プロであるはずの探偵が「調査バレ」してしまうケース“3つの原因”

探偵の調査が「バレる時」は、いったいどのような原因があるのでしょうか。今回のメルマガ『探偵の視点』では、著者で現役探偵の後藤啓佑さんが、探偵事務所の内情を踏まえた「バレる状況」について紹介しています。 

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調査がバレる時はどんな時?

探偵といえども、調査が対象者にバレてしまうことは極稀にあります。100%バレないということはあり得ないのです。

では、どのような状況の時に調査がバレるのでしょうか??今回は、バレる原因をお伝えします。

探偵の技術不足というのは、そもそも話になりませんので今回は省きます!調査が対象者にバレる原因は主に3つあります。

1.探偵事務所側のマネジメント不足があったとき
2.依頼者さん側に問題があるとき
3.対象者に異常な警戒心があるとき

上記の三つが主な原因です。それでは一つ一つ見ていきましょう。

1.探偵事務所側のマネジメント不足があったとき

かなりリアルな話をすると例えば、5日間連続で同一の人物の調査を行うという場合に当然5日間ずっと同じ探偵が調査を担当するよりも、別の探偵も混ぜて調査を進めていったほうが調査発覚のリスクは少なくなります。

しかし、探偵事務所も営利企業ですので、社員の探偵の休みだったり、売り上げの高い調査に複数人投入したりと、様々なスケジュールを管理していかなければなりません。

そんな時に、どうしても1人の探偵が連続で調査をしたり、同じ車で調査をしたりと被ってしまうことがあります。

もちろんプロですので、5日間連続で調査をしただけで対象者に感づかれるなんてことはほぼほぼありませんが、可能性としては若干高くなってしまいます。

尾行が下手でばれる張り込みが下手でバレるといったようなことは滅多にありませんし、「探偵」と気づかれることはほぼないです。

1,000回に1回はそんなこともあるかもしれないな、というぐらいですが、一応真実を書いてみました。

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スシロー“ペロペロ事件”で幕を開けた今年の日本に「性善説」は通用しない

SNSで発信され、多くの人たちを騒がせている若者による飲食店での迷惑行為。メルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』著者の吉田さんは、スシローのペロペロ事件から「哲学」について思いを馳せながら、それでも若い世代に対して期待を寄せているとしてエールを送っています。

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スシロー“ペロペロ事件と宮台氏襲撃事件

回転寿司チェーン大手「スシロー」の店内で、醤油ボトルや湯呑をなめて元の場所に戻すなど、客による迷惑行為が映った動画がSNSで拡散された。

倫理観もへったくれもない。

テレビ、新聞などのメディアが報じ、SNSでは当事者の個人情報が拡散されるなど大騒動になった。収拾の兆しが見えない。この動画は1月29日頃、SNSに投稿された。

見た方も多いと思う。僕はTwitterで最初に見た時に、Z世代のヤバさが恐怖にさえなった。勿論、これはZ世代すべての人がペロリストではないことは100も承知だ。

しかし、これは今に始まったことなのだろうか?それはないだろう。SNSが無かった時代だって、若くて頭の悪い人たちは存在した。人の迷惑なんて全く関係ない、今が楽しければそれでいい・・といった輩たちだ。

その動画は、スシローの店内ボックス席に座った金髪の少年が、周囲を警戒した様子でキョロキョロながら、手にしていた備え付けの醤油ボトルを舐める。撮影者は「えっ、キモっ」と呟くが、止める素振りはみられない。

一体、だれが、どんな気持ちで撮影したのか、そして、どこから拡散されたのかはよくわからない。父親が動画を撮っているなどという噂があったが週刊ポストの取材で本人は否定した。

金髪の少年は指を口の中に入れ、レーン上の寿司になすりつけようとするものの、寿司が回ってこず、「来い早く。来うへんなぁ」と苛立った様子を見せた。

すると、レーン上に積み上げられた湯呑みを手に取り、ベロベロと飲み口を舐め回し、再び元の位置に戻した。

ようやく寿司が回ってくると、幾度となく指先をペロペロと舐め、レーン上の寿司に何度もなすりつけた。48秒の動画は、カメラ目線の少年がキメ顔でグッドポーズをする姿で終えられていた。

この動画が投稿されると、SNSでは「スシローペロペロ事件」などと話題を呼び、またたく間に拡散された。

流出元になった動画は2月2日時点で3800万回以上再生されている。さらに、ネット上では金髪の少年の個人情報が拡散され、氏名だけでなく高校生であること、バイト先、中学校の卒業アルバムの写真まで流されている。

SNSの便利さと、そして恐ろしいほどのスピードが加速する。

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評価って何で決まるの?デキる人はやっている「評価される行動」

評価される人はどういった「基準」で選ばれているのでしょうか。今回、メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』で土井英司さんが紹介するのは、人気経営コンサルタントが、人から見られるポイントと評価される人になるための行動について語った一冊です。

高い基準を持つために⇒『人はあなたの何を見ているか』

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人はあなたの何を見ているか

小宮一慶・著 エムディエヌコーポレーション

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、150冊以上の著書を持つ人気経営コンサルタントで、現在、5社の社外役員と6社の顧問を務める著者が、評価される人、経営者になるための「基準」を示した一冊。

ベストセラーとなった『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』はじめ、鋭い目の付け所が著者の持ち味ですが、本書でも、それをいかんなく発揮しています。

※参考:『ビジネスマンのための「発見力」養成講座

見出しをざっと見るだけでも人があなたの何を見ているかがわかりますが、本文までしっかり読み込めば、デキる人、評価される人になるための実践ポイントがよくわかります。

・うまくいかない理由を他人のせいにしていないか
・素直に学ぶ姿勢があるか
・あこがれる人がいるか
・正しい生き方を学んでいるか
・自分で言ったことを守っているか
・昔からの友人がいるか
・世界を変える大きな意識があるか
・観察力を持って生活しているか

こうして、見出しを一部お見せするだけでも、ドキッとすると思います。

自分を律するために、また良い仕事習慣を身につけるために、読んでおくといい一冊だと思いました。

本書がいいのは、本文の中に、決して有名ではないけれど、堅実に仕事を成し遂げたビジネスパーソンの例がしばしば出てくること。

有名人の話が読みたいのは、人間の性だと思いますが、こうした堅実な仕事人の姿勢、やり方を見習うことによって、人は本物になっていくのだと思います。

藤子不二雄Ⓐが秘蔵。手塚治虫『魔法屋敷』未発表原稿から見えた「師弟愛」と描き直しの「苦悩」

本日2月9日は、今も「漫画の神様」と呼ばれ愛されている漫画家・手塚治虫さん(享年60歳)の命日です。その手塚さんの初期作品『魔法屋敷』(1951年)の未発表バージョンの「描き直し」原稿が、昨年亡くなった漫画家・藤子不二雄Ⓐさんの自宅から昨夏に発見されました。『まんが道』の手塚藤子の交流エピソードを実証するものとして大きな話題となった原稿ですが、なぜ手塚さんは昔描いた原稿を描き直し、この未発表バージョンを残したのでしょうか? 漫画原作者で、元漫画編集者の本多八十二さんが、今回の手塚作品が生まれた背景を繙きながら、手塚作品の重要なモチーフとなっていた「変身」、そして作品を改変し続ける漫画家の「苦悩」について考察しています。

手塚治虫の「魔法」と「変身」

「小説家、井伏鱒二にまつわる有名な話題に“『山椒魚』改稿問題”というものがありまして」という話を高校時代に国語教師から聞いた。

井伏の最初期作品『山椒魚』が、晩年の自選全集に収録された際、結末にかけての十数行が削除され、読後感が大きく変わったことについて当時大きな議論を巻き起こした、らしい。

作品が世に放たれ、作者の手から離れて広く読者に親しまれていく過程で、その作品は果たして誰のものであるか、というものを問う騒動であったともいえる。作者だけのものである、と一言で言い切れないからこそ、山椒魚問題は波紋をよび当時の文壇を賑わせたのではないか。

手塚治虫もまた、生涯にわたって作品の改稿をしつづけた作家だった。

漫画の改稿は、小説とはまた異なる経緯と問題をはらむ。新たな単行本収録、復刻のたびに担当編集者の赤字が入り、ネーム(台詞)が改変されることがある。また画稿については、著者が描き変える際に元の状態の原稿がうしなわれてしまうケースも多い。同じ版元の同じ版の本でも、刷数が違うとあるページのある箇所の表現が異なっていたりする。そのため、漫画作品の内容の変遷を追う書誌学の研究範囲は多岐にわたり、今様に表現すれば沼であると言ってもいいだろう。

そして作品改変のもう一つの経緯が「描き版」。戦後すぐの漫画作品は、製版技術の関係から、著者の画稿そのものは印刷されず、「描き版」と呼ばれる、著者とは別人である職人の模写原稿が使われることがほとんどだった。

藤子不二雄Ⓐが生涯秘蔵した幻の作品

このたび、昨年秋の『メタモルフォーゼ』に続いて立東舎から刊行される『魔法屋敷』は、1951年の三宝書房版を底本にし、新たに発見された手塚の直筆原稿も完全収録した決定版。発見された原稿は、手塚から藤子不二雄Ⓐに寄贈され、藤子が生涯秘蔵していたもの。

三宝書房版も含め、これまで読者が目にしていた本作品は総て上記の「描き版」や、さらにそこからのトレースによる刊行物だったので、手塚が直接描いた『魔法屋敷』を読むことができるのは今回の機会が初めてとなる。

手塚作品が改めて出版される背景

立東舎は手塚治虫復刻シリーズとして多くの手塚作品を刊行しているが、前弾の『メタモルフォーゼ』では、初出の「月刊少年マガジン」掲載時の扉絵や予告イラスト、未使用カットなどが丁寧に収録された。予告で描かれたキャラクター造形が本篇とは異なるものも多く、次号予告を打つ段階ではまだ作品構想も手塚の脳内のみにあり本稿は未着手だったのだなという当時の事情が窺える。

巻末併録の『こじき姫ルンペネラ』では、初出誌「ヤングマガジン」発表時の原稿形態による「幻のオリジナル版」という帯の惹句どおり、広く一般に流布している「手塚治虫漫画全集」版と比較できる形で改変の差異が見比べられるようになっている。とくにラスト数ページは大きく変更されているので、作品の印象が違ってくるかもしれない。拙稿筆者は、今回初めて目にしたヤンマガ版の方が好みだった。

これまで幾たびも復刻されている手塚作品が、今もこうして改めて出版される背景には、研究者や読者の「初出の状態が見たい」という希みと、版元側の新たな付加価値を加えたいという訴求とが幸福に合致した結果なのではないかと思える。

同性婚の未承認だけじゃない。G7の中で「最も恥ずかしい国ニッポン」の時代錯誤

先進国においては、もはや常識ともいうべき同性婚制度。しかし日本では当然の権利が認められていないばかりか、政府要人が差別的な発言を口にするなど、人権意識の低さが露呈する事態となっています。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、先日更迭された荒井勝喜首相秘書官が、なぜ性的少数者や同性婚を巡る差別発言を行うに至ったのかを解説。さらに今回の騒動が海外でどのように報じられているのかについて紹介するとともに、岸田政権の時代錯誤感等を強く批判しています。

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今から「当事者のお話を伺う」岸田首相のガラパゴス感、その場しのぎ感、チグハグ感

わずか40日ほど前の12月27日、年末のドサクサに紛れる形で、「政治とカネの問題のデパート」と呼ばれていた秋葉賢也復興相と「差別発言の量産店」と呼ばれていた杉田水脈総務大臣政務官を事実上の更迭とした岸田文雄首相でしたが、今度は自分の右腕であり、演説や答弁書のスピーチライターをつとめていた荒井勝喜(まさよし)首相秘書官(55)を、LGBTに対する差別発言で更迭することになってしまいました。

「(同性愛者など)僕だって見るのも嫌だ。隣りに住んでいたらちょっと嫌だ」
「(同性婚制度の導入には)他の秘書官も皆、反対している」
「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」

これらの発言は、2月3日、首相官邸でのオフレコ前提の囲み取材の中でのもので、各紙、各局の官邸担当の記者が10人ほどいました。こうした首相秘書官のオフレコ取材は、平日はほぼ毎日行なわれており、秘書官側も「首相の意向を伝える場」として活用して来ました。しかし今回は、政権の中枢で政策立案に関わる首相秘書官が、このような時代錯誤も甚だしい人権感覚だという点を重大な問題だと判断した毎日新聞が、事前に実名報道する旨を荒井秘書官本人に伝えた上で報じたのです。そして、各社が後追い報道をしたという流れでした。

各社の報道を受け、荒井秘書官は3日深夜、記者団の取材に応じ、謝罪と発言の撤回をしました。しかし、それは「やや誤解を与えるような表現をしまして、大変申し訳ありませんでした」という、いつものパターンでした。こちらは誤解など1ミリもしておらず、発言内容を正確に理解した上で問題視しているのに、あたかもこちら側の誤解による解釈違いであるかのような物言い、どうしてこれほどまでに往生際が悪いのでしょうか?謝罪するなら潔く自分の非を認めて謝罪する。誤解だと言い張るなら謝罪などせずにきちんと説明する。本来は、この二択のはずです。

ま、それはともかく、この深夜の取材では、とても重要なことが分かりました。それは、まだ報じられていなかった荒井秘書官の発言です。当初は、毎日新聞の担当記者が、オフレコ取材でメモした発言の中で、特に問題だと感じた部分を断片的に報じる形でした。しかし、この深夜の取材では、荒井秘書官本人の確認のもと、その前提の発言も明らかになったのです。それは、以下の発言です。

「(同性婚など認めたら)社会が変わってしまう。社会に与える影響が大きい。(同性婚制度の導入は)社会にとってマイナスだ」

荒井秘書官は、この発言に続ける形で、「他の秘書官も皆、反対している」「隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる」などと発言したのです。この報道を受けて、多くの人は「あれ?」と思ったでしょう。そう、一番初めの「(同性婚など認めたら)社会が変わってしまう」という前提です。これって、2日前の2月1日の衆議院予算委員会で、同性婚の法制化について質疑を受けた岸田首相が、官僚の作った原稿を見ながら答弁した内容と同じじゃないですか。

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星新一の世界が現実に。異次元チャットボットchatGPTを支える「GPT3」は電気羊の夢を見るか?

昨年11月に公開されるや瞬く間に人気となり、アメリカの大学では試験やレポートでの不正使用が問題視されるまでとなったチャットボット「chatGPT」。その実力を支えている「GPT3」の仕組みをご存知でしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、Windows95を設計した日本人として知られる世界的エンジニアの中島聡さんが、GPT3についてわかりやすく解説。その本質を「ものまねマシン」としながらも、GPT3と人間とは何が違うのかという深い問いを投げかけています。(この記事は音声でもお聞きいただけます。

【関連】対話型AI「ChatGPT」に宿題を丸投げする子供たち。天才エンジニアが予測する2023年の「意外な格差」と日本の未来像

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

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「GPT3」は電気羊の夢を見るか?

GPT3について、Twitterで連投したので紹介します。

話題のchatGPT3ですが、そのベースになっているGPT3について連投で解説します。元々は「途中で切れている文章の次の単語を予測する」だけの人工知能を作り、それにインターネット上にある大量の文章で教育してみる、という実験から始まったものです。

するとそこそこに「もっともらしい文章」を作るようになったので、さらに教育データを増やし、ニューラルネットのパラメータを数を増やしたところ、「まるで知能を持つかのように振る舞い始めた」のです。

与えているデータには人類の英智が含まれていますが、作られたニューラルネットワークがそれを「理解」して答えているわけではありません。単に「人類の英智をベースにしたもっともらしい文章」を作ることが得意になっただけです。

ある意味、GPT3は「誰かのフリをして喋る」のが得意な「ものまねの名人」なのです。評論家、科学者、解説者はもちろん、プログラマーのまねをしてプログラムを書くことまで得意になってしまいました。

なので、「もっともらしい回答」をする時もあれば、「出鱈目な回答」をする時もあります。なので注意が必要ですが、使い方さえ工夫すればとても便利なツールです。文章を要約する、長い文章から要点を抜き出して箇条書きにするなどはとても得意です。

逆に、要点だけを言って、それをもっともらしい丁寧な文章に膨らますのも得意です。星新一の作品に『肩の上の秘書』というものがありますが、それが現実のものになったのです。

「別の人が好きになったので別れたい。さっさと荷物をまとめて出て行け」という文章をGPT3に書き直してもらうと、

いつも一緒にいられて本当に幸せな時間を過ごさせていただきました。しかし、今回は別の人が好きになったという理由で、お互いの幸せを第一に考え、別れることにしました。荷物をまとめるのに手間取ると思いますが、私もお手伝いしますので、ゆっくりとした気持ちで荷物をまとめてください。

となります。ものまねが得意なだけの人工知能が素晴らしい仕事をしてくれます。

「うちの商品が壊れたのはお前の使い方が悪いから。払い戻しは絶対にしないよ。もう電話して来るな」という言葉を書き直させると

お客様がご購入いただいた商品が壊れてしまい、ご不便をおかけして申し訳ございません。お客様のご使用方法が原因である可能性をご理解いただけると幸いですが、お客様にお支払いいただいたお金を払い戻すことはできません。ご理解いただきますようお願いいたします。今後、当社への電話でのお問い合わせをお控えいただきますよう、何卒お願い申し上げます。

となります。

GPT3は、これらの文章を「元恋人」や「顧客対応スタッフ」のモノマネをして書いているだけです。ネット上にはこの手の文章が溢れているので、それを参考にしながら「もっともらしい」文章を作るのが得意なのです。

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168人への取材で判明。もはや「AI監獄」と化した新疆ウイグル自治区の実態

日本の大手メディアがほとんど踏み込むことのない新疆ウイグル自治区の問題。アメリカ人ジャーナリストのジェフリー・ケイン氏が168人ものウイグル人に取材し暴いた現在の彼の地の状況は、驚くべきものでした。今回の無料メルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』では、中国共産党がこの数年で進めてきた最先端AIを駆使した統制方法を紹介。取得したデータを利用し、強制収容所内で起こっているかもしれない恐ろしい疑惑についても言及しています。

【一日一冊】AI監獄ウイグル

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AI監獄ウイグル
ジェフリー・ケイン 著 濱野大道 訳/新潮社

第二次大戦中、ドイツのナチス政権は、占領地のユダヤ人に黄色いダビデの星のマークを着用することを義務づけていました。ユダヤ人は最終的には強制収容所で虐殺されることになりました。

この本ではアメリカ人ジャーナリストである著者が、168人のウイグル人に取材した結果、今、ウイグルではスカイネット(天網)と言われる個人認識・評価システムでウイグル人の信用度を評価していることがわかります。ウイグル人は中国共産党から、デジタル上でマークを付けられているのです。

2013年頃には、ウイグル族か、失業中か、海外に住む家族がいるかといった情報をもとに、ウイグル人の信用度が評価され、「信用できない」と判定された場合、ガソリンを購入できない程度でした。

ところが最近では、監視カメラ、裁判記録、内通者の密告データがAIによって処理され、「予測的取締りプログラム」に基づき「信用できない」と判定されると、強制収容所に送られるようになったというのです。

大学院生の証言では、2016年に警察署に呼び出され、DNA採取、採血されただけでなく、彼女の声でスカイネット(天網)は彼女を認識し、「社会ランキング:信用できない」という表示が出て、勾留センターで暴行を受けたという。

認識ソフトウエアによって声が識別された。スカイネットは彼女を見つけた(p53)

新疆ウイグル自治区では、2016年から学校、警察署、スポーツセンターが勾留施設へと改修され、全住民の最大10%が身柄を拘束されているという。さらにウイグルでは近所の10件の家を監視するよう任命された地域自警団の役員が、「不規則なこと」がないかチェックすることまでしているのです。

2017年には、100万人の共産党幹部をウイグル人の家庭に配置する「家族になる運動」(結対認親)がスタートし、ウイグル人の家庭に漢人が寝食をともにしながら住民を監視しはじめたという。もちろん、拒否すれば、その家族は強制収容所送りになるのです。

脱ゼロコロナの「春節大フィーバー」に乗った国々、出遅れた日本

ウィズコロナへと舵を切った中国が春節を迎えるにあたり、国を挙げて歓迎ムードを作り出した東南アジア諸国やフランス、オーストラリアなどの観光業は大いに潤ったようです。それと対象的に中国の感染状況を理由に規制を強化し、そっぽを向かれたのが日本でした。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、多くの中国関連書を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さんが、日本が乗り遅れた春節の大フィーバーぶりを数字で伝え、同じオミクロン株が蔓延しているのに、中国敵視で人気取りを続ける日本の政治の愚かさに呆れています。

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春節の大フィーバーで一気にウィズコロナへと向かう中国経済からの追い風に期待できない日本

どうやら中国は、コロナ禍からの早期の脱出を果たし、一定の経済発展のベースを取り戻すのだろう──。多くの中国人は、この春節期間の帰省ラッシュの大混雑や高速道路の大渋滞に巻き込まれるなかで、そんな感覚を持ったという。

もちろん、医療資源の乏しい農村での感染爆発の決算はまだ終わっていないから、油断は禁物である。重症化率や死亡率を高めるような変異株が、これから出現する可能性も否定はできない。しかし、習近平政権が恐れていたような混乱や不満が農村部で拡大しているのかといえば、とりあえずそうした心配は去ったといっても過言ではない。

中国の「動的ゼロコロナ」政策は、デルタ株までの新型コロナウイルスには効果的だったが、オミクロン株の出現で一気に劣勢に追い込まれた。これは巨砲で待ち構えていたところに、安価なドローンによる雲霞攻撃に見舞われたようなもので、効果もコストパフォーマンスも見合わなくなったためだ。

中国の警戒は「社会感染」(管理されていない場所での感染者の発見=感染対策に穴があることを意味する)という言葉の出現に象徴される。つまり、オミクロン株の性質が明らかになった時点で、何らかの政策転換は不可欠だったのだ。

そして「最適化」という名前の隔離政策の緩和は昨年6月から少しずつ進められたが、当局の思惑は空振り。結果的には昨年末から一気に扉を開くこととなった。この極端さには驚かされたが、混乱が伝えられたのは最初の数週間。とくに解熱剤の不足などが伝えられたが、その後は見事に落ち着いたようにも見える。

社会のもつ対応力もあったのだろうが、なんにしても隔離政策に倦んだ人々の不満を受けての開放だから、人々も文句は言えなかったのだろう。

そして春節休みが終わりに近づこうとするなか、いまでは旅行シーズンの決算を伝えるニュースがかまびすしいが、いずれも予想以上の派手な数字が並んだ。環球ネットの記事によれば、海外のホテルの予約数は、対前年比で640%の増加だったという。

なかでも観光客が殺到したのが東南アジアだ。出国便の予約状況から見ると、バリ島行きが対前年比で30倍。シンガポール行きが8倍。マニラは5倍。バンコックとプーケットがともに4倍。チェンマイとクアラルンプールが3倍だったというから規格外だ。

もちろん国内の旅行需要も堅調で、中国文化・旅游部が27日に発表した統計によれば、春節の7連休の期間中、国内旅行者は対前年同期比で23・1%増の延べ3億800万人にも達したという。当然、観光収入も対前年比で30%と大きく伸び、金額は3758億4300万元(1元は約19・1円)に達した。

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日本メディアは黙殺。韓国大統領の「核武装論」を伝えた米国有力紙

1月11日、自国の核武装の可能性について言及した韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領。しかし日本の大手メディアは隣国トップの重要な発言について、ほとんど報じていないのが現状です。なぜ彼らは「黙して語らず」の姿勢を取り続けるのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、このニュースを海外有力紙がどう報道したかを紹介。その上で、こうした情報を伝え議論することの重要性を訴えています。

【関連】韓国国民「7割が核保有に賛成」の驚愕。実現した場合アメリカは黙っているのか?

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核武装を検討する韓国をNYタイムズはどう報じたか?

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が1月に核武装の可能性について言及しました。

インパクトのある発言ですが、これを報じている大手新聞、TVはほとんどなく議論も起こりません。

ニューヨーク・タイムズの記事をご紹介しましょう。

韓国、初めて核武装を政策オプションとして宣言

 

韓国のユン大統領は1月12日、北朝鮮の核の脅威が高まれば、韓国は独自に核兵器を製造するか、米国に朝鮮半島への再配備を求めることを検討すると初めて明言した。

 

ユン氏の発言は、米国が1991年に韓国から核兵器を全面撤去して以来、韓国大統領が公式に核武装に言及した初めてのケースとなった。

 

ユン氏は「北朝鮮問題が悪化すれば、わが国が戦術核兵器を導入したり、自前で作ったりする可能性はある。わが国の科学技術力を考えれば、かなり早く自前の核兵器を持つことができるだろう」と述べた。

 

韓国は核拡散防止条約(NPT)に加盟しており、核兵器を求めることを禁じている。また、1991年に北朝鮮と共同宣言に署名し、「核実験、製造、生産、受領、保有、貯蔵、配備、使用」を行わないことを合意している。

 

しかし、北朝鮮は2006年以降、6回の核実験を行い、この合意を反故にしている。

 

何年にもわたる交渉の結果、北朝鮮から核弾頭を1つも取り除くことはできなかった。

 

北朝鮮がここ数カ月、核兵器を拡大し、韓国に対して使用すると威嚇したため、韓国ではアナリストやユン氏の与党の内部から、ソウルに核オプションを再考するよう求める声が強まっている。

 

ユン大統領の発言は、そうした議論に拍車をかけることになりそうだ。

 

近年行われた世論調査では、韓国人の大半が、米国が核兵器を南部に再配備することや、韓国が独自の核兵器を保有することを支持していた。

解説

説明を付け加える必要もない分かりやすい記事です。

隣国の大統領のインパクトのある発言が報道されないことが不思議です。これによって日本の核武装が進むことを恐れているのでしょうか?

日本では、これから5月の広島サミットに向けて「核なき世界」の重要性は何回も報道されるでしょう。

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独ソ戦とウクライナ戦争を同一視。プーチンの許されぬ“すり替え術”

バイデン大統領は否定したものの、ウクライナに米国製戦闘機F16の供与の用意があるとしたポーランド。数カ月後に前線に投入される欧米最強戦車群同様、実現すればゼレンスキー大統領にとって願ってもない戦力の増強は、戦局をどう左右するのでしょうか。これまでも「プーチンは『自滅』へ。欧米のウクライナ戦車大量供与が世界を激変させる」等の記事でウクライナ戦争について解説してきたジャーナリストの内田誠さんが今回、自身のメルマガ『uttiiジャーナル』で考察しています。

【関連】プーチンは「自滅」へ。欧米のウクライナ戦車大量供与が世界を激変させる

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「レオパルト2」「F16」供与でウクライナ軍は本当に強い力を得られるのか?:「デモくらジオ」(2月3日)から

覚えておられますか、もう去年になるわけですが、2月の24日というのがロシア軍による侵攻が始まった日でした。まもなく1年を迎えるということですね。

色んな方の、専門家や当事者の話の中から出てくるのが、今、ロシア軍が大攻勢を始めようとしてるのではないかということ。兵隊の数だけはたくさんいるわけですよね。30万人集めたとロシア軍も言っているわけですが、実はもっといるのではないかという話もあって、それがベラルーシあたりを通るのかどうか、攻め込んでくるということが一つベースとして考えられていますね。分からないのはそれが陽動作戦という可能性もあって、実は違うところで力を強めてくるのかなど、分からないのですが、そういう今はとにかく大変な緊張状態にあると言って良いのだと思います。

個々の戦闘とか個々の戦場でのパフォーマンスという意味ではロシア軍は基本的に負け続けてきた。今、東部戦線の方で一部ロシア軍が、ここはどうもワグネルの部隊ではなくてロシア軍の正規兵、しかも海兵とか空挺部隊とか特殊部隊というような、まあ、本物の兵隊と言いますか、そういう部隊が今はゲラシモフ参謀総長の元で動いているというか、ようやくというのも変ですが、ロシア軍が軍隊らしい動きをしている。その現れが東部戦線での比較的膠着状態と言われるような事態を生んでいる。

膠着しつつもロシア軍が常に責め続けているという感じらしいです。圧倒的に人数が少ないウクライナ側ですが、守る側はそれなりのメリットといいますか、それなりの強みもあるので、それほどウクライナの防御戦があちこち破られているという状況ではない。ただし、これからは分からないというところですね。そんな中、時期を巡って色々な話が飛び交っており、どれが本当で結果としてどういうことになるのかが分からないのですが…。

戦車の話がありましたよね。レオパルト2というね。この他にも同じレベルの戦車、ヨーロッパあるいはNATO標準のような戦車ですね。アメリカのものからイギリス、フランス、そしてドイツと。で、ドイツのものがあちこちに拡散していて、拡散先の各国がウクライナに供与するという話で、大変盛り上がっている。

ゼレンスキー大統領が300輛必要だと言った、その300輛を軽く超えるような数字が、数字としては出てきている。しかしそれが一度に揃うかというと、まずそんなことは考えにくい。ならば2月24日の開戦1周年を挟んでロシア軍が何か大きな動きを作ろうとしている、そのときに戦車隊が間に合わないということになれば、ウクライナ軍にとってはかなり厳しい状況になる可能性が生まれてしまうということですね。

それから、これもまた時期的には、案外早いのではないかという話まで出ているわけですが、アメリカ軍の、アメリカが開発した有名な戦闘機ですが、F16という。あのF15が高価すぎて、もっと安く作れて運動性能もよく、しかもマルチロールでなんでもこなせる戦闘機を、というリクエストに応じる形で作られ、そのように働いているのがF16なので、これが欲しいというのは誠に賢い選択なのですが…。

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