とんだ藪蛇。安倍元首相「国葬」決定で岸田首相が踏んだ“虎の尾”

9月27日に日本武道館で行われることが決定した安倍元首相の国葬を巡り、賛否両論が噴出しています。このような状況となることは容易に予想できたはずの岸田政権は、なぜ安倍氏を国葬で送る決断を下したのでしょうか。今回のメルマガ『』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、岸田首相の「即決即断」を藪蛇とした上でその理由を解説。さらに海外メディアの報道を紹介しつつ、国内外に良からぬ影響を与えかねない国葬決定に対して危惧を示しています。

 

※本記事は有料メルマガ『』2022年7月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にをどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

藪蛇となった岸田首相主導の「国葬」決定/岸・安倍一家3代の統一教会との癒着に向けられる世間の冷ややかな目

安倍晋三元首相を「国葬」に付そうという岸田文雄首相の珍しく独断専行・即断即決的な決定は、どうも拙速だったようで、週刊誌だけでなく一般紙も含めメディアは一斉に、岸信介元首相以来3代に及ぶ統一教会=国際勝共連合との深い癒着関係の探究に焦点を合わせている。それを見て、最初は遠慮がちに様子見していた言論人たちも次第にはっきりと疑念を表明するようになり、野党も立憲民主まで含めて「反対」姿勢に傾いている。国会前では市民の反対デモも起きていて、まさに藪を突いて蛇を出すの有様となった。

放っておけばよかったのに

推測するに岸田は、参院選で大勝を得た高揚感の中で、事件現場に設けられた献花台に長蛇の列が出来たり、ブリンケン米国務長官が早速飛んで来たのをはじめ各国首脳から弔意が寄せられたりした様子を見て、「これは行ける!」と判断したのだろう。官邸を通じて内閣法制局に「国葬」を打てるだけの何らかの法的根拠を見出すよう指示した。

安倍は自民党にとっても極めてアンビバレント(両義的)な存在で、確かに首相としての在任期間最長という記録は一目も二目も置かざるを得ないが、それでいて改憲も拉致も北方領土もアベノミクスも口数ばかり多い割には何の成果もないという虚しさは覆い難く、それどころかモリ・カケ・サクラなど答弁が嫌で国会も出来るだけ開かないようにするという卑劣さも被さって、まあウンザリしながらも腫れ物扱いで付き合ってきたというのが本当のところだろう。本人にもその党内の空気は痛いほど分かるから、わざわざ最大派閥の会長に就いて現役性を誇示し、核共有への踏み込みや防衛費2%目標などをあたかも大長老が現内閣に“指示”を下すがごとき口調で公言したりして、必死で体面を繕ってきた。

その危ういバランスを思えば、こんな不幸な亡くなり方をしたとはいえ大騒ぎせず、せいぜいが大平正芳や岸信介など多くの首相経験者の時と同じ「内閣・自民党合同葬」程度にして粛々と済ませればよかったのだ。ところがこれを政権浮揚の一大行事に仕立ててやろうかという岸田の政局思惑が絡んで「国葬」という無理な設定に突き進んだ。

どこぞの川柳欄に「国葬に閻魔が呆れる嘘の数」という秀句があったが、まさに岸田は閻魔まで起こしてしまったのである。

 

習近平に「2つの誤算」浮上。なぜ中国は3月の台湾侵攻を諦めたのか?

毛沢東、鄧小平両氏に並ぶ実績として「一つの中国」の実現、すなわち台湾併合を虎視眈々と狙っているとされる習近平国家主席。しかしジャーナリスト・作家として活躍中の宇田川敬介さんによると、今年に入って習氏は2度、そのタイミングを逸しているといいます。それはいつ、どのような原因によるものだったのでしょうか。宇田川さんは自身のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』で今回、中国が台湾侵攻を思い止まった時期と、その理由を解説しています。

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ウクライナ侵攻と台湾侵攻の遅れ

今回で第54話「風雲急を告げていた中国の台湾侵略計画の新たな展開」の最終回になります。

その為に、何故人民解放軍の台湾侵攻が遅れたのかということと、今後の新たな展開について考えて締めたいと思います。

さて7月20日にバーンズ氏はコロラド州アスペンで開かれたアスペン安全保障フォーラムで、中国がウクライナ侵攻から得ている教訓について問われるとこのように答えています。

「何年か先に武力を使って台湾を支配するかどうかという選択肢に関しては中国指導部はおそらく影響を受けていない。影響を受けているとすれば、それをいつ、どのように実行するかに関してだろう」

つまり、中国共産党と人民解放軍が台湾侵攻をするということは、全く変わっていない。

そのうえで、どのように行うのかということをウクライナで参考にしているということであり、その方法論と時期について、考えているに過ぎないということを行っているのです。

つまり、要するに人民解放軍が「侵攻するかしないか」ではなく、「いつどのような方法でやるのか」ということだけが問題という見方をしているということになります。

本来は、ウクライナ侵攻とほぼ同時に行うということであったはずですが、それがウクライナ侵攻のロシアの対応や国際的な対応を見て変わったということを言っているのと同じになります。

さて、ではなぜ中国共産党は台湾に侵攻しなかったのでしょうか。

私の情報の範囲では、はっきり言って「タイミングを逸した」ということではないかと思います。

ロシアが2月24日に侵攻を開始しました。

しかし、この時にはまだ北京で冬季パラリンピックを行っていたということになります。

ロシアは、そもそもドーピングの問題で、ロシアの国家としてのオリンピックなどの国際大会に対する代表派遣を禁止されていて、あくまでも「ロシアオリンピック委員会」として、出場しているのに過ぎなかったのです。

その為に、ロシアが国家として、突然ウクライナ侵攻をしてもあまり大きな影響がないというか、国家的に影響はなかったということになります。

しかし、そのロシアの侵攻に合わせて中国共産党が台湾に侵攻することはできなかったということになります。

単純に、中国は北京オリンピックの主催者であり、またオリンピックでは台湾は「チャイニーズタイペイ」として、「国と地域」の「地域」のカテゴリで、中国とは異なる内容で出場になっています。

ようするに「二つの政府がある」ということであり、なおかつそれは「統合できない」というような状況が明らかになっていました。

そのうえで、その二つの政府が突然戦争を始めれば、当然に2022年の冬季北京パラリンピックは継続が不可能になります。

そのことから、2月24日の段階では戦争を始めることができなかったということになります。

つまり、「台湾侵攻をするタイミングを逸した」1回目ということになります。

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西側諸国にブーメラン。対ロ制裁で露呈した民主主義「劣化」の正体

多くの人権問題を抱える習近平政権に対し、「自分たちの信じるところの民主主義」の受け入れと徹底を求める西側先進国。しかしその民主主義自体、中国の手本たり得るものなのでしょうか。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、著者で多くの中国関連書籍を執筆している拓殖大学教授の富坂聰さんが、2つの象徴的な出来事を例に取り、西側の民主主義がいかに劣化してしまったかについて解説。ウクライナ戦争の先行きや対ロ制裁の効果を見誤ったことも、民主主義の劣化に起因するとの見解を示しています。

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欧米先進国は中国に「われわれの民主主義を見習え」と本当に自信をもって言えるのか

少し古い話になるが、中国のテニスプレーヤー・彭帥選手が中国の副首相と不倫をしたとSNSで告発した事件があった。当時、大学には中国からの留学生も少なくなく、ある日、この問題で学生から話しかけられた。

「先生、彭帥問題の裏に江沢民がいるって日本人は本気で信じているのですか?」

これは質問ではない。揶揄だ。案の定、話のオチは、日本の専門家とテレビのズレ方が事故レベルだって、笑い話だった。

彼らが知るメディアには、確かに遊び心が不足している。自由度も低い。だが、こういうでたらめを大声で言う人物が入るスペースはない。だから不思議で仕方がないのだ。

笑っていられないのは、ワイドショーレベルのこうした中国分析が、日本の中枢でもまかり通っているからだ。霞が関はまだしも、永田町は惨憺たる状況だ。そのことは政治家の発信を見ていれば分かる。

最近も李克強首相が習近平国家主席に取って代わるという「ミニクーデター説」がまことしやかに日本を駆け巡った。いわゆる「李上習下」だ。私のもとにもテレビ局から問い合わせがあった。しかし、「そういうことは中国がひっくり返るような場合を除けば起きません」と答えると、それっきりになった。

結局、「ミニクーデター説」はすぐにフェードアウトしたが、そこに反省はない。中国が乱れているという情報は、後で間違いが判明しても譴責されることはない。だから次から次へとウソを撒き散らす輩が湧いてくる。

問題は、例えばロシア・ウクライナ戦争の見通しを日本全体で間違うという欠陥にも通じるから深刻だ。いざという場面でも緻密な分析はできないという意味だからだ。

ただロシア・ウクライナ戦争の見通しでいえば、間違えたのは日本だけではなかった。アメリカを中心とした西側先進国全体──日本以外は確信犯だった可能性も高いが──にも不正確な情報はあふれていた。

曰く、ウラジミール・プーチンは孤立していて正しい情報が入らず無謀な戦争を仕掛けた。ロシア内部にも反プーチンの風が吹き、クーデターも起きる。またウクライナの反転攻勢でロシア軍は年末までに駆逐される。西側の制裁でロシア経済の崩壊も不可避、といった情報だ。

戦争はまだ続いているが、現状では概ねの答えは出ていると言わざるを得ない。

なぜ、これほどはずしてしまったのか。少し大胆な見立てをすれば、これこそが「民主主義の劣化」の正体だ。さらに踏み込んでいえば、民主選挙のもつ負の側面がさらけ出された結果かもしれない。

示唆に富んだ二つの出来事がある。

一つは、イギリスのトニー・ブレア元首相が、英ディッチリー財団の年次講演会で行ったスピーチだ。伝えたのは『newsphere』(2022年7月20の記事)だ。ブレア氏はこの講演で、台頭する中国を念頭に、「欧米の政治的・経済的支配は終焉を迎えつつある」と危機感を表している。そして、だからこそ西側諸国は「自国の政治を立て直し結束する」ことが大切だと訴えたのだ。

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「国葬」と聞いて思い出す、勲章も社葬も固辞した石田礼助氏の逸話

岸田文雄首相は、参院選の遊説中に凶弾に倒れた安倍晋三元首相の「国葬」を実施すると表明。賛否の声が渦巻くなか、7月22日の閣議で9月27日の挙行が決定しました。「国葬」の報に接した時に三井物産の役員や国鉄総裁を務めた石田礼助氏を思い出したと語るのは、評論家の佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、生前には勲章を断り、遺言で社葬も固辞していた石田氏の言動を紹介。汚職事件のキズを持つ先輩の大臣就任を諌めた時の「日本人は極めてケッペキ」の言葉が、現代では通用しなくなったと、“モリカケ、桜”のキズを持つ元首相の「国葬」への疑念を表明しています。

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日本人は極めてケッペキか?

国葬なのだという。それを聞いて私は、城山三郎が『粗にして野だが卑ではない』(文春文庫)で描いた石田礼助の遺言を思い出した。三井物産の役員をし、国鉄総裁となった石田は、勲一等を送ると言われ、「おれはマンキーだよ。マンキーが勲章下げた姿見られるか。見られやせんよ。キミ」と言って断った。

次の遺言の中のママは夫人のつゆを指す。

  • 死亡通知を出す必要はない。
  • こちらは死んでしまったのに、第一線で働いている人がやってくる必要はない。気持はもう頂いている。
  • 物産や国鉄が社葬にしようと言ってくるかも知れぬが、おれは現職ではない。彼等の費用を使うなんて、もってのほか。葬式は家族だけで営め。
  • 香典や花輪は一切断われ。
  • 祭壇は最高も最低もいやだ。下から2番目ぐらいにせよ。
  • 坊さんは1人でたくさんだ。
  • 戒名はなくてもいい。天国で戒名がないからといって差別されることもないだろう。
  • 葬式が終わった後、「内々で済ませました」との通知だけだせ。
  • ママは世間があるからというかも知れぬが、納骨以後もすべて家族だけだ。
  • 何回忌だからといって、親族を呼ぶな。通知をもらえば、先方は無理をする。
  • それより、家族だけで寺へ行け。形見分けをするな。つゆが死んでも同じだ。

77歳で国鉄総裁にかつぎだされた石田は国会で背筋をピンとのばし、議員たちを見下ろすようにして「諸君!」と呼びかけた。「生来、粗にして野だが卑ではないつもり。ていねいな言葉を使おうと思っても、生まれつきできない。無理に使うと、マンキーが裃を着たような、おかしなことになる。無礼なことがあれば、よろしくお許し願いたい」と断った上で、「国鉄が今日のような状態になったのは、諸君たちにも責任がある」と言い放った。

赤字を構わずに選挙区に鉄道を引いたからである。「我田引水」ならぬ「我田引鉄」と言われた。もっともな批判だが、誰にも言える言葉ではなかった。

石田は若き日に、物産の先輩である山本条太郎に、「大臣になろうと思うが、君の意見は」と尋ねられ、ズバリと答えた。「あなたの眉間にはシーメンス事件のキズがある。日本人は極めてケッペキ。おやめなさい」。山本の顔色が変わるような直言だった。

石田の言うように「日本人は極めてケッペキ」かどうかは疑わしいが、石田自身は潔癖だった。今度の国葬の主にはモリ、カケ、桜といったキズがある。それを含めての国葬だとするならば、「日本人は極めてケッペキ」という石田の評価を返上しなければならないだろう。

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エアコン普及率わずか5%で悲鳴。欧州を襲う記録的猛暑はなぜ起きた?

日本では異例の早さで梅雨が明け、記録的な暑さとなっていますが、世界でもどうやら状況は同じようです。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』では著者でジャーナリストの伊東森さんが、世界での熱波の影響や地球温暖化との関係について詳しく語っています。

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日本、そして世界で熱波が到来。しかしヨーロッパのエアコン普及率はわずか5%、地球温暖化との関係は?

日本、そして世界ともに記録的な暑さが続いている。日本では異例の早い梅雨明け同時に、記録的な暑さが到来。この記録的な暑さは世界でも同様。ヨーロッパ、インド、パキスタンでは40℃を超える厳しい暑さに見舞われた。その影響により、森林火災や干ばつも起きている。

とくに6月中旬のヨーロッパの気温は平年を10℃も超えるような暑さだった。猛暑は世界中のメディアでも話題に。

英BBCは、「日本で猛烈な熱波 1875年の観測開始以降で最悪」との見出しで、「日本が過去150年近くで最悪の熱波に見舞われており、各地でうだる暑さが続いている。」と伝えた(1)。

同じくBBCは、「猛烈な熱波が欧州を北上、仏英で猛暑警報 スペイン北部で43度観測」と題し、

「スペイン北部では18日、摂氏43度を記録した。フランスとイギリスではそれぞれ猛暑警報が発令された。フランス、ポルトガル、スペイン、ギリシャで発生した山火事では、数千人が避難を余儀なくされている。イギリスでは過去最高気温に達すると予想されている。専門家はフランスの一部が暑さによる「終末」に直面しているとしている。」とした(2)。

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旦那のせいで家庭の雰囲気が最悪に。妻は我慢するしかないのか?

一生一緒にいると決めたはずなのに、旦那と一緒にいるのが辛く、苦しいものになってしまっている─。そんなご夫婦も存在することでしょう。今回のメルマガ『佐藤えいきの「自分キラキラ!夫に振り回されない私になるメルマガ」』の著者で男性夫婦カウンセラーの佐藤えいきさんは、 旦那のキャラクターによって家庭の雰囲気が大きく変わってしまうとして、その対策や解決策を語っています。

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夫に振り回されない生き方

旦那のキャラクターで家庭が変わる?

日々、カウンセリングをしているとクライアントさんの中にはこんな旦那さんに困っている女性がいます。

1つは旦那さんに思いやりがなく、家族や奥さんへの気遣いがないという場合。もう1つは旦那の機嫌がその時によって激しく変わるという場合。

どちらも旦那の性格=キャラクターによって家族や家庭の雰囲気が黒い雲が立ち込めたように悪くなるので、クライアントさん自身もお子さん達など家族も旦那の顔色をうかがってしまったり、旦那に言いたいことを言えなかったり、旦那の機嫌を気にしてしまったりということになってしまいます。

もしかしたら貴女にも、こういう旦那の機嫌をうかがってしまうという場面が
あるかもしれません。

そういうとき。機嫌が悪い旦那の様子に耐えてひたすらガマンするだけしか、やり過ごす方法はないのでしょうか。

思いやりや気遣いがない旦那を「もう性格だから…」とか「こういう人だから…」と諦めるしか、ないんでしょうか。

今日はその辺りの対策や解決策についてお話ししたいと思います。

気遣いがない旦那

まず前者の“気遣いがない旦那”の場合。

こういう旦那はたいてい、自分勝手です。自分がダラダラしたいから部屋の中が散らかっていてもお構いなし。

例えば貴女が仕事や家事や子育てでワンオペで忙しくても自分は知らんぷり。まさに奥さんはメイド代わり。仕事をしてお給料を入れてるだけで、家ではグータラ夫。

そういう旦那は自分勝手で相手のことを考えない。いやむしろ考える、というところまでアタマが及ばない。

自分の好きなように過ごしたい。自分が食べたいときに食べ、ゲームをしたければゲームをし、動画を観たければ観る。自由をこよなく愛しそれを邪魔するヤツは指先一つでダウンさ!状態。

こういう旦那の場合。「オトコが上、女は下」という風に女性を見下している傾向があります。

旦那が「オレとお前は対等だ」と“コトバでは”言ってはいても、態度・行動・しぐさはそうはなっていないということ。

だから奥さん側が「ねぇ、ちょっと手伝って」と言っても「ちょっと、これして欲しい…!」と言っても、なかなか動いてくれない。

むしろ逆キレさせる…!という場合もあったりするので、これはなかなか大変だしつらいですよね…。

つまりこうした旦那は相手に対しての配慮もないし、思いやりがないのです。相手を気遣えない、相手の思いを察することができないという症状です。

これは自己愛パーソナリティ障害の旦那に多いです。そもそも相手の気持ちを察する、ということができないのです。

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エアコン25℃で月4000万円の人件費節減に成功。姫路市役所の取り組みが話題、電気代7万円増より遥かに大きいメリット

アメリカやヨーロッパ、インドなど世界規模の気温上昇が報じられる中、日本でも猛暑の足音がすぐそこまで迫っている。そんな中、兵庫県姫路市役所が行ったというある取り組みがSNSで話題になっているという。それは「エアコンの設定温度を25℃にしたら月4000万円の人件費節減になった」というもの。果たしてどういうことなのだろうか。

エアコン25℃設定で人件費大幅削減の皮肉

2005年の夏、地球温暖化対策から始まったクールビズ。それに伴い環境省が「冷房時の室温28℃」と決めたことから、日本のオフィス環境は「エアコンの設定温度は28℃にしなくてはならない」雰囲気になってしまった。

それに対し、「労働環境を快適にして仕事の効率を高めたい」との思いから、働き方改革の一環として“異を唱えた”のが姫路市。

元医師である清元秀泰市長は「エアコン設定温度を28℃から25℃に下げる」ことを発表。2019年の夏を25℃で乗り切った。

マネー現代によると、「姫路市役所はおよそ4000人が勤務しているが、光熱費は7万円増えた」というものの、「残業時間は平均で2.9時間減り、これを人件費に換算すると4000万円になる」という。

光熱費は上がってしまったが、その見返りは大きすぎるくらいの価値があったといえそうだ。削減できた人件費はもちろん市民が払っている税金である。

職員に行ったアンケートでも、25℃の温度設定がちょうどよく、業務効率と就業意欲を向上させ、勤務後の疲労感の軽減に繋がったことが分かったとしている。

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28℃設定の勘違い。科学的根拠は一切なしという事実

そもそもなぜエアコンの設定は28℃に決められたのだろうか。

実は「建築環境衛生管理基準」と労働安全衛生法「事務所衛生基準規則」の「室内の温度を17度以上28度以下」という原則の28℃の限界を基準にしたもので、科学的根拠は一切ない。

導入当時環境省の担当課長で、現在は衆議院議員である盛山正仁氏は、法務副大臣時代に出席した会議の中で、「科学的知見をもって28℃に決めたのではない。なんとなく28℃という目安でスタートした」と告白。

温度の見直しに言及したが、その後、環境庁側が「見直しを検討しない」という見解を示したことで、現在に至っている。

夏場の室内の最適な温度は、快適さの国際基準ASHARE55で22〜26℃とされている。

建築と健康の関係を研究する慶應義塾大学理工学部の伊香賀俊治教授によると「室内温度28℃は快適さとは遠く、あくまでも我慢している状態だ」という。

エアコンメーカーダイキンのホームページによると、環境庁が基準とする28℃とは室内の実際の温度のことで、エアコン温度設定ではない。外気温の影響で室温が上昇すると、実際の室温はエアコン温度設定より高くなる場合が多いとしている。

実際に28℃に設定しているオフィスで働く人の中には、汗をかいている人も多く、デスクで小さな扇風機を回している様子もみられる。快適だとは言い難い環境なのだろう。

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もちろん、夏場の電力逼迫が叫ばれる中、設定温度を下げることが必ずしも推奨されるわけではない。しかし、残業の減少、仕事の効率アップなど多くのメリットを得ることができるのであれば、「28℃に設定しなければいけない」という常識は変わってくるかもしれない。

英国で初のインド系首相誕生か。スナク氏トップで焦るバイデン、対中政策で米国反発の可能性

英国 党首選が向かうところ

ジョンソン首相の辞任に伴う英国の党首選が注目されます。ジョンソン氏のような色濃い候補者がいない中で党首の絞り込み投票が5回行われ、決選投票はリシ スナク氏とリズ トラス氏の対決となります。決選投票は党員によるオンラインと郵便投票が8月から始まり9月2日に締め切り、9月5日に公表される予定です。

さて、この二人、同じ保守党にいながら全く違う性格、水と油といってもよい争いに対して党員はどう判断するのか、そして保守党以外の国民はそれをどう見るのか、政治の向かうところを具現化するようで夏休みの課題としては最高ではないかと思います。

まず、絞り込み投票で5回全部を1位で通過したスナク氏です。

インド系英国人でゴールドマンサックスから政治家に転向、一見する限り頭は非常に切れそうです。日本の方がインド人をお見掛けするのはインド料理屋ぐらいだと思いますが、孫正義氏がインド人を重用するようにいわゆるインドエリート層は別次元のレベルにあります。

バンクーバーはインド人の北米最大級の地ですのでビジネスなどで接することも多いのですが、物事をはっきり言うタイプで極めて論理的、ポピュリズムは二の次という感じです。

IT技術者にインド人が多いのも論理思考の構築ができるためで逆に言えば冷たい感じを受けるかもしれません。

氏は物価高を受けて世論が減税を望む中、供給側に原因があるインフレ下に於いて減税などすれば余計需要を喚起し、物価高を助長する」と明言、減税は物価高が収まったらやるとしました。

これは上述したように極めて論理的であり、非ポピュリズムであります。が、私もこれは正しいと思います。

ただ、問題は対中国政策で何が何でも「アンチ中国」ではなく「価値や利益が保護されている分野では中国と関わるべきだ」(産経)とある点が引っかかります。

つまりジョンソン首相が築いた強硬な中国政策を見直し、部分的に緩めにして取引をするというスタンスです。当然ながらこれはアメリカの反発が出ます。

事実、オーストラリアも先般の政権交代を受けて、それまでの対中国強硬姿勢から親中に偏るのではないか、と懸念されていましたが、実際に急速な貿易拡大が足元で見られます。

オーストラリアから中国への資源輸出です。ということはクワッドがインドの自己中心主義でその団結力に疑問符がついていたところに「オーストラリアよ、お前もか」という感じではあります。英国が対中政策の変更をするのか、ここが最大の注目ポイントだと思います。

アメリカで注目。なぜ今、最古の歴史書『戦史』に学ぼうとするのか

ロシアがウクライナに侵攻してから5カ月が経とうとしています。平和な時代に慣れてしまった私たちが、「戦争はいつ起きてもおかしくない」と気付かされた中、アメリカでは最古の歴史書である『戦史』が注目されているといいます。そこで今回のメルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』では、『戦史』のわかりやすい解説を加えた一冊を紹介しています。

『戦史』に学ぶ。危機を考えるヒント】⇒『人はなぜ戦争を選ぶのか』

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人はなぜ戦争を選ぶのか

トゥキュディデス・著 ジョハンナ・ハニンク・編 太田雄一朗・訳 茂木誠・解説 文響社

こんにちは、土井英司です。本日ご紹介する一冊は、最古の歴史書『戦史』のなかから、演説部分を抜粋し、解説を加えたもの。

【参考】『戦史

繁栄を極めた古代アテネが、なぜ無謀な戦争に向かい、ペロポネソス戦争で敗北するに至ったのか、その経緯がよくわかる記述で、戦争の危機に直面している現在のわれわれが読めば、いろいろと示唆が得られる内容です。

新興国家が台頭し覇権国家の不安が増大すると両者は必ず軍事的に衝突する

これは、「トゥキュディデスの罠」と呼ばれる法則ですが、近年アメリカでは、覇権国家スパルタと新興国家アテネをアメリカと中国になぞらえて米中衝突を避けるべく、「今こそ『戦史』に学ぼう」という声が高まっているそうです(アメリカがスパルタとは限りませんが)。

なぜ人は戦争に向かうのか、そしてどんな要因から戦況が不利になっていくのか、単純ではない、複合要因が見えてきます。

  • なぜ中立の立場だけではダメなのか
  • なぜ財産よりも国や自由を守るべきなのか
  • 民主主義の危険性はどこにあるのか

中立国だったミロス島は頼りにしていたスパルタの援護なしにアテネに滅ぼされ、成人男性は皆殺し、女性と子どもは奴隷として売り飛ばされましたが、なぜ中立なだけでは危ないのか、その理由がよくわかります。

巻末には、世界史に詳しい予備校講師で、歴史系YouTuberとしても知られる茂木誠氏の解説が付いており、こちらも勉強になると思います。