いじめでなく「いじり」。学校が未だに嘘をつく、いじめ認知件数

教育の現場で頻発する「いじめ」を見つめ続けてきた無料メルマガ『いじめから子供を守ろう!ネットワーク』。今回の記事では、いじめに関してはまだまだ心配することは数多くあるとしながらも、メディアのいじめを扱う問題意識が高まり、さらに一部の教育者の意識が変わり始めたことで見えてきた「僅かな希望」についても記しています。

変わらざるを得なくなってきている教育現場

今年度も残りわずかとなりました。桜も開花し、多くの子供たちも4月からは、新しい生活が始まるこの時期、期待と不安の中で春休みを迎えていることだろうと思います。

ここ1ヶ月ほどで、新聞が1件と、テレビが2件、3件の取材の申込みをいただきました。いずれも地元の方の意見を伺いたいとのことで、各地域で長年、いじめ問題に取り組んでいただいているサポーター、協力者の方にインタビューに応じていただきました。

いじめに関して、メディアの問題意識が高まってきているように感じます。具体的には「いじめによる自殺」ではない事件であっても、大きく取り扱っていただけるようになってきたようです。

例えば、埼玉県川口市の市立中学で、男子生徒が不登校となっている事件では、第三者調査委員会がいじめが原因と認めた」と報道されています。生徒は自傷行為もするほどの状況にあり、文科省や県教委から再三指導されていたにもかかわらず学校や市教委は適切な措置を取らなかったというものです。

また、神奈川県茅ヶ崎市の小4年の男子が、いじめによって不登校になっている問題では、市教育委が、担任が虚偽の説明をしていたと報告を受けたにもかかわらず、調査を担当する第三者委員会に伝えていなかったことが報道されています。この事件では、担任が見て見ぬふり」したこと、「注意するのが面倒になった」とのとんでもない弁明をしていることが明らかになりました。

アジア特化を模索せよ。国力の落ちた日本が再び輝くための条件

各業界の勢いも落ち、「モノづくりニッポン」というかつての代名詞も物悲しく聞こえる昨今、このまま日本は沈んでゆくほか道はないのでしょうか。今回の無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』では著者の嶌さんが、この国が再び輝くためにはどの方向に舵を取るべきなのかについて実例を紹介しながら冷静に分析しています。

国力落ちた日本、アジア特化目指せ

日本の政治に覇気がみえない。いや、政治だけではない。外交も経済も文化発信などもここ2、3年沈滞したままだ。元気が目立つのはオリンピックで活躍した若いアスリートや最年少で羽生名人に勝った将棋の藤井聡太四段(その後六段に昇進)ぐらいだ。若い人が活躍する姿は将来への展望が感じられていいことなのだが、それにしてもここ2~3年の日本の元気の無さは気にかかる。

輝きを失った電気業界など

例えば電気産業。先日、日本の電気業界をリードしてきたソニーの歴史年譜が新聞にでていた。1955年にその後のソニーの代名詞ともなった日本初のトランジスタラジオ、1968年にトリニトロンテレビを発売している(井深大社長時代─50~71年)。

特にトランジスタラジオの出現は世界を驚かせ、後に日本の貿易外交を“トランジスタ商人・外交”などと呼んだほどだ。70年代に入り、盛田昭夫氏が社長に就任(71年~76年、76年~95年会長を務める)すると歩きながらでも音楽を聞ける携帯音楽プレイヤー「ウォークマン」を79年に発売。日本の電気製品の名を一挙に世界へと轟かせた

その後を継いだ大賀典雄社長(89年~99年CEO)も家庭用ゲーム機「プレイステーション」やパソコン「VAIO」、犬型ロボット「AIBO」などを世に送り出し世界の耳目を集めた。

しかし、出井伸之社長(99~2005年CEO)、ハワード・ストリンガー(05~12年CEO)、平井一夫社長(12~18年CEO)の代になってから、「よその会社が作らないものを作るというソニーらしさが影をひそめ、もっぱら人員削減ばかりが目立つようになってしまった。

こうした傾向はソニーだけでなく他の企業にも蔓延し、自動車や家電産業、IT産業にも新しい技術発明製品が出なくなってしまった。この間、米国などではアップル、グーグル、フェイスブックなどの新製品や新サービスが次々と生み出され、自動車業界でもテスラなどの電気自動車やIT企業と協同した新しい製品、産業を次々と生み出し始めている。中国でもAIやインフラ、宇宙などへの進出が目覚しい。日本はいつの間にか世界の新市場を開拓する国力や気概を失ってしまったかのようだ。

企業の基礎研究、新陳代謝に遅れ

昨年11月1日に日本経済新聞がまとめた「日本の革新力(※1)」によると、新産業を生み続けるアメリカや急成長する中国に押され社会や産業を変革する人工知能などイノベーションの力が衰えていることを特集していた。

2016年の日本を100とすると、日本は1.06倍で最下位にあり、中国は6.34倍、韓国は2.08倍、ドイツが1.32倍、アメリカが1.24倍で日本は殆んど留まったままだ。

また応用開発力でも、国際特許の出願件数をみると日本は67%増ながら、中国は11倍に増え18年までに中国に追い抜かれるとみられている。さらに上場企業の営業利益合計(稼ぐ力)でもアメリカ28%増、中国7.3倍、ドイツ54%増、韓国66%増に対し日本は11%増と5ヵ国の中では最低となっている。株式公開から10年未満の企業の時価総額からみた産業の新陳代謝力でもアメリカ50%増の4.3兆ドル、中国6.3倍増の2.8兆ドルに対し、日本は51%減の5543億ドルと半分に減っているという。

ドラゴン桜の指南役が伝授。子供が伸びる春休みの過ごさせ方

いよいよ子供たちが待ちに待った「春休み」。無料メルマガ『親力で決まる子供の将来』の著者で「ドラゴン桜」の指南役としても知られている親野智可等さんによるとこの春休み、規範意識が薄れ問題行動の出やすい時期でもある一方、上手にほめれば子供に「やる気」が起きたり、新年度からの成績がアップする特殊な時期でもあるそうです。後悔しないために、春休みに親はどう子供と接するべきなのでしょうか。

問題行動が増える春休みこそ親の接し方が大事

春休みは特殊な時期です。それまではクラスの担任や仲間がいて、○年○組という帰属意識がありましたが、これが消滅して、いわば凧の糸が切れたような状態になります。その結果、解放感が生まれ、同時に規範意識も薄れ、万引きなどの問題行動が起きやすくなります

だからこそ親の接し方が大事です。学年が終わったこの時期に1年間をプラス思考でふり返り、がんばったことできるようになったことを具体的にほめてあげることです。

さらにその上で、次の学年への夢ややる気を膨らませるよう工夫をすることで、春休みを大きな飛躍の土台とすることができます。

通知表を見ながら具体的にほめる

1年間をプラス思考で振り返るためには、終業式の日が大事です。持ち帰った通知表や図工作品や賞状や学習ノートなどを材料にほめること。他の子と比べる必要はありません。

ポイントは、具体的に、そして部分を見つけてほめるのです。全体を見るとほめにくい場合でも、部分、例えば絵であれば、「躍動感のある絵だね」とほめることができます。これが、本人に達成感を持たせることになるのです。

また通知表は叱る材料にしないこと。現在の通知表は通信欄に代表されるようにほめる要素が盛り込んであるので、そこをほめる。ガミガミ言っても始まりません。それは単に親のストレス発散にすぎません。

パサパサにならない!鶏むね肉がやわらかく焼ける魔法の切り方

以前掲載の「旨味が倍増。職人さんも知らないイカの刺身が美味しくなる切り方」では、イカの旨味をぐっと引き出す包丁の入れ方をレクチャーしてくれた、プロの料理人・gatugatu佐藤さん。今回は火を通すとパサパサになってしまう鶏むね肉を、驚くほど柔らかくいただけるという切り方を紹介しています。

鶏むね肉を軟らかい最高の食感で食べる方法

ピカタは、簡単に言いますと、薄切りの肉に小麦粉、溶き卵をつけてフライパンで焼く(ソテー)料理です。鶏肉、豚肉など肉類を使用するのが一般的ですが、タラ、カジキマグロなど魚を用いても美味しい料理です。豆腐で作っても美味です。今回伝授するピカタは、定番の鶏むね肉」を使います。

あなたもこの嫌な食感を経験したことがあると思います。パサパサ感。むね肉は、肉の構造上水分が抜けやすく、旨味も逃げやすいです。水分が抜ける=パサパサです。いくら「味付け」が良くても、この嫌な食感のおかげで一瞬にしてクソ不味く感じます。「パサパサ(pasa pasa)」ならまだしも「バサバサ(basa basa)」は、ほんと最悪です。

ですが、そうならなくする方法があります。それは、「繊維に逆らって切る」です。鶏むね肉を切る時、肉の繊維の方向と直角になるように切るんです。肉の表面をよくみると分かるのですが、線が走ってます。その線が肉の繊維の方向になります。線の方向と直角に切ることで筋繊維がバラバラになります。噛む抵抗が少ないので軟らかく感じます

ただ、繊維に逆らって切るだけで軟らかく食べられます。その「切り方」を説明した「鶏むね肉のチーズピカタ」のレシピ、伝授します!

中国にマイナンバー入力委託の愚行。個人情報が中共に握られる日

日本年金機構が個人情報の入力を委託していた会社が、中国の業者に入力業務を再委託していた事件。問題の業者「SAY企画」の社長は事実を認めた上で謝罪しましたが、台湾出身の評論家・黄文雄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、「日本年金機構の情報管理意識が低すぎることにも大きな問題がある」とし、日本のマイナンバーを狙う中国の動きにも言及しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年3月20日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め3月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【日中】日本の統治能力を中国に売り渡している危険性

中国の業者に年金個人情報 年金機構委託の企業が再委託

国会は森友問題をめぐる財務省の公文書書き換え問題で、またぞろ野党の倒閣運動の様相を呈していますが、その傍らで、もっと憂うべき事件が発生しました。日本年金機構がデータ入力を委託した都内の情報処理会社が中国の業者に個人情報の入力業務を再委託していたことが発覚したのです。

もともと、2月支給の年金を巡って、受給者約130万人分の所得税が正しく控除されていないことから発覚したものですが、都内の業者は個人情報保護のために禁じられている別の業者への再委託を行っていたのです。

しかも、マイナンバーの入力までも委託していたというのですから深刻です。この3月から、年金分野でのマイナンバー活用が本格化したばかりでした。2015年5月に、日本年金機構がサイバー攻撃を受けて、101万人もの個人情報が流出したことは記憶に新しいことですが、そのような事件があったため、マイナンバーの年金での活用が延期されていたのです。しかも、そのサイバー攻撃は中国からのものだとされています。

● マイナンバー活用本格化=5日から年金手続きで記入

にもかかわらず、活用が始まったとたんに、このような情報漏えいが明らかになるのですから、日本年金機構の情報管理や業者選定は、非常にお粗末で、日本の野党同様、危機意識がなさすぎます

森友問題で失われた官僚2人の命。何が彼らに死を選ばせたのか?

文書の書き換えが明るみとなり、再び日本中の注目の的となった「森友問題」。その陰で、関係者とされる2人官僚の尊い命が失われています。メルマガ 『ジャーナリスティックなやさしい未来』の著者でジャーナリストの引地達也さんは、これらの死には「財務省の体質」が大きく関係しており、私たちも考えるべきテーマだとの持論を展開しています。

財務省の心を追い詰める仕事をあらためたい

精神的な荒涼感、乾いた心になっていくのが、昨今の森友学園をめぐる文書書き換え問題

書き換えに関係した近畿財務局職員や財務省理財局職員の自殺は、心の問題として捉える時、その苦しさを想像すると、もの悲しい気分になる。

その心の問題を惹き起こしているのは、財務省の体質であり、国会行政の中枢を担う財務省というエリート集団の置かれた仕事の環境だ。

それは日本の官僚体質の象徴でもある。

この自殺には国民の負託を受けた国会議員による政府が関わっているとの認識の上で、私たちの社会が、一人の人間を心理的に追い詰めていることを、私たちの問題として考えなければならないと思う。

私の日々の相談の中で、精神疾患になったきっかけの話で多いのが、「社会での出来事

学校や職場など、他者との関わりあいの中で心が潰されていく、という日々が積み重ねられ、ダウン。

仕事がうまくいかない、勉強がうまくいかない、ことは個人的な問題であったにしても、その障壁を乗り越えるのが、仲間や周囲、環境の力であるが、それらが力にならず、むしろ圧迫するだけのファクターになってしまう。

人間関係、強いて言えば、コミュニケーションの問題で心が崩れてしまうというケースだ。

人を押しつぶす類のコミュニケーションは巷間、あふれている。

メディアで強調される事例はほんの一部で、社会へのメッセージと受け止めたい。

だから、森友問題が起こって、その間、問題と関係のある可能性ある2人が亡くなっているのは、無念という心の叫びのような気がしてならない。

R-1ぐらんぷりで優勝。盲目の芸人・濱田祐太郎が成し遂げた偉業

毎年ピン芸人の頂点を決定する『R-1ぐらんぷり』で、過去最多のエントリー3795人の頂点に輝いたのが、盲目の芸人・濱田祐太郎さんでした。今回の『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』では著者でNY在住の著者・りばてぃさんが、その濱田さんが「笑い」を通して教えてくれた「健常者の知らない世界」の尊さを紹介しています。

盲目の芸人、濱田祐太郎さんR-1ぐらんぷり優勝で思うこと

(1) 盲目の芸人の濱田祐太郎さん

3月6日に開催された「ひとり芸人日本一」を決める「R-1 ぐらんぷり 2018」(過去最多の3795人がエントリー)の決勝戦で、盲目の芸人の濱田祐太郎さんが優勝し、ニュースに。

日本では大きな話題になっているようで、ご存知の方も多いだろう。

濱田さんは神戸市出身。

白杖(はくじょう)で舞台に登場し、盲目の生活を笑いに変えて観客を沸かせたとのこと。

ご参考:

盲目の芸人浜田祐太郎が過去最多R1ぐらんぷり制す

R-1の優勝を契機に、濱田さんは、様々なテレビ番組にご出演され、生まれつきの盲目(幼少期は光の明るさや色は若干認識できたと語っている)であることや、盲学校時代のエピソードなどを明るく披露され、その姿もまた話題になっているようだ。

バラエティ番組や情報番組などで濱田さんと共演された方々からは「ひと昔前だったら、こうはならなかったかもしれない」、「新しい時代がやってきた気がする」、「彼がきっかけとなって(障がい者も含めて)またいろんな人が出てきたらいいよね」・・・といった声が出ている。

本当に素晴らしいことだと思う。

大原優乃、可愛すぎるツインテールやお風呂上がりが話題

ハイアールが新生活プロモーションの一環として毎日公開している動画「恋する家電」。

3月20日に公開された第10話に話題の大原優乃が登場した。

「仕送り♪仕送り♪」と可愛く歌いながら地元鹿児島からの仕送り品を冷蔵庫に詰めていく優乃。冷蔵庫の目線で進んでいくこの動画を見たファンからは、

「冷蔵庫になりたい人生だった」
「衣装や仕草に可愛いが溢れてる」

など、絶賛の声が多数上がっている。

他にも動画がアップされており、ツインテールの優乃、お風呂上がりの優乃もぜひチェックを。

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現在初の写真集「ゆうのだけ」が発売1週間で1万部の増刷がかかるなど、絶好調の彼女だけに今後の活躍も注目。

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<関連サイト>

女優・柳美稀、実はサブカル系ツンデレ女子だった!?
http://www.entameplex.com/archives/42080

ミラクルひかる“地上波NGネタ”に「さすがだね!」の声
http://www.entameplex.com/archives/41912

岡井千聖「マジムカつきました」放送全カットの理由は?
http://www.entameplex.com/archives/41915

 

記事提供EntamePlex

【動画】自転車の盗難を防ぐための8つのガジェットの癖がスゴい

高価で有名なブランドの自転車を持っていると盗難に気をつけなければいけない。

特にお目の高い人に見つかれば、狙われてもおかしくない。

そんな中、あの手この手でそれらを阻止する方法を、ガジェットをこちらの動画では紹介している。

動画はコチラ!

 

 

やり方の癖がとても強く、面白い!

動画では全部で8つの方法を紹介されている。

個人的には“スカンク・ロック”がお気に入りだ。

これは例えば、ロックチェーンをカットしようとするとそこからスカンクからのような悪臭が広がり、作業続行不可能だ。

音がなるよりも嫌かもしれない。

今は色々な防犯グッズがあり想像を超えるものもあるので、見ていて面白い。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Freeze Lists)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

子どもにとって「自由なクラス」が必ずしも良い環境ではない理由

子どもたちが話し合って決めたはずの学級ルールが守られない…ということはありませんか? うちは自由な校風だから子どもたちの自主性に任せれば大丈夫、などと考えて安心してしまうと思わぬ落とし穴にハマることがあるようです。では、子どもたちが納得しつつ意欲を持ち、自主的に取り組むために欠かせないこととは何でしょうか? 現役教師の松尾英明さんが実践にもとづくアドバイスをしてくれる無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』で学んでみてください。

納得感をもったルールのもたらす緊張感と安心感

ルールと自由についての考察。尊敬する、原田隆史先生の言葉。

仕事をする上での必要不可欠なルールから、お互いが気分良く仕事に取り組めるような決まりごとまで、組織に所属する人々が納得感を持って、自主的に、しかし意識的に取り組む約束事やルールは、職場に適度な緊張感と安心感を与えるのだ。居心地の良さは、決まりごとが少なく、自由に過ごせるという環境から生まれるのではないのである。

心の底から、納得である。特に最後の一文。これまで何度も述べている通り、自由という言葉は使い方を間違えると危ない。

例えば路上を通行するのも、きまりごとやマナーが数多くある。歩道一つとっても、歩行者と自転車は分けられているし、様々な規制・規則がある。交通ルールを破ったり路上で横暴をしたら、いつ警察に捕まるか分からない。近くを通りかかった一般の人に注意されるかもしれない。だからこそ、安全が担保されていて、安心して通行ができる。

交通ルールの存在には、納得感がある。ここがないと、混乱して危険だらけになるのは目に見えているからである。お互いに交通ルールを守れば、誰しもが快適に通行できるとわかっているからである。警察の存在には、安心感がある。いざとなったら悪をくじき、困っている人を助けてくれるからである。逆にいえば、自分が法を侵すようなことをすれば、悪としてくじかれることも承知である。適度な緊張感と安心感を与えてくれる。

教室にも、適度な緊張感と安心感が欲しい。そのためには、子どもたちが納得感をもって自主的に意欲的に取り組む約束事やルールが必要である。例えばクラス会議などは、それを実現する有効な手立てとなる。一見厳しいようなルールでも、子どもたちが納得感をもっているものであれば、進んで従うものである。クラス会議で子どもが作ったものには、過度に厳しいものが含まれることがある。しかし、無理のあるものは、自然淘汰されるので、あまり心配せずとも大丈夫である。

そして、しっかりと見守る教師がいるからこそ、子どもに安心感が生まれているという事実から目を逸らさない。自由な学級という耳に心地よいフレーズばかりにとらわれて、するべき指導を躊躇すれば、そこが小さな穴となる。どんな立派な城も、最初の小さな穴から崩れる。穴が空いても埋めようとすればいいのだが、放置しておけば穴はどんどん広がり、新しい穴もできる。いくら子どもたちが納得して決めたルールだからといって、全員が必ず守るとは限らない。「決めたルールは守る」ということを見守り担保してくれる存在が必要である。