オンライン忘年会は地獄?セクハラ&余興の強要で参加したい人ゼロ説

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、東京都や大阪府などで酒類を提供する飲食店などに営業時間の短縮を要請が再び始まる。年末の忘年会シーズンに重なるため飲食店からは悲鳴が上がっているが、その一方で今年は「オンライン忘年会」を予定している企業も多いようだ。しかし、ネット上では早くも「オンラインで忘年会とか勘弁してくれ」「今から気が重い」「オンライン忘年会は地獄」など、こちらも悲鳴が上がっている。

「オンライン忘年会」はありなのか?

Zoomなどを利用したオンライン飲み会が流行したが、これはあくまでも友人や会社の同僚と気楽にお酒を楽しもうというもの。これが会社や部署全体で行う忘年会となるとまた話が変わってくる。

上司には画面上で気を使わなければならないし、親しくない同僚たちとも無理に会話をしなければならない。ましてや、幹事を任された場合には頭を悩ますことになりそうだ。

そこで、実例に基づいた“ウザイ”オンライン忘年会の中身を検証していこう。

「地獄のオンライン余興」と「Zoom芸の強要」

忘年会につきものといえば余興。気兼ねなく過ごせる友人とのオンライン飲み会と違い、上司も交えた忘年会では間が持たない。ただ飲んでいるだけでは沈黙が続くだろう。そうなると、やはり余興が大事になってくる。

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忘年会ではたいていその年に流行ったお笑い芸人のネタやヒット曲を模したダンスなどが披露されがちだ。

たとえば昨年だと、DA PUMPの「U.S.A」、Foorinの「パプリカ」、チョコレートプラネットの「TT兄弟」、EXITの「チャラ漫才」、どぶろっくの「下ネタソング」などを披露する人たちが多かった。映画「ボヘミアン・ラプソディ」のヒットでフレディー・マーキュリーになりきるツワモノまでいた。

想像していただきたい。これをオンラインで一人でやる地獄である。

小さなパソコンのカメラに向かって、「ウィ~アーザチャンピオン~」と歌い切ることがどれだけ恥ずかしいか。

これを今年流行ったネタや人で考えると、フワちゃん、ぺこぱ、鬼滅の刃、活動休止前の嵐あたり。若手女性社員がフワちゃんのものまねをしたり、男性5人でなりきり嵐とか見ていられない。

鬼滅の刃のコスプレはおそらく今年の鉄板ネタであろうが、ふと我に返った時、「オレ、自分の家で何してんだろう」と思うに違いない。思わず「時を戻そう」と言いたくなる。

酒に酔った上司から「お前なんかやれよ」とZoom芸を強要されかねず、パソコンの前で参加者が失笑している姿が目に浮かぶ。

スケベな言葉攻め「上司からのZoomセクハラ」

オンライン忘年会ではZOOMセクハラも横行しそうだ。

ZOOMなどで会議をしている時は仕事の話だけしていれば良いが、忘年会ではそういうわけにはいかない。最初は普通に飲んでいるだけかもしれないが、酒が回ってくれば上司も饒舌になってくる。

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「今日の洋服かわいいね」レベルならまだしも、「寝室見たい」「どんな格好で寝てるの?」「パジャマ姿見せて」「クローゼット開けてよ」など、酒の勢いに任せてセクハラ発言はどんどんエスカレート。

さらにハメを外して、「〇〇ちゃんの下着の色当てゲーム!」「画面に向かってリモートキス大会!」と合コンノリで悪ノリしてくる上司もいるかもしれない。

会社でなら絶対に口にしない言葉も、自宅で酒を飲んでいるという気の緩みから、上司も思わずゲスの極みのようなセクハラ発言をしかねない。注意が必要だ。

大谷翔平も学んだ。哲人・中村天風が説く「観念要素更改法」とは

2018年のメジャーリーグデビュー以来、輝かしい成績を残し続けている大谷翔平選手。そんな彼が心酔していると言われるのが、哲人・中村天風氏です。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、天風氏が説いた「観念要素更改法」がわかりやすく解説されています。

大谷選手も学んだ潜在意識の力を高める方法──天風哲学

心を積極的観念で満たし、人生を正しく明るく生きることを説いた哲人・中村天風。大リーグ・エンゼルスで活躍する大谷翔平選手も、その哲学に学んでいたといいます。今回は上智大学名誉教授の渡部昇一氏に、その哲学の要諦を語っていただきました。


天風哲学の要訣は、どのような環境にあろうとも心を常に積極的に保つことで、人生を明るく前向きにいきいきと生きていこうという教えであり、そのための実践方法だといえます。

真夏に汗をかきながら「暑くてたまらないな」と思うか「暑いな、夏は暑いほうがよい」と思うか。同じ環境でも、その人の捉え方によってはまるで違ったものになってきます。同様にどのような苦しく厳しい条件に身を置こうとも、不平不満を並べるのではなく、心を正しく明るく前向きに保つ人がいます。そうなれば、その人にとって厳しい環境も幸せを掴むチャンスになるはずです。

天風氏が事あるごとに述べる「人生は心一つの置きどころ」とはそういうことなのです。

では、どのような時も積極的に心を保てるようになるにはどうするか。天風氏はその1つとして「観念要素更改法」を説きます。私たちの潜在意識に怒りや恐れ、悲しみ、怨み、憎しみといった消極的観念要素が巣くっていると「死んでしまいたい」「希望を持てない」などの思いが渦巻き、運勢も暗転します。観念要素更改法とはこの消極的観念要素を積極的観念要素に入れ替え、人生を好転させる方法にほかなりません。

潜在意識を積極的観念で満たす方法として天風氏は次のような方法を紹介します。寝る前、鏡に映る自分に向かって「おまえは信念が強くなる」と命令する、そして目覚めた直後、「私は、きょう信念が強くなった」と耳に聞こえるように言う。

これは「命令暗示法」「断定暗示法」と呼ばれますが、このほかにも寝床には消極的な思いは一切持ち込まず、明るく朗らかに、いきいきと勇ましい積極的なことだけを連想しながら眠る、という教えも説いています。

image by: Erik Drost, CC BY 2.0, via Wikimedia Commons

緊急事態宣言に備えて。マンション理事会をオンライン化する方法

新型コロナウイルスがまたも猛威を振るい始め、緊急事態宣言の再発令もありうる状況となってきました。各種会合等ではオンラインの導入が進んでいますが、高齢者が多いマンションの理事会での活用にはまだまだ「壁」があるようです。今回の無料メルマガ『まんしょんオタクのマンションこぼれ話』では著者の廣田信子さんが、さまざまなマンションの現状を紹介しつつ、理事会へのスムーズなオンライン導入法を考察しています。

オンライン理事会が可能な仕組が必要な訳は…

こんにちは!廣田信子です。

コロナ感染拡大が続く地域では、またリアルでの理事会が開催しにくくなっています。マンションコミュニティ研究会のアンケート調査では、コロナ禍でも

  • 理事会が中止になったことがない が56.3%
  • 1回中止 が18.8%
  • 2~3カ月開催できなかった が21.2%

でした。コロナ禍が原因で理事会に出席できない役員がいたか…は、

  • 出席できない役員はいなかった が43.2%
  • 感染が心配で参加できない役員がいた が13.6%
  • 会社に会合への参加が禁止されている役員がいた が4.7%
  • 家族から止められている役員がいた が3.8%

でした。オンライン会議システムを活用したか…は

  • 活用した が21.5%

でした。これを分析すると、「活用した」は、首都圏で圧倒的に多く、築年数が浅いほど多く、規模が大きいほど多くなっています。

オンラインを活用した経験がある管理組合では、コロナ感染拡大で、またオンライン中心の理事会にすることは難しいことではありません。が、オンラインを活用する準備ができていない、高齢化が進んだ高経年マンションでは、話し合うべき課題は多いのに、感染防止対策で、高齢の理事が集まりにくく、集まっても短時間で審議をするような状態が、まだまだ続くのではとちょっと心配です。

理事会にオライン会議システムを活用することについては、築年数が比較的浅く、現役世代の理事が多いマンションでは、抵抗がなく、むしろ歓迎する意見が多くなっています。

当面は、リアルでもオンラインでも参加できるようにし、オンライン参加ができる人が集会室に出てこないことで、集会室の密を防ぐという形で、理事会を進めることが中心になっていくと思います。

オンライン会議を経験し、オンライン参加ができるようになることで、プラスの要素も多くことに、管理組合が気づいています。現に、

  • コロナ後もオンラインを利用したいという声が多い
  • オンライン参加ができると理事の負担感が減る
  • 出張が多い人、外部組合員が理事をできるようになる
  • 理事会の日程調整がしやすくなる

等のご意見があります。それでも、オンラインに抵抗がある高齢者に理解してもらい、オンライン会議ができる状況を整えるのは難しいと考える管理組合が少なくありません。高齢者が多いことがオンライン導入へのネックになっていることは自由記載のご意見からよくわかります。具体的には…

  • ITリテラシー、パソコンスキルがない人が多い
  • そもそもインターネットというものを理解していない
  • パソコンを持っていない人がいる
  • パソコンどころかスマホも持っていない理事が少なくない
  • 自宅にインターネット環境がない人が多い
  • 会議室にインターネット環境がないがその整備にお金を支出することに理解を得られない

等々のご意見です。

首長の「現金給付」は禁止せよ。カネをエサに当選を狙う政治家たち

最近、有権者への「現金給付」を公約に持ち出して当選する政治家が相次いでいます。新型コロナの影響で先が見えないこともあり、「お金をくれるんだったら」と思ってしまうのが庶民感情ですが、9年に渡って小沢一郎氏の秘書をつとめた元・衆院議員の石川知裕さんは自身のメルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』の中で、「首長の現金給付は禁止すべき」だと提案。その理由を示すとともに、給付金の原資は国民全体であることを再認識すべきだとしています。

 

「首長の現金給付」は禁止にしたらどうか

日本の自治体財政は、ほとんどが「1割自治」と呼ばれ、国の地方交付税交付金やひも付きと呼ばれる国からの財政支援で賄われている。

自治体に権限も財源も渡して地方自治の拡充を進めるべきというのは、地方分権一括法制定からずっと言われていることだ。 しかし、最近の現金給付をエサに当選をしようと目論む政治家が増えている現状を考えると、自治体の現金給付については禁止すべきだと思ってしまう。

一番最初に現金給付を打ち出したのは、マンション売買疑惑の目を逸らそうと区民一人当たり12万円の支給を決めた東京都千代田区長だ。 いまだにマンション疑惑は解明されていないが、12万円支給の影響は大きく、リコールなどの騒ぎは起こっていない。

区長が代われば12万円支給はなくなり、区議会議員は区長を辞めさせようとすると、有権者から指摘されることが怖いので結局、12万円の支給は可決された。

次に現金支給を打ち出したのは、愛知県・岡崎市長選挙だ。 元衆議院議員の中根康浩氏は市民に5万円支給を前面に打ち出して当選したが、議会の反対に遭い給付を断念。 市民からは「裏切り」の声も上がる。

さらに、現金支給を打ち出して現職首長を破る選挙があった。 11月15日に投開票された兵庫県丹波市長選だ。

自民、公明の推薦を受けた無所属現職の谷口進一氏(67)が、無所属新人で元丹波市議会議長の林時彦氏(66)に敗れた。争点になった市役所統合庁舎の整備は同市の積年の懸案だが、「市民の声を聞いて決める」と歯切れの悪い谷口氏に対し、林氏は「新しい庁舎は要らない」と公約で訴えた。 新型コロナウイルス対策として打ち出した全市民への5万円給付案も大きな注目を浴び、明暗を分けた。 (出典:『神戸新聞』NEXT 2020年11月19日

岡崎市長選挙で勝利した中根氏と丹波市長選挙で勝利した林氏に共通しているのが、選挙本番直前で現金給付を打ち出した点だ。 相手陣営に反論の時間を与えない作戦で、どちらも計算しつくして発表しているのだ。

このままだと現金給付をエサにして選挙に勝とうとする候補者が増えてくる。 長年にわたって積み上げられた財政調整基金を取り崩すことは、自治体運営にとって良いことではない。 

そもそも地方交付税交付金は国民全体の税金を分配しているのであって、原資は地域の人だけの税金ではなく国民全員が拠出しているものだ。

 

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エヴァを巡る衝撃のツイートに学ぶ、勝手な決めつけが危険な理由

お客様に商品やサービスをお勧めする際、邪魔になるのが先入観。しかし、接客のプロでも時としてその「罠」にはまることもあるようです。今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、『新世紀エヴァンゲリオン』を巡るあるツイートに気付かされた、時間の流れを無視した勝手な決めつけの危険性を、自戒の念を込めて記しています。

感覚はいつの間にか

少し前にあるテレビ番組を見ていたときに、ちょっと衝撃的だったことがありました。

アニメの主題歌の中で人気のものは何かをランキング形式で発表するという番組だったのですが、アニメ好きな私は結構一人で盛り上がって見ていたのです。そして同時に、世間の反応はどうなのかを知りたくて、Twitterでもその番組のタグを見ながら、視聴していました。

結果は、『新世紀エヴァンゲリオン』の「残酷な天使のテーゼ」が1位だったわけですが、まぁこれは納得です。多分知っている人も多いでしょうし、アニソンといえば、まずこれが思い浮かぶという人もたくさんいる気がします。

ただ衝撃だったのは、そのことについて誰かがツイートしていた内容でした。

新世紀エヴァンゲリオンというアニメは、ロボットアニメだけではなく、アニメというものの立ち位置を大きく変えたアニメとしてかなりの評価を受けています。私も結構好きなアニメですし、その後の映画版なども追いかけて見ています。

ですが、あのアニメが始まったのは、1995年、つまり今から25年前なんですね。これは知っていたので何とも思いませんでしたが、ある人が、

当時35歳だった人がもう60歳になっている。

というようなことをツイートしていたのです。

エヴァンゲリオンは、放送当時から中高生以上に、ある程度大人になった人たちがハマったアニメだとされていましたから、その当時に30代だった人は60代に入っていることになるのです。その番組は年代別のランキングも同時に発表していたのですが、確かに50代から60代の得票率が多かったのにも、合点がいきました。

25年経っているわけですから、そりゃそうなのですが、これを文字で見た時に、私は結構なショックを受けました。なぜなら、自分の感覚では、60代の人はそんなにアニメに詳しいわけがないと勝手に思っていたことや、エヴァンゲリオンは若者がハマったアニメだという先入観があったからです。自分が見ていた当時、小学生や中学生くらいの若い時の感覚のままでいたのですね。その事実に気づいたことにショックを受けたと同時に、自分の感覚の古さに情けなくなりました。

多くの人は、何となくですが、「このぐらいの世代はこういう感覚を持っている」とイメージで思い込んでいます。60代ならもうアニメは見ないとか、30代ならもう大人なんだから、ゲームなんてしないみたいな感覚です。ですが、時代はどんどん流れていて、自分自身も歳を取っていきます。その分、周りの人も同じように歳を取っているので、その当時の感覚のまま成長していっているものなんです。

現役精神科医が「悪夢は脳を健康にする」と言い切るエビデンス

積極的に「悪夢」を見たいという方は多くないと思われますが、実は「良い夢」よりも「悪夢」の方が脳にとっては有用なんだそうです。今回の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』では著者で現役精神科医のゆうきゆうさんが、専門家の目線でそのシステムを解説しています。

【悪夢】は脳を健康にする!悪夢の隠された意味とは~

こんにちは、ゆうきゆうです。

皆さん日々、いいものから悪いものまで、いろんな夢を見られると思います。追いかけられる、殺されてしまう…など、悪夢を見てしまった日はつらい気持ちになることも多いでしょう。

ゆうメンタルクリニックにいらっしゃる患者さんも「悪夢を見るんです」とお話してくださることがよくあります。

それでもなぜ、人は悪い夢を見るのでしょうか。

「睡眠」について

それではまず、「睡眠」についてお話していきましょう。睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」の2種類があります。

「レム睡眠」のレムというのは、REM(Rapid Eye Movement)¥)を指しています。この睡眠のとき、目はぎょろぎょろと動き、脳は活発に活動しています。

反対に、「ノンレム睡眠」という状態もあります。こちらは脳が休んでいる状態です。

そして夢というのは、「レム睡眠」のときに見られるといわれています。

脳が休むのは、もちろん疲労するからです。しかしこの疲労は、筋肉のように「たくさん動かすこと」が理由ではありません。脳は「退屈」によって疲れてしまうというのです。

脳は「退屈」によって疲れてしまう

人は「楽しい」「幸せ」と感じているとき、決して眠くなることはありません。

好きな人と一緒にいたり、ゲームをしているときは長時間になっても、なかなか眠くなったりしませんよね。しかし、魅力を感じない相手やつまらない勉強をしていると、一瞬で眠くなるはずです。

「同じことの繰り返し」や「つまらないこと」で退屈になってしまう、これこそが脳の疲労の正体だと考えられています。

このときに活躍するのが「レム睡眠」であり「夢」です。夢の中ではまるで別世界に旅立つように、普段にない刺激を味わうことになります。

この刺激は、脳をウォッシュ=洗ってリセットするような作用を持っています。そのため、寝て起きた後、人はスッキリとした感覚を味わうことができるのでしょう。

「悪夢」は脳を洗う?

特に「悪夢」は良い夢よりも刺激的なため、より脳を洗う効果が高いと言えます。殺される夢はまさにそうですね。そんなサスペンス映画のようなことは日常で経験する可能性が低いため、刺激も強いです。

気持ちとしてはつらいかもしれませんが、「脳に刺激を与える」という目的においては、大変意味のある夢なのです。

そのため、悪夢を見てしまったときは、つらい気持ちにとらわれるだけではなくて、「これで脳がスッキリしたんだな」「この夢を見る意味があったんだな」と考えてみてくださいね。

最後まで読んでくださって、ありがとうございました。

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読売が安倍「桜」で連日スクープの怪。菅首相にも浮上した不記載の疑惑

安倍晋三前首相が主催した「桜を見る会」前日に安倍氏の後援会が開いた前夜祭の費用の一部補填を巡って、東京地検特捜部が安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取している件で、衝撃的なスクープを27日に読売新聞が掲載した。それは、同秘書が一部補填の事実を認め、その補填分は「政治資金報告書に記載しなければならないことを知っていた」(にも関わらず記載していなかった)と供述したことが関係者からの話で判明した、というものだ。

何も、この供述内容が「衝撃的」だったのではない。「桜」前夜祭をめぐって、一部補填があったことや、秘書らが記載の義務を怠っていたことは容易に想像がつくからだ。それよりも驚きなのは、このような内容が、あの「読売新聞」のスクープとして報道されたという事実である。今回の安倍氏の「桜」疑惑の一連のスクープは、読売とNHKから「関係者」の話として報じられているが、誰よりも安倍氏を擁護してきた「応援団」が背後から主を撃つようなマネを始めたのは一体なぜだろうか?

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パワーバランスに変化? 安倍忖度をやめた「読売」の裏切り

今回の「桜」報道に力を入れている読売新聞といえば、モリカケ問題の裏側を暴露した元文科省事務次官の前川喜平氏について「出会いバー通い」記事を掲載して批判を浴びた「忖度」メディアの張本人だ。読売は、今までも重要なニュースを「スルー」もしくは「論点ずらし」までして、安倍政権の支持率アップに貢献してきた言っても過言ではない。

その読売が「桜」前夜祭で連日のスクープとは、安倍氏にしてみれば、悪い夢でも見ているような心持ちではないだろうか。

27日の読売スクープは、以下のようにも報じている。

公設第1秘書は10月頃から特捜部の任意の聴取に応じ、当初は「補填分の会計処理は東京に任せていた」などと説明していたが、「後援会の収支報告書に記載すべきだった」との供述を始めた。また「書かないことが慣例となっていた」とも話しているという。

この「慣例となっていた」ことが事実であれば、安倍氏は、補填分を収支報告書に書かないことを知っていた可能性がある。こんな重要なニュースが読売から出た、ということが今回の一連の報道で最も重要な点だといえるだろう。自民党とメディアとの間でパワーバランスの変化が起きていると思われても不思議ではない。

矛盾だらけのNHK。デタラメのキレイごとも本音は受信料の“強制徴収”

参院総務委員会に出席したNHKの前田晃伸会長は26日、受信料の支払い義務化について強制的な徴収は幸せではないと語り、反対の意向を示したと毎日新聞が報じている。NHKは10月の有識者検討会分科会で、テレビを設置した際の届け出を義務化する制度を要望していた。

どうしても受信料を強制徴収したいNHK

NHKが受信料の徴収について矛盾するような態度を繰り返している。

そもそもNHKがテレビ設置の届け出義務化や、未契約者らの氏名などを公的機関に照会できる制度導入を要望していた。

これは明らかに受信料徴収を強化しようというもので、半ば強制的にお金を払わせることが狙いだった。しかし、反発する声が相次ぐと、11月には「届け出ていただく必要はない」と早々に意見を修正し、見送る方針を示していた。

NHK前田会長の参院総務委員会での「強制的な徴収は幸せではない」という発言は、明らかにこれまでの対応と矛盾しており、「とりあえず今回はやめておきます」というその場しのぎにしか感じられない。

【関連】えげつないNHKの「受信料強奪」作戦。電力・ガス事業者をスパイに

NHKは構造改革の1つとして「訪問によらない営業活動の実現」を目指していることから、ほとぼりが冷めた頃、また同じようなことを言い始めることは間違いないだろう。

こうしたNHKの態度に民放のトップも苦言。TBSの佐々木卓社長は25日の定例記者会見で、「受信料の徴収ということよりも、まずは業務全体のスリム化が必要」と語り、NHKの姿勢を批判した。

多くの国民や視聴者から理解を得られていないにもかかわらず、受信料の徴収ばかり念頭に考えているNHK。衛星契約と地上契約の関係の見直しや番組制作体制の見直しなど、まず始めに手を付けるべきことは山ほどある。

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一連の受信料徴収問題でさらに国民の心が離れてしまったことは否めない。国営放送としてのあるべき姿が今後も問われていきそうだ。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

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【第11回】なんでいつもこうなるんだ…人はなぜ、負けパターンに縛られるのか?春日武彦✕穂村弘対談

「俺っていつもこうなんだよ」「毎回同じパターンだよ」自分の人生の中でこのように思うことがあるかもしれません。そんな“負の呪縛”を断ち切るためにはどうしたら良いのでしょうか?精神科医の春日武彦さんと歌人の穂村弘さんの11回目となる対談は、なかなか答えが出ないこのテーマについて話し合っていきます。

春日武彦✕穂村弘「俺たちはどう死ぬのか? 」

過去の連載一覧はこちら↓

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“いつものパターン”を断ち切るために

春日 小学6年生の時に、図工でペン画を描くことがあったのね。好きなものを描けっていうんで、どうしようかなと思ったんだけど、まわりのみんなはうさぎ小屋のうさぎとか、校庭の植物を描いたりしているわけ。でもさ、ペン画でそんなもん描いたってしょうがないじゃん。

絵筆とかと違って細かく描き込めるんだから、やっぱり、精密でメカニカルなものを描かなきゃ。で、学校にオートバイで通っている先生がいるのを知っていたから、俺は校舎の裏にある駐車場に行って、ホイールのところを精密に描き込んだバイク画を完成させたの。

我ながらなかなか上手く描けたなと大満足で、まわりのみんなもえらい感心してさ。学校に貼りだされて、俺は非常に鼻高々だったわけよ。その後、返してもらってから家で母親に見せたのね。

穂村 出たー、先生のお母さんネタ(笑)。どういう反応だったの?

春日 全然認めてくれないのよ。

穂村 うん、予想通りの展開(笑)。

春日 母親曰く「あんた、こんな細かいところまでちまちま描いて」。細部にこだわった結果、絵全体としては弱々しいものになっている、という評価を下されたんだよね。デッサンが狂ってる的なことも言われたな。でもさ、小6の子どもが描いたものだし、下描きもせずに直接描いてるんだよ? 弱々しいも何もないだろ! って思うよ。それで俺はすごくガッカリした、という思い出があって。

でさ、どうも俺の人生というのは、概ねこういうパターンの繰り返しなんじゃないかと思うんだよね。つまり、直観的に「こういう方がいいだろ」みたいな勘が働いて、それはそんなに外してないと思うのよ。センスはまずまずある。この例なら、うさぎよりはバイク描いた方が効果的だろう、みたいなことね。

で、部分的にはそれなりのものになって、素人をだまくらかすことは出来るんだけど、結局全体としては「デッサンが狂った弱々しい絵」に類すものしか作れない。どうも俺は、そういうようなことを延々繰り返して死ぬんじゃないか、という気がしてならないんだよね。

今度こそその“いつものパターン”を出し抜いてやる、と用意周到準備するんだけど、結局また同じ道を走っている、みたいな。最近、ほとほと嫌になっているんだよ。

穂村 個々の結果以前に、同じパターンにはまっていることに絶望しているのね。

春日 これってもう、運命的にそこから逃れられないということなんじゃないか、という気がしてきてね。「死」しかもう、このパターンを断ち切る手段はないんじゃないか、みたいに思えてくる。ある意味、死が救済になるという期待ね。

穂村 でも、それは「逃れられた」ことになるの?

春日 まあ、「かもしれない」という程度の期待でしかないんだけどね。つまり、そこで死んで生まれ変わったとしたら、今度はもうそんなパターンには囚われない人生が待っているんじゃないか、って。もっとも、単なる永遠の安息になるかもしれないし、何の保証もない話だけどね。上手いこと生まれ変われても、今度は女版の俺になって、また同じパターンの人生を歩むことになるかもしれないし(笑)。

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「負の呪縛」は主観的

穂村 でもさ、ループにハマっているというのは、先生がそう思っているだけなわけだよね? 少なくとも僕は、側から見ていて別にそうは思わないもの。

春日 他人にはそう見えなくても、俺的には薄々輪郭が見えるわけよ。自分のはまり込んでいるものの実態がさ。穂村さんは自分で同じパターンの反復をしていると思うことはない?

穂村 そうだなぁ、そういえば、ありそうな気もするね。こないだ新聞に投稿されてきた短歌で、〈通訳も翻訳も資格を取ったれどそこがゴールで実践なきわれ〉(石田恵子)っていうのがあって面白かった。僕は資格も取らないけど、こういう人はいそうだよね。そして、自分の人生にも、繰り返される一つのパターンみたいなものはありそうだなと思った。でも、先生は、それがすごくネガティブに感じられるわけでしょ?

春日 そうなんだよ。

穂村 でも、力士の得意の決まり手みたいなものもあるわけで、それはパターンを肯定的に捉えてるわけだよね。先生は、勝ちパターンじゃなくて、負けパターンばかりが気になってしまうんだね。でも、そこから「死が救いになる」という方に行くのは、やや極端すぎる気もするけどなぁ。生きていること自体に逃れがたい苦痛の呪縛があるという捉え方をしている人にとっては、パターンとか関係なく、単純に死が救いになるという発想はわかるけれど。

春日 まあね。でも「またかよ!」って感じで呪縛が繰り返されるんだよなあ。

穂村 「死が救いになる」ということとイコールだとは言えないけど、「死」によって、当事者の苦痛がひとまずなくなる、という意味では、老々介護の末の心中とかは分かりやすい。問題とそれを脱するための「死」という役割がはっきりしているから。

でも、今年、僕のかつての担当編集者で早逝した二階堂奥歯さん(1977〜2003年)の日記が文庫化(『八本脚の蝶』河出文庫)されたんだけど、彼女みたいに、優しい家族も恋人も友だちもいて、仕事も上手く行っているように見えて、外からは何の問題もなさそうなのに「とてもここにはいられない」という感じで、世界からの出口としての死を選んだというケースもある。

そこに現実レベルでの分かりやすい因果関係は見えてこない。ただ、遺された言葉から思いだけがびりびりと伝わってくる。つまり、主観的な「負の呪縛」というのは、他人には見えないものなんだろうね。

春日 ゆえに共感もされないから、ますますしんどくなるのかもね。まあ、俺は自殺する気はないけれども、死ぬ瞬間に「やれやれ」とは思うかもしれないな。これでもう、このクソ鬱陶しいパターンとお別れだぞ、と。

穂原 死んで生まれ変わる前に、天国でお母さんに会って、今の先生の技術でオートバイの絵を描いて見せてみたら? 先生、解剖図描くのとか得意だって言ってたじゃない?

春日 じゃあ、死ぬ前にきちんとデッサンの練習をしとかなきゃな(笑)。

穂村 それでも、なんとなく「あんた、何これ?」って言われる姿が目に浮かぶけどさ(笑)。

トランプ最後の大仕事か。台湾「国家承認」と「電撃訪台」の現実度

史上稀に見る大接戦となったものの、バイデン氏が勝利を収めた米大統領選。各国の反応はそれぞれですが、台湾では多くの人がトランプ再選を望んでいたようです。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、台湾出身の評論家・黄文雄さんがその理由を解説するとともに、にわかに語られ始めた「トランプ大統領の在任中の台湾電撃訪問と国家承認宣言」の現実度を検討。さらにバイデン政権成立後の中国の動きや日本がなすべきことを考察しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2020年11月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄こう・ぶんゆう
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾】台湾人が望むトランプ大統領の訪台と国家承認の現実性

米EPA長官、台湾訪問を延期 国内での「喫緊」の課題で

アメリカ環境保護局(EPA)のウィーラー長官が、12月に台湾を訪問する予定でしたが、国内での「喫緊」の優先課題を理由に、これを延期すると発表しました。

今年8月にはアザー厚生長官、9月にはクラック国務次官が台湾を訪問しており、ウィーラー長官は3人目のアメリカ政府高官の訪台となるはずでした。台湾外交部の報道官も、ウィーラー長官の訪台延期を残念だとしたうえで、「今後もアメリカ政府高官による台湾訪問を歓迎する。今後の訪問を円滑にするため、バイデン次期米政権と協力していく」といった内容のコメントを出しました。

これまでのアメリカ政府高官の台湾訪問については、中国は相当神経を尖らせており、8月や9月のアザー長官、クラック国務次官の訪台の際には、台湾周辺に戦闘機を飛ばして威嚇しました。それだけに、ウィーラー長官の訪台延期について、中国は安堵しているに違いありません。

呉釗燮外交部長(外相)によれば、訪台は昨年末から打診していたものの、新型コロナウイルスの影響で実現が先送りされてきたそうです。そして11月20日、呉外交部長は、12月5日より3日間、ウィーラー長官が訪台する計画をアメリカ政府から打診されたことを発表しましたが、それからわずか5日ほどで、予定変更になったことになります。

訪台延期の理由はわかりませんが、アメリカの新型コロナ流行がさらに厳しい状態になっていることに加え、中国と何らかの取引があったのかもしれません。大統領選挙で追い込まれているトランプ氏ですから、もしも中国が高圧的な態度に出れば、逆に最後っ屁のように、大きなサプライズを起こすような行動に出るかもしれません。

中国もそれを警戒しているはずです。その一方で、バイデンの息子ハンター・バイデンと中国企業の癒着の情報など、中国側はトランプに有利になるような情報をいろいろ持っていると思いますので、そうした点で、「ディール」したという憶測も成り立ちます。