菅総理の「携帯値下げ」を航空券にたとえるなら「LCC殺し」と一緒

菅新総理が目玉政策の1つとして掲げる携帯電話料金の値下げ。内閣発足後すぐに武田良太総務大臣と会談し、その強い意欲を示したことで、携帯キャリア大手3社の株価は軒並み大きく下落しました。しかし、新総理の政策により苦しめられるのは本当にキャリア大手なのでしょうか。メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者で、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんは、「低価格を売りにする格安スマホや格安SIMへ移行する利用者が減ってしまう」と、航空業界の構図を例にわかりやすく解説しています。

菅総理の圧力にキャリアは戦々恐々――キャリアの大幅値下げでMVNOは生き残れるのか

菅総理が誕生したが、自民党総裁選立候補の記者会見から「携帯電話料金を値下げする」とアピール。メディアやSNSでの反響がすこぶるいいせいか、再三、値下げを訴えている。武田良太総務相も便乗し、「1割値下げ程度じゃ許さん」と発言。欧州並みの4割値下げに執念を燃やしている。

この騒動を受けて、キャリは株価を落とす一方、日本通信などの株価は上昇している。しかし、本当にキャリアで値下げが実現すれば、逆にトバッチリを受けるのはMVNO(格安SIMを提供している事業者)の方ではないか。

現状、キャリアの通信料金が高く感じるからこそ、格安スマホを提供するMVNOの存在価値があるというものだ。これで、キャリアの大容量プランが値下げに踏み切り「安くてたくさん使える」ようになれば、格安スマホの出番はなくなる。当然のことながら、全国にエリアを広げている途中の楽天モバイルも、早晩、用無しとなる。

Twitterにも書いたが、空港の発着枠を与えられている航空業界は、フルサービスキャリアと格安航空会社(LCC)が共存している。マイルが溜まり、座席の広さも確保され、飲み物も無料。遅延や欠航した際にはしっかりとサポートしてくれるが、航空券の金額はそれなりのフルサービスキャリア。

一方で、マイルはたまらず、座席も狭く、飲み物は有料。遅延や欠航した際には自分でなんとかしなくてはいけないものの、破格の金額で乗れることもできるLCC。ユーザーが時と場合によって、自分でどちらかを選べるからこそ、フルサービスキャリアとLCCの存在価値があるというものだ。

菅総理がやろうとしていることは、全日空や日本航空に「空港の発着枠を割り当てもらっているにも関わらず儲けすぎている。値段を下げろ」と迫っているようなものだ。国民目線としては「フルサービスキャリアが安く乗れる」と大歓迎かもしれないが、競争相手となるLCCにとっては逆風でしかない。

本来であれば、LCCというかMVNOが競争力をつけるための政策を打つのが政府のやるべきことではないのか。実際、2年縛りの見直しやMNPの無償化など、ユーザーが移行しやすい環境は整備されてきた。

しかし、一国の総理が「キャリアは値下げすべき」とメディアで散々、発言すれば、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクを使っているユーザーとすれば「このまま、居座っていたら、安くなりそうだ」とMVNOや楽天モバイルに見向きもしなくなりつつある。

3キャリアの解約率が落ち、MNPの数字が伸び悩んでいるところをみると、菅総理の発言が市場の流動性を落としているような気がしてならない。競争環境の足を引っ張っているのは、菅総理自身であることは間違いない。誰か、菅総理にきちんと伝えたほうがいいのではないだろうか。

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ネットショップの弱点を突け。リアル店舗が勝つための「五感」集客術

最近、「ネットショップにお客様を奪われ商売が立ち行かなくなりつつある」というリアル店舗経営者の方の悲鳴をよく耳にします。新型コロナウイルス感染症の流行以降、その流れはますます顕著となっていますが、このまま座して死を待つしかないのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、「ネットの弱点」を明らかにした上で、その弱点を突くリアル店舗ならではの集客方法を提案しています。

ネットの弱点

ネット社会では、ビジネスにおいてもネットの活用が不可欠です。しかし、商品・サービスによっては、実店舗でなければ売りにくい、買いにくいというものがあります。

お客さまによっても、実際に見て、触れて、試してからでないと、買う気にならない方もいます。「お店に行かなければ…」というお客さまをもっと集めることができれば、ネットに頼らなくてもビジネスは充分に成り立ちます。そのためには、ネットとは違うことをアピールする必要があります。ネットではわからないこと、感じることができないものを前面に押し出すのです。

モノを売るには、「五感」に訴えろと言います。

「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触覚」「味覚」。

この5つを演出のテーマとして活用すれば、お客さまの反応が良くなるのです。人が何らかの情報を取り込む時、その80%は視覚からだと言いますが、記憶に残るという点から見ると、視覚以外からの方が強いのです。

音や匂いから、過去の記憶が蘇るといったこともよくあります。視覚からの情報は、あまりにも多過ぎて、記憶することが困難なのです。ならば、別の感覚に訴える比重を多くすれば、売りやすくなるのではないでしょうか。

実店舗ではそれができますが、ネットショップではできません。視覚と聴覚でしか訴求できないのです。これが、ネットの弱点です。

ネットでは、匂いを嗅ぐことも、触れることも、味を知ることもできないのです。「カートに入れる」をクリックするのは、“賭け”になってしまうのです。じっくり吟味して買いたいものは、やはり実店舗に行かなければなりません。

そして、さらに五感に訴える策を講じることで、実店舗に行くことの楽しさを知ってもらうこともできます。“お試し”によって商品への理解を深めてもらい、購入に結びつけるのです。古典的な手法ですが、この“お試し”こそが、現代の消費者に効果のある、販促策なのです。

いまは情報の氾濫により、人はさまざまな分野のことを知り、店員さんより詳しいくらいです。ネットで商品を見比べ、自分に最適だと思うものを素早く選び出します。ところが、その情報はすべて「眼」から入ってきたもの。「視覚」から得ただけの情報に過ぎません。

月8千円でも使いすぎ?「化粧品代」は年収の何割までなら許されるか

世の男性にとって未知なるもののひとつ、化粧品のお値段。否、「未知」というより「知ろうとしたことがない」というのが本当のところではないでしょうか。そしてそんな「無知の放置」は、化粧品への出費を巡りパートナーとの間に不和を生じさせかねません。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、男性も知っておくべき「化粧品の基礎知識」と、年収のどれくらいの割合までを化粧品代として使って問題ないのかについて紹介しています。

化粧品代

さて、本日は総額がイクラなのか分かりにくいもののお話。

誰かのツイートで

夫にプレゼントをねだったら

  • 1万の化粧品は「えっ!?高っ!」
  • 5万の家電は「いいんじゃない。早く買おう」

っていうのがありました( ̄∇ ̄)家電は、求める機能に対してスペックや価格を比較して考えるので、数万でも納得できる。

それに比べて、男性にとって化粧品は馴染みの薄い物品です。しかも

  • 効果が実感できない。

昨日と今日でどこか違うのか分からない。百歩譲って効果があるんだとしても、その効果がこの微差か。みたいな( ̄∇ ̄) まあ、本人が使っているわけでもないので、余計に微微差になっちゃうのかもしれません。

それなのに、万単位のおカネが使われている!男性目線ではむしろ、なんていうのか、こう、カルく欺されている的な感じなんじゃないんでしょうか。

このせいなのか、家計の中で夫婦間でモメる項目のひとつが

  • 化粧品代

だそうです。まあね、「効果を実感できない」状態で「適正さ」を求めるとどうしたって

  • 現状は「使い過ぎている」

という評価になってしまいますよね。うん。

この認識のズレは、男性側にとって化粧品についても、その価格についても、知識が少ないことに基づいているんだと思うんです。

  • 基礎化粧品にアイテム数が複数だということ
  • 1アイテム3,000円から5,000円がボリュームゾーン
  • メイクものはまた別

最低でもこのくらいは、男性に基礎知識として教えた方がいいんじゃないかと思います。化粧品代だけで数千円になってしまう積算根拠を知らないだろうと思うからです。

で、更に、全世代・全年収の化粧品の平均金額は

  • 月額8,000円

だということも教えてあげてください。

化粧品代についての統計は複数あって、金額に少しハバがあります。

美容院代やたまーのエステ代、ネイル代などを含めるかどうかでかなり違ってきますからね。また、出費が月ごとにかなりバラツキがあるものなので、ここもハバの原因になるんでしょう。なので、複数の統計を見て、おおよその数字をここに挙げておきました。

ちなみに、年額にすると、

  • 年収の2~3パーセントくらい

に収まっていれば、問題ない範囲なんだとかなんとか。年収500万の世帯だとすると、

  • 年間で10万から15万くらい
  • 月額だと8,300円から1万2,500円くらい

うん。

世帯年収によって、家計項目の金額が上下するのは、化粧品に限ったことじゃありません。洋服代だって教育費だって外食費だって上下しますから。そういう意味では、一応の目安にはなると思います。

化粧品代でモメるのは、まずこの数字をお互いに知ってからにしましょう。多分モメ数が減るはず(*゚∀゚*)

男性には不可解な化粧品代。まずは基礎知識を入れてから、年収ベースで計算してみて。その範囲なら、女性の美と精神衛生のための費用だと思ってくださいね。

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日本の安全保障危うし。コロナワクチンが軍事の優劣を左右するワケ

新型コロナウイルス感染症の蔓延により、狭い戦車、航空機、艦艇の中での活動が求められる各国の軍事組織は、常に感染の危険と隣り合わせで、通常の機能を発揮できない状況にあるようです。軍事アナリストでメルマガ『NEWSを疑え!』を主宰する小川和久さんは、この状況を元に戻すには、ワクチン開発の成功しか道はなく、ワクチン開発はすなわち国の安全保障に直結する問題だと指摘。そのうえで各国のワクチン開発の状況を比較しながら、日本政府の現状認識の甘さを問いただします。

ワクチンが左右する軍事の優劣

この夏以降、コロナ後の安全保障環境はどのように変わるのかと質問されることが多くなりました。私の答えは、それこそ取り付く島もないほど素っ気ないものです。

「変わりません」

皆さん、コロナのせいで在宅勤務やリモートで仕事することが増えたように、なにか人間が前面に出ないでも戦えるような新兵器が、それも急速に普及するのではないかと思い込んでいるようです。

むろん、AIやロボット技術を使った無人兵器はどんどん登場し、普及していくでしょう。しかし、それはコロナが蔓延する前から始まっていたひとつの流れです。コロナと結びつけるにはいささか無理があります。

実を言えば、米国も中国もロシアも、そして自衛隊も、各国の軍隊が抱えている悩みは同じです。人と人とが接触しないではいられない狭い戦車、航空機、艦艇の中で、どのようにして感染を防ぐかで四苦八苦しながら訓練や演習を行い、練度を落とさないように苦心しています。その点については、どの国も変わりはありません。

といっても、そこに現在は目に見えていない戦いの成果が加わると、様相は一変します。それはワクチンです。ワクチンを早く開発し、それによって軍事組織の機能をコロナ以前に戻すことができた国ほど、安全保障の面で優位に立つことができます。その有利さを手にした国が外交、そして経済を含む様々な分野で国際競争を有利に進めることができることは言うまでもありません。

9月中旬段階で、ワクチン開発の最終段階である臨床第3相(P3)試験に入っているのは8種類で、一部のワクチンは年末から来年はじめにかけて接種が始まる可能性があるとのことです。ちなみに世界のワクチン開発は次のように展開されています。

  • P3   8種類 中国3、米国2、英国1、ロシア1、ドイツ1
  • P2   3種類 米国1、中国1、ドイツ1
  • P1~2 5種類 米国2、フランス1、英国1、日本1
  • P1   7種類 豪州2、英国2、中国1、米国1、カナダ1
  • 前臨床 6種類 日本4,香港1、フランス1

このうちP3とP2は、どれが先頭に躍り出てもおかしくないほどの競り合いです。P1~2からも先頭グループに参入するものが出てくる可能性もあります。P1~2以上で言うと、米国5、中国4、英国2、ドイツ2、日本1、ロシア1、フランス1で、米国と中国が圧倒的にリードしている印象です。そして、実は、この開発競争での勝敗が安全保障面での優劣を反映するものになるという点が、コロナ後を占うポイントとなるのです。

果たして日本政府にそのような視点が備わっているでしょうか。まったくありません。お寒いかぎりです。菅新政権のお手並み拝見と期待しても、無い物ねだりかな。(小川和久)

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「親中」以外にもある二階氏の闇。地元和歌山の巨額公共事業費を暴く

閣僚ポストを自民党内の各派閥に均等に配分した上で、所管行政に精通した実務家を起用する手堅い布陣でスタートした菅内閣。キングメーカーとしてその力を存分に発揮した二階俊博幹事長は、これからも党内で大きな力を振るいそうです。 元国税調査官の大村大次郎さんは、自身のメルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』で、二階氏を昭和の古い政治家と一刀両断。地元である和歌山県の公共事業費が極端に多いことを暴いています。

※本記事は有料メルマガ『大村大次郎の本音で役に立つ税金情報』2020年8月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール大村大次郎おおむらおおじろう
大阪府出身。10年間の国税局勤務の後、経理事務所などを経て経営コンサルタント、フリーライターに。主な著書に「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)がある。

昭和の政治家、二階幹事長の作る日本とは?

このメルマガの8月1日号で、Go Toトラベルを前倒しで強硬に推進したのは自民党の幹事長の二階俊博氏であり、この二階氏は過去に政治資金に関する様々な疑惑が報じられたことがあるとご紹介しました。

二階氏は、今回の自民党総裁選では、いち早く菅氏支持を打ち出し菅氏の好感を得て、幹事長のポストをさらに歴任することになっています。

この二階氏は、昭和の政治家ともいえる古いタイプの政治家です。それがもっとも顕著に表れているのが、公共事業です。二階氏が自民党の重役に就くようになってから、二階氏の地元である和歌山県の公共事業が異常に激増しているのです。

下の表は、和歌山県と奈良県に支出された「国の公共事業費」です

大村さん_和歌山と奈良と二階氏大村さん_和歌山県と奈良県_一人当たり

隣の奈良県と比較すれば、その異常さは一目瞭然です。和歌山県と奈良県は、どちらも南近畿にあり、状況はよく似ています。が、和歌山県の1.5倍の人口を持つ奈良県は、この10数年ずっと和歌山よりもかなり公共事業費が少ないのです。2009年などは、県民一人当たりの公共事業費の額は、10倍以上の開きがあるのです。

元TOKIOの山口達也「酒で人生アウト」復帰絶望的に。酒気帯び現行犯逮捕

信号待ち中の車に追突、呼気からアルコール検出

元TOKIOの山口達也容疑者(48)が、道交法違反(酒気帯び運転)の疑いで警視庁に現行犯逮捕された。テレ朝ニュースなどが速報で報じた。22日午前、練馬区桜台の交差点で、山口容疑者のバイクが信号待ち中の車に追突し、呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたという。山口容疑者は容疑を認めている。

山口容疑者は2018年2月、番組共演者の女子高校生に飲酒をさせ、わいせつな行為をしたとして同年4月に強制わいせつ容疑で書類送検(後に起訴猶予)。2018年5月にジャニーズ事務所から契約を解除されていた。2011年8月には、道交法違反(無免許運転)で書類送検されたこともあった。

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背景にアルコール依存症(アル中)か

山口容疑者は2018年4月26日、強制わいせつ容疑で書類送検された後の謝罪会見で、「アルコール依存的なものはないと自分では思っていた」としたうえで、「今は酒はもう飲まないと決めている」と決意を表明していた。

一方、TOKIOの松岡昌宏さん(43)は2018年5月2日、山口容疑者を除くメンバー4人で緊急会見をした際に、「(山口容疑者は)アルコール依存症だと思っていたが、いろんな病院に山口の診断書を求めてもアルコール依存症とは書かれてない。でも同じ事を何度も繰り返してしまう。『正直、あなたは病気です。だから、自分のおかれている立場と今後のことをちゃんと向き合ってくれ』(と話した)。その甘さと自分の考えも改めてもらわないと、俺たちは何もできない」と指摘していた。

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山口容疑者の状態に関しては、アルコール依存症ではなく双極性障害であるという指摘もあるが、アルコール依存症は「否認の病」とも呼ばれ、患者自身が「自分はアルコールに依存していない」と認めないことが典型的な特徴。

アルコール依存の状態から回復する唯一の方法は「断酒」しかなく、何年経過した後でも、少しでも酒を飲んでしまえば依存状態に逆戻りしてしまう怖さがある。

TOKIO復帰は絶望的?絶対条件は「断酒」

山口容疑者は今回、「酒酔い運転」ではなく「酒気帯び運転」で現行犯逮捕されていることから、真っ直ぐ歩けないなど運転に大きな支障が出る状態ではなく、飲酒量自体は少なかった可能性もある。

だが、相次ぐアルコール絡みのトラブルに、ファンからは「やっぱりアルコール依存症なのか」「TOKIO復帰はこれで完全になくなった」といった失望の声が相次いでいる。山口容疑者が芸能界に“電撃復帰”するシナリオには暗雲が立ちこめているが、まずは今後、生涯にわたって「酒は一滴たりとも飲まない」背水の覚悟が必要となりそうだ。

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世界を“麻薬漬け”にする中国。菅総理は対中依存から脱却できるか?

政界一の親中派と言われる二階俊博氏の強力な後押しで誕生した菅新総理は、世界覇権奪取の野望を隠さぬ習近平政権と適切な距離を持ち対峙できるのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、世界各国の深刻な「中国依存の現実」を解説。その上で、途上国を中心に存在感を増大させている中国と、いかにして付き合うべきかを考察しています。

国際新秩序における中国との付き合い方

新型コロナウイルス感染症のパンデミックが現実を大きく変えてしまった世界で、今、世界各国は【中国といかに付き合うのか】について悩んでいます。

「経済規模では世界第1位かギリギリ第2位にまで発展した中国」
「海軍力ではすでに米軍を上回ったとアメリカが認める中国」
「ハイテク産業、特にIT産業では世界トップの立場にあると言える中国」
「急速な発展の過程において、世界からの依存度を高め、すでに切っても切り離せなくなった中国」
「人権問題をはじめとして、欧米の価値観にはそぐわない中国」……

好むか好まざるかは別として、すでに国際新秩序において絶対的な存在を示しているのが中国だと言えます。

香港が英国から中国に返還されたのを機に、欧米諸国と世界は中国に対して様々な理想と幻想を抱きました。

「経済的な自由を享受することで中国は民主化される」
「アジアのリーダーとしてアメリカやヨーロッパ主導の世界と対峙してくれる」
「途上国のリーダーとして欧米型の国際秩序の場で、新しい価値観を作り出す」

そのような幻想が多く語られ、各国は比較的中国に友好的な国際環境を作ってきたように思います。

しかし、現実は、皆さんご存じの通り、違った形になってきています。

「中国共産党による一党支配の強化と、不透明な決定プロセス」
「開かれることがない情報と統計の重い扉」
「米国・欧州・日本に追いつけ追い越せで急成長した国家資本主義型発展」
「徹底した情報戦略とサイバー技術の導入。そして監視社会」
「急速に増大する軍事力と最新鋭兵器の導入・配備」
「溢れんばかりの影響力拡大に向けた欲望」(南シナ海の領有権、尖閣諸島問題の再燃)
「圧倒的な経済力で他国を縛り付けて中国勢力圏に組み入れていく戦略」

ここわずか20年足らずの間に国際情勢における中国の位置付けと存在感は大きく変わりました。

一帯一路政策によってアジア各国、中東アラブ諸国、アフリカ諸国、そして欧州へと、まるでかつてのシルクロードを辿るかのように影響力を広げ、世界のサプライチェーンにおける中国依存体制の確立が進められ、気が付けば、各国からの外交・政治的な支持を獲得し拡大に、国際社会における中国批判を封じ込めてしまうという姿に変貌しました。

かつて中国の成長と国際化を支援してきたアメリカや日本、ヨーロッパ各国が抱いた淡い夢は崩れ去りました。WTOへの加盟を後押しした米国、中国への投資を後押しした欧米と日本、世界銀行やIMFでの発言権をサポートした先進国…。

結果、実際に中国は著しい経済成長を遂げましたが、期待していたような民主的な開国はなく、共産党による社会資本主義とイデオロギーがより強まった独自の形態になったのではないでしょうか。

またアメリカの欧州・中東アフリカ地域などからの撤退は、アジア外での中国の影響力の拡大に一役買うことになりました。オバマ政権から始まった米軍配置および政策面でのアジアシフトは、トランプ政権において加速され、結果、アジアにおいては、米中の直接対決(貿易、南シナ海、東南アジアにおける覇権争い)を激化させ、同時に“他地域での中国の進出”を後押しすることになりました。

結果、中国は一帯一路政策の下、アフリカ大陸においては、批判されることはあっても、圧倒的な存在感と影響力を確立しましたし、あまり日本では報じられませんが中東諸国からの支持も得ています。

そして、コロナウイルスの感染拡大が欧州各国を襲う中、いち早い支援の手を差し伸べることで、中東欧・南欧において一定の中国シンパを作ることに成功しています。

その結果、どうなったか。

なぜ知らぬふりをする?日本のあらゆる問題は「人口倍増」で解決可能だ

GDP(国内総生産)は米国、中国に次ぐ世界第3位。株式市場は好調、円相場も安定していて、安全資産の代表格として扱われている。治安も安全、食糧事情も良く、豊かな物で溢れ、美しい自然に囲まれている。なのになぜ、私たちはあまり幸せを感じられないのでしょうか?メルマガ『鈴木傾城のダークネス・メルマガ編』を発行する作家の鈴木傾城さんは、日本を救うソリューションがあると指摘。それは算数ができる人なら誰でも理解できる、とても単純なことだといいます。

人々が願っていることを解決する唯一の方法

すべての経営者は、とにかく売上を上げたい、利益を増やしたい、商品をもっと売りたい、もっと会社の知名度を上げたい、右肩上がりの成長を成し遂げたい、と切に思っている。そのために、人生のすべてを賭けていると言っても過言ではない。

すべての国を憂う政治家は、とにかく日本を経済成長させたい、日本を大国にしたい、日本を影響力のある国にしたい、経済的にも軍事的にも強国でありたいと思っている。そのために、人生のすべてを賭けていると言っても過言ではない。

すべての不動産保有者は、とにかく土地の価格がどんどん上がって欲しい、持っている土地の価値が上がって欲しい、村や、町や、都市が、どんどん発展して欲しいと思っている。1980年代後半の暴騰ではなくても、毎年右肩上がりに不動産価格が上昇する時代になって欲しいと思っている。

すべての投資家は、とにかく日本の企業が、日本の株式市場がどんどん大きくなって、自分の保有する金融資産に大きな含み益が出て欲しいと思っている。ただ、めぼしい株を持っているだけで、毎年のように資産が膨らむような社会が到来して欲しいと思っている。

すべての表現者(芸能人、芸術家、アスリート、作家、YouTuber等々)は、とにかく自分の表現を見てくれる人が増えて欲しいと思っている。もっともっと大勢の人に自分を知ってもらい、見てもらい、ファンになってもらい、フォローをもらい、自分も作品も大きな影響力を持ちたいと思っている。

そして、多くの男性・女性は、とにかく、もっともっとたくさんの出会いが欲しいと思っている。機会をたくさん増やして、自分と気が合う人を見つけて友達になったり、恋人になったり、パートナーになったり、配偶者になったりする人を見つけたいと思っている。

これらすべてを「根源的」に解決するたったひとつの方法がある。しかも、絶対的に効果がある方法だ。

すべてを解決する「人口倍増論」

売上をもっと上げたいと思う経営者はどうしたらいいのか?日本を大国にしたい政治家はどうしたらいいのか?不動産価格を上げたい地主はどうしたらいいのか?

株価を上げたい投資家はどうしたらいいのか?ファンとフォローをもっともっと増やしたい表現者はどうしたらいいのか?出会いをもっと増やしたい男女はどうしたらいいのか?

悩めるすべての日本人は「人口倍増論」を主張すべきだ。

とても簡単な数学の話をしよう。売上を2倍に増やしたいと思えば人口を2倍に増やせば良い話だ。売上を3倍に増やしたければ人口を3倍に増やせば良い。市場を2倍にしたいと思ったら人口を2倍にすればいいし、市場を3倍にしたいと思ったら人口を3倍にすればいい。

単純な算数の問題だ。人口が2倍に増えれば購買層が2倍になる。3倍に増えれば購買層が3倍になる。

日本の影響力を2倍に増やしたければどうすればいいのか。人口を2倍にすれば影響力も2倍に増す。3倍にすれば影響力も3倍に増す。輸出入を2倍にしたいと思ったら人口を2倍にすればいいし、3倍にしたいと思ったら人口を3倍にしたらいい。

不動産価格を単純に引き上げたいと思ったらどうしたらいいのか。その土地、その地域、その共同体の人口が単純に2倍になればいいのである。2倍で足りなければ3倍にすればいいのである。そうすれば、何もしなくても土地の価値は人口に比例して上がる。

株式市場の規模を2倍にしたいと思ったら、人口が2倍になればいいのである。人口が2倍になれば通貨の供給量も倍増する。そしてそれは株式市場の時価総額をも倍増させる。投資家は、ぼーっとしていても自分の資産が膨らんでいく「夢のような世界」を味わうことができるようになる。

不幸体質の原因は「間違ったスピ知識」ソウルメイトの本当の意味って?

今や一般的な言葉として認知されるようになった『スピリチュアル』。しかし、多くの人たちに浸透すれば、本来の意味とは違う、間違った解釈も生じてしまうもの。シンクロニシティ、セレンディピティ、ソウルメイト、ツインソウルがその代表例かもしれません。『あなたは絶対!運がいい』など多数のベストセラー書籍で有名な、「あやしくないスピリチュアル」提唱者の浅見帆帆子さん(メルマガ『浅見帆帆子の宇宙につながる話』)は、解釈を誤ると幸せから遠ざかると指摘。その上で、スピリチュアルを自分ではコントロールできないと考えてはいけないと語ります。

シンクロはあなたが考えているから起こる

ようやく少し、秋の気配を感じるようになりました。今日は「スピリチュアル」について…です。

この10年、特にこの数年、「スピリチュアル」という感覚が広く認知されるようになって、多くの人が気楽に「スピリチュアル」に属すとされる言葉を使うようになりました。

例えば、シンクロニシティ、セレンディピティ、ソウルメイト、ツインソウル、目に見えないものからのメッセージ、サイン、などなど。

広く認知されるようになると、間違った解釈も生まれてきます。間違った解釈というより、「その解釈をしていると、いつまでも解決しない」という意味です。

例えば、シンクロニシティ(以下、シンクロ)について。

一番よくある質問が、「〇〇と私の間にたくさんのシンクロニシティが起こるのですが、そこに進んだほうがいい、というサインでしょうか?」というものです。

〇〇には、恋人や好きな人、考えている案件、仕事の選択肢など、あらゆる事柄を当てはめることができます。

その答えは…「シンクロはあなたが考えているから起きている」のです。

あなた自身がそこに意識を向けているから、自分と共通している何かを目にする機会が増える、ということです。

つまり、あなた主導のことであり、勝手になにかを暗示するために起きているものではないので、シンクロによって、それを選ぶか選ばないか、もっと言えば、それを選んだほうが良いか、悪いか、を判断することはできません。

シンクロ体験に惑わされない

例えば、8月29日のアメブロ「ガネーシャになって考えよう」に書いたように、私が「note」にガネーシャについての文章を更新した日に、友人の展示会で「たった1枚だけのガネーシャの絵」が目に飛び込んできたのは、その数日間、私が「ガネーシャ」に強く意識を向けていたからです

もちろん、私のその意識が、友人にガネーシャの絵を描かせたわけではありません。友人はもっと前からガネーシャについて描いていた、それを、私は私のタイミングで、ガネーシャについて書いた日に目にすることになる、ということです。

そこでシンクロ(偶然の一致)が起きたからと言って、私がもっとガネーシャについて研究を深めたほうがいい、とか、もっとガネーシャについて書いたほうがいい、というようなことを示しているわけではありません。

と言うより、それは私の自由意志であり、そのシンクロを体験したときに、私自身が「もっとガネーシャについて知りたい」と思えば進めばよく、何とも思わなければ、進まなければいいのです。

それほど気持ちが乗っていないのに、シンクロを理由にそれを選ぼうとしなくていい、ということです。

元ミス同志社アナリストが解説。日本株に投資するバフェットの真の狙いとは?

米国の著名投資家ウォーレン・バフェット氏が日本の5大商社に投資していることを明らかにし、市場関係者を驚かせました。発表を受け、5大商社の株価が軒並み急騰するなど、この動きを歓迎する声が多く聞こえてきます。バフェット氏による日本株への投資の裏には、どのような理由があるのでしょうか?株式アナリストとして個別銘柄・市況の分析を行う馬渕磨理子さんが解説していきます。

プロフィール:馬渕 磨理子(まぶち・まりこ)
京都大学公共政策大学院、修士過程を修了。フィスコ企業リサーチレポーターとして、個別銘柄の分析を行う。認定テクニカルアナリスト(CMTA®)。全国各地で登壇、日経CNBC出演、プレジデント、SPA!など多数メディア掲載の実績を持つ。また、ベンチャー企業でマーケティング・未上場企業のアナリスト業務を担当するパラレルキャリア。大学時代は国際政治学を専攻し、ミス同志社を受賞。
Twitter https://twitter.com/marikomabuchi

投資の神様バフェットが認めた「日本の5大商社」

総合商社と言えば、高給で就職ランキングでも人気の高い業界です。日本に残された最後の旧来型エリート集団とも言われている業界ですが、株式市場では今まであまり人気がありませんでした。商社株は評価が低く、割安に放置されています。むしろ、商社の稼ぐ力に限界が見え始めている、とも言われていました。

そんな、日本の商社に朗報。5大商社株を著名投資家ウォーレン・バフェット氏が大量購入していたのです。

アメリカ時間8月30日、バフェット氏の90歳の誕生日に、日本の5大商社株(伊藤忠商事、三菱商事、三井物産、住友商事、丸紅)をそれぞれ5%超まで取得したという報道に株式市場が沸き立ち、5大商社の株価は軒並み上昇。

バフェット氏の誕生日に発表し、わざわざプレスリリースまで出して注目を集めた背景には、これが重要な投資であることを意味していると言えるでしょう。

なぜ日本の商社に投資をしたのでしょうか?バフェット氏の投資判断は、アフターコロナの世界の世界を見通すヒントになるはずです。

バフェット氏と言えば「バリュー株」投資

バフェット氏の投資手法として有名なもの「バリュー投資」です。バリュー株とは、企業価値に比べて株価が割安な銘柄を購入する手法。一般的にバリュー株投資は、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)などの株価指標が割安になっている銘柄を指します。

東証一部の平均PERは約15倍ほどで、成長性の高いと見なされている企業であれば、60~100倍といった数値はざらにあります。一方、PBRは1倍を割れていると割安の目安となります。

では、商社株がどのくらい割安だったのでしょうか。

バフェット馬渕さん①

5大商社株の株価バリュエーションは20年8月31日時点では、PERは10倍~18倍、PBRは伊藤忠を除いては全て1倍以下と、企業価値を高く評価されていませんでした。

バフェット馬渕さん②

アメリカ株はずいぶんと上昇してきており、成長性が見込めるものの中で、割安株を探すことが難しくなってきています。そこで、日本株に目を向けた際に、割安で放置されている商社株に目を付けたということになるでしょう。