毎週1時間多く寝るだけで年収はアップする―米大学の研究結果

以前、「24時間働けますか〜♪」などという少々無茶な歌が流行りましたが、どうやらそんな行いは給料を減らすだけのようです。このほど、アメリカの大学の研究者たちが「毎週1時間睡眠時間を増やすだけで給与が増加する」と発表し話題となっています。無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で詳しく紹介されていますので要チェックです。

睡眠時間を増やすと給料が上がる

睡眠時間を増やすと集中力や記憶力が高まり、仕事の効率がよくなって、給料も上がることが分かりました。

これは、ウィリアムズ大学のマシュー・ギブソン氏及びカリフォルニア大学サンディエゴ校のジェフリー・シレーネ氏らが報告したもので、ワシントンポスト紙に記載された内容です。

Researchers have found a surprisingly powerful effect of sleeping more

研究者らは通信会社大手のジャブラ社(固定電話機、パソコン、携帯電話などのヘッドセット市場世界No.1のシェア)の社員を調査し、健康状態と睡眠時間のデータを分析しました。

その結果、毎週1時間多く寝るだけで給与が増加し、教育の半年分受けた時の給与の増加に匹敵することがわかりました。

研究では、睡眠が給料に与える影響について詳細に調べるため、米国各地の日没時間の差を利用した実験を行なったそうです。

今までの研究で、日没時間が早い(例えば冬季)時では睡眠時間も自然と長くなり、日没が1時間遅れると睡眠時間は約20分間減少することが分かっています。例えば、米メイン州とミシガン州は共に東部のタイムゾーン上にあるのですが、前者は後者よりも日没が約1時間半早くなっています。

そこでこの差を使い、睡眠時間が給料に与える影響を計算しました。その結果、毎週の睡眠時間が平均して1時間増えると給料が1.3%上昇し、長期間の差を見ると5%も上昇していることが分かりました。

日没時間が1時間早いところに住めば、毎年1,570ドル約17.2万円多く稼げることになるのだそうです。

即ち、「睡眠は仕事の生産効率と給料を決定する重要な要素であり、その重要性は個人の能力の差にも劣らない」と結論されています。

image by: Shutterstock

元旅行雑誌編集長が警告。男だって入浴後の「乾燥肌」に注意せよ

元『旅行読売』編集長・飯塚玲児さんが発行するメルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』では前回、高齢者の冬場の入浴についてのリスクを紹介しましたが、今回はその続編として「冬の入浴後の乾燥肌」に関する情報を紹介。男性は、女性に比べて保湿に対する意識が低いようですが、飯塚さんは「男性も50を過ぎたら入浴後の保湿をしたほうがいい」と、乾燥肌が招くリスクについて警鐘を鳴らしています。

冬の乾燥肌に対する入浴の注意とは?

前号に続いて、冬の入浴に関してのことを書いてみたい。

前回は寒い冬の入浴のリスクについて書いたのだが、かなりおっかない話でもあり、とはいえ見落としてはいけないことでもあるので、未読の方はぜひとも前号をご覧ください。

さて、今回は前号ほど直接命に関わることではないのだが、男性、特に高齢者およびその予備軍に知っておいて欲しい温泉入浴知識を解説したい。

男性も50歳を過ぎてくると、いわゆる「老人性の乾燥肌」というものを自覚し始めると思う。 全身がかゆくなったりするのもこれが原因の場合もある。 僕も数年前からこうした症状に心当たりがある。 歳とともに皮脂の分泌は減り、例えば書類をめくれずに指をなめる、ということも起こる。

これ、若い女性からマジで嫌われるのでご注意を。 指だってかさかさになるから、ある意味では仕方ないんだけどね。

家庭のお風呂でもそうだが、特に温泉入浴では、温泉の成分によって皮脂が洗い流され、汚れも落ちる代わりに、湯上がりに乾燥肌になりやすい。

泉質で言うと、ナトリウム−炭酸水素塩泉、つまり重曹泉は肌の無駄な角質を乳化して溶かし、洗い流す効果がある。 pHの高いアルカリ性の湯もこうした効果がある。 だから美肌の湯の代表格として取り上げられるわけだが、逆にこうした湯に浸かって、ナイロンタオルで体をごしごし洗うと、すっかり皮脂まで落とされてしまい、乾燥肌になりやすい

強アルカリ泉や重曹泉では、湯上がり直後からこうした乾燥が始まるので、女性には「保湿剤やローションなどは、脱衣所で塗るべし」ということを薦めている。 ドライヤーを使って、浴衣を着てからでは遅いのだ。

女性はお肌に関してかなり敏感で、そうしたこともしっかり勉強しており、知識として持っていることが多いのだが、男性となるといかがだろう?

僕の知る限り、脱衣所で湯上がりに全身に保湿剤を塗っている男、というのはほとんど見たことがない。 まあ、いたら気持ち悪い気もするけども。

とはいえ、若いうちならまだしも、年齢を重ねて乾燥肌になってくると、こうした温泉で全身をごしごし洗ってそのままにするのはお薦めできない。肌がかさかさになって、かゆくなったり、荒れたりすることがあるからだ。

トランプ当選で大混乱のはずでは?なぜ今「円安・株高」なのか

まさかのトランプ当選で大混乱に陥るかと思われた世界経済。しかしその心配とは裏腹に円安・株高となり、予想外の展開に「トランプ相場」などと揶揄されてもいます。11月下旬に為替・株価ともに落ち着きを取り戻したようですが、なぜこのような現象が起きたのでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』は、マンションの話題からは離れ、トランプ相場が発生した理由と今後の氏の政策について、著者の廣田さんがわかりやすく解説しています。

トランプ大統領で円安・株高はなぜ?

こんにちは! 廣田信子です。

トランプ大統領と決まって、円安株高なのはなぜ? と思いませんか? 暴言王トランプがアメリカ大統領になるようなことがあったら、日本経済は円高、株安になり大打撃を受ける…と専門家はみんな言っていたのに…。

先日、不動産経済の専門家の分析を聞き、なるほど~と納得するとともに半信半疑ながら、頭の片隅に置いておいた方がいいと思うこともありました。

まず、勝利宣言後、トランプ氏が、選挙中の過激発言を封印して、「これからはアメリカの分裂の傷を結い合わせる時だ。私はすべてのアメリカ国民のための大統領になる」と発言したことで、世界中が、トランプ氏の政策を冷静に分析し始めました

冷静になると、大統領と上下両院が共和党となったことで、今後、トランプ大統領と共和党の意見が一致した法案はすべて国会を通過し実現するということになります。

これは、すごいことであり、怖いことでもあります。

【ネタバレ注意】米在住の翻訳家が「シン・ゴジラ」で驚愕したこと

先日、全米で3日間限定で上映された映画『シン・ゴジラ』を観たという、無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』の執筆者のひとり、シアトル在住の英日翻訳家・TOMOZOさん。アメリカ人には到底理解できないという日本人の「内省」や、システムに縛られた政治家たちの滑稽な様子は非常にリアルで素晴らしかったと絶賛する一方、どうしても気になる登場人物がいたとのこと。それは一体…?

自虐の国のゴジラ

ゴジラに、私は期待をしていた。

10月の第2週に、全米の数都市の数館で、3日間だけ、しかも1日1回限りという超限定で『シン・ゴジラ』が公開された。日本で異常なまでに話題になっているのを聞いていたので、私はかなり期待して観に行ったのだった。

たまたまその時、カリフォルニアに用事があって行っていたので、はからずもグーグル本社からほど近いシリコンバレーの映画館で、「ニューゴジラ」のアメリカ上陸を見届けることになった。

この映画館は全席完全指定で、ボタンを押すと足乗せ台がぐいーんと出てきて椅子というより寝台みたいになる、キングサイズのシートが売り。一つの椅子が巨大なので席数はそれほどないけれど、前のほうまでほぼ満席だった。

IT業界のギーク(オタク)君たちが密集する地区だけに、米国のほかの地域よりもゴジラについての認知度は格段に高いとおもわれ、ゴジラが登場するたびに館内のあちこちから歓声が上がるという、かなり熱い上映会だった。ゴジラの足のかたちのスリッパを履いて観にきている人さえいた。そんな熱い米国ゴジラファンに混じって観たシン・ゴジラ。

いや面白かったんだけど、ううーん、惜しい! もうちょっと頑張って、アメリカ人にぎゃふんといわせてほしかった。以下感想(ネタバレあります)。

  1. この映画は、自虐的。良い意味で
  2. 政治家と官僚のおじさんやおばさんはとてもリアルだった
  3. でも「カヨコ」の破壊力が尋常ではない
  4. アメリカがファンタジーランドとして描かれている
  5. いろいろな意味で閉じている

1.まず、この映画を観たアメリカ人の多くは、日本人とはなんと自虐的な人々であることか、と思うのではないか。

でもそれは、ゴジラ本体の次にこの映画が誇るべき美点だと思う。

先住民に対する略奪や他国への侵略というような、自国の負の歴史を世界史の中で包括的に眺めることを自虐と捉える困った人たちが日本にも一定数いる。わたしには理解できないけれど、そういう人は、きっと「誇り盲信を履き違えているのだろうと思う。実際、自覚的になにかを信じるのはとても難しいことであるし、もしかしたら日本人にとってなにかを信じるということ自体がチャレンジなのだろうかとも思う。

日本というのは、鎖国>開国>帝国>敗戦>高度成長その他。…という歴史の中で「信じるということに懲りてしまった特殊な国といえるのかもしれない。誇りにできる共通システムがないので、日本の「愛国」という概念はとてもとても抽象的な、感情論になる。

アメリカ人、とひとくちにいってもいろいろいるけれど、アメリカ人の多くはおおむね、自国のシステムとパワーを全面的に信じ誇りを持っている(もちろんそこには強烈な矛盾があるし、ほつれが顕在化して今現在の社会問題になってはいるけれど)。ベトナムを経験しても、イラクの戦争が泥沼になっても、国内に貧困がはびこっていても、自国の約束するシステムと自国の未来を、やみくもといっていいほどに信じようとするのがアメリカのコンテクストだ。

二大政党のどちらも、強く正しいアメリカをうたわなければ決して選挙には勝てない。そしてそれは、決して空疎な形容詞ではなくて、リアルな感情である。右の人も左の人も、解釈は違うけど国の基幹である思想とシステムの正当性については、揺るぎない確信を持っている。ブッシュの愛国とオバマの愛国ではかなり違うけれど、どちらもほんとうに真面目に、国が体現するシステムを愛しているのだ。あるいはそのように人に信じさせるのが上手い。

プーチンがトランプに心変わりしても、日本が喜ぶべき意外な理由

トランプ氏の米大統領就任が、米ロ関係を急速に改善させるとの見方が各方面で語られています。10月にシリアで起きた米軍による誤爆以来ギクシャクしていた両国の「和解」は、世界の安全保障上喜ばしいことではありますが、日本にとってはメリット・デメリットどちらのほうが大きいのでしょうか。無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんが読み解きます。

プーチン、トランプとの関係を語る

先日、「プーチン訪日を前にして、ロシアの態度が硬化している」という話をしました。その理由について、「トランプが勝ったからだろう」と。「…わけわからないぜ!」という方は、いますぐこちらをご一読ください。

日本よりアメリカだ。プーチンが見せた露骨な「心変わり」

さて、プーチンは最近、トランプについて語りました。

プーチン氏、トランプ氏勝利「米と関係改善のチャンス」

朝日新聞デジタル11/30(水)23:19配信

 

ロシアのプーチン大統領が30日、モスクワで講演し、米大統領選でのトランプ氏の勝利について「ロ米関係改善のチャンスが生まれると信じたい。両国の国民にとってだけでなく、世界の安定と安全のために重要なことだ」と述べて、対米関係立て直しへの強い意欲を示した。

ここからわかること。

トランプとプーチンは、一貫して米ロ関係を改善させたい!と言い続けている。トランプは、プーチンとの関係改善を語り続けることで、選挙戦が有利になったとは思いません。むしろヒラリーは、「トランプは、プーチンの操り人形だ!」と攻撃材料に使っていました。それでも、トランプがひるむことはなかった。つまり、トランプがロシアとの関係を改善させたいという意志はホンモノなのでしょう。一方、プーチンの動機は単純です。西側陣営のボスになるトランプに、制裁を解除して欲しい

さて、プーチンは、トランプとの電話会談について語りました。

プーチン氏は講演で、トランプ氏と11月14日に電話した際に「ロ米関係の不満足な現状は正常化しなければならないという考えで一致した」ことを明らかにした。その上で「我々の側はそのための道を行く用意がある」と表明した。シリアやウクライナなど、米ロの意見や利害が対立する問題で、トランプ氏とは折り合いを付けられそうだという期待感がにじむ発言だ。

シリア問題について。オバマはとても不誠実な言動を繰り返していました。まず、皆さんご存知のように、オバマ・アメリカは、「反アサド」である。そして、オバマは「反IS」でもある。なんと言っても、ISは外国人を公開処刑しているし、テロもバンバン起こしている。それで、アメリカと有志連合は、ISを空爆しています。ところが、オバマは、本音でISを壊滅させたくなかった。なぜ? アメリカとISは、「反アサド」という点で、利害を共有しているから。それで、アメリカの空爆はゆるゆるで、ちっともISは弱体化しなかった。

2015年9月、ロシアが、「IS空爆」に参加します。プーチンの目的は、アメリカとは全然正反対で、「アサドを守ること」。それで、ISの石油インフラを破壊し尽くし、壊滅的打撃を与えることに成功します。

トランプは二面性のあるオバマのシリア政策にあきれているのです。彼のシリア観は、以下のようなものです。

  1. 最悪の存在は、欧米でテロをするISである。
  2. アサドも悪だが、別に政権にいても、アメリカに迷惑はかけていない。
  3. プーチンは、無料でISを攻撃してくれている。アメリカにとってありがたい存在である。

現状は、「プーチンがISと無料で戦ってくれている」ことで、トランプは感謝しているのです。

では、ウクライナはどうでしょうか? トランプは、「ウクライナは、アメリカの問題ではない。欧州の問題だ」としています。ウクライナ内戦は、2015年2月に停戦合意がなされ、その状態が続いている。トランプ・アメリカが介入をやめれば、平和は続くでしょう。ただ、ウクライナは捨てられた状態になり、事実上、クリミア半島、ドネツク州、ルガンスク州を失います。大国に利用される小国の悲劇ですね。

緊張しすぎると吐く息がクサくなるのはナゼなのか?

対人関係で気になるニオイ。なかでも口臭を気にする人は多いですね。

緊張すると「口が渇く、上手くしゃべれない」といった悩み以外にも、「普段よりも口臭が気になる」ということが気になったことはありませんか?

どうして緊張したときに口臭が強くなるのでしょうか。また緊張以外ではどのような時に口臭がするのでしょう。

詳しくみていきましょう。

緊張すると口が臭くなるのはなぜ?

緊張すると口が臭くなる原因は、緊張することで「自律神経」が乱れることにあります。

自律神経とは、外部からの刺激によって無意識に身体の機能を調整する神経です。

自律神経にはストレスや緊張、興奮状態によって働く「交感神経」と、リラックスした状態で働く「副交感神経」の2種類があります。この自律神経は、唾液(だえき)の分泌にも関わってきます。

緊張している時、つまり交感神経が働いている状態では、唾液の分泌が抑えられます。緊張したときに口が渇くのは、交感神経に影響されているためです。

では、唾液分泌が減るとなぜ口が臭くなるのでしょうか?

口が渇くとなぜ臭くなるの?

唾液の分泌と口臭の関係を知るためにも、まず唾液の働きを見てみましょう。

唾液の働きは次のものがあります。

・口の中の汚れを洗い流す
・歯の表面、口の粘膜の乾燥を防ぐ
・細菌をからめとって、体内への侵入を防ぐ
・食べ物を飲みこみやすくする

これらはさまざまある唾液の働きの一部です。唾液の働きによって、口の中にある細菌の増殖を防いでくれています。

また交感神経は、唾液の分泌を抑制するだけではありません。

唾液の成分を普段の「さらさら」したものから、「ねばねば」したものに変えます。粘度の高い唾液は、細菌の栄養源になるため、口の中の細菌が増殖します。

そして増殖した細菌は、ニオイのもととなる「揮発性硫黄化合物(きはつせいいおうかごうぶつ)」という成分を発生させます。これが、緊張したときに口が臭いと感じる原因となるのです。

緊張以外でも口臭が!唾液の分泌が減るのはどんな時?

緊張すると唾液の分泌量が減り、口臭につながります。

では緊張以外でも、唾液の分泌を減らしてしまうことはあるでしょうか?

唾液の分泌を減らしてしまう原因をみていきましょう。

起床直後

朝起きて、口臭が気になることはありませんか?

睡眠中は唾液の分泌が減って、細菌が増殖します。さらに、口の中に食べかすや舌の汚れが残っていると、口の中の汚れ成分を細菌が分解し、ニオイの原因物質を沢山つくってしまいます。

口呼吸

鼻づまりになると、鼻呼吸ができず口呼吸となりますね。それ以外でも歯並びやかみ合わせの問題で、唇がとじにくく口呼吸になることがあります。

また夜間、無意識で口呼吸になっていることもあります。

口呼吸は、口を乾燥させた状態とします。そして、唾液を蒸発させてしまい、細菌の増殖と口臭へとつながります。

年齢、ホルモンバランスの変化

加齢によって、唾液の分泌量は減少していきます。また、女性の場合は加齢に伴うホルモンバランスの変化によっても、唾液の分泌が変化します。

更年期の症状に「口腔内乾燥症=ドライマウス(口が渇いた状態)」があります。また、ホルモンバランスの乱れで20代や30代でもドライマウスになることがあります。

喫煙

煙草の成分タールによって、喫煙者独特の口臭がみられます。それ以外にも煙草に含まれるニコチンは交感神経を刺激します。

緊張したときと同じように、唾液の分泌が抑制されるのです。また、ニコチンには免疫作用を抑制する作用もあります。

そのため、歯周病など口臭の原因となる疾患になりやすくなります。

このように、緊張している時以外でも、唾液の分泌を減らしてしまう原因はさまざまあります。では、唾液以外に口臭の原因となるものは何があるのでしょうか。

慢性的な口臭の原因、病的口臭?

唾液が減ることによる口臭は、細菌がニオイのもとをつくることが原因のため、一時的なものです。

慢性的に続く口臭には「病的口臭」が原因にあると考えられます。病的口臭とは、疾患が原因となって発生する口臭をいいます。

病的口臭のほとんどの原因は、口の中の疾患です。虫歯も含め、口臭の原因となる疾患は次のものがあります。

・虫歯や歯周病などの口の中の疾患
・蓄膿症(ちくのうしょう)や咽頭炎(いんとうえん)などの鼻やのどの疾患
・胃炎や胃潰瘍など消化器の疾患
・糖尿病などの代謝や内分泌疾患

これら病的口臭は、疾患そのものを治療することが必要となります。

対人関係においても気になる口臭。慢性的な口臭が気になるようでしたら、これらの原因を治療するためにも、一度病院へ相談してみましょう。

執筆:井上 愛子(保健師、看護師)

 

<執筆者プロフィール>
井上 愛子(いのうえ・あいこ)
保健師・助産師・看護師・保育士。株式会社とらうべ社員、産業保健(働く人の健康管理)のベテラン

image by: Shutterstock

 

【関連リンク】

学芸大付属高のいじめ隠蔽で明らかになった、いじめ防止法のザル

立て続けに明るみになり報道されるいじめ事件。先日は抜群の進学率を誇る学芸大付属高校での度を越したいじめが発覚しました。無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』では、「国立の付属中高はいじめが解決しにくい」とした上で、その問題点と対策について記しています。

学校を通さずに「重大事態」の報告できるシステムを!

クリスマス、お正月と続く子供たちにとってはわくわくするような月が始まります。しかし残念なことに、いじめの報道が後を絶ちません。青森の中2女子の自殺事件、青森の中1男子の自殺事件、兵庫県加古川で9月に中2女子自殺が発覚、横浜の中1男子の震災いじめ事件、学芸大付属高のいじめ重大事態事件、新潟の男子高校生飛び込み事件等々。悔しいことに、保護者や本人がいじめられていると訴えていた事案が多いことです。いじめの初期段階で、いじめを解決できていれば、ここまでにはいたらなかったはずです。

私の方も、先月17日に日テレで紹介されたことに続いて、30日は、フジテレビのユアタイムから緊急での取材が入り、学芸大付属高の事件に関してのコメントが放送されました。事務所に取材に来られたディレクターは、元、高校の教師をされていたということでした。教育に関わった人間として、子供たちの現状についてのいきどおりと悔しさがその言葉の中に見え隠れしていました。

今回の事件は、学芸大付属高校において、「重大事態」に該当するいじめ事件が起き、学芸大学が半年も報告を遅らせたというものです。いじめの内容は、体育祭の練習時に手首を骨折させられた、投げられて脳震盪を起こした、セミの幼虫をなめさせられたことがわかっています。被害者はいじめアンケートに「いじめがあった」と回答していたことも報道されています。この事件について学校は、朝日新聞の質問に対して、「本人が、骨折については自分で転んだと言っていた」「脳震盪については、原因の追求をせず、報告書もつくっていない」と回答しています。また、アンケートについては、「いじめは確認できなかった」とのこと。

これは、明らかに隠蔽であり、学校の体面しか考えていないと言われてもしかたない状況です。いじめ相談に来られる保護者の方と話していて感じるのは「学校は重大事態を認めたくない」それどころか「いじめがあった事実」を認めたくない学校がこれほど多いということです。

日本の技術を活かす時。エレベーターなし団地に住む高齢者を救え

 エレベーターのない団地に住む高齢の方は、1階に空きが出た時点で住み替えるなど、階段を使わず生活できるように工夫しているとのことですが、なかなか簡単なことではありません。無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者・廣田信子さんは、団地のエレベーター設置の難しさを指摘したうえで、そんな状況の救世主になりうる「ある技術」を紹介しています。

エレベーターなし団地の救世主は?

こんにちは! 廣田信子です。

高経年団地の高齢化問題を考えるときに、避けて通れないのが、エレベーターのない階段室型団地の4・5階の問題です。高齢になったら、団地内で1階に空きが出たら住み替えるというようなことは行われていますが、それでは追いつかない問題があります。

エレベーター設置は、共用廊下でつながっていないので、階段室ごとにエレバーターが1機必要で、しかも、階段の踊り場着床になるので、半階は階段を上り下りしなければなりませんので、車椅子等の利用はできません。

完全バリアフリーにしようと思ったらバルコニー側に設置しなければなりませんが、プライバシーの問題、日照等の問題があり、住民の理解を得るのは難しいのです。そして何より、戸当たりにかかる費用の大きさと階による必要度の違いが合意形成の大きな壁となって立ちはだかります。

では、空いた5階には、子育て世帯に入ってもらえれば…と頭では考えますが、決してスラブが厚いとは言えない団地で、今まで静かに高齢者が暮らしていた上階に、元気に走り回る子供が入居するというのは、下の階の住民にはあまり歓迎されないことでもあります。

そもそも5階までの階段の上り下りって、どのくらい大変なんだろうと、最近、ウォーキングのときに5階分の階段を上り下りしてみました。下りは楽勝でしたが、最初上りはやはりかなり息が切れました。

ウォーキングシューズで荷物なしでこれですから、ハイヒールを履いていたり、重い荷物を持っていたらやはりたいへんだろうなと思ったのですが、不思議なもんで、何回か続けているうちに、階段がかなり平気になってきて、今は、途中からエレべーターも面倒で、12階分の上り下りをすることが多くなってきました。運動のためにウォーキングなのですから、階段も運動に使えばいいわけです。

聞いてないよ年金改革。結局、年金は今後どうなるのか?プロが解説

先日、衆院本会議で与党などの賛成多数で可決した「年金改革法案」ですが、民進党などの野党は「年金カット法案の強行採決だ!」と激しく反発しています。これを受けて、無料メルマガ『年金アドバイザーが教える!楽しく学ぶ公的年金講座』の著者で年金アドバイザーのhirokiさんは、「野党の反対が仮に通ったとしても、また数年後にツケが回ってくるだけで、未来の人たちのためにならない」との厳しい見方を示しています。

年金改革法案可決!これにより、今後の年金はどうなるのか?

年金改革法案が可決しましたね。平成33年からみたいですね。

さて、今回の法案ってたぶん何の事なのかわかりにくいですよね。なかなかこの辺は説明が難しい部分ではあります。結論から言うと、賃金が下がった場合は年金も賃金の下げに合わせて下げるって事です。

年金は元々、物価や賃金が上下すると年金額もその分上がったり下がったりするものです。今の年金額改定のルールの中で、物価が下がって賃金が下がった時、そして、物価が上がったけど賃金がマイナスになった時の年金額の改定にちょっと問題がありました。

物価よりも賃金のマイナス幅が大きくても物価の下落分に合わせていました。例えば、賃金が2%下がって、物価が1%下がったなら、下げ幅が小さい物価に合わせていた。また、物価が上がり、賃金がマイナスになると賃金の下げ幅と同じく年金を下げるのではなく、年金額を据え置くという事が起こっていました。

まあ今年の年金額なんかそうですよね。物価は0.8%上がったけど、賃金が0.2%マイナスになったが年金額は下げずに前年と据え置いた。だから平成27年度と平成28年度の年金額は同じになった。どういう事かというと、現役世代の賃金が下がっているけど年金受給者の年金額の下げ幅は少ないという事になります。現役世代の賃金(年金受給者を支える力)が下がっても、年金受給者の年金給付水準は保たれる事になるわけです。

年金制度っていうのは世代間の合意に基づき、現役世代が老齢世代を社会的に扶養する仕組みであり、この仕組みを引き継いでいくには年金水準は現役世代の賃金とバランスのとれたものでないといけないんですね←ココ重要!!

保険料も現役世代が負担できる範囲のものでないといけない。そうじゃないと、両世代の合意が成り立たなくなって、収支の均衡、制度の安定が図られなくなるんです。

なぜ台湾の若者は今「日本統治時代」の映画を好んで観るのか?

親日感情が高いことで知られる台湾。統治時代に日本があらゆる「先進的なシステム」をもたらしたためとも言われていますが、当時を知る由もない若者たちまでもが日本に対して好感情を持つのはなぜなのでしょうか。台湾出身の評論家・黄文雄さんは、メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』の中でこの現象を分析しています。

【台湾】日本懐古ブームに見る台湾の「戦後からの脱却」

一体なぜ?台湾で日本の統治時代を「懐古」する映画が続々登場【懐日映画】

台湾のドキュメンタリー映画『湾生回家』が東京で上映されています。台湾では、ドキュメンタリー映画にしては異例のヒット作となり、金馬奨にノミネートされるなど話題を呼びました。

注目すべきはこの映画の支持層が若者だということです。日本統治時代を描いた台湾映画は、近年何かと話題になっています。その発端は、2009年に日本でも公開された『海角七号~君思う国境の南~』でした。この映画は、台湾で大ヒットし、当時の台湾では『タイタニック』に次ぐ人気映画としてランクインされたほどです。

その後も、『海角七号』の監督による霧社事件を描いた『セデック・バレ』、戦前に甲子園に準優勝した台湾の野球チームを描いた『KANO 1931 海の向こうの甲子園』、日本統治時代にタイムスリップした大学生を描いたコメディ映画『大稲埕』などが次々と公開されました。

KANO 1931 海の向こうの甲子園
台湾シネマ・コレクション

これらの映画で注目を浴びた俳優は女優もいました。『海角七号』では、台湾で活躍する日本人女優の田中千絵が、この映画をきっかけとして中華圏で名を馳せました。『KANO』は、日本側の俳優陣も豪華に揃え、永瀬正敏や大沢たかお、坂井真紀などが出演しています。

なぜ、日本統治時代を描いた映画が続けて台湾でヒットするのか。そして、これらのヒット作を支えているのは、なぜ日本統治時代を知らない若者たちなのか。答えは簡単です。