縮まったことが背景にある。チャイナリスクの中心は、いつのまにか「技術の窃取」と「知的財産の侵害」への対抗になっていった。

さらに時を経て問題化したのは、中国がルールメイカーとして台頭し始めたことだ。世界の工場としてだけではなくビッグマーケットとしての地位を確立した中国が、世界のなかで経済・貿易のルールに悪影響を及ぼすのではないかという警戒が生れたのだ。この懸念は日本だけでなく欧米も共有し、最終的にはTPP(環太平洋経済連携協定)へとつながってゆく。

そしていま、チャイナリスクの中心は米中対立の行方になっている。注目すべきは、ここでチャイナリスクの中身に大きな変化が起きたことだ。従来のチャイナリスクは「中国におけるビジネス環境の改善」を目的に、欧米や日本の企業が中国と対峙する構図であったのに対し、いまは経済界がその中心からはじき出されてしまっているといる点だ。まさに「ねじれ」だ。

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安倍国葬前に逮捕される大物政治家は誰か?Xデーは9月中旬「時効で逃がさぬ」東京地検特捜部ガチギレの矛先

検察人事に介入してきた安倍元首相の突然の死によって“覚醒”した感がある東京地検特捜部。9月6日にはKADOKAWAの元専務ら2名を逮捕するなど東京オリンピックの贈収賄事件を厳しく追及して国民から快哉の声が上がっていますが、やはり大本命は安倍氏と関係が近かったあの大物政治家のようです。『アクセスジャーナル・メルマガ版』の山岡記者が解説します。

※この記事はメルマガ『アクセスジャーナル・メルマガ版』2022年9月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料お試し購読をどうぞ。

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森元首相、菅義偉前首相「ではない」

東京五輪のスポンサー契約を巡る、「電通」元専務で、東京五輪組織委元理事の高橋治之容疑者と、紳士服大手「AOKIホールディングス」(8214。東証プライム。横浜市都筑区)との贈収賄事件──ここに来て、高橋容疑者は、AOKIがスポンサー契約を結ぶ前後に、東京五輪組織委会長だった森喜朗元首相をAOKI側と面会させたと特捜部の調べに供述しているとの情報が出て来ており、他の複数の政治家も含め、特捜部はどの政治家を狙っているのかと、一挙に世の関心はそちらに向かいつつある。

本紙が得た情報では、確かに特捜部は森元首相、それに菅義偉前首相に関する情報もかなり集め、すでに関係者から供述も取っているようだ。

もっとも、この2人の元首相の名が出て来るのは、専ら、AOKIとは関係ない、五輪開催を東京に持って来た件の方で、そのなかには民間企業「セガサミーホールディングス」(6460。東証プライム。東京都品川区)の里見治会長の名も出ている。

この絡みに関しては、本紙では約2年前に『週刊新潮』記事を紹介しているので、そちらをご覧いただきたい。これには高橋容疑者も深く関り、IOC委員だったラミン・ディアク親子には東京招致委員会(竹田恒和理事長。当時)から2・3億円、その過程で、竹田氏の“親分”の高橋容疑者の口座に約9億円入金されていた疑惑が出ていた。

しかしながら、特捜部は時効の関係(東京招致が決まったのは2013年9月。わが国の贈収賄の時効は贈賄側が3年、収賄側は5年)、それに森元首相は高齢で持病もあり、勾留中に万一のことがあってはいけないということで、やる気はないという。

「捜査権限の問題もある。ただし、特捜部はフランスの検察(現在も捜査中)からはかなりの情報を得ている。結局、五輪絡みで国内でやれるものはないか徹底して調べ、そのなかで出て来たのがAOKIの件。

ただし、検察は今、司法取引をすごくやっていて、高橋らの逮捕前に、電通の現役幹部とか、セガサミー側と片っ端呼んで供述を取ってがっちり押さえている。高橋は口が堅いというが、まず逃れようがない」(政界関係者)

「平井卓也 初代デジタル大臣を逮捕」が最有力

そして、実はAOKIの件はある意味、入口に過ぎないとも。

「甲斐行夫検事総長は、安倍晋三元首相が検察人事に手を付けたことを本当に怒っている。安倍氏の死去を契機に、安倍氏も関与したこの東京五輪の闇の部分で政治家をやろうとしている」(同)

その結果、すでに目を付け、周りを固めているのが、何と「平井卓也」元デジタル相(当選8回。岸田派)というのだ。

平井氏が岸田派と聞いて、不可解と思う読者もいると思うが、特捜部が平井氏に目を付けたのはこういうことだと見るのは、ある永田町関係者。

「平井氏も電通出身。そして上司が高橋容疑者だった。ちなみに、安倍元首相の妻・安倍昭恵氏も電通に務めていたことがあり、平井氏と面識があるとも。そうした縁から、五輪利権に預かる安倍・森コンビが、他派閥の方が好都合ということで利権絡みの使い走りに平井氏を使っていたようなんです」

ちなみに、本紙過去記事を検索すると、平井氏、安倍元首相が心酔していた教祖の息子の結婚式に出席。また、安倍政権時代、安倍氏は北朝鮮への強硬ぶりを見せながら、その裏で朝鮮総連中央本部の問題ではちゃっかり譲歩していたわけだが、その関連で平井氏も関与していた。

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国葬、五輪、統一教会。汚染だらけで逃げ場ない岸田政権“ジリ貧”支持率

統一教会汚染や東京五輪汚職、さらには安倍首相の国葬等々を巡り有権者からの信頼を完全に失い、支持率下落に歯止めのかからない岸田内閣。「危険水域」と言われる30%割れの可能性も否定できない状況になりつつありますが、彼らに打つ手はあるのでしょうか。今回のメルマガ『uttiiジャーナル』では著者でジャーナリストの内田誠さんが、あまりに酷いと言わざるを得ない諸問題を改めて取り上げ、各々についてその本質を追求。「岸田氏は何のために総理大臣になったのか」とまでの厳しい見方を記しています。

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国葬、電通、統一教会。問題だらけの岸田内閣狂騒曲:「デモくらジオ」(9月2日)から

今日、冒頭にお話申し上げようと思いますのは、この間の政治の流れというか…これは岸田内閣の行く末を考える上でも重大な色んな問題が同時多発的に起こっていて、なんというのか、もうシッチャカメッチャカな状態ではないかと思うんですね。突っ込みどころ満載もいいところじゃないですか。

これが、やがて秋の国会が始まりますけれど、国会が本格的に始まったときに、もうそうなると統一教会が自民党に与えた、あるいは保守政権に与えてきた影響の範囲なんていうことでは終わらない。

一つには国葬の問題がありますし、それからエネルギー政策の大転換ですね。これ、とてつもない問題ですけれど。それからもう一つ大きなこととしてあるのは防衛費の増額の問題。これは概算要求がすごいのが出て、スタンドオフミサイルがどうのこうのと色々あるのですが、5兆6,000億円くらいでしたかね、ところがそれで収まらない。いわゆる事項要求といって金額を示さない要求もたんとつまれていますので、こういうものを全部合わせれば「6兆円台の半ば」…あれ、どこかできいた数字、思い出しません?

自民党の安倍派の会合で、在りし日の安倍さんが防衛費の2%云々の話のときに言っていたこと。防衛力の抜本的な強化ということを岸田政権は言っているから、これは6兆円台の後半までいくのではないかと、嬉しそうに話していました。どうやらその数字にはある意味で「根拠」があったのでしょうね。ドンピシャ。少なくとも、事項要求を大体計算するとそのくらいになるだろうという意味で今報じられている6兆5,000億円以上というね…。ものすごい大軍拡、防衛費の大増額ということになります。

それからもう一つ大きな問題としてあるのは、オリンピックを巡る汚い金のやりとりですね。これは、今刑事事件になっているわけですが、どこまで伸びていくのか。これ、こういうレベルの問題が起きたときに、政治が絡んでいないはずがないですよね。これ、当然ね、オリンピックを巡って動いたおカネはもっと他にも色々あるわけですね。いわゆる規制の緩和ということに関しても、神宮エリアの規制の解除を巡ってどれだけのカネが動いたのだろうかということがありますね。こうなるとこれはちょっと大騒ぎだと思うんですよね。

これ、電通じゃないですか。今、家宅捜索を受けたり、元専務が逮捕されたりしていますが。これ、国葬の話とか影響してくると言うか、笑っちゃいますが。いや、これ、国葬を笑う訳ではないですが、普通なら電通に丸投げしていたんじゃないかと誰でも思いますよね。(この事務作業)ややこしいですよ、だって、ものすごい数の外国要人が来るわけでしょ。その一人一人に警備がつくわけですよね。

で、それは全部バラバラにやるわけではなくて、警備が連携していないと意味が無いですよね。ということは、その段取りとか、いつどこで誰がどのように配置されるかという、まさに奈良の銃撃事件で起きたようなことを繰り返さないために、綿密な計画を練らなければならない。そんなことが外務省の官僚や内閣府の官僚に出来るだろうか。今、やっているのかもしれませんが、多分、死にそうな顔して働いているのではないかと。本当に気の毒としか言い様がないですが、しょうがないですね、官僚になっちゃったんだから。こういう問題が起きてくるでしょう。

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川を泳いで敗走か。ウクライナの反撃に重火器を破棄して退却するロシア軍

南部地域の領土を取り戻すべく、8月29日に反転攻勢に出たウクライナ軍。9月4日にはゼレンスキー大統領が東部と南部の3つの集落を奪還したと表明しましたが、この先紛争はどう展開していくのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、さまざまな情報を整理しつつ戦況を解説。さらにロシア・ウクライナ両国の思惑と、この戦争が鮮明化させたものについて考察しています。

この記事の著者・津田慶治さんのメルマガ

 

ウクライナ軍がヘルソン市に迫る

ウクライナ戦争はウ軍がヘルソン市の奪還を目指し、29日より総反撃を開始した。今後を検討しよう。

ウクライナ独立記念日の8月24日後の29日から南部ヘルソン州のドニエプル川西岸地域の奪還に向け、ウ軍は総反撃を開始した。

この反撃とともに、引き続き、ウ軍はクリミア半島やヘルソン州、ザポリージャ州のロ軍の弾薬庫や兵站拠点、司令部、空軍基地などを撃破して、ロ軍の補給をなくす動きをしている。

ロ軍は、戦争資源が枯渇してきたので、ドンバス方面に優秀部隊を集めて、この地点での突破を志向しているようだ。このため、ロ軍はイジューム西のノバ・フサリフカから突然、ドネツ川の橋を破壊して、対岸まで撤退した。

イジューム周辺の優秀な正規兵をドネツク周辺に移動させるようである。この正規兵の代わりに募集兵を充当するので、防衛の難しい地点を放棄するようだ。その募集兵も少なく、この地域は手薄になっている。

そのため、ウ軍は徐々に前進している。偵察隊を出して、ロ軍の空白地帯を見つけて、そこに浸透する方法で前進しているようだ。

プーチン大統領はドネツク州の完全制圧の期限を8月31日から9月15日に延期して、ロ軍に絶対命令を出したという。このため、ドネツクへの兵員増強がロ軍も必要になり、イジューム周辺やハルキウ周辺、スラビアンスク東側から多くの経験豊富な正規兵を移動させて募集兵に置き換えているようだ。

この2週間を見ると、ロ軍が前進できたのは、ドネツク近郊のピスキーだけであり、一度は押し戻したウ軍は、耐えられなくなり完全撤退した。

しかし、ピスキーから先に攻撃できない程ロ軍も消耗したようである。この情報でプーチンが動いた可能性がある。ドネツクに兵員を集めろと。現地指揮官と直接連絡しているので、全体戦局を見ずに、一部地域の戦術レベルで動員の命令を出したようだ。

これに関連して、多大な犠牲を払って前進したので、ロ軍は休戦をウ軍に申し出たが、時間稼ぎのような気もする。ドネツクに部隊を集める方向でロシア軍は動いているので、危ないような気がする。

このような動きから見ると、ロ軍の戦略は、南部も捨て、イジューも捨て、ドネツク市周辺を確保ということになる。

一方、ウ軍は、ドニエプル川のヘルソン市とノバ・カホフカの中間地点のリボグのポンツン・フェリーを破壊した。アントノフスキー橋やその付近のフェリー、カホフカ橋や付近の船橋も攻撃して、ドニエプル川西岸への補給を止める攻撃を継続しているが、フェリーの破壊もできるようになったようである。

これは、射程70km、誤差1mの「ボルケーノ」GPS誘導弾がウ軍に供給されて、PzH2000の155mm榴弾砲から打てるようになったことで、この弾は最後の段階で熱追尾ができるので動く目標でも狙えるからである。これで、ロ軍の補給は完全に止まることになる。

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犯罪多発都市に逆戻りのNY。治安を破壊されたビッグ・アップルの不幸

世界に先駆けてワクチン接種を進め、いち早く経済を復活させたアメリカ。しかしその中心都市は、未だ「コロナの後遺症」に苦しんでいるようです。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんが、あらゆる面でコロナ前の水準に遠く及ばないニューヨークの現状を紹介するとともに、復活を妨げている原因を解説。さらに今後考えうる「ニューヨーク復興のシナリオ」を考察しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年9月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

 

傷ついたニューヨークは復活できるのか?

ニューヨークという都市は苦しんでいます。2020年3月に新型コロナウィルスの感染拡大が始まって以来、既に丸々2年半が経過したわけですが、今でも都市機能そして経済はコロナ禍以前に戻っていません。

戻っていないといっても、コロナ禍が継続しているというのとは、少し違うのです。アメリカ人の生活実感としては、コロナ禍というのは「ほぼ過去形」になっています。街中でマスクをしている人は、ほぼゼロですし、新学年を迎えた学校などでもマスクの義務化は終わっています。

人の集まるイベント、レストラン、バーなどの営業規制もありません。ですから、ある種の空間では「コロナ禍など悪い夢だったのでは」というような「日常」が戻っていたりもします。

この点では、日本の第7波とは逆転しているのですが、そもそもアメリカの場合、現状が落ち着いているのは、2つの理由から来ています。

「既に60%以上の人間がコロナに罹患して自然免疫の壁が形成されている」

「オミクロン対策で重要な児童生徒のワクチン接種率が日本より高い」

という2つです。この点については、改めて資料が揃ったところでお話ししようと思います。ですが、日本の場合は「感染対策をやってアルファ、デルタを乗り切ってしまった」ために自然免疫が弱いことと、厚労省が児童生徒への接種を強く勧奨することから「怖くて逃げた」ことに大きな原因があると思っています。

それはともかく、基本的な感染の状況はアメリカ、特に東海岸や西海岸などの場合は、非常に落ち着いています。私の住んでいるのは、ニューヨークの隣のニュージャージーですが、毎日の新規感染者は1,000名前後、実行再生産数(1人の陽性者が感染させる人数の平均)は、0.90前後ということで、かなり数字的も安心できる感じになっています。NYも同様です。

しかしながら、ニューヨークという都市は再生していません。

まず現状どんな問題があるのかというと、4つの問題が指摘できます。その内容とは、何ともベタな言い方になりますが、

「定住人口の減少」

「通勤者の減少」

「国内観光客の減少」

「海外観光客の減少」

の4つです。この中で、多少は「戻り」の気配があるのは国内観光客で、確かにタイムズスクエアからブロードウェイにかけての人の流れは、特に宵の口までの時間帯であれば賑わっています。その多くが家族連れで、いかにも「観光に来た」という風情でわかります。

ですが、残りの3つのカテゴリはいまだに散々な状況が続いています。

まず定住人口ですが、この5月に発表された「パンデミックの最初の1年間」に流出した人口のデータでは、NYの場合に2020年7月から2021年7月の1年で30万5,000人の人口減少が起きたそうです。人口840万が810万になったということですから、3.5%が消えたわけです。

問題はその多くが富裕層ということです。2020年の後半には、セントラルパークの東側になる「アッパー・ウェスト」という高級住宅街で、中古の家具の即売会がよく行われていたそうですが、とにかく高価な家具を叩き売ってコンドミニアムから引き上げて、コネチカットとかニュージャージーの「落ち着いたところ」に逃げるという層が多かったようです。富裕層が逃げてしまうと、当然のことですが、高額な消費をする人口が消えることで経済には大きな痛手が残っています。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

 

プーチンが暗殺を指示か。ロシアの石油会社幹部が次々怪死の不穏

ウクライナ戦争の開戦後、次々と謎の死を遂げるロシアの石油会社幹部。一部では暗殺を疑う声も上がっていますが、相次ぐ不審死の裏にはどのような事情があるのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、NYタイムズの記事を引く形でこれらの「事件」を詳しく紹介するとともに、プーチン氏が暗殺を指示していても不思議ではない理由を解説。さらに西側からの経済制裁を受けるロシアが、いつまで戦争を継続することが可能かについて考察しています。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

 

怪死がつづくロシア石油会社の背景

ロシアが西側に対する経済制裁に耐えている大きな理由が石油価格です。

比較的に高い値段で推移しているので、エネルギー大国であるロシアに有利に働いているのです。

9月2日もロシアがドイツへのガスパイプラインは閉鎖され続けると発表しました。

今年の冬のヨーロッパではエネルギー危機が予想されています。そのような形でロシアも欧州に圧力をかけているのです。

そのロシアで石油関係の会社幹部の怪死が続いています。

それについて報道したNYタイムズの記事を見てみましょう。

NYタイムズ9月1日 ロシアの石油会社幹部、謎の死を遂げる

 

9月1日ロシア第2位の石油会社であるルコイルの会長が、モスクワの病院の6階の窓から転落して死亡した。

 

会長マガーノフ氏は、中央臨床病院の窓から転落したと主要国営テレビ局であるチャンネル1が報じた。同報道は、クリニックがこの事故を確認したと伝えている。

 

ルコイル社は3月、ウクライナ侵攻の「早期解決」を求め、クレムリンの公式路線とは距離を置くという、ロシア企業の中では異例の姿勢を示した。マガノフ会長が率いる取締役会の声明では、「武力紛争の最も早い終結」を求めていた。

 

ロシア国営通信のタス通信は、マガノフ氏の死を自殺とした。マガノフ会長は心臓発作で入院しており、抗うつ剤を服用していたとする法執行機関の無名の情報源を引用した。

 

怪死はこれだけではない。

 

2月のロシアのウクライナ侵攻以来、エネルギー産業と関係のあるビジネスマンの死亡が相次いでいる。

 

ウクライナ開戦翌日の2月25日、ロシアのエネルギー大手ガスプロムの財務担当副総責任者アレクサンダー・チュラコフ氏がサンクトペテルブルク近郊の自宅ガレージで死んでいるのが発見された。

 

ロシア紙ノバヤガゼータでは、彼の死は自殺とされている。

 

4月には、ロシア最大級の金融機関であり、ガスプロムともつながりのあるガスプロムバンクの元副社長ウラジスラフ・アバエフ氏が、モスクワのアパートで妻と娘の遺体とともに発見された。

 

ロシア紙コメルサントによると、捜査当局は、アバエフ氏が自らの命を絶つ前に、2人を射殺したようだと述べたという。

 

5月、モスクワ郊外の町ミティシチの自宅地下で、元ルコイル社幹部アレクサンドル・スボボチンが遺体で発見されたとタス通信が報じた。

解説

ロシアにおいて石油は戦争継続のための頼みの綱です。その石油会社で幹部の怪死が続いているのです。

石油を戦略物資としたいプーチンが石油会社を押さえつけているために暗殺を命令していても不思議ではありません。

実はこの面において米国のバイデン大統領は大きな切り札をもっています。

バイデン大統領は、就任直後に、温暖化防止を目的にシェールガス・オイルの生産に供する国有地の新規賃借を禁止する大統領令に署名しています。

それが石油高騰を生んだ大きな理由です。

その国有地におけるシェールガス・オイルの生産をまた認めるような発表をすれば、それだけで石油の値段は下がるでしょう。

それは戦費を心配するロシアの足元を確実に揺るがします。

それができないのは、シェールガス・オイルの生産再開を促すことは、トランプの政策を追認する印象をあたえるためでしょう。

バイデン大統領は国内政治、選挙を考えているのです。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

 

カナダで25年間教えて気がついた「日本語」という言語の素晴らしさ

英語が苦手と言われる日本人ですが、なぜそうなってしまったのでしょうか。カナダで25年間も日本語を教えていた著者が、私達がなんとなく使っている日本語の素晴らしさを気づかせてくれた一冊を、メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』の中で紹介しています。 

【一日一冊】日本語が世界を平和にするこれだけの理由

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日本語が世界を平和にするこれだけの理由

金谷武洋 著/飛鳥新社

カナダで25年間、日本語を教えてきた著者が教える日本語の特徴です。著者が最初に気づいたのは、日本語には主語がないことが多いということです。一方で、英語は常に人(主語)が中心となっています。

例えば、朝の挨拶である「おはよう」とは「お早う」ですから、朝、早いことを挨拶している二人で共感しているのです。

英語での「Good morning」は、「I wish you good morning」の訳ですから話し手の「私」が、聞き手の「あなた」にとって「この朝」が良いものであるように祈っているのです。

確かに日本人は自己主張するよりも、周りと協調し、全体の中に自分を合わせていく人が多いのでしょう。

一方で英語や中国語では自己主張が強く、声が大きいし態度も大きく、日本人には上から目線に見えるのです。

著者の結論は日本語は共感の言葉であり、英語は自己主張の言葉であるということです。

英語の文には人間が出てくるのに、日本語の方には出てきません(p23)

日本の厚生年金を貰う条件が「退職すること」ではなくなった理由

 かつて、日本の厚生年金は「働いている間は支給されない」ものでした。しかし、貰えるようになった経緯と理由は何なのでしょうか? 今回のメルマガ『事例と仕組みから学ぶ公的年金講座 』では、著者で年金アドバイザーのhirokiさんが、 日本の年金の変化について詳しく紹介しています。

この記事の著者・hirokiさんのメルマガ

そもそも退職しなければ厚生年金は貰えない年金だったのに、貰えるようした歴史と在老計算事例

こんばんは!年金アドバイザーのhirokiです。

1.昔、老齢の年金受給権があるのに働いてる人にはそもそも年金は支払われなかった

働くと老齢の年金が停止されるという在職老齢年金制度があります。

年金でいう働くというのは単純に労働をしているという意味ではなく、「厚生年金加入中=在職中」という意味のほうが適切です。

なので厚生年金加入していない人は、老齢の年金が停止される事はありません。自営業や自由業などでいくら大儲けしても年金は停止されません。

ただし、在職中(厚生年金加入中)じゃないけど停止される場合はあります。

それは70歳以上の人ですね。

70歳以上の人は厚生年金に加入しませんが、厚生年金に加入できるほどの働き方をしている人は老齢の年金が停止されたりします。

本来は在職老齢年金は厚生年金加入中の人が年金停止される制度なので、70歳以上の人の老齢厚生年金を停止する事は原則から離れてはいます。

厚生年金加入してない70歳以上の人の年金を停止するというのは、所得制限に近い事をしているとも言えます。ちょっとした話ですが平成16年改正で厚生年金保険料を18.3%と決める時に、18.35%になってしまったので0.05%抑えるために70歳在老が導入された理由の一つであります。

さて、今までこの在職老齢年金は、自分の受給してる年金が働いたら停止されてしまうというものなので忌み嫌われていました。

せっかく働いて給料の収入を増やしたのに、年金を停止されたら何のために働いたのかわからない!という指摘ですね。

そういった感情は確かにもっともだと思います。

なぜ働いてる人の老齢の年金を停止して、支払わないみたいな事をしていたのか。

これは、老齢の年金の本来の性質によるものです。

年金は労働から完全に引退して、収入を失った人に支給して老後は年金で暮らしてくださいねというものでした。もちろん今もそうなんですが、今現在と違うのは老齢の年金は「退職した人」に支給されるものという性質がありました。

細かな違いかもしれませんが、「老齢年金」というのは「ある一定の支給開始年齢に到達したら年金を支給します」というものです。

ですが、「退職年金」は「退職したら年金を支払います」という違いがあります。

昔は、その…まず退職して引退してくださいねというのが厚生年金や共済年金を貰う条件だったのであります。

だから、何歳になっても働き続けてる人はいつまで経っても年金が支給される事はないという事ですね。

昭和61年3月31日までの厚生年金は加入は何歳までですというような制限は無かったので、いつまでも加入しようと思えば厚生年金にずーっと加入する事ができました。

加入する年齢の限度が設けられたのは昭和61年4月からです。この改正時から厚生年金は65歳までの加入ですよとなり、平成14年4月からは70歳まで加入が延長されました。

それはともかく、本来の老齢の年金は退職しなければ貰えないというのが、本来の老齢の年金でした。

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