有村架純インタビュー「感動のあまり撮影現場でも思わず泣いてしまって」

昨年、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主演を務め、国民的女優としての地位を不動のものにした有村架純。常に新作が待ち望まれる存在となった彼女の最新映画『コーヒーが冷めないうちに』が9月21日より公開されます。この最新作、なんでも巷では「4回泣ける」と話題のようですが、いったいどのような映画なのでしょうか? MAG2 NEWSが主演の有村架純さんを直撃取材してきました。

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「4回泣ける」「とにかく泣ける」本屋大賞ノミネート小説が映画化

とある喫茶店「フニクリフニクラ」には不思議な都市伝説があった。それは、ある席に座ると望んだ通りの時間に戻ることができるというもの。しかし過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでからそのコーヒーが冷めてしまうまで。そんな不思議な噂を聞いた客がこの喫茶店を訪れ……。

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本屋大賞2017にもノミネートされ、シリーズ累計100万部を突破した川口俊和のベストセラー小説を実写映画化。主演の有村架純さんは、この不思議な喫茶店「フニクリフニクラ」で働く心優しい女性、時田数(ときた・かず)を演じている。タイムスリップの引き金となるコーヒーを淹れるヒロインを演じた有村さんが、この不思議なファンタジーについて静かに語ってくれました。

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──原作は「4回泣ける」と言われるらしいのですが、なぜこれほど大きな共感を呼んでいると思いますか?

「あのときこう言わなければ…こうしなければよかった…という後悔の念は誰にでもあると思います。そういった“あるある”が共感を呼んでいるんでしょうね。物語としては、4つに分かれていますが、断片的ではなく、一つの流れの中で起こっていきます。それは夫婦の話や姉妹の話だったり、誰もが夫婦や姉妹など家族に対して、また友達に対してなど、いろんな愛情を持っているので、そこもどの方が観ても共感できると思います」

──有村さん自身が印象的だったのはどのパートでしょう?

「ある夫婦の話です。兄弟姉妹は血がつながっているので、関係は切れないと思うんですけど、夫婦は他人同士なので何かあったら終わってしまう可能性があります。でも、この夫婦は、奥さんの気遣いや旦那さんの覚悟が伝わってきて、兄弟姉妹とは違うつながりにグッときました。お互いの愛の深さが素敵なんです」

──妻役の薬師丸ひろ子さん、夫役の松重豊さんのお芝居も本当に素晴らしかったですね。

「薬師丸さんも松重さんもずるいです(笑)。現場でリハーサルを見せてもらった際、感動のあまり泣いてしまいました。本番では泣いたらダメ!って、こらえましたけど(笑)。現場ではほかの人も泣いていたみたいで鼻をすする音が聴こえてきたので、スクリーンで観る観客のみなさんにも伝わるものがあると思います」

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──有村さんが演じる数(かず)はタイムスリップの引き金になるコーヒーを淹れることのできる女性です。やがて、数も自分自身の秘められた過去に向き合っていきますが、どんなところに気をつけて演じましたか?

「監督にミステリアスな存在に見せたいので、義務的にやってほしいと言われました。でも、みんななぜか喫茶店に来てしまう、そんな空気感の店にしたかったし、それを築く人でありたいと思いました。感情を入れるところは入れるけど、そっとするところはそっとする。そういう絶妙なバランスでいたいと思いました。彼女自身、一つの後悔をずっと抱えて生きているので、自分が喜怒哀楽を表現するのは罪悪感があるんですよね。それゆえテンションが一定というところも大事にしました」

──数のどんなところが好きですか?

優しいところが好きです。淡々と見えるけど、人のことを見られる人なんです。前に前に出ずに、人のことをちゃんと見られる。すごい人だなって思います」

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──本作が、映画監督デビューとなる塚原監督の演出はいかがでしたか?

「ファンタジー要素があったので、アイデア力などが必要で、塚原さんもいろいろ想像しながら作っていらっしゃったんですけど、面白いなと思う瞬間がたくさんありました。例えばコーヒーを入れて、過去に戻る瞬間の画は、台本を読むだけだとなかなかイメージしにくいんですけど、塚原さんは『湯気が上がってから水滴が落ちて過去に戻る』と現場で説明してくださって。ただ『飲んだら戻る』ということではなく、つなぎをしっかり意識した演出をしてくださいました。物事のつなぎ目、感情のつなぎ目をちゃんと考えて演出してくださるので、とても安心しました」

──アイデアといえば、タイムスリップする際の水の中のシーンがすごかったです!

「私や吉田洋さん、波瑠さん、松重さんの4人で大きな水槽に飛び込みましたが、私の撮影が1番目だったんです。でも私、実は水が苦手で…(苦笑)、なかなか飛び込めませんでした。初めは大丈夫かなって思ったんですけど、やっぱり怖くて。でも撮影は遅れずに済んだので良かったです(笑)」

──有村さんがコーヒーをドリップするシーンも幻想的で美しかったです。

「ドリップするシーンは自宅でも練習しました。監督に『幻想的にバレエのように』と言われて大変でしたが(笑)、頑張りました」

──今、自宅でコーヒーを淹れたりされますか?

「映画の撮影中は自宅でもドリップしてましたが、今はインスタントですね(笑)」

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──もし、有村さんが望み通りの時間に戻れるとしたらどうしますか?

「そんな場所があったら、興味本位で行ってみると思います。でも、本当にやるのかは、わからないです(笑)。今、過去に戻ってやり直したという気持ちがあまりなくて。でも、もし戻れるなら、高校時
代かな。高3で上京したので、最後までクラスメイトと過ごせなかった心残りがあります」

──未来はいかがですか?

「未来は……怖いから覗きたくないです!(笑)」

──過去や現実など、時間について思いを馳せる作品になりましたね。

「過去に戻っても、現実は変えられない。でも、現実に戻ってきたら、これからの未来はあなたたち次第だよと。どんなに現実が辛くてもちゃんと受け止めて、自分自身が未来を明るくしていく。数のセリフにもありましたが、メッセージが素敵なので感じていただけたら嬉しいです」

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──この作品が劇場で公開を迎えてから、10月には主演ドラマ「中学聖日記」がスタートしますが、今、撮影中ですよね。

「はい、撮影に入っています」

──では、毎日忙しいと思いますが、リラックスする時間はありますか?

「ネットショッピングですね(笑)」

──何を買うんですか?

「服を買います(笑)。あと、猫や犬のかわいい動画や写真をネットサーフィンして、癒やされています」

──有村さんはどちら派ですか?

「犬なんですけど、猫もかわいいですね。インスタでまとめてあるアカウントがあるので、空き時間にひたすら眺めてニヤニヤしています(笑)」

インタビュー・文/杉嶋未来
撮影/能美潤一郎

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有村架純(ARIMURA KASUMI)

1993年2月13日生まれ、兵庫県出身。2010年に女優デビュー。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(13)で人気を獲得、『映画 ビリギャル』(15)で、第58回ブルーリボン賞主演女優賞、第39回日本アカデミー賞優秀主演女優賞、新人俳優賞をダブル受賞。その後も数々の映画・ドラマで活躍し、昨年はNHK連続テレビ小説「ひよっこ」の主演を務めた。近作は映画『ストロボ・エッジ』(15)、『ナラタージュ』(17)など。10月スタートのTBSの連続ドラマ「中学聖日記」に主演。11月30日映画『かぞくいろ RAILWAYS』が公開予定。

 

Information

コーヒーが冷めないうちに
9月21日(金)より全国東宝系にて公開
監督:塚原あゆ子
出演:有村架純、伊藤健太郎、波瑠、林遣都、深水元基、松本若菜、薬師丸ひろ子、吉田羊、松重豊、石田ゆり子ほか
原作:川口俊和
配給:東宝
(C)2018「コーヒーが冷めないうちに」製作委員会
ヘアメイク:尾曲 いずみ(STORM inc)
スタイリスト:瀬川結美子(NOMA Co.,Ltd)

【動画】大きな魚が釣れたのに針が外れた瞬間、男性が仰天行動

アメリカ・カリフォルニア州にて魚釣りをする一人の男性を捉えた映像。

海釣りをしているところ、大きな魚がヒットした様子。

釣り上げようとすると、水面で針が外れてしまったのだ。

すると、男性が思いもよらぬ行動に・・・!

 

 

なんと、魚めがけて海にダイブ!

『絶対逃さないぞ!!』その執念が伝わってくる。

最初から釣竿なんていらなかったのでは?と思うほど、瞬間で魚を捕まえてしまったのだから凄い。

まさかの行動に魚もびっくりしたに違いない。

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(ViralHog)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

今さら聞けない。「裁判」と「調停」っていったい何が違うの?

裁判と調停、いったい何が違うのかご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『新米社労士ドタバタ日記 奮闘編』では、調停員の目線から紹介した「調停」の裏話を会話形式で分かりやすく紹介しています。

家事調停のうらの過重労働

うちのボスは、社労士事務所を経営しながら、裁判所で調停員をしている。守秘義務があるため、普段から詳しく話を聞くことはないが、たまに話を聞くこともある…。

——

新米 「所長って、裁判所で調停員をしてはるでしょう? どんな案件があるんですか?」

大塚T 「あんた、バカね~。そんなこと聞いちゃダメでしょ。守秘義務があるんだから~」

新米 「守秘義務があるのはわかってますよ~。でも、勉強の意味でもちょっとくらい聞きたいです」

E子 「うちの事務所のなかとおんなじように考えちゃだめよ。どこの誰っていうことは一切言えないし、それらを隠して、内容を加工して、一般化させてからなら、少しくらい傾向をお話しくださるかもね」

新米 「昨日も今日も調停で、それも昨日は、午前も午後もですよね? 今月は多いんですね」

大塚T 「そうみたいね。しょちょー、新米くんがなんか聞きたいことあるそうですよー」

新米 「あ、いやいや…今でなくても…」

所長 「どうした、新米くん。何か、質問かい?」

新米 「あ、いえ、そんな…調停の話を聞いたことってあんまりなかったような…。なので、どんなケースなのか内容をお聞きしたいなと思ったんです」

所長 「ふむふむ。いま、私は調停員といっても家庭裁判所に行く方が多いけどね」

新米 「そもそも、裁判と調停ってどう違うんですか? おおまかにしかわかってなくて、イマイチピンと来ていません」

E子 「まず、裁判は、公開だけど、調停は、非公開よね。そこはわかってるわよね? 公開でないからこそ、話せないわけですよね、所長?」

所長 「そうだね、公開してる裁判所はオープンだからね。調停員の現場は、私がはいってからでも、個人情報保護や守秘義務はさらに厳しくなったよ。昔は、調停が、午前・午後とあるときは、パソコンを持って行って昼休みに仕事していたけれど、今は、パソコンの持ち込みができないんだ」

新米 「えー、そうなんですか? スマホはいいんですよね?」

所長 「さすがに、携帯は必要だから、スマホまでは持ち込み禁止になってはいないね」

小学校の現役教師が「先生はブラックではない」と断言する理由

世の中的には「教師の仕事はブラックだ」という認識が広まっていますが、今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役教師でもある松尾英明さんが「教師の仕事はブラックではない」と断言しています。松尾さんは、「中にはブラックな職場もある」としたうえで、その実態を紹介しています。

教師の仕事はブラックではない

先日の仕事術セミナーでの学び。参加者とのセッションタイムに「教師の仕事はブラックか」という話題になった。私の意見としては明確に「否」であることを伝えた。

ブラックかどうかは、本人が決める。講座の中でも話したが、やりたくない残業を強いられる状況が「ブラック」。やりたい残業ならどんなにやっても「ホワイト」である(例えば附属小のような研究校で、毎夜目をギラギラさせながら、楽しそうに教材研究を続けている人を知っている。これは、全くブラックではない。部活動も然り)。

決して教師の仕事がブラックなのではない。ブラックな職場が存在する、というだけである。ブラックな働き方が存在する、というだけである。

講座の中で、ブラックと言われてしまう原因となっている具体例をいくつか挙げた。最もわかりやすいものが「時間外会議」が常習化している学校である。

ここでいう会議とは「二人以上で集まって協議するもの」を指す。例えば学年主任が「ちょっと今からいい?」というのも、「学年会」という会議の一つである(また、今回会場で、最も苦笑いが起きたのが、これである。多くの若手が、特にこれに困っている)。

管理職が「時間外の会議は原則認めない」と明言している学校がある。決して「残業を認めない」ではない。認めないのは「時間外の会議」である。つまり、会議出席者の意思と反する時間外の拘束である。時間外に「働く」のは構わないが、命令として「働かせて」はいけないのである(ちなみに法的には、校長にのみ、時間外勤務の命令権限が与えられている)。

留守番電話の設置の話も紹介したが、ここに関連する。時間無制限に電話対応を認めているから、拘束される時間が無制限に延びる。はなから、一定時間以外を対応不可にすればいいのである。一般企業では当たり前のことである。学校の特殊性を考えて、緊急時だけ管理職に転送されるようなシステムにする方法もある。

「お客様は神様」を盾にする悪質クレーマーに対抗する最良の手段

さまざまな「ハラスメント」が問題となっている昨今、カスタマー・ハラスメントまたはクレーマー・ハラスメントという言葉を聞いたことはありませんか? 今回の無料メルマガ『採用から退社まで! 正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』では著者で社労士の飯田弘和さんが、企業全体で悪質なクレーマーへの対応を早急に行うべきだとして、その対処法について詳しく紹介しています。

御社では、クレーマー・ハラスメントへの対応を行っていますか?

カスタマー・ハラスメントあるいはクレーマー・ハラスメントという言葉をご存知でしょうか? 要は、悪質クレーマーによる自己中心的で理不尽な要求のことです。

大声で怒鳴ったり、土下座を要求したり、代金の支払いを拒否したり不当な金銭要求をしてくる輩がいます。客という立場を悪用して、反抗できない相手に対して悪質なクレームをつける、実に汚い行為です。

このカスタマー・ハラスメントやクレーマー・ハラスメントの被害に最も合いやすいのが、店舗の販売員やカスタマーセンターのスタッフなどです。

クレーマーの中には数時間に及ぶクレームを行う悪質クレーマーもおり、その対応によって従業員が長時間拘束される事態が発生しています。当然、他の業務が滞ってしまうし、何より、そのような悪質クレーマーへの対応によって、従業員は強いストレスを感じます。中には、精神疾患を発症する人もいます。

なぜ、他店の商品をオススメする販売員は客から信頼されるのか?

一見、損をしているように感じる行動も、後々大きな利益を生むことが多々あります。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、そのような「損して得取れ」的接客術を紹介しています。

損をして得を取る

損して得取れ』ということわざがあります。今の損を我慢することでのちに大きな利益を得ることができるといった意味で使われますよね(昔は、『損して徳取れ』だったという話もありますが、実際にどうなのかまでは私にはわかりませんので悪しからず)。

ただ、この考え方自体は、接客販売員にとってとても重要な考え方だと思います。たとえその場で売れなかったとしても、次にまた来てもらえるような接客ができるかどうかで、店や商売の継続性は変わってくるからです。

お店や販売員は、顧客をいかに増やせるかが勝負です。ですが、その場限りの売上にほだされてロクでもない売り方を繰り返してしまっていると、必ずお客様は離れていきます。

「せっかく買ったのに、言っていたことと全然違う」
「こんなことになるなら買わなければよかった」

そう感じてしまったお客様は、絶対にもう戻って来てくれることはありません。

逆に、顧客になってくれる場合はどうかというと、

「あの時、ちゃんと接客してもらえたから」
「あの時、きちんと説明をしてくれたから」
「あそこで買って満足したから」

など、いろんな理由を持って顧客になってくれます。そんなお客様を増やしていかなければいけないのは誰もがわかっていることですよね。

そうした顧客になってもらう方法の一つに、自店や販売員にとって、一見損に見える接客をするという方法があります。どういうことかというと、例えば、実際の店舗でよく起こり得るのが、他店のご紹介です。

「この商品は完璧」という人が新しいものを生み出せない理由

持ちうる知識やスキルを総動員して完成させた新商品やサービスを、「これぞ完璧」と思うのは当然のことではあります。が、そこに慢心していてはいけないとするのは、戦略コンサルタントの中久保浩平さん。中久保さんは自身の無料メルマガ『ビジネス真実践』で、常に進み続けている世の中に「完璧」なものなどなく、そうした認識を持った人がさらに良いものを生み出せる、と力説しています。

完全でも不完全とできるか?

商売やビジネスにおいて完全なカタチなどありません完璧なものなどありません。特に経営や商品開発、企画に携る人達にはこの認識が重要です。「この新商品はこれで完璧」というものが完成したとしても、それは、現時点で最高のモノが出来た、ということに過ぎません。「うちのサービスは業界でも一目置かれるクオリティだ。他所はみなうちを真似ている」という業界一のサービスであったとしても、それは、現時点でのことであり、やがて抜かれることもあります。要は

  • これで十分
  • これで完成
  • これで完璧
  • これが最高

という商品やサービスであってもそれ以上の改善余地を常に見出そうとすることが必要なのです。そうしたところから、業界内で凌ぎを削り、品質がドンドン上がったり、次から次と新しいものを生み出したりしていけるのです。それが、業界や会社、あるいは個人、それぞれの進化となります。消費者、お客様にとってのベネフィットへ繋がります。世に溢れている便利グッズなんて最たるものです。

たとえば、フライパンや鍋。ハンドル部分の取り外しが出来ることで、大中小、それぞれのフライパンや鍋に付替えが出来、なおかつ収納がしやすくなったものだったり、焦げ付かないコーティング加工にすることで、洗いやすくなったものだったり、1つのフライパンに間仕切りが施されていて一度で複数品の調理が出来るようになったり、女性にやさしい、軽いフライパンだったり、とまぁ、色々あります。

フライパンや鍋1つとっても「これで完全、完璧なもの」などありません。みんなが「いやこれは完璧だ」と感じているものであっても、「ここをもうちょっとこうしてみたら、もっと便利かも?」とか「この部分をあっちの素材に代えることができたらもっと軽量化できるかも?」みたいな部分が必ずどこかにあるのです。

その「どこかを見つけることが進化し続けられるかどうかの別れ目になるのです。その「どこか」を見つけられる会社や人が常に成長して生き残り続けるのです。その為には「これでいい」「これで完璧」なんて絶対に思わないことです。

現役探偵が明かす、私立校「いじめ問題」の想像以上に酷い現場

本業である探偵という仕事をしっかりとしつつ、その範疇を超えて「いじめ問題」に関するNPO法人を設立したり、月2回発行のメルマガ『伝説の探偵』を執筆するなど、学校の「いじめ問題」に真正面から取り組んでいるT.I.U.総合探偵社代表の阿部泰尚(あべ・ひろたか)さん。なぜ探偵が「いじめ問題」に取り組むことになったのかという経緯から、「いじめ」に対する学校側の根本的な問題までを具体的な事例を挙げてお話いただきました。その実態は、子を持つ親でなくともかなり衝撃を受ける内容でした。

普通の子がいじめをしていることが「よくあること」になっている現状に衝撃

──最初に、なぜ阿部さんは探偵になろうと思われたのでしょうか?

阿部:実は「T.I.U.総合探偵社(以下、T.I.U.)」を立ち上げる前にも、友人が探偵業をしていたこともあって、少し探偵業に足を踏み入れていたんです。バイクのレースを子供のころからやっていたこともあって、ヘルプで呼ばれてバイクで尾行をするということをしていました。その頃はテレビ番組の制作会社にいたのもあって、尾行に使用するカメラや録音機器などの機材の扱いにも慣れていることもありました。

そして一時期、身体を壊してしまい、「さぁ次は何をしようか?」と思った時に、探偵をやってみようと思ったんです。その時なぜ探偵を選んだのかというと、友人の手伝いとして探偵の仕事をしている時に「凄く大事なことをしている」というのを強く感じていたことがあります。探偵が「証拠を取る」ということは、裁判の証拠になるわけで、その人の一生を左右してしまうわけです。探偵というのは、すごく大事な仕事なんだ、ということからしっかりと取り組んでみようと思ったんです。 

──探偵業の中で阿部さんは「いじめ」という社会問題に取り組まれています。「いじめ」について取り組もうと思われたきっかけはどのようなことからなのでしょうか? 

阿部:ぶっちゃけてしまうと、最初は全然やる気はありませんでした。それまでも子供の家出の調査はしていましたが、「いじめ」ということについて調査がどのくらい必要か想定していなかったんです。それに「いじめ」問題を調査するということになると、学校に調査に入らなければならない。

この学校というのは不貞行為、いわゆる不倫の調査のスタート地点になりやすい場所で、やりづらさを知っていたんです。容易く学校の中に入ることはできないし、うかつに入ると、すぐに不審者情報として扱われてしまうんです。そういう学校へのアプローチのハードルの高さもあって、実は最初の依頼は、3回断っているんです。

最終的には調査を受けたのですが、その理由もT.I.U.を立ち上げて1年ぐらいの頃には、探偵業界の中で有難いことに「新しい捜査するなら阿部のT.I.U.しかないだろう」と言われ始めた時期だったのもあって、ではチャレンジをしてみよう、ということからだったんです。

──あくまで新しいジャンルへの取り組みとして「いじめ」問題への調査を始められたと。

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阿部:はい。ちなみに最初の調査の内容は、万引きの強要でした。そこで衝撃を受けたんです。グレた子が万引きをやらせていたのであれば、僕もある意味、納得したと思うんですけど、調査を進めるうちに、加害者の子の家は比較的裕福だし、学校の成績も優秀だし、見た目もそういうグレた感じでもなかった。そういった普通の子が万引きの強要をしていた。それに被害者の子に話を聞いたら「よくあることだと思う」と。今、こんなことになってしまっているのか、と。

初めて「いじめ」問題に取り組んでみて、学校は本当に上っ面のことしか見ていない、ということが分かったんです。その衝撃から、これは探偵としてのカテゴリーの中に入れるべきだと感じて、いろいろと調べることから始めたんです。

──実際に「いじめ」問題を調査することで実態が見え、調査するべきだと感じたわけですね。そんな「いじめ」問題は、子供だけではなく大人の世界でも問題になっています。いきなりですが、「いじめ」をなくすための方法というのはあるのでしょうか?

阿部:もちろん僕らは「いじめ」がゼロになることを目指しています。ですが社会構造として「いじめ」が起きてしまうのはしょうがないのかな、というあきらめの部分も多少あります。

よく「罰則を強化しよう」という話がでますが、仮に罰則を強化しても、いじめが完全に無くなることはないし、逆にその罰則を利用して見た眼は弱者なんだけど、権利上は強者になってしまうことで、脅したりすることがまた発生してしまうのではないかと思っています。

 ──新しい罰則や制度が、新しい「いじめ」を作ってしまうことがあると。

阿部:もちろん、子供のいじめについては法律の強制力はあって欲しいとは思いますが、「いじめ」問題は法律の問題というよりも、個人間の問題が大事だと思っています。まず「見て見ぬふりをする」人がもっと減ればいい。これは子供でも大人でも同じなのですが、「それはちょっと言い過ぎなんじゃないんですか?やりすぎじゃないんですか?」と言える雰囲気を作ることが大事だと思います。また教育の段階で、「いじめがあったら言っていいんだよ」ということもやっていく必要があると思います。 

──「いじめ」を注意した人が、今度は「いじめ」を受けてしまう、というスパイラルを生む場合もありますし、注意するにも勇気が必要になりますよね。

阿部:そうですね。だからこそ、そういった一人一人の意識を変えられる著名人などが、言葉だけではなく、行動として実践していく必要があると思います。

──教育の段階から「いじめ」について話をしやすい空気を作るためには、教師の力が重要になってくるとは思いますが、教師という職業はかなりのオーバーワークと感じてしまうことが、親目線からでもあります。「いじめ」を解決するために、学校という制度の中で何を変えていくべきだと思いますか?

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阿部:「すべて教師が解決しなければならない」という風潮があることが、まず問題だと思います。もちろん学校内で起きていることですから、学校として取り組まなければならないのですが、物理的にできない学校もありますし、実際に取り組もうと思っても、権限を持っていない先生も多い。

最近ではちょっと腕を引っ張っただけで「体罰」だと文句を言うような親御さんいますし、先生達の立場は実は強くないんです。なので、教師がなにもかもを担当するのではなく、学校制度の中に、「いじめ」問題や生活問題全般を担当する人、役職が必要だと思っています。

──確かに海外の教育の現場では、メンタルヘルスを専門にする人が学校にいると聞いています。

阿部:海外の教員というのは専門性が高くて、分業が進んでいるんですよね。日本の昔からの観衆に基づいて、教員に万能感を持たせようとする、という風潮は間違っていると思うんです。

──昨今日本では何か問題があった場合、「第三者委員会」が設立されて問題の解明に当たることが多くなっていますが、学校における「第三者委員会」というのは機能しているのでしょうか?

阿部:「第三者委員会」についてはそもそもの設立から問題があることがあって、「本当に第三者なの?」という。学校側が選んだ人たちが、仕事をもらえなくなってしまうのではないんじゃないか、という無言の圧力から、学校に都合のいい報告をしてしまうことがある。なので「第三者委員会」を審査する「第三者機関」が必要なんじゃないか、という問題もはらんでいる。本来なら公立校であれば「いじめ対策委員会」というのを持っていなければいけないのですが、実際には機能していない場合が多いんです。

──そうすると現場の教員達が解決することになると……まさに構造的な問題ですね。

阿部:もちろん、勇気のある校長先生がいる学校では、校長先生の権限の中で、オヤジの会などを作り、保護者を巻き込む取り組みをしていることもあります。その学校に行くと皆さん忙しそうにしているのですが、何か問題が発生した時に、教員だけではなく、周囲の大人がしっかりと関わってくれるので、親も子供も安心していられる。ただ、問題なのはそういった取り組みをしているところが、少数派であるということなんです。

 

凄惨な殺人事件も。いま「神社本庁」周辺で何が起きているのか?

全国の神社を束ね、安倍政権を強力にバックアップするなど、我が国において強い影響力を持つ神社本庁が大きく揺れています。元全国紙社会部記者の新 恭さんは、自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、神社本庁で今、起こっていることを詳細に記すとともに、日本の「神社界」が抱える闇を白日の下に晒しています。

神社本庁に何が起きているのか

全国約8万の神社をたばねる宗教法人「神社本庁」(東京都渋谷区)。安倍政権を後押しし日本会議や神道政治連盟でも中心的な役割を担ってきた。

この組織に、いま何が起きているのだろうか。現在の総長田中恆清氏(石清水八幡宮宮司)が辞意を漏らしているという。

象徴的な存在の「総裁」、各神社の職員を統督する「統理」に次ぐナンバー3だが、実質的に神社本庁を動かしているのは「総長」である。田中総長は日本会議の副会長でもある。

田中氏が自らこの権力を手放す気になった背景には、深刻な組織上の問題がよこたわっている。

深川八幡祭りや江戸勧進相撲発祥の地として知られる富岡八幡宮で2017年12月に起きた凄惨な殺人事件をご記憶であろう。宮司である富岡長子氏が元宮司の弟、富岡茂永とその妻に日本刀で襲われ、命を落とした事件。

弟は姉を殺害後、妻を殺し、「もし、私の要求が実行されなかった時は、死後においてもこの世(富岡八幡宮)に残り、怨霊となり、私の要求に異議を唱えた責任役員とその子孫を永遠に祟り続けます」との遺書を残して自ら命を絶った。

この事件がいま神社本庁と神社界がおかれている状況を象徴していると言うのは宗教学者の島田裕巳氏である。どうやら宮司の座をめぐる骨肉の争いというだけにとどまらないようだ。

神社界は格差社会である。富岡八幡宮は周辺の土地を多く所有し、莫大な不動産収入があった。島田氏は「金満神社」と称する。犯人である弟、殺害された姉、いずれも宮司の立場を利用して贅沢三昧を極めたという。

一般的な神社は富岡八幡宮とは様相を異にする。宮司でも年収300万円未満の人が60%をこえるらしい。とりわけ過疎化が進む地方の神社は苦しい運営を強いられている。

神社界のなかで、権力をふるい続ける神社本庁と、その支配を嫌がる金満神社。富岡長子氏の宮司就任を認めなかった神社本庁の傘下から富岡八幡宮が離脱したのが2017年9月末で、それからわずか3カ月足らずであの事件が起きた。

島田氏は著書『神社崩壊』のなかで、「(神社本庁と富岡八幡宮)の間に宮司の職をめぐって考え方の違いがあった…事件の背景にもそのことが深くかかわっていた」と指摘。事件後、神社本庁が傘下の神社に事件のコメントを封じるかのような文書を送ったことについて「神社界の体質を露呈した」と批判している。

金正恩が核の新提案も。南北首脳会談を新聞各紙はどう伝えたか

金正恩委員長の平壌空港への直接出迎えに始まり、北朝鮮側の文在寅韓国大統領に対する大歓迎ぶりが世界に報じられた南北首脳会談。トランプ大統領も評価したこの会談ですが、国内新聞各紙はどのように扱ったのでしょうか。ジャーナリストの内田誠さんが自身のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』で詳細に分析しています。

今年3回目の南北首脳会談を新聞各紙はどう伝えたか

ラインナップ

◆1面トップの見出しから……。

《朝日》…「核施設廃棄 米の対応が条件」
《読売》…「北核施設廃棄 米に条件」
《毎日》…「寧辺核施設廃棄に言及」
《東京》…「正恩氏 米の行動誘う」

◆解説面の見出しから……。

《朝日》…「核の新提案 米の出方探る」
《読売》…「北、保有核は温存」
《毎日》…「非核化 具体策乏しく」
《東京》…「北 小出し戦略 遠い完全非核化」

ハドル

まだ「形」が見えませんが、テーマは「北朝鮮核の新提案」ということになります。

基本的な報道内容

今年3回目の南北首脳会談を平壌で行った韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長は、米国が相応の措置を取った場合に寧辺核施設を永久廃棄することなどを盛り込んだ「共同宣言に署名。11月からは南北の軍事境界線付近での軍事演習を中止することでも合意。また、正恩氏の年内のソウル訪問も決めた。

不信感をぶちまけ続けた金委員長

【朝日】は1面トップに2面の解説記事「時時刻刻」、13面国際面には記事と「考論」、15面も国際面、18面社説まで。見出しから。

1面

  • 核施設廃棄 米の対応が条件
  • 南北合意 非核化行程触れず
  • 正恩氏 年内ソウルへ
  • 廃棄の範囲あいまい(解説)

2面

  • 核の新提案 米の出方探る
  • 北朝鮮、交渉再開狙いか
  • 核施設申告なし、米は不信感
  • 米軍の脅威削減・外貨獲得
  • 南北合意 北朝鮮の意向反映
  • 融和先行に日本懸念

13面

  • 文氏のすりより 懸念
  • 韓国世論 経済協力に抵抗感
  • 緊張緩和は評価
  • 北朝鮮包囲網ほころび
  • 中ロ、南北合意「歓迎」鮮明

15面

  • もてなす北朝鮮 韓国抱き込む策略

18面

  • 南北首脳会談 和解の機運を広げたい(社説)

uttiiの眼

1面記事とその末尾につけられた解説に、《朝日》の基本的な姿勢が表現されている。

《朝日》は今回の「合意」が「米朝交渉を前進させる契機になりえる」との基本的な評価を与えながら、北朝鮮が「米国の相応の措置」という見返りを要求している点廃棄の範囲が曖昧な点を指摘。また、東倉里の発射台の永久廃棄は、多様な移動式の発射台を北朝鮮が保有している以上、意味がないことも指摘。さらに、道路や鉄道の連結事業の着工式で合意したことは、国連制裁決議違反との疑いが指摘されているとする。トランプ氏はツイッターで「北朝鮮、韓国からとても良いニュースがあった」と歓迎しているかのようだが、米側が強く求めてきた「核施設の申告」は「共同宣言」に含まれていない。したがって、「非核化と南北協力の均衡のとれた対応」を求めてきた日米は今回の合意に反発する可能性もある、としている。

2面の「時時刻刻」は、「宣言」の中に練り込められた米朝双方の不信感”を解きほぐそうとしているが、何らかの理由で非常に理解しづらい文章になっていて、よく分からない。それでも印象に残ったのは、金正恩氏が文氏に対して、「核実験場爆破などを評価しない米国への不信感をぶちまけ続けたという」、との一文。複数の証言があるようで、これが本当だとすれば、北朝鮮は既に非核化に踏み出しているのに、それに対応する措置を米国が取っていないという考えなのだろう。

記事後半には、米当局者たちが抱くトランプ氏に対する不信感について書かれている。米政府内には、トランプ大統領が、独断で北朝鮮が望む朝鮮戦争の終戦宣言に応じてしまうのではないかとの懸念があるという。今回の宣言内容とトランプ氏のツイッターの中身、中間選挙のことなどを考えれば、その懸念には頷けるものがある。