会社が「即戦力ではなかった」と判断した社員の降格&減給は認められる?

会社で働く人は、それぞれに役割が与えられているでしょうし、「役職」が付いている人は、一般社員よりも成果が求められているはずです。では、社員が「成果」を上げられなかった際、会社は「降格」や「減給」の判断をしても良いものなのでしょうか?今回の無料メルマガ『「黒い会社を白くする!」ゼッピン労務管理』の著者で特定社会保険労務士の小林一石さんが、実際にあった裁判と結果について解説しています。

「新課長として力不足」で降格は認められるのか

「即戦力」という言葉がよく聞かれます。3月に日本中を歓喜させた野球でも、ドラフトのときに「即戦力ルーキー」などと言われることがありますね。

また、人事関連でも中途入社であれば今までの経験やスキルに期待して採用されるわけなので当然ながら「即戦力」が求められますし、役職者の社内異動の場合もおそらく同様でしょう。

ただ、とは言えそれが難しい場合もあります。

それについて裁判があります。

ある介護会社でM&Aで別会社と合併した後に新課長に任命された社員が、課長としての実績が出せなかったとして降格され、給与も大幅に減額されました。課長と言えば、当然ながら結果が求められる立場であるわけですが、この社員は

・営業目標を大幅に下回り、人事評価は最低の「E」であった
・課長会議では出席しても発言することが少なかった
・部下に対して、部下が満足できるような指摘やアドバイスをすることができなかっ

という状態でした。そこで会社はこの社員を異動させ降格・減給を行ったのです。これに納得がいかなかった社員が会社を訴え、裁判になりました。

では、この裁判はどうなったか。

会社が負けました。

その理由は以下の通りです。

・(この社員は)営業に配属されるまでは総務・労務管理系の業務が中心であり、営業業務にあまり慣れていなかった

・部下は営業経験が豊富な社員が多く、満足できるような指摘やアドバイスができなくても無理からぬところがある

・営業目標を大幅に下回ったことについて、そもそもその目標が達成困難であったことは会社も認めており、それにも関わらず、わずか1年の実績で適性を評価するのは酷である

・(この社員に)必要とされるのは、営業の管理職として部下を指導するに当たっての営業の経験であって、営業の現場で実績を上げる能力とは必ずしも一致しない

・給与の減額は約45%にもなり、不利益は極めて大きい

・以上により、降格・減給は無効である

いかがでしょうか?

日本は衰退し、消滅する。親が子に伝えるべき“真実”と「導くべき未来」

かつての栄光などもはや見る影もなく、凋落する一方の日本。そんな自国の現状と行く末を、子どもたちにどう伝えるべきなのでしょうか。今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では人気コンサルの永江さんが、読者からの質問に答える形でその「正答」をレクチャー。親が我が子に何を伝え、そしてどう導くかについて解説しています。

日本の現状を子どもにどう説明すべきか

Question

shitumon

いつもブログそしてメールマガジンをありがとうございます。世代間の不平等を小学6年生の子どもへどのように説明すればよいか悩んでおります。いつもブログ等で少子高齢化に伴う年金や健康保険の問題を拝見しておりますが、もし今小学生のお子さんがいらっしゃったらどのようにご説明されますか?(小学生には説明しないという選択肢もあるかと思います)

今の現状を知ってもらい、大人になっていく中で日本という国が成長していけるような選択ができるように育ってくれればと思っておりますが、逆に高齢者へ悪いイメージを持ったり、希望を失ったりしないかと危惧しております。もちろん子ども自身の捉え方ですので難しい部分はございますが、もし永江様が小学生へ語り掛けるならどのようにお話しされるかと思い質問いたしました。よろしくお願いいたします。

永江さんからの回答

いや、子どもにはちゃんと事実を伝えて「生き残るためには世界に出て生きていけるように頑張りなさい」と説明するべきだと思います。

日本は滅亡する・衰退するなどというと、強い日本を信じたいネトウヨから叩かれますが、日本が衰退し消滅に向かうのはもう揺るがない事実です。これまでの世界の歴史の中で人口が減少しながら発展した国はありません。

唯一ジョージアが人口減少と発展を並立したと紹介する人もいますが、ジョージアはロシアに侵略されて人口が減ったものの人口構成が若く、その後に発展したのであり、日本は少子高齢化により人口が自然減している状況です。年寄りばかり食べさせて人口と子供が減少している地方都市が発展するわけないのと同じように、日本が衰退していくことは必定です。都心部はまだマシですが、田舎は今後過疎化が急速に進むでしょう。すでに90歳以上の人口は3歳未満と同じなんですよ。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

ひき肉じゃない。家庭料理の常識を覆した「高級ジャンボコロッケ」はなぜ人気なのか?

コロッケといえばひき肉。そんな常識を打ち破り、多くの注目を集めるコロッケがあります。今回は、MBAホルダーで無料メルマガ『MBAが教える企業分析』の著者である青山烈士さんが その「高級ジャンボコロッケ」を販売するお店の戦術と戦略、そして先代から引き継いだ強い思いについても紹介しています。

新たなカテゴリー。お肉屋さんの高級ジャンボコロッケを分析する

今号は、お肉屋さんの高級ジャンボコロッケを分析します。

● 滋賀県にある精肉店の企業である「お肉のおかだ」が提供している『殿様級 贅沢の極コロッケ

コロッケが好き・肉好きな方をターゲットに、「先代から引き継いだ想い」に支えられた「近江牛を700円で食べられる」「驚きの食べ応え」等の強みで差別化しています。

コロッケといえば、ひき肉という常識を覆し、近江牛を巻き付けた肉巻きコロッケとして、多くの注目を集めています。

■分析のポイント

コロッケは家庭料理ですし、総菜売り場でも100円程度で売られているものですから、多くの方にとっては安価なものというイメージが定着してます。

ですので、コロッケ一つが700円は高いと思う方がほとんどだと思います。

しかし、そのコロッケにA5等級の近江牛スライス60グラムが入っていると聞けば、高いことににも納得はできそうです。

今回、取り上げた『殿様級 贅沢の極コロッケ』は、安価なコロッケとは競合するものではないと考えます。

その理由は、安価なコロッケは、いつもの食卓に並ぶものであり、『殿様級 贅沢の極コロッケ』は特別な時の食卓に並ぶものだからです。

ですので、普段の食事にコロッケを食べたいと思った時の選択肢として『殿様級 贅沢の極コロッケ』はあがりずらいでしょう。

何かのご褒美といった位置づけで食べられるもの、という方がしっくりきます。

多くの家庭にとって、「すき焼き」は特別な時の食卓に並ぶものだと思いますが、『殿様級 贅沢の極コロッケ』は、それに近い印象です。近江牛のさしが入った「すき焼き」用の肉が使われていますしね。

『殿様級 贅沢の極コロッケ』は、もはや、いままでのコロッケのイメージの枠を超えたものであり、コロッケの新たなカテゴリーと言えるかもしれません。

今後、『殿様級 贅沢の極コロッケ』がどのような存在となっていくのか注目していきます。

 

まずは「紙とペン」を用意します。年収1億を叶えた男がやったこと

前回の記事で、「不可能な夢を叶える方法」について語ったメルマガ『熱血日記』の著者で外資系金融機関で30年間の勤務経験を持つヒデキさん。今回は、願望を達成するための確率を上げる方法について紹介しています。願望達成の確率を上げる方法とは!?

願望達成の確率を上げる方法

マズローの5欲(食欲、睡眠欲、性欲、金欲、名誉欲)に端を発する人間の願望、欲望にはさまざまなものがあり、事業を起こしたい人、社会問題を解決したい人、家族を幸せにしたい人、サラリーマンを引退してFIREしたい人とさまざまですが、願望を実現できるかどうかはその人次第です。

必ず自分の願望を実現させるためにはどうするか?というこのテーマ、1回目では「どのような自分になりたいか」を念頭に置いて行動計画を作り、実践する大切さを話しました。

【関連】年収1億円の人も実践する、凡人がやらない「願望実現」の方法

2回目は、「願望達成の確率を上げる」方法についてお話します。

どんなビジネスであれ、「その世界で成功した人の方法をパクる」のが一番短距離で達成できる方法だということが分かります。

生命保険の営業の世界でもそうですし、インターネットでの物販の世界もそうです。事業を起こす際には、会社経営で成功した人から聞くのが一番の早道です。

関西で4つの会社を経営されて、年収1億円を超えている中野裕治さんが願望を達成できた理由は、自分より4つ年上の会社経営者のコーチについて学んだためだそうです。

難関国立大を出て、関西の一流企業に就職した中野氏が、両親の作った借金の返済に追われて、もらった給料の半分近くを返済に取られてしまったため、“経済的に裕福になりたい”と、コーチに弟子入りして願望実現のためのノウハウを学んだのです。

「自分の願望を紙に書きだし、机の前に貼ること。それを毎朝、寝る前に読み返して、頭の中に刷り込む。毎日、継続させることが大切」と教わり、その通りに“タワーマンションの最上階に住む”“ベンツの最高級車に乗る”と書いて貼っておいたそうです。

この記事の著者・ヒデキさんのメルマガ

USJをV字回復させた森岡毅の苦悩と、アイデアの神様との出会い

大阪にあるユニバーサル・スタジオ・ジャパン。いまや大人気となっているこの場所も、経営危機に瀕していた時期がありました。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、 そんなUSJをV字回復へと導いた森岡毅さんのインタビューを紹介しています。

「アイデアの神様に好かれる」秘訣

独自のマーケティング手法を武器に、経営危機に瀕していたUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)をV字回復へと導いた戦略家・マーケターの森岡毅さん。

数々の苦難を乗り越え、組織を再生させてきた森岡さんに、唯一無二のアイデアを生み出す秘訣を伺いました。

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森岡 「新しい企画がこの日までに思いつかなかったら会社が倒れる。そういう状況にいつも追い込まれていましたから、私はいつの間にか寝ても覚めてもアイデアを考えるようになっていました。

目を瞑るギリギリまで考えて目を開けた瞬間から考えていると、しまいには目を瞑っている間も考えるようになるんです。夢の中でうなされたことは何度もあります。ある時は、夜中に息苦しくて目を覚ましたら、口の中から出血していた。寝ている時に自分の舌を思いっ切り噛んでいたんです」

──それだけ追い詰められていた

森岡 「本当に必死の毎日でしたね。ただ、人間って不思議なもので、そうやって追い詰められて重圧がかかると、自分自身も意識していない遺伝子が目を覚まして、とんでもない能力が覚醒したり、アイデアの神様が降りてくることがあるんです」

──アイデアの神様が降りてくる

森岡 「2013年度を生き延びるアイデアを考えるため、来る日も来る日もパークをひたすら歩き回っていた時もそうでした。

ある夜、すごく鮮やかな夢を見たんです。それは昼間にパークで見た『ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド』というジェットコースターが逆再生されている映像でした。その瞬間、私はバッと跳ね起きて『これだっ!』と心の中で叫びながら、すぐさま枕元にあるノートに書き留めました。

こうして誕生したのが後ろ向きに走るジェットコースター『ハリウッド・ドリーム・ザ・ライド~バックドロップ~』です。これならば大きな投資をせずに、既存のレールを使って開発ができ、なおかつ新たな話題を集めることができると。当初、社内の大反対はあったものの、技術陣の献身的な努力によって2013年春にオープンすることができました」

──結果はいかがでしたか

森岡 「連日長蛇の列をなし、3月21日には最大9時間40分待ちという日本におけるアトラクションの待ち時間記録を更新し、2013年度の来場者数1,000万人の大きな牽引役となったのです。

ある問題について、地球上で最も必死に考えている人のところにアイデアの神様は降りてくる。これは私の実感ですね」

※ 本記事は月刊『致知』2014年6月号 特集「長の一念」より一部を抜粋・編集したものです

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小林よしのり氏が断罪。コロナ補助金詐欺の被害額を全て払うべき“恐怖を煽った奴ら”

新型コロナの感染症法上の位置付けが季節性インフルエンザと同等の5類に移行し、ようやく日常を取り戻した感のある日本社会。しかしあの病が蝕んだのは、人間の身体だけではなかったようです。今回のメルマガ『小林よしのりライジング』では『ゴーマニズム宣言』等の人気作品でお馴染みの漫画家・小林よしのりさんが、ワクチン接種や検査を巡る詐欺をはじめとする「コロナ禍から派生した諸問題」を総括。さらにワクチンによる被害に対する「自身の思うところ」を包み隠さず綴っています。

ワクチン過大請求詐欺事件だけじゃない。新型コロナ禍の後始末

ついに『愛子天皇論』が発売された。さあ大逆転の始まりだ。

この戦いは、勝つまで続ける。長期戦になるか、短期決戦となるかはまだわからないが、その戦いの途中経過についても今後、ここで書いていくことになるだろう。

だがその前に今回は、コロナ禍から派生した諸問題の後始末をしておきたい。

2日、東京都の福祉保健局は、新型コロナの無料PCR検査を行っていた588の事業者のうち11事業者が、検査数を水増しするなどの手口で、都の補助金を不正に申請していたと発表した。

不正申請の額は合計183億円に上り、そのうち16億7,000万円余りが交付されていた。

一部の事業者は不正を認めて返還に応じている一方、不正を認めていない事業者もあり、既に破産手続きをしている者もいるという。

ただし、国や地方公共団体からの補助金を不正受給した場合は、破産したからといって免責はされない。

破産法253条の規定により、個人が不正に受給した各種給付金・補助金などは、法的に自己破産しても、税金と同じで返還の支払義務が残り続ける。

個人の持続化給付金ならば、不正受給額プラス20%のペナルティに年3%の利率を加えて返還しなければならず、この義務は利息も含めて全額払い終わるまで、一生ついてくるのだ。

医療法人等が受給した場合は、破産手続をすれば法人が消滅するので、不正受給した補助金の返還義務も消滅する。

だが、法人の代表者や実質的経営者の責任が消滅するわけではない。破産によって返還できないという場合には、「計画倒産」の可能性や「隠し財産」の有無などが厳しく精査され、その結果によっては、詐欺破産罪等の罪に問われることになる。

都は警視庁に情報提供を行うとともに、今後も調査を進める方針で、都の担当者は「税金によってまかなわれる事業で不正があったことはゆゆしきことだ。徹底的に調査し、厳正に対処していく」と表明している。

大阪府では370の事業者に無料PCR検査を委託していたが、そのうち15事業者を抽出調査したところ、少なくとも7事業者に不正申請が発覚、不正申請額は約42億円に上るという。大阪府は残りの事業者も調査し、悪質事案は警察への告訴も検討するとしている。

さらに新型コロナワクチン接種では、近畿日本ツーリストが全国の自治体から請け負った事業で、過去3年間に最大で約16億円もの過大請求をしていた可能性があると発表。詐欺容疑で大阪市の支店長ら3人が逮捕されたが、これが個人の犯罪であるとは思えず、企業ぐるみの巨額詐欺事件に発展する可能性もある。

他にも新型コロナ絡みの補助金・給付金等の不正受給に関する報道は枚挙にいとまがなく、日本全国詐欺だらけという様相だが、これでも氷山の一角のはずだ。

そして、いくら法律的には「逃げ得」が許されないようになっているとはいえ、それでも現実的には、全額を回収するのはおそらく不可能だろう。

そうなったら、我々の税金が無駄に消えていくことになるのだが、それでいいのだろうか?

その損失は、本来、コロナを煽った奴らが埋めるべきであろう。マスコミの煽り魔どもが大衆の恐怖を煽り、PCR検査やワクチン接種を勧めまくり、とにかく非常時だから迅速に事業を進めなければならないということになって、性善説で杜撰な手続きによって補助金を出しまくったからこそ、こんなことになってしまったのだ。

その責任は全て、煽った者にある。全額、煽った奴らが払え!!

この記事の著者・小林よしのりさんのメルマガ

毎年200人以上の異常事態。なぜ「日本の19歳」は自殺を選択してしまうのか?

統計開始以来最多の514名を記録し、社会に大きな衝撃を与えた小中高生の昨年の自殺者数。しかし我が国においては、19歳で自死を選んだ人数が多い年で300人を超えているという事実をご存知でしょうか。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、20歳未満の自殺者数の中で19歳のそれがどれだけ突出しているかをデータを用いて解説。さらにその理由を考察するとともに、岸田政権が倒れない限り状況はさらに悪化するとの悲観的な見方を記しています。

昨年だけで282人。政府に見棄てられ自死を選ぶ日本の19歳

ちょっと前の話題になりますが、今年4月、厚生労働省は警察庁がまとめた昨年2022年の1年間の自殺者数を発表しました。全国の1年間の自殺者は2万1,881人で、前年から874人の増加でしたが、何よりも各メディアが大きく報じたのは、「小中高生の自殺者が514人と初めて500人を突破し、統計を取り始めた1980年以降で最多となった」という内容でした。

でも、あたしはその記事を読み、「え?」と思いました。何故なら、あたしは日本の自殺者数を10年以上にわたって調べて来たからです。日本は住みやすい国のはずなのに、日本の自殺者の10万人当たりの割合は、G7の中でワースト1位なのです。それで、「どうして日本は自殺者が多いんだろう?」と思い、ずっと調べて来たのですが、日本の未成年者の自殺者数は、10年前から500人を突破していて、昨年2022年は796人も自殺しているからです。

それで、よくよく記事を読んでみたら、この「514人」というのは「小中高生の自殺者」、つまり「18歳以下」で、あたしの「796人」というのは「未成年者の自殺者」、つまり「19歳以下」だったのです。だから、「796人-514人=282人」は、19歳の若者たちの自殺者の数ということになります。

まずは、警察庁がまとめた過去10年の「全国の自殺者数」と、そのうちの「19歳以下の自殺者数」を見てください。左の大きい人数が全国の自殺者数で、右の百桁の人数が19歳以下の自殺者数です。

2013年 27,283人 545人
2014年 25,427人 536人
2015年 24,025人 553人
2016年 21,897人 519人
2017年 21,321人 567人
2018年 20,840人 599人
2019年 20,169人 659人
2020年 21,081人 777人
2021年 21,007人 749人
2022年 21,881人 796人

このデータを見れば分かるように、19歳以下の自殺者は10年前から500人を突破しています。そして、全体の自殺者数は減少傾向から横ばいなのに、19歳以下の自殺者は増え続けているのです。

でも、4月の報道では、「小中高生の自殺者が514人と初めて500人を突破し、統計を取り始めた1980年以降で最多となった」とのこと。それで、あたしは「19歳の自殺者」の多さに気づいたのです。で、今度は「19歳以下の自殺者数」と「小中高生の自殺者数」の推移を見てみましょう。こちらは信頼できるデータが過去7年分しか手元にないので、2016年以降になります。左の大きい人数が「19歳以下」、真ん中の人数が「小中高生」、一番右の小さい人数が、その差である「19歳の自殺者数」になります。

2016年 519人 289人 230人
2017年 567人 315人 252人
2018年 599人 333人 266人
2019年 659人 339人 320人
2020年 777人 499人 278人
2021年 749人 473人 276人
2022年 796人 514人 282人

次は、小学生、中学生、高校生の自殺者数の内わけを見てみましょう。左から、小学生、中学生、高校生です。

2016年 12人 81人 196人
2017年   9人  100人   206人
2018年   6人  109人   218人
2019年   6人  96人   237人
2020年  14人  146人   339人
2021年  11人  148人   314人
2022年  17人  143人   354人

こうして見てみると、小学生より中学生、中学生より高校生のほうが多いことが明確に分かりますし、高校生の自殺者の多さに驚きます。しかし、これは高校1年生から3年生までの自殺者の総数なのです。16歳だけ、17歳だけ、18歳だけを集計すれば、約3分の1の100人強になるでしょう。

この記事の著者・きっこさんのメルマガ

元お天気お姉さんが伝授。真夏前から始めるべき「汗をかく練習」

昨年夏に猛烈な熱波に襲われ、多くの人が命を落とした欧州。しかしもはやこのような気象状態は、「異常」ではなくなってしまったようです。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では、健康社会学者で気象予報士として「ニュースステーション」でお天気お姉さんも務められた河合薫さんが、「欧州において酷暑が日常化した」とする公的機関の報告を紹介。さらにその状況は日本も例外ではないとした上で、熱中症予防のためこの時期から始めるべき「汗をかく練習」の具体的な方法をレクチャーしています。

プロフィール河合薫かわいかおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

異常が普通になる日。世界は、深刻な酷暑が日常化するフェーズに突入した

今回は“元日本一のお天気ねーさん”として、夏の暑さについて取り上げます。

19日、世界気象機関(WMO)とEUの科学者チームが報告書を公表し、2023年の欧州の夏がこれまでで最も暑く、今後も同じ、あるいはそれ以上の酷暑が頻発する恐れがあると警告しました。

つまり、昨年の記録的な暑さはもはや異常気象ではなく、深刻な暑さが日常化するフェーズに突入したと断定したのです。

欧州は地球の大陸で最も急速に温暖化が進行していて、1980年代以降の気温上昇ペースは世界平均の約2倍に達していることがわかりました。また、昨年は地中海やバルト海、黒海の一部で深刻かつ極端な海洋熱波が発生。アルプス氷河の融解も過去最大規模に達しました。

さらに、今年はエルニーニョ現象が発生しているため、極端な天候になる可能性もあると指摘。とにもかくにも「酷暑に備えろ!CO2削減を徹底しろ!」と警鐘を鳴らしたのです。

先日はロシア極東のシベリア各地で史上最高気温の記録が更新され、バエボでは39.6度を記録するなど、「史上最悪の熱波」に見舞われました。

日本も例外ではありません。気象庁が20日に発表した3ヶ月予報によると、西日本や東日本では気温が高くなり危険な暑さが予想されています。

夏の猛暑をもたらす太平洋高気圧が例年以上に日本の南へ張り出すため、特に西日本や沖縄、奄美は50%以上の高確率で猛暑が予測されています。西日本や東日本では降水量も多くなるとみられ、雨による災害にも警戒が必要と呼びかけました。

おそらくお天気に詳しい方は「え?なんで猛暑?エルニーニョ現象が起きたときって冷夏なのでは?」と思われるかもしれません。

確かに、今年はエルニーニョ現象が発生していますし、一般的にエルニーニョになると冷夏になる確率は高まります。ところが今年はインド洋で「ダイポールモード現象」が発生しているのです。

ダイポールモード現象とは、東インド洋熱帯域の海面水温が平年よりも低くなり、西インド洋熱帯域の海面水温が平年よりも暖かくなる現象のこと。これは1999年に山形俊男教授(当時)が、94年夏の日本の猛暑の原因を探る過程で発見しました。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

アップルが“真っ当な”異議。なぜ今「アプリストア開放」を義務づけるのか?

iPhoneにアプリをインストールするにはアップルが運営するApp Storeを経由する必要があります。独占的なアプリ配信サービスの現状を問題視した政府のデジタル市場競争本部が、第3者へのアプリストア開放を義務づける動きを見せ、アップル側は異議を申し立てました。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』で、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんは、Androidのデータからも、アプリストアを開放させる意義はほとんどないと指摘。政府や役人の「お手柄」のために、安全性を犠牲にするなと訴えています。

政府のアプリストア開放義務づけにアップル「異議申し上げる」──新規参入には経済合理性薄く、法整備も「形骸化」か

政府のデジタル市場競争本部は6月16日、「モバイル・エコシステムに関する競争報告書(案)」を公表した。「アプリの決済手数料が高い」ということから、外部のアプリ配信ストアをiPhoneに設置できるように求めたものだ。

しかし、iPhoneに向けたアプリはアップルが審査をしており、安全性が確保されている。外部の配信ストアからアプリが流通するとなれば、ユーザーの個人情報やプライバシーが脅かされる危険性がある。デジタル市場競争本部から出された報告書(案)に対して、アップルが声明を発表している。

「Appleは、事業を展開するすべての市場においてイノベーション、雇用創出、そして競争を生み出すエンジンであることを誇りに思っています。日本だけでも、iOSのアプリ経済圏は約100万人の雇用を支え、大小さまざまなアプリ開発者が世界中のユーザーに到達できることを可能にしています。

 

私たちは、この度の報告書に記載された多くの提言に謹んで異議を申し上げます。これらの提言は、ユーザーのプライバシーとセキュリティを保護し、すべてのアプリ開発者のための健全なエコシステムをサポートするAppleの持てる力を危険にさらすことになります。私たちはこうした懸念に取り組むため、日本政府と建設的な話し合いを続けてまいります」

外部のアプリ配信ストアが参入することで、本当に競争など起きるのか。実はわかりやすいデータが同じ報告書内に載っている。第3者でもアプリ配信ストアを運営できるAndroidでは、Google Playがダウンロード数で97.4%という圧倒的なシェアを誇っている一方で、Amazon AppStoreが1.2%、Galaxy Storeが0.4%、HUAWEI AppGalleryが0.8%しかないのだ。

端末メーカーが自社ユーザーのためにアプリ配信ストアを作ったとしても、ほとんどのユーザーがGoogle Playしか使っていない。なぜ、こんなわかりやすいデータがあるにもかかわらず、デジタル市場競争本部は「外部配信ストアがあれば競争が促進され、手数料の引き下げや安全性が向上する」なんて、夢を見ているのだろうか。

アプリ配信ストアを運営するにはアプリの審査などのコストが当然かかってくる。収益性の面からみて、どう考えても外部配信ストアを運営したところで儲かるとは思えない。そもそも、新しいアプリなんて、そんなにダウンロードされなくなっているのに、いまさらアプリ配信ストアに新規参入するメリットなんてないだろう。今の段階で、法整備が形骸化する悲しい未来が見えている。

政府としては「アップルに対して規制をかけてやった」という手柄さえ取れればいいのかもしれない。法整備ができさえすれば、あとは外部配信ストアができようができまいが、お構いなし。政府や役人の手柄、名誉、昇進のためだけに、国民のiPhoneが危険にさらされるなんて、勘弁して欲しい。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

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広末涼子は朝ドラ再登場も鳥羽周作氏を「きょうの料理」から降板させた、“天下のNHK”への不快感

『文春オンライン』でW不倫疑惑を報じられ、その後、お相手とともに不倫を認めた女優の広末涼子。夫のキャンドル・ジュン氏が独自の会見で「育児放棄はなかった」と擁護するも、CMが次々と削除され、巨額の違約金が報じられるなど、今後の芸能活動に暗雲が垂れ込めているようです。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、そんな広末を朝ドラ『らんまん』に再出演させると発表しながら、W不倫相手の鳥羽周作氏を「きょうの料理」から降板させたNHKの判断に疑問を呈しています。

広末涼子『らんまん』再登場で思い出す、NHK朝ドラ前代未聞の出来事

広末涼子の儚げな姿の再登場を『NHK』は決断したようです。

最初、芸能マスコミに流れたのは“『らんまん』再出演”のニュースでした。

オンエア初週で病死してしまった主人公の母を惜しむ声が多く聞かれ、よっぽど視聴者に受け入れられたのだろうと思っていました。

ところが…所属事務所が無期限の謹慎処分を言い渡すスキャンダルが発覚、もう収録済みだったという“再登場”シーンのお蔵入り…もしくは撮り直しが囁かれていました。

それでも『NHK』は“今後の展開に重要なシーンであり撮り直しが不可能”を理由に、カット無しでのオンエアを決めたのです。

視聴者の感情をさらに複雑にさせているのが、『きょうの料理』から鳥羽周作氏の降板が伝えられたことでした。

報道された頃には既に同番組HPの講師リストから鳥羽氏の名前は削除されていたそうです。

『NHK』は不倫というスキャンダルを起こした芸能人、文化人は、ドラマ出演はOKだが実用番組はNGだという判断を下した…ということになります。

私個人から言わせれば、朝ドラも料理番組も、主婦や高齢者が圧倒的に多い視聴者層で、不快感は同じようにも感じてしまうのですが…。

意外だった『カーネーション』尾野真千子の降板理由

広末の朝ドラに関するニュースに、私が思い出したのは今から12年前の『カーネーション』でした。

尾野真千子の出生作です。

同朝ドラで2000人弱のオーディションを勝ち抜いてきた尾野の演技は高く評価されていました。

視聴率は25%を超える日もあり、ファッション・デザイナーのコシノ3姉妹を育て上げた母親の物語は比較的評判のいい朝ドラに仕上がっていたものです。

ところがドラマの後半、突如主演が夏木マリに代わっていたことには本当に驚きました。

当然取材に動いた私の耳に入って来たのは、局に寄せられた視聴者からの声でした。

「芝居が上手なのはいいけれど、爽やかな朝から品の無い罵声や舌打ちは聞きたくない」

こんな声が苦情として寄せられていたのです。

3姉妹を演じた女優たちと同じ年代の尾野が、いくら頑張って老け役を作っても母親には見えないという理由もありましたが、関西出身の尾野の見事な岸和田弁がリアル過ぎて降板させられたという前代未聞の理由だったのです。

言葉だけだと“朝の連続テレビ小説を途中で降板した”女優となってしまいますから、他に原因もあるのかもわかりませんが、尾野にとっては明らかな“黒歴史”になってしまったわけです。

さらに『カーネーション』は、放送終了から2年後にBSプレミアムで再放送が予定されていたのですが、大河ドラマに出演した経験もある出演役者の不祥事が発覚、オンエアは急遽別の朝ドラに差し替えられることになったのです。