ホンマでっか池田教授が老いて知る「老人」と「若者」の大きな違い

お年寄りが若い人に向けて「元気でいいわね」と声を掛けるのはよくあること。若い頃はそんな言葉に「別に元気じゃねえよ。普通だよ」と思っていたと語るのは、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみの池田教授です。それが今では声を掛けたお年寄りの気持ちがわかるようになったのだとか。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、老いによって起こる体のさまざまな変調体験を綴り、若かった頃を知っているからこそ「元気でいいわね」の言葉が生じると説明。老人と若者は非対称で大きく違うと伝えています。

老人になるということ

コロナ禍で自宅でごろごろしている間に、ずいぶん歳を取ったような気がする。食欲は普通にあるし、睡眠障害もなく、酒は毎日飲んでいて、別にどこも取り立てて具合が悪いところはないのだけれども、若い時に比べて、気力が落ちた気がする。セロトニンと男性ホルモンの分泌が落ちたのかもしれない。男性ホルモンは寿命を縮めるので、長生きするかも知れないなと思うと、ちょっと嬉しい気もするけれど、エロ抜きで長生きしてもしょうがないか。

昔『昆虫のパンセ』という本を書いたことがあって、その中でファーブルが71歳で子供を作ったという話を引いて「残念ながら私は老人になったことがないので71歳で子供を作るという意味がよく分からぬ」などと、今にして思えば、甚だ生意気な放言をした覚えがあるが、最近この言説は我ながら結構至言なのではないかと思えてきた。

若い人は老人になったことがないので、老人のことはよく分からないのと反対に、老人は昔若者だったので、若者だった時の自分についてはよく分かるのだ。老人と若者はこの点に関しては非対称なのである。これは老人と若者の大きな違いである。若い時は老人がオタオタ歩いているのを見ても、脚が悪いんだ、あるいはうまく歩けなくて可哀そうだなとは思っても、どんな気持ちでオタオタ歩いているかまでは、思い至ることはなかった。

いざ自分が老人になってオタオタ歩くようになって分かったことは、歩くことを意識せずに歩くのが難しくなってきたことだ。5~6年ほど前から足の裏に違和感があって、裸足で床の上を歩くと気持ちが悪い。調べてみると、足底筋膜炎とか糖尿病とか、いろいろな可能性があるのだけれど、どうにもぴったり当てはまる症状がない。

念のために、懇意にしている近所のお医者さんに診てもらったのだけれども、「まあ老化ですね」と言われて胡麻化されてしまった。そんなことは言われなくても分かっている。自分で調べて分からない時は、医者に行ってもまず分からないことがよく分かった。

この記事の著者・池田清彦さんのメルマガ

世界的エンジニアが予言。「人手不足」と「仕事不足」の先の「大失業時代」到来

例えばトラック・バスの運転手や建設現場の作業員など、日本では現業職の「人手不足」が大問題で、更に深刻化するのが確実です。一方で、急速に進化するAIが大学を出て働く人の仕事を確実に奪い「仕事不足」になると考えられています。やがて来るこの2つのミスマッチの問題を真剣に考えないと大きな社会不安が起こると警告するのは、メルマガ『週刊 Life is beautiful』著者で、Windows95を設計した日本人として知られる中島聡さんです。中島さんは日本社会の問題点を具体的に8つ上げ、社会に歪みを生まないためにも、何らかの手を打つ必要があると訴えています。

人不足と人工知能

ChatGPTの進化を見ていると、さまざまな職が人工知能によって置き換えられたり不要になったりすることは確実だと思います。簡単な事務仕事はもちろんのこと、データ解析のような比較的複雑な仕事まで人工知能に任せられるようになってくると、その労働市場に対する影響は、計り知れない程大きなものになると予想できます。

それとは別に、土木建築、介護、飲食、清掃、農林水産、公共交通、ロジスティックス(倉庫、配達、輸送)などの「肉体労働」を伴う業界では、人手不足が目立っています。日本と米国では若干事情が違いますが、移民や外国人(日本では技能実習生)に頼らなければならない状況は同じです。

国が豊かになると、高学歴な人が増え、賃金の安い肉体労働をしたがらなくなるのは、どこの先進国でも同じです。日本の地方では、成績が優秀な学生は都会に出て、知識労働(ホワイトカラー)の職に就くのが当たり前になっています。結果として、肉体労働の労働市場においては、需要が供給を上回る状況になっています。

日本では、高度成長期以降に第三次産業が急速に伸び、そこが知識労働者の受け皿となりました。それを受けて、大学進学率も、1971年の19.4%から上昇を続け、今では60%近くになっています。

しかし、人工知能技術の急激な進歩により、知識労働市場に大きな変化が起ころうとしています。人工知能の活用により、知識労働者一人あたりの生産性が大幅に急増し、結果として、知識労働の市場においては、需要が供給を下回る状況になるのです。

【関連】【中島聡×辻野晃一郎】日本の技術者を殺す「ノリと雰囲気」とは? AI革命と2025年のゲームチェンジ

つまり、

肉体労働市場: 需要>供給
知識労働市場: 需要<供給

という二つのミスマッチが起こることになります。

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三浦春馬さんの“最後の共演者”。『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』松岡茉優の“覚悟”

元天才子役・芦田愛菜が7年ぶりに民放連続ドラマに出演することでも話題になった、松岡茉優主演「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」(日本テレビ系)。初回放送から、松岡&芦田の熱演に「感動した」などと賞賛の声が多くあがっています。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、同ドラマに松岡茉優の“覚悟”を感じたといい、3年前に亡くなった三浦春馬さんの“最後の共演者”となった彼女にエールを送ります。

三浦春馬さんの“最後の共演者”

ドラマファン注目の7月期は『VIVANT』、『トリリオンゲーム』、『真夏のシンデレラ』。そこに続くのが『ハヤブサ消防団』、『最高の教師 1年後私は生徒に■された』でしょうか。

惹きつけるタイトルで言えば『最高の~』が何とも挑発的ですよね。

このドラマは2019年1月期に平均視聴率11.5%を記録した『3年A組-今から皆さんは、人質です-』のプロデューサーと演出家が再びタッグを組んだ、広い意味での“現在の教師と生徒、教育問題”をテーマにした実験的な作品になっているようです。

私が気になるのは、こんなエキセントリックなタイトルと内容のドラマに松岡茉優がキャスティングされていたことです。

私の中で松岡といってすぐに思い出すのは、2020年9月期の『おカネの切れ目が恋のはじまり』です。

収録中に共演者の三浦春馬さんの悲しい出来事があり、4話しか放送されなかったドラマでした。

三浦さんの突然の出来事には、たくさんの芸能人たちが衝撃を受けましたが、松岡もそのひとりです。

“最後の共演者”になってしまったから…。

一部では余りのショックから“女優業からの引退”なんて報道もあったぐらいです。

それがあの時から3年、“卒業式に担任生徒の誰かに突き落とされた女性教師”役で帰ってきたのです。

舞台裏で様々な綱引きがあったことだけは間違いないのでしょうが、よほどの信頼関係が無ければ事務所もマネージャーからも松岡にオファーできなかったように思えます。

このドラマがいかに“憑依型”役者にとって危険な仕事なのかは、事前のキャスティングの動きからも垣間見られます。

一報を報じた『週刊女性』によれば、当初この教師役は柴咲コウだったといいます。

ところが本を読んだ柴咲は「こんな役はできない」と断ったというのです。

「女優としてのキャリアに泥を塗ることだけはしたくなかった…」とまで。

そんなハードな役柄を、3年前にあんなに辛い体験をした松岡が引き受けるとは…驚きです。

先行試写会では集まった高校生たちにはー

「現役の皆さんからすると辛いな、苦しいなと思うシーンがあるかもしれません。その時は離席して構いませんし、途中で見なくても大丈夫です」というメッセージも送っていました。

確かに松岡と、生徒役の芦田愛菜の演技には息の詰まるシーンもあり、このドラマに“覚悟”のようなものを持って臨んでいる松岡の姿勢が透けて見えてくるように思えました。

南海トラフ地震より確実な恐怖。日本政府の無策が進める“亡国の少子化”

少子高齢化の大波に飲まれ、抜け出すことができずにいる日本。このような惨状に至るまでに、何か打てる手はなかったのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、少子化対策に成功した欧米と我が国とでは何が異なっていたかを解説。さらに子育て世代にダメージのある政策ばかりを講じてきた日本政府を強く批判しています。

少子高齢化は50年前からわかっていた

ご存じのように現在日本は深刻な少子化問題を抱えています。出生率は先進国では最悪のレベルであり、世界最悪のスピードで高齢化社会を迎えつつあります。

この少子化については、「日本人のライフスタイルが変わったから」と考えている人も多いようです。確かに、ライフスタイルの変化によって晩婚化、非婚化が進んだという面もあります。しかし、晩婚化、非婚化というのは、女子教育の進んだ先進国ではどこにでも見られるものです。日本が先進国の中でもっとも少子化が進んでいる理由にはなりません。

実は日本が先進国の中で少子化が進んだのは、「政治の無策」という面も大きいのです。というより、少子高齢化は人災だとさえいえるのです。今回から数回に分けて、いかにして日本の政治が少子高齢化を招き寄せたのか追究したいと思います。

実は日本では半世紀近く前から、「このままでは少子高齢化になる」ということがわかっていました。わかっていながら、有効な対策を講じてこなかったのです。

今の日本はこのまま少子高齢化が進めば、どれほど日本の企業が頑張ったところで、日本の衰退は免れません。その事実は、どんな楽観論者も否定できないはずです。そして、少子高齢化というのは、今、何も手を打たなければ、必ず進んでいきます。つまり、今、何も手を打たなければ、日本は必ず衰退するのです。

南海トラフ地震の場合は、もしかしたら、この数十年のうちには起きないかもしれませんし、もしかしたら100年くらい起きないかもしれません。しかし、少子高齢化は、南海トラフ地震のような不確定な要素はまったくありません。このままいけば、必ず避けられないものなのです。厚生労働省の発表では、2022年の出生数は80万人を割りこみ79万9,728人でした。出生数が80万人を下回るのは1899年の統計開始以来、初めてのことです。1970年代には200万人を超えていたこともあったので、この落ち込み方は凄まじいものがあります。

この記事の著者・大村大次郎さんのメルマガ

「大谷翔平、出ないじゃん」プロ野球オールスターゲーム、佐々木朗希が先発もファンは“白け気味”のナゼ

日本中が大盛り上がりだったWBCは、日本代表が3大会ぶり3度目の世界一で幕を閉じた。しかし、以前から囁かれていた「野球離れ」が食い止められたかというと話は別である。各家庭で当たり前のように野球中継を見ていた時代に、誰もが楽しみにしていた「プロ野球オールスターゲーム」も例外ではない。昔では考えられないような「意見」を口にする野球ファンもいるようだ。

現地で「フレッシュオールスターゲーム」を観る“ガチファン”の意見

まずは、昨日行われた『フレッシュオールスターゲーム2023』を現地・富山で観戦したというガチのプロ野球ファン(50代・男性)に話を聞いた。

「フレッシュは去年のゲームも、その前の坊ちゃんスタジアムでの試合も当然現地観戦です。球界のこれからを担う選手の活躍を観るのが楽しいんです。オールスターに関してはテレビ観戦が主だけど、年に一度のこの日を待ちわびてたからすごく嬉しいね」

今日から始まるオールスターゲーム。初戦の先発は、パ・リーグが佐々木朗希投手(ロッテ)、セ・リーグが村上頌樹投手(阪神)。令和の怪物と今季ブレイクを果たした右腕の投げ合いは見ものである。

「長い回はもちろん投げないけど、佐々木と村上というなかなかお目にかかれない投げ合いを観れるのがオールスターの醍醐味。野球ファンで、オールスターは楽しみじゃない、なんて意見はないんじゃないかな?」

「ちっとも祭典じゃない」by ヤクルトファン

しかし、ホームゲーム時にはほぼ必ず神宮球場に行くというヤクルトスワローズファンの男性(40代)は、前出の男性と温度差が異なる。

「まあ、ウチは村上が出ないし選手少なすぎるだろというのもあるけど……。なんか、オールスターって昔と比べて特別感がなくなったと思うんです。昔よりも野球/選手のレベルが格段に上がってて、巨人が強くて阪神が弱いみたいなこともないじゃないですか。つまり、ぼくらファンからしたらレギュラーシーズンで楽しめちゃうんですよね。オールスターはお祭りだけど、選手の真剣度も低くなりますから、近年はあんまり楽しめていないのが正直なところですね」

別のヤクルトファンの男性(30代)もこう話す。

「今年はないっすね。いくら調子が悪いとはいえ、去年三冠王の村神様が出ない時点でちっとも祭典じゃないし、ただ単にセ・リーグとパ・リーグのレギュラークラスが試合する、というだけ」

ryuchellさんが浴びせられた「罵詈雑言」の卑劣。“自分らしく”も許されないのか?

日本中を衝撃とともに駆け巡った、ryuchellさんの訃報。多様性について積極的に発言していたryuchellさんの自殺報道は、さまざまな方面に大きな波紋を広げています。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合薫さんが、訃報を巡るツイッターの荒れようを批判。さらに自身の経験や当事者の声を交えつつ、性的マイノリティの生きづらさについて考察しています。

プロフィール河合薫かわいかおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

言えない、知られたくない、自分らしく生きたい。ryuchellさんの訃報と「根っこは同じ」こと

先週立て続けにSNSにあふれる「言葉」の数々に、ほとほと嫌になる出来事が起こりました。

1つ目は経産省に勤めるトランスジェンダーの職員への「女性用トイレの使用制限」の違法判決について、2つ目はタレントでモデルのryuchellさんの訃報についてのツイッターの荒れようです。

トランスジェンダー職員のトレイ問題と、ryuchellさんの訃報は全く別の問題ではありますが、私には「根っこは同じ」ように思えます。

2人ともこれまで「そこにあるのにない」ように扱われた問題に声を上げ、「これまでの当たり前が当たり前じゃない」と一歩踏み出した人。どちらも「私」たちの社会の問題でもあるのに、「自分が見ている世界」が全てとばかりに、憶測に基づく罵詈雑言が綴られていて呆れました。

トランスジェンダー職員のトレイ問題については、本日公開の日経ビジネスのコラムに書いたので、メルマガでは性的マイノリティの生きづらさについて取り上げます。

以前、お伝えしたかもしれませんが、私は数年前にHIV陽性者のための大規模な調査研究に、研究者のひとりとして参加しました。調査項目は、HIV検査、陽性告知、医療環境、暮らし、仕事、セクシャルヘルス、アディクション、人間関係、心の健康などで、私は「心の健康」の担当です。

その中に「自殺念慮」を問う項目を設けたところ、対象者1,100名のうち7割以上が「これまでに自殺を考えたことがある」と回答。そのうち「過去一年間に本気で自殺を考えたことがある」という人が約3割もいました。

自殺念慮とは、特別な理由なくまたは周囲の人には理解できないようなきっかけで「自殺したい」という思いにとらわれてしまう心理状態です。ストレスの原因から逃避するために自殺を手段に選ぶ「自殺願望」とは違い、能動的かつ具体的に自殺を計画しようとする傾向があることがわかっています。つまり、全体の3割、3人に1人が自殺念慮を抱いていたのです。

調査ではストレス対処力であるSOCも測定したのですが、一般の成人を対象とした調査に比べ、著しく低いことがわかりました。SOCは育った環境で育まれる力です。特に「信頼できる人がいるという確信」は、SOC形成に大きな影響を与えます。

これまで世界中のSOC研究者たちが調査した結果でも、SOCの高い人たちは一様に「私には信頼できる人がいる」とし、「自分の生活世界は信頼できるものだ」と考えていました。

なぜ、性的マイノリティが大半を占めるHIV陽性者に、SOCが低い傾向が認められたか?この点については先の調査結果だけでは特定することはできません。

しかしながら、自殺念慮の高さから推測すると、彼ら彼女らには心を許せる友人がいなかったのではないでしょうか。言いたくても言えない、知られたくない、でも、自分らしく生きたい…。そんな生きづらさを抱えて生きている。生きる力がいつ萎えるかもわからない、ギリギリの状態にある。なのに「場外から石を投げる人」があとを断ちません。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

偉業を成し遂げた明治大学サッカー部。元会社員監督の「勝者のメンタリティー」

日本代表長友佑都選手を初め、多くのプロを輩出する明治大学サッカー部は、2019年に全5冠制覇の偉業を成し遂げたことでも知られる名門チームです。そんなチームを率いる監督が、元会社員という異色の経歴を持っていることを知っていましたか?今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、明治大学サッカー部監督・栗田大輔氏が語る「勝者のメンタリティー」について紹介しています。

勝者のメンタリティー 栗田大輔(明治大学サッカー部監督)

大学サッカー界において、2019年に史上初となる全5冠制覇の偉業を成し遂げた明治大学サッカー部。

2015年に監督に就任した栗田大輔氏は、長年会社員として働く傍ら小中学生向けのクラブチームを設立・運営するなど、異色の経歴の持ち主です。

そんな栗田氏が以前のインタビューで語られた「勝者のメンタリティー」というお話をご紹介いたします。

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いくら人間性を磨いたところで、実力が伴わなければ元も子もありません。

長年指導していると、こういう時に勝ち、こういう時には負けるという法則が肌感覚で分かるようになってきました。

それを私は勝者のメンタリティーと表現しています。

1.チームに迷いがないこと

全員の矢印が同じ目標に向かい、オン・ザ・ピッチ(コート上)だけでなく、オフ・ザ・ピッチでも日本一を追求し、どのチームよりも厳しく皆が集中力を高めているチームは絶対に負けません。

2.よい準備ができていること。

目標から逆算して今週やるべきことが明確になっているか、試合を想定して練習できているか。

意識のレベルとスキルが揃った時は、試合前から勝利の確信を得ることがあり、ロスタイムでの逆転や交代選手の大活躍など、奇跡のようなことが連発するから不思議なものです。

選手にはよく「才能×努力×考え方」と伝えます。

どんなに才能があってもその人が天狗になって自分の実力を過信したり、妬みや僻み、愚痴をこぼしていれば実力は絶対に伸びません。

これは多くの先人が証明しているところです。

努力は目には見えませんし、努力自体は「足し算」で、日々積み重ねるしかありません。

それでもある時急に成長し、気づきを得て道が開けるのは、それまでの努力が才能や考え方と掛け合わさり、相乗効果が生まれるからです。

『致知』2021年11月号より

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配偶者の浮気相手を確実にこらしめる「内容証明」の送り方

芸能人の不倫問題が世間を騒がせるようになって久しい現代ですが、当然、我々一般人の中でも、こうした男女トラブルは多くあります。仮に、自分が配偶者から裏切りを受けてしまったら?メルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、上手な内容証明の送り方を伝授します。

浮気相手方への対処

浮気調査を行うと、妻でも夫でも、当然浮気の「相手方」が現れます。配偶者との今後を考えるのと同時に、この「相手方」への対処をどうするか考える必要が出てくるのです。

考えられるのは、弁護士の方にお願いして、相手に内容証明を送り付けること。そしてその反応次第で裁判をするのかどうかを判断します。多くは、ここで和解します。これがオーソドックスです。

しかし、このパターンの場合、多くは

・相手も弁護士を入れてくる

もしくは

・無視される

という対応を取られることが多いです。もちろん、たまにすんなりと内容証明に記載してある条件及び慰謝料額300万円(例)を支払う人はいますが、感覚的には多くありません。

では何故、相手も弁護士を入れてきたり、無視されたりする確率が高いのでしょうか?

それは、「考える時間があるから」です。

内容証明が届いたときはかなりびっくりします。しかし、1日2日経つと、ネットで調べたり、知人に聞いたりと対処法を考えるようになります。

そうなってしまうと、内容証明を受け取った相手方の思考は

「やばい、どうしよう」

から

「どうすれば自分が損しないか」

に変わっていきます。素直に従うのは馬鹿らしいという考えになり、弁護士を立てたり無視したりするようになるわけです。

なので、内容証明に過度な期待は禁物です。

上記のことを避けるには、相手方についてよく調べておくことが重要です。相手の性格や資産状況などを把握していれば、内容証明の文章に、相手が従いやすくなるワードを盛り込むことができます。

あとは、送る場所。自宅なのか?勤務先なのか?実家なのか?

これも相手の状況をよく見て、あえて「逃げ道」を残しておくことが重要です。

家族にバレたくない!と思うタイプの相手であれば、初めから自宅に送るのはナンセンス。家族には知られないように配慮して、勤務先に送りましたよ。無視したり○○という対応が無いのであれば、届いていないと見なして次は自宅に送ります。というようにすれば、従いやすくなるでしょう。

もちろん、ここも文言をしっかり考えないと脅迫になってしまうので注意!

このように相手を知ることで、内容証明のパワーはグッとアップします。これが、内容証明のコツですね!

この記事の著者・後藤啓佑さんのメルマガ

 

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夏休みの宿題にChatGPTを使うのは本当に「ずるい」ことなのか?

夏休みの宿題のなかでも子どもたちを悩ませることの多い読書感想文。文科省からChatGPTの使用禁止が名言されましたが、果たしてそれは本当に「ずるい」ことなのでしょうか。無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教諭の松尾英明さんは、 読書感想文だけでなく、自由研究にも利用できるとして実際にChatGPTに相談した結果と、禁止ルールのほうに問題があるのでは、と疑問を投げかけています。

夏休みの宿題にChatGPTの活用は悪なのか

夏休みの読書感想文について、文科省よりChatGPT使用禁止が明言された。それ以前に、ChatGPTは13歳以下だとそもそも使用できず、18歳未満には保護者の許可が必要というルールがある。

以前メルマガにも書いた通りで、思い切り予想通りだが、人間は「ダメ」と言ったら止めるものでもないというのが現実である。

メルカリ等に夏休みの宿題代行業者が氾濫して大儲けした現状を見れば明らかである。

さて、これは読書感想文コンクールに限らない。

例えば、夏休みの自由研究にも利用できる。

大人の権限でちょっとChatGPTさんに相談して、ものの数分でアウトラインを出してもらった。

以下、ChatGPTさんの出してくれたアイデアである。

タイトル:浮力の不思議

■はじめに

浮力の不思議についてみんなに紹介します。みんなが水に入ると浮くこと、それは浮力という不思議な力が働いているんだよ!この研究では、浮力の仕組みを楽しく学んでみよう!

■浮力とは

浮力って何だろう?実験を通じて浮力の不思議な力を見つけ出そう!水に入る物体がどうして浮くのか、どうして沈むのかを調べてみよう。アーキメデスの原理という言葉も覚えようね。

■実験1:異なる物体の浮力を比較

いろんな物体を水に浮かべてみよう!例えば、おもちゃや果物、コインなど。それぞれの物体が水に浮く理由を考えながら、不思議な現象を観察しよう。もしかしたら、大きさや形が浮力に影響を与えるかもしれないね!

■実験2:浮力と重力のバランス

水に浮かべた物体には浮力が働いているけれど、重力という力もあるんだ。水に浮かべた物体の重さを計って、浮力と重力のバランスを確かめてみよう。ちょっと難しそうだけど、一緒に考えよう!

■実験3:船の浮力の原理

船は大きな物体だけれど、なぜ浮くのかな?紙船やアルミホイル船を作って、水に浮かべてみよう。どんな形の船が一番浮きやすいかな?不思議な船の浮力の原理を見つけよう!

■実験4:浮力を利用した物体の設計

浮力って素晴らしい力だね!実験を通じて浮力を利用した物体や構造物の設計を考えてみよう。例えば、浮き輪や船、水中のおもちゃなどを自分で考えて作ってみよう!どんな物体が浮力を最大限に使えるかな?

■結果と考察

実験の結果をまとめよう!浮力の不思議な力を見つけたり、物体の形や大きさが浮力に与える影響を考えたりしたね。浮力の大切さや日常生活での活用方法についても考えてみよう。

■まとめ

浮力の不思議を調べて、たくさん学びましたね!水に浮く現象や物体の設計など、楽しいことがたくさんありました。浮力の力って、みんなの生活にも意外と関係しているんだよ!これからも科学の不思議を追求していこうね!

■参考文献

浮力に関する本やウェブサイトのリストを紹介します。これらの情報源からもっと面白いことを学びましょう!

■付録

実験の写真や図、興味深い発見のメモなどをまとめた付録を用意しました。楽しい研究の記録を残しましょう!

何をしたらいいかわからない子どもにとって、これはかなり助けになる(そもそもインターネットサイトの存在自体が、相当な手助けになる)。

このアウトラインに従って実際に実験してみれば、それはそれで面白そうでもある。

またそれぞれの項目について「書いて」と言えばここも書いてくれる。

子どもが使用禁止だとしても、夏休みの自由研究は実質親の宿題という面もある。

どうしていいかわからない親が手助けのために使うことは十分に有り得る。

中国外交と日本外交を比べると見えてくる我が国の“ノービジョン”

中国の傍若無人な行動は日本人から見ると嫌われる原因にもなりえますが、そんな中国が平和の使者となった例があります。メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、中国を理解するために感情ではなく損得であえて考えた結果を語っています。

「中国の外交」と「日本の外交」を比較する

こんにちは。

中国が平和の使者となり、ロシア・ウクライナ戦争を仲介する、という構想は潰えたようですが、サウジとイランの平和の使者の役割は果たしたようです。米国離れの中東諸国にとって、今や、中国の評価は鰻登りです。

一帯一路では、散々悪い噂ばかりを聞いていましたが、やることはやっていたんですね。

西側のメディア情報ばかり見ていると、こちらの意識も自然とバイヤスが掛かってしまいます。

一帯一路をあくどい企みと見るのではなく、素直に評価することも大切だと思います。

そうなってくると、日本の外交はどうなんだ、という話になりますね。

日中の外交について考えてみたいと思います。

1.暴れん坊と平和の使者

中国は、近隣国に圧力をかけ、隙があれば、自国の領土を拡大しようとします。自分の都合だけを優先して、他国との約束を守りません。

多分、中国は日本が嫌いというわけではありません。嫌いだから攻めているのではなく、領土を拡大したいから侵犯しているだけです。

日本が好きとか嫌いとかではなく、自国の利益になるなら、日本と付き合う。自国の利益になるなら、日本を恫喝するのです。

現在、中国政府は日本企業の投資を歓迎しています。中国経済の活性化のために日本の力を活用したいのです。

日本人は、まず相手の気持ちを考えるので、相手が嫌がることをしません。特に、頼みごとをする場合、嫌がらせはしないでしょう。それが日本人の常識です。

しかし、中国人の常識ではありません。彼らの常識は、人間も国家も、自分の利益のために行動するということです。文句があるなら、相手に言えばいい。文句を言わないということは、文句がないということです。

サウジアラビアとイランは、中国の仲介により、外交関係が正常化しました。なぜ、中国は仲介したのでしょうか。

米国は、イランに対して、厳しい経済制裁を課しています。しかし、中国はイランと友好関係を深めています。

中国は、サウジともビジネスがしたいと考えていました。しかし、サウジは米国と同盟関係でした。米国とイラン、サウジとイランは対立していました。

ところが、最近になって、サウジと米国の関係が冷え込んできました。

その機を逃さず、中国はサウジに対して、イランに投資しないかと持ちかけました。政治や宗教問題は棚上げにして、経済を切り口に関係修復をしよう、という提案です。もちろん、中国は事前にイランの意志も確認していました。

日本人にとっては、暴れん坊の中国が、中東に平和をもたらしたことは驚きでした。しかし、考えてみれば、不思議なことではありません。自国にとっても、相手国にとっても利益があるなら、それを進めるだけです。また、国際的に大国の存在感を示すこともできます。

好き嫌いの感情ではなく、損得の勘定で考えれば、中国を理解することができます。

この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ