近所の人の“おせっかい”を上手に断るには?公認心理師に聞いてみた

共働きの子育て世帯にとってご近所の世話好きの存在は、心強い助けとなるもの。ただし、望んでもいないお世話の頻度や程度がすぎると、「おせっかい」に感じられ、断りづらくて悩みとなってしまいます。今回のメルマガ『公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―』では、中学生の娘さんが小さな頃からお付き合いがあるというご近所さんに悩まされている母親に、公認心理師の永藤さんが上手な距離の取り方をアドバイス。お世話にもなり悪気のない相手をどうしても遠ざけたいのであれば「覚悟をもって」と伝えています。

ちょっと御相談がありまして:おせっかいな人を遠ざけたい

皆様からお寄せいただいたご相談や質問にお答えしたり、一緒に考えたりしていきます。

Question

shitumon

40代女性、共働きで中学生の娘がいます。近所に住む60代後半の女性が、何かとおせっかいをしてきます。具体的には、いらない手作りの趣味の品を押しつけてきたり、傷んでいる野菜を大量にくれたり、好みの合わないお惣菜を大きなタッパーで持って来たり、という感じです。

彼女いわく「ご両親共働きで、娘さんは家庭の味とかをよく知らないでしょう?だからこういう煮ものとか食べさせてあげて」とか「手作りのものって、既製品より心がこもっているから、こういうものを持った方がいいわよ」とか。

正直言って、うんざりなのです。確かに娘が小さい頃は、急に熱を出したりしたときや仕事の都合がつかなくてお迎えに行けないときなどに頼らせてもらったことがありました。それは本当に感謝していますし、相応のお礼もしています。お会いした時には、愛想よく接しています。

でも、娘も私も、彼女の押しつけがましさや彼女の正義感に、辟易としているのです。娘も先日、たまたま同級生の男の子と何気ない立ち話をしていたら、彼女にものすごい勢いで怒られたそうで、「近所で会うのが怖い」と言っています。

角が立たないようにいろいろお断りするにはどうしたらいいのでしょうか?夫は「あのおばさん、昔からおせっかいで有名だから、どうにかしようなんて無理だよ」とあきらめています。

【永藤より愛をこめて】

ああ、いらっしゃいますよね……。相談者様の心の内、お察しします。

彼女にしてみれば、もう家族同然親戚同然なのかもしれませんが、こちらにしてみれば赤の他人ですよね。私自身も、自分の心のテリトリーにズカズカ土足で入られたり、頼んでもいないことをされたら、迷惑にこそ思えどありがたいなんてちっとも思えない人間なので、「辟易」「うんざり」がとてもよくわかります。

「角が立たないようにいろいろお断り」は、相手が悪気がない分とても難しいのは確かですよね。どの程度の頻度で会ったり話したりしているのかにもよりますが、少なくとも「いやだな、めんどうだな」という気持ちがあるのであれば、現状よりも物理的な接触を減らしていく努力をした方が、心の平穏に近づけると思います。

この記事の著者・永藤かおるさんのメルマガ

どの口が言うのか?イスラエルとハマスに停戦を呼びかけるプーチンの魂胆

国連安保理でも有効な議論は進まず、出口が見えない状況となっているイスラエルとハマスの紛争。その激化は中東地区のみならず、国際秩序再編のトリガーになるとの見方もあるようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、そう判断せざるを得ない理由を、現段階で同時進行的に4つの国際紛争の調停・予防調停に当たっている専門家目線で解説。さらに混乱の国際情勢の中で、日本政府が果たすべき役割を考察しています。

【関連】イランではない。戦争中のプーチンがハマスに「武器弾薬支援」をした“真の思惑”

開け放たれたパンドラの箱。ハマスの蛮行が世界にもたらす大混乱

“Let me state that there is no peace with arms, no peace under oppression.

No fraternity without equality.

My wish is a comradeship of all human-kind.”

(「言わせてください。武力による平和などありません。抑圧の下での平和などありません。

平等なき友愛はありません。

私の願いは、すべての人類が友情で結ばれることなのです」)

これはセネガルの初代大統領で、非常に著名な詩人であるレオポール・セダール・サンゴール氏の言葉です。

サンゴール大統領は1960年から1980年まで20年にわたり、セネガルの大統領を務め、セネガルの統治の基礎を作り上げました。2001年にお亡くなりになっていますが、世界が分断に苦しみ、世界至る所で不条理な戦争が勃発する危険性と懸念を見据えていたのではないかと、今、私は感じざるを得ません。

現在、4つの国際紛争を同時進行的に調停・予防調停を進めていますが、それぞれのケースを深く分析し、解決策を模索する中で、サンゴール大統領の言葉に大きく頷いている自分がいます。

お気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、実は今週のこのコーナーのタイトルは、先週号と同じものになっていますが、私の中では1週間経った今、さらにこの“開いてしまったパンドラの箱”という表現が妙に、悲しいことにしっくりと来ています。

10月7日にハマスによる奇襲攻撃によって始まったイスラエルとハマスの終わりなき戦いでは、僅か2週間弱の間に少なくとも双方で7,000名以上が命を落とし、その内、約3,000人が子供という悲惨な状況です。

国際社会からの非難と圧力を受けて、イスラエルはまだ地上作戦を全面的に開始しておらず、またラファ検問所を通じた人道支援物資のガザ地区への搬入がやっと始まっていますが、飲み水は全市民の1日分にしかならず、決して十分とは言えません。

そして何よりも、ハマスに横流しされることを恐れて、イスラエルは生命維持に必要なものであったとしても、ガザ地区への燃料の搬入は許可していないのが現状です。

イスラエルとしてはハマスに一斉攻撃を受けてメンツをつぶされたことのみならず、1,500人に上る死者を出し、外国人を含む200人以上がまだハマスによって人質に取られ、人間の盾状態になっていることから、振り上げてしまった拳を下すきっかけを失い、ネタニエフ首相の政治的な責任問題と相まって、“ハマス壊滅”をゴールに掲げている以上、なかなか妥協はできないのが現状のようです。

イスラエルにべったりなイメージがかつてないほど強まったアメリカ政府も、ついにイスラエル政府に対して人道支援のための“戦闘の一時中断”を要請していますが、イスラエル政府はこれには耳を貸していない(貸せない)状況です。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

店仕舞いが早い小江戸・川越。観光客に長く滞在してもらうための秘策は?

東京から近く、テレビ等のロケが多いこともあってか、観光客で賑わう小江戸川越。けれども日帰り客が多いからか、店仕舞いが早いからか、夜には観光スポット周辺から人がいなくなってしまうようです。今回の『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、著者で人気コンサルの永江一石さんが、そんな地方の観光地の個人飲食店は、朝の時間に活路を求めることを提案。コロナ禍の影響や高齢化で夜の時間を活用しづらいなかで、賑わいの時間を長くする方法として、事例をあげてアドバイスしています。

川越の個人飲食店の生き残り戦略

Question

shitumon

埼玉県の川越に住んで30年弱になります。市も広報で頑張っているようで近年観光地としての露出が大幅に増えました。蔵のまちは休日だけでなく平日も割と賑わい、先週末の川越祭りは大変な人出でした。

そこで長年気になっていることがあります。川越は川越駅と本川越駅周囲に飲食店街があって普通に夜まで賑わいます。一方、観光の目玉で食べ歩きのお店が軒を連ねる「蔵のまち」は17:00過ぎると次々と閉店し、18:00過ぎるとパッタリ人通りが消えて閑散とします。

定年した私は回れますが、勤め帰りの地元民が寄る頃には何もないので結局両駅付近での飲食になります。観光地だからとも言えますが、一方で、東京近郊で日帰り客が多く(宿泊しないので)滞在時間が短いため客単価が低いのが課題とも言われています。いやいや、夕方6時に発たないと帰れないような場所から日帰りではこないでしょうと。

店が閉まるから客が帰るのか、客がいなくなるから店を閉めるのか、私には前者としか思えません。店の知人の聞くと縛りはないそうで、新入居のお店や、経営者が若返ったところは、夜まで開けてみるなどトライしている感じがあります。それでもコロナ禍下の落ち込みや事業継承できずに廃業した所も目につき、長時間営業に強いチェーン店が増えて古き良き個人店さんが減っていくのは悲しい。

もし一斉に1時間ずつ閉店遅らせたら街の活性もずいぶん変わるのではないかと(お店当事者ではないので無責任ですが)思ったりします。古民家をリノベーションで店舗にするなど個々の工夫で頑張っている人達もいます。今は客足が戻っていますが禍はいつあるかもしれず、現状維持マインドは危険ではないかと心配です。

お店が先か、お客が先か、どっちなのか。時間を拡大すべきか今のままがベストなのか。質的に変化する方向や、変えない良さもあるかも…この先長年お世話になる地域に対してどういう方向に応援していったら良いのか、もし永江さんだったらどうお考えになりますか?市の人口は微増ですが数年で減少に転じる予測になっています。

永江さんからの回答

夜の営業時間を延ばすよりも、朝に営業するお店を増やして「朝の街・川越」なんて動きを作っていく方が今のニーズに沿っていて流行るんじゃないかと思います。

地方に限らず都内も飲食店の閉店時間は早くなっていて、22時などに閉める店が増えました。飲み会が激減し二次会という言葉も死語になりつつあって夜の客足が少ないのと、この3年間で世間の生活習慣が変わったことが大きいでしょう。

この記事の著者・永江一石さんのメルマガ

Google日本元社長が評価。あの日本経済新聞が岸田政権に「苦言」を呈した“大きな意味”

国の未来を見据えているとは思えぬ、その場しのぎの政策を連発する岸田政権。先日も突如「所得税減税」の方針を打ち出しましたが、これに日経新聞が他紙に先駆けて社説で苦言を呈し、その存在感を見せています。今回のメルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~』では、『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』等の著作で知られる辻野さんが、「追及が中途半端な感はあるものの、大手メディアがはっきりと苦言を呈したことの意味は大きい」と評価。その上で、政局のために基幹税に手を出す首相を厳しく批判しています。

日経新聞が指弾。増税●●メガネに大手メディアが呈した苦言

ここのところ、権力に飼い慣らされてきた感の強い大手メディアですが、10月21日の日経新聞が『岸田文雄首相の所得減税指示は疑問だらけだ』という社説を掲げていて、思わず目を引きました。

「増税メガネ」と呼ばれることを異常なくらい気にしているという岸田首相は、いきなり所得税を対象とした減税を言い出し、23日から始まった今国会でも争点になると思われますが、岸田首相の脈絡のない迷走ぶりを批判する内容となっています。

「人気取りにもほどがある。」という書き出しで始まるその社説は、いつになく厳しいトーンで岸田首相を批判しています。それを読んで、私は思わず以下のようにX(旧ツイッター)へポスト(ツイート)しました。

突っ込みがまだまだ中途半端な感はあるが、珍しく #日経新聞 が社説で首相に苦言。世論に迎合しているだけかもしれないが、指摘すべきは遠慮会釈なくどんどん指摘して欲しい。

社説の要旨は、「岸田首相が、10月末に策定する経済対策の柱として、時限的な所得税減税の検討を与党幹部に指示した。経済成長で増えた税収を国民に還元すると言うが、必要性にも一貫性にも欠けるバラマキは止めるべきだ」というものです。

さらに、「増税論者とみなされるのを気にするあまり、22日の衆院長崎4区と参院徳島・高知選挙区の補欠選挙に向けた単なる人気取りではないのか。昨年、防衛費の増強を決めて増税を見込んでいるのに、ここで減税を進めようとするのは矛盾している。足元の経済対策と基幹税見直しの議論は切り分けるべきであり、場当たり的な減税に走るのは無責任だ」と指弾しています。

まことにごもっともな指摘です。岸田首相は、減税を物価上昇に賃上げが追いつくまでのつなぎと位置付けるそうですが、手続きとしては、与党の税制調査会で年末までに詳細を決め、関連の法案を成立させねばなりません。成立しても、恩恵が生じるのは来春以降になる見込みで、消費ではなくて貯蓄に回る可能性もあります。また、「賃上げが追いつくまでのつなぎ」とは、まさに場当たり的ですし、賃上げが簡単に実現できるとでも思っているのでしょうか。

物価高対策ということであれば、消費税を下げる方が簡単で効果的と思われますが、それには財務省が抵抗するので、時限的な所得税減税という奇策を持ち出したのでしょう。しかし、その後の報道では、一人当たり年間4万円程度で検討するということで、これでは物価高対策にも景気浮揚にも到底つながりそうにはありません。

この記事の著者・辻野晃一郎さんのメルマガ

また不倫発覚。懲りぬ元SPEED上原多香子で芸能記者が思い出す“猛スピード”な「超絶テクニック」

元SPEED・上原多香子に、またも不倫報道です。7月にも年下男性との不倫が報じられていた上原ですが、元SPEEDだけに早くも離婚&再婚かと思われたのも束の間、今度は別の年下実業家との不倫でした。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんは、そんな上原の名前を見るたびに思い出す、過去の「超絶テクニック」について暴露しています。

懲りない上原多香子の不倫発覚で蘇る、彼女の超絶ドライブテクニック

『FRIDAY』が元『SPEED』上原多香子の近況を伝えています。

上原といえば今年7月、『週刊文春』に年下男性との不倫を報じられ、芸能マスコミの間では離婚が噂されていましたから、私はようやく離婚が成立し、この年下男性と再々婚するのかと思いました。

ところが今回『FRIDAY』が報じたのは、この年下男性では無い新たな不倫相手の存在でした。

今度のお相手はやはり年下の、羽振りが良さそうな実業家で、この人なら今の旦那と離婚して2人の子供を引き取っても十分な生活が続けていけそうだという上原の算段が見えてくるような気がします。

記事の中の「上原がフォルクスワーゲンで子供を送迎する姿は地元でちょっとした話題になっていた」という文面から、今回のネタ元は上原と同じ保育園に子供を通わせているどこかの親からのリークだということが容易に想像出来ます。

「おはようございます!」と普段は笑顔で上原と顔を合わせてはいるものの、実は陰で「時々風間トオル似のイケメンが上原と子供達をピックアップしに来る」と誰かに言いたくて仕方なかった…みたいな感情でしょうか。

何だか笑顔で「じゃあまた明日ね! バイバ~イ!」と手を振り、上原が子供と不倫相手の車に乗りドアが閉まった瞬間、こういう人たちは踵を返して「ねえねえ、今の見た? 見た?」と井戸端会議に花が咲くシーンが想像できますが…安いドラマの見過ぎでしょうか。

私が長い芸能記者生活から言えるのは、学校もののスキャンダル記事のほとんどは、こういった子供が通う同じ園や学校に同じく自分の子供を通わせている“ママ友”や父兄たちからのタレこみがきっかけだと言う事です。

こういった人たちに限って人付き合いも良く、タレント家族のホームパーティに子供と一緒に招かれたりする訳です。

「え~そうなの? 大丈夫、絶対言わない。言う訳ないじゃない。〇〇ちゃんと親友だもん、うちの子…」と言いながら横を向いて舌を出している“質の悪さ”を感じてしまいます。

実は「盗撮魔」だったイケメン美容師・桃田秀人の被害者多数?注意すべき美容室内の「撮影」と洗濯機に仕組まれた高性能小型カメラの恐ろしさ

今も自身の映像・画像流出を戦々恐々としているサロン利用女性がいるとするならば、あまりにも気の毒に過ぎる。美容室「ice【アイス】」の代表でイケメン美容師として知られる桃田秀人氏が、自身のスマホや隠しカメラによって盗撮を繰り返していた可能性があるとして、SNSを中心に大きな話題となっている。甘いマスクで女性から大人気を誇る美容師周辺で、いったい何が起きているのだろうか?

ice【アイス】

元カノの告発で発覚したイケメン美容師の「裏の顔」

桃田氏が盗撮を繰り返していたことが発覚したのは、元カノでモデルとして活躍する椎名亜美さんのインスタグラム上での告発(現在は削除)だった。同棲していた桃田氏が、複数の女性を自分の留守中に連れ込んでいた証拠を掴み浮気を疑った椎名さんが、桃田氏のスマホを確認。そこには美容室の客や自宅に「招いた」女性たちを盗撮した写真や動画が大量に収められていたという。

盗撮被害者の中には元坂系アイドルも

その手口はこうだ。美容室の客に対しては、その髪を撮影するふりをしながら胸チラを撮影するばかりか、トイレに仕掛けた隠しカメラで「使用シーン」を盗撮。サロンモデルにはトイレで着替えるよう指示するなど、巧妙な誘導術も駆使している。

自宅のトイレや脱衣所、浴室にも隠しカメラが仕掛けられており、連れ込んだ女性たちの一糸まとわぬ姿も多数盗撮されていた。被害者には元坂系アイドルやYouTuberといった芸能人や有名人も含まれているという。そしてその中には、椎名さんの姿もあった

盗撮魔の「裏切り」と「脅迫」

この件が機となり二人は破局。その際、「全ての盗撮データの削除」と「桃田氏の警察への自首」を条件に、椎名さんから盗撮の事実を他言しない取り決めを交わしたとされる。

しかし「盗撮魔」は裏切った。しばらくの後、桃田氏が削除したふりをしていた盗撮データを他の端末にバックアップ保存していたこと、そして警察に自首もしていないことが発覚。これを椎名さんが問い詰めたところ、逆ギレした桃田氏から「バラしたらこの業界にいられなくする」と脅迫されたというから驚きだ。この件がSNS上で話題になったきっかけは、下記の滝沢ガレソ氏のツイートである。

この卑怯な脅しに、告発をためらってしまった椎名さん。しかし桃田氏の美容室を利用している自身のファンや友人たちが被害に遭い続けることに自責の念を持ち、ついにインスタでの告発に至ったという。彼女の勇気ある行動には、友人が被害に遭っていたという女性からもこんな声が上がっている。

「ただしイケメンに限る」も、度が過ぎると犯罪に

今回、一人の勇気ある女性の告発により明るみに出た桃田氏の盗撮行為だが、「氷山の一角」という可能性も否定できない。今後は美容室での撮影を依頼されたとしても、その相手がたとえイケメンであっても、注意が必要と言えるだろう。

さらに言えば、高性能の小型カメラが通販等で簡単に入手できてしまうのも問題だ。今回発覚したような超小型カメラであれば、多くの人が気づかないのが現状だろう。

昨今ネット上で頻繁に見かける、どんなマイナス要素でもイケメンであるならば許されるという「ただしイケメンに限る」という言葉。しかしいくらイケメンと言えども、今回のように度が過ぎれば犯罪であることは言うまでもない。そんなバイアスが働いたとは考えたくないが、椎名さんがこれまでどんなに警察に訴えても、まともに取り合ってくれなかったともいう。今後は桜田門の名にかけて、きちんと「仕事」をしてくれることを願うばかりである。

米国で400万件。高齢者の手術後に使われる抗精神病薬・向精神薬の調査結果

手術後には精神的に不安定になる傾向があり、特に高齢者の場合は、「術後せん妄」と呼ばれる状態に陥るケースが多くあるようです。今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、術後の高齢者に使用された抗精神病薬や向精神薬を調査したアメリカの研究を紹介。2008年から2018年にかけての約400万件のデータから、使用される薬剤の主流が明らかに変わってきていると伝えています。

手術後の高齢者に対する抗精神病薬・向精神薬使用の傾向

手術後に不穏・興奮(あるいは逆に、活動性の低下)・幻覚・認知機能低下等の症状が変動を伴って出現する病態を“術後せん妄”と言います。このような精神状態悪化に対して、最近では非定型抗精神病薬を始めとする薬剤が使用される傾向にあります。

今回は、手術後の高齢者に対して、どのような薬剤が使用される傾向があるのかを調べた研究をご紹介します。

手術後の高齢者に対する抗精神病薬・向精神薬使用の傾向
Trends in use of antipsychotics and psychoactive drugs in older patients after major surgery

アメリカの一般病院や研究機関関連病院における研究で、65歳以上の高齢者の手術を含んだ4,098,431件の入院が分析の対象となりました。

かつては良く使用されていたハロペリドールなどの古典的抗精神病薬、せん妄をひき起こす可能性があると言われるベンゾジアゼピン系薬、比較的副作用が少ないと言われる非定型抗精神病薬、抗うつ薬、抗てんかん薬等について、2008→2018年で使用日数を確認しました。

  • ICUにおけるハロペリドールやベンゾジアゼピン系薬の使用は低下していました(例:ベンゾジアゼピン系薬の一般病院での使用日数 261→136日/1000日当たり)。
  • 非定型抗精神病薬、抗うつ薬、抗てんかん薬、デクスメデトミジン(α2作動性鎮静薬)の使用は増えていました。

要約:『高齢者の術後に使われる薬剤は、かつて使用されていたハロペリドールやベンゾジアゼピン系薬から非定型抗精神病薬等へ変化している』

非定型抗精神病薬等が必ずしも安全とは言えないというデータもありますが、少なくともかつて主流だったハロペリドールやベンゾジアゼピン系薬を控える傾向は明らかなようです。

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金正恩と会ったのは“影武者”か?プーチンに囁かれる「年内死亡説」の真偽

これまでもたびたび健康不安説が囁かれてきたプーチン大統領。そんなロシアの独裁者が、10月22日に心停止状態に陥っていたという情報が飛び込んできました。今回のメルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、この仰天ニュースを伝える記事を紹介。さらに現在メディアに露出しているプーチン氏の「影武者疑惑」と、日本の大手メディアが行ったAIによる真偽の検証結果を取り上げています。

【仰天】★プーチン「心停止説」と「影武者説」

日本でも時々テレビで紹介される「SVR将軍」は、「プーチンが最近死にかけた」という話をしています。『中央日報』10月24日付。

23日(現地時間)、英国タブロイド紙のミラーやエクスプレスなどは元クレムリン宮(ロシア大統領府)情報要員が運営していると推定されるテレグラムチャンネル「ゼネラルSVR」を引用し、プーチン大統領が22日夜に心停止に陥り救急要員から緊急措置を受けたという内容が出たと報じた。

ちなみにSVRというのは、ロシアの対外情報庁のこと。「SVR将軍」は、「クレムリンのインサイダー情報を発信している」と言われています。

● SVR将軍のYouTubeページ:General SVR

このチャネルは「午後9時5分ごろ、プーチン大統領の保安要員が大統領寝室で何かが落ちる音を聞き、寝室に駆けつけるとプーチン大統領がベッドの横で倒れているのを発見した」と主張した。また「保安要員はプーチン大統領が床でけいれんを起こして横になっているのを見た」とした。

 

医療陣がプーチン大統領に蘇生術を試み、プーチン大統領が官邸内の特別集中治療室で意識を取り戻して状態が安定したともこのチャネルは主張している。

モスクワ国際関係大学のソロヴェイ元教授は、「プーチンは年内に死ぬ」と断言しています。ですが、皆さんは、不思議に思うでしょう。

「ていうか、プーチン、めちゃくちゃ元気でしょう?つい最近も、金正恩と会ってましたよね?」と。9月13日プーチンは金正恩と元気に過ごしている。

ここから、皆さん、びっくり仰天の説が登場します。

SVR将軍やソロヴェイ教授は、「本物のプーチンは、死にかけている。金正恩と会ったのは、【 影武者 】だ!」と主張しているのです。

「トンデモ、トンデモ、トンデモ~~~~~!!!」と思われるでしょう。それが、普通のリアクションだと思います。

あのチョコザップが大成功した「運動三日坊主」のみなさまを取り込むコツ

芸能人なども通っているRIZAP。そのグループが運営している低価格ジムが話題となっています。メルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』著者でMBAホルダーの理央さんは、その売れる仕組みに着目し、潜在的ニーズに気づくコツについて語っています。

なぜ、顧客価値が大事なのか?~chocoZAP(ちょこざっぷ)に学ぶ、成功する製品・サービス開発

RIZAPグループが運営する低価格ジム、「chocoZAP(ちょこざっぷ)」が話題になっています。

10月16日の日本経済新聞に、興味深い記事が載っていました。

(以下、記事より引用)
ある店舗にスターバックスの飲み物を片手に男性がふらりと入ってきた。だがランニングマシンを少しだけ使い、10分足らずで帰ってしまった。

SNSではこうした行動に「最近ちょこざっぷに通い始めたんだけど、他の利用客がバイクマシンを2分だけこいでどっかに行ったり、合間にスマホで漫画を読み始めたり、みんな意志が弱そうでとても心強い」などと支持が集まる。一方、ガチ(一生懸命)にジムでトレーニングをする人からは「意味の無い運動量だ」と批判交じりの投稿も。そして、その投稿への反論がまた相次ぐ。

セルフ型のちょこざっぷは1日5分の運動を掲げ、ジムでの着替えや靴の履き替えはいらない。月額2980円(税抜き)とコスパの高さが支持され、わずか1年3カ月で会員数が83万人と日本一になった。隙間時間で楽しめるタイパ(タイムパフォーマンス)の良さも要因だが、それ以上にガチの運動が苦手な「ゆるい系」のユーザーをつかんだことが大きい。
(引用以上)

とあります。

私もコロナ前まで、スポーツジムに通っていました。そこもそうだったのですが、通常スポーツジムというと、インストラクターがいて、エクササイズの指導をしてくれ、マシンも充実していています。

またジムによっては、ヨガができるスタジオあったり、サウナ付きのプールがあったりと、マシンや施設が充実していることが、大きな差別化ポイントになります。

ところが、このチョコザップのサイトを見ると、大規模なジムの設備やプールは無さそうです。

その代わり、スマホで最短3分で開始できる、とか、毎日5分でエクササイズ、といった、利便性を全面に押し出しています。

女性だけの30分フィットネスを売り物にした、カーブスと、一見似ています。

そもそも、チョコザップはセルフ型ジムなので、通常のジムに比べて、マシンも少なく、インストラクターもいないので、「エクササイズをしっかりやろう!」と気おう必要もありません。

プログラムも決められていないため、自分の好きなタイミングで、好きな時間だけ、マシンやセルフエステができます。

この気軽さに加えて、値段の安さとで、顧客が潜在的に持つ、“通わなければ”という義務感なく続けられるのが特徴です。

このように、既存の業界にいながら、自社のサービスを見直し、自社の強みに特化して、不要なサービスや製品の機能を、削ぎ落とすビジネスモデルを、「アンバンドリング」と言います。

LCCやQBハウスがこれに当たります。

チョコザップは、この“引き算”の戦略で、不要なサービスを取り除き、価格も下げることで、入会の壁を取り払っているのです。

そして何よりも、エクササイズや原料など、続けることが難しく、誰もが陥りがちな“三日坊主の壁”を、破りやすいサービスの組み合わせですよね。

元々RIZAPグループが得意なサービスです。

この記事の著者・理央 周さんのメルマガ

闘病しながら阪神で16年戦い続けた岩田稔投手「幸せの条件」とは?

「1型糖尿病」という大病を抱えながらプロ野球選手としての現役人生を全うした岩田稔さん。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、岩田さんに「幸福の条件」というテーマでインタビューをしています。

阪神タイガース「不屈の左腕」岩田稔さんが引退後も闘い続ける理由

才能溢れる選手同士が火花を散らすプロ野球界。現時点で完治する術は明らかになっていない「1型糖尿病」を抱えながら、人気球団である阪神タイガースで16年間の現役人生を全うした選手がいます。岩田稔さん(Family Design M代表)です。

『致知』2023年11月号のインタビューで対面した「不屈の左腕」の素顔──。

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日本各地を猛暑が襲った2023年8月の末、弊社社屋の前で待っていると、スーツに身を包んだ大きな体が目に入りました。元阪神タイガース投手・岩田稔さんです。普段は地元大阪を中心に活動されていますが、取材のために東京までお越しくださったのです。

取材を申し込んだテーマは「幸福の条件」。

その理由はいくつもありますが、岩田さんが「1型糖尿病」という突発性の、原因が究明されていない難病に罹りながら、生きる意欲を失わなかったこと。また、本人に持病があろうと成績がものを言うプロの世界において、16年間粘り強く闘い続けられたことにも心を動かされたからです。

そもそも、1型糖尿病は一般的に知られている糖尿病とどこが違うのでしょうか。岩田さんの見解を抜粋して紹介します。

〈岩田〉
糖尿病というと、甘いものの食べ過ぎや運動不足などで罹るイメージが強いでしょう? それは主に「2型」の話です。

1型は日本の糖尿病患者のうち僅か数%、子供の年間発症率は10万人に2~3人と言われていて、原因はまだ完全には解明されていません。発症年齢のピークも2型は成人なのに対して、ゼロ歳児が発症することもあります。子供や若者が突然発症する例が多いのが特徴です。

プロ入りした頃、よく「ええもん食べてたんやな」ってからかわれましたが、生活習慣は関係ないですね。かといって遺伝かというとそれも違います。誰が悪者という話ではなくて現状は、なったら仕方ないという病気なんです。

聞くところによると、イギリスのメイ首相や、現在メジャーリーグのボストン・レッドソックスで活躍するアダム・デュバル選手、サッカーの強豪レアルマドリードのナチョ・フェルナンデス選手らも同様に、病と共に生きているとのこと。

岩田選手が発症したのは17歳、高校2年生の冬でした。高校球児にとっては最後となる春のセンバツ、夏の甲子園出場を懸けた闘いに向かう時期に、突然の病に襲われたのです。

「何度もひどい偏見に遭い、壁にぶち当たってきました」。岩田さんは続けます。

<岩田>
私はエースでした。そこに……

(『致知出版社の人間力メルマガ』2023年10月26日号より一部抜粋)

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