オープン1週間でレジオネラ菌検出。駅前温泉の呆れた釈明

複合型温泉施設「西武秩父駅前温泉 祭の湯」の男女露天風呂から基準値を上回るレジオネラ属菌が検出され、温泉エリアを営業休止しています。同施設は、秩父の新名所として期待されていただけに、今回の事態は「管理の不行き届き」としか言いようがありません。メルマガ『『温泉失格』著者がホンネを明かす~飯塚玲児の“一湯”両断!』の著者で元大手旅行雑誌編集長の飯塚さんは、「まともな清掃をしていなかったのでは」との厳しい見方を示しています。

またレジオネラ菌騒動。 根本的な対応を!

またか、という感じさえもしちゃうのだが、西武秩父駅前温泉祭の湯』で、基準値を越えるレジオネラ属菌が検出されたとして、同施設は現在営業を休止している。 オープンは今年4月24日だったかと思う。 検出された浴槽は男女の露天風呂の大半の浴槽で、わずか1週間あまりでの「事件」にあきれてモノがいえない、というところである。

秩父の温泉施設 「祭の湯」で基準超のレジオネラ属菌検出

西武秩父駅前温泉でレジオネラ菌検出 男女の露天風呂…温泉営業休止

「西武秩父駅前温泉 祭の湯」レジオネラ属菌の検出による温泉施設の営業休止について

冒頭のコラムにも書いたが、僕は先週の17日に、札所めぐりの最後にこの湯を初めて訪ねたわけだが、確かに、あんまりにも人が多過ぎだな、とは思った。

ただ、露天風呂の浴槽のうち、菌が検出されたのは源泉を加熱したものではなくて、いわゆる沸かし湯の浴槽の方である。 僕は幸い菌の出なかった源泉岩風呂にしか浸かっていなかったので、今のところ何ら健康被害はない。

菌がどのくらいの量、検出されたかなどはまだニュースにはなっていないが、加温源泉浴槽からはレジオネラ属菌が出ず、沸かし湯(つまりは循環ろ過)の浴槽だけ出た、ということと、男女ともに出た、ということを考えると、原因は循環ろ過装置の管理面での問題であろうと推測される。

まあ、たぶん、だが、まともな清掃をしていなかったのだろう。

しかし、埼玉新聞の記事には「消毒を強化して安全が確認できるまで、温泉エリアの営業は休止するという」とある。

ここで問題なのは「消毒を強化して」という文言である。

日中の首脳が相互訪問呼びかけへ。二階氏の訪中は正解と言えるのか?

今月16日、北京で習近平国家主席と会談した二階幹事長。習氏は「両国が歩み寄って関係を正しい方向に発展させたい」と述べ、終始和やかなムードだったと伝えられています。これを受け、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で中国事情にも詳しい北野幸伯さんは、「日中関係は以前に比べると改善された」としながらも、「中国には今後も警戒が必要で、決してアメリカの存在を忘れてはならない」と指摘しています。

日本と中国、「適切な距離」の測り方

2012年の「尖閣国有化」以降、最悪になっていた日中関係少しよくなってきたようです。「親中派」の代表、二階さんは5月16日、習近平と会談しました。結果は?

二階幹事長、中国の習国家主席と会談 安倍首相親書、首脳の相互訪問呼び掛け

産経新聞 5/16(火)13:10配信

 

【北京=石鍋圭】自民党の二階俊博幹事長は16日午前、北京で習近平国家主席と会談した。習氏は「両国が歩み寄って関係を正しい方向に発展させたい」と述べ、日中関係の改善に意欲を示した。二階氏は安倍晋三首相の親書を手渡した。首相は親書で「適切な時期」に両国首脳の相互訪問を実現したいとの考えを伝えた。

習近平が、「両国が歩み寄って関係を正しい方向に発展させたい」と言ったそうです。これを聞いて、読者の皆さんの多くは、「またウソ言ってる」という反応かもしれません。二階さんについては、「やめてくれ!」と思うかもしれません。特にRPE読者の皆さんは、中国の「反日統一共同戦線戦略」を暗記していることでしょう。その骨子は、

  1. 中国、ロシア、韓国で、「反日統一共同戦線」をつくる。
  2. 中国、ロシア、韓国は、日本の領土要求を断念させる。
    断念させる領土とは、北方4島、竹島、尖閣・「沖縄」である(中国によると、日本に「沖縄」の領有権はない!!!)。
  3. 「反日統一共同戦線」には、「アメリカ」を引き入れなければならない。

●絶対必読、完全証拠はこちら→反日統一共同戦線を呼びかける中国

これを知ったら、「習近平、またウソ言ってる」「二階さんやめて!」という反応になるのは、当然かもしれません。しかし…。

これは酷い。国語のプロが追及する、新センター試験「12の不備」

現在、大学入試で行われているセンター試験に代わって、平成33年から実施される「大学入学共通テスト」のモデル問題例が文科省によって決定されました。まぐまぐの新サービス「mine」で無料公開中の、「ふくしま国語塾」主宰・福嶋隆史さんの記事では、今回のモデル問題例を「求めている技能が明確になった」と一部評価しつつ、「不備が多過ぎる」と12箇所の問題点を厳しく指摘。福嶋さんは「作問者と採点基準のレベルの低さ」を痛烈に批判し、「50万人規模での記述設問は廃止すべき」との持論を展開しています。

大学入学共通テスト(センター試験新テスト)モデル問題例「12の不備」を追及する

設問の狙いは優れている。しかし、問い方と採点基準に不備が多すぎる

これが、国語モデル問題例1の大まかな感想だ(問題例2もおおむね準ずる)。

そして結論としては、こうだ。

50万人規模での記述設問は無理。やるなら従来どおり全てマーク式にするしかない。しかし、それでは国語テストとして有効に機能しない。ゆえに、センター試験の代替テストそのものをまるごと廃止すべきである(少なくとも国語は)。1次試験は廃止。現在の2次試験のみを試験とし、各大学が各大学の基準・方法で試験をする。これが最善だろう。

むろん、記述設問には価値がある。記述させてこそ、思考力を測ることができる。しかし規模として無理なのだから、仕方ない。

私は大学入試制度の専門家ではないので、制度上の解決策については今はこれ以上述べない。私は国語教育の専門家であるから、なぜ「無理」だと言えるのかについて、あくまでも具体的な問題例をもとにして述べることにする。

これを書いている今は、2017/5/17の深夜(つまり5/18未明)。

大学入学共通テスト(仮称)の問題例等は、昨日(5/16)、大学入試センターのサイト上にて公開された(こちらにPDFへのリンクがある)。

直後、すぐに国語の問題例を解いてみた。解答解説も含めて詳細に妥当性を検討した。そして今日、中3~高3の生徒10名に問題を与えてみた(さらにその翌日、中2~高1の生徒9名にも与えたので、中2~高3の19名に与えたということになる)。

そのプロセスにおいて判明したことを、ここに記録しておく次第である。

【動画】乱入者のせいでNEWS番組の雰囲気が一変する動かぬ証拠

シリアスな雰囲気が漂う、本番中のロシアのニュース番組。

ある乱入者によって、その雰囲気も砕け散ってしまうのであった・・・。

 

 

どこからか、大型犬がやって来たのである。

アナウンサーは驚きつつもちゃんと読み上げを行っているあたりは、さすがプロ。

ロシアのテレビ局は、色々とフリーダムなんだな・・・。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(МТРК Мир)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

記事提供ViRATES

共謀罪を可決させたのは「情報発信はメディアがやれ」という空気

去る5月23日に「『共謀罪』の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案」が衆院を通過し、29日には参院で審議される見込みです。メルマガ 『ジャーナリスティックなやさしい未来』の著者でジャーナリストの引地達也さんは、「共謀罪」の内容の脆弱さや国会審議の不十分さなどに言及。さらに、「国民にこの問題が広がらなかったのはなぜか?」という観点から、日本のマスメディアと国民の意識改革を呼びかけています。

「共謀罪」をメディアは伝えられないのか、市民が受け止められないのか

朝日新聞や毎日新聞など反対する立場のマスメディアの表現を借りれば「『共謀罪の趣旨を含む組織的犯罪処罰法改正案」が、衆議院本会議で可決した。

法案を実施するに向けての内容の脆弱さや国会審議の不十分さなど様々な不備を筆者も感じてはいるが、イデオロギーで対応すると潰されてしまいそうだから、慎重に、そして純粋に国民にとって有益な法律かどうかの観点で考えてみる。それでもやはり問題は多いと思うから、ここではその問題点が市民の間で問題として認識されず、そして、問題が広がらなかったのは何故かの問いかけをしてみたい。

それは伝える側のメディアの問題なのだろうか。伝えられた側のオーディエンスの問題なのだろうか。

世界初「掃除機につけるクリーナーヘッド」は何がスゴイのか

「世界初」と聞くと否が応でもちょっと気になってしまう、それが人間の心理というものですよね。そこに実用性とユニークな売り方があると爆発的に注目を集めることを証明した商品があります。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では、元三洋電機のメンバーで設立された「シリウス」という家電メーカーから発売された世界初の「水洗いクリーナー」をチェック。クラウドファンディングや消臭試験など話題性を高め人気となっているその戦略が紹介されています。

「世界初」のインパクト

世界初の「家庭用掃除機に装着する」水洗いクリーナーで人気の企業を分析します。

シリウス(元三洋電機のメンバーで設立した家電メーカー) 

 今回はシリウスの「switle(スイトル)」にフォーカスをあてます

戦略ショートストーリー

ペットを飼育している方をターゲットに「特許取得済の技術」と「開発チーム」に支えらえた「がんこな汚れもしつこいシミも、すっきりキレイになる」などの強みで差別化しています。

家庭用としては世界で初めての水洗いクリーナーヘッドを「クラウドファンディング」や「消臭試験」などのエビデンスなどで話題性を高めることで、認知度を高めています。

分析のポイント

「世界初」のインパクト

掃除機は、ほとんどの家庭に普及している家電です。2台目需要はあるものの、基本的に買い替え需要に応える形ですので、需要に大きな変化はないようです。つまり、限られたパイを取り合うような競争が激しい市場といえるでしょう。

掃除機がほとんどの家庭に普及しているということは「スイトル」にとって大きな意味があります。

日本だけで考えても、平成27年の国勢調査によると5,340万世帯ありまして、半分の世帯が掃除機(サイクロン式などのキャニスタータイプ)を持っているとしても、2,670万世帯がスイトルを購入する可能性があるわけです。

ちなみに犬と猫はそれぞれ、国内に1,000万匹近く飼育されているようですから、犬と猫を飼育している方に限っても、相当な数の方がターゲットとなる可能性があるということです。

また、「スイトル」は携帯電話でいうアクセサリーのようなものだと言えそうです。例えば、iPhoneであればiPhoneがなければ、iPhone用のアクセサリーは存在することができないものです。

「スイトル」も掃除機がなければ存在することはできません。ですから、iPhoneのアクセサリーがiPhoneの普及状況に依存するように、スイトルも同じように掃除機の普及状況に依存します。

しかし、スイトルが携帯のアクセサリーと決定的に異なる点はiPhoneのアクセサリーであれば、カバーひとつとっても、様々企業から様々な商品が出ていますから激しい競争にさらされます。一方で、「スイトル」の場合、世界初の商品ですから、競合企業は見当たりませんし特許で技術が守られていて、簡単には他社が参入できません。

iPhoneに置き換えれば、iPhoneのカバーを一社で独占して販売するようなものです。つまり、「スイトル」の「世界初」は非常に大きな市場において、「独占販売権」を手にしたようなものということです。

掃除機の場合、一人一台というわけにはいきませんが、ほとんどの世帯をカバーするとなると大きなインパクトのあるものだと思います。それだけ可能性のある商品だということです。

このような状況(大きな市場を独占できる可能性がある)は、非常に大きな機会だと言えますし、今後、世界初の商品「スイトル」がこの大きな機会をつかみ、どのような成長を遂げるのか非常に楽しみです。

なぜデキるスポーツシューズメーカーは化粧箱にハガキを入れるのか

一度ブランドとして気に入ってもらえると、その先ずっと使い続けてもらえる―。特にスポーツではその傾向が顕著と言われています。ではどうやってリピーターを増やせばいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者で現役コンサルタントの梅本泰則さんが、とあるシューズメーカーが取り組んでいる、どんな業種にも応用可能なリピーター獲得術を紹介しています。

商品を繰り返し買ってもらうには

あるランナーが、近くのスポーツショップでランニングシューズを買いました。一度履いてみたいと思っていたシューズです。家に帰って、さっそく箱を開けてみると、中に1枚のハガキが入っています。それは、このシューズブランド会員へのお誘いの案内でした。ハガキを読むと、こう書いてあります。

当シューズをお買い求めいただき、まことにありがとうございます。日頃より、当ブランドをご愛用いただいている方にも、また初めてご使用される方にも、このハガキで是非会員になられることをお勧めいたします。そして、ご入会後、当ブランドに対して、ご意見ご要望を広くお寄せいただければ、その貴重なご意見を基に、より良い商品をご提案することができるものと思います。

 

もちろん、会員の皆様には、特典として、特別サービスをご提供させていただきます。また、現在会員の方も必ずこのハガキを返送ください。有効期間内に4足ご購入いただきますとモニターシューズを1足ご提供させていただきます。

4足買えば、モニターとして1足が無償でもらえる。すごいですね。しかも、入会金は無料とあります。有効期限は2年。ランナーは、とりあえず会員になることにしました。

ハガキは、入会申し込みに当たって、いくつかのアンケートに答えるようになっています。

アンケートに答える

アンケートの内容は、新規入会者用の質問と、既に会員になっている人向けの質問に分かれています。

新規会員用の質問は、

  1. 当ブランドを知っていましたか
  2. 購入動機は次のうちどれですか
    (広告を見て)(店員に薦められて)(友人に薦められて)(店頭で商品を見て)
  3. 気に入った点はどれですか
    (機能性)(デザイン)(価格)(履き心地)
  4. 今まで愛用されていたブランドはどれですか
    (5つのブランドが記載)
  5. あなたのランニング歴はどれくらいですか
    (初心者)(1年)(3年)(5年)(10年以上)
  6. 使用目的はどれですか
    (ランニング用)(ウォーキング用)(レース用)(一般トレーニング用)(普段履き用)

となっています。そして、既会員用の質問は

  1. 前回ご購入の当シューズの使用感はいかがでしたか
  2. 今回お求めになった商品は何でお知りになりましたか

と、簡単ですが、自分で書かなくてはなりません。また、ハガキの宛名面には購入者の氏名、住所、職業、生年月日、購入モデル名、それに、購入店名と購入年月日を書く欄が設けてあります。宛先は事前に印刷してありますが、それは、このメーカーさんの会員運営事務局です。

ランナーは、さっそく新規会員用の質問に答えて、いそいそとハガキを投かんしました。

実はアメリカではない。「ポップ・アート」は意外な国から生まれた

「ポップ・アート」とは、1960年に盛んになった、大量生産・大量消費社会をテーマとした現代美術の芸術運動のひとつを指します。一方、「ソッツ・アート」とは、1970年代に旧ソ連のアーティストが始めた芸術運動のことを言い、社会主義リアリズムとポップ・アートをかけあわせた造語で、”ソ連版ポップ・アート”として知られています。今回、無料メルマガ「アート・コラム 美術鑑賞をもっと楽しく」では、このポップ・アートとソッツ・アートについて語っています。

ポップ・アートとソッツ・アート

image by: Wikipedia

ポップ・アート」。

意外なことに、この言葉が生まれたのはイギリスだという。

1950年代中期にローレンス・アロウェイが、リチャード・ハミルトンらと共 に、「ポップ・カルチャー」と同じような広い意味で使い出したのだという。とはいえ、それがアートとして花開いたのはいうまでもなくアメリカ

コカ・ コーラやら缶詰やら2ドル紙幣やらマリリン・モンローやらを記号のように並べ、 現代大量消費時代を皮肉ったウォーホルは、やはりその代表的な存在だろう。

面白いことに、東西冷戦真っ盛りの頃、その「ポップ・アート」と「社会主義を合成したソッツ・アート」なるジャンルが、草の根的に生じたという。代表的作家はイリヤ・カバコフ

そこで素材になるのは、ポップ・アートにおけるポスターのようなビジュアル表現ではなく街頭の横断幕やスローガンなど、社会主義の記号表現である(亀山郁夫著『あまりにロシア的な。』から)。

image by: Wikipedia

ということは、あえてアートに射影して述べるなら、東西冷戦とはビジュアル・ アートがテキスト・アートを破った時代といえるかもしれない。これ自体、いかにも大衆的で、大量生産大量消費型で、グローバル性を重視する、20世紀というものを象徴した帰趨と考えてよいだろう。

わかりやすさ万能のマス・カルチャーやとめどない成長主義から脱却し、ローカリティを重視する。もし21世紀がそんな時代になるんだとしたら、ポップアートのあり方も多様化するだろう。

社会主義自体はなくなっても社会主義的アートは、案外と我々を楽しませてくれるのかもしれない。

 

 

【米国小学6年クイズ】「暗黒の火曜日」って、何があった?ほか全5問

アメリカの小学生・シャーロットちゃんが英語問題を出題する人気シリーズ。ついに、このシリーズの最高学年、小学6年生に突入しました!シャーロットちゃんがさりげなくくれるヒントをたよりに、卒業までがんばってみましょう。

出題は音と光の性質や、比喩表現についての問題などです。アメリカの小学生が学校で習っている問題、君はいくつ解けるかな?レッツ・チャレンジ!

クイズが表示されない方はこちらから>>

いかがだったでしょうか? 知らない単語があった人は、ぜひこの機会に覚えておきましょう。次回も、乞うご期待!

毎週金曜日に読みものやクイズが届く、メルマガ「英語のまぐ!」の無料登録はこちらからどうぞ!

小学5年生問題の復習はこちら

第1回【米国小学5年クイズ】金属はすべて液体になる?ほか全5問
第2回【米国小学5年クイズ】北アメリカが接している海は?ほか全5問
第3回【米国小学5年クイズ】地球からもっとも遠い惑星は?ほか全5問
第4回【米国小学5年クイズ】軍隊式の時計の読み方知ってる?ほか全5問
第5回【米国小学5年クイズ】地球の自転は何時間?ほか全5問
第6回【米国小学5年クイズ】花のおしべは何をするところ?ほか全5問

小学4年生問題の復習はこちら

第1回【クイズ】いよいよ4年生へ。米国小学生のテストで脳トレしよう
第2回【クイズ】解けたら達成感。米国小4レベルの問題に挑戦しよう
第3回【米国小4レベルのクイズ】並列につないだ電球の片側を切ると?
第4回【米国小4レベルの問題】バスコ・ダ・ガマが発見したのはどこ?
第5回【米国小学4年クイズ】アメリカ第一の州といえば、どこ?
第6回【米国小学4年クイズ】リンカーン大統領は何をした人?
第7回【米国小学4年クイズ】フランス帝国を築いた人物の名前は?

このシリーズの問題一覧はこちらから

【現地レポ】ピース綾部、NYで“突っ込み”入れられ大爆笑

綾部さん、チャリティーアンバサダーで参加 Japan Day @ セントラルパーク2017

 

ニューヨークのセントラルパークで14日、「Japan Day @ セントラルパーク2017」が開催された。同イベントは日米市民の交流を目的にニューヨークの日本総領事館と日系企業が官民一体で主催するイベントで、今年で11回目。前日の雨も上がり、快晴の中、昨年同様の5万5000人が来場した。チャリティー活動寄付金総額は1万1000ドル超となった。

今回の開催に際し、3回目の参加となった在ニューヨーク日本国総領事館の髙橋礼一郎総領事・大使は、「毎年毎年、参加するたびにジャパンデーが、ニューヨーク市民の皆さんに受け入れられている行事になってきたのには大きな感慨を覚える」と述べた。初めてジャパンデーのプレジデントに就任した尾之内蔵夫氏(米国三井住友海上火災保険社長)は「伝統を受け継いで、次につなげたい」と意気込みを語った。

まずは、「ジャパン・ラン(4マイルラン)」が午前8時にスタートし、完走者数は4870人だった。男子は19分25秒でAbrar Shifa Sulemanさんが、女子は22分37秒でAshley Higginsonさんが優勝した。

午前9時半からは11のアクティビティーテントが開き、増田セバスチャンさんによるアート・プロジェクト「Time After Time Capsule」、浴衣試着、ヨーヨー釣りなどに多くの人が足を運んだ。

五つのフードテントでは菓子やお茶などが配られたが、人気のお好み焼き、おにぎりのテントの前には、日本の味を求めてオープン前から長蛇の列だった。

多種多様なパフォーマンスが繰り広げられるステージプログラムは午前10時半から、昨年に続きFOX11 Newsなどのテレビニュースリポーターのサンドラ・エンドウさんの司会の下、僧太鼓のたくましい音で幕を開けた。

Japan Dayアートコンテスト表彰式も行われ、最優秀作品に選ばれた、ブラジル出身のMarcelo Mazieroさん、特別審査員「増田セバスチャン賞」のToma Vagnerさんらが舞台に上がると観客らは大きな拍手で迎えた。スピーチに立ったMazieroさんはこの賞を誇りに思うと語り、副賞の日本行きチケットに「日本に行くのは初めて」と笑顔を浮かべた。

表彰式の前に、増田セバスチャンさんがステージに上がり、アクティビティーテントで行われているプロジェクトの説明を行った。この日、集められたタイムカプセルは、20年後に再びニューヨークに戻して開封式をするという。「果たして、皆さんの未来はどうなっているか? この国はどうなっているか? 皆さんでこれを機会に考えていただいて、ぜひともメッセージを書いていただきたいと思っております」と観客に呼び掛けた。

続いて舞台には、チャリティー・アンバサダーお笑いコンビ・ピースの綾部祐二さんが上がると、会場から一斉に歓声が上がった。「今から重要な説明をしますので聞いてください」と真剣な面持ちでチャリティーの呼び掛けをする綾部さんに、司会のエンドウさんが「なぜそんなに真面目なの? あなたはコメディアンじゃないの?」と“突っ込まれる”シーンもあり、会場は大いに盛り上がった。

その後に行われた会見で綾部さんは、「『Japan Dayのステージに立ったらニューヨーカーの仲間入りだ』と聞いていますので、晴れてニューヨーカーのデビューができて最高です」と語った。初ステージの“点数”を聞かれると「もう少し英語ができる状態で立ちたかったのですが…。自分に厳しく90点」と、笑いを誘った。

ステージプログラムではほかに国際空手道連盟極真会館(空手演武)12演目が行われた。

 

午後のステージには原田真二さんが登場。ヒット曲「キャンディ」が披露されると観客らは食い入るように聞き入り、来場のニューヨーカーの中にはこの曲を知っていると答える人もいた。

続いて、シェネルさんの登場のアナウンスに観客がさわつき、当地でも歌姫の名前が浸透していうことがうかがわれた。

雨の中、元気いっぱいの登場に多くの観客がカメラを向け、響きわたる力強い歌声に魅了させられていた。

リクエストに答え、映画『海猿』主題歌「BELIEVE」も熱唱。この歌が雨を止めたかのように日差しも出てきた。最後は「Destiny」を激しく歌い、その姿を観客が食い入るように見つめる中、締めくくった。

続いて、プリンセス プリンセスのボーカル、岸谷香さんがJapan Dayの初舞台に立つと、大歓声とともに日本人から「香さん!」の掛け声があちこちで響いた。東日本大震災を機にプリンセス プリンセスを再結成し、復興支援活動を行う岸谷さん。この活動を機に再確認した音楽が好きだという思い込め、「DIAMONDS〈ダイアモンド〉」を熱唱。一緒に歌うニューヨーカーも多く、曲の合間のMCの最中にも拍手や「香さん、大好き」の声が掛けられた。曲を聴き涙ぐむ人もちらほら見られた。

岸谷さんはライブ前の会見で「今回のライブなどでニューヨークにご縁ができたかな」と語り、「楽しんでいただけると思います」と語っていた。

フィナーレには原田真二さんはじめ、ライブを行ったシンガーが勢ぞろいし、成功裏に幕を閉じた。