【動画】まるでブラックホールの入口?砂鉄の動きが面白い!

今回ご紹介するのは、普段目には見えない磁場が見えるという実験動画。

砂鉄の上に磁石を落としたり、砂鉄が磁石に吸い込まれるように舞い上がったりする様子が捉えられている。

早速こちらをご覧いただこう。

 

 

磁石を落とした瞬間、集まってくる砂鉄。

スローモーションで見ているからこそ、普段目に見えない磁場が見えるのは面白い!

まるでブラックホールに吸い込まれていく感じ・・・。

この動画を見た視聴者からは「一瞬でフッサフサやな」「磁場の様子が見えて面白かった」「僕のコメントの磁力にみんな吸い寄せられちゃうぜ。」などのコメントが寄せられている。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Magnetic Games)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

なぜAmazonは1.5兆円で高級スーパーマーケットを買収したのか?

マーケティングのプロでメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』の著者、理央周さんの書籍『売上がぐいぐい伸びるお客様の動かし方』が2018年9月に刊行されました。「『アマゾン』が高級スーパー『ホールフーズ』を買収した理由は?」など、クイズ形式で成功している企業やお店の消費行動を促すノウハウが掴めるその内容を少し覗いてみませんか?


Appleが新製品発表の際に行う「じらし戦法」

どれだけ不景気でも街角を探せば繁盛するお店が必ず見つかる。業界を牛耳る大企業が必ず生まれる。TwitterやInstagram、YouTubeなどの登場でお客様へのリーチの仕方が変わった現代社会でも“商売の本質”は変わらない売上がぐいぐい伸びるお客様の動かし方(理央周/実務教育出版)の著者であり、Amazonジャパンやマスターカードなどでマーケティング・マネージャーを歴任した理央周さんはこう指摘する。

 『売上がぐいぐい伸びるお客様の動かし方
(理央周/実務教育出版)

マーケティングの本質は、お客様を動かすこと。どうすればお客様の心は動くのか。欲しいものは何なのか。ずっと買ってくれるようになるにはどうすればいいのか。 本書は、あの世界的大企業AppleやAmazonが実践する、お店の売上がぐいぐい伸びる現代社会に合わせたマーケティング手法を解説する1冊だ。本稿ではその中身を少しだけご紹介したい。

現代において、商品・サービスを知ってもらうプロセスに“検索”は欠かせない。情報を断片的に「チラ見せ」すると、顧客の期待感をあおり、検索数をあげて認知度を高められる方法がある。ティザー・プロモーションだ。 これは俗に「じらし戦法」とも呼ばれており、重要な情報を最初からすべて見せるのではなく、あらかじめ計画した段階に応じて情報を小出しにする方法だ。段階ごとに検索する人が増えるため拡散につながり、話題を喚起・共有できる。

この方法で話題作りに成功したのが、2016年に大ヒットした『シン・ゴジラ』だ。古くからのマニアが多く生半可なモノが出せない厳しい状況で、シン・ゴジラ制作陣がとったプロモーションが「じらし戦法」だった。 これまでのゴジラ映画は、公開までにゴジラの姿を全部見せていた。対してシン・ゴジラの予告編は、パニックに陥って逃げ惑う人々の様子と映画のタイトルだけ。その文字でようやくゴジラ映画であることが分かったほど「じらした」プロモーションで、公開前から大きな話題になった。

公開前から話題といえば、Appleも同様だろう。初めて「iPhone」を発表した2007年、経営陣は「Appleが電話を作るらしい」というウワサが流れるように仕向け、「ただの電話ではないらしい」「インターネットができるらしい」と情報を小出しにした。そして最後にスティーブ・ジョブズがイベントで全貌を発表するという流れを作った。このプロモーションの成功は言うまでもなく、今でもAppleは新製品を出す度に「じらし戦法」で大きな話題をかっさらっている。

もし会社やお店で新商品や新サービスを打ち出すときは、段階ごとに情報を小出しにするティザー・プロモーションを活用しよう。

心理カウンセラーが教える、ネガティブな妄想から抜け出す方法

日々ポジティブに生きられればそれに越したことはありませんが、人間常に前向きでいられるわけではありません。落ち込んでしまった時、そこから立ち直るすべを知っておくことも重要です。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では著者で心理カウンセラーの吉田こうじさんが、ネガティブ妄想から抜け出す処方箋として「思考の客観化」を提唱するとともに、その具体的手法を紹介しています。

繰り返されるネガティブな妄想を止める簡単な方法

ここでお話するネガティブな妄想って例えば、どういうことを指しているのかと言うと…。

妄想例

 

昨日、お客さまからクレームを受けた時、上手に納得してもらえなかった。明日出勤したらきっと上司に怒られるんだろうな…。

 

でも、そもそもお客さんが説明書を見ないまま使用したのが悪いのに、どうしてたまたま電話に出た私がクレームを受けなきゃならないの?

 

そういえば、昔、部活動顧問が厳しすぎるからって部長が部員代表として文句を言いに行く時、「一緒に来て」と言われたからに行っただけなのに、なぜか私が文句の首謀者みたく思われて監督から怒られたっけ。

 

どうしていつも私だけこんなにババを引くような目に合うんだろう?ババを引くだけの人生なんて生きている意味があるんだろうか?

 

コンビニに行ったって愛想よく挨拶してもらったことがないし、受験の時だって私が本当に受験したかった学校は「受かりっこないから」と受験させてもらえなかった…。

 

やっぱり私はババばかりの人生なんだ…。

と、こんな具合に、まだ見ぬ未来について、過去のネガティブな体験の記憶と因果関係を構築しては、自分に何かネガティブなことが起きる可能性があるということを、何度も何度も繰り返し考えては

「どうしよう…」
「どうすれば…」
「さあ大変…」
「もう無理だ…」

と、自分をどんどん追い込み行動できなくしていくのが、ここでお話しているネガティブな妄想です。

私たちって野生動物としての本能を持っているので、ぼんやりしているとネガティブな方向に思考が持っていかれることがあります。たとえば

  • どこかに敵が隠れているんじゃないか?
  • 悪天候になるのではないか?
  • 食料が尽きてしまうのではないか?
  • よくない病気にかかるのではないか?

こういう原始的な恐れって脳のどこかに残っているんでしょうね~。なので、現実には起きそうにない、SF映画みたいなことでも、真剣に妄想してはさらに不安を増幅するみたいな…。

交渉のプロが憂慮。パリ協定ルール合意もチャンス生かせない日本

2018年12月15日、ポーランドで開催されていたCOP24(第24回気候変動枠組み条約締約国会議)でパリ協定の運用ルールが合意されました。京都議定書が採択された第3回からパリ協定が採択された昨年まで交渉に参加していたメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』の著者、島田久仁彦さんが、COP24の合意内容と今後の課題を解説。さらに、この会議で影が薄くなってしまった日本の存在感について言及しています。

COP24とパリ協定のルールブックの内容は“最低ライン”

COP3(1997年)からCOP23(2017年)まで続けていた皆勤賞は途絶え、ついに交渉に参加しなかったCOP24ですが、読者の方々から「やはりCOP24にまつわるお話を!」との要請をいただきました。自分自身が交渉のど真ん中にいたわけではないのですが、先進国・途上国の別なく、「COP24で何が話し合われたか」についていろいろと報告してくれました。それらをベースに、自分の経験も踏まえつつ、お話してみたいと思います。

2015年に開催されたCOP21(パリ)で12月12日に合意されたパリ協定。これは、アメリカと中国という世界第1位と2位の排出国が音頭を取り、合意に漕ぎつけた歴史的な快挙と報じられました。その後、アメリカの大統領がトランプ大統領になり、このパリ協定から離脱を表明した後も、議長国であったフランスは、“パリの奇跡”を懐かしむように、パリ協定を奇跡だと捉えて、今も強力に後押ししています。またその“奇跡”という言葉に見合うように、国際的な条約では非常に異例の速さで、合意から1年足らずで発効しました。

パリ協定を2020年1月から実施するためには2018年末までのルールブックの合意が必要とされ、先週末まで開催されたのがCOP24です。 アメリカ不在の“穴”を埋めるべく(とはいえ、実はアメリカは一番積極的に交渉に参加しています)、想定以上の負担を強いられる先進国は、“パリ協定で決められたように”途上国にも相応の負担を求めましたが、約束された資金の流れが滞っていることに反発を強めた途上国は、バックアップされる元手が保障されない中でのコミットメントの受け入れは不可能と真っ向から対立し、会議も1日に延長されてハイレベル(閣僚級)での折衝が夜通し続けられ、15日深夜に「ルールブックの枠組み」に合意されました。

主な内容は、「2年ごとに先進国は、途上国におけるパリ協定の実施を補助するための資金の流れについて確認し報告すること」、「パリ協定の下では、先進国と途上国という2分論を廃止し、それぞれの国が能力に応じた削減努力を行うこと」といったもので、これらはパリ協定のルールブックの核となる内容です。

【動画】ウクレレがエレキギターに?台湾の天才小学生がヤバい!

ウクレレを持つ1人の少年。

彼は、台湾の小学生“Feng E”くん。

実は、とんでもない天才少年だったのだ・・・!

 

 

ウクレレを弾きだした瞬間、『これはウクレレなの?』と疑いそうになるカッコイイ音。

まるで、エレキギターを弾くロックスターのように見える。

力強い演奏で会場を沸かせたのだ。

2017年に出場した『Asia’s Got Talent』では、オリジナル曲を披露。

結果、見事ゴールデン・ブザーを獲得した!

この動画を見た視聴者からは「彼はいつかビックになる」「小さな才能を持っている少年」「とても素晴らしい」「台湾でナンバー1だ!」などのコメントが寄せられている。

 

(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Asia’s Got Talent)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

レンジや炊飯器をダイニングに置くと夫が料理を手伝うのはナゼか

調理家電の置き場所をキッチンで固定化していませんか?オーブンレンジや炊飯器などは、ダイニングやリビングダイニングに移すことで暮らしが大きく変わると提案するのは、メルマガ『旬刊!ブログで言えない家電の話【神原サリーとゆかいな仲間たち】』の著者の一人で家電コンシェルジュの神原サリーさんです。利便性が上がるだけでなく、嬉しい変化が家族に起こると、調理家電のキッチンからの解放をおすすめしています。

デザインの変化が後押し「調理家電をダイニングへ」

この3~4年、提案し続けていることに、「調理家電をダイニングへ」ということがあります。

オーブンレンジや炊飯器を始めとする調理家電は、誰もがキッチンに置くものだと思っています。でも、実際に使う場所であるダイニングなどキッチンから外へと視点を変えることで、ぐんと便利になります。住まいに関わる展示会などで「家電と住まい」についてお話をさせていただく際に、この提案をしてみると同調してくださる方が多く、新築やリフォームのタイミングで置き場所を念頭に置いて、リビングやダイニングのプランニングするという声も出てきています。

ブレンダーやフードプロセッサーなどの“調理準備家電”については、水まわりの近くにあったほうが便利ですが、炊飯器はダイニングテーブルのそばに置いてあったほうが、ごはんをよそうにもお代りをするにも使い勝手がいいもの。電子レンジやオーブンレンジも、出来たての料理をテーブルに出すにしても、仕事で遅く帰ったご主人がテーブルに用意された料理を温め直しする際にも、導線が短くなってぐんと便利になるはずです。

すでに大型化した冷蔵庫の置き場所が、従来の“キッチンの奥”から、ダイニング寄りの“みんなに見える位置”へと変化してきていることは、よく知られています。それがガラスを採用したプレミアムデザインの人気にも繋がっているのですね。冷蔵庫がそんな立ち位置になっているのなら、レンジや炊飯器がリビングダイニングへとより使いやすいところに場所を移してもいいのではないでしょうか。

蒸気の出にくい炊飯器や後ろ姿も美しい炊飯器など、安全性やデザイン面でもオープンな場所に置きやすいものが増えてきているのもうれしいことです。一歩考えを進めれば、ダイニング用の“2台目レンジ”という新しい視点でのモノづくりにも繋がるのではないかと思っています。

使い勝手の点で置き場所を変える提案をしましたが、利点はこれだけではありません。キッチンでどーんと場所を取っていたオーブンレンジや炊飯器がいなくなると、そのスペースにこれまで気になっていた新しいキッチン家電を置くことができるのです。美容や健康への意識の高まりで人気のあるスロージューサーや、新しい食感と食べやすさで注目されているチョップドサラダができるマルチチョッパーなど、次々に登場するキッチン家電に目が奪われても購入しない最大の理由は「買いたいけれど置くところがないから」だといいます。そんな人たちの背中を押す手立てとしても、置き場所の新提案というのは有効だと思うのですがいかがでしょうか。

なぜ日本は他の国よりも春夏秋冬の違いがはっきりしているのか

「冬来たりなば春遠からじ」。イギリス詩人シェリー作「西風に寄せる歌」の有名な一説です。寒く厳しい時期はいつまでも続かない、必ず暖かい季節は巡ってきます。こんな風に四季の存在は、私たちの生活、ひいては人生を豊かにしてくれるものです。今回の無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』では著者の須田將昭さんが、四季はなぜ生まれるのか、科学的に解説しています。

四季があるわけ

日本には四季があると言うと、まるで日本にだけ四季があるように聞こえますが、当然そんなことはないですよね。世界中どこにでも四季は存在します。ただ、地域によって、その差が明確でなかったり、ある季節が長かったりはしますが。

さて、その四季はどうして生まれるのでしょうか

地球は太陽からたくさんの光と熱のエネルギーを受けています。地球がもしずっと同じ方向を太陽に向けていたら、そこだけずっと暑くなり、陽の当たらない裏側は寒いままになります。しかし、地球は太陽の周りを、自転しながら、公転しています。ただ、それでも、地球の回転軸がその公転する面と垂直だったらまた違ってきますが実はその回転軸は傾いています。ちょうど独楽を回していて止まりかけの時、少し首振り運動をしますね。そんなイメージです。

その傾き具合は23.4度…と言ってもすぐにピンと来ないかもしれませんが、地球儀を思い浮かべてみましょう少し斜めに傾いてますよね。あれは見栄えがするからとか、みやすくするために傾いているわけではないのです。

地球の地軸の傾きを再現しているのです。

地球は少し傾いているので、太陽との位置関係で、あるところでは北極の方が太陽の方を向きあるところでは南極の方が太陽の方に向きます

北極側、つまり北半球が太陽の方に向いているとそちら側では太陽からの熱をたくさん受けるので夏になります。南半球が熱をたくさん受けている時期は、北半球は熱を受ける量が少なくなるので、北半球は冬になります。

では、春と秋は?

春と秋では、地軸は太陽との位置関係では遠くも近くもないので、ほぼ同じようなエネルギーをもらうことになります。

だから暑くもなく、寒くもなく、という季節になるのです。

もちろん、地域によってずれはあります。赤道近くでは太陽の当たる時期が長いので暑くなりますし、北極、南極は太陽からのエネルギーを受ける量が少ないので温度は低くなります。

日本は北緯35度近辺。ちょうど良い辺りに位置するので、四季の違いが比較的はっきりしている、ということになるのです。

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青学を箱根4連覇に導いた原監督は「平田ゼミ」で何を学んだのか

新年の風物詩として人気を誇る箱根駅伝ですが、2015年に初優勝を飾った青山学院大学が4連覇を達成できたのは、「データ分析力と指導メソッド」が大きく影響しているそうです。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、チームを常勝軍団に成長させた原監督も指導を受けたという、早稲田大学大学院「平田ゼミ」のメソッドを紹介しています。

一流を超一流に育てる平田ゼミ

一流のアスリートや指導者を超一流に導くゼミが早稲田大学大学院にあります。その名は「平田ゼミ」。

その卒業生には、青山学院大学の原晋監督や、元プロ野球選手の桑田真澄氏などが名を連ね、近年注目を集めているゼミです。

志ある者、事竟に成る 平田竹男(早稲田大学大学院スポーツ科学研究科教授)

社会人のゼミ生たちは皆1年間で大きな変化を遂げてきましたが、特に印象深く残っているのは原晋氏のケースです。今年は優勝を逃したものの、青山学院大学駅伝部が箱根駅伝で4連覇を達成したことはご存じの通りです。

2017年、12期生として平田ゼミに入学した原氏にとって1年間の最も大きな収穫は、自分なりの経験則に基づいて行っていた指導に、データに裏づけられたアカデミックな要素を取り入れることにより勝利できるコツを明確にしたことに他なりません。

原氏は選手たちに「夏を制する者が秋を制す」と言い続けてきました。秋からの大学駅伝シーズンを前に、苦しい夏の練習を乗り切るために、そう檄を飛ばしていたのですが、実際にデータを取って分析してみると、箱根駅伝に出場した選手のほとんどが夏合宿の消化率が7割を超えていたことが分かりました。この数値の裏づけがあることで原氏の説得力は増し、選手たちのモチベーションも一層高まったのです。

選手たちの故障の原因を調べたところ、練習量だけでなく、メニューの組み合わせによって故障率に違いがあることが判明しました。その結果を練習に取り入れメニューの改善を図ったことで、2017年のチームの故障率は10%以下にまで下がりました。

箱根駅伝にトップパフォーマンスが発揮できるよう1年を4期に分け、各期でターゲットとなる試合を定め、選手に関わる結果を数値化し分析したことも実力を押し上げる要因となりました。

また、平田ゼミでの学びは原氏本人にとっても大きな変化をもたらしました。ニュース番組のコメンテーターを務めた際、突然質問を投げかけられても、即座にその場に応じたコメントを返せるようになったといいます。これもゼミでの訓練の成果なのでしょう。

介護を続けた「長男の嫁」は、義父母の財産を相続できるのか?

高齢化が進む日本と切っても切り離せない介護の問題ですが、「看取り後」にも残された者を悩ます、相続上の問題が生じるようです。今回の無料メルマガ『税金を払う人・もらう人』では著者で税理士の今村仁さんが、そんな問題を解決すべく今年7月に改正される法律について詳しく紹介しています。

2019年7月から始まる≪特別寄与料請求権の創設≫

亡き長男の嫁が、長男の父である被相続人の介護にいくら尽力していたとしても、現行制度では、長男の嫁は相続人ではないため、被相続人の死亡に際し、相続財産の分配にあずかれません

他方、被相続人が死亡した場合、他の相続人(長女や次男等)は、被相続人の介護を全く行っていなかったとしても相続財産を取得することができます

不公平感は満載だと思いますので、この辺りが、2019年7月から改正されます。

民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律について

2018年7月6日、民法及び家事事件手続法の一部を改正する法律が成立しました。

民法のうち相続法の分野については、昭和55年以来、実質的に大きな見直しはされてきませんでしたが、その間にも、社会の高齢化が更に進展し、社会情勢は大きく変化してきています。

そこで、今回相続法が大幅に見直されるのですが、その1つに、「特別寄与料請求権の創設」があります。

上記では、相続人以外の親族が被相続人の療養看護等を行った場合一定の要件のもとで相続人に対して金銭の支払を請求することができることになります。

先ほどの例では、相続開始後、長男の嫁は、相続人に対して、金銭の請求をすることができるようになります。

特別寄与料と相続税

昨年発表された2019年度税制改正大綱では、特別寄与料に係る課税については、次のとおりとされました。

  1. 特別寄与者が支払を受けるべき特別寄与料の額が確定した場合には、当該特別寄与者が、当該特別寄与料の額に相当する金額を被相続人から遺贈により取得したものとみなして、相続税を課税する
  2. 上記1の事由が生じたため新たに相続税の申告義務が生じた者は、当該事由が生じたことを知った日から10月以内に相続税申告書を提出しなければならない
  3. 相続人が支払うべき特別寄与料の額は、当該相続人に係る相続税の課税価格から控除する
  4. 相続税における更正の請求の特則等の対象に上記1の事由を加える

※ 2019年度税制改正大綱は、国会を通過するまでは確定事項ではありませんのでご留意ください。

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