“SNSで拡散”と脅迫も…噂の「港区女子」被害者が続出。料理研究家リュウジBBQ事件だけじゃない「タカリ」の現実

料理研究家でYouTuberとしても活躍中のリュウジ氏のX(旧ツイッター)への投稿が思わぬ波紋を呼んでいる。まずは発端となった件の投稿をご覧いただこう。

友人とのバーベキューの席に現れた初対面の女性たちの「食事代は男性が払って当然」という姿勢に納得がいかなかったリュウジ氏。その旨を友人に伝えたところ、なぜかキレた女性が「今の会話録音したからな、拡散してやる」と脅迫的な態度に豹変する謎展開になったという。

明らかになった港区女子の生態

この投稿にはさまざまな反応が寄せられたが、期せずして世間が知るところとなったのが「港区女子」なる人々の生態だ。港区女子とは「セレブの都・港区に居住している女性」というカテゴライズではない。ネットユーザー「ゆな先生」が挙げている「港区女子」の特徴は以下の通り。少し長いが、ツイートを最後まで読むと、その特徴が手にとるようにわかる。うんうんとうなずいて読んだ方も多いのではないだろうか。

  • 港区には住んでいない
  • 学歴コンプレックスがある
  • ロースペックだが気位だけは高い
  • お金持ちのパーティに参加する
  • パーティに勝手に友人女性(港区女子)を連れてくる
  • 飲食代は男性が払って当然と考えている
  • 好物はお金と若いイケメン
  • お金持ちのおじさんは自宅までのタクシー代をせしめる対象


「緩やかなおやじ狩り」。港区女子の被害に遭った男性の証言

そんな港区女子の被害に遭った男性のエピソードは枚挙にいとまがない。とある民放関係者はこう語る。

「パーティで隣りに座って話を聞いてくれるのはいいんだけど、終電逃しちゃったから家に帰れないなんて言い出すから可哀想になって住んでるところ聞いてみたら埼玉の越谷だって言うんで、足りるかどうか微妙だけど2万円渡したわけよ。後から知ったんだけどその子、同じこと他でもやってるみたいなんだよね。あれは緩やかなおやじ狩りだよ」

そんな彼女たちを別の面から見ていた男性の証言もある。セレブのパーティがたびたび開かれていたという、西麻布のとあるバーでアルバイト経験のある男子大学生が口を開く。

「有名人の友達が連れてきた港区女子がいたんですが、彼らと自分らに対する態度がびっくりするくらい別モノ。バイトなんてあからさまに見下してるって感じでしたね」

「店内で港区女子から有名人とのツーショット写真を撮ってくれって頼まれたのでスマホ向けたら、別の港区女子が後ろの方で勝手にフレームに入ってきてたなんてこともありましたね。二人だけで写真なんて撮らすか!って思ってたんでしょうか」

おじさんから“せしめる”タクシー代についてはこう語る。

「普通に有名なのは、永福町に住んでるのに八王子に帰らなきゃって言って、タク代2万もらうっていう“太実家ネキ”ですかね」

港区女子の罠にハマる男が悪いのか。

世界で“銅の戦争”が勃発?需要急増で高騰する「価格」と加熱する「争奪戦」

日本でもたびたび銅線の窃盗事件が報じられるなど、世界的に価格が高騰し続けている銅。なぜ銅の需要はここに来て急増しているのでしょうか。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』では著者の伊東さんが、その背景をさまざまな資料を示しつつ解説。各国が繰り広げる争奪戦の現状や、「乱掘」がもたらす弊害等についても詳しく紹介しています。

プロフィール伊東 森いとうしん
ジャーナリスト。物書き歴11年。精神疾患歴23年。「新しい社会をデザインする」をテーマに情報発信。1984年1月28日生まれ。幼少期を福岡県三潴郡大木町で過ごす。小学校時代から、福岡県大川市に居住。高校時代から、福岡市へ転居。高校時代から、うつ病を発症。うつ病のなか、高校、予備校を経て東洋大学社会学部社会学科へ2006年に入学。2010年卒業。その後、病気療養をしつつ、様々なWEB記事を執筆。大学時代の専攻は、メディア学、スポーツ社会学。2021年より、ジャーナリストとして本格的に活動。

「銅」争奪戦再び 一体なぜ? 銅山開発 環境破壊の負の歴史も 「資源の呪い」

近年、銅の需要が急増している。脱炭素社会のへの実現に向け、各国が普及を進める再生可能エネルギーや電気自動車などの技術に、銅は使われているためだ。

銅は、電気を通しやすく、さびにくく丈夫で、加工やしやすいのも要因に。それだけでなく、そもそもスマートフォンやパソコンなどに用いられる基盤には、銅が使用されてきた。

アメリカ・ワシントンに拠点を置く国際銅協会によると、現在、世界で使用されている銅は毎年、2,500万トンほど。それが、2050年には5,000万トンほど必要になるという。

さらに脱炭素に向けた需要を合わせると、計5,700万トン必要になってくるとも。

一方、市場調査会社S&Pグローバルの報告書によると、現在の銅の産出量のペースでは、2030年ごろから需要が追いつかないとも。

銅の価格も急騰している。980~2000年代前半までは1トンあたり1,500ドル~2,000ドル程度だったものが、中国の急速な経済発展と世界のIT化により、需要が急増。

さらに、そこに脱炭素社会に向けた需要も重なり、2020年以降は1トンあたり6,000~9,000ドルと、2倍~6倍にもなった。

「ここをもう一度掘るんだ。鉱山で働けばマクドナルドの給料の3倍になる。とてもうれしいね」(*1)

カナダ北部にあるケベック州シブーガモで銅を採掘するスタートアップ企業「ドレ・カッパー・マイン」の現地責任者は、鉱山一体を案内しながら、そう話した。

あたりは、地下をドリルで掘った跡が無数にあり、銅鉱石がいたるところに転がっている。

この場所は、約50年間、別の会社が銅を採掘していた場所だ。しかし2008年に閉山。だか、ドレ社は2017年に買い取り、再開発することなった。同社の社長は、

「カナダやアメリカでは、過去の銅山を再開発しようとするプロジェクトが他にもある」(*2)

と説明。同社は2026年に年間2万3,000トンの銅の生産を目指すといい、日本を含む世界中に輸出するという。

目次

  • 銅とは
  • 争奪戦、再び
  • 銅山開発 環境破壊の負の歴史も 「資源の呪い」再び

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ

生活の面倒を見て、子供を愛しているのに。なぜ、あなたは“毒親”と呼ばれるのか?

子供に悪影響を与える「毒親」の存在。もし自分がそうなっていたら、と考えたことはありますか? 今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では、著者の真井花さんが毒親の特徴と、毒親にならないための人生のヒントを語っています。

毒親と言われたら

さて、本日は「どうしたらいいの?」なお話。

  • 毒親

という言葉もすっかり定着しましたね。いいんだか悪いんだか分かりませんがw

今回テーマにしたいのは、

  • 毒親と言われた親側

の方です。読者さんの中には、子育て真っ最中の人も終わった方もいらっしゃるでしょう。そして、残念なのことに、その全ての親子関係が良好で健全なものとは

  • 限らない( ̄△ ̄)

と思うんですよ。

で、みなさんにお尋ねしますが

  • 自分は毒親かもと思ったことはありますか?

…そうかもしれないと思われるなら、毒親じゃナイですよ、きっと。自分のマズさを客観的に見つめられず自分にとって不都合な評価をできないような人が毒親になるんですよ。

毒親っていう言葉は、

  • 子供が親を非難する言葉

です。ところが、怒りと恨みのこもったこの激しい言葉に対応する親側の認識は驚くほど薄い。親側が

  • 毒親だと自覚することはほどんどない

そうです。無意識で善意のカタマリなんですよ。ソコがこの問題の根深さを物語っていますよね。

そして、毒親だと子供から非難された親の多くは

  • 突然「毒親だ」と詰られて驚いた
  • そういえば、そんなこともあったかもしれない
  • それは子供のこと(しつけ・進路など)を考えてのこと
  • ちゃんと生活の面倒はみたし、子供を愛している
  • 今後どうすればいいんだろう

こんな感じだそうです。まあ、自分は無自覚なわけですから、そりゃこういう反応になっちゃいますよね。

私は、この「そういえば」ってヤツがミソだと思っています。親本人に暴力や暴言、強制の記憶があるなら、おそらく

  • 実際にはその数倍(>_<)

だろうと思いますし、それを受けた子供の心の傷は

  • 親が想像する数倍

でしょう。

で、にもかかわらず「ちゃんと生活の面倒はみた」「子供を愛している」と言うんですが、これはおそらく

  • 暴言や暴力という損害より
  • 生活費や世話という利得の方が
  • 子供にとって大きい

ということでしょう。もっと突っ込むなら、

  • 利得の方が大きいんだから、毒親じゃないはず

と言いたいんじゃないかと邪推しています。

デキる店員は「客が触れた商品」というだけで買うかどうかを見極めない

接客をする際、お客様が最初に触った商品がニーズアイテムだと思う勘違いをしていませんか? 今回、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、その思い込みはよくないとしてその理由を語っています。

お客様が最初に触った商品がニーズに合った商品かはわからない

接客では観察が大事で、お客様がどんな動きをしているかをつぶさに見ることでヒントを得ます。

例えば、お客様が入店されてから触った商品があるならば、「あれが気になっているのかな」「欲しい商品はあの感じなのかな」といった予測が立つわけです。

その予測から接客の糸口を見つけて、説明や提案をすることは少なくはないでしょう。

しかし気をつけなければならないのは、必ずしも最初に触った商品がニーズに合った商品かはわからないという点です。

これは実によくある話でもあります。

例えばアパレルショップなどだと、目につく色や柄の商品が並んでいます。

お客様はそうした目につく商品は自然と手に取ったり触ってしまうことがあるのです。

お客様本人は何も考えておらずただ目についたから触っただけ、という場合もよくあります。

それを理解しておらず、「あれが欲しいのかも」「ああいう雰囲気で探しているかも」とヒントを得られたと勘違いすると、会話が噛み合わなくなります。

ファーストアプローチで、「かわいいですよね」と声をかけ商品説明をされても、お客様のニーズアイテムではないから話をまともに聞いてもらえるどころか、鬱陶しがられることすらあります。

こうならないためには、お客様はどういう理由で触ったかをちゃんと考えることです。

もちろん販売員が考えたところで正解が見つかるわけではありません。

しかし、どんな理由を持っているかを考えていると、『その商品と決めつける』ようなことは少なくともなくなります。

そうなれば会話の中で、たまたま触っただけかどうかを確認することもできますし、その商品が本当に気になったかどうかを知ることもできます。

何より決めつけないことが大事なのです。

最初に触った商品だけで判断して接客をしていないかどうか、今日1日の接客で意識してみてください。

今日の質問&トレーニングです。

1)お客様が最初に触った商品だけで接客をしないためには、どのような意識が必要ですか?

2)今回の話はロールプレイでは特にあるあるです。では、ロールプレイでもそうならないようにするためには、どんな会話をすれば良いでしょうか?

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現役医師が解説。付き合うグループを変えると人は本当に変わっていくのか?

「モデリング効果」という心理学理論をご存じですか? 今回のメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生は、日常生活にも関わってくるという、その理論を活かして前向きに過ごせるようになる方法を伝授しています。

自分を劇的に変える方法!あなたはあなたの周りで作られる。

こんにちは、ゆうきゆうです。

お元気にお過ごしでしょうか?

さて、皆さんは「モデリング効果」をご存じでしょうか。

実はこれは非常に重要な心理学理論で、日常生活にも関わってきます。

今回は「モデリング効果」を活かして、前向きかつ快活に日々を過ごす方法をお話しします。

「人気者のビデオ」を見て人気者になる!

アメリカの心理学者フランク・グレシャムは、小学校3、4年生の子供たちを対象に、次のような実験を行いました。

グレシャムは約3週間にわたり、子どもたちに「クラスで人気のある子ども」のビデオを見せました。

すると3週間後、ビデオを見た子供たちは、学校の中で非常に人気者になっていたことがわかったのです。

ビデオを少し見ただけでも、子どもたちはビデオの登場人物と同じ振舞いをし、実際に同じような人物になっていったということです。

ここで「朱に交われば赤くなる」ということわざがあります。

これは朱色がつけば、どんなものも赤く染まっていくというたとえから、人間も「近くにいる人と同じような人間になっていく」ということを示しています。

今回の実験は、まさにこのことわざと同じ結果が出ています。

たとえビデオであったとしても、それを見ている被験者は、無意識に同じような振舞いをするようになるのです。

よってもしやりたいことがあるのであれば、一番の方法としてはまず「グループに入る」ことです。

例えばビジネスを起こしたいと思ったら、実際にビジネスで成功している人たちのグループや勉強会に顔を出してみましょう。

すると知識が見につくのはもちろんのこと、気持ちが前向きになったり「ビジネスを自分もやりたい!」という気持ちが強まっていくはずです。

そしてさらに行動を起こしていきたいのなら、実際に経営をしている人たちと会っていきましょう。

悩みも“糸”と同じ。難しく考えずに「短く」切ってしまえばいい!

多くの悩み事を抱え、相談にくる依頼者さんをコンサルの方々はどう解決に導いているのでしょうか。今回、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、自分でもできる「問題の分解法」について詳しく語っています。

問題を箇条書きにする

個人コンサルをやっているわけですが、相談者される方で頻繁に見掛ける共通点は、

 ■ 何が問題なのかをご自身が把握していないこと

なんです。

あれこれと時系列で、あんなことがあった、こんなことがあった、その時にこうやったら、こんな風に文句を言われて、だから次はこうやってみたら今度は別な問題が起こって、あ、それからその後に転職したんですよ…

そうやって、心に湧き上がる不快な記憶やイベント、苦しい胸の内を吐露してくださるわけですが、全部が一塊になった状態で、

 ■ 何をどうしたら良いのか分からないんです

って言って来る人が多いんですね。そういう人は、悩んでいることがアタマの中でグルグルし続けて、いつまで経っても解決策が見えて来ないんですね。

そこで私が問題を整理して、

 ▼ まず一つは●●が問題ですよね
 ▼ 次は■■で悩んでいるんですね

というように、問題を分解してあげると、これだけでアタマの中がスッキリして、まず何をしなきゃならないのか、それはどうしてか、それが終わったら次に何をすべきなのかが分かるようになるんです。

これ、問題を分解するという思考のクセを付けると自分でできるようになるんです。

暴露されただけで約6900億円。有田芳生氏、旧統一教会「韓国送金極秘資料」を公開する

先日掲載の「『統一教会のために死ね』の意味か?韓鶴子総裁の“特攻隊”トンデモ発言」でもお伝えした通り、秒読み段階に入ったとされる旧統一教会への解散命令請求。教団について、高額献金や霊感商法などの組織性、悪質性、継続性が確認されたとのことですが、教団が集め韓国へと送られた金はどれほどの額でどこに流れているのでしょうか。今回のメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』で、長年統一教会と対峙してきたジャーナリストの有田芳生さんは、過去に文藝春秋と週刊文春が暴いた計19年ほどの期間で、約6900億円が送金されていたことを伝えます。そして次回、金の流れを明らかにする「韓国送金極秘資料」を公開すると予告しています。

 

動かぬ証拠が存在。統一教会が公開拒む「韓国送金極秘資料」

岸田文雄政権は、この1年大きな社会、政治問題となってきた統一教会=家庭連合に解散命令請求を出す方向で準備を進めている。その準備段階として、文化庁は宗教法人法に基づいて昨年11月から7回にわたって教団に質問権を行使した。

しかし約500項目の質問に対して、2割にあたる約100項目に回答はなかった。教団によれば「資料がない」といった弁明をしたと伝えられている。文化庁がいっさい詳細を明かさないので、何を聞き、何に答えなかったのかはわからない。そのもっとも核心になる問題は、日本の教団から韓国の本部にどれだけの送金が行われていたかだ。信者による霊感商法は多大な被害を生み出した。信者による献金も、安倍銃撃事件を起こした山上徹也の母の場合は1億円を超えていた。

あまり報じられなかったが、これほどの献金は例外ではなかった。いつから日本の教団は経済組織に変質し、どれほどの送金が韓国に行われてきたのだろうか。教団内部からの告発が原点だ。それは『文藝春秋』(1984年7月号)に掲載された副島嘉和『世界日報』編集局長、統一教会広報企画部長(本人は「広報局長」と書いているが、実際には「広報企画部長」)の「これが統一教会の秘部だ」とする手記である。

この手記は霊感商法の方法、脱税の手口、文鮮明教祖に天皇陛下役が拝跪する儀式、教理解説書『原理講論』日本語版から削除された韓国選民思想など、内部からしか見えない教団の実態があからさまに暴露されていた。

そこに記された「経済一本化」(1975年)から社会問題は拡大していく。文鮮明教祖は1975年7月、日本の教団に送金命令を出した。副島手記はこう書いている。

毎月二十億円、五十年七月の送金命令以来計二千億円余も送ってきた。

10年間に約2,000億円が韓国の本部=教祖に渡ったというのだ。

ここで注目すべきは捜査当局も教団が資金源として霊感商法を行っていることを知っていたことだ。

警察も充分承知している。教会側が懸命に否定する事業部門との結びつきについても、それを証明する多くの資料が存在する。

この記事の著者・有田芳生氏のメルマガ

元国税もア然。消費税をめぐり財務省と増税クソメガネがついた嘘八百の数々

9月19日に行われた記者会見で、少子化対策等の財源として「消費税などの増税から逃げてはいけない」と発言した経団連の十倉会長。現在も消費税の税収は社会保障に使われているとされていますが、その説明は額面通り受け取っていいものなのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村さんが、国会答弁で明らかになった消費税収の「使い道」を誌面で紹介。さらに「消費税は少子高齢化の一因」という自説の正しさを、さまざまなデータを元に証明してみせています。

並べに並べたウソに詭弁。消費税へのツッコミに言い訳並べる財務省

前回、6月9日の国会答弁で、衆議院議員の福田昭夫氏(立憲民主党)が、拙書の『消費税という巨大権益』を取り上げ、財務省を追及したという話をしました。

【関連】元国税調査官が激怒。天下の悪税「消費税」の真実と、財務省がついた大嘘の数々

今回も、その国会答弁の質疑内容と、著者の解説をしたいと思います。

大企業や富裕層から取るべき税金を消費税で穴埋め

福田議員

消費税が創設されてから法人税と所得税はどんどん下げられた。こういうふうに下げていったということが日本の財政を圧迫させたという認識はありますか?

財務省・住沢主税局長

まず所得税について申し上げますと、年収が5,000万円を超えるような高所得者で比較してみますと、我が国の個人所得課税の実効税率はアメリカ、イギリス、フランス、ドイツといった国々よりも高い水準となっているのが実態でございます。

 

また法人税につきましては成長志向の法人税改革ということで課税ベースの拡大を行いながら税率を引き下げてまいりましたが現在主要先進国の中ではドイツと並んで、比較的高い部類に入っているということでギリギリこの国際的にそん色ない水準になっていると認識いたしております。

福田議員

それはあくまでも表面税率じゃないですか。大村君が言っておりますよ。個人所得税の実質負担率は日本はなんと7.2%、アメリカは12.2%、イギリス13.5%、ドイツ12.6%、フランス10.2%と主要国の中で断トツ(に低い)だとこう指摘していますよ。

 

それから法人税も、日本の法人税は名目上23.2%でありますが事実上は17%程度だと(大村氏は)こういっております。表面税率だけを比較して世界的に比べて高いとかいうことは理由にならないと思っています。令和3年度の決算では法人所得は実は租税特別措置とか子会社の益金不算入とかそういうことを除けば、なんと法人の所得は全体として99兆円もある、それからマイナス24兆円をして課税している。だから高いなんてのはまったくの嘘です。

筆者の見解

福田議員の「財務省の回答は表面上の税率を言っているだけで、実態は違うじゃないか」という発言について、財務省側の回答はありませんでした。回答がない、ということが、この質問への本当の答えだといえるでしょう。回答ができないのです。日本は、富裕層や大企業の税金が安く、大衆課税である消費税でその穴埋めを行っている、それを財務省は暗に認めたようなものなのです。

この記事の著者・大村大次郎さんのメルマガ

政権の言いなりで盗聴法を「通信傍受法」と書くマスメディアの情けなさ

参議院議員で社民党党首の福島みずほ氏が議員25周年を迎え、祝う会が開催されたそうです。乾杯の音頭を取ったのは、福島みずほ後援会長を務める評論家の佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、その場で語った社民党の3つの存在意義を「社民党を応援する理由」として説明。福島氏との共闘のなかで印象に残る「盗聴法反対運動」では、気概を見せたのがゴシップやヌードで売るメディアだけだったことを、氏のジャーナリズムの価値序列が崩れたエピソードとして伝えています。

福島みずほとTAC

9月20日、福島みずほの議員生活25周年を祝う会が開かれた。上野千鶴子や前川喜平らのスピーチに続いて乾杯の音頭を取った私は後援会長として「なぜ社民党を応援するか」を語った。それはアルファベットに象徴させればTOCならぬTACである。

Tは統一教会。自民党はもちろん、維新、国民民主、それに立憲の一部までが汚染されている中で、社民は拒否している。

Aはアトミック、つまり原発反対を貫いているところが、それにアイマイな立憲と違う。先の衆議院補選で立憲は反原発の平岡秀夫を公認せず、みすみす落選させてしまった。

Cはチャイナ、すなわち中国で、反ヘイトにもつながるが、あくまでも中国との友好を求める。

要約すれば、この3つが社民の存在意義で、社民があることによって立憲をしっかりさせる。これは前川と同じ意見だった。

福島との共闘で一番思い出されるのは盗聴法反対運動である。あれは彼女が議員になってまもない2000年のころだった。あの運動の中で、彼女の中のジャーナリズムに対する価値序列が崩れたという。2004年に出した彼女と私の共著『神は「憲法」に宿りたまう』(七つ森書館)で、彼女はこう語っている。

「(盗聴法を)おかしいと書いてくれたのは、女のヌードばかっり載せている雑誌だったんです。『フライデー』『フラッシュ』『内外タイムス』『週刊現代』とか。いかにも警察に睨まれるというようなところが、やってくれたんです。私は女のヌード大嫌いだったんだけど、いかがわしいとみんなから思われるところが、すごく糾弾してくれて、正しい道を歩いてるところは、実はなかなか書けなかったんですよ」

たしかに、『内外タイムス』など、それで新聞労働特別賞を取るほどにがんばった。彼女によれば、盗聴法についての衆議院の最初の強行採決の時、その場にいたメディアは『内外タイムス』だけだったという。

その問題をめぐる福島と私のヤリトリを次に引こう。「権力はいかがわしいのを弾圧する時、必ずセックスから入るんです」と私が言ったのに彼女は、「『噂の真相』などがんばってくれたんですよ。本当にがんばったんですよ」と応じ、私もそれを次のように受けた。「『内外タイムス』なんかは、まさに毎日書いてくれた。盗聴法反対運動の機関紙的役割を担ったんですね」

この時、いわゆるマスメディアが情けなかったのは反対運動について書かなかっただけではなく、政権が「盗聴法ではなく通信傍受法と書け」と言ったら、一斉にそう書いたことである。「通信傍受法(盗聴法)」と書く抵抗すらしなかった。

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

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イーロン・マスクが「X」で激怒。報じないマスコミと無策の米国政府にブチギレた理由

あのカリスマが自身の買収したSNSで怒りを爆発させています。イーロン・マスク氏はX(元ツイッター)で投稿を連投し、米国で深刻さを増している「大問題」について激怒しています。今回のメルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、その投稿内容を翻訳し、日本もあまり報じない米国の不都合な真実を紹介しています。

イーロン・マスクも激怒する米国国境危機

しつこく米国の国境危機について書きます。

イーロン・マスクがX(元ツイッター)で、米国の国境危機とマスコミに対する怒りをぶちまけています。

直近9月21日から30日まで投稿を紹介しましょう。

「地球上のあらゆる国から、毎年約200万人がアメリカ南部国境から(不法)入国している」

「その数は急増しているのに、現政権は何の予防措置も講じていない」

「奇妙なことに、レガシーメディア(新聞・TV等の伝統的メディア)はこのことをほとんど報道していない。」

「これは深刻な危機だ」

「イーグル・パス(国境の街)に到着。もうすぐXのライブストリームが始まるので、国境の状況をリアルタイムで見ることができる」

「なぜ多くのアメリカの政治家たちは自国国境よりもウクライナ国境の方を100倍気にしているのだろうか?」

「国境の危機は日々悪化している。ニューヨーク市はすでにその負荷に耐えかねている」

「状況は非常識を通り越している」

「合法的な移民を大幅に拡大することには大賛成だ。勤勉で、才能があり、誠実であることを証明した人は誰でもアメリカ人になることを許されるべきだ」

「しかし不法移民は止めるべきだ」

「レガシーメディアのプロパガンダはもう読まない。時間の無駄だし、悲しみを生むだけだ」

「イーグル・パスの国境に行き、何が起きているのか見てきた」

「米国境警備隊は今月、不法移民の記録数が史上最多の26万人を超えたと発表した」

「未記録のものも含めると、ワイオミング州の人口に匹敵する月50万人以上になるかもしれない」

解説

最後の投稿は米国9月30日です。

政府の無策、それを報じないマスコミに対する怒りが伝わってきます。

イーロン自身がインタビューしている動画には、現地の郡の警察の「不法移民の取締り担当者は2名。この地域で国境を不法侵入する者は毎日1500名。どうしようもない。」といった発言もあります。

全体で月50万人のペースで不法移民が国に流入しているかもしれない、という状況が今の米国国境です。(正確な数字は分かりません)

推定ですが年間600万人の水準となる不法移民です。

それを日本に置き換えて考えてみてください。

人口比で年間200万人の不法移民流入に対して断固たる態度をとらない政府だとしたら、あなたはどう感じるでしょうか?

そして、その問題はある政治家(トランプ)に利するからという理由で、詳しく報じないマスコミに対してどう思うでしょうか?

その気持ちが想像できないと、今の米国国民の心象風景は理解できません。

社会の分断化を推し進める「バランスを欠いた報道」を見極めるために

メルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』 では、在米14年の経験と起業家としての視線から、世界で起きているさまざまなニュースを多角的な視点で分析。そして各種マスコミによる「印象操作」に惑わされないためのポイントを解説しています。10月中であれば、10月配信分のメルマガ全てが「初月無料」でお読みいただけます。この機会にぜひご登録ください。

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