内閣府「日本海溝M9地震発生なら最悪19万9千人が津波で死亡」と発表。3.11の10倍に驚きの声

内閣府は21日、北海道から東北地方の太平洋沖に延びる「千島海溝」と「日本海溝」沿いでマグニチュード(M)9級の巨大地震が発生した場合の被害想定を公表。その「最悪の場合の死者数」に、ネット上では驚きの声が多くあがっている。それは、あの東日本大震災の死者数約1万8000人を10倍以上も上回る、19万9000人と発表されたからだ。

今回の発表は、内閣府の中央防災会議内に令和2年4月より設置された作業部会「日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震対策検討ワーキンググループ」がまとめたもので、これまで9回 の会合が開かれ、被害想定が初めて公表された。

● 日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震の被害想定について(内閣府)

このうち、「日本海溝モデル」で冬の深夜にM9クラスの地震が発生した場合、建物倒壊による死者は60人、急傾斜地崩壊による死者も20人と少ないが、津波による死者は「早期避難率」が低かった場合19万9000人、高かった場合でも4万7000人が亡くなると試算された。つまり、最悪のケースとして、3.11の10倍にものぼる死者が出る可能性があるということだ。

産経新聞の報道によれば、この「日本海溝モデル」について、地震の発生時期や住民の早期避難率を基に6ケースについて被害を分析。最悪のケースで、死者は北海道が13万7000人で最も多く、次いで青森県4万1000人、岩手県1万1000人、宮城県8500人と推計された。経済被害は31兆3000億円に及ぶという。

また、「千島海溝モデル」の場合でも、死者は最大で北海道8万5000人、青森県7500人などと算出された。こちらの経済被害は16兆7000億円となっている。

以下は、令和2年4月に公表された各地の想定震度分布図であり、この図から「日本海溝モデル」と「千島海溝モデル」の被災地エリアを想定することができる。もし日本海溝・千島海溝沿いで最大クラス(M9)の地震が発生した場合、北海道の厚岸町付近で「震度7」、青森県太平洋沿岸や岩手県南部でも震度6強という揺れが起きる可能性があるという。

そして、最も恐ろしい想定が「津波」だ。同じく令和2年4月に公表された同地域同クラスの津波高等の推計では、三陸海岸沿岸の岩手県宮古市で約30m、青森県八戸市で26.1m、岩手県中部以北は東日本大震災よりも津波高が大きいとの推計が出た。先の東日本大震災でも、揺れによる被害者より津波で多くの人々が命を奪われ、現在も多くの人が津波によって行方不明のままとなっている。なお、今回の試算に同地震で起きる可能性がある原発事故による被害者数および経済損失額などの影響は評価していない。

この恐ろしい被害想定の公表に、ネット上では自然災害の脅威や防災の大切さ、情報収集の必要性から普段の心構えについてなど、さまざまな感想が投稿されている。

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インドア派の子供に運動をさせることは親の“強制”にならないのか?

運動嫌いの子どもを運動好きにさせたいという悩みをお持ちのお母さんは多いでしょう。しかし、それを無理矢理やらせてしまうことは「強制なのでは…」と考え込んでしまうかもしれません。そこで、今回の無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』では、 著者のパピーいしがみさんが強制や無理強いの意味を語るとともに運動好きになる秘訣を伝授しています。

強制・無理強い

こんばんは。パピーいしがみです。

さて今日のメルマガは「強制・無理強い」としました。

どなたも皆さん「強制・無理強い」と聞けば、すべきではないとお考えだと思います。ですが、子供の要望を聞いてばかりが良いわけではありません。チロさんからはこんなご相談を頂いていました。ちょっと一緒に考えてみましょう。

今日は5歳の息子の事でご相談をさせて頂きたいと思います。

単刀直入に申しますと「運動好きにするにはどうしたらいいか?」なのですが、長男は、友達と元気に遊びまわったり、男の子ではよくある戦いごっこをする子ではありません。

遊具での体を使った遊びをしないわけではありませんが、鬼ごっこはいつも鬼になる(足が遅い)のでイヤだと言うし、幼稚園では周りの男の子がサッカーで遊んでいても「僕はいい」と言って砂場遊びや室内遊びをしているようです。

乳幼児の頃からボールには全く興味を示さず、家庭での運動用に小さなトランポリンを買ったりしたのですが、運動には興味を持たず、今はもっぱらミニカーや電車で遊んでいます。

実は息子の性格は私によく似ていて、私は運動が苦手で外で友達と遊ぶよりも家の中で本を読む方が好きな子でした。

でもパパは、中・高・大とバスケットをやっていてインターハイにも出た人で「子供にもバスケットを教えたい、一緒に体育館で練習したい」と言っておりました。

パピーさんの仰る「子供の頃の運動」の重要性についても大々大賛成で、「運動をしてきたからこそ、少々の事ではへこたれなかったり、簡単に諦めない性格が作られていったと思う」と言っています。

が、残念な事に息子は、運動が嫌いで超インドア派。私の性格をそっくり受け継いでしまったみたいで、パパはとても寂しそうです。

もちろん子供を親の思い通りに育てようとしたってそうはならない事はわかっていますし、無理強いしたり、強制して運動をさせようとか、そんなつもりはありません。

でもこのまま全くしなくていいのか?と、とても悩ましいです。

できれば子供が運動好きになってくれて、父親と一緒にスポーツを楽しんでくれる子になってほしいのですが、それはやはり親のエゴでしょうか?

会社の悪評をばらまく退職予定者。契約や法律でどこまで対処できるのか?

退職する予定の社員が会社の悪口を言って回っている…実はよくありがちなことです。とはいえ、会社側からすればたまったものではありません。一体、どうすればよいのでしょうか。何か対策はあるのでしょうか。そんな悩みが無料メルマガ『採用から退社まで!正しい労務管理で、運命の出会いを引き寄せろ』の著者である社会保険労務士の飯田弘和さんのもとに届きました。飯田さんはトラブル回避の方法を詳しくお話しています。

退職予定者の問題行動への対応

ある会社さんから、こんなご相談を受けました。

「今月末で退職する従業員が、他の従業員に対し、会社の悪口を言って回っているようです。どうすればよいでしょう?」

方法はいくつか考えられます。

その従業員に注意・指導する。場合によっては、(軽めの)懲戒処分を科す。あるいは、配転を命じ、他の従業員と接しない部署へ異動させる。

しかしここで注意すべきは、この従業員からの反発が予想されることです。ましてや、退職に際して会社の悪口を言って回るような従業員は、会社に対する不満が相当たまっていると思われますので、反発も激しいものになる可能性があります。

間もなく退職する、会社との関係が切れる者によって煩わされ、事業主の大切な時間が奪われるというのは、あまり得策ではありません。そこで、退職までの間、休業を命じるというのはどうでしょう。

雇用契約では、従業員は会社に対し“労務を提供する義務”があります。しかし会社には、その労務を受領する義務はなく、“賃金の支払い義務”があるのみです。したがって、会社都合での休業を命じても、賃金を支払いさえすれば良いのです。

労基法では、会社都合の休業の場合には“平均賃金の60%”の休業手当を支払わなければならないことになっています。逆に言うと、この休業手当さえ支払えば、労基法上は問題ありません。

しかし、民事的には、賃金の100%を支払う義務がありますから、今回のような場合には、100%の賃金を支払うのがよいでしょう。平均賃金の60%である休業手当しか支払わない場合、賃金100%との差額の支払いについて、トラブルになる可能性があります。

また、退職後には、離職票や源泉徴収票、社会保険の資格喪失証明書などの交付を、できるだけ速やかに行うことで、不要なトラブルを避けることができます。

このような従業員には、できるだけスムーズに辞めてもらい、その後は可能な限り関わらないようにするのが、事業主として賢明な対応ではないかと思います。

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冷麺のおいしい季節は冬。本場・韓国では寒い日に食べる料理だった

日本でも焼肉店に行くと必ずといっていいほどにメニューに載っている冷麺。韓国の伝統的な料理のひとつですが、日本ではどこが最初に冷麺を出し始めたのでしょうか? 今回のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』では北朝鮮研究の第一人者である宮塚利雄さんが、日本での冷麺の歴史と、韓国での冷麺について驚きの事実を紹介しています。

 

「焼肉店と冷麺」 冷麺は冬場の料理だった

私は『日本焼肉物語』を執筆した時に、冷麺については一言も言及していなかった。

これは私が冷麺に関心を示さなかったのと、日本における冷麺の歴史を調べる作業を怠ったからであった。「焼肉店と冷麺」よりも「ホルモン焼と冷麺」は、戦前から存在していたのである。

今では「タン塩」は、焼肉メニューの中でも定番中の定番と言われるが、現在のような焼肉店が日本に誕生したのは戦後直後のことである。

当時、タン塩のメニューはなく、大半の焼肉店で提供されていたのは、カルビ、ロース、レバー、ミノぐらいで、ごく一部の焼肉店では牛タンを提供するところがあったが、一般の人に知られているメニューではなかった。逆に焼肉店(ホルモン屋)には古くから冷麺がメニューとしてあったのである。

日本で焼肉店に「冷麺」を屋号に掲げたのは、大阪の食道園というのが定説であるが、看板や暖簾(のれん)に「元祖平壌冷麺」を掲げたのは、食道園よりも、神戸の「元祖平壌冷麺」店であった。

どこの店も元祖平壌冷麺を謳っているが、神戸の元祖平壌冷麺店は1939年の写真が残っており、ここに「ホルモン焼き」と「平壌冷麺」の文字をはっきりと読み取ることができる。

戦前の焼肉店(というよりもホルモン屋)の資料は多いが、どれも、活字(広告など)で、写真として残っているのは神戸の元祖平壌冷?店ぐらいではないだろうか。

我こそ元祖平壌冷麺店と名乗っているのは結構だが、それこそ「元祖たる証拠を示せ」と言えば、ほとんどの店は戦後にできた店の歴史を話さざるを得ない。

その点、神戸の元祖平壌冷麺店は看板に「カルビ焼 平壌冷麺屋 ホルモン料理」、暖簾に「平壌冷麺」の文字が描かれている。もちろん、戦前に創業した他のホルモン屋の中には、店の構えを写真で撮ったものを保存しているかもしれないが、公開されていないので、私は神戸の元祖平壌冷麺店こそが「元祖」と名乗れるのではないかと思う。

 

深田恭子の年内結婚はあるのか?芸能人が狙う「駆け込み婚」、注目される2人の女優

シンガーソングライターのaikoさん(46)が昨年結婚していたことを公表しました。思い起こせば、2021年は5月に女優の新垣結衣さん(33)が歌手で俳優の星野源さん(40)と結婚。11月には俳優の菅田将暉さん(28)と女優の小松菜奈さん(25)の電撃婚があったりと、嬉しい報告が多い一年でした。この先も結婚を発表する芸能人はいるのでしょうか?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが女優2人の名を挙げ解説します。

深田恭子と本田翼 “駆け込み婚”本命の楽屋事情

最近の芸能界のトレンド…“駆け込み婚”の時期になってきましたね。

今年はふたりの女優に注目が集まっているようです。深田恭子と本田翼です。

深田は2019年に交際が報じられた不動産会社社長と。本田は今年6月に公になった研修医と、それぞれ最終コーナーを回ったあたりと言われています。

芸能記者が有名芸能人の結婚の“裏取り”をする場合、大昔は公的文章の取り寄せが一般的な方法でした。顧問弁護士を通じて取材対象者の公的文章を取り寄せ確認するという、至極シンプルなやり方です。

そして定期的に取材対象者の家族や近親者へのアプローチも欠かせませんでした。

家族や近親者の中に“話し好き”な人を見つけられるかが、その取材が成功するか否かのターニング・ポイントになったりもします。そんなラッキー・アイテムを見つければ、手土産持参の取材攻勢が始まるわけです。

その人の好みに合わせた手土産で、挨拶代わりの世間話から始め、交際の進行状況を聞き出すのです。これには芸能記者の経験とテクニックが必要となってきます。

“人の口には戸が立てられない”と言いますが、他社に気付かれぬよう、抜け駆けされないように、緊張した状態はしばらくの間続きます。

私は昔、取材していた対象者の近親者のポストに、他社の記者が書いたと思われるメモ書きを見つけたことがありました。“もし御結婚に関する情報をお教えいただいたら、謝礼の用意もございます…” 今でもその字体は忘れられません。

“○○社はこんな大金を使ってネタを取っているんだ…”と知った私は相当なショックを受けたものです。

靴の踵を擦り減らせて信用を得ようとする熱意だけでは絶対に伝わらない、厳しい現実を思い知らされた瞬間でもありました。

6万人もの異常増加。日本で2021年に「戦後最大の超過死亡」が起きたワケ

死亡者が例年と比べどれだけ増えたかを表す「超過死亡」。その数が2021年の9月の時点で6万人を超え、戦後最多となっています。一体何がこのような事態を引き起こしたのでしょうか。今回のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』では元国税調査官で作家の大村大次郎さんが、さまざまな数字データを引きつつ、日本のメディアが伝えない「真の原因」についての持論を展開しています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』の2021年12月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

 

戦後最悪の超過死亡はなぜ起きた?

オミクロン株が猛威を振るっているようですね。この後、オミクロン株が新型コロナの主流になると見られています。このオミクロン株陽性者の激増に伴い、先進各国ではワクチンのブースター接種を強力に推し進めようとしています。日本でも、ブースター接種の前倒しが現在、検討されています。

が、これに疑問を持たれないですか?

現在オミクロン株の陽性者は、ワクチン接種済みの人が非常に多いことがわかっています。オミクロン株がどの程度、重症化するのか、ワクチンがどれほど有効なのか、まだよくわかっていないのです。にもかかわらず、ワクチンを打て、打てというのは、あまりにも乱暴ではないでしょうか?

新型コロナワクチンというのは、決して、安全なものではないし、かなりのリスクを負わなければならないのです。普通ワクチンというのは、何年、何十年もかけて作られるものであり、わずか数か月でつくられた今回のコロナワクチンは、当初から様々な危険性が指摘されていました。しかもそのリスクは、実は想定されているものよりもはるかに大きいかもしれないのです。

というのも、日本をはじめワクチン接種先行国ではワクチン接種後に異常な超過死亡がでていることが報告されているのです。

つい先日の12月10日にも、日経新聞に超過死亡の記事が掲載されました。その記事によると、2021年9月までの日本の人口動態では、約6万人の超過死亡が出ている。これは東日本大震災の2011年を超える数値であり、戦後最大となっている、ということです。超過死亡というのは、例年に比べて死者がどのくらい多いかという数値のことです。つまり、今年の日本は9月の時点ですでに例年よりも6万人も多くの人が死んでいるわけです。新型コロナでの死者は約1万2,000人です。だから残りの4万8,000人はなぜ死亡したのでしょう?

超過死亡が増えているということは、今年の5月くらいからすでに言われていました。朝日新聞も以前、7月までの超過死亡が記録的だということを記事にしています。

東日本大震災というのは戦後最大の自然災害です。この東日本大震災を超える、大災害が日本で何かありましたでしょうか?

 

米国が“放送事故”?あろうことか台湾のプレゼンを「カット」の大失態

岸田首相もリモート形式で参加し、日本時間の12月9日から10日にかけて行われたアメリカ主催の「民主主義のためのサミット」において、まさにその会議の使命と相反すると言っても過言ではないような「大トラブル」が起きていたようです。今回のメルマガ『在米14年&起業家兼大学教授・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤先生が、そんな放送事故を伝えるシンガポール大手紙の内容を紹介し、「米国側にとっては大失態」と解説。さらにこのサミット開催に合わせるかのように、民主主義についてアメリカに反論した中国の姿勢について、その賛否は別として日本が学ぶべき点もあるとの味方を記しています。

【関連】全世界が失笑。あの習近平政権が主張した「中国的民主」につける薬

 

「中国式民主主義」に対する各国報道

バイデン大統領が主宰した「民主主義サミット」が12月9-10日にオンライン形式で行われました。目的は「国内の民主主義を刷新し、海外の独裁国家に立ち向かうため」です。

およそ110の国や地域の首脳などが招かれました。アメリカは、「専制主義国家」と位置づける中国を招待しなかった一方で台湾を招きました。

中国政府は、「民主主義にはいろんな形がある。我々は中国式民主主義だ」と新たな白書を公表して反論しています。この問題、各国の新聞はどのように伝えているのでしょうか?

まずニューヨークタイムズです。

ニューヨークタイムズ(米国)12月7日

 

「バイデン氏の民主化サミットに先立ち、中国が発言。我々も民主主義国家である」

 

バイデン大統領が今週「民主主義のためのサミット」を開催する準備を進めている中、中国は「自分たちも民主主義だ」というありえない主張で反撃してきた。

 

中国共産党が14億の国民を支配し、野党に寛容でないこと、指導者の習近平が民選のない不透明な政治プロセスで権力を得たこと、中国で公に民主化を求めると厳しく罰せらることを考えるとそれはありえない。

 

中国に説得される民主主義国はないだろう。中国は世界で最も民主主義の進んでいない国のひとつであり、政治的自由と個人的自由のランキングでは最下位に近い位置にある。

 

全国人民代表大会は、党指導部が密室で行った決定にゴム印で押すために毎年春に開かれる議会組織である。習近平が自身の無期限の統治を可能にする憲法改正を強行したとき、無記名投票で2,958対2であった。

解説

米国のリベラルを代表する新聞であるだけに、「中国が民主主義だ」などという事はありえない、との論調です。

 

90%の日本国民が超貧困層に。衰退確実の我が国に求められる「整備」とは?

先日掲載の「右派にも左派にも責任。日本がここまで衰退してしまった『5つの原因』」では、日本が転落の一途を辿ってしまった理由を挙げ、その責任は保守・革新の両者にあると指摘した、日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さん。しかし津田さんはその戦犯が誰であれ、この国が沈没してゆくのを手をこまねいて見ているわけにはいかないとも言います。そんな津田さんは今回、自身のメルマガ『国際戦略コラム有料版』で、さらなる衰退を見越し日本政府が取り組むべき環境整備の具体案を提示。その上で「為政者が持つべき覚悟」を記しています。

【関連】右派にも左派にも責任。日本がここまで衰退してしまった「5つの原因」

 

日本衰退を見越した環境整備

移民政策を打たないと、日本の衰退は決定的になる。その場合、どのような準備をしておくべきかの検討をしよう。

日本は分岐点にいる。経済衰退か経済大国への復活かであるが、オミクロン株で外国人原則入国禁止で、岸田政権の支持率が上昇している。

この支持率上昇は、高齢者を中心に、移民に対して拒否感が強いからであるが、その上に、その拒否感を説得するような変革マインドを持った政治家もいない。ということは、今後も日本の衰退は止まらない。

このため、岸田政権も14業種への家族同伴での外国人長期滞在を認めたが、議論をしないで、こっそりと許可して、移民政策への転換という非難を避けようとしている。

しかし、今後超円安になり、賃金レベルが韓国や台湾、欧米諸国に比べて見劣りする日本には技術者や資格者は来ないという。すでに移民緩和が遅かったのである。

その結果、労働力不足と消費不足から日本が貧しくなるのは確定的になり、それでも幸せを感じられる国家をどう作るのかの方向に検討をシフトするしかないようだ。

この一番の原因が、人口減少の加速だ。直近10年では、人口減少は100万人程度であり、それほどの人口減少にはなっていないが、今後、人口減少の本番を迎える。

70歳~74歳の人口は、968万人もいる。1945年から1950年までの団塊の世代であり、後5年後には80歳から75歳になり、1年間で200万人弱もいる。0歳から4歳児は450万人であり、生まれる数は1年間90万人弱であり、5年後から、人口は年間100万人強の減少となるはずである。

100万人が年間240万円消費していると、消費額の減少は2.4兆円となり、その消費財の生産過程の生産倍率が3回転としても、7.2兆円ほどのGDPが減ることになり、年間10兆円の減少となる。GDP500兆円で年間2%づつ減少することになる。

10年もすると、20%以上の減少になることで、日本の衰退は決定的になる。このようなことは人口統計を見ればわかることである。もう、GDP縮減の埋合せの積極的財政出動もできなくなる。

勿論、毎年100万人以上の移民を入れば、人口的にはトントンになるが、それを許す国内世論や賃金水準の状況でないなら、衰退は確実に起こることになる。

この国力衰退で、何が起きるかというと、優秀な若者は、英語力を身に着けて、海外で活躍するしかないことになる。優秀な若者は、米国のハーバード大やMITや英国のケンブリッジ大で学ぶことになる。

そして、卒業後は海外企業で働くしかない。日本企業で働くとしても、日本企業自体が日本から飛び出して世界でビジネスしているので、日本企業の海外駐在員となる。

中間クラスの若者も日本の大学に入ったとしても、英語で教育することになり、日本企業の世界展開需要を満たさないといけない。小学生時代から英語力を付ける必然性が出てくる。

日本の大企業は、日本市場がやせ細るので、日本離れを加速してくるからだ。このため、日本は衰退するが、日本企業の株価は上昇する可能性もある。日本の大企業の力と日本の国力とは大きな差が出てくる。企業は日本から離れて活躍するので、飛躍の可能性もある。

日本にいるのは、日本語だけしか使えない人たちであり、この人たちの賃金はインフレでも上がらず、貧しいが、それでも生活ができ、充実した人生を送れるように、日本政府は準備することである。

ということで、海外企業や日本の大企業の社員とそれ以外の日本人では、歴然とした年収の差が出てくる。日本国内いる5%の金持ち層と海外にいる日本人5%と、残り90%の貧乏人の2極分化状態になる。もし、日本いる5%の人たちに高額な税金をかけると、この人たちは、すぐに海外に逃げ出すことになる。

 

「台湾のために戦う」と当然のごとく言えるようになった日本の進歩

かつては「タブー」に近い形で扱われていた台湾有事への「軍事介入」ですが、昨今は政府要人が積極的な関与を口にするなど、流れは確実に変わりつつあります。そこにはどのような力が働いているのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、その理由を3つ挙げ各々について解説。さらに台湾のために戦うことは日本を守ることにも繋がるとし、そう判断する根拠を記しています。

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「台湾のために戦うのは当然」今年日本に起こった根本的変化

私たちは今、「歴史の転換点」にいます。それで、「歴史的事件」が、続々と起こっている。しかし、流れの中にいると、なかなか「歴史的事件が起こっている」ことに気がつきません。たとえば今年7月、麻生さん(当時副首相)がこんな発言をしました。

「(台湾で)大きな問題が起きると、存立危機事態に関係してきても全くおかしくない。そうなると、日米で一緒に台湾を防衛しなければいけない」

要するに、中国が台湾に侵攻したら、日本はアメリカと一緒に、台湾を守るために戦うと宣言しているのです。

もう一度書きます。

日本は、台湾を守るために、中国と戦争(戦闘)する。

これ、日本の副総理の言葉です(私がこの言葉をどう思うかは、後述します)。

私は、この言葉にも驚きましたが、もっと驚いたのは、政治家、メディア、国民の反応です。与党内からも野党からも、麻生発言を批判する声は、ほとんど聞かれませんでした。「リベラル」といわれるメディアからも、批判の声はほとんど聞こえませんでした。日本国民が大騒ぎした感じもしません。つまり、政治家もメディアも国民も、「台湾有事の際、日本がアメリカと共に、中国と戦うこと」は、「当たり前のこと」として認識しているということでしょう。

このことに私は、仰天したのです。

一昔前なら

この発言が、たとえば10年前にされていたらどうだったでしょうか?私は、ものすごい麻生さんバッシングが起こっていたと思います。なぜ?

いわゆる「平和憲法問題」です。憲法9条に何が書いてあるか。

第九条

 

1項 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

 

2項 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

これを理由にして、自民党リベラル、全野党、国民は大騒ぎしたでしょう。ところが、「台湾を守るために戦うのだ!」という麻生発言には、リベラルの人たちも沈黙している。

韓国グダグダ大統領選。候補者息子が「違法賭博」に「買春常連」のスキャンダル

先日掲載の「『反日は病』『55%が政権交代希望』ドタバタ韓国大統領選の行方」等の記事でもお伝えしているとおり、史上まれに見る混乱ぶりを見せている韓国の大統領選挙を巡る激しい戦いですが、ここに来てさらなるスキャンダルが報じられたようです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、一騎打ちとなっている与野党候補者の家族に浮上した醜聞を紹介。あまりのゴタゴタ続きに国内からは、候補者の「全切り替え」を望む声すら上がっているという現状も併せて伝えています。

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不正に上げ足を取られるイとユン

2021年師走、韓国は来年3月の大統領選挙をめぐって、毎日毎日、新しい話題がもちあがり静かに過ごす日がないほどだ。野党「国民の力」党から出ているユン・ソンヨル(尹錫悦)については、彼の奥さんのキム・ゴンヒさんの書類偽造問題が沸騰しており、かたや与党のイ・ジェミョン(李在明)については、デジャンドン不正事件もまだまだ収まらない中、今度は彼の息子(長男)の博打サイトがらみの問題が浮上し、てんやわんやの大騒ぎとなっている。

キム・ゴンヒさんの書類偽造問題というのは、彼女がユン・ソンヨルと結婚する前のことなのだが、例えば大学教授として就職するときに提出した書類に虚偽の内容があったなどとする問題である。書類偽造問題は一つ二つにとどまらず、今のところいくつになるかまだ底が見えてない状況だ。とりあえず、ユン・ソンヨルはきのう12月17日に国民の前に「すみません」と謝罪している。

韓国の場合、大統領選挙に関しては、本人の不正を敵方が暴こうとするのは基本で、奥さんや子息、さらには本人の親や奥さん方の親のことなどまでもあらゆる嘘、不正を暴かれるのが相場となっている。完膚なきまでさらけ出すとはこういうことをいうのだろうか。その徹底した追求の手は、米国の大統領選挙でのネガティブ攻勢よりももっと激しいかもしれない。トランプとバイデンのときも、お互いに相手方の不正暴きにやっきとなっていたことは記憶に新しいが、韓国の場合はあれ以上だと思う。実権を握った方が相手方を完膚なきまで(昔だったら家族、親戚皆殺し)に叩きのめすという伝統的な観念が作用するのかもしれない。

きょうはユン・ソンヨルが中心ではなくてイ・ジェミョンが中心だ。彼の息子(29歳)が常習的に賭博サイトで遊んでいた(これは韓国では違法)ことと、売春をめぐる議論が持ち上がっているのだ。父親のイ・ジェミョンが城南市で市長をやりながら、賭博は国を危うきに導く主犯であるから賭博を根絶すると市民の前で高らかに謳いあげるなか、時を同じくして息子は賭博サイトで1,000万ウォン単位でつかい込んでいたというのだから驚きもものきだ。いろんな賭博サイトで遊んでいたようだが、あるサイトは本人の預金通帳の内訳まで登録させる仕組みになっており、無職のこの息子の通帳に5,000万ウォンがいきなり振り込まれていたりしていることも判明している。どこから飛び込んできた金なんだ、というわけだ(勿論、親のイ・ジェミョンが振り込んでくれたものと考えるのが一般的なスジだけど)。

また売春の件に関しては、実の祖母の葬式の次の日あたりに売春宿にいってすっきりしてきた、というようなことをインスタグラムなどのSNSに書き込んでいたらしい。それも1個、2個の書き込みではなく何十個(あるいは何百個)という「こと細かさ」だ。そこに女性蔑視の内容なども見えているようで敵方(野党国民の力)からの総攻撃に遭っているのはいうまでもない。

こうしたネガティブ事件は、このメルマガではあまり書きたくはないと思っているのだけれど、やはり選挙を占う重大な局面となっているため、いちおうお伝えしておくのも悪いことではないと考え、アップしている次第だ。