太っていないから非公開?金正恩の「長男」は本当に存在するのか

北朝鮮の金正恩国務委員長に長男がいる!? そんな主張が英国メディアから提起され話題を呼んでいます。無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者は、そのニュースを細かく紹介しています。

金正恩の後継者は誰か

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長に長男がいるという主張が出された。英国メディアが元国家情報院要員の発言を引用して提起したのだ。

国情院が公式に「娘の周愛(ジュエ)が金正恩の有力な後継者」という立場を維持しているのとは違いがある。娘のジュエが過去の金正日(キム・ジョンイル)、金正恩(キム・ジョンウン)と違い、まだ後継者に確定したわけではないため、白頭血統(金日成の後継家族を指す言葉。韓国の人たちは鼻で笑っているが、、、)の後継構図をめぐる論議は続く見通しだ。

英デイリーメールは23日(現地時間)「金正恩の長男が『魅力的でない容貌』などを理由に公開されていない」と伝えた。息子がいるが、あまりにも痩せており、外見が金日成主席や金正恩に似ていないため、隠しているということだ。約20年間、対北朝鮮業務を担当してきた崔守勇(チェ・スヨン)元工作官の分析を引用した記事だ。

ベールに包まれた金正恩の息子問題は、韓国国情院の最優先関心事だ。国家情報院は2017年、国会情報委員会に「2010年生まれの長男と2013年初めを前後に生まれた次女、2017年2月生まれで性別が把握されていない三番目の娘がいる」と報告した。昨年3月、キム・ギュヒョン元国情院長も「具体的な物証はないが、諜報上に息子がいる」という趣旨で説明したと伝えられた。

これと関連して、北朝鮮分析官出身の人物は25日、「娘のキム・ジュエの本名も『ジュエ』と確認されたことはない」とし、「キム・ジョンウンの後継者をめぐる多様な情報が存在し、長男の後継可能性も当然ある」と述べた。しかし、彼は「諜報の事実関係が確認されておらず、国情院の認知有無もまた情報であるため公開できない事案」と線を引いた。

「JRタブー」とリニア新幹線の闇。川勝静岡知事「悪玉説」を流布するのは誰だ?日本最後のフィクサーと安倍の呪い

東京-大阪間を約1時間で結ぶ夢の超特急「リニア中央新幹線」。JR東海は当初、2027年の全線開通を目指したものの、“静岡県の妨害”によって工事が大幅に遅延したと報道されています。いきおい川勝平太県知事に批判の矛先が向かう昨今ですが、そんな中で「JR批判は御法度」なメディアの忖度体質を批判するのはメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』著者の伊東さんです。「JRタブー」と安倍晋三元首相、そして日本最後のフィクサーのただならぬ関係とは?

「日本最大のタブー」と化したリニア中央新幹線

リニア中央新幹線をめぐり、静岡県知事に対する“ヘイト”が後を絶たない。

ジャーナリストの小林一哉氏は、東洋経済オンラインで、「静岡リニア『川勝知事』JR東海にまたも無理難題」というタイトルの記事を掲載した(*1)。

あるいは、イトモス研究所所長の小倉健一氏は、ダイヤモンド・オンラインで、「『リニア妨害』川勝知事が議会で激ヅメ…過去に否定した“解決策”を今さら主張する自己矛盾」というタイトルで川藤知事を厳しく批判した(*2)。

しかしながら、このような静岡県知事への批判は的外れだ。

リニア中央新幹線計画では、まずはその経済的な見通しに疑問符が付く。さらに環境に対する影響も強く懸念されている。

そのリニア中央新幹線を強く推進してきのが、「日本最後のフィクサー」(*3)といわれる葛西敬之氏(元JR東海名誉会長・2022年死去)だ。

葛西は、安倍・菅政権時の「フィクサー」として政界に君臨、リニア実現のために財政投融資3兆円が注ぎ込まれることになった。

JRは、日本における“最恐最悪のタブー”と言える存在だ。あの天下の週刊文春でさえ手が出せない。前出の小林・小倉両氏のごとき“JRの手先”どもに、リニアは絶対に批判できないのはお分かりだろう。

隠蔽されつつあるリニア新幹線の大問題

もちろん、日本のマスゴミもリニア中央新幹線の批判などできない。そのリニアにはどのような問題が隠されているのか。

第一に、リニア新幹線は既存の東海道新幹線と競合する。東海道新幹線はJR東海にとって唯一といってもよいドル箱路線であるが、仮に新幹線からリニアへの乗り換えがあったとしても、その分、新幹線の利用客が減りかねない。

しかし、現在の見通しとしては輸送需要が将来的にも大きく拡大するとの激アマ試算を前提に、リニアも東海道新幹線も両方で採算が取れると見越している(*4)。

環境に対する懸念もある。リニア新幹線は高速を出すためにできるだけ直線で結ぶことを前提に、東京・名古屋間の87%が地下になり、南アルプスを貫通することになる。

しかし、すでに山梨県で完成している42キロのリニアの実験線では、山肌を貫くトンネル工事で地下水脈が分断されたことにより、予期しない場所での大量の出水や、生活用水や河川、沢の水涸れなど多くの問題が各地から報告されている(*5)。

ほとんど詐欺師の手口。いじめ被害者を泣かせる役人が跋扈する独裁都市「東京都小平市」の隠蔽工作

弊サイトでも既報の通り、もはや教育行政が崩壊していると言っても過言ではない東京都小平市。特に「いじめ問題」への対応は想像を絶するレベルにあるようです。今回のメルマガ『伝説の探偵』では、現役探偵で「いじめSOS 特定非営利活動法人ユース・ガーディアン」の代表も務める阿部泰尚(あべ・ひろたか)さんが、そんな小平の市長や市教委の呆れた姿勢を、同市のHPに掲載されている「公式のやり取り」で明らかにするとともに、心ある若手市議と教育長らとの市議会での質疑応答の様子を紹介。そのあまりの酷さから小平市を「独裁市国」とし、弱者を泣かせ続けてきた役人に責任を取らせるべきと強く批判しています。

【関連】教師が生徒に「殺してやろうか」いじめと体罰の街・東京都小平市が調査を拒んだ“脅迫と体罰地獄”

やる気がない上に市民の権利を侵害。小平市いじめ体罰隠蔽事件の悪質

前回、小平市の問題を取り上げ、まだ続きがあるとした。

【関連】教師が生徒に「殺してやろうか」いじめと体罰の街・東京都小平市が調査を拒んだ“脅迫と体罰地獄”(2月9日発行記事・2月14日まぐまぐNEWS掲載)

特に反響が大きかったところは、調査対象となっている小平市教育委員会が、いじめ第三者委員会の調査報告書の案を作るとしているところであった。

まあ、これでは泥棒が警察の捜査に口を出してその報告まで作るようなものだから、だれが読んでも二度読みしてもスッキリしないであろう。

しかし、市長はタウンミーティングで実際の被害保護者に対し公衆の面前で、こう答えているのだ。

市民
私の娘が2年前の小学校6年生でいじめられて、学校に行かなかった。半年後にいじめ重大事態となり法律に則った調査は始まったが、まだ終わっていない。そろそろ調査報告書が出る。でもその調査報告書は、第三者委員会が作るのではなく、教育委員会が原案を作ると言われた。それは私たちから見たら、第三者ではないという印象なのでそれを指摘したが受け入れていただけていない。教育と行政は分離なので、市長は関与しないと思うが、市長として第三者性を担保されていると思うかどうか伺う。

 

市長
第三者委員会が調査をしていると捉えている。まとめ役を事務局である教育委員会が担っても、問題はないと考えている。

 

市民
その事務局が調査対象となっている。透明性が担保できていない。納得できない。おかしいと思う。

これは、小平市のホームページも記載されている公式のやり取りである。

下記はその記録である。

令和5年度第2回市民と市長のタウンミーティング

 

更新日:2024年(令和6年)1月16日 作成部署:市民部 市民課

 

場所

喜平地域センター

 

日時

令和5年12月9日(土曜)午前10時30分から12時

 

参加者数

25人

● リンク:令和5年度第2回市民と市長のタウンミーティング

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何度も書くが、市教育委員会の対応も調査対象となっているのである。つまり調査対象者が調査報告書を作るということなのだ。

この記事の著者・阿部泰尚さんのメルマガ

「彼は降伏しなかった」プーチン打倒を誓ったナワリヌイ氏の妻

収監されていた北極圏の刑務所で16日に謎の急死を遂げ、その8日後にようやく遺体が母親に引き渡されたロシアの反政府活動家アレクセイ・ナワリヌイ氏。最愛の夫を亡くした妻のユリア・ナワリナヤさんは19日、SNSに動画を投稿し、ナワリヌイ氏の意思を引き継ぐ決意を語ったことが多くのメディアで伝えられました。今回のメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では28年のモスクワ在住歴を持つ国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、その内容を翻訳し誌面に掲載。プーチン大統領への「宣戦布告」とも言うべき声明のすべてを紹介しています。

【関連】政敵ナワリヌイ氏が獄死。それでもプーチン独裁が崩壊に向かう理由
【関連】獄死したプーチンの政敵ナワリヌイ氏をロシア人はどう思っているか?

故ナワリヌイの妻が、プーチンに宣戦布告

全世界のRPE読者の皆様、こんにちは!北野です。

皆さんご存知のように、2月16日、プーチン最大の政敵ナワリヌイが獄死しました。この件については、すでに二つ記事を出しています。まだの方は、こちらをご一読ください。

【関連】政敵ナワリヌイ氏が獄死。それでもプーチン独裁が崩壊に向かう理由
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この2番目の記事の中で、以下のようなことを書きました。

インターネット世代はどうでしょうか?こちらは、ナワリヌイ派と反ナワリヌイ派(=クレムリン)で、激しい情報戦が繰り広げられています。

 

クレムリンの「説」は、なんと「ナワリヌイの死は、【 西側 】に都合がいい」というものです。断言はしていませんが、暗に「西側の諜報機関がナワリヌイを殺したのだろう」と言っているのです。どういうロジックでしょうか?

 

クレムリンのロジックはこうです。

 

ナワリヌイが亡くなるまで、西側は追い詰められていた。なぜ?フォックスニュースの元看板キャスター・タッカーカールソンが2月6日、プーチンにインタビューした。それが公開され、プーチンの主張が全世界に広がってしまった。

 

「このままではプーチンの主張が拡散され、俺たち(西側)の主張のウソがばれてしまう!」と危機感をもった西側の支配者たちがナワリヌイを殺した?

 

その結果、世界中の注目がナワリヌイの死に集中し、カールソンのインタビューは忘れ去られた。かくして、西側の支配者は、目的を達成したと。

その時も書きましたが、この説の問題点は、「どうやって西側諜報機関が殺せるの?」という点です。

ナワリヌイは、ヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に収監されていました。どうやって、西シベリア、北極圏に位置するヤマロ・ネネツ自治管区の刑務所に収監されているナワリヌイを暗殺したのでしょうか?

そして、それ(西側諜報による暗殺)を許したとすれば、当局の責任者は、追及され、罰せられるはずです。ところが、当局責任者は、ナワリヌイ死亡直後、逆に昇進しているのです。

「時事」2月20日付。「ナワリヌイ氏担当が昇任=抑圧指揮、陣営は『殺害3日後』と反発─ロシア」

ロシアのプーチン大統領は19日付の大統領令で、法務省傘下にある連邦刑執行庁(FSIN)のボヤリネフ第1副長官を「大将」に昇任させた。独立系メディアは20日、ボヤリネフ氏が獄死した反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏に対する抑圧を陣頭指揮していたと報じた。

 

FSINは16日にナワリヌイ氏の死亡を発表した。同氏の陣営は20日、SNSで「殺害3日後」の昇任と反発。ボヤリネフ氏について「刑務所で拷問を直接監督し、依頼人(プーチン氏)から褒賞を与えられた」と非難した。

西側諜報による暗殺を許した責任者なら、昇進するはずがないでしょう?ですが、「プーチンからの指令を完遂してナワリヌイを葬った」ということなら、「ミッション完遂ご苦労!」いうことで昇進する可能性はあるでしょう。

ところで私は、クレムリンの意向に沿って、「西側がナワリヌイを殺した説を流布する人が日本でもでてくるだろう」と書いていました。そしたら、予想通りボチボチ出てきていますね。フェイク情報に踊らされないよう、ご注意ください。

吉岡里帆の「人生相談インスタ」に心配の声。セクシー田中さん事件が影響、ドラマ制作中止で「視聴率ワースト1位」汚名返上ならず…

「最近色んなことが起きすぎて眠れません」女優の吉岡里帆さん(31)による異例のインスタ投稿に心配の声が上がっています。吉岡さんは4月期の漫画原作新ドラマ『たーたん』(日本テレビ)に出演予定でしたが、セクシー田中さん事件の影響もあり制作中止に。吉岡さんとしては“連ドラで視聴率が獲れない女優”の汚名を返上する絶好のチャンスだっただけにショックも大きかったようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

吉岡里帆に“延焼” セクシー田中さん事件

日本テレビの4月期に放送を予定していた漫画原作ドラマが制作中止と公式発表され、テレビ関係者の間では波紋が大きく広がっています。

これは小学館『ビッグコミックオリジナル』で現在も連載中の『たーたん』を原作としたドラマで、少し前の『文春オンライン』には“「セクシー田中さん」チームが再タッグ制作~(中略)~放送中止や延期の可能性が浮上~《その裏で“原作ストーリー改変騒動》~(略)”と報道されてもいました。

関係者によれば『たーたん』の台本はすでに完成状態にあり、ロケハンも大方終了していたようです。

どこがどう“ねじれて”しまったのかはわかりませんが、キャストはもちろん、制作スタッフやこのドラマに関わる予定だった全ての人たちが被害を被ったわけです。

テレビ局のデリケートな問題で中止になってしまったこの出来事に、極めて珍しいと言っていいでしょう、キャストのひとりである吉岡里帆が突如、口を開きました

自らのインスタグラムに――

4月期ドラマ”たーたん”制作中止が発表されました。大事な決定だと思います。

今年に入って考えること沢山あります。
改革の時なんだなきっと。
兎に角目の前の仕事を一生懸命に…
環境に感謝して、人に物事に誠実に。

最近色んなことが起きすぎて眠れません。
こういう寝れない日ってどうされてますか?

宇多田さんの”何色でもない花”良い曲だな…

と綴ったのです。何やら意味深な気がしてしまうのは考え過ぎでしょうか。

役者が作品に入るため、肉体的にも精神的にも可能な限り準備するのは当然のことで…その無念さが伝わってくるような投稿だと思いました。

最後の“色んなこと”には他の理由もあるような気がするのですけれど…。

吉岡里帆と「3年前の悪夢」

吉岡が言葉を発したのには、3年前のあの“悪夢”が蘇ったから…とも私は勝手に推測しています。

それは2021年4月期の『レンアイ漫画家』。

これも講談社『モーニング』で連載されていた人気漫画が原作となったドラマでしたが、ドラマ化するにあたり原作者の了承のもと、主人公が吉岡演じる葬儀屋に勤める従業員から、民放連ドラ単独初主演となった鈴木亮平演じる漫画家に変更、再構築されていました。

共演者に眞栄田郷敦、片岡愛之助とテレビ関係者の間ではヒット間違いなし!とされていたのですが、『西郷どん』『テセウスの船』に出演してきた鈴木の何がいけなかったのか、視聴率は低迷を続け“木曜劇場”及びフジテレビスタッフの落胆ぶりはハンパありませんでした。

実は吉岡は、2018年7月期に主演した『健康で文化的な最低限度の生活』で“2018年ドラマ平均視聴率ワースト1位”という有難くないレッテルが付いた過去がありました。

それから3年弱、このドラマで、交際してきた男性はダメンズばかりの“夢無し、彼氏無し、仕事無し”アラサーを演じる吉岡にとっては復活の場…汚名返上に賭けたのですが…。

鈴木は『レンアイ漫画家』に続いて7月期に『TOKYO MER~走る緊急救命室~』に出演、御存じのようにこのドラマは映画化され、爆発的ヒットとなりました。

となれば、“木曜劇場”『レンアイ漫画家』のキャストの戦犯として吉岡に焦点が向けられるのは仕方のない流れだったのかもしれません。

なぜ吉岡里帆のドラマは低迷するのか?

CMや写真集等は評判が良いのに、なぜか連ドラの視聴率には恵まれない吉岡。

恐らく今度こそは!と新作に賭ける思いで準備し、臨んだドラマが中止とは…連ドラに対して吉岡がトラウマを抱えていなければいいのですが…。

昨年10月期の『時をかけるな、恋人たち』でも残念ながら低迷のまま、“視聴率の獲れない女優”の汚名返上とはいきませんでした。

2022年3月~5月にNHKBSプレミアムで放送された『しずかちゃんとパパ』なんかは、個人的にとても彼女に合っているドラマだと思うのですが、役者には“適役”とか“当たり役”に巡り合う“運”もとても大事だと言えるでしょう。

プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by : 吉岡里帆 エーチーム公式サイト

【ハーシー砲】お笑い賞レースやらせ疑惑、吉本所属の放送作家は否定も「証拠」続々…岩橋は革命家か異常者か?M-1松本人志も真っ青の勝者なき戦争へ

弊サイトでも既報の通り、X(旧Twitter)での数々の「暴露投稿」が問題視され、所属の吉本興業(以下 吉本)から無期限活動停止SNSの一切禁止他人のTikTokライブにコメントすることすら禁じられたにもかかわらずXへのポストを続け、21日に自ら吉本からの退所を選択したお笑いコンビプラスマイナスの岩橋良昌45)。コンビも解散し、今後はフリーで活動してゆくという。

吉本は翌22日、同日をもって岩橋とのマネジメント契約を解消した旨を同社の公式HPで発表した。

【関連】プラス・マイナス 岩橋良昌 契約解消のご報告

そんな岩橋が1月27日にX上で行った「とあるお笑いコンクール」に関する暴露が大きな話題となっている。

岩橋がポストした北河内新人お笑いコンクールの審査やらせ疑惑

岩橋が暴露したのは、出身地の大阪府交野市(かたの・し)で2020年から行われている北河内新人お笑いコンクールの審査やらせ疑惑。現在は削除されているが、岩橋はXにこう綴った(現在は削除されている)。

僕らがゲスト漫才と審査員をさせてもらっている地元交野で行われている北河内お笑いコンクール
主催の作家に事前に「この大会はよしもとが主催してるからよしもと以外の芸人は優勝させんといてな」といわれゲンナリ。
芸人をそして芸人の人生をなめている
エントリーして遠いところやってきて
一筋の光のきっかけを掴みにきてる若手芸人をどう思ってんの?
優勝できない事が確定してる中で優勝目指して頑張ってる芸人なんやおもてんの?
地元もけなされた気分です
そんな大会なくなってしまえばいい

この岩橋の告白に、ネット上には以下のような書き込みがあふれた。

《調べてみたら過去3回とも優勝は吉本芸人だしな》

《やっぱりっていう感想しかない》

《賞レースっていうのはそういう裏があるものなのか》

さらに岩橋は22日にこうもポスト。


ところで俺の地元交野の北河内お笑いコンクール今年もやるんか?
ヤラセやのに
あんな自然の素晴らしい地元交野汚さんとってな
交野の役人さーん!
交野のイメージ悪なりますよ~

「これに呼応する形で交野市の山本景市長(43)が翌日、『北河内お笑いコンクールはやらせで、他の審査員の点数が意味をなしていなかった』とXに投稿して、岩橋さんの援護に回ったんです」

と話すのは、40代の男性ネットメディア編集者だ。彼はこう続ける。

「さらに岩橋さんが市長の投稿に対して、『これらは全て極悪人、交野市出身の元芸人前田政ニによる権力です』と、北河内お笑いコンクールの企画とプロデュース、審査委員長も務める前田さんを名指しで批判するポストを投稿しまして、ついに前田さんが口を開くことになりました」

現在59歳の前田氏は、ダウンタウンの2人と同じ吉本総合芸能学院(NSC)1期生で、かつては「何人トリオ」の一員としてテレビでも活躍していた人物だ。

「さすがに黙っていられなかったのでしょう、彼らの“やらせ”告発に、メディアを通して全否定しています」(同前)

【関連】北河内お笑いコンクールはやらせ? 元プラマイ・岩橋“告発”から波紋 審査委員長は「全くない話」

さらに前田氏はXで、岩橋が告発したのは第1回、交野市長は第3回について告発しており、「二人共通の出来事でもありません」と指摘。しかしこれについては多くのネットユーザーから

《だからなんなんだ…》

《第2回だけはシロと言い張りたいのか》

《市長は大ウソつきってこと?》

等、到底納得がいかないという声が多数上がっている。

市議会で大きな争点となり徹底追求される可能性も

各種情報によれば、北河内新人お笑いコンクールは交野市商業連合会の主催で、交野市星のまち観光協会、交野市工業会、交野市農業生産連合会が共催者として名を連ね、交野市が後援という形となっている。つまりは交野市肝いりのイベントであり、市民の税金が投入されているため、同市議会で大きな争点となり徹底追求される可能性も否めない。最悪の場合には「市議会の会議録」という公文書として、「やらせ」「出来レース」が未来永劫残ってしまう可能性すらある。当コンクールに協力した吉本が「政治問題」を引き起こしてしまったと言っても過言ではないだろう。

上述したように岩橋の「援護」に回っている交野市長の山本氏だが、ネットメディアを主戦場にする50代の男性ライターは、市長の過去に注目する。

「山本市長は大阪維新の会所属の大阪府議会議員として府政に関わっていた際、女子中学生に不適切なLINEメッセージを送ったことを問題視され、追われるように維新を離党しています。さらにそのLINEトラブルをテリー伊藤さん(74)がラジオで取り上げ、山本さんに対して『キモい』と発言したときにはBPOに人権侵害を申し立てたのですが、それを維新の会の代表だった橋下徹さん(54)から『極めて稚拙な対応』と批判されています」

さらにこう続ける。

「もしかすると、維新の会と深い関係にあると言われている吉本さんに対しても、なにか“含むところ”があるのかもしれません。岩橋さんの契約解除に対して『納得できない』とXに書き込んでいましたが、そういった背景も加味すると理解しやすいかもしれませんね」

そう考えると、確かにまた別に見えてくるものもある。

かつてビートたけしが口にしていたM-1に対する苦言

今回露呈した北河内新人お笑いコンクールを巡る疑惑だが、性加害疑惑の渦中にある松本人志(60)が長きに渡り審査員を務めたM-1グランプリにもその目が向かいつつある。かつて在京キー局でバラエティ番組制作に携わった経験もある50代のテレビ関係者はこのように語る。

「数年前にビートたけしさんが、出演した番組でM-1について異議というか、苦言を呈したことがあったんです。これが業界関係者の間で結構な話題になりました」

いったいとのような発言内容だったのだろうか。

「予選の審査員に吉本さんの座付き作家が多すぎて、東京の芸人が予選で落とされてしまう、よほど力がない限り決勝に上がれない、というようなことを話されていましたね」(同前)

これには「よくぞ言ってくれた」「サンドウィッチマンが予選で何度も落ちてるのはそういうことか」といった声がネットに上がったという。

「たけしさんの指摘は岩橋さんが今回暴露した北河内のコンクールと同じ構造のような気もしてしまうんです。規模の大小こそあれ吉本さんがガッツリついていていますし。さらに言えば今回名指しされた前田さんもM-1の審査員を長い間務めていたと岩橋さんがポストしていましたし、それが真実ならばM-1の信頼度も揺らぎますよね」

M-1といえば昨年末、「ナイツ」の塙宣之(45)による「やらせドッキリ」が大炎上したが、M-1自体が「出来レース」だったとしたら、それは大きな社会問題になることは間違いない。

【関連】ナイツ塙が大炎上。若手芸人ミーナに「M-1決勝の進出枠を確約」ドッキリにSNSに溢れる「パワハラ」「審査員やめろ」の猛批判

岩橋は革命家なのか、それとも異常者なのか

X上を舞台に、さまざまなタブーをぶちまけ続ける岩橋。ネット上では岩橋を「革命家」とする声もある。

「これまで“絶対に逆らってはいけない”存在だった吉本さんを相手に回して、会社の屋台骨であるお笑いにおける“やらせ”を告発するのは、個人的にも“革命家”と呼んでいいと思っています」(前出のテレビ関係者)

その一方で「異常者」扱いする投稿も見られると、前出の男性ネットメディア編集者は言う。

「その根拠として、岩橋さんが『もうどうでもよくなってきた』『自分で破滅の道へ行っている気がして寝れぬ夜 俺はきっと間違っている』と、“自分自身は普通の状態ではない”といった内容をポストしていることを上げる声も聞かれます」

ゆえに、「異常者である岩橋の主張はデマであり、岩橋の発信する情報に耳を傾けるのは愚か者である」という反論は果たして正しいのだろうか。

北河内新人お笑いコンクールの審査やらせ疑惑を暴露した同じ日、岩橋は浜田雅功(60)の出演番組の多くを手掛ける制作会社社長のH氏による数々のパワハラを、Xへの連続ポストで告発。しかしこれが「異常者である岩橋によるデマ」であるならば、吉本及びH氏サイドは公式に否定すれば済む話ではなかったか。しかし彼らはその選択をせず、圧力をかけて投稿をすべて削除させた。

さらに岩橋は18日には『だれかtoなかい』(フジテレビ系)の公式Xをリポストし、「あ、俺をエアガンで撃った人だ」と投稿し、その後“犯人”は女優の真木よう子(41)だと暴露。これについては真木はSNSライブで常軌を逸した口調で否定し、岩橋について「重度の精神障害の方」との投稿をポストする。これは「異常者である岩橋の主張はデマ」という印象操作にほかならないのではないだろうか。

以上の点をもってしても、「異常者である岩橋の主張はデマであり、岩橋の発信する情報に耳を傾けるのは愚か者である」という反論めいたものは、ロジックとしてかなり弱いと言わざるを得ないのではないか。

月収200万円(岩橋のXへの投稿による)をなげうち巨大エンタメ企業と対峙する道を選んだ岩橋。「革命家」と言ってもあながち外れてはいないだろう。

【関連】吉本また判断ミス、プラマイ岩橋引退で「ハーシー砲」暴露祭り開始!新たな女衒芸人、浜田疑惑、M-1やらせ告発へ?巻き添え恐れ“岩橋詣で”も

「いびき」はクリニックで本当に改善される?人気コンサルに聞いてみた

寝言、いびき、歯ぎしりなど、寝ているときの自分の様子はなかなかわからないもの。人に指摘されて、初めて自覚するケースがほとんどではないでしょうか。今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、パートナーから「いびき」を指摘された読者からの相談に人気コンサルの永江さんが回答。自身の失敗談も交え、いびき対策グッズに飛びつくよりは、専門の医療機関で診てもらうことをオススメしています。

いびきはクリニック受診で改善される?

Question

shitumon

いつも楽しく拝見しております。いびきに関して質問です。パートナーにいびきを指摘されました。色々調べると太るといびきをかきやすくなる傾向らしいです。

痩せるのは実行するとして、他の改善法を調べていくと、よくいびき外来の広告と接触します。クリニックに行くといびきは軽減できると思いますか?よろしくお願いします。

永江さんからの回答

結論から言いますと、クリニックでいびきは軽減できると思います。耳鼻咽喉科や内科で睡眠検査を行っている専門の外来がありますので、お悩みであれば一度受診を検討してみたらどうかと思います。

いびきの原因は睡眠中に気道が狭くなって空気の通りが悪くなることですので、マウステープや気道を広げる薬である程度改善できるでしょう。ただし、上記LPのような会社は怪しくて信用できないので、きちんといびき外来のある近隣の医療機関を調べた方が良いと思います。

実はわたしも以前からいびき症状を自覚しています。いびきは大きく分けて「喉いびき」と「鼻いびき」の2種類あるのですが、わたしはこれまで喉いびきだったのが、先日五本木クリニックさんでフェイスリフトを受けてから鼻いびきに変わってしまいました。(口元の肉をギュッと釣り上げるので口が塞がるため)

わたしの場合、いびきは疲れた時やアルコールを飲んだ日の夜にかきやすいですね。対策として市販品もいくつか試しましたが、全く効果はありませんでした(就寝時にツボを押す指輪とかw)。

いびきは人によって症状と原因が異なりますので、一度専門の医療機関で相談してみることをおすすめします。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

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バイデン政権下でほぼ倍増。1千万人も増えた不法移民に見る米国の苦悩

弊サイトでもたびたびお伝えしてきた、アメリカで大きな社会問題となっている不法移民の大量流入。バイデン政権となってからその数は倍増、多くの国民が治安の悪化を身をもって感じていると言います。今回のメルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、ようやく日本でも報じられ始めた不法移民をめぐる問題をあらためて詳しく紹介しています。

【関連】溢れ返る不法移民たち。アメリカの大都市で進む深刻な「治安悪化」の原因は

バイデン政権下に増えた不法移民1,000万人の衝撃

米国大統領選の話題が多くなってきました。

日本のTV、新聞だけ見ていると、まだ共和党(トランプ)を支持する人の理由が分からないようです。

今回はあえて共和党を支持するFOXニュースの記事を見て見ましょう。

2024年2月20日の記事の抜粋要約です。

バイデン政権下で米国に入国した不法移民は720万人、その数は36州の人口を上回る

 

バイデン大統領の時代に国境を不法に通過した移民は730万人近くにのぼり、その数は36州の人口を上回り、米国のほぼすべての都市よりも多い。

 

この数字は米国税関・国境取締局(CBP)によるものである。

 

CBPのデータによれば、2021年にバイデンが大統領に就任してからの不法入国の総数は730万人である。これは米国36州の人口よりも多い。

 

バイデン大統領の下でアメリカに入国した不法移民の数を集めて都市を作ったとしたら、ニューヨークに次いでアメリカで2番目に大きな都市になるだろう。

 

そしてこの合計には、法執行を逃れた「逃亡者」として知られる推定180万人は含まれていない。

 

合計すると、バイデン政権下で1,000万人近い移民が米国に不法入国したことになる。

解説

バイデン政権の発足当時、米国にいる不法移民の数は推定1,100万人程度と言われていました。バイデン政権下でほぼ倍増した事になります。

不法移民に対する危機感が民主党からも出始めています。対してバイデン大統領も反論しています。

バイデン大統領は、国境危機を解決させると主張する新法を可決するよう議会に呼びかけた。

 

この合意には「緊急国境権限」が盛り込まれ、7日間の平均で移民が1日5,000人を超えた場合、タイトル42のような形で移民を追放することが義務づけられた。

 

また、亡命申請枠を制限し、亡命希望者に即座に労働許可を与え、国境での大幅な人員増と移民裁判官の増員に資金を提供する予定だった。

 

しかし下院共和党がこの法案を不採択とした。

 

彼らは、この法案は記録的な高水準の不法移民を常態化させるものであると主張している。

 

そしてバイデンは現在、トランプ政策を再実施し、国境を確保するために必要なすべての権限を持っていると主張した。

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追悼ダイソー創業者・矢野博丈さん。あの「ダイソー」をここまで大きくしたのは「危機感」

日本のみならず、海外にも進出し安定した人気を誇り続けている100円ショップのダイソー。その創業者である矢野博丈さんが先日80歳で亡くなりました。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、矢野さんの追悼記事として、彼のメッセージを紹介しています。

苦労は神様からのエール。追悼ダイソー創業者・矢野博丈さん

100円ショップの先駆けとして知られ、現在国内外に約5,200店舗、売上高は5,800億円を超える業界最大手「ダイソー」。同社をゼロから立ち上げ、今日の繁栄へと導いてきた矢野博丈さんが2024年2月12日にお亡くなりになりました。80歳でした。

弊誌『致知』では何度も対談をしていただくなど、多大なるご恩顧を賜りました。生前のご厚情に感謝を表し、最後の登場となった2024年1月号の連載「二十代をどう生きるか」より、後から来る世代への熱いメッセージをお届けします。

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<矢野>
私の20代は、恵まれたいという一心で必死にもがき続けた10年間でした。

運命の女神を恨み続ける日々でしたが、27歳の頃に参列したある結婚式で京都のお坊さんがこんな話をしていました。「好むと好まざるとに拘らず、これからお二人には艱難辛苦が押し寄せてきます。それを乗り越えたら、きっといい人生が送れるでしょう。人生に無駄なことは一つもありません」と。

その言葉を聞いた時、「何を馬鹿言うんだ。俺の人生無駄しかないじゃないか」と腹を立てましたが、帰りの電車でふと考えてみると、私は人一倍艱難辛苦を与えられたではないか。もしかすると運命の女神に見限られているのではなく、運がいいのかもしれない。そう思うようになってから、心の霧が晴れ始め、少しずついいことが起こるようになりました。

以上の話を踏まえ、20代を生きる方々にお伝えしたいのは、苦労ほど有り難い恵みはない、ということです。

幾多の苦労に見舞われるということは、もっと徳を積み、幸せになりなさいという神様からのエールなのです。困難に揉まれ、人間が鍛えられた先に、回り回って徳や運が味方につき、自ずと運命は拓けていくのだと実感します。

一方、恵まれることは不幸が訪れる序曲です。

戦後日本は高度経済成長で発展したものの、現在は経済成長率を2%に乗せることさえ容易ではありません。現状に甘んじた瞬間、国も会社も人も衰退の一途を辿ります。

ダイソーでは商品開発と仕入れに注力し、いまでは毎月1,200を超える新商品を手掛けるなど、お客さんを飽きさせないように絶えず工夫を凝らしてきました。常に危機感を持ち続けることが新たな知恵や挑戦に繋がり、思いがけない未来を形づくる糧になるのです。

恵まれない幸せ、恵まれる不幸せ──。これが、私の経験から伝えたい教訓です。

いま20代を生きる方々にはこの言葉を理解いただき、感謝・勤勉・誠実な姿勢であり続けてほしいと願っています。

(※本記事は月刊『致知』2024年1月号連載「二十代をどう生きるか」より一部抜粋・編集したものです)

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「味の民芸」をV字回復させた男は、どんな“調査”をおこなったのか?

過去の成功体験に固執し、時代の変化や顧客の欲求を重視しないお店が衰退していってしまう…多くの業界で「あるある」な状況ですが、今回の無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』では著者の浅井良一さんは、その事態を改善しV字回復を遂げた、二つのお店に関わったキーマンを紹介しています。

「味の民芸」を業績回復させた「和食・麺処サガミ」チェーン鎌田敏行の手腕

いつもそうなのですが、プロを自認する人々では過去の成功体験や作り手側の慣性と思い込みに固まり安く、顧客の欲求や時代の変化については無感覚となり遊離し、破綻へと追い込まれがちになります。意外ですが、長年暖簾を守っている老舗は革新的なところが多くあります。それは、商品・サービスに満足して対価を支払ってくれるのは顧客だということを熟知するからで、顧客と時代性を軸に考えて実行できるからです。

テレビ番組「カンブリア宮殿」で、破綻の一歩手前まで追い込まれて“マーケティング”に立ち戻ることで、V字回復させた「和食・麺処サガミ」のことが紹介されていました。それを行ったのは外部の伊藤忠商事から来た元商社マンでした。

またいつもそうなのですがを続けますが、大方の低迷させる事業家に共通するのは、生きたマネジメントの基本機能たる“マーケティング”の効力に無案内で、なすべきことを知らずして徒労を繰り返します。成すべきことの指針は“マーケティング”「顧客の欲求からスタート」することで、このことを知らないのでは端から勝負にもならないのです。

「和食・麺処サガミ」はファミリーレストランスタイルの和食店で、時代の波を受けて業容を拡大してきたのです。しかし、流行(はやり)が巡ると月並みとなり、飽きられるのです。そんな時にとった販促が、月並みを重ねる割引クーポン発行で50%引きまで行った2010年には、過去最大の29億円赤字となったのです。

そんな時期2011年に社長に就任したのが元商社マンの鎌田敏行さんで、現状を立て直そうと、常に現場に出向きヒントをつかもうとしたのです。ある日に思わぬ場面に出くわして「あれ」と思ったのです。お客が、定食のあまりのボリューム感に困惑し半分残したのです。担当に確認すると「満足してもらうには」という答えだったので、そこで「従業員全員の発想を変えていかなければいけない。」と気づいたのです。

「サガミの常識は世間の非常識」として、「時代のニーズに合った真の客目線の徹底」と大胆なメニュー改革を、そのために行ったのが「100万人アンケート」です。「料理は品数を増やし少しずつを」、「高くてもお値打ち感のある内容のものを」、「高齢者には座敷ではなく椅子席で」、これら多くのアンケートを吟味し「顧客の声」に沿って大幅な変革を実施したのです。

サガミの店の入り口には石臼があるのですが、お客の半数以上が“そば”を注文、「挽きたて」「打ち立て」「湯がきたて」で大評判。2013年には黒字達成し、コロナも乗り越えたのです。「大盛、ボリューム感で顧客の欲求を満足させよう」「割引クーポンで顧客の呼び戻しを」といった顧客視点を持たない発想は大誤算だったのでした。