Surface好調でiPadを超えた? 遂に始まるMicrosoft帝国の逆襲

マイクロソフトがアップルをタブレット市場で追い越した、というニュースがIT業界をにぎわせています。世界的エンジニアでメルマガ『週刊 Life is beautiful』の著者・中島聡さんは、開発者目線で見た「SurfaceとiPadの戦略の違い」を説明してくれています。

Microsoftの逆襲が始まる?

Microsoft Surpasses Apple in Online Tablet Share for the First Time in 2015

Microsoftがついにタブレット市場でAppleを追い越した、と言う報道です。「タブレット市場」という定義自体に意味があるかどうかは分かりませんが、MicrosoftがSurface Bookを「キーボードが取り付けられるタブレット」ではなく、「タブレットとしても使えるノートパソコン」という位置付けでリリースしたことが非常に大きいと私は見ています。

AppleのiPadが、悪く言えば「大きなiPhone」でしかなく新しいマーケットを作り出さなければならないのと比べると、ノートパッドを置き換える立場のSurfaceとSurface Bookの方がはるかに有利で、今回の「MicrosoftがAppleよりも多くのタブレットを売る」状況は一過性のものではなく、今後ますます加速されるものだと私は見ています。

Microsoftにとって鍵を握るのはエンタープライズ・マーケットで、その意味ではこの分野での「Apple+IBM連合」との戦いが過熱していくことは間違いないと思います。Appleとしては、市場にあるノートパソコンがSurfaceやSurface Bookに置き換わる前に、iPad・iPhone上のエンタープライズアプリケーションでデファクト・スタンダードの座を取る必要があるわけで、ここから1~2年が勝負だと思います。

ちなみに、私が開発しているSwipe StudioはiPadとiPhoneをターゲットにしていますが、もし iPhoneの存在がなかったら(Surface Bookを含む)Surface をターゲットにしていたかも知れないと思います。Surfaceの数が今後増え続けると、私のような開発者がSurface向けにアプリを作る可能性も高まるので、Appleもうかうかして入られません。

その意味では、Appleはそろそろ、OSXとiOSの違いの部分にどう対処すべきかを真剣に考えるべきタイミングが来ているように私には思えます。Swipeも一度はOSXに移植を開始したのですが、あまりにも#ifの数が多すぎて一旦中断しています。いっそのこと、iOSのフレームワークの大半をOSX上で動くようにしてくれれば、入力の部分だけOSX専用のコードを書けば済むので、OSX・iOSデュアルモードのアプリケーションを作ることが容易になります。

image by: Microsoft

だってしょうがない?泣く子も黙る「スマホ子守」で失われるもの

長い待ち時間や子どもが退屈する場面では、スマホやゲーム機は便利ですよね。しかし、無料メルマガ『子どもが育つ「父親術」』では、最近著者が遭遇した場面から、その便利さゆえの危険を語っています。最後まで読んでほしいお話です。

「ゲームに熱中させておく」という便利さ

ここ最近、子どもの携帯ゲーム機スマホとの付き合い方を考えさせられるような場面に、立て続けに遭遇しました。

1つ目は、電車の中。中学生くらいの男の子と、その母親らしき女性の2人組が座席に座っていました。子どもは携帯ゲーム機、母親はスマホをいじっています。

しばらくして、親がスマホをカバンにしまいました。なにか話すのかな…と思ったら、そのまま眠ってしまいました。子どもは、引き続きゲームをしていました。私が電車を降りるまでの30分間、2人は一言も言葉を発することはありませんでした。

2つ目は、ショッピングモールの中のフードコートにて。小学5年生くらいの男の子と、その母親らしき女性の2人組が、私の隣の席につきました。子どもはゲームに夢中です。

母「なに食べる? お母さんが選んじゃっていい?」

子「(ゲームを続けながら、数秒の間をおいて)…うん」

3つ目は、近所のスーパーにて。私が買い物に立ち寄って自転車を停めていると、入口横(屋外)のベンチに3人の女の子が座っているのに気がつきました。おそらく姉妹でしょう、4年生・2年生・年長くらいの年頃です。そして3人とも、携帯ゲーム・スマホを1台ずつ手に持って、夢中になっていました。

こうした機器は、確かに便利です。子どもにとって退屈な「待ち時間」を楽しく過ごすことができて、親も子も非常に助かることは事実です。わが家でも、移動時間の長い外出・旅行には、息子がDSを持参していた時期もありますし、最近ではスマホ持参です(娘はそういったものに興味がなく、いつも本を持ち歩きますが)。

家計のヘソクリ、なぜ女性のほうが多い?お金にまつわる男女の違い

お金が無くて困ったときに奥さんに相談すると、いざという時のために貯めておいた「へそくり」を持ってきた、という経験はありませんか? メルマガ『そうだったのか! この違いがわかれば、きっと許せる「男女の違い105」』では、男女別の「貯金」に対する違いをデータから分析して紹介しています。奥さんが、今いくらくらい「へそくり」を持っているかわかるかもしれませんよ。

男女別貯金方法とは?

今回は、お金にまつわる男女の違いです。

貯金が多いのはどっちかへそくりはどっちがあるかどちらがお金についてシビアか、なんてことも少~し見えてくるかもしれません。また、男女別貯金の仕方なども、紹介いたします。

さて、今回のキーワードは…

■男性…現在・自分のため
■女性…将来・緊急時のため

どんなことか、ぜひ読んでみてくださいね。自分(たち)とは違うよ~と思われることもあると思いますが、何かの参考にしていただけたら幸いです。<(_ _)>

男女で、へそくりはどっちが多い?

みなさまは、へそくりしてますか? へそくりとは、周囲に内緒で貯めたお金のことですが、どうでしょう、貯めてますか? (笑)貯めているとしたら、どのくらいでしょうか? そして男女では、どちらがしていると思いますか?

データから見てみましょう。 

■2014年、「へそくり」についての調査
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2014年8月15日(金)~8月19日(火)
対象:全国20代~60代 既婚男女計878名

○「100万円以上のへそくりを持っていますか?」では、全体では、

 ・持っている  30.3%
 ・持っていない 69.7%

と、約3割の方が持っていたそうです。

これを男女比でみると、

 ・男性 22.9%
 ・女性 36.7%

で、女性が多いということがわかったそうです。ちなみにこの「100万円」とは、離婚の時に最低必要な金額の目安とか。

さらに、

■2010年の「共働き家庭のへそくりは?」
 クロス・マーケティング(東京都中央区)
 全国の共働きの男女(20~69歳)1千人

では、「へそくりがある」と答えたのは

 ・男性 34.0%
 ・女性 47.1%

で、やっぱり女性が多く、その額も「50万円以上」が

 ・男性は36.9%
 ・女性は52.1%

だったそうです。

まさに中国の今。石炭から出るPM2.5が一番健康に悪いという研究結果

今や日本人の誰もが知るようになった大気汚染物質・PM2.5ですが、最近の研究で毒性が一律ではないことがわかってきたそうです。無料メルマガ『e-doctor ドクタースマートの医学なんでも相談室』で、ニューヨーク大学の教授が発表した心疾患死亡のリスクが高いPM2.5について紹介されています。

石炭から出るPM2.5が健康に一番悪いんだって?

今日は、石炭から出るPM2.5が健康に一番悪いんだって?というお話です。

石炭燃焼による大気汚染粒子(PM2.5)は、他の汚染源から生じるものよりもはるかに健康に悪いことが分かったそうです。この結果は米ニューヨーク大学ランゴン医療センター(ニューヨーク市)教授のThurston氏らの研究によります。

1982~2004年に米国100都市で集めた約45万人分のデータを分析した結果、石炭、原油、天然ガスなどの化石燃料の燃焼によって生じる小粒子に曝露されると、心疾患リスクが上昇することが判明しました。

今回検討した小粒子は、2.5μm以下の微小粒子状物質で、PM2.5と呼ばれているものです。

同重量で比較すると、石炭燃焼で生じるPM2.5による心疾患死亡リスクは、他のPM2.5に比較して約5倍だったそうで、土の飛散、木の燃焼、その他のバイオマス燃焼によるPM2.5粒子は、心血管疾患による死亡リスクという点では重要でないことも分かりました。

「これまで、この種の研究では基本的にすべてのPM2.5粒子が、発生源にかかわらず同じ毒性をもつと想定されていた」とThurston氏は述べています。

世界保健機関(WHO)によれば、世界では毎年、約300万人大気汚染で死亡している。Thurston氏らは、石炭の燃焼がこの公衆衛生の危機における重大な要因だと述べている。

そうなんですか? 石炭が一番悪いんですか? でも、中国は石炭ストーブを沢山使ってそうですよね。

image by: Nahorski Pavel / Shutterstock.com 

 

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美味しい牛乳、1日何杯飲むとガンになるのか。医学博士の見解は

「牛乳は体に良いからどんどん飲みなさい」と言われて育った世代からすると、昨今流布しつつある「実は牛乳は体に悪い」という説はにわかに信じがたいものです。どちらが正解なのでしょうか。メルマガ『楽しみながら「最高に幸せな自分」になる習慣』では、専門家の見解を紹介しています。

牛乳は1日何杯まで?

健康サイト(日経gooday)を眺めていたら、「牛乳は身体に良いのか悪いのか?」というタイトルを見つけました。

一昔前は、牛乳はとても体によいといわれましたが、今では牛乳は体に悪いから絶対飲まないという人もいます。私もこの問題にはさんざん惑わされ、今ではほとんど牛乳を飲まなくなってしまっていましたので、関心をもってこの記事を読みました。

ボストンのがん研究施設でライフスタイルや食生活と病気の発生を疫学的に研究してきた医学博士大西睦子(おおにし むつこ)氏によると、「個人の食生活で、必要な牛乳の量は異なりますが、一般的には、1日コップ1杯から2杯までの牛乳が適量だ」と言っています。

最近、牛乳が問題視されるきっかけになったのは、牛乳がガンのリスクを増大させるという説がとなえられるようになってからだといいます。その理由のひとつに、「インスリン様成長因子1」(IGF-1)というホルモンの存在があるそうです。

IGF-1は、細胞の成長や分裂を促進し、細胞死を抑制している、私たちの健康維持や成長に非常に重要なホルモンといわれるのですが、IGF-1を過剰に摂取すると、異常な細胞増殖、すなわちがん化につながると考えられているそうです。

牛乳など乳製品も含め、動物性食品の摂り過ぎは乳がん(女性)、子宮体がん、腎臓がん、卵巣がん、膵がん、前立腺がん、精巣がん、甲状腺がんおよび多発性骨髄腫の発症に関係があり、その原因のひとつに、IGF-1の産生が関与するという有力な説があるそうです。なので、牛乳など乳製品も含め、動物性食品の摂り過ぎは控えるべきという結論が導かれるそうです。

おまけに米国では、日本では使用禁止とされている遺伝子組み換え牛成長ホルモン(rBGH)の問題があります。rBGHを投与された牛乳にはIGF-1が非常に高レベルで含まれているそうです。そのために、この牛乳を飲むとヒトの血液中のIGF-1が高くなるのではないかと懸念されているらしいです。

結局のところ、牛乳を何杯飲むべきかという質問に対しては、専門家でも意見が分かれているとのこと。

またさらに、国によっても牛の飼育方法が違うため牛乳の質が異なる点にも注意する必要があるらしい。そんなことから、大西氏は「一般的には、1日コップ1杯から2杯までの牛乳が適量だ」と考えているそうです。

何事も「過ぎたるは及ばざるが如し」ということでしょうか。

結局のところ、食べ物飲み物もいろいろなものを適度に摂取することが体にとって無難なようです。

image by: Shutterstock

防衛費、過去最大5兆円を海外はどう見た?向上する米軍との相互運用性

政府は24日、2016年度の予算案を閣議決定した。一般会計の歳出総額は96兆7218億円で、過去最大となる。防衛費に関しても、過去最大、初の5兆円台となる。中国が海洋での主権主張を強めていることや、今年9月に国会で安全保障関連法が成立したことを背景として、多数の海外メディアがこの防衛予算案に注目した。

尖閣諸島に対する中国の主権主張への警戒

2016年度の防衛費は、今年度から1.5%(740億円)増の5兆541億円とされた。今年度の4兆9801億円がこれまでの最高額だった。

主要メディアはいずれも、第2次安倍政権が2012年12月に発足して以来、防衛費は4年連続での増加となることを記事の始めのほうで言及している。それによって、防衛費の増額は安倍政権の傾向だと示している。AP通信は、安倍首相が10年間続いた減少(傾向)を(2013年度予算で)終わらせた、と語る。なお、2015年度の防衛費は対前年度比2.0%増、2014年度は同2.8%増で、2016年度の伸び率が際立って高いというわけではない。

だが、中国が東シナ海、南シナ海で、強引な主権主張を展開しているという事情が、この予算案についての海外メディアの関心を高めたようだ(22日には、中国海警局が、尖閣諸島周辺の日本の領海のすぐ外側の接続水域で、初めて機関砲らしきものを搭載した船を航行させるという事案もあった)。

防衛費が過去最大となることについて、ウォール・ストリート・ジャーナル紙(WSJ)は、中国との領有権問題の中心にある離島(尖閣諸島)の防衛強化という安倍首相の願望を反映したもの、と語る。ブルームバーグは、中国が地域においてますます主張的な軍事的姿勢を取っている中、島国日本の領海と領空の安全を確保することを求めてのものだと説明した。

それを裏付ける事実として、新たに購入が決められた防衛装備の多くが、離島防衛を主眼に置いたものであることをWSJやAP通信が伝えている。例えば、水陸両用車、垂直離着陸輸送機オスプレイ、機動戦闘車などである。機動戦闘車は戦車よりも離島への配備が容易である、とWSJは説明する。AP通信は、日本は南西諸島の監視と防衛を強化しつつある、と述べ、来年度予算には、弾道ミサイル防衛能力を有する先進的イージス艦、潜水艦の建造費、新型ソナー開発費用も含まれる、と伝えた(高額の装備に関しては支払いは複数年に分けて行われるものが多い)。

WSJは、防衛省が、尖閣周辺により多くの部隊とレーダーを配備する準備と、米海兵隊と同様の、上陸作戦を行う部隊の創設準備を進めている、と伝える。国際大学の教授で元自衛官の山口昇氏は、予算案は機動性に重点を置いたもの、すなわち重大局面の際に、本州から南西諸島への部隊の移動をより容易にするものだとWSJに語ったという。

日米防衛協力の強化に向けた高額装備の調達

主要海外メディアは残らず、9月に国会で安保法が成立したことにも触れている。成立後初の防衛予算案だと強調しているメディアも多い。安倍政権が、日本の軍事的役割の拡大や、同盟国アメリカとの協力の深化を図っていることも、防衛費の増大に結びついているという見方のようだ。AP通信やWSJは、4月に日米両政府間で「日米防衛協力の指針(ガイドライン)」が改定されたことにも触れ、その見方を強調している。

AP通信は、中国が地域の海洋でますます主張的な活動を行っている中、日本政府は米政府との協力を強化している、と背景を説明する。そして、この予算案の閣議決定は、高価なアメリカの無人偵察機や、ジェット戦闘機F-35の購入計画を承認するものだとした。来年度は、翌年度以降の支払い分も含め、無人偵察機「グローバルホーク」3機(146億円)、6機のF-35(1084億円)、1機の空中給油機ボーイングKC-46A(231億円)が予算に計上される。

AP通信によると、防衛省官僚が「この予算には、ISR(情報、監視、偵察)分野で、日米の協力強化に寄与するだろうアイテムが含まれているとわれわれは考えている」と語ったそうだ。またロイター(日本語版)は、装備は離島防衛強化と米軍との共同運用を主眼に置いて調達すると説明している。WSJは、(取得する)航空機の多くはアメリカで開発されたもので、防衛省が、それによって自衛隊と米軍の相互運用性が向上するだろうと語っていると伝える。円安のために、米製兵器の取得費用が上昇している、とも指摘した。

実は普天間基地の移設費用と自衛隊の人件費上昇が最大要因?

このように、防衛費増額のメインファクターとして、尖閣諸島に対する中国の領有権主張への警戒を挙げたメディアが多い中、ロイターは他とは一線を画した見方をしている。来年度の増額について、ロイターは、米軍基地の移設費用と、人件費の上昇によって余儀なくされたものだ、と語った。日本語版では、740億円の増額分のうち半分を米軍再編費が占める、と語る。その中でもとりわけ大きいのが普天間基地の移設費で、今年度の244億円から595億円へと、351億円の増額となっている。

自衛隊関連の費用では、今年度からの増額分が386億円のところ、351億円を人件・糧食費の上昇が占めているという。英語版では、民間の賃金上昇を反映して、自衛隊でも人件費が上昇している、と説明している。日本語版では、(その反面)南西諸島の防衛力強化に振り向ける予算は限られている、と報じた。

(田所秀徳)

 

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無責任なメディアが原因?ホンダの普通車がイマイチ売れないワケ

フルラインナップメーカーながら国内シェアはトヨタの1/3以下というホンダ。「今後の復活のカギはスポーツカー」とするメディアも目立ちますが、無料メルマガ『週刊くるまーと ~賢く選んで、楽しく運転~』では、そんな狭い視点がホンダの足を引っ張っているのでは、と疑問を呈しています。

自動車雑誌を斬る!:スポーツカーだけじゃない

応援のようで、そうなっていないのが面白い。

いま売りの「ベストカープラス」はホンダ特集。最近、売れているのは軽と一部のコンパクトだけ。こんな体たらくで大丈夫なのかという前提のもの。国内軽視の日産に比べれば1.5倍程のシェアを持つホンダだけど、それでもフルラインナップメーカーとしてトヨタの1/3以下というのは、たしかに納得の数字じゃないかもしれない。

じゃあどうすればいい?

「復活の狼煙」として編集や評論家諸氏が期待するのは、まず東京ショーでお披露目した新型NSX、ウワサが絶えないS2000後継車、そしてタイプRなんだそう。で、S660の絶賛でもって、すでに逆襲は始まっているとも。

いや、まあ何とも相変わらずな感じだ。

たしかにホンダは、F1を筆頭にスポーティ・イメージが強い会社ではあるけれど、当然のこととしてスポーティとはスポーツカーだけを表現するものじゃない。しかも、先のとおりいまやフルラインメーカーとなったホンダにとって、純粋なスポーツカーはある意味サイドを固める脇役であって、決して主役というわけでもない。

もちろん、ドラマは脇役が光ることも大切だけど、それは盤石な主役が立ってこその話なのは言うまでもなくて。たとえば、量販価格帯の新型車であるグレイス、シャトル、ジェイドがいまひとつパッとしないのはなぜか。いくらセダン不振とはいえ、アコードやレジェンドはどうしていつまでたってもこんなに影が薄いのか? あるいは、トヨタ・ミライに並ぶ筈のクラリティも、東京ショーでさほど大きな注目を得られなかったのはどうしてなのか?

もしホンダが不振だというなら、僕はこのあたりの理由を一度しっかり考えた方がいいと思う。ホンダが、自身のスポーティ・イメージをどんな風にとらえているのか、ホンダらしさとは何だと認識しているのか。

少なくとも、ホンダの躍進にはNSXやS2000後継、タイプRこそ必要なんていう主張は、視野を一向に広げられない一部マニアの戯言だし、S660が復活の狼煙だなどとは無責任も甚だしい。タイプRを語るなら、そもそもベースのシビックはどうして日本市場から消えたのかの検証こそ肝要ということだ。

メディアのそういう狭い視点が、応援どころか、実はホンダの足を引っ張っているんじゃないか? ホンダ自身にもあらぬ勘違いを与えているんじゃないか。

もちろん、脇役のスポーツカーはどんなクルマであるべきか?の検討も含め、そろそろより現実的な提案を期待したいと思うんである。

すぎもとたかよし

image by: VanderWolf Images / Shutterstock.com

 

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「護衛艦カレーの祭典」に悪魔が闖入…大魔王が一票投じたカレーは?

実は食が細くて辛い料理もちょっぴり苦手な、『ママチャリで日本一周中の悪魔』こと大魔王ポルポルさん。どうやら、超巨大ハンバーガーの前に屈辱のお残しをやらかした長崎・佐世保の地に留まり、護衛艦カレーの祭典「GC1グランプリ」に参戦してきたようです。日本各地の名物料理を食べまくるグルメな悪魔は、一体どの護衛艦カレーに一票を投じたのでしょうか。

護衛艦が自慢のカレーを競う「GC1グランプリ」

佐世保市のフリーペーパー「ライフさせぼ」に取材されたり職務質問を1日に2回されたり、着々と佐世保に名を轟かせている大魔王ポルポルであるが、佐世保市のビッグイベント「GC1グランプリ」にも顔を出していた。

「がッハッハッハ!! 佐世保を闇に染めるため、我輩が護衛艦カレーを食してやろう。がッハッハッハ!!」

と、海上自衛隊に少しビビりながらも、護衛艦カレーを食べようとしていた。

海上自衛隊のカレーとは、長い航海中に曜日の感覚を失わないようにするため、隊員が毎週金曜の昼食にカレーを食べているのだそうだ。それぞれの護衛艦で異なるカレーが出来るために、毎年、護衛艦カレーグランプリ(GC1グランプリ)を開いて、どのカレーが美味しいか勝負している。

今年は護衛艦9隻と第2掃海隊の計10チームが出場。参加者は、紙コップに入れられた各艦の自慢のカレーを食べ比べ、自分が美味しいと思った味にスプーンで投票する。

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「がっはっはっは!! 海上自衛隊がカレーでバトルを行うというのか!! これは面白そうだ。我輩も魔界の代表として投票してやろう。がっはっはっは!!」

すると、我輩を怪しい人物と思ったのか、本物の警察官が我輩のもとにやってきて声をかけてきた。

「君……何してるんですか?」

「あ……GC1に参加するために……」

「その顔でっ!?」

警察官もさすがに驚き、佐世保の3度目の職務質問は10分ほどで終わった。

 

そして、いよいよ入場するために列に並んだ。入場するには整理券が必要だ。

「がッハッハッハ!! このイベントには整理券が必要なのか……がッハッハッハ!!」

整理券の他にも容器とライス代として500円が必要となる。大魔王ポルポルは、整理券とライス代500円を用意させるために、まぐまぐスタッフを佐世保に呼びつけた。カレーをタダ食いしようとしていたのだ。

「がッハッハッハ!! 我輩は久しくカレーを食べておらん。我輩が佐世保のカレーを食べ、佐世保のカレーをPRしてやろう。ただし、辛いものは受け付けんがな。」

と言って整理券と500円を、まぐまぐスタッフに用意させた。

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佐世保最大のイベントというだけあって、多くのニンゲン達がイベントに訪れていた。用意させた整理券で入場まで1時間ほど並び、会場の中に入ると海上自衛隊の気迫に驚いた。

「くらま、宜しくお願いします。」

「はまな、宜しくお願いします。」

それぞれ所属している護衛艦の名前を呼びながら、カレーを配っていた。滅多に見られない海上自衛隊に、我輩は逮捕されないかとビクビクしながらカレーを貰った。

「なんだ! “えんま”という護衛艦はココにはないのか? 残念だ。がッハッハッハッハ!!」

と、思いながら10種類のカレー全てをもらった

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会場内では、佐世保市のフリーペーパー「ライフさせぼ」に掲載された関係で、我輩のことを知っているニンゲンが、何人かいたので嬉しかったのだ。我輩はこう見えてツンデレである。その嬉しさをバネに1つ1つのカレーを食し始めた。

「ん! これは……辛い……論外だ。がッハッハッハッハ!!」

「まぁ。イイ……辛いが食べれる!! サンカクだ!」

「これ、チキンベースかも! よく分からん。サンカク!」

「ん? 鶏ガラか? マルだ!!」

10種類全てのカレーを食したが、8種類は同じ味に感じた。

カレーはカレーだ。がッハッハッハ!!」

と、カレーの味も護衛艦の名前も同じに見え、めまいがしそうだった。

そのため、どれに一票入れるか迷っていると、“ちょうかい”という護衛艦の人が我輩に会いに来た。

「すみません! 大魔王様! ちょうかいの方に一票お願いします。」

「がッハッハッハ!! わざわざ、我輩に頼みに来るとは、イイ度胸である。気に入ったぞ。がッハッハッハッハ!!」

と、頭をペコペコ下げながら言った。

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ちょうかいのニンゲンが帰ると、続いて“あさゆき”という護衛艦の人もやって来た。

「大魔王様! 是非、あさゆきにお願いします。」

「ふん! もちろんである! この“あさゆき”のカレーはとても美味であったぞ。がッハッハッハッハ!!」

と、「カレーの味はどれも同じだ。」というと怒られそうなので、とりあえずコイツには褒めておいた

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どれが勝っても別にいい。そう判断した大魔王ポルポルは“ちょうかい”に一票いれた。とりあえず褒めておいた“あさゆき”には悪いが、この1票は我輩の気まぐれである。

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「ふん! 佐世保のカレーはなかなか美味であったのだ。がッハッハッハ!!」

とても満足になった大魔王は、最後に、護衛艦の衣装を着せてもらった。

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「なかなかお似合いですよ。大魔王様!」

と言われ、

「いや、ほんま、ありがとうございます」

と言い、会場を出た。

正義の雰囲気を悪の雰囲気へと変えた大魔王ポルポル。

「佐世保市は魔族の手の落ちた。がッハッハッハ!!」

そう思い、そろそろ寒くなってきたので、どうにかして、暖かい沖縄方面を目指すのだった。

 

『大魔王ポルポルの日本征服の旅』
著者/大魔王ポルポル
日本一周の旅をしている大魔王ポルポルである。旅の裏側、隠れた小話など話したいことは盛り沢山!! だがしかし! タダで公開はできない。メールマガジンで日本のいろいろなことを掲載するのだ。メルマガに記載のアドレスに悩みや質問を送ってくれればメルマガで公開回答するぞ! ガッハッハッハ!!
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元気があれば何でもできる!一石数鳥、冬場を快適に過ごす裏ワザ

今年は例年より気温が高めでしたが、やはりこの時期、布団から出るのは辛いものです。でも大丈夫! 無料メルマガ『音多秀茂の【富と成功の5つのタネ】』の著者・音多秀茂さんが、寒い季節を心身ともに元気に過ごす裏ワザを伝授してくださっています。「何だかウキウキして力がみなぎる」そんな冬になればいいですね。

冬場に前向きになる方法

今日は健康のタネをお届けします♪

健康のタネの背景となっているテーマは「元気」です。アントニオ猪木さんに「元気ですかー!!」と言われたら「元気ですッ!!!」と答えられなきゃあかんのです(笑)。

「元気」は万人共通のステータス。見た目はどんなにクールでも、身体の中には生命力の源である「元気」がほとばしっていなければなりません。元気は運と同様に、あらゆるステータスを凌駕し生物としての優劣を決めてしまいますから、現代のような知的生産社会の中でも一番大事なステータスとも言えるんですね。

「元気の源シリーズ」では、元気の三要素である「食事呼吸運動」の三位一体バランスを整え、自発的に元気を発動する為のノウハウをお伝えしています。

冬場に元気が落ちるわけ

さて、ここ数日、関東北部の私の住む場所にもようやく冬将軍様が到来されました。それでも例年と比べて霜が降るのも遅く、日中も耐えられない程の寒さではありません。ま、人は温かさに幸せを感じますから、寒くならないに越したことはありません。

それを証明するように、寒いと人は人肌の温もりが恋しくなり、同時に家庭の温もりへも憧れが強まるとのことで、冬ほど「家」が良く売れるのだそうです。やっぱり人は温かいものを自然と求めてしまうんですね(*^_^*)。

さて、いずれにしてもこれから極寒の季節に突入しますから、同時に元気も低下していきます。何故なら「元気」とは、人の細胞中の「ミトコンドリア」の活性状況に左右されるから。寒さで活動量が減りがちな冬場には、ミトコンドリアの活動源となる食事から得られるエネルギー(脂質や糖質)が余りやすいものの、それを燃やす為の肝心の運動量が減り、エネルギーの供給過剰によるバランス崩れが起こります。

この仕組みが分かっていれば、「食事、呼吸、運動」のバランスを自分でコントロールし、元気を損なわずにパフォーマンスを維持出来るのですが、プロのスポーツ選手でもない限りそこまで思考して体調管理をしている人は少なかろうと思います。

ロシアの進撃で、トルコとイスラエルが接近。まるで聖書の預言通り

ロシア機撃墜事件で国際的に孤立を深めたトルコが、イスラエルとの関係修復に動き出したというニュースが報道されました。『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さんは、ロシア対イスラエル&トルコの敵対関係ができたことで、旧約聖書のひとつである「エゼキエル書38章」の預言通りになりつつあると指摘しています。

世界の経済状況

FRBが米景気が良いと利上げを発表したが、原油市場などコモディティ価格の下落が止まらないために、ハイイールド債が崩壊して、米株価は大幅下落している。

日本も日銀黒田総裁が、市場を見下した騙しをおこなったことで、日本の株価も下落して、金融緩和がこれ以上できないと見透かされて、円高121円台前半になってしまった。

FRBが笛を吹いても、世界の供給過剰・需要不足は止まらないし、それを感じて株式市場も盛り上がらない。この市場が活気づかない原因を解消しないと世界経済は復活しない。

また、日銀が意図せずに示唆したように、国債の量がなく金融緩和を長くは続けられないことも明確になった。非伝統的金融政策を逸脱した一部銘柄のJPXというETFを年間3,000億円買うとしたが、これに日本株の取引7割の世界の投資家が中央銀行として逸脱した行為だと反発した。このため、日本株の売りが出ている。また財政拡大による需要創造も財政赤字で限界にきているし、金融政策も限界にきている。

日本政府は、金融政策もできず財政政策もできずに、企業に投資拡大を要求しているが、世界経済の需要不足で多くの企業も投資拡大はできない。もちろん、インバウンド消費が期待できる観光業界や百貨店などは投資するとは思うが、それ以外の業界では、無理がある。

このため、現在世界経済を活性化する方法として、平和的手段は出尽くし、ないのが現状になった。非常に世界経済が難しい状態になってきたことになる。

この難しい経済状況に、石油価格の下落とEUや米国からの制裁で、ロシアは世界より先に陥ったことで、その打開策を模索している。その過程で戦争経済にシフトしようとしているようだ。

しかし、主に財政的な問題で、大部隊の展開ができず戦争の拡大もできずに、かつトルコとの問題が生じて、現在、より苦しい経済状況になっている。

イランからの要望でシリアを助けるために、シリアに空軍を展開したが、ロシア空軍は反政府軍を叩くために、トルコがシリアにいる同じ民族に対する空爆に反発してしまった。

ロシアのプーチンは、過激派組織「イスラム国」(IS)も反政府勢力も同じとイランから唆(そそのか)されて、シリア政府を助けたが、それを米国とトルコに大反発されてしまった。目算が違ったようだ。