中国と敵対せず米とも緊密。日本の戦略を評価するシンガポール紙

近年、あらゆる面でとかく「自己評価」が低い状態が続いている日本ですが、他国からは我が国の国家戦略に対して高く評価する声も上がっているようです。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、日本の外交や民間企業の動きを取り上げたシンガポール紙の記事を紹介。「アジア各国は日本に学ぶことができる」とまとめているその内容を喜びを以って伝えています。

 

日本の国家戦略を高く評価するシンガポール新聞

「日本には確たる国家戦略がない」

とよく言われます。

しかし海外から見るとどうでしょうか。

シンガポールの新聞、ストレートタイムズは11月4日「静かに動き出した日本」との題名で日本は戦略的に動いていると掲載しています。

まずは外交です。

最近、日本は目立たないながらも主導的な役割を果たすようになったと記しています。以下、抜粋編集します。

QUAD日米豪印戦略対話

 

日本は安全保障をアメリカに依存するあまり、その外交政策は米国の付属品のように見られている。しかし最近注目されている日米豪印戦略対話(Quad)は、安倍首相が2007年にインド議会で行った演説で、太平洋とインド洋という2つの海の合流について語ったことがきっかけとなっている。

 

ヘリコプター母艦

 

日本は今日、防衛費の増額を海外から求められている。3年前、ヘリコプター母艦「かが」を中心とした日本の艦隊がスリランカを往復したとき、東南アジアではほとんど波紋がなかった。今年10月3日には世界最先端の戦闘機であるF-35Bステルス・ジェット機2機がヘリ空母「いずも」の甲板から離着陸することに成功した。米国はさらなる役割を期待している。

 

環太平洋パートナーシップ

 

トランプ大統領が就任早々、環太平洋パートナーシップ協定から離脱したにもかかわらず日本が率先してまとめた。またRCEP(地域包括的経済連携)の交渉にもしっかりと貢献している。

 

現在、中国も環太平洋パートナーシップ協定に加盟しようと日本に申請を邪魔しないように迫っている。岸田文雄新首相は中国の加盟に懐疑的な意見を述べているが、完全に否定しているわけではない。

 

信頼あるデータ・フリー・フロー

 

2019年の世界経済フォーラムで安倍首相は「信頼あるデータ・フリー・フロー」の提案を口にした。

 

欧州連合(EU)の一般データ保護規則は、個人を特定できる情報のEU域外への流出を厳しく規制している。他の国々はこれをモデルとしているが、このような規制によって最も損失を被るのは企業であると米国は反発している。

 

「信頼あるデータ・フリー・フロー」の提案は、米国やEUなどの国々のアプローチとのギャップを埋め、国境を越えたデータの流れを促進するものである。

【解説】

最後の安倍首相が提案したという「信頼あるデータフリーフロー」については私もよく知らなかったのですが、「デジタル経済に関するルール作りについて、まずはWTOで電子商取引に関する交渉を進めることが先決だ」との趣旨で2019年G20大阪サミットで中国、欧州連合(EU)、米国、シンガポールを含む24の国が採択しました。

軍事面でQUAD、ヘリコプター空母なども大きな事だと思いますが、中国の脅威もありアジア各国からの強い反発がなく進んでいます。

 

優柔不断な自分と決別。ネガティブ思考の原因は過去に捉われすぎること

あなたは過去のことを考えるタイプですか?それとも未来のことでしょうか?今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では現役精神科医のゆうきゆう先生が、この質問でわかる性格傾向と思考のバランスについてお話しています。

過去タイプ?未来タイプ?答えで分かる優柔不断!

こんにちは、ゆうきゆうです。

みなさん元気でお過ごしでしょうか。

さて、皆さんは過去のことを考えるタイプでしょうか?もしくは未来のことを考えるタイプでしょうか?

人生について考えるとき、過去のことを色々考える人もいれば、未来のことをよく考える人もいるでしょう。

実際、過去・未来にまつわるさまざまな心理学的な調査が行われています。今回はその一つをご紹介します。

優柔不断の調査

心理学者マーク・スペクター博士は、大学生に対して

「あなたは過去のことをよく考えますか?未来のことをよく考えますか?」

と質問する形で調査を行いました。併せてその学生たちの性格傾向も調べました。

すると、過去のことをよく考える人ほど意思を決定するまで時間がかかってしまい、優柔不断の人が多かったのです。

逆に、未来のことをよく考える人は優柔不断ではなく、決断も早いということがわかりました。そして同時に、ポジティブな人も多かったという結果になりました。

すなわち、過去についてよく考えることと優柔不断であるという性格傾向は、非常にマッチしていたのです。

不幸な子だからいじめてしまう。現役小学校教諭が考える加害者にこそ伝える話

学校の場でいまだなくなることのない「いじめ」や「物隠し」。学校によりさまざまな対応がとられていますが、あまりにもひどい対応も時には話題となってしまいます。そこで、今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役小学校教諭の松尾英明さんが、学校という場で見たいじめや物隠しの対応について語っています。

いじめや物隠しの「犯人」にしない

毎年のことだが、教育実習をしていると本質的な質問をされることが多い。「いじめの対応についてどうお考えですか」というかなり大切な質問をされたので色々と真剣に答えた。

いじめやトラブルをどう考えるか。

例えば、誰かが誰かをいじめている時。例えば、誰かが誰かの物を壊してしまった、あるいは隠してしまった時。

どう捉え、何をしていくかである。

いじめ対応の順番は原則があり「いじめられている子どもを守る」が先で「いじめてしまった子どもに事情をきく」が次である。

交通事故などと同じである。まずは目の前の命を守ることが最優先である。

しかしながら、その命が助かったからそれでよし、とはしない。事故の原因を究明し、再発を防ぐ必要がある。治療は予防の100倍以上のコストがかかる。だから、再び事故が起きないようにする予防に全力を尽くす。

いじめ問題の場合は、そこがいじめをしてしまった側への対応である。再発防止に努める必要がある。

学校は、そもそも悪さを罰するための場ではない。文字通り全ての子どもが良くなるための場である。

そうであるならば、うまくいかず過ちをしてしまった子どもほど、救いの手が必要である。不幸でない人ならば、いじめや物隠し、公共への迷惑行為などしないからである。例えば暴走族に入る少年少女は、自らの不幸を爆音で叫んでいる子どもたちである。少年院に入る少年少女は、自らの不幸を自分ではどうにもできなくなってしまった子どもたちである。

クラスの場合だと、やたら意地悪をしたり迷惑をかけたりしがちな子どもは、自信がない不幸な子どもである。それらを放置してしまった結果の最終的に行きつく先が、先の暴走族に入る、少年院に収監という方向へ行ってしまうことがある。つまりは、学校を含めた子どもへの教育全般の結果である。学校はその課された使命から、全力で子どもの生活改善に努めねばならない責務を負う。

売るために特別なことは何もない。人気販売員がやっているたった1つのこと

同じように接客しているつもりでも、売る人と売れない人の差が出てくるのが接客業ですよね。しかし、今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは「売る人は特別な何かをしているわけではない」と話します。では、なぜ売れない人との差が出るのでしょうか?坂本さんはその謎を詳しく解明しています。

売る人は何をしているのか?

このメールマガジンや、私の仕事の本質的な話になります。

販売員の方で、こうしたメールマガジンを読んでいる人の多くは、「売る人は一体何をしているのか?」を聞きたがります。研修でもそうで、「売る人がやっているトレーニングの仕方」「売る人がやっている何か」を求められることは少なくはありません。

でも実際にそうしたことをやってみると、「思ってたのと違う」感が出る人がいます。どう思っていたのと違うかというと、「人とは違う特別な何か」をやっていると思い込んでいるからです。

「人とは違う特別なトレーニング」
「人とは違う特別な知識」

そういった何か特別なものを求めていて、ありきたりとも思えるようなことや、「それって当然だよね」と言われるようなことを聞かされると、いやいやもっと他にあるでしょとでも言わんばかりの雰囲気になります。

もう面倒なのではっきりお伝えしますが、そんな特別なことはありません。

売る人がやっていることは、決して特別なことではなくて、当たり前のことを当たり前のようにやっているだけなんです。

笑顔でいること、お客様にきちんと興味を持って会話すること、商品勉強を欠かさずやること。

そうした、販売員にとって当たり前とされることをただただやっているだけなんですね。

では、なぜそういう当たり前のことをやって売り上げが上がっているのか?

問題はここです。

大野智、交際女性と既に入籍説も!?ジャニーズ完全ノータッチで自由を謳歌、一夜限りの嵐復活さえNGなワケ

今月3日に行われたライブ映画の舞台挨拶で、昨年末のグループ活動休止後初となる4人で公の場の登場した嵐。リーダー大野智からのメッセージが披露されるなど、サプライズ尽くしのイベントとなったが、そんな大野に対してさまざまな憶測を呼ぶ事態となっている。

活動休止後、初の嵐4ショット披露も大野智の姿はなし

11月26日から全国公開される嵐のコンサートを記録・映画化したライブフィルム『ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”』。ドルビーシネマ限定先行公開が、嵐のデビュー記念日の3日からということもあり、櫻井翔(39)、相葉雅紀(38)、二宮和也(38)、松本潤(38)が登場し、会場を沸かせた。

これまでは「嵐の共演は2名まで」という、活動期間休止中の“嵐ルール”があるとされていたため、4人の共演はないものとみられていた。それだけに今回の4ショットは驚きの光景となった。

その中で、櫻井が「ちょうど1週間前に大野さん含めて5人で飲んでね」と、2020年末以来10か月ぶりに5人が揃ったことを報告。二宮が「生きてたんですよ、あの人」と会場の笑いを誘った。

イベントの最後にはその大野からメッセージを預かっていることを櫻井が発表し代読。

「どうも~お久しぶりです!1日中何もしないでソファで過ごす日とかあります。すいません。カレーは最近ではバターチキンカレーを作ったりしてます。寝る時間は早い日で夜10時に寝て朝4時に起きたりします。でも元気に生きてますのでご安心を」と綴り、元気であることを報告した。

相変わらずの大野らしさが表れたメッセージとなったが、しかしそんな大野をめぐってさまざまな不安要素が続出しているという。

【関連】キャバ嬢をタクシーに閉じ込め“監禁”か。「エコーカード返せ!」バッグの中まで手を入れ恫喝する運転手

大野智がすでに入籍の噂?遠のく嵐5人での活動再開

今回、嵐のメンバーが4人揃ったことで、「5人勢揃いして活動再開も近いのでは?」との観測が広がったことは事実だ。

だが、実情は異なるようで、その最大のハードルとなるのはやはりリーダーの大野智。

NHKの紅白歌合戦で嵐は五輪テーマ曲となった『カイト』を歌っている。もちろんNHKとしては「紅白歌合戦で5人の嵐を」と一夜限りの復活を目論んだが、大野が即NGを出したとフライデーが報じた。

また、大野は活動休止中の自由な時間を謳歌しているのか、複数女性とのデート報道があった。

今年4月には30歳前後の女性と京都旅行へ出掛けていたと報じられただけでなく、7月には30代前半くらいの女性と千葉県にある人気観光施設「マザー牧場」でデートする様子を目撃されている。

「実は活動中止期間中の大野さんに対して、ジャニーズ事務所は完全にノータッチだといいます。なので、大野さんが何をしようと基本的には干渉せずというスタンス。活動を中止しているとはいえ、そこまでジャニーズが放任するのも珍しいです。一部では交際している女性とすでに入籍したなどという話も出ているとフライデーは伝えていますね」(スポーツ紙の芸能記者)

櫻井と相葉がダブル結婚発表をしたことで、嵐メンバーの結婚へのハードルはかなり低くなっている。世間が許容しやすい状況になっているのは確かだ。

【関連】篠原涼子と長谷川京子が激しい“濡れ場対決”!? 「不倫いわくつき」女優たちの過激な肉食ぶりで増すリアルな背徳感

一歩も二歩も引いた立場で嵐とは距離を置いている大野智。もはや芸能界にはいっさいの興味がないのかもしれない。

“脱炭素祭り”で日本を袋叩きにするEU「石炭と原発依存」の不都合な真実

10月31日、イギリス北部のグラスゴーで開幕した気候変動問題と対策を協議するCOP26。日本は前回に続き、温暖化対策に消極的とされる国に贈られる「化石賞」を受賞したことが大きく報じられていますが、我が国の環境に対する取り組みは世界から酷評を受けるレベルのものなのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官で、かつてはCOP会合での交渉プロセスにも参加した経験を持つ島田久仁彦さんが、「脱炭素祭り」とでも呼ぶべき近年の世界のトレンドに対して恐怖さえ感じるとの心情を吐露。さらに日本企業が進める脱炭素化・低炭素化に向けた努力を紹介するとともに、環境保全を叫ぶ主張の裏側にも、経済的な利益の拡大や地政学的な覇権獲得への意図が隠されている事実を忘れるべきではないとの見解を記しています。

 

気候変動交渉と脱炭素祭り─Too lateは本当なのか?

今年もまたこの季節がやってきました。今回で26回目(6bis会合を入れると27回目)となる気候変動問題のCOP会合。本来は昨年の同時期に開催されることになりましたが、世界を襲ったコロナのパンデミックにより、1年間延長され、10月31日から開催されています。

私自身、COP3(1997)以降、COP22までは毎年、様々な立場で参加してきましたが、以降は気候変動問題にかかわる国際委員会の議長を務めたり、理事として参加したりするものの、交渉プロセスには参加していません。

パリ協定が合意された2015年12月のCOP21、そして異例の速さで条約としての発効を迎え、COP22以降、交渉の中心が「合意内容の交渉」から「各国における具体的な実施方法」に移ったのを機に交渉の一線から退いています。

COP26のニュースが流れるたびに、一抹の寂しさは感じているのですが、その報道内容を見るたびに、実は大きな違和感を抱いているのも確かです。

それはなぜでしょうか?

グティエレス国連事務総長の発言を引用すると、「COP26での失敗は、人類の終焉を意味する」とのことですが、“失敗”とは具体的にどのような状況を意味しているのでしょうか?

そして、“人類の終焉”とはどのような状況でしょうか?核保有国による同時核兵器使用でもない限り、human and biodiversity extinctionは今日明日に起きることではないはずです。

また途上国と言われる各国の首脳によるエモーショナルな演説の数々も、虚しい政治的パフォーマンスに過ぎず、「それで、あなた自身は何をするの?」、「じゃあどうするの?」という問いには全く答えていない状況にも矛盾を感じてしまいます。

また、それに呼応するかのように“現状を悲観視し、先進国による化石燃料の使用を糾弾する”NGOの意見も、理解できるところはあるのですが、自らがこの会議に参加するにあたって思い切り化石燃料を消費して飛んできた事実に対してはどのように答えるのでしょうか?

このような根本的な疑問は、おそらく答えられることのないものになるでしょうが、その中でも気候変動対策に向けての資金額の問題と、脱炭素祭りとでも呼ぶことが出来る世界みんな回れ右で同じ方向に妄信的に進もうとする姿を外からみて、恐怖さえ感じています。

パリ協定の実施に話題が移ったのを機に、国際的な議論が一気に脱炭素・カーボンニュートラルに移行しました。その中で、化石燃料の使用を悪とし、再生可能エネルギーへの移行を加速させるというトレンドができたことで、実社会の現実とそぐわない理想主義的な機運が席巻していると感じています。

特に石炭火力発電に対する風当たりは非常に強く、SDGs/ESGのコンセプトが金融業界に導入されるとほぼ時を同じくして、石炭火力を推し進める企業に対するファンドからの要請が相次ぎ、要請に従わない場合は投資を引き上げる(disinvestment)ケースが増加しました。

世界最大の政府系ファンドであるノルウェーの年金基金による大規模なポートフォリオ見直しの動きと投資の引き揚げに端を発して、企業は挙って、脱石炭の流れを作らざるを得ない状況に陥りました。

そして、イメージ戦略という側面もあり、再生可能エネルギーへのシフトと投資拡大、そして化石燃料関連プロジェクトからの投資引き揚げや新規投資停止という動きに出ます。

その背後では、環境系NGOがシェアホルダーとしての株主提案を世界で繰り広げ、どんどんエネルギー系企業を追い込んでいくという流れが最近のトレンドです。

 

5つの段階を踏もう。ハラスメント時代の社内恋愛を成功させる作法

人は誰しも、意中の相手とお近づきになりたいと望むもの。とはいえなかなか勇気が出せずに関係性を深められないという声も多く聞かれます。そんな状況から脱却する良い手立て、ないものでしょうか。今回のメルマガ『久米信行ゼミ「オトナのための学び道楽」』ではiU情報経営イノベーション専門職大学教授を務める久米信行さんが、読者から寄せられたそんな相談に、自身が大好きだという仏教用語を紹介しつつ懇切丁寧に回答。気になる人と心を通じ合わせるため実践すべき「5つのステップ」をレクチャーしています。

 

オトナの放課後相談室「ハラスメント時代の社内恋愛の作法とは?」

Question

shitumon

会社にちょっと気になっている人がいます。

同じ部署の後輩の女性で、明るくよく笑う性格に引かれて、密かに好意を持っています。

ただ、このご時世、迂闊にプライベートなお誘いをしようものなら、セクハラやパワハラ問題にもなりそうですし、振られた時には気まずくて仕方ありません。

ちなみに恋愛は私の苦手ジャンルで、これまでの人生でも告白は1回しかしたことがないので、余計にビビっています。

世の職場恋愛をしている人たちは、どうやって関係を深めいているのか、気になっています。

場違いな相談であることは承知の上で、事例をお持ちなら共有頂ければ幸いです。(東京都・35歳、男性)

久米さんからの回答

日常の和顔愛語で心通わせ、グループランチの良き聴き役から、彼女の好きを共に楽しむパートナーへ

明るくよく笑う女性。素敵ですね。どんな時でも明るく笑っていられる人が、私も大好きですし、自分もそうなりたいです。

さて、初めにお断りしなければならないのは、恋愛は男子校出身の私にとっても苦手ジャンルで、社内恋愛の事例についても詳しくないことです。ましてや、私がお勤めをしていた30年前には、ハラスメント問題などありませんでしたので、あくまでも想像でお話をすることをお許しください。

しかし、そんな私も、新大学で教員になる前(今から2年前)には、eラーニングでハラスメント研修(アカハラとセクハラ対応)を受けました。昔ならあたりまえのことが許されない時代になったことを、あらためて再認識しました。正直言えば、これは大変なことだとビビりました。

しかし、真の問題は別のところにありました。この1年半で、学生のみなさんが、教員に求めているものと、私が教えたいと思っていることの間には、大きなギャップがあることに気づいたのです。ですから、少しずつ、アンケートや対話を通じて、学生ニーズに寄り添えるようにチューニングをしている最中です。

たとえハラスメント防止ルール通りに教えていても、相手の気持ちに寄り添っていなければ、ハラスメント以上に深刻な心のわだかまりができると悟ったのです。

つまり、ハラスメントというと、イマドキの新しい問題に見え、厳しいルールばかりに目が行きがちですが、実は、昔からある悩み、価値観が違う人とのコミュニケーションの問題が根本にあると思うのです。

恋愛で言うなら、男性と女性(あるいはLGBTQ)という決定的な違いに加え、生まれた年代、育った環境、好きなモノ・コト・ヒトが異なる人同士 が、どうすれば会話が弾み、一緒に行動したくなり、さらには共に生きようと思うかを、互いに気遣うことこそ、真の問題なのです。

もしも、お互いにこうした共感のベースがあれば、どこかに行こうと誘われても、それはハラスメントどころか喜びでしょう。逆に気持ちが通じていなければ、ただ声をかけられただけでハラスメントだと感じられてしまうかもしれません。

それでは、どうやって心を通じ合わせるか、具体的な方法を考えてみましょう。

 

軍事アナリストが仰天。前統合幕僚長「台湾有事」言及の認識不足

メディアによる「台湾有事」を懸念し危機を煽るような報道について、これまでにも「マスコミは「台湾有事」の空騒ぎを止めよ。軍事アナリストが警告する最悪シナリオ」、「軍事アナリストが憂慮。「有事」を煽る朝日エース記者の勉強不足」など、再三警鐘を鳴らしてきた軍事アナリストの小川和久さん。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』では、自衛隊の前統合幕僚長までもが、予算目当てのインド太平洋軍司令官の発言や米国防総省のアンフェアな報告書を元に、中国軍の戦力を過大評価していることを問題視。いま一度、米軍トップのミリー陸軍大将の発言を引き、まだ中国軍には台湾侵攻の能力が備わっておらず、誤った認識で国民を煽ってはならないと訴えています。

 

台湾有事への米海軍の見積もりは疑問

ツイッターに次の見出しを見つけてびっくり仰天、早速目を通してみました。

「中国は確実に台湾に侵攻する」前統合幕僚長が警鐘 沖縄の海が戦場と化す?(デイリー新潮)

河野克俊前統合幕僚長と知り合って20年、いまも防衛省・自衛隊のOB組織・隊友会の理事会などで顔を合わせる関係です。自衛隊関係者の間では河野さんは鼻っ柱の強いことで知られているそうですが、私にはこちらが9歳もジイサマということもあって、そういう顔は見せません(笑)。

そういう河野さんの顔を思い浮かべながら、私は記事を読んだ感想をツイートしました。

「日本が中国に備えるのは当然だが、この論考は河野氏らしくない。中国の軍事インフラの立ち後れ、海上輸送能力の欠如、そして中国が国家目標とする2049年まで「安全運転」中というファクターを無視した議論」

中国に対する危機感は私も河野さんと共有しているつもりですが、根拠のひとつに今年3月のデビッドソン・インド太平洋軍司令官(当時)の「台湾への脅威は6年以内に明らかになると思う」という発言を示している一方、それを否定した6月のミリー統合参謀本部議長の次の発言に言及していない点が気になりました。

「中国が台湾全体を掌握する軍事作戦を遂行するだけの本当の能力を持つまでには、まだ道のりは長い」

「(中国による台湾の武力統一が)近い将来、起きる可能性は低い」

「中国には現時点で(武力統一するという)意図や動機もほとんどないし、理由もない」

いやしくも、ミリー陸軍大将は米軍のトップでもあります。その重要な発言に触れないというのは、記事が牽強付会なものという印象を振りまいています。

まず、ミリー発言の根底にあるのは中国の海上輸送力の不在です。また、ハイテク化された軍事組織を運用する前提となるデータ中継衛星などの軍事インフラの立ち後れもあるでしょう。

そうした点に触れず、デビッドソン発言に乗る形で米国防総省の報告書を引用するというのは、予算獲得に躍起になっている米海軍の思惑に同調していると言われても仕方ありません。昔から、海軍とカトリックと梅毒はインターナショナルだと言われますが、海軍つながりという印象も感じられます(笑)。

 

立憲は自滅、維新は躍進。単独過半数の自民は衆院選で本当に“勝った”のか?

衆院選での大敗すら予想されながらも、単独過半数どころか絶対安定多数を確保した自民党に対し、野党共闘を実現しながらも大きく議席を減らした立憲民主党。何が両党の明暗を分けたのでしょうか。そして有権者は「岸田自民」対して、信任を与えたのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、自民、立民、そして維新の選挙戦を振り返りつつ、第49回衆議院議員総選挙の総括を試みています。

【関連】公明党との連立解消も?自民は40議席超えの維新と手を組むのか
【関連】追い風と向かい風。岸田首相が経済を大復活させることが困難な訳

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年11月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

何だかよく分からない総選挙の結果――自民は議席減でも苦い勝利/維新はハッピー大躍進/立憲は重い敗北

政権が代わって、まだその中身が国会でもマスコミでもほとんど吟味に晒されていない内に早仕掛けで総選挙をやってしまえば、さほど大きな負けにはならないというのは、岸田文雄首相自身の判断だったと言われる。奇襲戦法と呼ぶ者もいたこの戦術は、確かに効果があって、選挙前には自民党議席276に対し単独過半数233を割る可能性があるとの予測も飛び交っていたというのに、蓋を開ければ、15議席を減らしたとはいえ261の「絶対安定多数」〔注1〕を確保する大善戦で、岸田の思惑は的中したと言えるだろう。

改憲ということになると、3分の2の310議席が必要で、自民と公明を足しても293、国民民主を足しても304でまだ足りないが、これに維新が加われば一気に334になる〔注2〕。しかし、そもそも公明は安倍流の改憲には全面賛成するはずがなく、国民民主も同様。仮に公明と国民民主が乗れないような改憲案を持ち出して維新だけが賛成しても302で、やはり3分の1には届かない。それにそもそも、岸田は確かに安倍・麻生に擦り寄って権力の座を手にしたとはいえ、すべて安倍言いなりになって安倍流の改憲案を本気で推進しようとするのかどうかは分からない。

〔注1〕全常任委員会で委員の過半数を確保し、また当然、委員長も独占しているので、すべての法案を通せる状態のこと。

〔注2〕改憲への加除計算:
自民261+公明32=293
自民261+公明32+国民民主11=304
自民261+維新41=302
自民261+国民民主11+維新41=313
自民261+公明32+維新41=334

11月2日付毎日新聞によると、当選者の77%が「改憲」そのものに賛成だが、9条改正で自衛隊の存在明記に賛成は57%、緊急事態条項を設けることに賛成は60%だった。

 

ロシアからの帰国者が感じた、住みやすくなり続けている母国・日本

生まれ育ったこの国から出ることなく長年住み続けている我々日本人には、母国の本当の美点が見えていないものなのかもしれません。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では、3年前に帰国するまでの28年間をモスクワで過ごした国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、元々素晴らしい国であった日本がますます良くなり続けているとして具体例を提示。さらにその進歩の原動力として「自由と民主主義」を挙げるとともに、それらを守り続ける重要性を訴えています。

日本がドンドン良くなる根本的理由

日本は、清潔で、自然がきれいです。夏は暑すぎる感じもしますが、今の時期は最高ですね。モスクワは11月、ほとんど晴れの日がありません。日に当たらないと、白人の顔色も土色になり、病気の人が激増します。その点、日本は、雨の日と晴れの日が適度にあって、すばらしい。

日本人は、概して穏やかで、誠実で、勤勉です。心優しい日本人に囲まれて、日本に住めるのは実に幸せです。

日本に戻って3年。日本は元々いい国ですが、「さらに良くなっている」と思います。皆さんの中には、「いや、どんどん悪くなっている!」と思っている人もいるでしょう。何がよくなっているか、例を挙げてみましょう。

激増した公立小中学校のエアコン設置率

たとえば、公立小中学校のエアコン問題。2017年のエアコン設置率は、49.8%でした。2018年の夏は暑く、熱中でたくさんの人が亡くなりました。そして、「日本の小中学校には、エアコンが設置されていない!」という報道が、外国でもされたのです。私もこのことに驚き、外国人の知人友人も仰天していました。

「日本は、ハイテク先進国で猛暑の国。なぜ学校にエアコンがないのだ???」と。

質問攻めにあった私は、「そうだよね~」と同意するしかありませんでした。

ところが、2020年の設置率、【92.7%】まで上がりました。4年前、エアコンがある公立小中学校は半分以下だった。それが今は、ほとんどすべての学校にエアコンがある。それに要した時間は、たった3年です。エアコン設置率データの出所はこちら。

公立小中学校の空調(冷房)設置率の推移[文部科学省]

働き方改革の成果

私が帰国した頃(2018年秋)、日本は「働き方改革」の話で盛り上がっていました。2019年4月に施行された「働き方改革関連法」の内容は、正直イマイチです。しかし、政府が「働き方改革!働き方改革!」と大騒ぎしたことで、明らかにムードが変わりました。

日本人は「勤勉」で有名ですが、外国から見ると「労働時間が不当に長すぎる」ことでも知られています。2019年4月から、TBSで『わたし、定時で帰ります。』というドラマが放送されました。つまり「日本で『定時で帰ること』は特殊なことで、ドラマのテーマにすらなる」と。このドラマの後、「働き方改革」が進み、皆さんの働き方も楽になったでしょうか?

時々、モスクワ時代の友人と会うことがあります。待ち合わせをするときは「6時45分に駅で」といった感じ。以前は、こんな早い時間に会うことは難しかったですが、今は大丈夫になりました。働き方改革で、お父さん、お母さんが早く家に帰ってくる。これで、子供たちの幸せ度も増しますね。

テレワークの普及

新型コロナは、悪いことばかりです。しかし、一つ「よかったこと」もあります。「テレワーク」が普及したこと。

業種にもよりますが、「自宅でパソコンで仕事できる」人はかなりいるはずです。そういう人たちが、往復2時間かけて出社するのは、非効率でしょう。週10時間、1か月40時間、年間480時間、通勤に費やしている。480時間は労働時間8時間で割ると、60になる。つまり、1年の通勤時間は、労働時間60日分に匹敵するのです。実にもったいないですね。だから、できる人はテレワークにした方がいいでしょう。ですが、今までは、「惰性」で出社してきた。

ところがコロナでテレワークが「推奨」されるようになった。その結果、テレワークが激増しました。総務省6月18日の発表には、こうあります。

企業におけるテレワークの導入が急速に進み、在宅勤務を中心に導入する企業の割合は、前年比で倍以上の47.5%に達した。

出所はこちら。

令和2年通信利用動向調査の結果[総務省]