三井住友銀ソースコード流出を招いた「エンジニア冷遇」と日本の社会構造

三井住友銀行やNECといった大手企業のシステムのソースコードが流出していたことが判明し、大きな話題となっています。なぜこのような事態が発生してしまったのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんが、今回のケースは、日本のソフトウェア業界が抱える構造的な問題が顕在化したものであると指摘。さらに同業界がそのような体制となってしまった根本的原因を考察しています。

ソースコード流出と日本のソフトウェア業界の闇

問題が明るみに出たのは、三井住友銀行(SMBC)が1月29日に行った発表です。同行によれば、同行のバンキング・システムに関連するソースコードが「外部のWebサイト上」に勝手に公開されていたというのでした。そのサイトとは「GitHub」(ギットハブ)というプラットフォームです。

ちなみに、その後に判明したところでは、SMBCだけでなく、NTTデータ・ジェトロニクス(昔の日本オリベッティ)、NECなどのデータも流出が確認されていました。

この「GitHub」というのは、基本的にはプロ用の有償サービスで、ソフトウェアを開発する際に、メンバーがコードを共有しながらバージョン管理、つまり「これが最新バージョン」だが「その前のものはこれ」といったマネジメントをしながらプロジェクトを作り上げて行くツールです。

当然ですが、この有償サービスは非公開ですし、反対に強力なセキュリティに守られています。

ちなみに、この「GitHub」はサンフランシスコをベースとしたベンチャーで2008年にスタートしていますが、2018年にはMS(マイクロソフト)の傘下になっています。

これはMSがビジネスチャンスを感じて買ったというのではなく、そもそもMSが同社のヘビーユーザーであったことから取り込んだもののようです。

ということで、「GitHub」というのは怪しいサイトでもなんでもない、と言いますか、むしろ世界的に必要とされるビジネスインフラであるわけですが、問題は、無料のサービスとして「ペーストビン」的なことをやっている点で、今回の事件では、ここが舞台になりました。

どういうことかというのは、「ペーストビン」(一般名詞です)というのは、プログラマが構想やソースコードの断片などを「プレーンなテキスト」として一般公開することができるからです。

これもお断りしておきますが、悪いことではありません。原因不明のエラーやループが出た時に、ネット民の知恵を求めるということはあるからです。

勿論、個人情報やセキュリティに脆弱性を招くようなデータの公開は違法ですが、そうでなければ普及している行為というわけです。

この「ペーストビン」的な使い方として「ソフトウェア人材のスキル」を見るために、その人の書いたソースコードをアップさせるということがあります。つまり採用選考の段階で、自分の「作品」をそこにアップして見せるという使い方です。

ネットの世界には「ペーストビン」的なサービスは色々あるわけですが、例えば企業の採用担当者としては、あまり怪しいサイトにアクセスするのは抵抗があるわけで、MS傘下の「GitHub」なら安心なので、そこにアップしてくれという運用になることが多いようです。

要するに自分のエンジニアのスキルをアピールするには、そこに自分がプライベートで書いたコードをアップして、その「作品」を評価してもらうということになるわけですが、今回の事件はそうではなくて、エンジニアが業務で書いたもの、しかもその本物をアップしてしまったということのようです。

そのエンジニアらしき人物が、「さぶれ」というハンドリングネーム(現在は削除)でツイートしていた内容(魚拓を参照)によれば、訳も分からずに「現在あるコードをチェックせずに全てアップした」ということのようです。

同じ書き込みによれば「なんかgitにコードをアップすると、それから推定年収を計算してくれるサイトがありまして」ということですから、自分のコーディングのスキルをチェックしてもらって転職のストラテジの参考にしようとした、そんな理解がされています。

この問題ですが、単に悪意のある人物が機密情報を漏洩したというような単純な事件ではないと考えるべきです。そうではなくて、今回のケースは次のような問題を提起していると考えられます。

東京五輪延期で入居遅れ「晴海フラッグ」マンション購入者は泣き寝入り?当事者の今

東京五輪の選手村として使われた後に分譲される「晴海フラッグ」の引き渡し延長を巡り、購入契約者が補償を要求するも売り主側が拒否するなど、事態は泥沼化の様相を呈し始めています。五輪の開催自体が危ぶまれているとも言われる中、当案件は今後どのような展開を見せるのでしょうか。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』ではマンション管理士の廣田信子さんが、通常の売り主側の免責事項に入っているはずの項目等を鑑みつつ「補償」が認められるか否かを検証。その上で購入契約者へのアドバイスを記しています。

「晴海フラッグ」で引き渡し延期による民事調停申し立て

こんにちは!廣田信子です。

1月30日、東京オリンピックの選手村として使った後に分譲される「晴海フラッグ(販売戸数4,145戸)」で、約20人の購入契約者が「2024年以降に引き渡しが延びたことによる補償」を求める民事調停を申し立てたと報じられました。

東京オリンピックの開催延期に伴い、物件の引き渡しも1年ほど遅れるため、それによって増える家賃分の補償などについて、売り主側が説明と補償を拒んでいるため、民事調停を申し立てたといいます。

「晴海フラッグ」は、2019年に行われた第1期1次と2次の販売で、900戸以上の販売契約が締結されました。オリンピックの開催延期が決まって、「手付金返還でのキャンセルは可能」となったのが昨年の春です。それによって、どのくらいの人がキャンセルしたのかは発表されていませんが…。

マンションの購入は、子どもの小・中学校への入学や、転勤の予定、その他の人生設計を立てて決めるはずです。しかし、当初の引き渡し予定である2023年の4月でさえ、契約から4年近く先だったのに、それがさらに1年延びたのです。

売り出し当初、「晴海フラッグ」は、広さの割に、かなり価格が安いと注目され、購入した方がいいか知り合いから意見を求められたことがありました。その時に…4年先のことはわからない。社会状況や市場の動向、仕事や子供の状況も変わる。4年間、行動が塩づけにされるってちょっと覚悟がいるね…そこだけはよく考えて…と言った記憶があります。

その知り合いは、仕事の関係で都心居住は外せないけど、私たちの年収で、もう都心部であの広さのマンションは手に入らない…と、購入を決め、で、引き渡し1年延期が決まってキャンセルしたようです。

その理由は…子どもの中学受験の準備が中途半端になる。下の子供が生まれて、家の中がわさわさしていて、早く勉強できる環境をつくって上げたいけど今のマンションでは狭すぎる。自分は育休明けから、コロナ禍でほぼリモートワークになったので、都心居住にこだわる必要がなくなった。しかも、「晴海フラッグ」って、都心といっても、最寄駅から20分もあるのよ(それは、前から分かっていたことですが…)!2023年も待てないぐらいだから、引き渡し延期で無料でキャンセルできてよかった…と。で、今、新たな物件を購入予定です。

緊急事態「延長」賛美で国民を自殺に追いやるマスコミ人のアホさ具合

1日、菅首相から緊急事態宣言の1ヶ月程度の延長が発表され、営業時間の短縮および休業を余儀なくされている飲食店にとって厳しい状況が続いています。このままでは自殺者が増え、経済に悪影響が出ると警告し続けている京都大学大学院教授の藤井聡さんは、自身のメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』の中で、出演したラジオ番組で起きたというアナウンサーとのエピソードを紹介。まったく会話が噛みわないという出来事から感じた不適切で不道徳な価値観と、それが当たり前のように蔓延している日本の行く末に懸念を示しています。

【関連】政治家が責任逃れのために自粛を強要するニッポンの「緊急事態」

 

世論に併せて緊急事態宣言を取り敢えず延長する政府と、それを何とも思わない世論の冷たさが、多くの人を自殺に追いやっている

当方、いろいろなメディアで様々な方と話をしたりインタビューされたりすることが多いのですが、この度、当方が申し上げていることが全く伝わらず、大変に残念な思いをしたことがありましたので、今日はその話をしたいと思います。

当方、毎週ラジオ番組に出ているのですが、その最後にいつも15分の解説コーナーで、じっくりお話ししたいことをお話しています。そのテーマはいつも、ラジオ局のスタッフの皆さんにご選定いただき、その台本にそって、お話しをさし上げています。

スタッフの皆さんはいつも当方のSNSの発言などをチェックしておられて、当方がどういう主張をしているのかを踏まえてテーマを選定いただくので、おおよそいつも、その時々で一番言いたい事が選定されています。

そして、その番組のアナウンサーさんにインタビューされる形で、そのテーマについて解説していくわけです。

で、今回のその15分の解説コーナーで取り上げられたのが、

政府内で強まる緊急事態宣言の延長論

についての話。今、政府では、「新規感染者数」が一定値以下に収まってきたら解除するけど、まだまだ多いからダメだ、延長だってことになっているようです。

ですがこの話、よくよく考えるとホンットにアホ極まりない話です。

そもそも、「その時点での新規感染者数」ってのは「2週間前の感染者数」なわけですから、「その時点での新規感染者数」が少なくなったかどうかで、今、宣言を解除するかどうかを考えるのは、アホとしか言いようがありません。

それは2週間前に火事がありましたって通報があって、火を消すための水を今、出し続けましょう、と言ってるみたいなものだからです。だから、2週間前の火事についての通報で、今水を出すか止めるかを決めるのはアホだ、という話をしているだけです。

この程度の事は、頭が良かろうが悪かろうが、むしろどんな人でも、人の話さえゆっくり聞いていれば絶対にスグに分かるような話です。

(しかもデータを見ると、緊急事態宣言の2週間以上前の12月24日頃に「感染日ベースの感染者数のピーク」があり、それ以後一貫して感染者数は収束に向かっており、したがって、緊急事態宣言に「よって」収束に向かってきているという事実は全く存在しないにも拘わらず、「発覚日ベース」のピークは、緊急事態宣言の発出日とほぼ同じで、多くの人が、「宣言に『よって』収束に向かい始めた」と誤解している、っていうの点もまた、アホ極まりない話です)

まぁ兎に角、ちょっと考えればどんなアホでもスグに分かるようなことを考えもしない、なんてアホな事をよりによって政府がやっちゃダメですよね。

緊急事態宣言を続ければ続けるほど、飲食店を中心に経済被害が拡大していくんだから、政府のいい加減な緊急事態宣言の延長論は、飲食店をただただ無駄に破壊して、多くの自殺を誘発するだけの話になってますよね、って話をしようとしたのですが……残念ながら、目の前におられるアナウンサーの方には、上手く伝わらなかったようなのです。

「4月に頓死」説浮上。菅政権のコロナ対策を失敗へと導いた4つの大間違い

発出時の「1カ月後に必ず事態を改善させる」との菅首相の言葉も虚しく、延長される見通しとなった緊急事態宣言。支持率の低下が著しい菅政権にとって新たな痛手となるのは確実ですが、その命運はこのまま尽きてしまうのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、「4月頓死説が強まった」とし、その理由として新型コロナ対策の失敗と選挙の弱さが確実に誘発する「菅降ろし」を挙げています。

 

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2021年2月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

「4月頓死」説が強まる菅義偉政権のヨレヨレ――「緊急事態宣言」延長で堤防に穴が空く

菅義偉首相の屁っ放り腰の「緊急事態宣言」は大方の予想通り失敗に終わり、2月7日までの期限を月末の28日もしくは1カ月後の3月7日まで延期せざるを得ないだろう。同宣言を発布した1月7日の記者会見で「1カ月後に必ず事態を改善させる」と見栄を切っていたのだから、それだけでもすでに、落ちっぱなしの内閣支持率をもう一段押し下げて、30%ライン割れ、20%台突入という危機的な状況を招くに十分である。とはいえ、屁っ放り腰そのものが癒らなければいくら期限を先延ばししても同じで、2月末か3月初に期限の再延期を迫られるだけのことである。

昨年11月25日からの「勝負の3週間」が掛け声だけで、何の勝負手も打てずに無為に過ごしてしまったのに続いて、「緊急事態宣言」がまた空振りでだらしなく延長というのでは、政権を守る堤防には大きな穴が空いて崩れ始めるのは当然だろう。そして再延長となれば、もちろん決壊である。

 

親中派が入り込んだか?バイデン政権の中国「柔軟対応」の裏側

以前掲載の「バイデン新政権は口だけで何もせず?対中国『戦略的忍耐』の弱腰」でもお伝えしたとおり、前任者とは打って変わって中国に対する厳しさに欠けるとも言われるバイデン大統領。その姿勢の裏にはどのような思惑があり、関係各国にどういった影響を及ぼすのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者で日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、新政権は中国に対して「是々非々」を貫く可能性があるとしてその根拠を示すとともに、日本が強硬的な対中政策を取るべきではない理由を記しています。

バイデン政権の対中国政策と米株価の大混乱

バイデン政権の外交姿勢や対中政策が徐々に見えてきている。それと、米株式の大混乱であり、それとバイデン政権の中国政策を検討しよう。

バイデン大統領にとっては、国内問題の処理が何より急務である。コロナ感染拡大が米国を悩ませており、国民生活防衛と経済回復を直ちにおこなわなければならない。何より、米国民の分断で、バイデン大統領にとって決して楽な状況ではない。

これにより、外交問題は優先度が国内問題より低い。

サキ米大統領報道官は、米国が「21世紀を定義づける中国との熾烈な競争」の中にあると指摘し、中国の言動が国際機関などに悪影響を与えていると批判、「戦略的忍耐」を持ち同盟国と連携した対応を進めるとした。

サキ氏の一連の発言は、超党派で合意のある対中強硬路線は維持しながらも、その手法は転換する方針を示したようだ。

「戦略的忍耐」はオバマ元政権が用いた対北朝鮮政策のキーワードであり、時間を掛けて問題を解決するという感じである。

米中貿易合意は昨年2月に発効したが、中国による米国産品の購入は目標を下回っている。サキ氏は、依然として合意が有効かどうか問われたのに対し「さらに進める前に同盟国や連邦議会議員らと調整し、決断を下す」と語った。

サキ氏のニュアンスの中には、「戦略的忍耐」の意味として、政府機関内、また議会との調整をまずはじっくり行うとという内向きな根気ある調整を意味している可能性もある。

もう1つ、バイデン新大統領はトランプの「バイ・アメリカン」ルールを採用した。その内容はトランプより保護主義的である。国内経済立て直し優先ということである。

バイデン大統領は、台湾の駐米代表の大統領就任式への招待に加え、中国の圧力が増す間は、台湾への武器売却の継続を約束している。米中間の高官級交渉については、同盟諸国との協議後にする意向である。

しかし、バイデン政権発足後、米国務省のウェブサイトから「中国の脅威」、次世代移動通信網(5G)セキュリティなどの問題が主要政策項目から取り下げられた。

同サイトには、国内問題でもある、反腐敗、気候と環境保護、新型コロナウイルスなど17項目が掲載されている。

ここまでの意味は、冷戦の罠にはまらず協力する分野は協力し、「是々非々」を貫くということかもしれない。伝統的米国外交へ復帰することになるともとれる。

楽天モバイル「1GB未満0円」が日本にもたらすもの。スマホ群雄割拠の時代到来へ

1月29日、楽天の三木谷浩史社長は楽天モバイルの記者会見で「1GB未満は0円」「20GBで1980円」という衝撃的なプランを発表し、話題となっています。ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは、自身のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、ドコモやソフトバンク、KDDIが格安のプランを発表する中で、楽天モバイルの行く末についての懸念が払拭されたと安堵。今年のスマホ春商戦が盛り上がりを見せるのでは、と期待を寄せています。

楽天モバイルが「1GB未満0円プラン」で解約阻止狙う——-1年間無料キャンペーンは残り80万人

1月29日、楽天モバイルが新料金プランを発表した。1GB未満は0円、1~3GBは980円、3~20GBは1980円、20GB以上は2980円といった立て付けだ。

NTTドコモ「ahamo」、ソフトバンク「SoftBank on LINE」、KDDI「povo」が2980円という値付けをしたことで「楽天モバイルが潰される」と本気で心配したが、なんとか生き延びれるプランに仕上がっているようだ。特に1年間の無料キャンペーンが終わるユーザーが、この春から順次、3キャリアの2980円プランに乗り換える恐れがあった。今回、楽天モバイルが新しい料金プランを発表したことで「とりあえず、1GB未満0円で回線を寝かせておくか」というユーザーが続出することだろう。

 三木谷浩史会長兼CEOが「全国民に最適なプラン」と力説していたが、まさに幅広いユーザーにフィットするプランとなっているのは間違いない。

 ネットワーク品質はさておき、金額面では相当な競争力があると思う。しかし、唯一、残念なのが「4月1日スタート」という点だ。

 この業界の最大の商戦期は春、特に3月であり、だからこそ、3キャリアの2980円プランは3月に一斉にスタートすることになっている。4月からの就職や入学、進学を目前にスマホを新規契約したり、新しい機種を買うタイミングである。今年は2980円プランもあるため、そうした新生活を始める人だけでなく、幅広い人が料金プランを検討することだろう。

 3月にスマホの料金を見直す際、楽天モバイルの新料金プランだけが「4月1日スタート」となると、選択肢から外れることになりはしないか。せっかく、競争力があるのに、本当にもったいない。

 ただ、現在は1年間の無料キャンペーンが適用されるため、開始日が4月1日でもいいのかもしれない。

 ちなみに、1月28日に楽天市場の出店者向けオンラインイベントにおいて、三木谷会長は「1日に7000人のペースで楽天モバイルのユーザーが増えている」と語っていた。確かに昨年末で200万、1月29日現在で220万ということで、月に20万ペースということなのだろう。

 このままのペースであれば300万に達成するのは5月ということになるが、あと80万ということで、駆け込み需要が殺到するだろうし、新料金プランの開始によって、もっと早い段階で300万を達成することになるだろう。

 一方で、3月には3キャリアの2980円プランが盛り上がり、楽天モバイルへの流入が落ちる可能性も考えられ、加入ペースが鈍る恐れもゼロではない。

 果たして「3キャリアを解約して楽天モバイルを契約」が増えるのか、それとも「契約しているキャリアの中で2980円プランに切り替えて満足する人」が増えるのか。今年の春商戦は例年になく盛り上がりを見せそうだ。

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人気ブロガーが話題の音声SNS「Clubhouse」の魅力を徹底解説

動画や文字のSNSに飽きたという日本人の間で、いま「クラブハウス(Clubhouse)」という米国発の音声SNSが話題となっています。今までのSNSとは違って「音声のみ」という新鮮さと、まるでラジオを聴くような懐かしさもあいまって、若い世代からおじさん世代まで注目を集めているようです。NY在住の人気ブロガー・りばてぃさんは『メルマガ「ニューヨークの遊び方」』の中で、自身も「Clubhouse」デビューしたことを報告。実際に始めてみた実感と斬新さについて感想を綴っています。

突如、日本で話題のClubhouseをやってみた

ツイッターやYouTubeの方でもコメントしたが、突如、日本で話題になっている登録者増加中のクラブハウス(Clubhouse)をはじめた。

せっかくなので、少し話そうと思うが、本題の前に、よくこういった新しいプラットフォームが始まると、「すぐ無くなる」とか、「一時期の盛り上がり」……と言われる。

今回の異様な盛り上がりと、招待された人しか入れないという疎外感もあり使っていない人からは特に嫌煙されているような声が散見される。

私も招待を貰える前までは、非常に疎外感を感じていた。

特にコロナ禍で友人、知人との繋がりが希薄になっていたのもあって

「あぁ~私はなんてひとりぼっちなんだろう」

そんな風に寂しく思っていた。

でもたまたま昔からよく知っている友人が(つまり、こんな希薄な状況でも気軽に連絡しやすい相手)、招待枠を保存しててくれて、無事に入ることができた。

久しぶりの友人とのやりとりにホッとしたのもあるし、

「ニューヨークに行けないのでニューヨークの話するルーム作ってね」

なんて言ってくれた思いもクラブハウスへの偏見を変え前向きな気持ちにしたのかもしれないけども。

とにかく、無事に始めることができたのが、クラブハウスに対する見方はアメリカでも様々で、実際、クラブハウスのベータ版のリリース直後にあまりにも高額な時価総額がついたことで、期待しすぎではないかという声もあったそうだ。

まぁ、しかし、投資するわけでは無く、利用者の立場であるなら、何でも一度は試しておく方が良いと思う。そもそも、そのツールが流行るかどうか最初から判断できる人なら、何か新しいものを作っているのではないかとも思うし。

それにここ20年ほどのインターネットの特にSNSツールの歴史を振り返ってほしい。

それこそ会社のウェブサイトやブログなどは最初に登場したとき誰もがはじめるものではなかった。

それが徐々に当たり前となり、ウェブ上で商品や自己紹介する、何かを売る、広める、交流を深める立場や仕事についている人なら持っておくべきものとなっている。

かといって、それらが今でも非常に盛り上がっているかというと、そういう時期はとっくに過ぎた。でも今でも安定したアクセスが続いているので、例えば、うちの場合はマーケティングレポートやラジオ出演、何かの執筆の話はブログを見た人から依頼されることが多い。

ツイッターもインスタグラムも現役で「大盛り上がり」しているわけではないけども、アカウントは持っておくと良いという状況だ。特にインスタに関しては、コロナ禍でライブ配信が再度盛り上がりを見せたため、フォロワー数を持つ人は有利な状況だった。これらに加えて、最近ではYouTubeもそんな状況となっている。

だからクラブハウスに関しても日本では始まったばかりだけど、アメリカではかなり定着しているのもあり、しばらくは安定的にルームというコンテンツが生まれてくるので、招待されたら試してみることをお勧めするし、何なら、最近は日本で利用者が増えたので友人知人に話のネタ程度に聞いてみるのもお勧めだ。

ということで、クラブハウスについて簡単な説明と使った感想をお話しょう。

お金より大切。40歳までに手に入れた「信用」で人生がほぼ決まるワケ

他人からの信用を一定数得ている人は「大人」である、逆に信用を得てない人や信用を壊す行為をしてしまう人は、その後の人生に大きく影響する。そう説くのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』著者の佐藤しょ~おんさん。今回のメルマガで、信用とはどのようにして得られるものなのか、そして信用を得たあとの注意点についても論じています。

信用はおカネに換わるけど

オトナであることの定義って何かなと考えてみたときに、

 ▼ 20歳になっていること
 ▼ 働いていること
 ▼ 納税していること
 ▼ 自分で生計を立てていること

みたいに色々な切り口で定義付けができるわけですが、私はそこに

 ● 他者から一定の信用を得ていること

を付け加えたいと思っています。

一定の信用とは、どのジャンルで、どのレベルでの信用があるかは不問にしても、

 ● あの人なら大丈夫なんじゃないの

と考えてくれる人が複数いるということです。もちろんその対象がポジティブなことでないとダメですよ。ネガティブなこと、例えば

 ▼ あの人はいつも時間に遅れてくるから
 ▼ 話半分で聞くくらいが丁度良い人だよ
 ▼ ウソを付かせたら天下一品だよね
 ▼ 彼に貸したおカネが返って来たって話は聞いたことがないな

みたいなダメな方向での信用は対象外ってことですよ。

91歳から猛烈に泳ぎ、95歳で世界記録。100歳スイマーを支えた言葉

人生100年時代を迎えるとも言われる中、豊かな余生を過ごすにあたって参考となるのは、先達の経験やご意見ではないでしょうか。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』に登場しているのは、100歳の現役スイマーとして知られた長岡三重子さん。その生き方は、まさにすべての人の羅針盤たりうるものでした。

100歳の現役スイマーの教え

大正3年生まれ、100歳の現役スイマーとして数々の世界記録を更新した長岡三重子さんがお亡くなりになりました。『致知』にご登場いただいたのは6年前。

ちょうど100歳を迎えられた長岡さんは、お住まいの山口県から福岡市内の取材会場まで遠路をものともせずお越しになり、90歳を超えてなお現役スプリンターとして活躍する守田満さんと、輝かしい毎日を送る秘訣についてお話しくださりました。

もともとご主人の跡を継いで家業を盛り立てていた女性が、100歳の峠を越えてなお泳ぎ続けられた理由は何か。故人を偲んでお届けいたします。


長岡 「……最初は25メートルも泳げなかったですが、やっぱり練習というのはすごいものですね。週3、4回の練習をずっと続けていったら1,000メートルでも1,500メートルでも泳げるようになりました。

で、88歳の時に初めてニュージーランドの世界選手権に出場して銅メダルを一つ取りました。その2年後にはイタリアで世界選手権があって、今度は銀メダルを3つ取りました。この時に火が点いたんですね。金が取りたいって」

守田 「やっぱりやるからにはトップにならなきゃ気が済まないですよね」

長岡 「そのためには効率的に泳がなきゃいけないと思いましたので、91歳の時にコーチについたんです。一所懸命教えてもらって、毎年毎年タイムがよくなってね。だから、91歳から年を取るたびに速くなったんです。その4年間の努力が95歳の時に花咲いたんですね。最初に申しましたように、18本の世界記録を取ることができました。

その年は1年間で55回も大会の試合に出場しました。84歳からマスターズの大会に出始めて、この前も三重まで行ってきたんですけど、全部足すといままで大会で365回泳いでいるんです」

守田 「365回も!?」

長岡 「まあ、体力がありさえすれば泳げますからね。

1か月くらい前から息子と一緒に暮らしていますけど、私は主人が亡くなってから100歳になるまで、ずっと一人で生活していましたから、それで鍛えられたのかもしれません。

50年近くにわたって買い出しから料理、掃除、洗濯、誰もやってくれないから全部一人でやりました。いまもできるだけ自分一人でやるようにしています。

 〔中略〕

目標を持ってね、それに突き進んでいかなければいけません。

年を取って輝く人っていうのはやっぱりある程度努力をした者ですよね。若い時と同じように、年老いてからも一所懸命努力しなきゃならないと思います。そういう人だけが楽しい思いをするようになるんです。それをただ楽ばかりしておったんじゃ、ろくなことはありません。

苦は楽のため、楽は苦のため。そういうことでしょう。

守田 「含蓄の溢れるお言葉です。長岡さんの100年の人生を支えてきたものは何ですか」

長岡 「私は上杉鷹山の言葉を心に留めて生きてきました。

“為せば成る 為さねば成らぬ
何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり”

これは私の母がよく言っていたんです。何でも一所懸命やりさえすればできるものなのよと。実際この年まで生きてきて思うのは、情熱を持って努力さえすれば何でもできる、できないことはないってことですね」


メルマガが本になりました!新刊のご紹介 

cc20201202-s1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
(致知出版社 刊)
致知出版社の「人間力メルマガ」』が一冊の本になりました。
日本が誇る超一流の方々の名言集、好評発売中!

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「結婚しないけど友達なら」フラれた相手と復縁はどこまで可能か?

一度フラれた状態から再び恋人関係に戻るとなると、相当の努力が必要なのは言わずもがなですよね。では、一度結婚の約束をしたものの、その後「結婚はできないけれど友達でいたい」と言われた相手との復縁、そしてその先の結婚という希望は叶うものなのでしょうか。今回の無料メルマガ『復縁・復活愛の方法~元カレ元カノとよりを戻す方法~』では復縁アドバイザーの浅海さんが、そんなケースに悩む女性読者からの質問に、懇切丁寧に答えています。

結婚できないけど友達で、と言われたら?

<女性Sさんからのご質問>

お世話になります!

 

交際1年弱。彼30代後半、私30代前半。

 

まだ結婚を考えられないと言う彼に入籍を迫りプロポーズされたものの、やはり結婚は考えられないから交際もできないと先日振られました。

 

原因は仕事を理由に週末婚を提案したことや、私が既婚歴有りで彼は周りから他の人を探した方がいいと言われたそうです。

 

難しいことが多すぎると言われました。

 

結婚は白紙にして条件をちゃんと飲む努力をするから別れたくないと伝えましたが男女の関係はもう無理だと言われました。

 

別れたら二度と連絡をとらないと以前から話していた私に対して彼は、男女の関係はもう無理だがこれだけ気が合い関係を築いたし好きだし人生は支えたい。

 

お互い年齢的に次の相手を探しつつ友達として月一くらいで定期的に連絡を取りたいと言われました。

 

荷物の受け渡しで会う約束はしています。

 

その際に、意見の相違については直すので考え直してほしいと伝え、駄目ならば、友達として今後も時々連絡取ったりご飯に行こうと伝えようと思います。

 

感謝や謝罪の手紙も渡そうと思います。

 

友達で良い関係を築くという彼の気が変わるのが怖いので今週末を考えていますが、彼が冷静になるまで、荷物交換はもっと時間を置いた方がいいでしょうか。

 

またこの対応で良いでしょうか。

 

お返事いただけると助かります!

(※ 個人を特定できる内容については一部改変しています)