自由なき日本のSNS。中国以上の“言論弾圧”報じない日本のTV局

習近平政権の厳しすぎるゼロコロナ政策に対して、大きなリスクも顧みずについに声を上げた中国市民。一方日本人はと言えば、政府に唯々諾々と従い自らの権利を進んで手放しているようにすら感じられます。このような状況を嘆くのは、現役医師の和田秀樹さん。和田さんはメルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』で今回、中国当局による弾圧を厳しく非難しながら自国のそれをまったく報じない日本のマスコミへの違和感を記すともに、弾圧されても黙っているだけの日本人に対する率直な気持ちを綴っています。

この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ

 

自由を求める中国人と脳が自由を求めない日本人

中国人たちが習近平のゼロコロナ政策に対して動き始めた。

かなり堂々とデモなどをしているようだ。

この背景にユーチューブにせよ、ツィッターにせよ、いくら政府がブロックしても、それを解除するソフトがあるから見られてしまうということもあるようだ。

情報統制が今の時代難しいということをコメンテーターはしたり顔でいう。

確かにもとのサイトが削除されていなければ、それを見ることは技術的にそんなに難しいことではないだろう。

しかし、もとのサイトが削除されている場合はそうはいかない。

イーロンマスクはトランプのアカウントを含め、復活の方針を明示した。

しかし、日本では、コロナがただの風邪どころか、インフルエンザ並みと言っても、ユーチューブのアカウントは消されるし、ワクチンの危険を訴えても消されてしまう。

そして、チャンネルがみられなくなってしまうから、和田秀樹チャンネルにしても、『ヒデキとモリヨのお悩み相談』にしても和田秀樹チャンネル2なり、『ヒデキとモリヨのお悩み相談 2』を作って、どうにか更新を続けている。

そしてコロナやワクチンの話が出るときは、かなりぼかした表現にしないといけない。

そういう言論弾圧を日本のテレビ局はどこも報じない。

中国の言論弾圧ならめちゃくちゃに非難するのに、国内の弾圧を何も問題にしないということはどういうことなのだろうか?

ただ、それ以上に、日本人は自由を弾圧されても黙っているだけというほうが恐ろしい。

中国人にしても、確かに死刑にはされないことはわかっているだろうが(旧統一教会に洗脳された右翼の連中は死刑もあると言っているが、それがないことが今回の暴動で証明されたと私は考える)、それにしても社会的地位を失うことも含めて、かなりのリスクをとっている。

日本人はちょっと白い目で見られるくらいでノーリスクなのに、自由を返せとは言わない。いまだにみんなが当たり前のようにマスクをして、宴会禁止を喜んで受け入れる。

自分がどんな国に生まれたのかと情けなくなる。

この記事の著者・和田秀樹さんのメルマガ

 

病院関係者はなぜ人間ドックの結果に一喜一憂しないのか?

健康にいいと言われているものを、好きでもないのに摂り続けて長生きをする─。それもひとつの健康法だと思いますが、今回のメルマガ『1分間書評!『一日一冊:人生の智恵』』が紹介しているのは、人生を楽しみながら健康に少し気を使っていこうと気を軽くさせてくれる一冊です。

【一日一冊】健康マニア、何が楽しい 体にいいことばかりやってて疲れない?

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健康マニア、何が楽しい 体にいいことばかりやってて疲れない?

新見正則 著/集英社

人生は楽しんだ人の勝ち、楽しめなかった人が負けと教えてくれる一冊です。体に悪いといわれているものでも、おいしければ食べればいい、タバコも吸いたければマイナス効果を納得していれば吸えばいいのです。

最近、渡辺徹が亡くなりましたが、好きなものを食って糖尿病となり、61歳で亡くなりました。本人からすれば、やりたいことをやり切った良い人生だったのかもしれないのです。

タバコが体に悪いのは当たり前ですが、清涼飲料水も砂糖が大量に入っています。アルコールも飲めば飲むほど体に悪いことは、間違いないのです。著者は冬山登山と同じで、リスクを承知で楽しむなら飲めばいいということです。

目指すのは長生きするではなく、…死ぬまで現役で、毎日を楽しむこと(p27)

医療業界の内輪話がおもしろい。

例えば血圧を下げても、健康状態はあまり変わらないとしつつ、そうしたデータは医療業界の誰も得しないので広まらないという。年をとれば、血圧が上がるのは当たり前なのです。

中国「反ゼロコロナ」デモが「天安門事件の再現」にはならないワケ

終わりの見えないゼロコロナ政策に中国の市民がついに声をあげ、若者たちを中心に各地で白紙を掲げるデモを敢行。そこに江沢民氏の死去が重なり、日本のメディアからは「天安門事件の再現」を危惧する声もあがりました。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、多くの中国関連書を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さんが、すぐに「天安門事件」を引き合いに出すメディアに半ば呆れ、1989年当時との情勢の違いを解説。江沢民氏については「反日教育」を推進した人物として批判してきたメディアの中にも持ち上げる言説が溢れたことに驚き、その意図を推察しています。

この記事の著者・富坂聰さんのメルマガ

江沢民の死去と反「ゼロコロナ」デモが簡単には天安門事件と結びつかない理由

今週は多くのメディアが反「ゼロコロナ」デモを大きく報じた。抗議デモは映像を見る限り若者が中心で、かつA4サイズの白紙を手に持つ、概して静かなスタイルが斬新だったこともあり、世界のメディアが敏感に反応した。

メディアのなかには、抗議活動が全国50都市までに広がったと報じたところもあった。また、上海のデモ隊のなかには「習近平辞めろ」、「共産党退陣」と叫ぶ者もあり、日本では早速、「天安門事件の再現か」と騒めく声が広がった。だが、本当にそうだろうか。

1989年に起きた第二次天安門事件(=以下、天安門事件)は、大多数の国民が敬愛する胡耀邦元総書記が無念の死を遂げたことがベースにあった。胡耀邦がなぜ「無念の死」であったかといえば、それは1986年末の学生デモに厳しく対処しなかったことを咎められ、道半ばで失脚したからだ。

このデモは胡耀邦を応援するために学生が仕掛けたデモであったが結果として胡耀邦を追い詰めてしまった。学生たちの心には、それが澱のように溜まっていて、どこかで挽回したいという強い思いもあったのだ。

86年のデモは、私自身も北京大学の学生であり通信社でアルバイトもしていたので感覚は共有できる。当時の学生は党中央のなかで路線・方針をめぐる対立があることをよく知っていたし、後にノーベル平和賞を受賞する劉暁波のような言論人が、大学を訪れては中国が民主化する「バラ色の未来」を熱く語り、学生たちから熱狂的に支持されていた。低迷する社会主義に対し、西側社会は経済でも政治制度でも圧倒的な輝きを放っていた時代であった。

習近平指導部が進める「動的ゼロコロナ政策=ゼロコロナ」に対する不満が大きな伝播力と共感力を備えていることは間違いない。しかし、それが政治的な広がりへと昇華するためには、いろんな条件が欠けていると言わざるを得ない。天安門事件が起きたころ、中国にとってアメリカや日本は憧れの国で、かつフレンドリーな印象を人々に与えていた。

この記事の著者・富坂聰さんのメルマガ

リモート勤務で激減したスーツの売上。救世主になるのは「ブレザー」か?

日本のビジネスマンの定番、スーツ。通勤電車ではほとんどの人がスーツを着ていると思います。しかし、コロナ禍でリモート勤務が推進されたためスーツを着る機会も少なくなり、新調することも以前ほどではなくなりました。メルマガ『j-fashion journal』の著者でファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さんは、そんなメンズファッション業界を救う鍵は「ブレザー」であるとして、その理由を語っています。

この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ

コロナ禍のリモート一般化でスーツ売り上げ激減。日本のメンズファッションを変えるのは「ブレザー」しかない

1.ジャケット着用はフォーマル

日本のメンズファッションはスーツ偏重です。アメリカ人もヨーロッパ人も日本人ほどスーツを着ていません。多くのビジネスマンは、上下別素材の「ジャケット+パンツ」のスタイルです。スーツを着用するのは、金融業界、法曹業界等の一部に過ぎません。

日本人にとって、スーツはフォーマルウェアではなく、ビジネスユニフォームです。ある意味で、学生服の社会人版といえます。ユニフォームなので、とにかくスーツを着ればいい。それが似合っているかどうかは関係ないし、社会的ステイタスを表現する服という意識もありません。

従って、季節の変化に合わせてユニフォームを変えているだけです。ファッションという意識がないので、トレンドの変化、色や素材の変化を楽しむこともないのです。単なるユニフォームという意識なので、スーツの上にカジュアルなコートやダウンジャケットも平気で合わせます。

本来、スーツはドレスアップであり、フォーマルなスタイリングです。

欧米のビジネスウェアの中心は、既に「シャツ+パンツ」になっています。ネクタイを締めていれば完璧で、ネクタイなしでもドレスシャツを着ていれば問題ありません。

衿のついていないTシャツやフード付きのパーカー等は、さすがにカジュアル過ぎますが、IT系の企業ではOKです。

世界的に見ると、ジャケットを着用すること自体がフォーマルです。欧米の有名ホテルや有名レストラン等のドレスコードの厳しい場所でも多くはジャケット着用で通用します。スーツ以外は認めないというのは、相当に保守的かつフォーマルなシーン以外には考えられません。

この記事の著者・坂口昌章さんのメルマガ

テラハ問題で木村花さん母が提訴、フジテレビの「犯罪」はなぜ揉み消されたのか?傲慢ヤラセ体質に批判殺到

2020年に自殺したプロレスラー木村花さんの母親の響子さんが6日、花さんの死因を作った恋愛リアリティ番組「テラスハウス」を制作したフジテレビや制作会社を相手取り、約1億4200万円の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。響子さんは、花さんが亡くなってから、花さんの名誉回復のための活動を続けており、SNSで誹謗中傷を行った加害者をめぐる訴訟や、誹謗中傷を根絶する活動に尽力してきた。花さんが亡くなった当初から現在まで、フジテレビの制作姿勢に多くの批判が集まっている。

問題になった「テラハ」は、フジテレビの“お家芸”番組

「テラスハウス」通称「テラハ」は、2012年からスタートした「台本なし」を謳う、シェアハウスに同居する男女7人の恋をめぐる「恋愛リアリティショー」。

ラブワゴンに乗って旅する男女の恋愛模様を描いた「あいのり」の系譜に位置する、いわばフジテレビの「お家芸」的番組だ。

花さんが出演していた「TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020」は、NetflixやFODでも先行配信され、YouTubeの専門チャンネルでも番宣のための追加映像が配信されていた。

問題となったのは、花さんのリングコスチュームを同居人の小林快さんが誤って乾燥機にかけてしまったこと。これに激怒した花さんが、快さんの被っていたキャップをはたき、その後、同居人のいる前で、同じく同居人ビビさんの制止も聞かず快さんを罵った態度が、ネットによる「炎上騒ぎ」のきっかけとなった。

後日、快さんは「週刊文春」の取材で、花さんが激怒したのも制作側からの指示だったと聞かされ、和解したと語っている。

スタッフからは「ビンタしろ」とまで言われていた花さんだが、さすがにそこまではできなかったという。

同誌の取材の中で快さんは「番組のやらせは常態化していた」と告白。

快さんもスタッフ側から花さんが嫌がるセクハラ行為を強要され、指示にしたがっていたとしている。

そして「SNSでの炎上を狙っていた」と、ヤラセの実態を証言している。

母・響子さんも花さんから「プロレスラーらしくふるまえ」「1のことを100にして盛り上げて欲しい」と指示を受けたと聞いていたという。

今回の提訴に際した発表で、当時、フジテレビ側は花さんや出演者に対して、スケジュールや演出などについて「全て指示・決定に従い、もし違反した場合は高額の賠償金を支払う」という誓約書にサインすることが求められていたとしている。

番組が「台本なし」をウリにしていることから、視聴者には出演者の行為は全て出演者の本心ととられ、批判の対象になりやすかった。

さらに、花さんの「コスチューム事件」は、3回に渡ってYouTubeで追加動画が配信され、番組側が「炎上」を煽っていたことも分かっている。

心を病んだ花さんを放置したフジテレビの「犯罪」

20年3月、Netflixで花さんが快さんを罵倒する場面が配信されると、SNS上で誹謗中傷が殺到。

その時点で、フジテレビは放送を中止し、花さんに対して精神的ケアを行っていれば、痛ましい死は防げたのかもしれない。

しかし、21年3月のBPO(放送倫理・番組向上機構)の報告書によると、フジ側は電話とLINEで花さんとやりとりをしたのみ。

実は、花さんが「テラハ」に出演する以前から、イギリス、フランス、韓国などの海外リアリティショーでも、出演者に対する誹謗中傷事件が起こり、出演者の自死事例が相次いでいた。その事実を知りながら何の対処もしないまま、煽り動画を配信した上、地上波でも同じ映像を流し続けたフジテレビ。

その結果、さらに誹謗中傷の炎が燃え広がり、最悪の結果をもたらしてしまった。

こうした検証がされているにも関わらず、BPO側の「テラハ事件」の見解は、「放送倫理上の問題があった」と認定しながら「人権侵害があったとまでは断定できない」と結論づけた。

事実上、フジテレビの「犯罪」が揉み消されてしまった形となった。

これには、ネット上からも疑問の声が相次いでいる。今回の母・響子さんの提訴がフジの「犯罪」を白日の下に晒すことができるのか注目したい。

【有田芳生×多田文明 Vol.2】「我が子が統一教会に勧誘されている」危険な兆候とは?「親に相談せぬ子は全員入会」元信者の本音

安倍晋三元首相の銃撃事件をきっかけに、世論の注目を集めている「旧統一教会」問題。日本の政界や法曹界が、教団の教義を実践させるためという理由で汚染され、私たちの想像をはるかに超えたところにまで浸透するなど、日常を脅かす存在になっています。この統一教会問題について30年以上にわたって取材・追及を続けているメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』発行者でジャーナリストの有田芳生さんと、かつて旧統一教会の信者でメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』発行者でもあるジャーナリストの多田文明さんの対談が、まぐまぐ!LIVEで配信されました。前回のVol.1に続き、今回のクロストークの模様をテキストにて特別に公開いたします。(この対談をYouTubeで見る | Voicyで聴く

● 有田芳生×多田文明 Vol.1
● 有田芳生×多田文明 Vol.2
有田芳生×多田文明 Vol.3
有田芳生×多田文明 Vol.4

有田芳生(ありた・よしふ):
1952年生まれ、ジャーナリスト、テレビコメンテーター。立憲民主党所属の元参議院議員(2期)。出版社に勤務後、フリージャーナリストとして「朝日ジャーナル」「週刊文春」など霊感商法批判、統一教会報道の記事を手掛ける。2022年12月より、まぐまぐのメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』が好評配信中

多田文明(ただ・ふみあき):
1965年生まれ、ルポライター、ジャーナリスト。統一教会元信者。数々の現場経験と被害者への聞き取り取材から、詐欺・悪質商法に詳しいジャーナリストとして一線で活動し、多数のテレビ・ラジオに出演している。2022年9月からまぐまぐのメルマガ『詐欺・悪質商法ジャーナリスト・多田文明が見てきた、口外禁止の「騙し、騙されの世界」』が好評配信中

司会:内田まさみ(フリーアナウンサー)

有田芳生×多田文明 旧統一教会「正体隠し」の悪質な手口

有田芳生(以下、有田):熊本の講演会に行った時に質疑応答があって、左側にいたお母さんに「今、子育てをやっているんですが、子どもが入らない方法はあるんでしょうか?」って言われたんだけど、多田さんはなんで入ったの?

多田文明(以下、多田):私は、統一教会のやり方として一番一般的な正体隠し(の伝道)でした。

有田:正体隠し(の伝道)っていうのは、統一教会と言って近づかないんです。

内田まさみ(以下、内田):隠しておく。

多田:私の場合は、テニスの友達から「バレーボールに来ないか」と誘われたのがきっかけなんです。まさかバレーボールが統一教会だとは思いませんからね、当然。それでバレーボールに行ってみて、何人かの学生とバレーボールをしました。楽しくやっていたら、その帰りに喫茶店で「僕たちは自己啓発の勉強もしてるから、一回来てみないか?」というふうに言われて。ちょうど大学4年の頃です。それで、「そんなのやっているのね」と、そこでは話だけだったんですけど。

じつは後で思ったんですが、僕は大学4年で、まだ就職が決まっていなかったんですよね。バレーボールをして喫茶店で話しているうちに、そのことを彼らはある程度、把握していたんです。「自己啓発して、就職に役立てたらいいよ」ということを、次にビデオセンターに連れて行かれた時に言われた。いわゆる自己啓発ですから、まだ統一教会って言われてないわけです。そこでずっと勉強したと。

有田:何のビデオを見たんですか?

多田:「創造原理」「堕落論」「復帰原理」…。

有田:最初から?

多田:そうです。「創造原理」からずっと。

内田:それが統一教会では当たり前の教えになるんですか?

多田:そうです。

有田:だけど、街頭で誰かに声をかけてビデオセンターに連れていって、みんなで見るんじゃなくて、一対一みたいなんでしょ?初めはその人の関心のある映画、例えばベンハーとか八つ墓村とかを観させるっていうのが、一般的だと思っているんですけど、いきなり教義から来たんですか?

多田:確か一番最初は「目覚めの時」みたいな、この世の中は何でこうなっているの?みたいな短い2〜30分ぐらいのビデオを見た気がしますけども、その後からすぐ「総序」でした。私もビデオセンターの所長をやっていたからわかりますけど、相手によって見せるものは、ちょっと変える感じはあります。

内田:ということは、相手の素性も調べてっていう時も、あるわけですよね?多田さんはやっぱりそういうパターンだったのかなと。

多田:今、有田さんが言われたように、たとえば「手相の勉強をしています」「アンケートをしています」と、街頭から引き入れる時点で、もう全部個人情報が分かっていますから、そうすると中に行った時には、もう説得しやすいということです。

内田:悩みを知っておく。そこに近づいていく、踏み込んでいくことになるのかもしれないですね。

有田:だけど、ビデオセンターに行って、いきなり「創造原理」「堕落論」「復帰原理」だよね。

多田:そう思いますでしょ。うまいんですよ。

有田:向こうからすれば「この人はすぐ入るぞ」と思われたんじゃないの。

多田:私もそのあと(教団相手に)裁判を起こして、色々と自分のことを整理しながら考えてみた時に、やっぱり統一教会の手口が上手いなと思ったのが、私の就職不安に付け込んできたことですね。

「あなたにとって何が必要だと思う?」と聞かれて「これからは国際人にならないといけない」と言われたんです。「そのためには何が必要だと思う?」と言われて、「なんなんだろう?」と。「じゃあ世界で一番読まれた本はなんだと思う?」と言われて「分からない」と答えると、聖書だと。「世界の人のほとんどはクリスチャンですよ。みんな聖書を読んでいる。それを理解しないで海外に行こうなんて、あなた無理でしょう?」って言われたんです。そうか、聖書は何も知らないなと。

当時は商社も受けていたんですけど、それも分かっていたのかもしれません。「世界に行って、そういう人たちと話を合わせるために聖書を知っておかなきゃね」と言うので、そういうことかと。元々この自己啓発の勉強は、聖書を元にしたアメリカからやってきた内容なんだってわけです。

有田:韓国なのに。

多田:今思えば「クソー、嘘ついたな!」って思うんですけど、これはアメリカから来た内容だと。そうかと。だから聖書とか出てくるけど、でもあなたの理解に必ず役立つからって言われて。だから「創造原理」「堕落論」「復帰原理」、これは聖書の正当な教えなんですって言われて、ずっと勉強してきたんです。

有田:それで、どのぐらいで入っちゃったんですか。

多田:普通のビデオセンターだったら、大体1ヶ月、2ヶ月、ツーデーって呼ばれる2日間のセミナーに行かせるんですけど、私の場合は、大学4年でお金が無かったので、もうビデオを全巻見ちゃった。珍しいタイプ。自分でビデオセンターを運営していて分かります。こんな人いないんですけど。4~5ヶ月ぐらい経った時に、初めてワンデーっていう一日のセミナーに参加させられて、そこで初めて「この教えは統一教会です」と言われて。

20歳の青年が継いだ和菓子屋の“意外過ぎる”一番人気は「野菜炒め」?

家族全員の生活を背負うことになった20歳の青年。その選択は正しいものだったと、85歳になった現在、自分の「定食を出す和菓子屋」を見ながら思っているのかもしれません。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では、 そんな不思議なメニューが連なる和菓子屋さんのエピソードを紹介しています。

ある和菓子屋さんの一番人気は、「肉野菜炒め定食」!?

みたらしだんご、栗かのこ、豆大福、桜もち、草もち……。

昔ながらの和菓子を60年以上作り続けるお店が、東京都文京区本郷にあります。

創業は明治10年。145年の歴史となりますが、当初は青果店として開業し、2代目の時に、かき氷やアイスキャンデー、ぜんざい、あんみつなどを売る甘味処となり、65年前、3代目が後を継ぐこととなった時に、和菓子を作るようになりました。

現在85歳の店主が後を継いだのは、20歳の時。

突然2代目が亡くなり、残された5人の幼い弟と妹を育てるため、母とともにお店を切り盛りするように。

しかし、甘味だけでは生活は苦しいので、知り合いのお店で和菓子づくりを習ったのです。

それでも、まだまだ余裕はなく、和菓子屋と同時に、食堂を始めることにしました。

こちらも近所の料理店で、ラーメンや焼きそば、一品料理の作り方を教えてもらいました。

簡単なことではありません。

しかし、投げ出すことはできません。7人の生活が掛かっています。

20歳の青年が、人生に迷う時間も与えられず、やり続けるしかなかったのです。

それを見ていた、まわりの人たちの助けがあったからこそ、挫けることなく、続けることができたのです。

5G普及遅れの原因にも。スマホ「上限2万円の割引規制」は見直されるのか?

すっかり高くなったスマホ。高性能化や資材高騰に円安などの要因はありますが、総務省が回線契約とスマホのセット販売を規制し、割引上限を2万円としたことも要因の1つです。この割引規制が5G対応端末の普及を阻んでいるという指摘もあり、見直そうとする動きが出てきているようです。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川さんが、総務省の会合でドコモとKDDIが提案した規制緩和のアイデアを紹介。ドコモ案にはiPhoneの割引が難しいと疑問を呈し、KDDIの税金投入案には賛同の意を示しています。

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総務省の有識者会議で「上限2万円規制」の見直し気運高まる──NTTドコモ「中古販売価格を割引の目安にすべき」

総務省は2022年11月29日、「競争ルールの検証に関するWG(第37回)」を開催した。業界内では「総務省は上限2万円割引ルールを見直す気なのではないか」という噂話が流れていたが、実際、今回の有識者会議からは割引ルールを見直そうという機運が高まっているのがわかる。

NTTドコモからは改めて「キャリアが端末を通信サービスをセットで売る意義」が強調された。「ネットワークおよび端末をセットで進化させ、その上で実現する各サービスにより新たな価値を提供する」「ユーザーはキャリアショップによるサポートを望んでおり、多くは通信とセットでの端末購入が選択されている」としている。

実際、NTTドコモでの端末販売におけるセット販売の比率は、法改正前はほぼ100%だったのに対して、法改正から3年が経過しても98%にとどまっていることが明らかになった。キャリアにおいては完全分離などはほとんど意味がないことがわかる。

端末割引に関しては上限2万円規制があるため、上限規制のない「端末のみ販売」での高額な割引が横行していると指摘。そのため、転売問題や白ロム販売拒否などの法令違反の引き金になっているという。

そこでNTTドコモでは通信とのセット販売においては「割引上限を中古販売価格を参考に適正価格で販売してはどうか」という提案が行われた。中古販売価格は業界団体が定めるSやAランクなどを参考にし、自動車業界にある「オートガイド自動車価格月報」(レッドブック)のようなものをつくればいいのではないか、としている。

この話を聞いて、ちょっと微妙だと感じたのは、結局、中古販売価格が高めとなるiPhoneではほとんど割引されなくなってしまう懸念だ。実際、iPhone 13(128GB)を調べてみると、中古販売価格(ランクA)は高いところで9万6800円、アップルストアの新品価格は10万7800円であった。つまり、1万1000円しか割引できないことになる。そのため、NTTドコモとしては新製品発売直後は2万円割り引いてもいいのではないか、としている。

一方、KDDIからは5Gの普及が遅れているということで、4Gから5Gへの乗り換えに関しては端末とセットにして割引額を増やす、その原資は国が支援してもいいのではないかという提案があった。

確かにマイナンバーカードを普及させるために2万円のポイントを国民にバラ撒く総務省であれば、5Gを普及させるためにも税金を投入して2万円程度の端末割引の支援をしてもいいような気がしている。

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反撃能力に適した武器か?日本政府が購入検討「米トマホーク」の正体

11月末、関係閣僚に防衛費の増額を指示した岸田首相。その直後、政府が米国製巡航ミサイル「トマホーク」500発の購入を検討していることが明らかになりました。射程が1,000km超というトマホークは、果たして反撃能力の手段として相応しいものなのでしょうか。今回のメルマガ『uttiiジャーナル』ではジャーナリストの内田誠さんが、この兵器開発の経緯や性能、さらに湾岸戦争での用いられ方などを解説しつつ、トマホークが反撃能力に合致したものなのか否かを考察しています。

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日本政府が検討に入った「米トマホーク最大500発購入」は愚策か?:デモくらジオ」(12月2日)から

冒頭でお話申し上げたいのは、防衛費の問題ですね。これをGDP比で2%にするのが、なぜか国際的な責務のように語られていて。ウクライナの問題に対処するためにNATOは…特にドイツですね、防衛費を大幅に上げるために、ドイツは基本法の改正までやったわけですけれど、それに日本も見習うというような感じなのでしょうか、とにかくこれが岸田政権の最大の課題の一つのようにされているところがあります。

いわゆる反撃能力の問題について色々な議論がされていますけれど、なかなか具体的な議論にならなかったところ、ここにきて、3大臣の更迭も済んだので出てきたのかもしれませんが、トマホークを500機買うという凄い話になってきています。きょうの東京新聞の「こちら特報部」にかなり詳しく書かれていますので、私もそれを見て勉強したところです。

トマホークの名前の由来はご存じの方が多いかと思います。アメリカの先住民、我々子供の頃は普通に「インディアン」と呼んでいましたが、アメリカ先住民が投げて使う斧、武器ということです。その名がついた巡航ミサイルの歴史のなかではおそらく最初のものだと思われますが、いわゆる巡航ミサイルというものです。ロケットではなくて、まるで飛行機のように、ジェットエンジンで飛ぶんですね。

短い羽根を持っていて、よくもまあ、あれで十分な揚力がつくものだと思いますが、いわゆるロケットや弾道弾のようなスピードで飛ぶのではなく、時速わずか880キロ、それも凄い数字ではありますが、こういうものとしては極めて遅いミサイル。「巡航」ということ、クルージングということですからね。で、クルージングというからには、このあたりは田岡さんにかつて伺ったところでもありますが、非常な低空を飛び、目標、GPSで誘導されているので、緯度経度が入っていて、目標の緯度経度に近づくと、そこからホップアップといいますかも、ピューンと真上に上がり、上から落ちてきて…。斜めに飛ぶと目標を外しやすいからだと思いますが、ピンポイントで爆撃するのが売りの兵器なんですね。

今、低空でと言いましたが、最初に使われたのは湾岸戦争でした。91年。で、忘れもしないのは、今、テレビ朝日の午前10時半からの大下さんという人でしたかね、大下容子さんの番組がありますが、そこで常連のコメンテーターとしてご出演の柳沢さんという方がいらっしゃるじゃないですか。NHKの元記者ですよね。一度お話ししたことがあるのですが、柳沢さんがNHKの特派員としてだと思うのですが、バグダッドで取材していたんですね。で、開戦の日、バグダッドの市街でリポートしている最中にですね、その上空を巡航ミサイルがさーっと通っていって、それがカメラに収まるという、奇跡のような出来事がありました。実戦で目標に向かって飛行する巡航ミサイルと一緒に映り込んだ世界でただ一人のジャーナリストということなんですね(笑)。

というのは、それくらい低いところを飛ぶわけですね。目標に近づくと上昇して、上から真っ逆さまに落ちてきてピンポイントで爆撃するということの証明でもあるわけですが、そんなことがありました。ちょっと懐かしい話ですけれど。そのときは、通常の弾頭で、もちろん、核兵器が使われたわけではないですから、通常の弾頭ですよ。散々見せられたじゃないですか。湾岸戦争のピンポイント爆撃という奴を。あれ、結構外れも多くて。外れた映像は紹介しなかったので、全部ピンポイント命中したと思っているけれども、いわゆる誤爆の類いも山のようにあったことが後に分かったようです。

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命に関わる大問題。岸田政権が放置する「ジェネリック薬品不足」の深刻度

昨年来、後発医薬品、いわゆるジェネリック薬品不足が深刻となっている我が国。先進国にありながら、なぜこのような「命に関わる問題」が起きているのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では、米国在住作家の冷泉彰彦さんがその原因を解説。さらに問題の解決法を、先般アメリカで発生したベビーミルクの供給不足に対するバイデン政権の収拾策を挙げつつ提示しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年12月6日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

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日本の薬不足、アメリカのミルク騒動に学べ

2022年の前半、アメリカでは赤ちゃん用のミルク(ベビーミルク)が深刻な供給不足になり、社会問題化しました。最悪だったのは2022年5月で、全米のドラッグストア等での「ベビーミルク欠品率」は70%に及んだと報じられています。TVでは、連日のようにミルクを求めて必死になる親たちの姿を報じていました。

アメリカは日本と比較しますと、少子化が進んでいるわけではありません。また、コロナ禍を理由にして出生率が極端に下がるというような現象もありません。にもかかわらずベビーミルクの供給が滞ったのは複合的な理由があるとされています。

まず、コロナ禍のために2021年後半から物流の混乱が生じました。特に、アメリカでは、濃縮タイプや、ストレートタイプのベビーミルクが多いですし、例えば粉末の場合でも製品の重量は大きい商品になります。どちらかと言えば、重さの割には単価の低い商品カテゴリとなり、そうなると物流の混乱期には輸送の優先順位として不利になるわけです。

またトランプが「NAFTA(北米自由貿易)」の枠組みを「ぶっ壊した」わけですが、その影響でカナダからのベビーミルクの輸入ができなくなっていたという問題もありました。

ですが、直接のトリガーとなっているのは、大手製造メーカーであるアボット社の工場が、安全基準を満たしていないとしてその工場に対して業務停止処分がされたことでした。これにより、業界では極端な品不足となり、消費者の間ではパニックが広がったのでした。中には、臨時に母乳の冷凍サプライチェーンを作る動きさえありました。

この騒動により、バイデン政権は叩かれ続けて、かなりの支持を失ったのでした。最終的にはバイデン政権は、防衛予備予算を使って「緊急輸入と緊急製造」を命令して事態を収拾しています。

この問題に似たような状況が、現在の日本で進行しています。

日本の場合は、ミルクではありません。薬の不足が深刻になっているのです。

具体的には、後発で廉価な「ジェネリック」薬品、特に錠剤ではなく粉薬の供給が滞っています。

例えば、高齢の患者などで粉薬しか飲めない患者に、どうしても必要な降圧剤や、抗生剤を投与しようにも薬が入ってこない、そんなケースが医療現場で起きていると報じられています。一部の報道によれば、「出荷停止や出荷制限」がかかっている薬剤は、3,800品目に上っているそうです。

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