体力の限界。アベノミクスが「失敗」を認めることで得られる活路

7月28日に日銀がETF(上場投資信託=株と同様、自由に売買できる信託投資)の買い入れをこれまでの3兆円から6兆円とする金融の追加緩和を決定しました。しかし、メルマガ『国際戦略コラム有料版』の著者・津田慶治さんはこれについて「追加緩和手段が限界に達したことを示すもの」であるとし、我が国を真の再生に導くのは「新自由主義からの脱却」であり、それには経済政策ではなく構造改革こそが必要だと論じています。

経済政策を構造改革へシフトする必要

日銀の金融緩和も欧米の新自由主義も行き過ぎると利点より欠点が目立ち、その欠点を克服するために、もとに戻ろうとする力が働く。その検討。

現状

日銀が量的緩和を7月28日に決めたが、内容は「ETFについて、保有残高が年間6兆円に相当するペースで増加するよう買い入れを行う」という、ETFの買入れ額をほぼ倍増させるというものであった。今回の量的緩和でヘリマネの導入も予想されていたが、国債買取の量を増やさずに、ETFの増額だけであった。

しかし、この追加緩和は、追加緩和手段が限界に達したことを示すものであり、マイナス金利も銀行の経営を危機に落とすと、深掘りをしなかった。

そして、3年の量的緩和で、物価が上昇したかというと、ほとんどゼロであり、この量的緩和は効果が無かったことを示したことになる。とうとう、去年の消費税を8%に上げてから1年以上もなり、それを原因ともできなくなってしまった。ということは、より根源的な問題があるのだ。

世界全体の景気が落ちたか横ばいの状況で、米国以外の先進国の中央銀行が量的緩和をしているために、円安どころか円高に向かっている。米国も横ばい状態で金利を上げることができない。

量的緩和での円安は限度に来て、円高のために企業収益は減益になってきた。3年の猶予をもらいながら、アベノミクスは何をしたのであろうか? と英国エコノミストは、アベノミクスの失敗を宣言している。

とうとう、金融緩和が行き過ぎて、持続不能状態に陥り、今後日銀もテパーリングに向かわないと、買う国債がなくなる事態になっていく。そろそろ、次の手を考えることが必要であり、一時しのぎの金融政策でもなく財政政策でもなく、日本社会の構造改革を行わないと景気は、よくなることはないし、物価も上昇しない。

今の社会の問題点は、人口減少と少子高齢化のダブルでの問題と、新自由主義での貧富の差が拡大して、15%の大企業社員とその他大勢との格差が出て、消費が伸びないために、景気は横ばいになっている。

その上に、円高で大企業も減益になり、これ以上の賃金UPはできなくなる。このため、全体的な消費も落ち、デフレ経済に逆戻りする方向であるが、その対応策は今までの延長の政策ではない。この3年間で真の問題への構造改革を行わなかった結果が、今の景気を作り、そして対策として、ヘリマネという毒薬を使う提案が官邸周辺では囁かれている。

しかし、それは突然の金利上昇、円安、ハイパーインフレになる可能性が有り、起これば、2度と日本は世界の大国としての地位を維持できなくなる。余りにも危険な政策であり、現状でも危険なのにより一層のリスクを犯すことになる。

高学歴の人ほど「脳腫瘍」になるリスクが高い ー英ロンドン大学

まだはっきりした原因がわかっていない「脳腫瘍」。がんなどに比べて発症率も低いため、研究も難しいとされてきました。そんな中、イギリスのロンドン大学が発表した興味深い研究結果が無料メルマガ『Dr.ハセのクスリとサプリメントのお役立ち最新情報』で紹介されています。

脳腫瘍の発症リスクは高学歴ほど高い?

がんに罹る人が、年々増えているようです。そして、優秀と言われる方に多いように思えます。

どうもこの私の勘は当たっているようで、「大学教育を3年以上受けた人は余り受けなかった人に比べて、がん性脳腫瘍の発症リスクが高い」とする研究結果が発表されました。

これは、疫学と地域保健の英専門誌「Journal of Epidemiology and Community Health」に発表された研究論文で、英ロンドン大学(UCL)小児保健研究所(Institute of Child Health)のAmal Khanolkar氏らが報告したものです。

以前からも、教育水準や社会的地位と脳腫瘍の発生頻度とを比較した研究があったそうですが、決定的な結論には到達していませんでした。その理由として、脳腫瘍はまれなために、本当のリスクの上昇率があまり表面に現れていないためと考えられていました。

そこでスウェーデン・カロリンスカ研究所(Karolinska Institute)医科大学の研究者らは、少数の脳腫瘍患者を健常な人々と比較するのではなく、スウェーデンの公的医療制度が1993年から2011年にかけて追跡調査した成人430万人の診療記録を詳細に調べました。

原因が異なる3種類の脳腫瘍(うち2種は非がん性)に区別して分析したところ、3種類の脳腫瘍すべてで、教育水準と腫瘍発生との間に強い関連が認められたそうです。

特に致死率の高い神経膠腫(グリオーマ)で関連性が最も強く、グリオーマの発症リスクは、大学教育を受けた男性では19%高く女性の場合は同23%も高いことが分かりました。また、低所得のブルーカラー労働者と、肉体労働に従事しない高所得層の男女との間にも発症リスクの差が大きい事が認められたそうです。

今回の研究では、高等教育を受けることと腫瘍との関連性に関する説明や、喫煙や飲酒などの環境や生活習慣の要因についての考察などはなされていません。しかし、教育水準や所得が高い人ほど症状に気付きやすく、専門家の診断を受ける機会が多いことと関係がありそうだということです。

また、身長の高さや、女性ホルモン補充療法も関係しているらしいそうです。脳腫瘍のリスクは、他のがんのリスクと同様に身長が高い人ほど大きいそうで、身長が高い人ほど裕福で教育水準が高い傾向にある事はよく知られています。また、ホルモン補充療法が脳腫瘍リスクを上昇させる事についても、この療法を受ける人は裕福な人に多い事も知られています。

ということは、医療制度の発展によりガンの発見率が高くなっていることと関係がありそうで、高学歴で裕福な人ほどより良い医療を受けられるという、現実の裏返しかもしれません。

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トランプ対ヒラリー、なぜ米国はこんな「究極の選択」になったのか?

7月28日、アメリカ大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン前国務長官が正式に大統領選出馬の指名を受諾しました。これで11月8日に予定されている本選は「トランプ氏 vs ヒラリー氏」となることが決定したわけですが、この二人の主張にはどのような違いがあるのでしょうか。「無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さんがわかりやすく解説して下さっています。

トランプ対ヒラリー、戦いの構図は?

ヒラリーさんが、米民主党の正式な大統領候補になりました。

【米大統領選2016】クリントン氏、民主党指名を受諾 「一緒の方が強い」

BBC News7月29日(金)12時54分配信

 

米大統領選の民主党全国大会最終日の28日、ヒラリー・クリントン前国務長官(68)が、大統領候補としての指名を受諾し、「私たちは一緒の方が強い」と連帯と協力の重要性を強調した。

これで、長いアメリカ大統領選は、「共和党トランプ対民主党ヒラリー」の最終決戦になります。どっちが勝つのか、わかりません。「こっちが勝つ!」といえば、当たる確率は50%。外れる可能性も50%です。実際、両者の支持率は、現在同じなのですね。

どっちが勝つかわかりませんが、「どういう構図になっているのか?」は知ることができます。

大企業じゃなくても大丈夫!? 新聞に小さな店でさえ宣伝できる裏技

「なかなか面白くてためになるな」などと読み進めた記事が実は「記事広告」だったなどという経験がある方、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんによると、この地方紙やミニコミ紙などでよく見かける記事広告こそが、個人商店や小さな企業の信頼度を高めるための重要かつ確実なツールなのだそうです。佐藤さんが配信する無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、そんな記事広告の効果と掲載方法が記されています。

地元・地方紙に、「記事広告」を出せ!

記事広告をご存知でしょうか。新聞・雑誌の編集記事のような文面・体裁で掲載されている広告のことです。

一見、普通の記事に見えるので、それと気づかずに読んでいる人も多くいます。「広告」という表示が端の方にありますが、記事だと思い込んでしまいます。

健康食品やダイエット関連の商品を販売する会社が、よく利用しています。つまり、それほど広告効果があるということです。

この広告で、新たな集客を試みてはどうでしょう

とは言っても、個人商店が一般紙・雑誌に広告を打つことは、費用面からも不可能です。そこで、地元の地方紙・ミニコミ紙を活用します。

日頃から馴染んでいる地方紙なら、どういう記事が多く出ているかもよく知っているはずなので、どんな記事にすればよいのかはわかるはずです。文章が書けないというのなら、その新聞社・雑誌社に書いてもらえばよいのです。

地方の読者は純粋なので、広告であっても、「新聞に載っていた」と思ってくれます。小さな新聞でも、そこに掲載されていることは、すごいことなのです。

お店への「信頼が生まれるのです。「有名なお店だ」と言ってもらえるようになります。

これが、「記事広告」の優れた効用なのです。

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日本を裏で操るカルト!? 外国人ジャーナリストから見た「日本会議」

このところ、海外メディアで「日本会議」に関する記事が増えている。7月10日の参院選の結果、改憲勢力が衆参両院それぞれ3分の2以上の議席を占め、事実上改憲の発議が可能となった。このままでは安倍政権とその黒幕である日本会議が、日本の民主主義を逆行させるのではないかと、3人の外国人ジャーナリストが声を上げている。

目指すは未来のための歴史の書き換え?

全国に拠点を持ち、3万8000人の有料会員を持つ「日本会議」は、公式HPによると、皇室敬愛、新憲法制定、国の名誉と国民の生命を守る政治の再生、健全な教育環境の再生、防衛体制の整備と世界への平和貢献、世界各国との友好と共存共栄の実現を目的とする民間団体だ。神道とのつながりも深く、首相の靖国神社参拝の継続を望んでいる。さらに、国会議員の3分の1、また内閣の半数以上が同団体のメンバーであり、政権への影響力が大きいと見られている。

「日本会議」に早くから注目していたのは、インデペンデント紙やエコノミスト誌に記事を書いているデビッド・マクニール氏で、2015年9月にアジア・パシフィック・ジャーナルに掲載された論文の中で、気まずい過去を正当化し、それを21世紀の日本のために書き直すことが日本会議のミッションだと指摘している。

マクニール氏の考えは、参院選前に出されたエコノミスト誌の記事にも反映されているようだ。同誌は、日本会議は日本が東アジアを西洋の植民地主義から解放したことを讃え、軍隊を再建し、左翼の教師たちに洗脳された学生に愛国心を教え込み、戦前のように天皇を崇拝することを目指す修正主義者だと断じる。戦後アメリカがもたらした民主主義を称賛するどころか、占領やリベラルな憲法が国家を弱体化させたと見ているこの団体が、政府に強い影響力を持っているのに、日本のメディアからはほとんど注目されていないのは奇妙だとし、その理由は安倍政権と強いつながりをもっているためだと見ている。

日本会議が改憲で目指すのは、9条の削除と、伝統的家族の価値観を加えることで、自民党が2012年に出した改憲草案に反映されていると同誌は述べる。特に、不戦の部分を削除することは、中国や韓国に日本の軍国主義が再燃していると主張する口実を与えてしまうことにもなり、日本会議の掲げる目標のひとつである「他国との友好関係の構築」が全く逆のものになるのではないかと懸念している。

帝国主義に回帰。トランプ氏より危険?

組織犯罪など、センセーショナルな話題で日本に関する記事を海外メディアに提供している、ジャーナリストのジェイク・アデルスタイン氏も、日本会議を猛批判している。同氏は、ベストセラーとなっている「日本会議の研究」の著者である菅野完氏にインタビューしており、参院選前に米ウェブ誌「Daily Beast」で、日本会議を「保守的神道カルト」と呼び、そのゴールは平和憲法を骨抜きにし、男女平等を終わらせ、外国人を追い出し、やっかいな「人権」法を無効にし、日本を帝国主義に戻すことだという結論に達している。

そして、安倍首相や大臣の多くも信奉者だとし、読者のアメリカ人に日本会議の影響を理解させるため、右翼のキリスト教グループに属するドナルド・トランプ氏が大統領になり、そのグループが「アメリカ会議」と呼ばれ、王政復古、移民排斥、女性の権利はく奪、言論の自由の規制を支持し、彼が政治的に任命した人々がすべて「アメリカ会議」のメンバーであったと想像すればよいと、極端な例を示している。

国民の権利も犠牲に。改憲は決まったも同然か

自民党の政治家や閣僚は、西欧の人権理論に基づいた現憲法に不満を持つ日本会議メンバーが中心であり、もう改憲という日本会議の野望を止められないと見るのが、米ナショナル・レビュー誌のレギュラー寄稿者、ジョシュ・ゲラーンター氏だ。

同氏は、日本会議に属する政治家は、「自虐的歴史観」を忘れ、再軍備を求めていると主張。また、彼らによって作られた自民党の改憲草案は、国家神道と天皇崇拝への道をも開いてしまうと述べる。さらにこの案には、公の利益と秩序のために個人の自由と権利を犠牲にする内容も含まれており、国民投票となれば、51%の有権者が自身の市民権に反する案に一票を投じるとは考えにくいが、一方で与党に3分の2の議席を衆参両院で与えてしまったのは有権者自身だとも述べ、案が信任されてしまう可能性も示唆している。

同氏は日本の現状を踏まえ、オバマ大統領が5年前に外交政策の軸足をアジアに移すことを求めたことを評価。南シナ海で中国が台頭し、北朝鮮が核実験を続ける中、アジアで最も大切な同盟国であり、世界で2番目に裕福な民主主義国である日本がファシズムに回帰する間、何もしないでいるよりはよいだろうと述べ、すでに自民党の改憲案が採用されたかのようなコメントで記事を締めくくっている。

(山川真智子)

 

記事提供:ニュースフィア

リーマンよ、疑問を抱け。仕事を「鵜呑み」にすることで成長は止まる

日々きちんと仕事をこなしてはいるものの、その「仕事」に関するあれこれに疑問を抱いていない人…そういう人は「完全に成長が止まっている」と言うのは、無料メルマガ『目指せ! 販売の達人 ~販売力向上講座~』著者の坂本りゅういちさん。一体なぜなのでしょうか。世の中すべてのサラリーマン必読とも言える「ビジネスの基本」が詰まった記事、読まずにいると成長は見込めません。

疑問を持つ準備をする

こんにちは! 坂本りゅういちです。

少し考えてもらいたいことがあります。普段の仕事をしている中で、最近疑問に思ったことはありますか? どんなことでも何のことでもいいです。

「なぜこの什器はここにあるんだろう?」
「なぜこの書類は手書きなんだろう?」
「なぜ掃除はこのやり方なんだろう?」

思い出せましたか? もし、こういった疑問がまったくないという方。完全に成長が止まっています

疑問を持つことは仕事においてものすごく重要なことです。普段当たり前のようにやっていること、教えられたからと無意識にやっていること、そのどれもが完璧なものではありません。常に時代は流れていますし、環境も変わっていきます。

そんな中で、本当に今の状態が最高の状態なのかは誰にもわかりません。それなのに、何も疑問を持たずただ仕事をこなしているだけでは常にお客様に最高の状態を提供することはできないわけです。

接客に明確な答えは存在しないのですから、店づくりや環境づくりにも明確な答えはありません。だから常に考え続けることが必要です。

いろんなことに疑問を持つためには、疑問を持つための準備をしておかないといけません。ただぼーっと過ごしているだけではなかなか疑問は生まれないのです。

【食べ比べ】カップ麺、最前線。有名ラーメン店コラボの侮れない再現度

お湯を入れるだけで調理でき、食器いらずで気軽に食べられるカップ麺。

最近ではフカヒレやスッポンを用いた高級路線やヘルシーで低カロリーなものなど様々な新商品が登場していますが、根強い人気があるのが有名ラーメン店とコラボし、その味を再現したカップ麺です。

今回EntamePlex編集部では、今年発売された有名店コラボカップ麺をチョイスし食べ比べてみました。

■「有名店シリーズ マタドール 濃厚味噌らぁ麺」(日清食品)
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最初に紹介するこちらは、北千住にある牛骨らぁ麺 マタドールのセカンドブランドとして2013年にオープンしたお店:みそ味専門 マタドールの濃厚味噌らぁ麺を再現したもの。味噌ラーメンといえば、通常スープのベースはトンコツであることが多いのですが、こちらのお店では“牛”のコクが効いた濃厚なスープが特徴です。

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それだけに今回の商品にもビーフフレーバーオイルが別入れで用意されており、これを加えることでカップ麺ながら厚みのあるスープに仕上がります。
麺は中細のストレートで、スープの個性に負けない存在感アリ。
また、レンコンやトマトなど、味噌ラーメンとしては珍しい組み合わせの具も◎。
やや甘みを感じるドロリとしたスープと個性的な麺&具が一体となり、食べごたえのある一杯になっています。

■「つじ田監修 魚介豚骨らーめん」(エースコック)
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つけ麺で有名なめん徳二代目つじ田が監修したカップ麺。スープは濃厚な魚介豚骨。トンコツをベースに鶏や魚介、野菜、さらには数十種類の素材を活かしたというこのスープは濃厚ながらしつこくない後を引く旨さ。

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麺は切り口の四角い太麺で、ほどよい噛みごたえが楽しめます。具はチャーシューがプリっとした歯ごたえがあり、メンマのシャキシャキ感も◎。税抜き205円という価格を考えるとコスパもよく、スープのバランスも良いので魚介豚骨系好きな方に特におすすめです。

■「縦型ビッグ 麺屋 極鶏 鶏だく」(東洋水産)
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人気の行列店ひしめく京都の一乗寺から、麺屋 極鶏(ごっけい)監修のカップ麺が新発売。極濃の鶏白湯スープで知られる極鶏のなかでもこのメニューは看板メニュー。そんな逸品を再現したこの商品。鶏のうま味とゼラチンのとろみが効いた黄金色のスープは、その濃度や色も相まってまるでポタージュスープのよう。とはいえ野菜でとろみを出すようなベジポタ系とも違い、鶏の滋味を前面に押し出したスープに仕上がっています。

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麺は店舗と同じく太麺で、コシのある麺がクリーミーなスープと調和。麺とかやくで395kcal、スープだけで106kcalあるそうで、しっかりとお腹にたまるボリューム感のある一品です。

■「池袋大勝軒 55周年記念 中華そば 大盛り」(エースコック)
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濃厚系のカップ麺が続きましたが、最後に紹介するのはあっさりした中華そば。池袋大勝軒といえば、つけ麺の元祖とされる「もりそば」を生み出し、のちのつけ麺ブームの先駆者となった山岸一雄氏が1961年に創業した名店中の名店です。そんな大勝軒の特徴はやはり自家製麺。このカップ麺も麺にこだわり、もっちりとした噛みごたえと歯切れの良さが感じられる多加水麺を使用しています。

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スープは豚と鶏、そして魚介の風味がしっかりと感じられ、あっさりしたなかにもコクがあり飽きのこない味わいに。
具はワンタンやナルト、焼き海苔などまさに中華そばの王道まっしぐら。
商品名に“大盛り”とあるとおり麺のボリュームもあり、あっさりした一杯ながら満足感はかなりのものです。

【まとめ】
味噌ラーメンの新しい世界を体験したいなら「有名店シリーズ マタドール 濃厚味噌らぁ麺」。
粘度の高い濃いスープを思いっきり楽しみたい人は「縦型ビッグ 麺屋 極鶏 鶏だく」。
魚介豚骨ファンにおすすめできる「つじ田監修 魚介豚骨らーめん」。
シンプルイズベスト、あっさりした中華そばを食べたいなら「池袋大勝軒 55周年記念 中華そば 大盛り」。

名店コラボ系のカップ麺を一通り食べてみましたが、それぞれスープであればダシとなるエキスや味付け、麺なら太さや切り口で変わる食感やのどごしにまでこだわりっていて、名店のラーメンへのリスペクトを感じました。お店のラーメンと比べたら調理方法や調理時間の制約もあるカップ麺で、よくぞここまで……と思えるほど、その再現度は侮り難いものとなっています。みなさんもぜひ食べてみてください!

<関連サイト>

【食べ比べ】カップ麺最前線☆ラーメン女子におすすめのカップラーメン #エスニック篇

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続★コンビニ大手三社のドーナツ食べ比べ ~もっちりいちご編~

記事提供:EntamePlex

見て、キレイ。8月12日はペルセウス流星群、1時間に40個の流れ星が

天文ファンのみならず、今や夏の風物詩としてすっかり定着した感があるペルセウス座流星群。今年も8月12日に極大を迎えます。 無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』によると、都会でも明るい流れ星が見えるのでは、とのこと。お子さんの自由研究のテーマに、家族の思い出作りにと、楽しみ方は「星の数ほど」ありそうですね。

8月の星空案内

8月に入りました。夏休みも本番という感じでしょうか。

夏休みといえば「自由研究」という、なかなかやっかいな宿題がありました。いろいろやりましたが、星の観察をしたり、星について調べたことをまとめたりしました。ということで、8月の星空案内を書いておこうと思います。

まずは何といっても中旬に極大を迎えるペルセウス座流星群でしょう。今年の極大の予報は12日の22時ごろとされています。宵のうちは上弦の月が西の空にいますが、夜半過ぎにはその月も沈みます。十分に暗いところでは1時間に40個以上の流れ星を見ることもできそうですが、都会でも、粘れば数個の明るい流れ星が見えるのではないかと思います。ペルセウス座流星群は、非常に明るい流れ星が多く、また、中には痕(煙のようなもの)を残すものもあります。

8月の星空そのものでは,天頂付近の夏の大三角形が目立ちますね。七夕の織姫星、彦星の主役たちが登場です。こと座のベガ、わし座のアルタイル、白鳥座のデネブ。この3つの明るい星を目印に周りの星座を見つけましょう。

例えばわし座のアルタイルの近くには小さな、小さな菱形とそこから伸びる尻尾のような並びの星…いるか座があります。とても小さいのですが、7倍程度の双眼鏡でみると視野にぴったりおさまります。形がとても愛らしい、大好きな星座の一つです。

いるか座とはくちょう座の間にはこぎつね座なんてのもあります。ここは亜鈴状星雲と呼ばれるM27星雲があります。小さな望遠鏡でも比較的見やすい天体の一つで、10センチぐらいの望遠鏡を使うと、地図記号の銀行のような形で見えてきます。

もし天体望遠鏡が使えるなら、さそり座付近で輝いている火星と土星も見ておきたいところです。火星も接近から離れていますので小さくなっていますが、さそり座のアンタレスと並べて見て、「赤さ対決」もしてみるといいでしょうね。

夏の夜空は魅力的な天体の宝庫です。少し夜更かしできるなら、ゆっくり星空を仰ぎ見てみるのもいいものですよ。

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海外旅行で腹を下さないための予防策、医師がコッソリ教えます

いよいよ夏本番に突入! 夏休みをとって海外旅行を楽しまれる方も多いのではないでしょうか?旅先で「下痢」になってしまったら楽しい旅行も台無しですよね。今回のメルマガ『ドクター徳田安春の最新健康医学』では、「旅行者下痢症」について詳しく解説。これだけは知っておきたい「予防策」と「予防薬」について詳しくご紹介します。

旅行者下痢症のパターンと原因病原体

旅行者の下痢は、たいてい現地に入った最初の1週間で起こります。頻度のピークは現地到着後2日目から3日目に起こります。病原性大腸菌による下痢は、腹痛や、倦怠感に引き続いて起こる水様性の下痢です。

症状によって病原体の種類を推定することは困難ですが、一般的にゲップや腹部の膨満感が強いときにはジアルディア症という寄生虫による下痢症を考えます。一方で、粘血便やしぶり腹(ばら)があるときには赤痢やカンピロバクターによる下痢症を考えます。しぶり腹とは、排便後にも便意が続く症状です。赤痢には細菌性のものとアメーバ性のものがあり、アメーバ性のものは後に肝膿瘍をきたすことがあります。

ほとんどの旅行者下痢は数日でおさまります。1週間以上続くのは10人に1人です。また、2週間以上続くのは20人に1人です。そして、30日以上続くのは100人に1人のみです。たいていの症状は軽く、10人に1人がベッド上状態となるか医者にみてもらうことになります。しかし、旅行前に立てていた計画がキャンセルになることがしばしばあります。そういう意味で、旅行者下痢症はその予防が大切ですね。

予防の原則

では、予防についてみていきましょう。まず、飲食をするときの注意事項を常に守ることです。第一に、料理は十分に火を通し、水は沸騰させ、果物は皮をむいてから食べること、です。第二に、サラダや氷テーブル上の調味料の使用を避けることです。テーブルに備え付けのからしやケチャップには細菌が繁殖している可能性があるからです。

第三に、水分摂取はボトルや缶入りのものに限定し、ボトルの水分を飲むときにはストローを用いることです。アルコール飲料も同様です。そして予防法の最後の紹介となりますが、これも重要なのは、石鹸による手洗いに努めることです。石鹸による手洗いを徹底的に行うと旅行者下痢症のリスクが3分の2以下に下げることができるのです。これは医療関連感染症の予防のために医療者が院内で十分にやるべきことと同じことで、やはり大事ですね。

だまされずに水墨画を手にするテクニックとは?

※サムネール画像:写真左より:狩野玄也「破墨山水図」双幅、意精「山水図」、元賀「葡萄栗鼠図」

日本美術の名宝をより身近に、より深く鑑賞するための本格派美術講座東京美術倶楽部の主催により、年間事業として開催されています。今回6月25日に開催された「だまされずに水墨画を手にする 」(講師:河合正朝 千葉市美術館館長)について、エバンジェリストの柳井がお伝えします。

 

講座の名前からすると、「お勉強!」といった感じで参加したが、なにしろ公開講座の講座名が「だまされずに水墨画を手にする」という、個人的にはコレクターの“ハシクレ“として、興味津々な講座名。

どんな内容か非常に気になっていました。

 

会場に入ると、今回のテーマが水墨画という事もあり、ご年配の方が多い印象。もっと、若い人も参加すべきと感じますが、それは置いておきましょう。

静まり返った会場では河合正朝さん(千葉市美術館館長)の、経験談を中心に講座は進んでいきます。本物の水墨画もあり、出てくる話は歴史的に有名な方の名前ばかり。前半は経済学者ピーター・ドラッカーと彼の水墨画コレクションに師として影響を与えた美術史家 田中一松との交流について、後半は言わずと知れた水墨画の巨匠 雪舟について、その鑑定についても話を聞くことができました。

 

普段サラリーマンをしている、私としては、マネージメントの父・ドラッカーが水墨画のコレクターだったとは驚きました!勉強不足を痛感するとともに、アートとビジネスをどこかで切り分けていた自分がちょっと恥ずかしくなる気持ちでした。 

さて、本題の講座名「だまされずに水墨画を手にする」については、要するに「何を買うか」だけでなく、「誰から買うか?」というのが重要とのこと。河合さん曰く、「掘り出し物なんて無い。優れた、信頼の置ける美術商とだけ付き合う。「優れた美術商」は、コレクターが何を欲しいかが分かる」のだそうです。 

これは、古美術・骨董だけでなく、「現代美術」においても同じことが言えると思います。私も今振り返ると、作品購入の際はもちろん「作品+作家+ギャラリー(ディーラー)」に対して、条件がそろわないと購入までは至っていないなと、思います。

これは、難しいようですが特別なことではなく、「作品を所有する」ことは、投資という側面もありながら、「自分自身の、その時点での美に対する姿勢の証明」を買っているという意識があるからでしょう。言葉にすると難しいですね。

アートだけではなく、家や車・衣服など同じことが言えると思います。作られたもの、取り巻く環境・人・すべてが作品ということにもなりえます。

今回の講座では、人や時代は違っても「コレクション」という概念は不変であると強く感じました。

今後も、東京美術倶楽部の色々な公開講座が開かれるようです。今回の講座に参加してみて、美術作品に触れる中では普段自分では意識していないことを、確信というか実感に変えていく事ができるのではないか?と感じるような経験でした。

一見、少し敷居の高そうな公開講座。しかし、参加した後には皆さんも感じるものがあることでしょう。

次回は、漆のお話だそうです。

日時:2016年9月17日(土)15:00~16:30
講師:池田巖(漆芸作家)
参考:公開講座について

ぜひ、参加してみてはいかがでしょうか。

文:柳井和城