政府へのコロナ追及は「水掛け論」。その語源の伝統芸能が危機に

お盆は帰省を自粛してと言いながら、その口で「Go Toトラベル」を推奨する政府の矛盾した対応に、国民から怒りの声があがっています。こうした議論を意に介さない政府・与党を批判しても「水掛け論」に終わるだけですが、ところでこの「水掛け論」の語源をご存知でしょうか? メルマガ『きっこのメルマガ』を発行する人気ブロガーのきっこさんは、コロナ禍によって歌舞伎や狂言、能、落語といった伝統芸能が危機的な状況にあることを紹介しつつ、その伝統芸能の演目が元となった「水掛け論」と「泥仕合」という言葉の語源や海外の同義語について紹介しています。

伝統芸能と「水掛け論」

7月下旬のニュースですが、新型コロナウイルスの感染拡大で5月末までに中止や延期となった落語、歌舞伎、能、狂言など日本の伝統芸能の公演が、計2636件に達したと国立文化財機構の東京文化財研究所が発表しました。これには公演予定を公表する前に中止や延期を決めたケースは含まれていないため、実際にはさらに多いとみられるそうです。同研究所は「技能継承が困難となり、関連産業の衰退につながる」との懸念を述べましたが、すでに注文が途絶えた三味線製造大手「東京和楽器」が廃業の検討に追い込まれるなどの影響も出始めています。

でも、今はすべての職種、業種が大なり小なりダメージを受けていますので、特定のジャンルだけを「助けてくれ」とは言いずらい空気です。あたしの本職のブライダル業界も大打撃を受けていますが、国による支援は何もありません。政府がどのような理由から旅行業界を救うための「Go To トラベル」を最重要視し、緊急経済対策の予算の大半を注ぎ込んだのかは分かりませんが、もう少し広く浅くすべての業界を支援するような方法はなかったのでしょうか?

ま、どちらにしても、あたしのブライダル業界や日本の伝統芸能の優先順位は極めて低そうなので、何らかの支援が受けられたとしても雀の涙でしょう。安倍晋三のお友だち企業の「電通」や「パソナ」に中抜きされたら、現場にはほとんど届かないと思います。それに「自粛」と「Go To トラベル」を同時進行することを「何ら矛盾はない」と言い張るような相手と議論をしても、結局は「水掛け論」で終わってしまいます。

自宅用とジム用でオススメのギアは?筋トレのプロに聞いてみた

コロナ禍前の空前とも言える筋トレブームでジムに通い始めた多くの人が、徐々にジムに戻ってきています。自粛期間中に自宅トレーニング用の機器やギアを充実させた人もいるようですが、自宅とジムとでは、準備しておくとよいものにも違いがあるようです。メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』著者の桑原弘樹塾長が、オススメのトレーニングギアを自宅用4つ、ジム用5つ紹介。使用する目的と選ぶポイントなどを詳しく解説してくれます。

おすすめしたいトレーニングギア

Question

shitumon

自粛期間に色々とトレーニングギアを買ってみましたが、ようやくジムにも通えるようになったので改めて本気モードでトレーニングに励みたいと思っています。今更ですが、自宅用とジム用で準備した方がいいトレーニングギアって何か推薦はありますでしょうか。(35歳、男性)

桑原塾長からの回答

長い自粛期間でしたよね。私も色々と考えされられる毎日でした。まずどのレベルでのトレーニングを目指すのか、また現在どれくらいの強度のトレーニングをしているのかによって揃えるギアは変わってきますが、とりえあえず一般論として回答したいと思います。

最初に自宅用についてですが、人によってはダンベルやベンチ台まで揃えた人も随分といたようです。確かに自宅でベンチプレスやダンベルプレスが出来たら便利この上ないですよね。ただ私は揃えようとしない派なんです。

非常事態においては最高に心強いのは間違いありませんが、ジムが再開した後もどうしても自宅トレに頼ってしまうのが怖いからなんです。やはり自宅トレの限界はありますから、あくまでも非常事態の際や時間の無い時だけと割り切って活用できるかですね。私にはその自信が無かったので、自宅トレのギアはある意味最低限としました。

まずなんといってもお勧めはアブローラーですね。大概のジムにもあるかと思いますが、実際ジムではあまり使われず、私もアブベンチなどに頼ってしまいます。が、実際はしっかりとしたフォームでこなせばアブローラーは、どんな腹筋のマシンよりも効くと思います。つまり腹筋に関して言えば、ジムが閉鎖されていても自宅でこれまで以上に鍛えられるという事です。

もう一つ役に立ったのはチューブです。これは強度に種類があるので、鍛える部位によって複数種類揃えた方がいいかもしれませんが、肩、腕、胸、背中とバリエーションが非常に豊富かつ結構効きます。さすがに10レップで精一杯というわけにはいきませんが、それでも20レップもやれば十分だったりしますから、なかなかの逸品だと思います。

あとはプッシュアップバーですね。これが有ると無いでは、プッシュアップの効果が全然違いますから、ぜひ揃えておいた方がいいかと思います。

最後にバランスボールも役に立ちます。ベンチ台などがなくてもバランスボールで色々できますし、名脇役といえます。これらはどれもさほど価格的にも高くありませんし、ホームセンターなど身近なところで売っていますから、第2波対策としては準備しておく価値はあると思います。

実店舗とネットショップの違いから見えてくるこれからの販売戦略

ファッションブランドの販売・広告戦略は、ネットショップの登場によって大きく変化しています。その影響はファッション雑誌の相次ぐ廃刊やウェブ媒体化などにも表れていますが、実店舗が無価値になったわけではありません。ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんが、メルマガ『j-fashion journal』で、アパレルブランドにとって実店舗とネットショップの機能としての違いを解説。それを踏まえてのSNSなど外部メディアとの連携がより重要になると説いています。

実店舗とネットショップの機能の違い

1.実店舗とネットショップの違い

実店舗はかなり大きな空間です。その中に商品を陳列するわけですが、空間が大きいほど、商品のバリエーションが必要になります。ある程度の商品のボリュームも店舗の魅力につながります。一般的に、高級な店では商品はゆったりと陳列され、安売りの店は商品を限界まで並べています。それでも、あまりに商品が少なければ、寂しい印象を与えるでしょう。

ネットショップは一つの商品だけでも成立します。しかも、画像だけで受注を取ることができます。実店舗で売上を上げるには、多店舗化が必要です。多店舗化すると、店頭在庫が膨らみます。ネットショップは店頭在庫の負担がありません。

一方、実店舗は多店舗化すれば、ある程度の売上増が見込めますが、ネットショップで売上を上げる確実な方法はありません。「SEOやオンライン広告で現在の売上が2倍になります」というコンサルタントもいますが、多くの場合、現在の売上が少ないので2倍は可能でしょうが、50倍、100倍にする方法は明確になっていません。

2.ブランドイメージ訴求のための旗艦店

かつて、ラグジュアリーブランドのショップはパリの本店だけでした。同時に、アメリカ等の百貨店や専門店に輸出していました。当時は、本店はブランドイメージを具現化したものであり、百貨店の売り場は商品を販売するための売り場に過ぎなかったのです。この時点における本店と百貨店の売り場の違いは、実店舗の2つの機能を表しています。ブランドイメージ訴求と、商品訴求です。

やがて、世界の大都市に本店に劣らない豪華な店舗を展開し、グローバルビジネスになりました。ブランドイメージ訴求に実店舗は適しています。店舗に入る前から、ファサード(開口部)のデザインが顧客に期待を抱かせます。多くの店のドアは重々しく、それがブランドの持つ世界と外界を隔てる結界となります。店内に入ると、ブランドの世界観を具現化した環境の中に分け入ることになります。

そして、ショップのスタッフはブランドイメージに相応しい、容姿とスタイリングを実現しています。そこにある商品は単なる商品ではなく、ブランドイメージの具現化であり、ブランドが表現する特別なコミュニティの一員になるための身分証明書なのです。顧客を包み込み、五感でブランドイメージを訴求する機能は、WEBサイトにはありません。

渋沢栄一の子孫が提言。コロナ終息後に待ち受ける世界の姿とは

新型コロナウイルス感染拡大の影響で、世界中が未だに混乱し続けています。これまで常識だったこと、当然だと思われていたことがもろくも崩れ、いとも簡単に破壊されました。世界は今後どうなっていくのか、私たちは何をするべきなのか、まったく「わからない」予測不能な状態になっています。しかし、この「わからない」という言葉、決して否定による思考停止ではないと語るのは、世界の金融の舞台で活躍する渋澤健さん。渋沢さんは、この「わからない」こそ好奇心のスイッチが入る前向きな言葉だと語ります。

プロフィール:渋澤 健(しぶさわ・けん)
国際関係の財団法人から米国でMBAを得て金融業界へ転身。外資系金融機関で日本国債や為替オプションのディーリング、株式デリバティブのセールズ業務に携わり、米大手ヘッジファンドの日本代表を務める。2001年に独立。2007年にコモンズ(株)を設立し、2008年にコモンズ投信会長に着任。日本の資本主義の父・渋沢栄一5代目子孫。

コロナ禍で世界はどうあるべきなのか「わかんない」

謹啓 ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

「わかんない」。人は誰でも、意味が不明だったり見えにくかったりするような状況では、否定や思考停止に陥る傾向があります。

しかし、7月中旬に総合モデレーターを務めさせていただいた、ベネッセアートサイト直島で開催されたオンライン・フォーラム、『今、瀬戸内から宇沢弘文~自然・アートから考える社会的共通資本~』に参加し、登壇者との対話を通じて、物事は「フレーミング」によって可視化し、そして「トランスレーション」によってその意味を伝えることで、真意が共有できるという示唆を得ました。

ノーベル経済学賞の受賞に最も近かった日本人経済学者といわれる故宇沢先生のご長女で、宇沢国際学院の代表である占部まりさんによると、先生が「わかんない」とおっしゃったのは二回だけ。ビートルズに熱狂する若い女性を見たとき、そして初めて直島に訪れて野外に設置してある現代アートを鑑賞したときだったそうです。

しかし、先生の「わかんない」は、否定による思考停止ではなく、好奇心のスイッチが入ったということではないでしょうか。現代アートを自然や島のコミュニティと調和させることを通じて、産業廃棄物の埋め立て地や公害を排出する精錬所など、日本の近代化・経済成長による負の遺産から美しい自然を再生し、世界中から人々が集まる憩いの場を提供しているベネッセアートサイト直島。豊かな経済社会とは何か、と問う声が海岸に寄せる波に乗って聞こえてくるようです。

効率的に生産合理性を高める経済成長により人々の生活が豊かになる。これが近代化社会の常識でした。現在のコロナ禍で「生命か、経済か」という二者択一を迫られましたが、その最適解はどこか、自粛生活をいつまで続けるのか、正しい答えは「わかんない」です。

宇沢先生はご提唱されました。「人間の心があって初めて経済は動いていく」「豊かな社会に欠かせないものは金銭に換算できないし、ましてや利益を貪る対象としてはならない」「社会的共通資本の理論はいま社会に向き合う我々が実践していくものである」

これが、実現できるか。正しい答えは「わかんない」でしょう。

現代アートも「わかんない」という声も少なくないです。しかし、アートとは見えなかった価値を可視化させる力があります。これが「フレーミング」です。

直島に「無限門」という李禹煥氏の作品が野外展示されています。平べったい巨大な金属のアーチが緑に囲まれた小谷に展示され、その内側から瀬戸内海が展望できます。人によってはただの人工物のアーチにしか見えず、意味が「わかんない」でしょう。しかしその存在がなければ、その場所から眺める瀬戸内の景観を同じように楽しめなかったかもしれません。

景色は全く変わっていない、しかし「無限門」を通して、見えていなかった美しさが可視化できた。この「フレーミング」という概念に、数値化が難しい企業の非財務的な見えない価値の可視化のヒントがあるようにも思います。見えない価値の正しい「答え」を定めることは困難ですが、「わかんない」ことに啓発されて「問い」を繰り返すことがとても大事だと考えます。

価値は下落?都内の新築マンション市場にも忍び寄るコロナの影響

日本に大きな影響を及ぼしている新型コロナウイルスですが、新築マンション市場も例に漏れず価格下落の兆候が出てきているそうです。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者でマンション管理士の廣田信子さんが、直近の市場動向について語っています。

新築マンション市場にも価格下落の兆候あり?

こんにちは!廣田信子です。

不動産経済研究所が、7月15日に、6月のマンション市場動向を発表しました。首都圏の6月の新築マンション発売戸数は1,543戸。前年同月比では31.7%減となりましたが、先月と比べると292.6%増となりました。緊急事態宣言が終わって、不動産市場が動きだしているのが分かりますが、まだ、前年と比べると3割減です。

1戸当り価格は平均6,389万円。前年同月比で戸当り425万円(7.1%)アップしています。平米単価は96.9万円。5.0万円(5.4%)アップしています。1年前に比べれば、まだ価格が反転していないようですが、先月は6,485万円、108.4万円だったので、前月比では総額で96万円(1.5%)のダウン、平米単価は11.5万円(10.6%)ダウンしています。

1か月で、平米単価が1割以上下がったということは大きな変化です。ずっとアップ基調だった新築マンションの高価格が、ダウンに転じたところに注目します。

同じく、不動産経済研究所が発表した首都圏の上半期(1~6月)の市場動向をみると、供給は44.2%減の7,497戸とコロナ禍で大幅減。上半期としては初めて1万戸を下回りました。

1戸当たりの平均価格は6,668万円、前年同期比で531万円(8.7%)のアップ、8年連続のアップで上半期の最高値を更新。1平米当たりの単価は103.1万円。平米単価で12.4 万円(13.7%)のアップとなっています。

地区別に見ると、上半期の平均価格、平米単価(各対前年同期比)は、

都区部  8,190万円、132.4万円(7.1%アップ、10.7%アップ)
都下   5,449万円、81.1万円(3.4%ダウン、0.7%アップ)
神奈川県 5,150万円、79.3万円(2.9%ダウン、2.5%アップ)
埼玉県  4,929万円、72.9万円(1.6%アップ、6.1%アップ)
千葉県  4,639万円、63.3万円(3.4%アップ、4.8%アップ)

上半期全体で見ると、都下、神奈川県に、価格ダウンの兆候がみられますが、コロナの影響がまだ価格にまで及んでいません。影響が現れるのはこれからでしょう。

新築マンションの価格がそろそろ頭打ちかと言われていた、まさにそのときに、コロナ禍が襲いました。東京オリンピックまでは何とか持つかと思われていた不動産ミニバブルが、コロナ禍の突然の到来で、半年早く崩壊した…ということなのでしょうか。

新築マンション、特に都心の物件は、大手ディベローパーが所有するため、売り急ぐことはなく、価格は維持されるだろう…と言われますが、それが、いつまでもつでしょうか。

コロナ禍で、都心居住が絶対的な価値でなくなった今後の新築マンションの市場の動向に注目です。

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また鳴った。飲食店は「呼び鈴」の音に振り回されていないか?

仕事の補助のために導入したモノに、いつのまにか振り回されていた─、そんな経験ってよくありませんか? 飲食店の世界でも、そんな傾向が多く見られると語るのは、無料メルマガ『飲食店経営塾』の著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さん。中西さんは、本来は自分たちを助けるためのものが、それを使いだしたことで従業員のスキルを下げてしまうという矛盾を防ぐ方法について、ひとつの提案を示しています。

「鈴」や「呼び鈴」は、本来、補助的な役割として導入したのではなかったか?

新型コロナの影響が、また、飲食店の経営を苦しめている現況ですが・・・先日、あるご支援先の勉強会で、なかなか興味深い報告がありました。

店長からの報告

「コロナ対策として、換気を促すために入り口の扉を開けたままま営業しているのですが、これが功を奏してというか、入口への意識が高まり、入店されたお客様への気づきがよくなりました。」

これまでは、扉に鈴をつけて、扉を開けると音が鳴りお客様の入店に気づくような仕組みにしていました。(多くのお店でやっていることだと思います)ここ半年ぐらい、”いついかなるときも100%お客様の入店に気づき、お客様に近づき、お客様を席まで誘導する”、ということを強化してきました。

ただ、入り口付近にスタッフが確実にいるようなポジション制を導入していたのですが、なかなかこれまでのクセが抜けず、どうしても入り口付近のスタッフ(案内係)が、店奥の方に移動して、出迎えと案内ができていない状況が増えていました。

しかし、上記の報告のように、「鈴」の音が鳴らないということで、ただ単に「意識をもった」だけで、これまでよりもお客様への入店に気づくようになったというのです。なかなか面白い報告だなあ、と思いました。

また、違うご支援先に、数か月前、店舗視察に行きました。現在、接客サービスのレベルアップを目指し、様々な取り組みを行っているところなのですが、現状が分からないと的確な対策がとれないということで視察に行くことになりました。

その店は、「呼び鈴」が設置されていたのですが、スタッフは皆、この「呼び鈴」が鳴ったら、お客様のところに伺うという状態でした。とても忙しい店なので、みんな一生懸命動いているのですが、僕から見ると、「お客様にコントロールされている」ように見えました。

というのは、下げモノをしようとしていたあるスタッフ。でも、お客様から「呼び鈴」で呼ばれてしまったので、その作業は後回しにしてお客様の元に伺うことに。その後も、また、違ったお客様から呼び鈴で呼ばれと、なかなか思うように”自分の意志”を中心に動けていないようでした。

もし、お客様から注文を伺うということを、”スタッフ側から行う”ようにしていれば、いい意味で「お客様をコントロールする」ことができます。自分たちがお客様の状況を見て、先手、先手で注文を伺うようにしていれば、もっと効率的に動くことができるはずなのですが、「呼び鈴」というものがあることで、これに「頼る」ことが当たり前になり、かえって、自分たちのオペレーションを乱したり、効率を悪くしているような状態になっていたのです。

間取りや設備だけじゃない。家を買うなら必ず読むべき「地図」は?

一生で一番大きな買い物とも言われる家。家を買う際には間取りや設備は熱心に調べることが多いと思いますが、自然災害も多発している現在の日本では、もうひとつ事前に調べておくべきことがあるそうです。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、安心できる「家」を選ぶための必須品を紹介しています。

ハザードマップ

さて、本日はあんまり知られていない地図のお話。

ようやく梅雨が明けましたね。

しかし、残念なことに今年も集中豪雨・洪水による被害が全国で多発しました。最近の雨の降り方では、どんな地域でも水害の危険性がありますよね。

で、気になるのが

住んでいる場所の災害リスク

です。

家を買ったり借りたりするとき、みんな家の設備や間取りはとてもよくチェックするもんですよね。でも、意外とその家がある場所や地形は、チェックしないんじゃないでしょうか。

でもさ( ̄∇ ̄)

陽当たりがどんなに良くても、間取りが理想的でも、

いつ災害が起きるんだろ・・・

とビクビクして過ごすなんて、ヤですよね。
だから、ホントは、家を建てたり借りたりする時に家の設備や間取りや収納スペースよりも

どんな災害リスクがあるのか

をよくよく調べるべきだと思うんです。

3・11以降、防災のために関東から地方へ移住した人が増えましたが、それは首都圏直下地震を恐れているからでしょう。家庭内や会社で備えるより、そりゃ場所を移ればハナシは別ですから。

既に住んでいる場所についても、災害リスクを調べておくことは重要です。どんな災害リスクがあるのか分かると、

保険

備蓄

避難方法

などで具体的な対策が立てられるからです。

原爆忌と終戦記念日に伝えるべき、観音像を建てた人物の「言葉」

日本人として自国の歴史を知っておくことは当然であるとされています。学校でも必ず歴史の授業は取り入れられていますが、なぜ、それが重要なのか考えてみたことはあるでしょうか。今回の無料メルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役教師の松尾英明さんが、子どもたちに自国の歴史について教えることの重要性について語っています。

教えるが大切

明日、8月6日は広島原爆忌、9日が長崎原爆忌で、15日が日本の「終戦の日」である。

これについて、小さな子どもたちは、当然知らない。
小学校高学年でも、知らないことが多い。
歴史の授業でしか出てこないからである。

また通常、8月のこの時期は夏休みである。
よって、「今日は広島原爆忌です」などと話す機会もない。
今年度は例外的に登校している地域があるので、ある意味話すチャンスかもしれない。

知識については、教えないと知ることができない。
今回、この重要性を改めて問いたい次第である。

ところで、戦争に対する戒めを込めて平和記念像が全国各地に立っている。
千葉県にも「東京湾観音」という高さ56mの巨大な像が立っている。
東京湾から世界の平和を願い見守って立っている白い観音像である。
この像を建立したのが宇佐美政衛という人で、教育に関して次のような言葉を残している。

可愛くば
二つしかって
三つほめ
五つ教えて
良き子育てよ

しかる、ほめる、教える。
どれも必要と認めた上で、その比重まで言及している。
子どもに対する時のこのバランスは、確かにそうだと思える。
見事である。

教えるというのは、やはり普遍的に重要な要素である。
自ら考える子どもを育てる上でも、ベースとなるのは、やはり教えることからである。
私も、これまでたくさん教わってきているし、今でも教わっている。

教えるべきを教える。
これがあって、初めて考える基礎もできる。

軽んじられるコロナ分科会。政府が「第2波」と言いたくない理由

東京都の新型コロナウイルス感染者が4日、3日ぶりで300人を超え、8月としては3日目で早くも1000人を超えました。沖縄をはじめ、各地でも過去最高の感染者数を記録するなど、増加の波はとどまることを知りません。しかし、政府はなぜか「第2波」という言葉を使おうとしないのですが、その理由は何なのでしょうか。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんが、新聞各紙の報道を分析。さまざまな角度から「第2波」発生の可能性を炙り出しています。

コロナ「第2波」を新聞各紙はどう報じたか?

【ラインナップ】

◆1面トップの見出しから……。
《朝日》…被災住宅 半壊も再建支援
《読売》…日銀 起業支援延長を検討
《毎日》…コロナ感染4万人超
《東京》…お盆帰省 政府ちぐはぐ

◆解説面の見出しから……。
《朝日》…豪雨 防災行動計画の先進地襲う
《読売》…有人飛行 「民」が推力
《毎日》…対中包囲網 困惑と思惑
《東京》…対中政策 非難の応酬

【プロフィール】

■「第2波」と言わない訳■《朝日》
■マスク至上主義?■《読売》
■子どものストレス■《毎日》
■もう従っていられない■《東京》

「第2波」と言わない訳

【朝日】は1面の定番コラム「天声人語」。新型コロナを巡る「言葉」について興味深い考察。

日本に古来よりある「言霊」の考え方。政府が設けた「専門家会議」の名には力強さがあったという。これが廃止されて、その役割を継いだのが「分科会」。メンバーは重なるものの、軽くなったような気がすると。

菅官房長官はこの「分科会」に対して「帰省に関する注意事項について専門家の意見を伺う」と言っているらしいが、これでは「帰省の是非は議論してくれるな」と言っているかのようだと。専門家の議論が観光促進策と矛盾するのを恐れているのではないかというのが人語子の想像。「Go To」事業に慎重だった「分科会」は結局無視された。

知事たちが口にするようになった「第2波」。政府の高官はなぜかその呼び名を避けている。「言葉を封じているうちは手を打たなくてすむとでも、考えているかのように」。

●uttiiの眼

なるほど、「専門家会議」の名称を廃して「分科会」と呼び名を変えたのは、まさに軽んじるためであろう。人語子が言うように、実際に「分科会」は軽んじられている。しかし、尊重されている「分科会」の意見もある。

無症状者に対するPCR検査に後ろ向きの専門家の意見については、政府は墨守している。その方が、無為無策を正当化できるからであろう。都合の良い意見だけをつまみ食い的に“採用”する政府。これでは感染の拡大を抑え込むことは出来そうにない。

ただ、専門家の意見をうまく引き出して政策に生かすのは並大抵のことではない。「ご意見拝聴」ではなく、政治家や官僚は、専門家の見方にロジカルにチャレンジし、その意見に基づく政策が実施可能か否かをギリギリのところまで突き詰めるような知的な作業が必要と思われる。

マスク至上主義?

【読売】も1面の定番コラム「編集手帳」から。真夏のマスクについて。

全国各地で真夏日となった昨日、手帳子は「十数分歩く間にマスクのなかが汗まみれになった」という。また、杖をつきながら歩道を歩く高齢男性を見掛けた手帳子は、男性が立ち止まっては鼻の部分を下げて深呼吸をしている様子に、「マスク着用があたかも外出の際の義務であるかのような風潮を考えてしまう」と言う。

●uttiiの眼

手帳子が目撃した高齢男性は、「人通りはまばらなのに、駅までの道でマスクを外すことはなかった」と。熱中症を警戒しなければならない状況で、マスクを着用し続ける必要などないのだということを、もっとアナウンスしないと、熱中症のリスクが高まってしまうように思う。

日本に限らず、マスク着用への同調圧力は強く、航空機内でマスク着用を巡って殴り合いの喧嘩も海外では起こっているようだから、熱中症の危険は理解していても、同調圧力だけでマスクを外せなくなっている人もおおいのだろう。

同調圧力の強い社会を一気に変えることは不可能と思われ、何か言いうるとすれば、「寛容の精神」でことに対処するようにしようと呼び掛けるぐらいのことか。

マスクをしていない人には、何か、私には理解できない事情があるのだろうと考えて、少なくとも自身に影響がない範囲ではとりあえず「許容する」という考え方であれば、もう少し穏やかな社会になるのだろうに。