プーチンの大罪。ウクライナ戦争で西側諸国が直面する「7つの難問」

ロシア軍によるウクライナ市民に対する虐殺行為までもが発覚し、ますます高まる国際社会からのプーチン大統領への批判。21世紀の独裁者が仕掛けた侵略戦争の影響は、もはや当事者間の問題を遥かに超え全世界に波及しているようです。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、ウクライナ紛争を巡り我々が直面することとなった問題7つを列挙。それぞれについての詳細な解説を記すとともに、解決の困難さを説いています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年4月5日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

ロシア=ウクライナ戦争をめぐる7つの論点

毎週このコラムで、ウクライナ情勢を検討していますが、先週から今週にかけては、停戦という問題を意識した駆け引きが激しくなっているのを感じます。とは言っても、戦争というのは一旦始まってしまうと、止めるのは非常に難しいわけです。例えば、ベトナム戦争の場合は、アメリカと南ベトナムの連合は、全国におけるゲリラ戦でほぼ完全に敗北し、勝利の可能性はほとんど無くなってからも、まだ数年にわたって戦闘を続けました。

理由は2つあり、1つは膨大な犠牲と戦費を注ぎ込みながら撤退するというのは、その撤退を決断した政治家の政治生命を奪う危険があるからです。臆病者、裏切り者という汚名、自国兵士の犠牲を無駄にするという非難に抗して、戦争を停止するには大変な政治的パワー、つまり権力が必要ですが、戦況が不利となった場合のリーダーにはそのような権力は期待できないからです。

もう1つは、ここで自分達、つまり「正義の側」が敗北するということは、普遍的な理念が敗北したこととなり、単なる1つの戦争を失っただけでなく、その地域全体、あるいは地球全体における「正義の敗北」と考えられるからです。ベトナムの場合は、当初から「東南アジアがドミノ倒しのように共産化するのを防止」というのが戦争の建前でした。撤兵し、敗北を認めるのは「ドミノ倒し」を認めることになるわけです。

そうした一般的な理屈を考えてみますと、今回のロシア=ウクライナ戦争における停戦の可能性というのは、少し特殊な感触があります。というのは、第一の条件、つまり双方の政権が、停戦を実行するだけの権力を持っているかというと、この点はどうやら「イエス」と言えそうだからです。

では、停戦は簡単かというと、やはり現状は確かに難しいと言わざるを得ません。停戦により、それぞれの「正義」が挫折するということになれば、停戦が次の対決の原因になってしまいます。ウクライナの側としては、民主的にオーソライズされた国民国家が蹂躙されたわけで、その回復という正義は絶対的と考えられそうです。

一方で、ロシアの側としては、旧ロシア連邦の内部では一切の独立を認めない一方で、旧ソ連圏で非ロシアの国家は独立は認めるが、NATO入りは認めないだけでなく、一切の敵対可能性を排除するというのが、どうやら彼らの「正義」であるようです。更に、彼らの独自の定義による「ロシア人」の安全確保ということも含まれていそうです。

具体的にこうした条件を詰めて行く、例えば東部地域(ドンバス)の自治の度合いをどうする、クリミアの位置付けをどうする、ドンバスとクリミアを結ぶマリウポリを含む回廊をどうする、といった条件に関しては落とし所があるかもしれません。ウクライナの「中立」ということも、民主国家としての主権の自由な行使という問題を含めて、ウクライナの利害、ロシアの利害を3元連立方程式とした場合に「解なし」にしない方策はあると思います。

 

第3次大戦は不可避か。プーチンの判断力低下で現実味帯びる核使用

ウクライナの首都キーウを攻めあぐね、同国北部からの撤退を余儀なくされたロシア軍。プーチン大統領は侵攻後数日の圧倒的勝利を見込んでいたと言われるだけに、今後どのような行動を起こすのか予断を許さない状況となっています。そんな中、プーチン大統領の核使用の懸念を示すのは、外務省や国連機関とも繋がりを持ち国際政治を熟知するアッズーリ氏。アッズーリ氏は今回の記事中にそう判断する理由を記すとともに、第3次世界大戦に発展した場合、日本も巻き込まれることは避けられないと警告しています。

プーチンの判断によっては第3次世界大戦か

ロシアによるウクライナ侵攻で緊張が続くなか、バイデン大統領は3月31日、プーチン大統領がウクライナ侵攻における軍事状況について軍幹部から正確な情報を知らされておらず、一部の顧問を解任したり、自宅軟禁下に置いたりするなど孤立している可能性があると指摘した。ロシアによる侵攻から1ヶ月が過ぎるが、当初米国などは首都キエフが数日以内に陥落するなど悲観的な見方を示していたが、欧米諸国からの大規模な軍事支援もあり、ウクライナ軍は善戦し、ロシア軍の劣勢が顕著になっている。ロシア軍の中には士気が低下する兵士が増加し、ウクライナ軍に投降したり、ロシア軍兵士がロシア軍を攻撃したりするケースも見られるという。

今ごろ、プーチン大統領はかなり怒っていることだろう。プーチン大統領は国家指導者になってから2度に渡るチェチェン紛争や2008年の南オセチア紛争で政治的かつ軍事的勝利を収めてきたことから、おそらく今回のウクライナ侵攻でもすぐにキエフを包囲し、ゼレンスキー政権を崩壊させ、親露政権を樹立できると予想していたに違いない。また、侵攻しても中国はロシアを非難することはなく、バイデン政権も非介入主義に走っている、欧州はロシアからのパイプラインに依存しているので大きな非難はできない、こういった認識がプーチン大統領にはあったはずだ。だが、いざ蓋を開けてみれば、プーチン大統領の予測は誤算だらけだった。ロシア軍の進軍が思うようにいかず、欧州は1つになってロシアを強く非難し、米国などは積極的にウクライナを支援している。おそらく経済制裁がここまで厳しく実施されることも想定していなかったのではなかろうか。

しかし、今後もロシア軍の劣勢が続けばプーチン大統領が自爆的行動に出ないかが懸念される。ウクライナ侵攻の中で、国際社会からはロシアが化学兵器や生物兵器を使うのではと懸念が拡がるだけでなく、プーチン大統領本人はロシアの存亡が脅かされた場合の核使用の可能性をちらつかせている。ウクライナのゼレンスキー大統領も3月下旬、ロシアのプーチン大統領と交渉する用意があるとの意思を示す一方、交渉が失敗に終われば2国間の戦争は第3次世界大戦に発展する恐れがあると警告した。

ユーザーも不安になるほど?MVNOの値下げ競争が止まらない理由

HISモバイルが月7GBで990円、NUROモバイルが月20GBで2090円などの新プランを発表。格安SIMを提供するMVNOの値下げ競争が止まりません。背景に総務省の施策による「将来原価方式」採用があると解説するのは、メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者で、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。ユーザーにとってありがたい値下げも、MVNO事業者の首を締め続けることになり、結果的に品質の劣化を招きはしないかと懸念を示しています。

 

HISモバイルとNUROモバイルが新料金プランを発表──「将来原価方式」がMVNOの首を絞めてはいないか

今週、HISモバイルとNUROモバイルが新料金プランを発表した。HISモバイルは100MB未満であれば290円という、3Gサービス終了でケータイが使えなくなり、スマートフォンに乗り換えを余儀なくされる人に向けた安価なプランを提供。

NUROモバイルは昨年開始した20GBの「NEOプラン」から一部機能をなくすことで値下げを実現した「NEOプランLite」を開始した。NTTドコモがahamoで100GBというアップセルの方向を目指したのに対して、MVNOたちの値下げ競争が止まらない。

この春においても、mineoは昼間の時間帯が遅いが、それ以外は使い放題なプランを投入してきたし、IIJmioもギガプランで料金改定を行っている。NUROモバイルやHISモバイルが値下げの理由として掲げるのがMNOに支払う接続料の将来的な低廉化だ。

総務省の施策によって、接続料の将来原価方式が採用された。MVNOが安定して経営できるようにと、あらかじめ、今後、3年間、接続料がどれくらい変化するかを示すものだ。

接続料は適正な原価と適正な利潤を需要で割って単価が出てくる。5Gが普及し、データ通信の需要が増すことで、今後もさらに接続料が低廉化してくると思われる。

MVNOにとってみれば、3年後に接続料がどれくらい下がるかというのを提示されてしまっては、値下げに踏み切らざるを得ない。自分たちのところが様子見をしていても、どこかが値下げをしてくれば、ユーザーに逃げられてしまいかねない。

ここ最近の状況を見ると、将来原価方式が採用されたことで、MVNOは「値下げの沼」にハマってしまったのではないか。接続料がさらに下がれば、料金プランはさらに値下げせざるを得なくなる。

将来原価方式でなければ「来年、接続料がどのように動くかわからない。このタイミングで値下げをするのはリスクが高い。料金プランを維持しよう」という動きがMVNO業界全体に広まるような気がする。しかし、将来原価方式が導入されてしまったが故に「値下げをしない」という選択肢が潰されてしまったのだ。

菅政権の圧力により、MNOではオンライン専用プランが登場し、世界において日本は通信料金が安い国へと生まれ変わった。しかし、総務省がつくったルールをこのままにしておけば、さらなる料金値下げへの圧力が継続し続けることになる。そろそろルールを見直さないことには、MVNOの通信料金があり得ないことになりはしないか。

あるMVNO関係者は「ユーザーは安すぎても品質に不安を感じて選択肢から外してしまう」と本音を漏らす。通信はいざという時にも使えないと困るインフラだけに、激安すぎてもそっぽを向かれるだけのような気がしてならないのだ。

 

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日本も巻き込まれる。いまプーチンを止めなければ「次に起きる」こと

ウクライナの首都キーフ郊外での民間人大量虐殺を受け、ロシアへの追加制裁に踏み切る方針を固めた欧米諸国。今回の動きを含め、西側の反応をじっと見つめている国家の存在を指摘するのは、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんです。北野さんは自身のメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、その理由と彼らの思惑を解説。さら岸田首相に対しては、欧米と歩調を合わせウクライナ問題を解決する重要性を強く訴えています。

日本にとってのウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナ侵攻がつづいています。普通の日本国民にとって、ウクライナ侵攻は、何でしょうか?

  • ウクライナ人かわいそう!
  • プーチンひどすぎ!

ということだろうと思います。

生活における影響をあげれば、

  • エネルギー、穀物価格が上がり、それが波及して、すべての値段が上がる

生活が、圧迫されますね。

しかし、実をいうと、「ウクライナ侵攻」は、もっと大きな問題を含んでいます。日本にとってのウクライナ侵攻は、「中国問題だ」ということ。どういうことでしょうか?

今回、ロシアは、ウクライナに侵攻しました。中国は、欧米と日本の動きをじっと見ています。

  • NATOは、ウクライナ軍と一緒に戦うのかな?戦わないのかな?
  • 経済制裁は、本当に厳しいものなのかな?それとも口だけで大したことないのかな?
  • ロシア軍は、ウクライナ軍に圧勝できるのかな?それとも苦戦するのかな?まさか、負ける?

なぜ、中国は、欧米日の動きをじっと見ているのでしょうか?そう、中国が台湾に侵攻した時の欧米日の動きを、シミュレーションできるからです。

中国が台湾に侵攻したら、

  • 米軍は、台湾軍と一緒に戦うのかな?戦わないのかな?
  • 経済制裁は、本当に厳しいものなのかな?それとも口だけで大したことないのかな?
  • 中国軍は、台湾軍に圧勝できるのかな?それとも苦戦するのかな?まさか、負ける?

今回のウクライナ侵攻で、NATO軍は、ウクライナ軍と一緒に戦わないことがわかりました。制裁は、SWIFTからの排除など、かなり厳しいことがわかりました(ロシアの10倍の経済規模をもつ中国に、同様の制裁を科すことができるか疑問ですが)。ロシア軍は、非常に苦戦していて、ウクライナ制圧が簡単でないことがわかりました。

中国はこれらのことを全部見ていて、

  • 台湾に侵攻するメリット
  • 台湾に侵攻するデメリット

をはかりにかけて、侵攻するかしないかを決めるでしょう。だから、日本は、欧米と歩調を合わせ、プーチンを止める必要があります。

もしここでプーチンを止めなければ、習近平も、「台湾に侵攻しても、欧米日はたいしたことできなかったぞ!」となり、決断を下す日が早まるでしょう。

というわけで、

  • ウクライナ問題は、台湾問題とつながっている
  • プーチンを止めることは、習近平の台湾侵攻を止めることである

岸田総理は、このことを忘れず進んでいただきたいと思います。

(無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』2022年4月5日号より一部抜粋)

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人気TVバラエティプロデューサーが見つけた“はじめて”を続ける生き方

SNSやYouTubeで発信を続けてきた人が、一度それらをやめて立ち止まってみると、さまざまな想いが巡るようです。3月11日から20日間、世間への発信をやめ「遮断した生活」を送ったのは、『からくりTV』『金スマ』などを企画制作したTVプロデューサーの角田陽一郎さん。今回のメルマガ『角田陽一郎のメルマガDIVERSE』では、老いていくと利己的で自分勝手な人が増える理由に気づいたと綴ります。さらに、人生が始まりの連続で、初めてを繰り返していくものであることに気づき、世間と関わりながら生き続けていくことを改めて決意しています。

 

初めての、始まりは、日々続いていく

「遮断の二十日間」

前回の満月号では、僕は『接続と遮断』と題して、3月11日から、SNSの更新と、そして週末に生配信していたYouTubeを停めたことを話しました。それから二十日間近く、僕はまさに世界との接続を最小限にするように遮断して、扉を閉めて生活してみました。そんな折りは、まさに色々と人生の来し方行く末を考えますよね。今までの僕に人生はどうだったんだろう?そしてまだまだ続くであろうこれからの人生はどう生きよう?

うまく言えないと誤解を生じてしまうのですが、そんな中で僕が感じたある想いがあります。ウクライナで戦争が起こっています。それは、ものすごく悲しいことなのだけれど、例えば2年前に亡くなった僕の父は、このウクライナでの戦争については当然知らないわけです。なぜなら当たり前ですが、彼が死んでからこの戦争は始まったわけですから。

同様なことはたくさんあって、例えば反原発運動に積極的だった僕も大好きだった忌野清志郎さんは、311の福島の原発事故を知らないわけです。なぜなら、彼が2009年に亡くなった後に、2011年に東日本大震災は起こったわけですから。原発崩壊の映像をテレビの中継で見ながら、その時も僕は、想ったわけです。この悲惨な光景を清志郎が見ていたら、どう想っただろうな、って。

で、翻って、そんな当たり前の事実をぼーっと考えながら、また当たり前の事実を悟るわけです。世界で何が起こっても、それは僕がこの世界から消えてしまったら、それは僕とは、関係なくなるわけなんだと。さらに酷いことを言ってしまえば、地球温暖化が進んで、2050年には地球環境がこれだけ破壊されるって言われたって、自分はその瞬間に生きているかどうかなんてわからないし、2045年にリニアが大阪まで繋がったって、乗れるかどうかなんてわからないわけです。

そうか、だから人は老いていくと、利己的で自分勝手な人が増えるんだろうな、それを老害と言うんだろうな、結果若い人がやっぱり施政者になった方がいいな、なんて他人事のようなことも一方で感じつつ、結局、人は、その生きている間の瞬間瞬間を、ただ生きていくだけなんだと、シンプルに実感したのが、この二十日間の遮断期間だったわけです。

「この世界から消えてしまう日まで」

で、今日の新月です。僕は、この日の朝から、またSNSでの『おはようございますメッセージ』を始めてみました。

おはようございます。4月1日卯月朔日です。今日は新月。始まりの日。そして新たな年度も始まる。人生に、始まりは何度でもやってくる。毎日は、いいことも悪いこともあるし、終わることだって続くことだって回帰することだってある。ならば今日は、新しいことをまた初めてみる日にしようと想う。(https://twitter.com/kakuichi41/status/1509679425855852546

 

ウィル・スミスに陰湿な“いじめ”被害。グラミー賞でビンタ事件をネタに笑いもの、米エンタメ業界が抱える深い闇

世界中で物議をかもしたアカデミー賞授賞式の壇上での平手打ち事件。日本ではウィル・スミス(53)を擁護する意見が多かったが、本国アメリカでは叩かれまくっている。そんな中、3日に行われたグラミー賞の授賞式ではウィル・スミスのビンタ騒動を“イジる”出席者が続出。今度はウィル・スミスが“いじめ”に遭っているかのような被害を受けている。

今度はグラミー賞でウィル・スミスをネタに笑う胸糞

3月28日に行われた第94回アカデミー賞の授賞式で、妻に投げかけられた侮辱的発言に激怒し、コメディアンのクリス・ロック(57)にビンタをくらわせたウィル・スミス。米映画界のみならず世界中に波紋を広げたが、今やジョークの格好のネタになってしまっているようだ。

4月3日に行われた第64回グラミー賞授賞式の壇上では早速ビンタ騒動事件をネタにしたジョークが飛び出した。

司会を務めたコメディアンのトレヴァー・ノア(38)はオープニングの挨拶で「これを授賞式だと思わないでください。これは賞を授与するコンサートです。音楽を聴き、踊り、歌い、人の名前を口にしないようにします」と語り、暗にロックがスミスの妻の名前を口に出したことを皮肉った。

また米俳優レバー・バートンが「次のプレゼンターはコメディアンです。分かりますよね」と前振りをすると、プレゼンターのコメディアンのネイト・バルガツェは黒いヘルメットをかぶってあらわれ、「今、コメディアンは授賞式でジョークを言う場合はこれをかぶるのが義務なんです」と語り、ビンタ防止のためにヘルメットをかぶっていると、スミスを小バカにするような行動を取った。

もっとも印象的だったプレゼンターはミュージシャンのクエストラブだ。

初監督作品「サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放送されなかった時)」が長編ドキュメンタリー賞を受賞し、クエストラブと共に3人の製作スタッフが上がったとき、司会のロックは「4人の白人」と呼んだ。
白人扱いされたインド系のジョセフ・パテルは、南アジア人としての誇りを傷つけられ、Twitterでロックに対しての怒りをぶちまけている。
第94回アカデミー賞でロックの発言に憤ったのは一人ではなかったのだ。

クエストラブは最優秀楽曲賞を発表する前に「皆さんが私から500フィート(約152メートル)離れていると信じています」とビンタディスタンスを保つように会場に呼びかけた。

ビンタした側もされた側も抱えていた心の闇

実は今回のビンタ騒動は警察まで動きだしており、事件当日ロサンゼルス市警は暴行罪でスミスの逮捕準備を進めていた。

ABCテレビが行った授賞式プロデューサーのインタビューによると、ロックの元へきた警察官は「スミスをすぐに拘束して逮捕する準備ができており、あなたは告訴できる」と発言。しかし、ロックが告訴をかたくなに拒否したため、スミス逮捕にはいたらなかったようだ。

なぜ、ロックはスミスの逮捕に断固として拒否したのか?

実はロックは「非言語性学習障害(NVLD)」だったことが明らかになっており、全米では改めてロックの病気に注目が集まっているという。

非言語性学習障害とは、視覚での情報が読み取れない障害で、場の空気が読んだ言動ができず、意図的でなく相手を傷つける言動をとってしまうとされている。

ロック自身も過去のインタビューで、相手の怒りを買い、冷たい態度をとられたと告白。そうしたことから、「ジョークとはいえ、スミスに言い過ぎてしまった」という後悔の念がロックにあるのかもしれない。

空気を読まない、いや読めないところがコメディでは武器になったが、ハレある賞の舞台では諸馬の剣となってしまったようだ。

一方、スミスの方も自伝「ウィル」や過去のインタビューで「面前DV」だと告白している。

スミスの父は子供の目の前で妻への暴力や暴言を繰り返しており、スミスは父に憤りながらも母に対して何もできなかったことをずっと罪悪感をもっていたいう。

面前DVは最近になって取り沙汰されるようになった用語だが「心の虐待」と呼ばれて、自分自身が直接暴力を受けるよりも児童の心と脳に甚大な被害をもたらすと言われている。

ビンタ騒動の裏には二大スターの重い“障害”が隠されていたようだ。

とはいえ、理由がなんであれスミスの暴力は許されない。しかし、それをジョークのネタにして、火に油を注ぐような“いじめ行為”をすることももってのほかだ。何でも「ジョークだ」の言葉で片づけようとする、米エンタメ界の深い闇を感じざるを得ない。

間違えれば逆効果。受験指導のプロが教える子どもの褒め方、叱り方の極意

子育てで必ずぶつかるのが「どうやって怒れば良いのか」という問題。怒りすぎてもダメだし、かといって褒めてばかりでも意味がありません。そこにはどんな正解があるのでしょうか?そこで今回は、メルマガ『成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」』の著者で受験指導のプロであるタイガー山中さんが、効果絶大の怒り方、褒め方をご紹介。子どもの“ある部分”がカギとなるようです。

叱り方、褒め方がうまくなると成績は上がる!?

こんにちは、タイガー山中です。

まもなく春休みも終わり、新学年、新学期がはじまります。クラス替えがあったり、新しい単元を習い始めたりで、バタバタする時期ですが、ペースを崩さないようにしっかりと見守っていきましょうね。

さて、今回は、親技初心者の方を対象にお話しようと思います。

テーマは、「叱り方」、「褒め方」について。

これまで何度も話をしていると思いますので、親技上級者の方は読んでもらう必要はありません。でも、最近このメルマガを読み始めたよ、という方にはぜひ知って欲しいことなので。

「叱り方」、「褒め方」は、奥が深いです。そして、上手くすれば、効果は絶大だということ(^_^)

『10の鉄則』第1章子供への接し方の最後に登場する「鉄則3」、親技にとって重要なテクニックです。でも、難しい。さじ加減を間違えると効果は半減どころか、マイナスになってしまう。

子どもに「もっと勉強しろ!」と注意したら、逆ギレされ、応戦してバトルになった。これは、叱り方のダメな例。

一生懸命褒めようとしたら、本人はしらけて逆効果だった。こっちは、褒め方のダメな例。

何がダメかというと、「抽象的」「感情的」だから。親技全般にもいえることですが、テクニックなわけですから、感情的ではいけません。目的を達成すべく冷静に、指摘する場合は、具体的に。これが基本です

えっ、難しいって?はい、難しいです。親子だからなおのこと難しいです。でも、効果は絶大なので、諦めないで欲しい。

私が生徒に指導するときは、冷静に叱り、褒めるようにします。プロ意識で対応することを自分自身に言い聞かせながら。ただ単に、感情的に叱れば、お互いにわだかまりができてしまいます。そうすると、成績は上がらなくなり、プロとしては失格です。

それならと、褒めれば成績が上がるのかといえば、そうでもない。生徒たち(子どもたち)は、小手先でどうこうできるはずないわけです。

「最悪の気分」母国を愛するロシア人たちを板挟みにさせたウクライナ侵攻

ロシアがウクライナに侵攻してから1カ月以上が経過しました。さまざまな協議が行われているものの、依然として停戦に向かう雰囲気はありません。そんなロシアに対して、母国を出て海外で暮らすロシア人たちは悲痛な思いを抱いているようです。そこで今回は、メルマガ『出たっきり邦人【北米・オセアニア編】』の中で、カナダ在住のミセス・サンシャインさんが、争いの渦中にいるロシアについて紹介しています。

カナダ・ブリティッシュコロンビア州【日付変更線の向こうから】17号 ロシアより愛を込めて

世界中に混乱と恐怖を巻き起こしたコロナ騒ぎもまだ落ち着かぬうちに、ロシアがとうとうウクライナに軍事侵攻を決行し、人類の負の歴史にまた一つ大きな足跡を残してしまいました。

ウクライナ侵攻が始まってから早1ヶ月が経ち、ウクライナの必死の抵抗やロシアへの国際的な圧力にも関わらず、私がこの記事を書いている3月末の時点では撤退どころか停戦の兆しさえ見えず、死者数は2万人を超えています。

第二次大戦下の日本やナチスドイツも、国際社会においては今のロシアのような状態だったのでしょう。その結末は悲惨なものでした。だからこそ、私たちは歴史に学ばなければなりません。え、軍事侵攻?戦争?いつの時代の話?ってならないと…。

が、プーチンや他の独裁者、欲深く好戦的な政治家達は自分勝手な愛国心と正義を掲げ、帝国主義に向かって暴走機関車のように驀進していくのですね。

突っ走ってる方は気持ちが良いかも知れませんが、暴走機関車に乗ってる乗客、つまり国民はたまったものではありませんよね。軍事侵攻によりロシアも大打撃。逆に国民にとってどんな利点があるのか、学の浅い私の脳みそでは想像がつきません。

そして多くのロシア人は、自分達の祖国が親類国とも呼べるウクライナに対して仕掛けた戦争を、恥ずかしく悲しい気持ちで見ています。

ウクライナ侵攻が始まって数日後のこと、用事があって久しぶりに友人に電話をしました。話し出すなり彼女は

「え、元気かって!?そんなわけないわよ~!最悪の気分!ロシアがあんなことするなんて、ホント有り得ない!バカよ、狂ってる!」

と興奮して話しだし、あ、そうだった彼女はロシア出身だったわ。と思い出しました。

カナダ人の夫との結婚を機にロシアから引っ越して来た彼女とは、私がウィスラーに来て以来ずっと、沢山の事を話し合える良い友人です。

思いやりと行動力があり頑張り屋の彼女は数年前にカウンセラーの資格を取り、そしてカナダの国籍も取得しました。彼女がまだロシア国籍だった頃に私が、「ロシアに里帰りとかする?」と聞いた時に

「うーーん、、まだちょっと怖いかな。何かあってカナダに戻って来れなかったりしたら怖いし」

とさらりと答えたことにゾッとしました。え、まだそんな感じなの?それともあなた、まさかスパイ(鍛えられた身体の金髪美女で数カ国語を話す彼女はまさにボンドガール)!?

でも国の政治体制はさておき、私は彼女や、これまでに会った数人のロシア人達との経験に関して言えば、嫌な思い出は残っていません。

後継者のいない“絶メシ”の味を記憶に残せ。消滅する地元の絶品店

店主が高齢で後継者もいない、けれど絶品を提供するお店…こんな店が今の日本には溢れています。今回、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、自身のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で地元住民に愛され続ける”絶メシ”のお店を紹介。長く愛されるには納得の理由がありました。

後継者がいなくとも、きょうも“絶メシ”食堂は開店する!

東京都三鷹市に、創業53年の町中華「杏苑」があります。店主79歳、妻80歳。「らーめん半チャーハンセット」が人気で、40年以上通う常連さんもいるほど、地元住民に愛され続けているお店です。

しかし、店主夫婦の高齢化により、いつまで存続できるかはわかりません。いわゆる、“絶メシ”なのです。

“絶メシ”とは、絶やしてしまうには惜し過ぎる、絶滅寸前の絶品グルメのことです。このお店も同様に、後継者はなく、絶滅する運命にあります。しかし、店主はお客さまに喜んでもらえる限りは続けていくと言います。

人気の秘密は、やはり味へのこだわり。特にラーメンは、手間ひまを掛けています。スープは、鶏ガラ、豚ガラ、豚足を使い、アク取りをしながら、3時間煮込んでいます。

味のベースは、昆布、かつお節、煮干しを煮込んだ、しょうゆダレ。チャーシューは、豚肩ロースと鶏もも肉の2種類を、味のベースと同じしょうゆダレで煮込んだもの。さらに、豚肩ロースは、火を止めてから1時間漬け置き、味を染み込ませています。

これは、町中華の作り方ではなく、ラーメン専門店のやり方です。ラーメンセットが人気No.1になるのも頷けます。

チャーハンにもひと手間掛けています。ラーメン用に作った2種類のチャーシューを小さく切り、さらに、かつお節としょうゆで濃く煮たものを使っています。

2種類の肉を使った上に、味を濃くすることで、チャーハンにパンチを出しているのです。他では見たことのない作り方です。

これほどの味を継ぐ者がいないというのは、実にもったいない。絶滅までに、ぜひ足を運んでもらいたいと思います。