邪気払いはアメリカで流行るのか?日本の伝統「鬼瓦」がNYに上陸

日本の「守り神」をインテリアに

「鬼瓦家守」が米国初のイベント

「鬼瓦家守」の米国初となるイベントが2月25日、マンハッタンのグローバス和室で行われた。仕掛け人である新東株式会社の石川達也社長の説明に、予想の倍を超える来場者が熱心に聞き入り、実物を手に取り鬼瓦の伝統に触れる機会に恵まれた。

展示された作品の一部

展示された作品の一部

 

作業風景

作業風景

1400年の歴史がある鬼瓦は「守り神」として日本建築の屋根に飾られてきたもの。近年、和風家屋の新築需要の激減に伴い鬼瓦を知る日本人も減少してきた。9人の鬼師がコンパクトでデザイン性を高めたインテリアとしての鬼瓦を開発し、鬼瓦の伝統文化を世代につなげていく取り組みをしている。

 

石川社長は「鬼の顔は怖い方がよりよい」という若い女性が多いことに驚き、「欧米式ではなく日本古来の伝統をそののまま変えずに再現してください」という米国人の意見がうれしいと言う。

日本から世界に向けて発信する「鬼瓦家守」プロジェクト、全米各地で邪気払いの日本文化が受け入れられる日も近いに違いない。作品の紹介はウェブサイト(onigawara-iemori.jp)参照。

 

 

記事提供:ニューヨークビズ

【英語で読む政治】情報伝達技術の進歩に潜むポピュリズムの罠

海外のメディアで報じられたニュースを解説する『心をつなぐ英会話メルマガ』では、前回に引き続き、今世界で話題になっている「ポピュリズム」について解説しています。

文明を消化できないとき、人類は悲劇に見舞われた

【海外ニュース】
Johann Gutenberg’s invention of the printing press around 1448 had a significant impact on the spread of ideas in Europe and beyond. Printing technology traveled quickly across Europe and, at a time of great religious change, played a key role in the success of the Protestant Reformation.

訳:ヨハネス・グーテンベルグが1448年になした活版印刷の発明は、ヨーロッパからさらに世界に大きな影響を与えた。印刷技術がヨーロッパ中に拡散したことは、宗教改革の成功の大きな要因の一つとなったのだ。
(Classroomより)

前回に続いて、ポピュリズムについてさらに深く考えてみます。

新幹線に乗って、車窓を流れる風景みるのは楽しいことです。それは時速250キロで流れる風景です。しかし、ほんの数十年前、我々はもっとゆっくりと移動し、時速60キロの列車からの風景を楽しんでいました。当時の人が新幹線に乗れば、あまりにも早く風景が移動するので落ち着けないかもしれません。さらに100年以上前、人々は馬車に乗って移動していました。そんな時代の人々の感性を、我々はすでに失っています。

例えばベートーベンの交響曲を聴いているとき、我々は200年前の作曲家の心に広がる風景をイメージします。しかし、当時と今とでは楽器の音色も、リズム感も、なんと基準となる音の高さも異なっているのです。歴史を認識するには、人が振り返っても感じることのできない過去に向けて想像力をたくましくしないかぎり、そこに生きた人々が抱いていた本当の思いには至れないのです。

ポピュリズムとは、このような歴史上の事象を理解しようとする努力なく現在見えている結果だけを誇大に表現し人々にアピールしようとする発想ともいえるのです。

人類は長い年月の中で世界中に様々な文明、文化を築いてきました。文化の違いは縦糸での世代や時間軸と、横糸での地域や人種などの違いが複雑に交差して生み出されます。我々は、その複雑な世界を未来の人に手渡しながら、歴史の一こまの中に収まって、みるみる過去へと収斂してゆくのです。

ポピュリズムの危険性とは、この縦糸と横糸の複雑な交差にあえて目を瞑り、現代の自分とその周辺の社会のみでの妥当性をもってそれをユニバーサルだと主張する行為でもあるのです。

課題があります。19世紀後半になって、人々は電気の力を得ることができるようになりました。電気のスピードに乗って、電線を声が走り、電波に乗って映像が伝わり、今ではインターネットによって複数の情報を相互に交換できるようになりました。その利便性の中で、人類そのものがどのようなアクションとリアクションとを受けながら現在に至り、未来へ向かおうとしているのかを冷静に捉える余裕を失いつつあります。我々は現在急速に進化している情報技術Information technologyの速度に意識がついていっていないのです。

文明の進化の速度と、それをマネージし、コントロールするノウハウとのアンバランスは、常に人類に試練を与えてきたという事実を振り返らなければなりません。

自動車や飛行機の発明、化学の進歩が、2つの世界大戦で人類を空襲や毒ガスによる大量殺戮massacreへと追い込んだことはその典型です。さらに古い時代をみるなら、13世紀にグーテンベルグが発明した活版印刷Letter press printingは、文章を大量に印刷することを可能にした画期的な発明でした。

この利便性を最大限に利用したのが、1517年にローマカトリックに対して宗教改革Protestant Reformationを唱えたマルティン・ルターでした。それが今回冒頭に紹介した世界史の記述です。例えばルターは聖書をドイツ語に翻訳しました。ラテン語というローマの特権から聖書を解放し、それを一般の人々の手元に届けるきっかけをつくったのです。活版印刷の発明は、こうした活動を可能にしてゆきました。宗教改革の発端となったルターの「95箇条の論題」Ninety-five Thesesも、印刷技術の進歩によって、ヨーロッパ各地に迅速に伝わっていったのです。

しかし、この迅速な情報伝達のために、ルターを支持してローマ教皇の権威からの独立を願う有力者と、ローマ教皇に忠誠を誓う人々との間の確執がうまれ、それまでにはない血で血を洗う戦争にヨーロッパ中が巻き込まれたのです。1618年にはじまりドイツを中心として中部ヨーロッパを荒廃させた30年戦争Thirty Years’ Warなど、数え切れない国際紛争、内乱がおきたのです。

現代に戻りましょう。我々の生きる時代の特徴は、情報伝達技術の進歩によって、大量のメッセージを偽りであろうと軽率であろうと、人々のお茶の間に、オンタイムで届けられるようになっていることです。しかも、我々はそのメッセージをインターラクティブに活用できるのです。

それだけに、人々が能動的にインターネットを活用しコミュニケーションできる素晴らしい時代にあって、気付くと能動的だと思われていたことが、大量に発信される心地よい情報を受動的に活用しているにすぎない危険性に我々は晒されているのです。それがポピュリズムの罠ともいえる我々の課題なのです。

ここで改めてそうした危機を克服するために、多様性の尊重というテーマを強調します。人々には多様な意見や文化の違いがあり、その文明や思考のルーツも異なるのだということを、丹念に根気強く模索する行為が、今必要です。さらに、過去の経緯と現在の結果の間にある複雑な情報の網や、誤解の連鎖に気付くことも必要なのです。

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それ個人的な恨み? マンション管理会社に言ってはNGなクレーム

自分のマンション管理会社が、国の出している標準管理規約に違反しているのに改めようとしない。国に直談判しても「法律ではない」と言われてらちがあかない―。こんな時、不満を解消するにはどうすればいいのでしょうか。無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』の著者・廣田信子さんが、マンション規約を改正するための「近道」について言及しています。

管理会社のせいにしても国の権威に頼っても変わらない

こんにちは! 廣田信子です。

ある管理組合の方から、「うちを管理しているA管理会社が標準管理規約に違反している…、国が指針としている管理規約に従わないのはおかしい。国の決めたことを守っていないA管理会社がつくった規約はばかばかしくて守れない…」と言う趣旨の質問(というより主張かな…)がありました。国交省に問い合わせても、標準管理規約は法律ではないので、その通りじゃなければならないという訳ではない…と言われて、納得がいかないというのです。

マンション標準管理規約は、管理組合が管理規約を作成変更する場合の参考(モデル)という位置づけで、国交省が発表しているものです。法律ではないので、守る、守らないという種類のものではなりません。まったく標準管理規約と同じ管理規約を持っているというマンションはあまりないと思います。例えば、ほとんどのマンションが採用している1戸1議決権という規定も標準管理規約とは違う定め方です。

とは言え、分譲会社が原始規約(分譲時の管理規約)を作成するときは、概ね標準管理規約に準拠してつくられるのが一般的です。マンションの特殊性によって標準管理規約とはかなり違う管理規約案になっているケースもありますが、その管理規約案について各購入者が購入前に説明を受け、承認して区分所有者になることで、最初の管理規約(原始規約)は有効になるのです。

ただ、その後の規約改正は、管理組合の自由ですから、A管理会社がつくった原始規約に問題があったら、管理組合で話し合い総会で規約改正を行えばよいわけです。標準管理規約と同じがよければ、そのように改正することももちろんできます。それをA管理会社が拒否する理由も権限もありません。

管理規約は自分たちの自治規範ですから、法律の範囲内で、自分たちに合うように改正する自由は当然あります。管理組合で話し合って、自分たちに合う規約にしていって下さい。

大事なのは、標準管理規約ではなく、各マンションの管理規約です。区分所有者は自分たちの管理規約を守る義務があります。そして、管理会社は、管理組合との管理委託契約により各マンションの管理規約に従って業務を行うことになります。

…と、言いながら、この質問者の方は、いろいろなところで同じことを言われているんだろうな…国交省にも電話したくらいだから…。それでも、言い続けるのはどうしてだろう…と想像してみました。以下は想像です。

まず、何か気に入らない「規約の定め」があって、それを守りたくないと思っている。で、その「規約の定め」が標準管理規約とは違うと分かり、この人は、標準管理規約と同じの方がいいと思っている。ということがあるのでしょうが…。

 

【中野】ラーメン官僚から感動の溜息が思わずこぼれた、味玉らー麺【はし本】

日本全国に数多あるラーメンの中でもとっておきの一品を食べ歩きながら紹介する、ラーメン官僚かずあっきぃこと田中一明さん。豪華執筆陣による興味深い記事を1本から購入できて読める、まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、田中さんの記事から本日ご紹介するのは、東京・中野「麺屋はし本」の味玉らー麺。今まで12,000杯のラーメンを食べ歩いたラーメン官僚が、スープを啜って「感動の溜息」を思わずこぼした、味玉らー麺のお味とは?

オススメ!【ラーメン官僚かずあっきぃの麺遊記】麺屋はし本

麺屋はし本@中野にて、味玉らー麺。

本年2月25日にオープンした新店。店主さんは「東池袋大勝軒」のほか、数多くの実力店で腕を磨いた凄腕。

オープン早々、複数の先行者から良店である旨の示唆は受けていたが、営業時間が20時まで(しかも、スープ終了次第閉店)であることから、訪問できるタイミングを見計らっていた次第。

本日は何とか間に合いそうだったので、玉砕を覚悟の上訪問。幸運なことに、19時40分段階で「営業中」の札が掛かっており、躊躇なく飛び込み。

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「味玉らー麺」を注文させていただいた。

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まずは一言、これは美味い、めちゃくちゃ美味い!

「青葉」「はやし」の長所を凝縮させたようなスープは、鶏豚と鰹節、鯖節のバランスが見事の一言。ひと啜りした瞬間、感動の溜息が零れてしまうほどだ。

スープの温度も高めで提供され、温度が下がるにつれて魚介の風味が徐々に立ち上がる。特に、鯖節の雄々しい立ち上がり方は圧巻の一言に尽きる。

このスープに合わせる麺も、形状、茹で加減ともに申し分のない出来映え。

ここまでハイレベルな動物+魚介系ラーメンを戴いたのは、久しぶり。ジャンルは全く異なるが、完成度の高さという意味では「ラーメン郷@高座渋谷」に並ぶのではないかと感じたほどだ。

店主さん曰く「自分は『はやし@渋谷』」のラーメンをリスペクトしており、日々、あのような1杯を作ろうと試行錯誤している」とのこと。

個人的には、同店の一杯も既に同等の水準に到達しているのではないかと感じた。満足がいくものができれば、夏頃にはつけ麺を提供できればと店主。

完成次第、直ちに食べに伺います!今後とも、どうぞよろしくお願いします。

自身が食べて美味かったラーメンのみUPする、田中一明さんの記事をチェックしたい方はこちらでフォロー

DATA

麺屋はし本

営業時間 11:30~売切れ次第終了
住所 東京都中野区新井1-25-4
定休日 未定

 

日本、過労死ね。残業「月最大100時間」合意を新聞はどう伝えたか

残業時間の上限「月100時間の壁」を巡り対立を続けていた経団連と連合ですが、13日、両団体の会長と首相官邸で会談した安倍総理は「月100時間未満」とするよう要請、連合サイドに軍配を上げた形となりました。しかし、メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ』の著者でジャーナリストの内田誠さんは「繁忙期の1カ月とはいえ、月に100時間の長時間労働にお墨付きを与えてしまった」と批判した上で、新聞各紙のこの件の報じ方を詳細に分析しています。

長時間労働の事実上の是認か?「月100時間で決着」した残業時間の上限規制について、各紙はどう報じたか

【ラインナップ】

◆1面トップの見出しから……。

《朝日》…「東芝、決算発表再延期へ」
《読売》…「残業『月100時間未満』で決着」
《毎日》…「退位特例法 17日合意」
《東京》…「残業『月最大100時間』合意」

◆解説面の見出しから……。

《朝日》…「防衛相と森友 疎遠? 旧知?」
《読売》…「政治決断 連合に配慮」
《毎日》…「過労死防止は不透明」
《東京》…「原発避難集団訴訟 17日初判決」

ハドル

「残業時間の上限規制」の決着のさせ方には「演出臭がプンプンします。ほとんど無意味な「対立」を安倍氏の一言で裁定する、それも労働組合寄りに裁くように見せかける演出です。ところが、ちょっと考えれば分かることですが、長時間労働を規制するはずが、繁忙期の1カ月とはいえ、月に100時間の長時間労働にお墨付きを与えてしまった。さて、この問題を、各紙はどんなふうに伝えているのでしょうか。見てみることにします。今日のテーマは…、長時間労働の事実上の是認か? 月100時間で決着した残業時間の上限規制について各紙はどう報じたか、です。

基本的な報道内容

経団連の榊原会長と連合の神津会長は、焦点となっていた、「長時間労働是正に向けた残業時間の上限規制」について、繁忙期は月最大100時間を基準として法定することで合意した。両氏と会談した安倍総理は、月100時間未満で合意するよう求めた。

政府はこの合意を受け、労働基準法を改正、同法36条に基づく労使協定で可能となる残業時間の上限について、残業は原則月45時間年360時間」とし、繁忙期の特例的な上限として「月100時間を基準値とすること、また、2~6ヶ月間の平均を80時間以内に、さらに、年720時間(月平均60時間)以内、さらに月45時間超は年に6カ月まで、とする。違反には罰則を科す

また、退社から次の出社までに一定の休息時間を確保する「インターバル制度については、全面的な導入を見送った。他方、その普及に向けて有識者検討会を設置し、法令で企業に努力義務を課す。

「月100時間、2カ月平均80時間残業」を上限とすることについて、電通の新入社員で過労自殺した高橋まつりさんの母は、「全く納得できないと強く反発。「人間の命と健康に関わるルールに、このような特例が認められていいはずがありません」とコメントした。

首相の「裁定」

【朝日】は1面左肩と7面の関連記事。まずは見出しを。

1面

  • 残業「月100時間未満」へ
  • 繁忙期上限 労使に首相要請

7面

  • 残業上限 首相が「裁定」
  • 「過労死容認」批判 回避狙う
  • 「月100時間残業 強く反対」
  • 電通過労自殺 高橋まつりさん母

uttiiの眼

見出しにも表れているように、《朝日》は、労使の合意によって事実上決まった「残業時間の上限規制」の4つほどある条件のうち、「繁忙期でも月100時間の1点に注目、経営側は「100時間」、労働側は「100時間未満」という微妙なに報道価値を見出したかのような書き方になっている。

7面記事でもその点は引き継がれ、なぜそうなのかについて、背景が語られている。例によって、《朝日》の記事は話が行ったり来たりするので、翻訳が必要になるのだが、要するにどういうことかというと…。

もともと、「繁忙期の上限月100時間」を基準に規制する点で労使双方は一致していた。政府と経団連とすれば本当はやりたくないが、今回は「上限規制」止むなしとして、ならば「100時間」で通そうというわけで、政府案が公表された。しかし、民進党など野党が「100時間まで働かせていいということは、過労死ラインまで働かせていいとお墨付きを与えるもの」との批判が噴出、遺族の団体も同様の批判を強めた。国会で、「政府は過労死を容認していると言われたくないため、結局は、労働側が強く主張する100時間未満に揃えることになったと。

以上の内容は、さも、大事な政治的妥協がなされたかのように書かれているのだが、7面記事の最後の5行では、こんなことを言ってしまっている。

だが、そもそも「過労死ライン」ギリギリまで残業できる規制に対する働き手の疑問の声は根強く、批判はやみそうにない。

全くその通りだが、だとすれば、1面と7面の記事を使って「100時間」と「100時間未満」の「攻防」を描いてきたことにはどんな意味があったのか。ちょっと考えれば分かることだが、「100時間」規制で守れない働き手の命が、「100時間未満」と法律に書き込まれただけで急に守られるようになるはずはない。いずれも、長時間労働を是認するまやかしの規制に過ぎない

そもそも100時間を「過労死ライン」と呼ぶのは何故かと言えば、それは、労災認定の際に、過労死との因果関係を判定する基準の1つで、「発症前1ヶ月間におおむね100時間を超える時間外労働が認められる場合に労働災害を認めるという、クリティカルな数字だからであって、その100時間がたとえ「100時間未満」と書き換えられたとしても、その、人の命を危機に陥れかねない凶暴さにおいては、ほとんど違いはない。それに、残業をさせる側は、繁忙期1ヵ月におけるある労働者の残業時間が、99時間59分になるよう記録をコントロールするかもしれない。この場合、「未満」という限定に、人の命を救う力はない。だから、野党が「過労死ラインまで働かせていいのか」と批判するのは誠に正しいと言わなければならない。

高橋まつりさんのお母さんが「月100時間残業を認めることに、強く反対します」と抗議の意志を滲ませた発言をされているのを見れば、少なくとも、安倍氏による裁定などには何の意味もないということが分かるだろう。

化学調味料が「頭痛の原因」になるという都市伝説

健康を損なうものとして第一に槍玉にあげられるのが、食品添加物。「味の素が頭痛の原因になる」などという都市伝説めいた話を聞かれたことがある方も多いかと思いますが、信憑性はあるのでしょうか。無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』の著者で科学者のくられさんは、偏頭痛のメカニズムを紹介しつつ、「添加物と頭痛の関係」の真実を記しています。

味の素が頭痛の原因になるという伝説

よく食品添加物の毒性に関してメディアで語るには圧力があるとか、スポンサーからNGがかかるとか、食品添加物は死ぬ系(笑)の記事を書いてる提灯記事にはよく書かれていますが、多くのメディアに携わって仕事をしてきて、スポンサーの苦情なども見てきましたが、そんな圧力は聞いたことはありません

もちろん、記事を盛り上げるための嘘なんでしょうが(笑)。そんなのが食品ジャーナリストとか名乗ってるのだから、大丈夫かと掲載してるメディアの方を心配してしまうわけで…(googleはニセ化学系を最近バサバサ検索候補から外しているので)。

ともあれ、味の素が頭痛の原因になるという話は、味の素のグルタミン酸が原因というより塩分のほうが原因だとも言われています。頭痛自体のメカニズムが複雑なので、どれがどうしてこういう頭痛が起きるということが正確に判明していないところで、これこれの成分は頭痛を引き起こす毒であるということもハッキリ言えないわけです。そういうハッキリしないのが頭痛の話なので、さも中華料理症候群を添加物の害悪の典型例みたいに紹介してる人は、だいたいトンチキなインチキだと思っていいでしょう。

もちろん食品による頭痛というのは日本頭痛学会の発表する資料にもあり、代表的なのはチラミンを含むチーズや、赤ワインや、ザワークラウトなどの発酵食品のヒスタミン柑橘類の皮に多く含まれるシネフェリンのようなフェネチルアミン系の化合物などなど、血管を一時的に収縮と拡張と影響を与えることで、偏頭痛の引き金となるとされています。その中にグルタミン酸ナトリウムという記述があるのですが、どちらかというと、ナトリウム過剰による血管の収縮(浸透圧の変化)のほうが大きい気がします。またハムやソーセージに含まれる亜硝酸塩は、亜硝酸ですから血管拡張能力が微量でもけっこうあるので、それが引き金で頭痛を起こすこともあるようです。ただハムやソーセージも同様に塩の含有量が多いので、具体的にどちらが犯人かはなんともいえません

ようするに些細なことで頭痛を起こすような人は、塩分の濃い食事をあまり取らない方がいいでしょう。

北朝鮮に無慈悲な報復。米中「合意」というウルトラCは実現するか?

米国などの一部メディアが、「アメリカは北朝鮮への軍事行動を検討し始めた」と報じていますが、トランプ大統領自身は、開戦の決断を下すまでには至っていないようです。戦争に慣れているはずのアメリカが躊躇しているのは、北朝鮮の背後に「中国の影」があるためだとするのは、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者・北野幸伯さん。しかし北野さんは、その中国とアメリカが手を組むという「ウルトラC」もあり得る、と記しています。

米軍、朝鮮戦争開始の条件

米メディアも報じ始めた『朝鮮戦争』の不気味なリアリティ」でも触れましたが、アメリカは朝鮮戦争の準備を開始しました。とはいえ、トランプ自身も、開戦の決断をしているわけではない。

K・T・マクファーランド大統領副補佐官(国家安全保障問題担当)は約2週間前、安全保障に関わる政府関係者を集めて北朝鮮への対策を提案するように指示した。従来の考え方からかけ離れた発想でも構わないと言われたと、ある関係者は明かす。北朝鮮を核保有国として認めることから軍事行動まであらゆる選択肢を検討するよう指示された。マクファーランド氏の狙いは、政権の対北朝鮮政策を根本的に考え直すことだったという。会議に出席した政府関係者らは2月28日、マクファーランド氏に提案を提出した。これらの選択肢は精査されてから大統領に届けられる。
(ウォール・ストリート・ジャーナル 3月2日)

北朝鮮を核保有国として認めることから軍事行動まであらゆる選択肢を検討するよう指示された」そうです。それで、アメリカのエリートたちは、どんな風に思考しているのでしょうか? シミュレーションしてみましょう。

アメリカの目標

そもそも、アメリカは、なぜ困っているのでしょうか? アメリカの目標は何なのでしょうか?

北朝鮮は、「大陸間弾道ミサイルの発射実験をする」と宣言している。つまり、北朝鮮は、

  • 核兵器があります。
  • 小型化して、ミサイルに搭載できます。
  • 大陸間弾道ミサイルももうすぐ完成します。

ということで、「もうすぐアメリカ本土を核攻撃できるようになりますよ!」と宣言している。金正恩のようなクレイジーな指導者が、「アメリカ本土を核攻撃できるようになる!??」。これは、「本当の脅威」なので、「何とかしないといけないよな」と。つまり、アメリカの目標は、北朝鮮の持つ

  • 核兵器
  • ミサイル

破壊すること。

カリスマ投資家がカンブリア宮殿で語る「ブレイク企業」発掘の法則

将来的なお金を貯める時、日本人の多くは定期預金や保険など、プラスは僅かでもリスクの少ない方法を選択するのではないでしょうか。しかし、カリスマ投資家とも称される今回の主人公・藤野英人社長は「リスクを恐れる日本人の価値観が未来をダメにしている」と語ります。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)では、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。藤野社長が提唱する「夢のある投資」とは一体どんなものなのでしょうか?

100万円が4年で2倍に~驚きの資産運用「ひふみ投信」とは?

2016年12月。都内で開かれたあるイベントに大行列ができていた。大手証券会社が開く資産運用フェア。今、どんな株を買えば儲かるのか、最新の情報を聞きに2日間で1万人が押し寄せた。強気の理由はトランプ大統領の就任だ。彼の掲げるアメリカ最優先の政策が実行されれば、アメリカの景気は良くなり、日本にもいい影響があるはず。大統領選の勝利以来、株価が高騰していたのだ。

一方、ひふみ投信の運用報告会を覗くと、なぜかテントをバックに、トランプではなくキャンプの話題。壇上で「トランプだろうがなかろうが、キャンプはする。『明日からキャンプをやめようとはならないそういうものに投資をする」と語っているのは、レオス・キャピタルワークス社長、藤野英人だ。こういう波乱含みの相場では、あえて流れに乗らない投資の方が良いのだという。

実はこの日の来場者は、ほぼ全員が藤野に自分の資産運用を託しているという。藤野の会社が販売する、ひふみという投資信託だ。

投資信託はファンドとも呼ばれ、個人投資家がファンドマネージャーと呼ばれるプロに運用を託す金融商品のこと。藤野はひふみ投信のファンドマネージャーだ。数ある投資信託の中から選ばれるR&Iファンド大賞(国内株式部門)を、2012年から4年連続で受賞資産運用のカリスマと呼ばれている。

投資家のひとり、福森さんは4年前に113万円をひふみに投資し、現在は246万円に。4年で倍以上に増えた。2008年9月を100としたときの日経平均株価169に対して、ひふみの運用実績は368になる。福森さんは娘の学費を、ひふみを一部売却した利益でまかない、無事、大学にも合格させることができた。

ひふみ投信は証券会社や銀行、ネットなどで買うことができる。千葉興業銀行船橋支店で取り扱っている投資信託はおよそ100種類。その中でひふみはダントツの人気で客の3割が購入すると言う。その秘密は、「相場全体が下がっていても下がりにくい。そこからまた上がっていくので、パフォーマンスに差が出る」(マネープランナーの小野美幸さん)という特徴にある。実際、年末から日経平均は下落したが、ひふみは上がっている。もちろん投資信託に元本保証はないが、人気の理由はそんな実績にあるのだ。

東京・千代田区にあるレオスの本社。社員およそ50人、年商約9億円。こぢんまりとしたオフィスだが、ここで顧客から集めた2000億円にのぼる資金を運用している。

毎朝、開かれる会議では、藤野を支えるアナリストたちによる、目を付けた企業の情報交換が行われる。この日は、最近知名度を上げているあるベンチャーについて、「急に広告を打ったり、思いつきっぽいところがある」(運用部シニアアナリスト・栗岡大介)、「突然だったでしょう、去年のお金の使い方も」(同・八尾尚志)、「そういう会社の体質なんじゃないかという気がする」(藤野)……といった会話が。辛口の言葉と共に、矢継ぎ早に企業を品定めしていく。

投資信託は、個人投資家から集めた資金を値上がりしそうな企業の株へ、いくつも分散投資している。このポートフォリオと呼ばれる保有株の組み合わせ方こそ、ファンドマネージャーの腕の見せ所なのだ。

現在130社の株に投資しているひふみ投信。しかし、そのポートフォリオに並ぶのはかならずしも大企業ではない。実はそこに藤野が驚異的な実績を上げられる秘密がある。

お掃除ロボ vs セキセイインコ、餌をめぐる激しい攻防が笑える

 

月刊少女漫画雑誌「ちゃお」付録のおそうじロボとインコが餌を取り合う動画がniconicoに投稿されている。

ネットで大きな話題となっている「ちゃお」の付録のおそうじロボ。

投稿者は、卓上に飼っているインコ:チュン太のエサをばら撒き、チュン太とこの話題のお掃除ロボにエサの取り合いをさせている様子を動画に収めている。

チュン太とお掃除ロボのエサ取り合い勝負の結果は、
「ボディカラーの秀逸さは互角」で「ゴミが出ない分チュン太のほうが優秀」だったそう。

この動画をみたユーザーからは、

「かわいい」
「この付録気になってた」
「縄張り争い」
「よくビビらないなこの子www」
「取り合いw」
「あんま吸えてないけどテーブルから落ちないの凄いな」
「鳥の方がよく吸ってるなw」
「色がおそろいになってるw」
「ちゅんたの方がお掃除してるw」
「真似ててクソワラタwww」

といったコメントが寄せられている。

 

 

<関連サイト>
紙粘土で作った笑福亭鶴瓶が「リアル過ぎて怖い」

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【検証】バスタオル以外で温泉リポートするとこうなる!

 

記事提供:EntamePlex

 

なぜ「降水確率80%」なのに雨が降らないこともあるのか?

お出かけの時に欠かせない天気予報のチェック。特に「降水確率」は気になりますよね。ところでその降水確率の「正しい意味」ってご存知ですか? 無料メルマガ『1日1粒!「幸せのタネ」』の著者・須田將昭さんが詳しく紹介しています。

天気予報と確率

【天気予報】「一時雨」と「のち雨」、どっちのほうが雨が多い?」では天気予報でよく耳にする、「時々」「一時」「のち」の違いをご紹介しました。

実際のお出かけ時に傘を持って出るかどうかは、天気予報の「曇り時々雨」という言葉だけじゃなく、「降水確率」も参考にすることが多いかと思います。

「降水確率」は「50%」など数字でわかりやすく書かれているので、非常に参考にしやすいですね。

でも、「降水確率30%なのに強い雨が降った」や「降水確率70%だったけど雨に遭わなかったよ」という経験もおありでしょう。

そもそもこの「降水確率」というのはどういう意味なのでしょうか?

ラジオのニュースを聞いていると、降水確率については「○○地方の明日午前6時から正午までに、1mm以上の雨が降る確率はは30%です」と言っているのも耳にします。

気象庁が言う「降水確率」は、ある特定の時間帯(上の例なら午前6時から正午までの6時間)の間に、その地方で1mm以上の雨が降る確率がどれだけか、ということを言っています。

「時々」や「一時」などのように、降り方が断続的か連続的かも気にしません。その予報時間の1/2未満かどうか、といった降る時間の長さも気にしません

強く降るのか、たくさん降るのか、そういったことも考慮していません1mm以上降るかどうかを言っているだけです。

「大阪府南部で」などと限定していてもそれなりに広く、その地域のどこかで降るということでの予報ですから、降らなかったエリアにいれば「降水確率80%だったけど、傘が要らなかった」ということもありえます。

また、「降水確率80%」と言った時には、この予報が100回出されたら80回は1mm以上の雨が降るという意味です。

天気予報の用語の意味をよく知って、うまく利用したいですね。

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