ビニ傘の「APO」の意味って?…ネットを賑わせたネタ満載のメルマガ『WEEKLY ViRATES』が創刊

突然ですが、あなたはネットニュースのトレンドに、最近ついて行けてますか?

例えばこの一週間で、こんな話題がネット上で流行っていたことを、あなたはご存知でしたか?

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ビニール傘に書いてある “APO” の意味、知ってました?

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狂い咲き! 木製バイクで暴走するイフガオ族がカッコいい

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「うなぎコーラ」が発売される! 3年かけて完成したそうだが、どんな味!?

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【中国】消防訓練がヤバイ! 実際の炎を使って命がけレベル

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どうかと思うぞ! 破天荒なマンションの名前8選

……こうやって見てみると、何気に見逃しているニュースって結構多いんだなぁって思いません?

そんな、忙しい日々のなかでついついスルーしがちになってしまう、珠玉のネットニュースの数々を、週に一回まとめてオススメしてくれるのが、来週からスタートする無料のメルマガ『WEEKLY ViRATES』なんです。

もともと『ViRATES』(バイレーツ)とは、“スマホ時代の週刊誌”をテーマに、笑える・感動する・考えさせられる記事を毎日お届けするニュースサイト。

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で、今回スタートする『WEEKLY ViRATES』は、その週にサイトで紹介した記事の中から、特にBUZZった記事をランキング形式で紹介しちゃうというもの。このメルマガさえ毎週チェックしておけば、ネット上の旬ネタに最低限ついて行けるってワケです。

週刊ViRATES[バイレーツ]

サンプルのメールマガジンはこのようになっています。こちらで登録するだけで、毎週月曜日にHTML形式でお届けします。購読はもちろん無料。

 

さて『ViRATES』には、上のようなおもしろネタのほかに、こんなムフフなネタも連日あがってます。さっそく少しご紹介……ちなみに画像は、そのままだと差し障りがあるので、ちょっと修正を入れますね。

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ついに韓国が篠崎愛までもパクりだした・・・

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美女たちがはしゃぐ! ちょっと恐そうなウォータースライダー(動画)

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そんな! 黒バナナが黄色にもどっちゃう方法

イヤーン。 ……とにかく、気になるネタの続きは、『WEEKLY ViRATES』でまとめてチェック。流行ったネタをスマホでこっそり見れますよ。

 

●information:

笑える!泣ける!ネットの流行をまとめてお届け『WEEKLY ViRATES』

実は資源大国のギリシャ。デフォルト騒動にはドイツの思惑があった?

いまだ出口が見えず混乱が続くギリシャの債務危機問題。この件を巡ってはギリシャの放漫財政を責めるかのような報道ばかりが見られますが、はたして真実はどうなのでしょうか。『未来を見る! 「ヤスの備忘録」連動メルマガ』に、驚くべき真相が記されています。

EUの真実、ドイツ帝国の拡大

ユーロが導入された2002年には強く意識されなかったが、高い労働生産性と最強の競争力をもつドイツが、生産性が低く競争力の弱いギリシャ、スペイン、ポルトガルなどの南ヨーロッパの国々と同じ通貨を使うとどういうことになるのか、結果は目に見えていた。もし、経済の強い国と弱い国がそれぞれ異なった通貨を使っているならば、強い国の通貨は上昇し、弱い国の通貨は下落する。この状況は経済の強い国の輸出を抑制し、弱い国の輸出を促進する方向に作用する。

また、国内の通貨の流通量を増加させてインフレにし、通貨の価値を引き下げることで、経済の弱い国は自国の輸出に有利な環境を政策的に作ることができる。

だが、強い国も弱い国もユーロという共通通貨を用い、通貨の発行権を「欧州中央銀行(ECB)」が管理した状況では、こうした通貨価値による調整は不可能になる。よほどの構造改革でもしない限り、弱い国の経済は一層弱くなり、強い国の市場や労働力の供給地になってしまう。そして強い国は、弱い国を自国の経済にもっとも有利な方向で吸収する。

もともと1992年に結成された拡大EUは、東ヨーロッパの社会主義圏の崩壊で開放された膨大な安い労働力を使い、EU全体を発展させる構想だった。ユーロ圏が導入された2002年当時、東ヨーロッパの安い移民労働力はヨーロッパ各国に流入し、高い経済成長を支えた。そのため、共通通貨のユーロが内包する本質的な不均衡は顕在化することはなかった。

しかし、時間が経つにつれ、ユーロ圏に本来的に内在していたこの不均衡が前面に出るようになった。金融危機をいち早く乗り越えたドイツは、ドイツ経済を中心にほかの国々を編成する方向に動いた。もはやユーロ圏は平等でフラットな秩序ではなく、最強のドイツ経済を中心とした階層秩序へと変質した。PIIGS諸国などの南ヨーロッパの国々は、安い労働力の供給地や、ドイツ製品の市場になった。

そして、この階層構造を支えたのが、PIIGS諸国による国債の乱発であった。経済の弱いPIIGS諸国は、比較的に早い時期に財政難に陥った。これを補填するため、国債の発行で市場から資金を得るシステムを整備した。金融危機以前は、国債の過剰発行によって潤沢な資金を簡単に得ることができた。そのため、PIIGS諸国が一方的な市場としてドイツ経済に吸収された状態にあったとしても、この事実が国内の経済停滞として表面化することはなかった。

だが、2008年の金融危機、さらには2010年のPIIGS危機で国債の過剰発行に依存したシステムは破綻したため、結局経済の弱い南ヨーロッパの国々は、最強のドイツ企業に一方的に市場化される存在でしかないという苛酷な現実であった。

>>次ページ ドイツによる融資はギリシャでどう使われたのか?

【異常事態】ウソだらけの中国株。GDP粉飾を見抜く3つのポイント

中国株式市場の混乱が止まりません。上海・深セン両市場で売買停止銘柄が急増する異常事態をうけ、8日の日経平均株価は2万円を割り込むなど、日本への影響も出始めています。

中国株バブルの崩壊について、経営コンサルタントで内外金融に詳しい吉田繁治氏は「実態を伴わない根拠のない株高だった」と指摘。MAG2 NEWSの兄弟サイトMONEY VOICEでは、低迷する電力消費量や貨物輸送量のデータを挙げ、中国のGDPや企業利益は粉飾されている可能性が高いと分析しています。

>>詳しくはMONEY VOICE

面接官「1年後には、どうなっていたい?」は何も測れない愚問だった

「弊社に入社したら、なにをしたいですか?」「1年後には、どうなっていたいですか?」。面接でよく聞かれがちなこの質問、面接官は何を考えているのでしょうか? 無料メルマガ『「欲しい人材がザクザク採れる!」採用成功術』では、面接官の立場になって、どんな質問の種類があるのかを解説しています。

面接では質問を使い分ける

面接で質問をする目的は、「応募者が採用基準に当てはまっているか」を確認することです。そのためには、相手の本音や事実が聞けなければ意味がありません。

ただ、そうは言ってもそれが難しいですよね。面接ですから、当然、応募者は良いことを言います。また、応募者本人はそのつもりが無くても、自分を過信して、実力以上のことを言うこともあります。これでは、なにが本音で、なにが事実か判断することができません。

ただ、これは必ずしも応募者のせいだけではなく面接官の質問の仕方にも問題があることが多いのです。

その典型が、「未来質問」と「誘導質問」です。

どういうことか?

まずは「未来質問」についてです。

「未来質問」とは、未来のことを聞く質問のことを言います。

例えば、「弊社に入社したら、なにをしたいですか?」「1年後には、どうなっていたいですか?」などです。

この質問のなにが問題かというと、「なんの根拠もなく答えることができてしまう」ことです。

例えば、「1年後までにマネージャーになれるように一生懸命に努力してがんばります!!」のように、簡単に答えられてしまうのです。

また、面接官も、その答えを聞いても、本当にがんばれるかを判断しようがありません

次に「誘導質問」ですが、これは相手の答えを誘導する質問のことを言います。

例えば、「残業は多いですが、がんばれますか?」「時には休日出勤もありますが、大丈夫ですか?」などです。

この聞き方では、たとえ本心では思っていなくても「はい! がんばります!」としか答えようがありません。

これでは、本音を聞き出せていることにはなりません(「面接のときの反応良かったけど、辞退になってしまった」というのは、このような質問をしているケースが多いです。本音では「え、残業そんなにあるんだ…」と思っていたのかも知れません)。

以上のように、このような質問ばかりでは、ミスマッチや選考辞退を増やすだけです

それではどのように質問したら良いか?

>>次ページ 応募者の実力が手にとるように分かる質問法とは?

その男、なぜ戦場からバグパイプ奏者へ? 共通点は「相対音感」

戦場ジャーナリストからプロのバグパイプ奏者へに転じたという、異色の経歴を持つ「カトケン」こと加藤健二郎さん。彼によると、激しい戦場で生死を分けるのは、“音感”の有無なんだとか。その真意を自身のメルマガ『異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで』で大いに語っています。

砲撃戦は命懸けのオーケストラ

学校教師や外国人留学生などを含む場での話にて。

カトケンが、戦場野郎から楽器奏者に転向したことについて、教師氏は、「戦場から楽器へ」の軸に、音感を直感したという。そして、一気に音感の話になった。

カトケンはド近眼で視力がダメだったぶんなのか、音感には妙に敏感なところがあった。それが顕著に表れたのが、戦闘地域での砲撃戦である。砲弾が空気を切り裂いて飛ぶ唸り音から、砲弾までの距離、飛ぶ方向の判別などは普通にできたが、現場の兵士たちにはどれほど説明しても、兵士たちは音をまったく識別できなかったのだ。飛んでくる砲弾の着弾位置を私が推測して「次は右奥」「これははるか後方」「次のは軸線ズレてる」と当ててみせても兵士たちは「お前は超能力者か」と本気にしてくれなかった。

ただし、これは相対音感なので「まず一発目はこういう音」という基準がないと難しい。過去の別の戦場の音感を基準にするとかえって危険な判断をしてまう。飛翔音は、使用兵器や、気温湿度ばかりでなく、周辺地形や地質、市街地との関係でもかなり違うからだ。122ミリロケット砲弾の音をロケット弾音の基準だと認識していると、152ミリロケット弾の飛翔音は、ジェット戦闘機の音に聴こえるほど大きく違う。だから、もしかすると絶対音感者の音楽家は戦場向きではないかもしれない。

戦場で砲撃戦が始まると、塹壕や建物からむやみに出れないのでやることがなくなりヒマになる。しかし、カトケンは、頭上でクロスする飛翔音の大音響を好きだった。不協和音の変化を聴きながら、音の長さを時計で測定してメモり楽しめる。撃っている側も撃たれている側も「命懸けのオーケストラ」という表現は何度もつかったことあるが、音を奏でている側も聴いている側も命懸けだ。ひとつひとつの音に命が懸っている。二度と同じメロディーもハーモニーもない。

>>次ページ 音の力に魅せられて戦場からプロバグパイプ奏者へ

どうりで痩せないワケだ。お酒のカロリー、なんと砂糖の2倍!

毎回ためになる美脚術を披露してくれる、美容一筋30年のナターシャ・スタルヒンさん。今回は自身のメルマガ「下半身がみるみるヤセる」で、アルコールの作用と適量について大いに語っていただいてますので、ご紹介します!

飲むなら適量を守ろう

よく、「アルコールは飲んでもいいですか?」「飲み会などで何を飲むのがベストですか?」などのご質問をうけるんだけど、アルコール類は飲まないですむなら、極力、飲まないほうがいいね。飲みはじめると、適量を守れなくなって下半身太りに拍車がかかっちゃうってことが、と~~っても多いから……。少量であれば、アルコール類は血行をよくして代謝促進作用があるし、ストレス解消効果も……。

末端血管系を活性酸素の攻撃から守ってくれるポリフェノールが多い赤ワインとかであれば、セルライト改善にプラスに働いてくれるっていうこともある。でも、こうした作用はあくまでも適量を守った場合だけね。

それ以外は、下半身デブ製造飲料ってことに!まず、アルコール類はカロリー的に砂糖の約倍。1gあたり7 kcal。つまり……

油を体内に注ぎ込んでいるみたいなもんなのよっ!(砂糖1g = 4kcal、脂肪1 g = 9 kcal)

また、アルコールには、糖をエネルギー化せず、脂肪にしてしまう作用もあるの。女性の場合は脂肪貯蔵レセプターが下半身に多いから、脂肪は下半身にどんどん蓄積していくことになっちゃう。さらに、最近の研究では、1日たった2~3杯の飲酒習慣でも肝臓がん胃がん大腸ガン乳がんのリスクも高まるとか!!!

参考:「アルコール注意報お知らせしま~す!」

脳へのダメージも心配ね。

参考:「1日3杯の飲酒で脳にダメージ!」

賢く飲むには?

では、どのくらいが適量といえるのか……。

アルコールのプラス効果を生かしながらマイナス面を表面化させないためには、ワイン(できれば赤)なら1~2杯に抑えるようにするといいね。ワイン以外であれば、焼酎がおすすめ。乙類(イモ焼酎、麦焼酎など)が◎。これを割って飲むのはOKだけど、焼酎そのものは100ml を超えないようにねっ!適量を守って飲んでいても、あるいは羽目をはずして飲み過ぎてしまうときでも、飲酒は下半身ヤセにも関係する多くの栄養素の欠乏を招くってことを覚えておいてね。

たとえば、水割りたった2杯程度でも、飲まないときに比べると、なんと3~5倍ものマグネシウムを尿と一緒に排泄しちゃうの~!アルコールを分解したり、体内で無毒化していくナイアシンというビタミンB群の一種も多量に消耗される。マグネシウムもナイアシンも体内の300種類以上の代謝に関わる超~重要な栄養素なの。排泄されたり消耗されちゃうと、体内の酵素が働けなくなってしまう。これって、大問題!

さらに、細胞内のビタミンB6が激減。葉酸(これもビタミンB群の一種)の働きも邪魔される。こうした栄養素が不足してしまうと、下半身ヤセは絶望的になってしまうばかりか、ガンの発症などのリスクがアップしちゃう。なので、アルコール類を飲むときには、マグネシウムやビタミンB群の多いおつまみを食べるようにするといいね(豚肉、マメ類、チーズなど)。さらに、ビタミンB群や抗酸化栄養素類をサプリでしっかり確保しておきたいね。

 

image by:Shutterstock

『下半身がみるみるヤセる!』
ダイエットすると胸ばかり小さくなり、かんじんの下半身はちっともやせないと嘆くあなた。そんなあなたに、下半身痩せ指導歴約30年、美容健康界カリスマ、ナターシャ・スタルヒンが、厄介なセルライトさえスッキリさせる美脚痩身術の全ノウハウを伝授します。
≪最新記事はこちら≫

 

 

食べて、動いて「美脚になる50の習慣」

スラリとのびた足、素敵です。

コーヒー1杯に15分待ち。米国の接客サービスが残念すぎる

日本でも人気のスタバはニューヨークでもやっぱり一人勝ちらしいのですが、店員の接客態度が日本とは大違い。にわかに信じがたいその現状を、マンハッタン在住の米国邦字新聞「WEEKLY Biz」の発行人・高橋克明さんがメルマガ『NEW YORK 摩天楼便り-マンハッタンの最前線から-by 高橋克明』で再現しています。ある意味、コント状態です。

スタバ

コーヒー後進国のアメリカは、結局、どこの州に行ってもスタバだらけ。スタバしかありません。ニューヨークも例外ではなく、いまでこそ「Blue Bottle」だの「Gregorys Coffee」だの話題のシグニチャーコーヒーもやっと台頭してきましたが、店舗数はスターバックスの一人勝ちです。まだまだ「スタバ帝国」の現状を崩せるに至っていない。結局、日本でいうところのコンビニくらい、マンハッタンはどこに行っても「緑の人魚」だらけです。

で、どこに行ってもあるスターバックスが、この時期、どこの店舗も超満員になります。他にないから。冷たい飲み物出すお店が。

なので、アイスラテ1杯に15分くらい待たされることもしばしば。

(中略)

それでも、僕も、みんなも、スタバに通います。理由は繰り返しになりますが、スタバ以外の他の選択肢が極端に少ないから。

話はそれますが、先日、日本の方と話をしてビックリしました。どうやら日本では「ニューヨークはコーヒーが非常に美味しくて、カフェビジネスが進んでいるイメージがある」とのこと。ウエストビレッジやブルックリンのオシャレなエリアは除いて、全体的にマンハッタンで美味しいコーヒーを出す店は日本に比べてかなり少ないです。はっきり言って、この国は完全なコーヒー後進国です。

もともとヨーロッパのような高度なドリップ技術がなくて、ビールくらいしか飲んでなかったアメリカ人が「こーゆーもんだろう」ってマネして作った薄味コーヒー「風味」の失敗作。それを「アメリカン」と呼んで(わざわざホテルの高級カフェでメニューに書いて、わざわざ1,000円くらい払って)ありがたがってるのは日本くらいなもんです(アメリカ人は自国のコーヒーを、アメリカンとは呼ばないしね)。

90年代半ばまで、近所のダイナー(食堂)でオバチャンに出されていた麦茶の出がらしみたいな飲み物が「コーヒー」だったアメリカ人も、シアトルから来た緑の人魚マークのコーヒーショプに「カフェラテ」だの「エスプレッソ」だのを教えてもらいました。だからいまだにニューヨーカーはスタバが大好き。しょっちゅう購買反対デモが起こるほど。

店員は日本のファーストフード店のように親切でもなければ、丁寧でもなく、なにより仕事が遅い。日本と比べて倍以上の店員がいるにも関わらず、どんなに待ってる客の列が長くても、連中、カウンターの向こうでキャッキャッ遊んでます

気の短いニューヨーカーたちがこの状況でなぜ辛抱強く大人しく列に並んでいるのかは、いまだに僕にもわかりません。前述したように他に店がないからか。あるいは他の店の対応もたいして変わらないから、もう、そういうもんだとあきらめているからか。

先日、そのキャッキャッ遊んでる10人くらいの従業員のあるひとりが、とんでもなく画期的でスゴい法則を発見しました。

「そうだ! 待ってる行列の人たちに、いまのうちに注文を聞いて廻ろう! で、あらかじめ作り始めたら、彼らがレジにたどり着く頃にはコーヒーが出来上がってるわ♪」

日本だと100年くらい前からすでに実践してる接客方法を、人類の新発見のごとく、得意顔で実践し始めました。なんてアタシは頭いいのかしら♪ な空気を出しつつ。

彼女は10人以上の待っている人の列に、注文を聞き始めます。

「アイス ベンティーホワイト モカ フラペチーノね、OK」「で、次の貴方は、グランデ バニラ チャイ ラテね」

メモも何も持たずに、両手の指を折りながら、ブツブツ暗記しながら、僕のところに来ました。

「今日はナニにする?」

「アイス ディカフ トール ソイ ラテ」

僕のオーダーを聞くと同時に「ちょっと待って」と困惑した表情で、先ほど最初に聞いた列の一番前に戻り「あなたなんだっけ?」ともう一度聞き直してます。

「OK、アイス ベンティー ホワイト モカ フラペチーノね…。で、あなたがグランデ バニラ チャイ ラテ…で、あなたがアイス グランデ モカ グリーンティーで…」

「ちがうよ、アイス ディカフ トール ソイ ラテだよ」

訂正すると、機嫌悪い顔になり、もう1回最初から、と、また列の最初の人に聞き直そうと戻りかけます。

慌てて彼女を引き止めた僕は、ある画期的でスマート、最良でスペシャルな提案を彼女にします。

「えっと……なにか、メモかなんかに書いたら?

日本だと200年前から実践している方法に「なるほど!」と感動した顔。「あなた天才ね♪」とばかりに顔を輝かした彼女はメモとペンを取りにカウンターの奥に戻っていきます。

でも、カウンターの向こうは、オトモダチ(同僚の従業員達)がいっぱい楽しそうに遊んでるフリーエリア。いったん戻ったが最後、彼女は自分のアイデアもメモを取りに戻ったことも忘れて、その集団とまた遊び始めます

フリダシに……。

>>次ページ 直後に店員が取った驚きの行動とは?

【書評】熊本コッコファーム、成功の秘訣は「Needs」と「Wants」

見かけ重視の卵と、新鮮でおいしい卵、食べるのならどちらを選びますか? とんでもない愚問のようですが、これが物を売る立場となると見えなくなるものなんだそうです。すなわち「お客様の要望の本質が理解できない」ということですね。無料メルマガ『ビジネス発想源』の著者・弘中勝さんが九州で大人気の企業の例を引き合いに、顧客が本質的に求めている要望のつかみ方をレクチャーしています。

お客様の要望の本質を見極める

最近読んだ本の内容からの話。

1949年に熊本県菊池市の山奥の農家に長男として生まれた松岡義博氏は、農業の専門学校で学んだ後に家業に入った。

しかし、専門学校で学んだ機械化・大規模思考の近代的な農業と、山奥の高低差のある棚田を上り下りする過酷な零細農業との落差に、松岡氏は失望して家を飛び出し、職を転々とする。

しかし、横浜の自動車工場で大怪我をしてしまい、帰郷してやっぱり農業を継ぐことになった時に、平坦地に負けない収入を上げる農業を追求し、養鶏業に乗り出すことを決める。

そして菊池市にコッコファームを設立し、安い価格と厳しい規格を要求する流通とは別れ、生産も販売も自分たちで行なうようにした。

現在は、物産館とレストランなどを備えた複合施設「たまご庵」が人気を博し、九州を代表する食のテーマパークとして大きく成長を果たしている。

しかし当初は、なんとかお客様の要望に応えようと、お客様の要求どおりに、いろいろな加工品、パッケージ、チラシなどを作ってきたが、実際にはうまくいかないし、売れなくて、気づくと倉庫は在庫の山、包材の山になっていた。

そんな頃、兵庫県の三田屋の廣岡償治社長「お客様のニーズに応えるな」と講演で話しているのを知った松岡社長は、自分が努力してきたことを逆のことだと不思議に思い、真意を確かめるべく兵庫県まで車を走らせた。

すると、山奥の辺鄙な場所にあるのに家族のお客様で賑わっているのだが、例えばレストランのメニューにはジュースがなくて、子どもが「ジュースを欲しい」と言っても絶対に出さないという。

お客様にニーズに応えていないことになるが、帰り際にその子どもの母親が「うちの子は、ここへ来たらようご飯を食べてくれる」と感謝してくれるのだという。

つまり、この場合お客様の本当の要望は、子どもにご飯を食べて欲しいから連れてくるわけで、ジュースを飲んで欲しいからだけではないのである。

>>次ページ 松岡社長が取った常識外れの卵販売法とは?

家庭内暴力、夫婦間ではなく「兄弟間」では規制する法律がない

人気の無料メルマガ『知らなきゃ損する面白法律講座』に、今回寄せられたのは、弟の暴力に悩む方からの相談。家庭内での揉め事は“民事不介入”ということで、警察もなかなか動いてくれないケースが多いようですが、何とか解決する方法はないものでしょうか……。

家庭内の暴力について、刑事事件にあたるのでしょうか?

□相談□

私には6歳離れた弟がいるのですが、最近1ヶ月の間に2度、10分程度の間、些細なことで暴力をふるわれました。実家に暮らしているため、親に迷惑をかけたくない、やり返せば終わりがないことがわかっているため、私はやり返す事はしませんが、それをいい事に暴力を長時間続けてきます。警察に被害届を出して刑事告訴として社会的な処罰を望むのですが、このようなケースで警察は動いてくれるでしょうか? ご助言よろしくお願いいたします。(30代:男性)

□回答□

夫婦間(および婚姻関係と同様の事情にある者)においての暴力、いわゆるドメスティックバイオレンスについては「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律」という法律があります。

しかしながら、ご相談事例のように「兄弟間」の暴力行為を規制するための法律というものはありません。したがって、一般的な法律を用いた対処を考えることになります。

具体的には、暴力を受けてケガをした場合は、刑法の傷害罪(刑法204条)が適用されます。単に暴力を振るわれているのなら刑法の暴行罪(刑法208条)が適用されます(民事では、不法行為に基づく損害賠償請求として怪我による治療費などの請求が可能です。民法709条参照)。

ただ、ご心配されているように警察は、家庭内の暴力行為に対してあまり介入しないようにする場合があるというのが実情であろうと思われます。そのため、暴行を受けた時の状況を録音や録画するなどしておく。その結果、ケガをした場合は、病院に行き診断書を作成しておくなどの「証拠集め」を行った上で、警察に対してご相談や被害届の提出をされるのがよいと思われます。

それでも積極的に警察機関が動いてくれない場合は、各地域に設けられた「法テラス」で家庭内暴力についての相談を受け付けてくれる場合があります(もちろん、ご相談者様自身で家庭内暴力の対応について詳しい弁護士などの専門家を探して頼っていただいてもよいと思います)。こうした窓口を活用されることをおすすめいたします。

昨今、家庭内暴力によって、いたましい結果となる事例が散見されます。「家族だから」という気持ちが手遅れを招いてしまう場合もありますので、早めの対処・相談が必要ではないかと考えます。

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