赤松健氏がレトロゲームの合法的保存を推進。「あの名作をもう一度」アーカイブ化で後世に残す

参院選比例区で全候補者中トップの約52万票を獲得した漫画家の赤松健氏(54)。公約通り、過去に発表されたあらゆるゲームをプレイ可能な状態で保存する取組みに乗り出すと自身のTwitterで発表した。当選してから久浅いものの早速行動を起こそうとする赤松氏。お飾り候補者とは一線を画す有言実行ぶりに、ネットからは期待する声が上がっている。

大ヒット漫画執筆の傍ら表現を守る活動に注力

自他共に認めるゲームマニアの赤松氏はゲーム創世記からあらゆるハードでゲームを楽しんできたという。しかし、時代の変遷で消えていくゲームも多い。

たとえばNintendoやSONYなら過去の復刻版がリリースされるが、既に製造中止のゲーム機やガラケーのゲーム、配信終了のネットゲームは二度とプレイすることはできなかった。

選挙運動中から当選した場合に真っ先にやりたい活動として、「プレイ可能な状態でのゲームの保存」を挙げており、7月12日のツイートでは、デジタルアーカイブ学会の会合に参加し、専門家で選抜チームを編成して乗り出すことになったと発表した。

13日には弁護士や大学教授を交えてのアーカイブの法制化に向けての会合に参加。実現に向けて精力的に活動しているのが伝わる。

そんな赤松氏は1993年に漫画家デビュー以来、少年マガジン(講談社)をメインに活躍。萌えと燃えを両方書ける希有な才能で、「ラブひな」「魔法先生ネギま」などヒット作を連発し、いずれもアニメ化されている。

今年まで「ネギま」の続編である「UQ HOLDER!」を「別冊少年マガジン」で連載していた。

その傍ら、クリエイターを守る活動にも熱心で、漫画家の収益源のために過去漫画を閲覧する「絶版マンガ図書館(現・マンガ図書館Z)」を設立。

児童ポルノ禁止法に漫画・アニメの項目の削除を求めて活動したり、二次創作を自由に行える「同人マーク」を開発したりするなど、表現の自由を守る活動に従事してきた。

支持団体も派閥もないのにトップ当選できたのは、地道な活動実績が、漫画、アニメ、ゲームを愛する若い世代から圧倒的に支持されたからだといえよう。

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赤松氏の圧勝が今後の選挙を変える?

ネットを駆使した選挙活動で、全国から票を集められる全国比例で出馬した戦略が見事にはまった。

NHK党から出馬したガーシーこと東谷義和氏は海外在住のまま28万票を得て、比例選10位で当選。実際に選挙区を回るよりも、比例区の場合はネットで情報発信をした方が有益であるといえそうだ。

アーカイブ保存だけでなく、漫画家兼国会議員として海外に漫画文化を発信したいと語っていた赤松氏。

今回の行動もネットでは赤松氏に賛同する声が多く、若者たちが赤松氏にかける期待は大きいといえるかもしれない。

彼氏が既婚者。「裏切られたけど信じたい」と思い込んでしまう女性の特徴

恋愛のかたちはさまざまで、人によって幸せの尺度は異なります。だからこそ恋愛にまつわるトラブルはつきものですが、意外にもそうした相談が探偵にも寄せられることがあるんだそうです。今回のメルマガ『探偵の視点』の著者で現役探偵の後藤啓佑さんは、とある相談者さんからの恋愛トラブル相談を紹介し、相談にのる方の注意事項を挙げています。

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彼氏が既婚者「裏切られた」けど一緒にいたい女性からの恋愛トラブル相談

今月の恋愛トラブル相談は、「裏切られたけど一緒にいたい」という、DV被害者に似ている思想を持つ女性からの相談です。

簡単に言うと、彼氏が既婚者だったというパターンです。数ヶ月に渡り結婚していないと嘘をつかれ、将来の約束までしていたのです。

彼氏が既婚者だったと発覚したのは、交際が1年を過ぎようとしていた頃。相談者さんがそろそろ結婚を考えて、両親に会ってほしいと伝えたところ、実は結婚していて、子供もいる。だけど、妻とは離婚する予定だ。だから少しだけ待ってくれないか?と伝えられた。

普通の感覚であれば、即別れを切り出してもおかしくはない状況です。彼氏の嘘についての怒りはもちろん、法的には自身が浮気相手という立場になり、慰謝料請求の対象になってしまうのですから。

しかし、相談者は違いました。

「彼を信じてみたい」

そう思ったそうです。なにを信じるのかよくわからないですが、とにかくそう感じたとのことで、彼が自分の元へ来てくれるのを待つ。彼に嘘をつかせた妻が憎い。そういった感情になったようです。

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ケネディ暗殺事件と酷似。安倍晋三元首相を殺害した「真犯人」は誰か?

特定の宗教団体を巡り一方的に殺意を抱いた男から銃撃され、無念の死を遂げた安倍晋三元首相。しかしその警察発表について、疑念を抱く声も上がっています。今回の無料メルマガ『』では著者で国際情勢解説者の田中宇(たなか さかい)さんが、「個人的な怨恨によるものとは考えにくい」として事件の真相を推測。ケネディ大統領暗殺との共通点も挙げながら、驚きの持論を展開しています。

安倍元首相殺害の深層

7月8日の安倍晋三・元首相が殺害された事件の最大の要点は、安倍が自民党を仕切っている黒幕・フィクサーだったことだ。安倍は一昨年に首相を退いた後、後継の菅義偉と、その後の今の岸田文雄が首相になるに際して自民党内をまとめ、菅と岸田の政権が安全保障・国際関係などの重要事項を決める際、安倍の意向が大きな影響を与える体制を作った。安倍は首相時代から、対米従属を続ける一方で中国との親密さも維持し、日本を「米中両属」の姿勢に転換させた。安倍は、米国の「インド太平洋」などの中国敵視策に乗る一方で、日中の2国間関係では中国を敵視せず協調につとめ、世界の覇権構造が従来の米単独体制から今後の多極型に転換しても日本がやっていけるようにしてきた。

米国の中国敵視に追随せず対中和解した安倍の日本

安倍はプーチンらロシアとの関係も維持しており、ロシア政府はウクライナ開戦後、岸田首相や林外相らを入国禁止の制裁対象にしたが、岸田の後ろにいて日本で最も権力を持っていた安倍は制裁対象にしなかった。ウクライナ戦争によって作られた米国側と非米側の対立の激化は、今後時間が経つほど資源類を握るロシアなど非米側が優勢になり、日本など米国側は資源調達がとどこおって経済的に行き詰まる。岸田政権は今のところ米国の言いなりでロシア敵視の姿勢を続けてきたが、今後はロシアなど非米側から石油ガスなどを止められる傾向が強まり、資源を得るためにロシアと和解せねばならなくなる。そのとき安倍がプーチンとの関係を利用して訪露などして対露和解を進め、日本を資源不足の危機から救う展開が期待できた。そのため、露政府は安倍を入国禁止の対象に入れていなかったと考えられる。

左翼リベラルなどは安倍を敵視してきたが、安倍は今後の日本に必要な権力者だった。だがその安倍は今回、ロシアなどが日本への資源輸出を止める報復措置を強め始め、安倍の出番が近づいたまさにそのタイミングで殺されてしまった。これから日本が資源を絶たれて困窮しても、日本を苦境から救うことができたかもしれない安倍はもういない。7月8日の安倍の殺害は、偶然のタイミングにしては絶妙すぎる。報じられているような、犯人の個人的な怨恨によるものとは考えにくい。今回のような大きく衝撃的な政治事件は、偶然の産物として起きるものではない。安倍の殺害は、日本がこれから困窮しても中露と関係を改善できず、中露敵視を続けざるを得ないようにするために挙行された可能性が高い。

中立が許されなくなる世界

安倍の死去により、日本の権力は岸田のところに転がり込んだ。これまで岸田は安倍の傀儡だったが、安倍が死んだので岸田は好きにやれるようになった。岸田が今後も安倍が作った米中両属の路線を継続する可能性はゼロでない。しかし、安倍殺害犯を動かした背後の勢力は、岸田に勝手にやらせるために安倍を殺したわけでない。安倍を殺した勢力はおそらく、安倍を殺すと同時に岸田を傀儡化し、安倍が続けてきた米中両属の路線を潰し、傀儡化した岸田に中国やロシアに対する敵視を猛然とやらせるつもりだろう。

日米欧の負けが込むロシア敵視

「米軍も自衛隊も関与しない」台湾に広がる中国“侵攻”時の悲観論

ロシアのウクライナ侵攻で、ますます現実味を帯びてきた台湾有事。事実、中国による台湾への経済的・軍事的威嚇は繰り返し行われているようです。このような現状及び台湾国内の動きを取り上げ詳しく解説しているのは、外務省や国連機関とも繋がりを持ち、国際政治を熟知するアッズーリ氏。アッズーリ氏は今回、依然緊張が続く「中台関係の今」と、ウクライナ戦争を経て大きく変化した、台湾国民の米軍や自衛隊に対する意識を紹介するとともに、日本が今のうちから強化しておくべき対策を提示しています。

台湾有事へ現実的対策を取り始める台湾、高まる米国への懸念

ロシアによるウクライナ侵攻から4ヶ月が過ぎるなか、中台関係でも緊張が依然として続いている。中国による台湾への威嚇は2つの手段によって構成される。1つは経済的手段、いわゆるエコノミックステートクラフトと呼ばれるもので、たとえば、中国の税関総署は6月、台湾産の高級魚ハタの輸入を一斉に停止すると明らかにした。税関総署は台湾から輸入されるハタから複数の禁止薬物が検出されたためと説明したが、中台関係が冷え込む中、中国が台湾に対して政治的圧力を掛けるために経済制裁に出たとの見方が強い。中国は昨年3月にも、台湾産パイナップルなど果物3種類を相次いで輸入停止にしている。

もう1つは軍事的手段で、たとえば、国防省にあたる台湾国防部は5月30日、中国軍の戦闘機や電子偵察機、早期警戒機など延べ30機が台湾南西部の防空識別圏に進入したと明らかにした。今年に入って確認された一日に進入した中国軍機の数としては1月23日の39機に次ぐ2番目の多さとなったが、台湾の蔡英文総統は5月31日に米国の上院議員団と会談したことから、それをけん制する狙いがあったことは間違いない。近年、米国だけでなくフランスやオーストラリアなど他の欧米諸国の指導者層も相次いで台湾を訪問し、蔡英文政権戸の結束を強めており、中国はそれに強い苛立ちを感じている。このような経済と軍事による台湾への威嚇は今後も繰り返されるであろう。

そして、ロシアによるウクライナ侵攻により、台湾市民はさらに中国への警戒感、米国などへの懸念を強めているようだ。台湾のシンクタンク「台湾民意基金会」が3月に発表した世論調査結果によると、台湾有事に対して米軍が関与すると回答した人が34.5%となり、昨年10月に実施された同調査から30.5%も低下し、同様に本の自衛隊が参戦すると回答した人が43.1%となり、昨年10月に実施された同調査から14.9%あまり低下したことが分かった。また、同シンクタンクが6月に新たに実施した最新の調査結果によると、バイデン大統領が5月の訪日の際に台湾防衛に軍事的に関与する意思があるとした発言に対し、「信じる」が40.4%だった一方、「信じられない」が50.9%と懐疑的な見方が過半数を超えた。

ウクライナはNATO加盟国ではなく、米国の軍事同盟国でもないことから、ロシアによるウクライナ侵攻当初から米軍関与はないとの見方が強かったが、それによって、台湾市民の間では米軍への悲観的な見方が大幅に増えている状況が明らかになった。

ネスレ“次”の模索が導いた「ネスカフェアンバサダー」という大ヒット

2012年のサービス開始から10年、今や登録者数が40万人を超えるネスカフェアンバサダー。その大ヒットは、ネスレ日本の「次」を模索する姿勢によってもたらされたものでした。今回、ネスカフェアンバサダーを「イノベーション」の観点から解説するのは、神戸大学大学院教授で日本マーケティング学会理事の栗木契さん。栗木さんは同サービス誕生の過程を紹介するとともに、「企業がテクノロジー・イノベーションの果実をより大きなものにするため目を向けるべきこと」について論じています。

プロフィール栗木契くりきけい
神戸大学大学院経営学研究科教授。1966年、米・フィラデルフィア生まれ。97年神戸大学大学院経営学研究科博士課程修了。博士(商学)。2012年より神戸大学大学院経営学研究科教授。専門はマーケティング戦略。著書に『明日は、ビジョンで拓かれる』『マーケティング・リフレーミング』(ともに共編著)、『マーケティング・コンセプトを問い直す』などがある。

収益源の複数化で事業の成長を加速化したネスカフェアンバサダー

成長の足どりが軽かったスカフェアンバサダー

ネスカフェアンバサダーは、ネスレ日本が開発した人気のサービスである。このサービス・プログラムでは、職場などでの世話役となるアンバサダーが同僚などを利用者として募り、コーヒー・カートリッジの定期購入を条件に申し込みを行うと、審査を経て、無料でコーヒーマシンのネスカフェ・ゴールドブレンド・バリスタの提供を受けることができる。

このプログラムの利用は、2012年のサービス提供開始とともに年々広がり、現在ではアンバサダーの数は40万を超える。そして、このアンバサダーたちの背後には、職場に置かれたバリスタを利用してコーヒーを楽しむ複数の人たちがいる。

ネスカフェアンバサダーは、価格政策についていえば、フリーミアム・モデルである。コーヒーマシンはカートリッジと組み合わせて利用される。マシンを無料で提供するねらいは、カートリッジの使用をうながすことにあり、この消耗品の販売からネスレ日本は収益を得る。

ネスカフェアンバサダーは、チャネル政策についていえば、セルフサービス型の事業である。浄水やコーヒー・カートリッジの補充などのコーヒーマシンのメインテナンスは、顧客であるアンバサダーに委ねる。一般に、自動販売機やコーヒーマシンなどを設置し、職場への飲料提供を行うビジネスでは、メインテナンス・サービスは、各種の機器を設置する企業が行う。しかし、このようなビジネスモデルだと、サービス拠点の開設やスタッフの採用など、体制を整えながら拡販を進めていくことになり、事業拡大には重しがかかる。ネスカフェ・アンバサダーにはこの制約がなく、サービスの開始とともに全国への迅速な事業展開を果たす。

テクノロジー・イノベーションは、ひとつの要素に過ぎない

閉塞感の強い日本の産業に新たな成長を生み出すエンジンとして、イノベーションへの期待が一段と高まっている。イノベーションとは、これまでにない新しい製品やサービス、あるいはビジネスプロセスを生み出すことを通じて、産業や社会の発展を導くことである。イノベーションには、画期的な新しい技術の開発や導入が必要と考えられがちだが、必ずしもそうではない。

ブルー・オーシャン戦略の提唱者であるW.C.キムとR.モボルニュによれば、産業の成長には、新しい市場の創出が必要であり、新しい市場を生み出すには、買い手にとっての価値を増大させる必要がある。この価値の増大においてテクノロジー・イノベーション(技術革新)は、ひとつの要素に過ぎない。街角でのコーヒーの楽しみ方を変えたスターバックスのように、最先端技術は用いなくても社会を変えるイノベーションは実現する(『ブルー・オーシャン・シフト』ダイヤモンド社、2018年、pp. 48-49)。

東京からの「維新駆逐」に成功。参院選“最悪の中での最善”の投票行動

選挙のたびに耳にする、「自分の1票では何も変わらない」という諦めにも似た言葉。それはある部分において事実であることは否めませんが、「戦い方」を変えるだけで応援候補を当選に導くことも可能なようです。今回の『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、先日の参院選で選挙区・全国区ともに、自身が推す候補者を当選させることができたという投票行動を紹介。「最悪の中での最善」を達成したその方法を披露しています。

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最悪の中での最善

参院選の結果は、もう皆さんご存知だと思いますので、ここでは細かい数字を並べたり、改めて繰り返すことはしません。与党の大勝も、改憲勢力が発議に必要な3分の2議席を確保することも、維新とれいわの議席増などその他モロモロも、ほとんどが前回、このコーナーに書いた通りになりましたので、細かい点には触れません。その代わり、あたしとしては「最悪の中での最善」を達成することができましたので、今回のあたしの投票行動について、今後の参考のために書いておきたいと思います。

いつもは期日前投票をすることが多いあたしですが、今回の参院選は自分の大切な1票を自己満足の「死に票」にしたくなかったので、ギリギリまで粘って粘って粘って、「納豆の日」でもある7月10日(日)、投開票日の当日に、母さんと投票に行って来ました。

ギリギリまで粘り、信頼度の高い情報を精査し、自分の応援している候補者たちの直前の状況を把握する。そして、

【A】「あたしが投票してもしなくても当選する候補」
【B】「あたしが投票してもしなくても落選する候補」
【C】「当落ラインにいる候補」

の3つに分類し、この3つめの【C】の候補へ1票を投じる。これが前回、このコーナーで説明した、自分の大切な1票を「死に票」にしないための複数区での投票行動、「投票する側からの一方的な野党共闘」という小さな民主主義です。

あたしの東京選挙区は、定員6人のところに34人が立候補するという乱立状態でしたが、このうち3分の2以上は、初めから当選など狙っていない冷やかしなので、注目するのは上位10人まで。その中で、あたしが当選してほしいと思っていたのは、立民の蓮舫さんと松尾明弘さん、共産の山添拓さん、れいわの山本太郎さん、社民の服部良一さんの5人、絶対に落選させたいのが維新の海老澤由紀さんでした。

もちろん、自民党や公明党の候補も落選させたかったですが、この2党の候補、計3人は、すべて宗教団体などを母体とした組織票によって、選挙前から当選が確定しています。そのため、あたしの目標は、残り3議席をすべてあたしの応援している5人の中の3人で埋めることでした。

しかし、上位10人の状況を日々追っていると、投開票日の3日前の時点で、あたしの応援する5人の中で「当選確実」なのは立民の蓮舫さんだけで、立民の松尾明弘さんと社民の服部良一さんは「圏外」でした。そして、共産の山添拓さん、れいわの山本太郎さんが、維新の海老澤由紀さんと当落ライン上で争っていました。つまり、蓮舫さんが【A】、松尾明弘さんと服部良一さんが【B】、山添拓さんと山本太郎さんが【C】ということになります。

維新が大嫌いなあたしとしては、維新の議員など一歩たりとも東京には入れたくなかったので、ここは山添拓さんと山本太郎さんが2人とも当選し、維新の海老澤由紀さんに消えてもらうしかありません。しかし、あたしには1票しかありません。そのため、選挙区の投票用紙にどちらの名前を書くか、あたしはギリギリまで粘って様子を見ていました。

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KDDI通信障害で明らかになった、TVや新聞の「伝える力」の劣化

7月2日未明に発生したKDDIの大規模通信障害は、全面復旧まで86時間を要し、最大約3900万人の利用者に影響を及ぼしたと伝えられています。KDDIに対しては、利用者はもちろん、政府やメディアからも広報・周知が不十分との指摘が多くあったようで、これに違和感を抱いたと語るのは、メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者で、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さん。国民生活に欠かせないインフラのトラブルであれば、周知の役割を担ってきたのはメディア側であり、周知されていないとすれば、メディア自身の「伝える力」が弱くなっている証拠と鋭く指摘しています。

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KDDIの障害に対する告知は適切だったのか──「メディアの伝えるチカラ」はどこまで通じたのか

KDDIの通信障害をめぐり、指摘されているのが、広報・周知体制の不味さだ。金子恭之総務大臣からは「日常生活や社会経済活動に必要不可欠ななかで、サービスが2日以上にわたり利用が困難になったことは、あらためて遺憾に思っている。特に復旧作業が終了したと公表した後、音声通話が利用しづらい状況が、長時間継続したことなどを踏まえれば、利用者の周知広報については、通信事業者の責任を十分果たしたと言えない」と指摘。木原誠二内閣官房副長官も「利用者への周知・広報については、通信事業者としての責任を十分に果たしたとはいえない」と言及した。

3日に行われた記者会見でも新聞やテレビといったメディアから、KDDIの広報体制に対して質問が飛んだ。それに対して高橋誠社長は「auショップで本当に多くのお客さまがお並びいただき、たくさんのご意見をいただき、本当に申し訳なく思っている。障害の広報活動については、パソコンであればご覧いただけるのではないかということで、掲載した。ただ、確かにお年寄りの方などには十分ではなかったという点は真摯に受け止めたい。方法はなかなか難しいところがある。メディアでも数多く取り上げていただき(KDDIでは)あえてそこまではやらなかったということになる」と語った。

この質疑でちょっと違和感を抱いたのだが、新聞やテレビが「一般に伝わっていないぞ」とKDDIを攻撃するというのは、とどのつまり、「一般人に新聞やテレビが見られていないのではないか」ということにつながりはしないか。

確かに通信障害は土曜、日曜という週末が中心であったため、いつもに比べて、朝の情報番組などが少なく報道される時間は少なかったかも知れない。しかし、それでもニュース番組は放送されているのだから、本来であれば、テレビを見て、状況を知るはずの人も多かったはずだ。

シニアなど、テレビを見れば状況が把握できたはずなのに、auショップに駆け込むというのは、シニアにおいてもテレビ離れが進んでいる証拠ではないか。

8日に起こった安倍晋三元首相の襲撃事件も、自分は記者説明会に参加している間にSNSで知り、その後経過や死亡のニュースも、ラウンドテーブルに参加している間に受け取った。また、事件の衝撃的な瞬間を捉えた映像も、結局、一般市民がスマホで撮影した映像だったりもする。

今回のKDDI通信障害によって、テレビや新聞といった一般メディアの「伝える力」が全体的に弱っている。いざという時に頼りにならない現実を知らされたようにも感じた。

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パパ活疑惑の吉川赳議員が女性へ提訴を検討。「20歳だと騙された」と主張も「そこじゃない」ネット総ツッコミ

18歳の女性に飲酒させた上、現金を渡したと週刊ポストに報じられた吉川赳衆議院議員。説明責任を果たさないまま雲隠れしていたが、「女性は20歳以上で自分はだまされ、名誉を傷つけられた」とし、週刊誌の発行元の出版社や女性などを相手に損害賠償請求の提訴を検討していることがわかった。一発逆転を狙ったかのような反転攻勢に有権者からは呆れる声が聞こえてくる。

「自分は騙された」とパパ活国会議員が被害者を主張

若い女性を連れて高級焼き肉店やホテルに出入りする写真とともに、「パパ活」の様子を女性の談話を交えて報じられた吉川氏。女性の年齢が18歳ということもあって大批判を浴び、報道の2日後には離党届を提出し、受理された。

しかし、雲隠れしていた吉川氏が驚きの行動に出た。吉川氏の地元でもある静岡新聞によると、「女性は20歳以上で自分はだまされ、名誉を傷つけられた」として、週刊誌の発行元の出版社や女性などを相手に損害賠償請求の提訴を検討しているという。

この報道に吉川氏を応援してきた支援者や同僚の議員たちは“ずっこけた”に違いない。

もちろん週刊ポストが報じた通り女性が18歳であれば問題なのは当たり前だが、妻子がある身でありながらパパ活のようなことを行っていたこと自体が国会議員として問題がある。

離党届を提出していることから、自らもやましいことをしたと思っているに違いない。反論があるのなら逃げたりせず、その場で釈明できたはずだ。

6月30日には夏のボーナスに当たる期末手当286万1358円が支給された。国民の税金が支払われている以上、吉川氏に説明責任があることは明白である。

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議員である限り支払われ続ける国民の血税

衆議院議員として3期目となる吉川氏だが、1度も選挙区での戦いでは勝ったことがない。比例での当選となるため、自民党の力によって国会議員になれている身だ。

それゆえ、説明責任を果たさない吉川氏に対し、自民党からは大きな批判の声があがっている。

吉川氏は自身の見解を近くブログで表明するとしているが、安倍元首相の死去により発表は来週になったとみられる。

ブログで吉川氏がどんなことを語るかは不明だが、一方的にそれで収めようとする姿勢にも非難が集中。吉川氏にとっては茨の道が続く。

自ら議員辞職をしなければ高額な議員報酬を手にすることができる。解散がなければ次の衆院選は2025年。その間の3年間、吉川氏には国民の血税から給料が支払われることになる。

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「城攻め」では上位の策。中国共産党の狙いは台湾の“中からの崩壊”

中国共産党の台湾への野心は明らかですが、四方を海で囲まれた台湾を“力攻め”で陥落させるのは簡単なことではありません。その困難さについて、“戦(いくさ)の神様”上杉謙信でも小田原城を攻略できなかったと、“城攻め”を例にあげ語るのは、ジャーナリストで作家の宇田川敬介さんです。今回のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』では、難攻不落の城であっても城内で裏切りがあれば簡単に落城してしまう例と同じことを中国共産党は狙っていると解説。まずは、馬英九前総統時代に「中国国民党」をターゲットにした背景について、台湾の歴史を遡って伝えています。

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ハイブリッド戦で台湾はどのようになったのか

前回は、外国で話題になっている中国の台湾進攻のシナリオについて、その内容を抜き出して見てみました。実際に様々なシナリオがあったと思います。

そのシナリオは、基本的に「ハイブリッド」で中国側が台湾を工作するということが前提になっており、そのうえで、台湾政府内または国土内において、裏切り者を出すということが重要になってくるのです。

一般論として、といっても、戦術的な話なので現在の日本において一般論にはなりえないのですが、戦争の話の中の一般論をしましょう。といっても日本人の親しむ一般論ですから、当然に現代の戦争に関することではなく、まあ戦国時代や三国志などの「歴史もの」の戦術に関して例に挙げてみましょう。

基本的には「城」というのは、外から攻めてもなかなか落ちない構造になっています。日本でもそうですし、中国もそうですが、城というのは外から攻撃されることを前提に作られているものですし、また城というのは、そこに追い込まれるということが前提なので、城の中の人数が少なく、城の外の人数が多いという前提で作られています。要するに少数で守りやすく多数で攻めても攻めにくいということが特徴になっています。

これは、多くの人々が現在に残されている日本の城郭を観光で見てもわかることではないでしょうか。単純に、もっとも高いところ、見晴らしの良いところに天守閣があり、その天守閣に向かってジグザグに、なるべく遠回りするように回廊が設置されています。その上、その回廊は塀で囲まれ、塀には鉄砲狭間や弓狭間といわれる穴があって、そこから回廊を通る敵兵を射かけることができるようになっているのではないでしょうか。

それだけではなく、石や丸太を落としたり、場合によっては熱湯をかけるなども十分に武器になっていたのですから、大変な状況です。攻め手はそのようなところを、盾をもってよけながら進んでゆくということになります。場合によっては石垣を登ったり、塀を壊したりというようなこともあったかと思います。それでも城はなかなか落城しませんから、城攻めだけで何日もかかるというようなことになるのです。

戦の神様といわれた上杉謙信も、北条氏の守る小田原城をなんどもかこみながら、ついに落城させることができませんでした。また、武田信玄も「砥石城崩れ」など、城攻めに失敗している例も少なくありません。

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今からでも遅くない。後悔せずやりたいことをやるために必要な2つのこと

あなたが後悔していることはなんですか?50代を超えると、「あれ、やってみればよかった」という後悔してしまう人が多いようです。 『石川和男の『今日、会社がなくなっても食えるビジネスパーソンになるためのメルマガ』』の著者で「5つの仕事を掛け持ちする時間管理の専門家」の石川和男さんが、その後悔をなくすために今から始める準備を教えてくれています。

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私が50歳を超えて、唯一、後悔していることは?

あなたは、子どものころに、なにか習い事をやっていましたか?思い出してみてください。ソロバンや公文、水泳教室などのメジャーなもの。空手や柔道などの格闘技。ピアノや絵画などの芸術。それらの習い事を、今でもずっと続けていたら、どうなっていたと思いますか?

ソロバンを続けていたら、今ごろは、数学博士として有名に?格闘技を続けていたら、贅肉に悩まされることもなく、最強の男に?音楽を続けていたら、メジャーデビューして全国ツアーを行っていたかも…。

では、なぜ極める前にやめたのでしょう?

「より興味を引かれること」があらわれたから、あるいは限界を感じた、向いていないことに気がついたなど、いろいろな理由があると思います。

では、やっていた習い事をやめて後悔していますか?そんなには後悔していないはずです。

なぜでしょう?

それは、とにもかくにも一度はその習い事を体験したからです。試してからやめたので、納得できるのです。だから、悔いもない。

では、「やりたかったこと」なのに一度も試していない場合は、どうでしょう?

子どものころに生まれて初めて聴いたジャズにしびれサックスをやりたかったけれど、高くて買えず、そのままになってしまった。リトルリーグに入りたかったけれど、親に塾通いを強制されてできなかった。様々な事情やタイミングで、1度もチャレンジすることなく諦めてしまったこと。

もし、挑戦していたらアーティストやプロ選手にな れたかもしれないのに…。試していないので、その可能性は無限大なのです。逃がした可能性は計り知れません。

夢だけが、ずっと不完全燃焼のまま残り続けてしまう。やりたかったのに、やっていないことは、後悔も無限大なんです。

「あ~、やっておけば良かった」と「あ~、やらなければ良かった」という後悔は、若いうちは半々かもしれません。しかし、同年代の意見を聞いても、私の経験から言っても、50歳を超えた今、思い出される後悔は、やらなかった後悔だけなんです!

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