韓国大使館に銃弾と脅迫文。「韓国人を狙っている」に批判殺到
警視庁によると、東京都港区の韓国大使館に銃弾のようなものと脅迫文が入った封書が届いていたことが3日、分かったと、共同通信、朝日新聞、NHKニュースなどが報じた。 速報:警視庁によると、東京都港区の韓国大使館に銃弾のような…
Details警視庁によると、東京都港区の韓国大使館に銃弾のようなものと脅迫文が入った封書が届いていたことが3日、分かったと、共同通信、朝日新聞、NHKニュースなどが報じた。 速報:警視庁によると、東京都港区の韓国大使館に銃弾のような…
Detailsアメリカの意向を無視する形でGSOMIAを破棄し、さらに米国に対しその行為に対する不満表明の自粛要請を行うなど、「離米」に舵を切ったとしか思えない韓国。文在寅大統領はどこに向かいひた走っているのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では著者の津田慶治さんが、文政権は米韓同盟を破棄し北朝鮮との統一を実現させるのではないかとの見方を示しています。
トランプ・ディールがうまくいっていない。このため、韓国、トルコなどが離米してきた。今後を検討しよう。
NYダウは、利下げ期待で、7月16日27,398ドルと最高値を更新したが、中国の対抗関税と米国の追加関税UPで株価は、8月23日25,507ドルまで下がったが、その後、トランプ大統領のツイートで米中交渉を29日に行うとしたことと、景気指標がよかったことで逆イールドでなくなり、NY株価は8月30日26,403ドルまで戻している。
日経平均株価は、2018年10月2日24,448円になったが、以後低調で、12月26日18,948円と暴落し、米国利下げ観測で、7月25日に21,823円まで戻したが、その後一進一退で8月30日20,701円になっている。10月の消費税増税ができるように、2万円死守とPKOが株価を支えているような雰囲気である。また、26日は104円台に突入したが、30日は106円台になり、株価も上昇したが、市場参加者が少ない。
日経株価は、レンジ相場になって20,400円から20,700円の狭いレンジで株価が動いている。今までは、1998年と似た株動向であったが、9月2日からの値動きが上昇になると、1998年とは違うことになる。
米国は、トランプ大統領の強気の対中強硬策と、それを打ち消すツイートで、株価は大きく上下している。この原因がAIの機械取引が主流になり、トランプ発言の重みが大きいことによる。しかし、このアルゴリズムで、ほとんどの投資アプリが損を出しているので、徐々にトランプ発言の重みが少なくなったようだ。このため、良い方向のツイートに反応しなくなっている。
そして、トランプ大統領は、FRBには利下げを要求している。しかし、個人消費が旺盛で米GDPは2%成長と、景気はまだ好調であり、このため、株価は戻しているが、FRBは景気が良く利下げの理由がない。FRBの利下げなしを予想してか、ムニューシン財務長官は、100年債など超長期債の発行を検討するとした。
中国は、対抗関税で米国のすべての輸入品に関税を掛け、自動車には50%の関税がかかることになった。このため、米企業は追加の関税に反対である。このため、トランプ大統領は、中国と29日に電話会談をするとしたが、中国政府は電話会談を確認できないとした。また、トランプ大統領は、追加関税に反対する企業を批判している。
日本は消費者性向指数と実質賃金の伸びが、両方ともにマイナスであり、景気は良くないし、飲食店を中心に赤字になる企業が増えている。消費税前の駆け込み需要もない状況で、株価は2万円を維持しているのに、市場参加者が少なく、閑散相場になっている。
日米通商交渉の結果、日本の関税は農産物をTPP並みの関税で、米国の自動車関税は協議続行となり、中国が買わないトウモロコシを、250万トン250億円で日本が緊急輸入することで決着した。自動車の米国輸出額は、4兆円以上であり、自動車に25%関税を掛けられると大変なことになるので、それを回避できたことは良かった。日本が想定した通りの展開になっている。このため、経済や株価には影響せず、無事通過した。
そして、景気好調でもトランプ大統領の要求する利下げをFRBがすると年末にかけて100円か100円割れの円高になり、利下げができない日本は、欧州と同じで景気後退になる可能性が高い。円ドル相場は大きな三角持ち合いであり、それを下に抜ける可能性もある。
トランプの強硬的な対中国、対イランのディールは、ほとんど成功していない。対抗して中国もイランも強硬的な対応をするので、交渉が成り立たない。G7の場で、他のメンバーから批判が出て、強気のディールを少し緩和すると発言したが、今の処、その発言を裏付ける政策変更はない。中国やイランと強気の取引することと欧州などの同盟国にも過剰な要求をすることでディール全体が失敗して、世界経済は下降してきて、G7の指導者からも不満が出てきた。
ドイツは、輸出が減少して景気後退が確実であり、財政出動も検討するとしているし、ラガルド次期ECB総裁は、量的緩和を広げるとしている。欧州は、景気後退の金融財政政策を実行する方向である。しかし、これらによるユーロ下落に対して、トランプ大統領は、ドルの為替介入をするとしている。
しかし、フランスのデジタル課税に対抗するフランス・ワインへの対抗関税はしないと表明した。不満に対してトランプ大統領も考慮したようである。
アルゼンチンは、9回目の債務不履行(デフォルト)になった。発展途上国は先進国より早く経済危機に直面するが、それが来たことになる。
そして、トランプ大統領は、経済金融理論などを無視したドル安を志向するので、8月のジャクソンホールでの金融政策検討会議でも、各国中銀総裁たちは、世界経済攪乱での金融政策に無力感が漂っていた。攪乱するのは、もちろんトランプ大統領である。
その上に、英国ジョンソン首相は、国会を閉鎖して、国会での審議なしでハードブレクジットを実行するようである。もう1人、世界経済を攪乱する政治家が出てきた。しかし、このような行動をしても、ポンドが一段下げにはならずに、むしろ上昇している。ポンド相場では、大量の空売りを買戻す方向で、一時的に上がっているようである。
そして、世界の攪乱で、金の価格が上昇している。ドル離れで、中国とロシアなどの中央銀行が金を積極的に買っている。
人種差別を口にする白人優先主義で、銃規制反対で世界経済を攪乱するトランプ大統領を、FOXニューズも批判し始めたので、トランプ大統領は、FOXに対しても不満を表明した。しかし、来年の大統領再選で、味方になる報道機関が無くなりつつある。トランプ・ツイートで報道機関なしでも戦えると見ているのかもしれないが、人種差別や銃規制反対的な発言が減ってきた。
もう1つ、米国の全国農業者組合(NFU)はトランプ大統領による関税引き上げについて、「事態を改善するどころかますます悪化させている」と、オハイオ州の大豆農家も「対中貿易戦争によって、トランプ大統領に再び投票することはない」とした。農家の支持も失っている。米国が景気後退になると一層、再選はないことになる。
日本人は、政治家を「先生」と呼び有難がったり、国家試験に合格した官僚の地位を絶対視しすぎる傾向にあるのではないでしょうか。AJCN Inc.代表で公益財団法人モラロジー研究所研究員の山岡鉄秀さんは自身の無料メルマガ『日本の情報・戦略を考えるアメリカ通信』で、その原因を「根拠ないお上信仰」と指摘した上で、「市民が自覚を持って政治家や政策を見極める力を養うべき」と記しています。
全世界のアメ通読者の皆様、山岡鉄秀です。
最近、行く先々で多くの方々から声を掛けられて質問を受けます。トピックは様々ですが、できるだけ簡潔にわかりやすくお答えするように努めています。
そしてあることに気づきました。私が政府や与党の対応の問題点を説明すると、皆さんポカンとした顔をして、信じられないという様子なのです。ある初老のご婦人が私に言いました。
「そんな、私にもわかるようなことを、選挙で選ばれた政治家や国家試験に合格した官僚がわからないわけがないですよね?きっと、もっと深い考えがあって、表面上はそう発言しているだけじゃないんですか?」
そこで私が事実(ファクト)ベースでさらに説明しても、「そんなバカな」と信じられないという顔をしています。
こいう反応がものすごく多いです。
つまり、日本人は「お上」を物凄く信頼しているのです。
難しいことは「お上」が考えること。一般庶民は一生懸命働いていればいい。まだまだその傾向が強いような気がします。
もちろん、そう考えない人も多いことは知っています。しかし、一般的に、日本人には無条件に自国政府を信頼し、政治家も官僚も一般人より賢くて、頭のいい人たちが国を治めている(はず)、という漠然とした期待感を抱いている人がまだ多いのも事実ではないでしょうか?
少なくとも、自分のような市井の人間がわかるようなことを政府の人間がわかっていないはずがない、と思い込んでいる、もしくは、信じようとしているように感じます。
それは理屈ではなく、事実でもなく、漠然とした「期待」です。日本人ほど統治機関を信頼している国民も珍しいでしょう。「お上信仰」と言っても過言ではないかもしれません。
たとえば、外務省の対外発信がいかに誤解を呼ぶか、また、英訳されるといかに不適切か、それによってどれだけ海外で酷評されているか具体例を示して説明しても、「そんな馬鹿な、だって外務省こそ専門家のはずじゃないですか?」と言って困惑してしまいます。
まあ、対外発信は実のところ難しいテーマで、まして英語表現の問題となれば無理もありません。いちいちチェックする日本人なんて稀です。
しかし、もっと一般的な問題について解説しても、「まさか、政府の方がわかっていないはずはないですよね?私にもわかることなんですから」とおっしゃる方がとても多い。
では、我々は確実に自分たちより優秀な人を政治家に選んでいるでしょうか?官僚に至っては、難関大学を卒業して、難関国家試験を突破しているのだから、優秀に違いないという、ある種の信仰があります。
しかし、受験勉強に強い人が責任感を持って国民国家の為にいい仕事をするという保証はどこにもありません。
むしろ、与えられた枠組みに自分をはめ込むことに何の抵抗も感じない人が多い可能性があります。そして、巨大な官僚組織に入ってしまえば、組織の論理と倫理に支配されてしまいます。
日本は戦後長いこと、国益を尊重する教育を意図的に避けてきましたから、官僚トップを務める人間が平気で自分のモットーは「面従腹背」と言ってはばからない信じがたい現実が現出してしまいました。
私が言いたいことは、政治家や官僚の能力が国民が期待するほど高くはない、ということではありません。
根拠のない「お上信仰」を捨てて、政治家や官僚を「業務委託先」とみなす発想を持つべきだ、ということを言いたいのです。
我々国民はまさに、政治家や官僚に業務委託をしているのです。
社外に業務委託する企業で、料金を払いながら、業務のクオリティや進行状況をチェックしない企業があるでしょうか?あり得ないと思います。
北極圏の氷の融解が加速度的に進行し、その影響への懸念も拡大しています。ジャーナリストの高野孟さんは今回、自身のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、北極の氷が溶けることによる悪循環を挙げるとともに、それでも米中露といった大国がむしろ北極の氷が溶けることを望む理由を記しています。
※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2019年9月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
プロフィール:高野孟(たかの・はじめ)
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。
8月15日から16日にかけていくつかの米紙が「トランプ大統領がグリーンランドを米国が買収する可能性を検討するよう指示した」と報じ、それをトランプ自身もツイッターで後追いして事実と認めた。それに対しデンマークのフレデリクセン首相は、当然のことながら「馬鹿げて(absurd)いる。グリーンランドは売り物ではない」と拒否、むくれたトランプは2週間後に予定していたデンマークへの国賓としての訪問をキャンセルしてしまった。
これはこれで、いかにも不動産王らしいトランプの粗野な武勇伝のまた新たな1ページとして世界中の笑い物となって、すぐに話題から遠ざかってしまったのだが、「北極問題」が抱えている戦略的重要性はこんなことで笑い飛ばして済むことではない。
第1に、これこそが致命的な問題で、すべてに優先して各国が多国間で協調して取り組まなければならないことだが、地球温暖化の影響で北極の氷や北極圏に属するシベリア北部の凍土が驚くべき勢いで溶け出していることである。『ナショナル・ジオグラフィック日本版』19年9月号の「総力特集・北極」によれば、早ければ2036年、遅くとも世紀の半ばまでには、夏になると北極の氷が全部溶けて、カナダ北部の島々やグリーンランド沿岸にはわずかな氷が残るであろうけれども、北極全体にはほとんど氷がないという、想像することすら難しい「氷のない夏」が始まる。
そうなった時には、南太平洋のツバルはとっくに水没しているだろうし、日本でさえもその影響は深刻で、沿岸からどこまでが人間の生存可能エリアなのかという問題を突きつけられているだろう。しかし問題は海面上昇だけではなく、北極の氷が溶けることによる温室効果ガスの放出と、それによってさらに氷が溶けるスピードが加速されるという悪循環が起きることである。
特に、永久凍土が溶けることでそこに閉じ込められていた炭素が放出される量はとてつもないものであることは、最近になって明らかになってきたので、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」の予測にもまだ充分に反映されていない。IPCCは昨年10月、地球の平均気温の上昇幅を今後1.5℃に抑え込むためには2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにし、さらに大気中に残るガスを回収・処理する技術を確立する必要があるとの報告書を発表した。しかし、『ナショジオ』誌が凍土の急速な溶解についての最新の知見を元に独自に行った概算によると、気温上昇を1.5℃までに抑えるには、同報告書より6年も早い2044年までに化石燃料からの排出をゼロにしなければならないことが判明した。「あと25年で、世界のエネルギー体系を根本から変えなければならない」(同誌)。
いま北極を巡って切羽詰まっているのはこのことである。
女優の上白石萌音が27日、オフィシャルブログを更新。 「会いたい人に会えて活字を暴食して最高だったなあ」と夏を振り返った。 「秋めく頃に」と題して更新したブログは、「夏休みって素敵な言葉です。「夏、休み取った?」よりも「…
Details普段使い慣れてなれている「比喩表現」を、言葉通りの意味に受け取るような人は滅多にいません。「洗濯機を回す」と言えば、洗濯機の中の洗濯物が回っているのだと、大抵の人は理解できますよね。とはいえ、なぜ私たちは比喩の表現から正しい意味を汲み取れるのでしょうか。今回の無料メルマガ『1日1粒!『幸せのタネ』』で、著者の須田將昭さんが考察しています。
先日、Twitterで知人が
洗濯機を回す?洗濯物を回す?あれれ?
と戸惑ってしまったということを呟いていました。私たちは日常生活の中で、特に何も気にせずに
洗濯機を回す
という表現を使います。これで十分に伝わります。でも冷静に考えてみると、あの大きくて重い機械を回すっておかしくない?と思ってしまいますね。
これは比喩の一つで「換喩(かんゆ)・メトニミー」と呼ばれるものです。ある概念の隣接性・近接性に基づいて、語句の意味を拡張して表現する方法です。「洗濯機を回す」と言っても、回っているのは中の洗濯物ではあるのですが、洗濯機の中に洗濯物が入っているという「隣接性」で、私たちは同一視して理解しています。
冬はやっぱり鍋がいいよね。
と言っても、鍋そのものをどうこう言っているわけではなく、中に入っている「鍋料理」を指しているのは明らかですね。
では、頭の柔軟体操の続きで、一つ、仲間外れを見つけてみてください。
さあ,どうでしょうか?4.の「一升瓶」は、さっきの「鍋」と同じタイプですね。一升瓶そのものを飲み干す人がいたら大変です。5.の扇風機は、最初の洗濯機の例と同じタイプ。1.の白バイは、バイクそのものに捕まったわけではなく、白バイに乗った警察官に捕まったのです。つまり、これも「隣接性」ということで同じグループ。2.の「漱石」は「漱石の作品」という意味で、これも慣用的な表現ですが同じグループです。他に「ベートベンが好きです」という言い方もそうです。
残るは3.の「書類の山」です。これは「隠喩(いんゆ・メタファー)」と呼ばれるタイプです。書類が積まれた様子が「山」と同じく「盛り上がった形」の「類似性」に着目した比喩です。ということで、正解は3.が仲間外れです。
私たちは、冷静に考えると突拍子もない表現を使っていることがありますが、ちゃんと理解できています。これが言葉と認知の面白いところです。
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フランスでのG7サミットは、史上初めて首脳宣言が見送られ、目立った成果なく終わりました。しかし、G7の“外”で大きな成果があったかもしれないと分析するのは、数々の国際舞台で活躍する島田久仁彦さんです。島田さんは、自身のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』で、アメリカとイランの直接対話実現の可能性が高まり緊張緩和が期待できると解説。しかし同時に、まだまだ一触即発の危険はあると、武力衝突の要因となる2つの火種について言及しています。
フランス・ビアリッツでのG7サミットは、正直、成果が見いだせない会議で、おそらく失敗の部類に入るかと思われますが、そのような中で、議長国フランスのマクロン大統領は、G7の“外”で『大きな成果』を挙げたかもしれません。
それは、26日にイランのザリフ外相をビアリッツに招いたことです。狙っていたトランプ大統領との会談は実現しませんでしたが、このサプライズともいえるフランス・マクロン大統領の“仲介”を得て、トランプ大統領もロウハニ大統領も、そう遠くないうちに(条件が整えば)直接会談する可能性について発言するに至りました。
G7サミットは、フランスとしては最も進展を望んでいた気候変動問題をあきらめさせられるという“屈辱”をフランスに与えたかもしれませんが、その当事者で来年のG7議長国アメリカのトランプ大統領との共同会見の場で、イランとの直接対話を促し、トランプ大統領からとてもポジティブな発言を引き出すことに成功するという大ホームランを打ちました。
「今回は機が熟していないから(ザリフ外相に)会わなかったが、時期が来れば、近々イランと直接的な対話に臨む準備がある」そうトランプ大統領に言わせました。それに応えるかのように、イランのロウハニ大統領からも会談についての前向きな発言を引き出しました。この『ロウハニ大統領の発言』は実は非常に重要なポイントなのです。
ロウハニ師はイランの大統領でありますが、外交・安全保障問題については、最高指導者であるハーマネイ師の“許可”なく発言することはできず、これまで「アメリカとの直接対話は毒である」と大変ネガティブだったハーマネイ師の意向が、「直接対話の可能性を許可する」という内容に変わったのではないかと考えられるからです。
安倍総理と日本政府が果たす米イラン間の“仲介”という非常に大きな役割に加え、ここでフランスとマクロン大統領というもう一つの仲介トラックが生まれ、イランをめぐる緊張緩和が加速する期待が生まれてきました。
9月26日に予定されている国連総会の場を借りた安倍総理とロウハニ大統領との会談に加え、もしかしたら同じニューヨークでアメリカとイランの直接対話が開催されるかもしれません。そうなると、緊張が危険水域まで高まってきたアメリカとイランとの衝突は、沈静化の方向へと向かうかもしれません。
真夏の暑さは去っていったようですが、残暑は続き、夏からの疲労の蓄積は終わらないようです。特に足のむくみを感じる人は、疲労を十分な睡眠で取り除く必要があると語るのは、メルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』の著者、のぶ先生です。先生は、疲れにより熟睡できない場合には、睡眠時間を補うという意味とは違う昼寝をオススメしています。
猛烈な暑さがちょっと和らいだように感じるここ数日。一見涼しくなったように感じますが、フツーにカラダのキャパを超えた暑さは続いています。
35℃とか40℃といった猛暑日が減ったり、27℃超えの異常な連日の熱帯夜から解放されました。それでも、高めの湿度は呼吸に負担をかけますし、30℃以下でもひと夏の間に体力を消耗したカラダには、引き続き暑さの負荷をかけ続けます。
呼吸が浅くなってカラダが慢性的にこわばると、血流が悪くなり手の指先がむくみやすくなります。ものを握っていて、ウッカリ落としてしまったり、指先の動きがはばったく感じるようなら、浅い呼吸と血行不良が原因です。ジッとしていると症状は改善しませんから、こまめにカラダを動かして深呼吸する機会を設けましょう。
夏バテして体力が消耗していると、足首やふくらはぎがむくみやすくなります。夜中に足がつったり、日中歩いていて足が上がらずつまづいたりするのは、こうした疲労の蓄積による夏バテが原因です。
ちょっと気温が下がったからといって、油断していませんか。一見過ごしやすく感じるここ数日の穏やかな残暑の日差し。でも、疲れをすでにため込んだカラダでは、残暑の暑さでも疲労をため込みます。
歩いていてふらついたり、めまいをおこしたり、カラダに力が入らないなんて訴える人も多い残暑。たまった疲れを解消するには、十分な睡眠が必要です。疲れて萎縮したカラダは、意外とストレスに弱いもの。日中頑張り続けるカラダは、ますます萎縮して就寝時にはカラダが緊張しすぎて、熟睡を妨げることがあります。
寝つけない、寝入ってもたびたび目を覚ましてしまう、寝起きに疲労感が残るというひとは、ぜひ、昼寝の習慣を持ちましょう。昼寝は疲労を回復することが目的ではなく、日中の緊張を抜くためにおこないます。
そのため、カラダがリラックスできる感覚をとりもどせるだけでも十分。昼寝に罪悪感のある人は「昼寝じゃないんだ、瞑想なんだ」と思って取り組んでもらえたらと思います。
リラックスできる演出として、香りや音楽を用いてもよいでしょうし、肌触りのよいクッションや携帯できる簡易枕などあるとよいかもしれません。
15分から30分程度、カラダの力や力みを抜く時間を日中に過ごすだけで、夜の睡眠の質は高まります。ひと夏頑張った自分へのご褒美時間として、昼寝の機会を持ってみてください。
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日常生活において不思議に思ったり、ちょっと気になったあれこれについて考察するメルマガ『8人ばなし』。著者の山崎勝義さんが今回取り上げ論じるのは、気持ちを伝えることに長けた「日本語」という言語について。山崎さんは日本人が「ノー」と言えないのは、そもそも日本語の運用において相手の提案などを直接否定するような機能がないと説明。日本人が入念に物を包む習性と、日本語表現の共通点を示しています。
日本語は伝達の言語である。分かり易く言えば「私が、あなたに、今、ここで」といった話者の気持ちを豊かに伝えられる言語ということである。一方、英語に代表される印欧語は認識の言語と言っていい。これらは心情よりも概念を伝えるのに適した言語である。
日本語が伝達の言語である以上、そのネイティブスピーカーたる日本人は常に話者として、聞き手である相手のことを意識しているということになる。そういった意識が態度として顕現したものの一つが、日本人の礼儀正しさ(慇懃無礼も含む)である。
よく日本人は「ノー」と言えないなどと言われて来たが、そもそも日本語の運用形式の中に相手の提案などを直接的(頭ごなしに)に否定あるいは拒否するという機能はないのである。無論、理論上はあり得るが、どうだろう「No, it isn’t.」的な否定の認識のみを以て回答することは実際にはないと言っても差し支えないのではないだろうか。
それは「ノー」という否定の内容よりも「私が(思うに)、あなたに(分かってほしいのは)、今(だから)、ここで(はこうなんです)」といったような気持ちを伝えることにどうしても寄り添ってしまいがちな日本語の言語特性からである。日本人自身が言うと実に言い訳がましいが、決して相手を煙に巻こうという魂胆などからではない。
しかし、一方で内容が分かりにくいというのもまた事実である。中味を直接的に見ることができないからだ。そういったあからさまな表見を避けるのは言語においてだけではない。というより言語だけである筈がなく、それを育む日本人の精神風土そのものであり、例えば「慎む」(古語では「つつむ」)という動詞からも分かる通り、ある種の礼節として我々の美徳の根幹をなしている。
思えば、日本人ほど入念に物を包む民族はいない。例えば、現金を包む際にも紙幣の表裏を確認し、
といった具合である。
3年に及ぶ改修工事も、いよいよ大詰めを迎える清水寺。あまりにも有名なこのお寺ですが、創建のいわれや建築様式の凄さなどは意外と知られていないのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『おもしろい京都案内』では著者で京都通の英学(はなぶさ がく)さんが、知っていればちょっと自慢できそうな「清水寺のうんちく」を紹介しています。
平成の大改修工事も終盤に差し掛かかりました。数年ぶりに綺麗になった清水寺が来年お目見えする前に今一度清水寺の魅力をお伝えしたいと思います。
清水寺は京都府の観光ランキング第1位で、圧倒的な人気スポットです。常に上位にランクする金閣寺や銀閣寺を抑えて堂々の第1位です。京都を訪れる人の実に5人に1人は清水寺を参拝するとも言われていて、世界的にも有名な観光スポットです。
ちなみに日本全国で外国人観光客に人気がある観光地は清水寺を抑えて伏見稲荷大社がトップです。世界的には清水寺より伏見稲荷大社の方が人気があるようです。
さて、清水寺に話を戻しましょう。現在平成の大改修をしています。本堂である清水の舞台は、清水寺が創建された当時の建物ではありません。何度も焼失で失われたら、改修工事を繰り返しています。現在の清水寺の本堂は1633年に再建されています。清水寺の本堂はどんな歴史を歩んできたのか、なぜ崖にせり出しているのか?色々な疑問を解き明かしながらちょっと自慢したくなるようなそんな見所をご案内します。
平成の大改修の一環で、現在本堂の屋根は葺き替え中です。2017年から始まった工事は来年、2020年3月に終わる予定です。新しい檜皮葺の屋根がお目見えする頃には花見のシーズンを迎えます。4年越しの清水寺の桜を待ち望んでいる人にとってはたまらない瞬間でしょう。
清水寺は北法相宗(きたほっそうしゅう)の大本山で、778年に延鎮(えんちん)を開基として創建されました。本尊は十一面千手観世音菩薩で33年に一度御開帳されます(前回は2000年)。
延鎮に殺生を戒められ坂上田村麻呂が仏殿を寄進したと伝えられています。現在の清水寺は1633年江戸幕府3代将軍徳川家光により再建されたものです。1994年世界文化遺産に認定され、西国三十三箇所観音霊場十六番札所でもあります。
有名な「清水の舞台」は国宝で、下から舞台を支える柱は約13mのケヤキの木が使われています。釘を一本も使わずに山の斜面に張り付くように建てられているのが特徴です。この特徴的な建築様式を懸造り(かけづくり)と言います。音羽山から湧き出る音羽の三筋の滝は観光名所として有名で清水寺の山号の由来になっています(音羽山清水寺)。入口を入ってすぐの境内には重さ90キロもある「弁慶の錫杖(しゃくじょう)と高下駄(12キロ)」があります。
清水寺の塔頭(たっちゅう)・成就院(じょうじゅいん)には「月の庭」があり京都の三名園・「雪の庭」「月の庭」「花の庭(松永貞徳作)」の一つです(通常非公開)。
本堂のすぐ後ろにある縁結びの神様・地主神社は特に女性の人気スポットとなっています。
794年、中国の風水に従って都が平安京に遷された時、桓武天皇は鬼門にあたる北東の方角を鬼門封じとして、魔除けの猿を配備しました。今でも御所の北東の角「猿が辻」、御所から見て北東方向に位置する比叡山延暦寺、赤山禅院、幸神社(さいのかみのやしろ)に猿の木彫りの置物が安置され京の都を守護しています。
しかし、もっと大きな視野で鬼門を封じようとしたのが、初代征夷大将軍・坂上田村麻呂による東北遠征でした。征夷大将軍の征夷は東北地方の先住民である蝦夷(えみし)を征服するという意味です。江戸時代まで続く武家政権の幕府の将軍職の本来の役目は鬼門封じだったということです。田村麻呂は東北遠征から戻ると、戦場で亡くなった死者の鎮魂のために清水寺を開いたとも伝わります。
清水の名は音羽の滝と呼ばれる三筋の清水で、開山の延鎮(えんちん)の滝行の伝統を今に伝えています。1994年には平安遷都1,200年を記念して田村麻呂と戦った蝦夷の首長、副首長だったアテルイ・モレ碑が建立されています。
清水寺の開山堂は田村堂とも呼ばれ、坂上田村麻呂夫妻と開山の延鎮を祀っています。謡曲「田村」にも謡われる建物ですが、この謡曲に出てくる地主神社の桜、御車(みくるま)返しの桜は4月第3日曜日の桜祭の時に今でも御所へ届けられています。都の鬼門封じのために涙を飲んで死んでいった罪のない蝦夷たちの鎮魂の献花となっているのです。清水寺は都の鬼門封じのために犠牲となった蝦夷たちへの鎮魂の寺として建立され、今もなおその祈りは続いています。