自己破産して10年近くが経過しても“ブラックリスト”から消えない時の対処法は?事業再生コンサルが伝授

不幸にして自己破産し信用情報機関に登録されたとしても、一定期間を過ぎれば削除される個人の事故情報。いわゆる「ブラックリスト」と呼ばれるものですが、解除されずに残り続けるケースもあるといいます。そんな状況となってしまった際、どのように対処すればいいのでしょうか。今回のメルマガ『『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田猫次郎』では、事業再生コンサルタント、作家、CTP認定事業再生士の顔を持つ吉田猫次郎さんが、その方法をレクチャーしています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:自己破産して5年経ってもブラックリストが消えない?そんな場合の対処法

自己破産して5年経ってもブラックリストが消えない?そんな場合の対処法

先日、こんな相談がありました。

「自己破産・免責が確定してから9年が経ちましたが、いまだにクレジットカードが作れません。よくブラックリストは5年~7年で消えるといいますが、私の場合は永久にブラックのままなのでしょうか?」

私は以下のようにアドバイスしました。

「まず、ご自身の信用情報を開示してみてください。CICとJICCと全国銀行個人信用情報センター、3つとも開示してください。何よりもまずそれからです。開示したらもう一度、私のところに相談にきてください」

翌週、彼は3つの信用情報機関に開示請求して、そのコピーを私に見せてくださいました。

原因は一目瞭然でした。

破産の際に迷惑かけた債権者(十数社)のうち、2社だけ、未解決のような形で信用情報に「借入残高」と「異動(事故)」の情報が残っており、それが9年間更新されないまま消えていなかったのです。

これなら解決は簡単です。

自己破産は官報に載る情報なので、信用情報の世界ではこれを「官報情報」といいます。官報情報の保有期限は、CICとJICCで5年間、全銀協では7年間と定められています。

言い換えれば、自己破産すればCICとJICCは5年、全銀協は7年で、自動的にブラックリストが消えるのが普通なのです。

それが消えていなかったとすると、その原因は、債権者(カード会社など)が、自己破産した事実を認識していないなどの可能性があります。あるいは、認識しているが誤った情報を残したままにしている可能性もあります。

CICのホームページには、「よくあるご質問」欄に、こう書かれています。

過去に自己破産をして免責決定を受けましたが、CICで情報を開示したところ免責された残高が登録されたままになっているのはなぜですか?

具体的には、「免責決定事実を確認できる資料」と「信用情報」のコピーを用意し、あなたなりの文章でいいので、たとえば、

「自己破産・免責が確定して5年(7年)以上が経過しました。しかしながら、信用情報を開示したところ、別添のコピーの通り、当時の信用情報が登録されたままになっていました。つきましては、これをすみやかに削除していただきたく、お手数ですがよろしくお願い申し上げます」

みたいな文面を添えて、債権者あてに郵送するのがいいと思います。

内容に間違いがなければ、JICCなら即時、CICならその月の月末あたりまでに、ブラックリストが消えると思います。

(メルマガ『『倒産危機は自力で乗り越えられる!』 by 吉田次郎』2024年6月10日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください。初月無料です)

この記事の著者・吉田猫次郎さんのメルマガ

image by: Shutterstock.com

盗まれたビットコインはどこに消えたのか?DMMから流出したビットコインの行方を中島聡氏が追う

5月31日、自社ウォレットから巨額のビットコインが不正流出したと発表したDMMビットコイン。国内外で大きく伝えられましたが、犯行の手口は未だ判明していないのが現状です。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では世界的エンジニアとして知られる中島聡さんが、盗まれたビットコインの流れを追跡。そこから見えてきたさまざまな真実を誌上に記しています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/原題:私の目に止まった記事:DMMからのビットコインの不正流出事件

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

私の目に止まった記事:DMMからのビットコインの不正流出事件

DMM: 暗号資産の不正流出発生に関するご報告

日本だけでなく、世界でも大きく報道された、DMMからのビットコインの不正流出事件、いまだに、どんな手段で盗まれたのかは分かっていないようです。

ちなみに、全てのトランザクション(取引)がオープンな形で記録されるビットコインなので、ウォレットのアドレスさえ分かれば、ビットコインの流れを追尾することが可能です。

ビットコインを盗まれたDMMのウォレットのアドレスは、「3P8MfdM4pULv7ozdQvfwAqNF29zAjmnUYD」なので、ブラウザーに以下のURLを入力すると、そのアドレスに関わる全てのトランザクションを見ることが可能です。

https://www.blockchain.com/explorer/addresses/btc/3P8MfdM4pULv7ozdQvfwAqNF29zAjmnUYD

問題のトランザクションは、以下のものです。

ID:975e…e4d7 5/30/2024, 20:40:10 4503BTC($315,228,597)を、1B6rJRfjTXwEy36SCs5zofGMmdv2kdZw7P へ移動

巷には、(普段、トランザクションを行わない)コールド・ウォレットから盗まれたという説が流れていましたが、このトランザクション以前にも頻繁にトランザクションが行われているため、通常の業務で使っているホット・ウォレットです。

また、“3”からスタートするビットコイン・アドレスは、「P2SHアドレス」と呼ばれる特殊なアドレスで、ビットコインの引き出しには複数の管理人の承認が必要な、マルチシグなウォレットであるように見受けられます。

つまり、このアドレスからのビットコインの流出は、DMM内の複数の管理人の承諾を受けなければ出来なかったはずであり、相当、巧妙な手口が使われたように見えます。

この記事の著者・中島聡さんのメルマガ

義理で「テキトーに拍手している人たち」には成功が舞い込まないワケ

人から拍手をしてもらうと嬉しいですよね。そんな単純なことなのですが、そこから与えられるエネルギーがあると、無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさんは語ります。今回は、拍手のエネルギーを人生に応用する方法を紹介しています。

拍手には力があるのだ

ちょっとだけ怪しい系の話をすると、拍手にはエネルギーがあるんですよ。

スゴく簡単な実験をすると、前屈ってあるじゃないですか。真っ直ぐに立って、膝を曲げずに掌を床に付けるあれです。あの時に、床面の掌が付くあたりに3回、パンパンパンと手を叩いてから前屈をすると、いつもよりもラクに身体が曲がります。

Oリングテストをやって、指が開いてしまうモノを左手に持って(例えば殺虫剤とか)も、被験者に対して拍手をしてあげると堪えきれたりします。

拍手をしてもらうと、やってもらった人にプラスのエネルギーが入るということです。また同時に、拍手をした側の人にも拍手の前後でOリングテストをすると、拍手をした後の方が筋力が強くなります。

つまり拍手はする方にも、される方にもエネルギーを与える効果があるということです。

なんでこんなことに気付いたのかというと、色々な国の民俗学の文献を読んでいると、

  • どこの国の人であっても、ポジティブなイベントには拍手をする

ことに気付いたからです。私は拍手なんてものは文化、つまり国や地域という単位での共通のアクションだと思っていたんです。ですから国が異なれば、文化圏が異なれば、拍手ではないやり方で対応するのかなと思っていたんです。ところが、文化、文明、地域に関係なくどこの国の民でも、ポジティブなイベントには手を叩くことが分かって、ああここにはなにか科学で割り切れない理由があるんだなと思ったわけです。

で、それを実験で確認したのが前述した前屈やOリングテストなんです。

ということは、これは人生で応用できるということですよ。

誰かにエネルギーを与えたい時には、周りの人がその人に拍手をしてあげれば良いんです。

「子どもを叱っちゃダメ」という風潮は悪。現役小学校教師が改めて説く“叱ることの重要性”

前回の記事で、子どもを叱ることの重要性を語り大反響を呼んだメルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』の著者で現役小学校教師の松尾英明さん。今回も引き続き、子どもを叱ることがどれだけ大切なのかを話しています。

【関連】「叱らない」は、もうやめませんか。“温室”状態の学校教育を受けた子どもたちの悲しい末路

好きでない人は、怒っちゃあかん

前号に続き、叱るということの大切さについて。

タイトルは、私が近しくさせて頂き、敬愛する経営者の方の言葉。

好きでない人は、怒っちゃあかん。

相手のことを好きでないなら、怒ることは誤りとなる。

とても近い言葉が、師の野口芳宏先生の言にもある。

愛があるから、叱るのだ。

(引用文献:『心に刻む日めくり言葉教師が伸びるための 野口芳宏 師道』野口芳宏著 さくら社 2011  )

結局、行き着くところまで行き着く指導者の結論は、同じということである。4大聖人と呼ばれる人々の行き着く原理原則が同じということも、当然である。

真理は、結局、一つである。叱るとは、否定による生産である。

叱ること自体を否定する書籍は売れる。大多数は、否定されることが嫌いだからである。

実際、叱りすぎの人もいる。単なる個人的な利害のために叱る人である。

「お前のせいで私の名誉や利益が傷つけられた」

「私に恥をかかせて!」

という下種(ゲス)な類のものである。

これはいけない。愛がないし、相手のことを好きではないのが丸わかりである。

伊藤博文から安倍晋三まで。吉田松陰の“誇大妄想”を実行に移して日本を150年間も誤らせてきた長州閥の歴代首相たち

先日掲載の記事で、「頑迷な徳川政権を薩長が武力で打倒する以外に日本の近代は始まりようがなかった」という捉え方に疑問を呈し、とある書籍の内容を軸として検証を試みたジャーナリストの高野孟さん。今回高野さんはメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』で、なぜ幕府が反動派で薩長が進歩派といった「明治維新観」がこれまで罷り通ってきたかを考察するとともに、幕末の思想家・吉田松陰に対する従来の評価に異を唱えています。
※本記事のタイトルはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:遠山茂樹や丸山真男はなぜこれほどまでに間違ってしまったのか?/関良基『江戸の憲法構想』が刺激的《その2》

【関連】渋沢栄一も高く評価。「日本最初の民主的な憲法構想」を徳川慶喜たちに提出するも斬殺された人物の名

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

遠山茂樹や丸山真男はなぜこれほどまでに間違ってしまったのか?/関良基『江戸の憲法構想』が刺激的《その2》

徳川幕府は頑迷無知な守旧派で、それを武力で打倒した薩長こそ日本の近代を開いた進歩派であるというのは、全くの誤解というより歪曲に過ぎなかった。

事実は真逆で、徳川幕府とそれを囲む「四賢公」はじめ佐幕派の方が早くから欧米の立憲体制と議会機能について研究を重ね案を練り、それを実現する方策として「公武合体」による平和的な政権移行を進めようとしていたのに対し、薩長側は幕府を倒した後にどのような国家・社会を築くのかについてほとんど何の構想もなく、「尊王攘夷」の名の下に殺戮を繰り返した挙句に陰謀的なやり方で無理やり内戦に持ち込んだのだった。

なのに何故、前者が反動派で後者が進歩派であるかのような「明治維新」観の倒錯が罷り通ってきたのだろうか。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

やる気が出ない時に“自分で自分の背中を押す”ための「1億円テクニック」って何だ?

やる気がでない時や、あと一歩気持ちを動かしたいけれどうまく動かせない時ってありますよね。そんな時に有効な方法をメルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』の著者で現役精神科医のゆうきゆう先生が伝授しています。これ、意外と使えるかもしれません!

今すぐ1億円がもらえるならやる?自分の心を自在に操る技術

こんにちは、ゆうきゆうです。

元気でお過ごしでしょうか?

さて皆さんは、

「何かやるべき時にやる気が湧かない…」

「もう少し頑張りたいのにうまくいかない…」

「眠くなってしまう…」

「おやつを食べたくなっちゃう…」

というように、もう一歩気持ちを動かしたいのにうまく動かせないことはありませんか?

今回はそのヒントになるようなお話をします。

■ 「1億円」で自分の心を操ろう!

それこそが「自分の心の中でちょっとした報酬をゲーム的に考える」ことです。

報酬の重要性は以前からお話していたんですけども、これを「報酬効果」と言います。

人間は、何か終わったらちょっとしたお金をもらえる、ちょっとしたご褒美をもらえる、というものがあると頑張ることができるのですが、それだけでは限界が来る時があると考えます。

いちいち適切なご褒美を考えるのが大変だったり、もしくは日常生活で用意できるご褒美が魅力的ではなくなってしまったり…。

例えば、冷蔵庫の中のケーキを「これ終わったら食べよう」というように、うまくちょうどいいものがあれば良いのですが、ケーキなんか買ってないしとか、ケーキあったけど今別にケーキ食べたい気分じゃないし…と思ってしまうこともあるでしょう。

そんな時には、架空のご褒美や架空の罰を設定して、これだったらどうしようと考えてみることが重要です。

例えば、眠いなぁと思っても一旦勉強机に向かわなきゃいけない時があったとしたら、このまま眠ってしまったら罰金1億円だとか、本当に1億円払わされてしまうとイメージをします。

人間はイメージするだけでも、気持ちが動きます。

何故なら、例えば映画や小説で感動したり泣いたり、もうそれは事実じゃない話だと分かっていてもそれに共感することはできるので、リアルに起こっているかどうかは実はあまり重要ではないです。

フィクションであっても人は感動して心を動かすことができます。

ですので、だらけてこのままだとやばい…という時に、このままだらけて朝まで行ってしまったら1億円払わされるんだ、というように自分の心が動く額だったらいくらでも良いのでそれだけ払わされて、逆にもし机に向かうことができたら1億円もらえるんだ、と常に考えてみると「それだったら行ってみよう。

1億円もらえるんだったらやるよこれくらい、この辛さぐらい行くよ」と思って行動できるのではないでしょうか。

寂れた温泉旅館の女将が思い立った「サポート女将」システムが画期的すぎた!

関西地方では珍しい「湯治」のできる温泉旅館。そんな貴重な1軒である宿の女将による「マーケティング」が話題となっています。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』で、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、その詳細を紹介しています。一体何がすごいのでしょうか?

自身も湯治をしながら、湯治場を守り続ける女将の奮闘!

和歌山県白浜町・椿温泉。

名湯白浜温泉に隣接しながらも、寂れてしまった小さな温泉街。

以前は20軒以上あった旅館も、いまは4軒を残すのみ。

街を歩く人も少なく、旅館の廃墟が刻の流れを物語っています。

その中の1軒が、「湯治のできる宿 しらさぎ」。

湯治(とうじ)とは、数週間に渡って温泉に浸かり、温泉の効能で身体の痛みなどを和らげ、回復させる、日本古来の療法です。

関東や東北では、湯治文化が根づいていますが、関西では珍しく、貴重な1軒だと言えます。

身体に問題を抱えている人にとっては、救世主のような存在となっています。

しかし、地元温泉街の衰退やコロナショックによって、危機的状況に。

廃業も視野に入ったものの、湯治客である常連さんの支援やクラウドファンディングの活用によって、持ちこたえることができました。

とは言え、安堵には程遠く、さまざまな方策を立て始めたところです。

その中心になっているのが、3代目女将。

旅館の子として生まれ、まわりからは将来の跡取りだと言われ、自身も疑うことなく、この道へ。

高校卒業後は東京のホテルに就職し、ホテル経営を学んで帰ってきました。

その後結婚し、夫も家業に入り、ともに旅館を盛り上げていくことに。

しかし、しばらくすると、病が女将を襲います。

難病「SLE」。

全身のさまざまな臓器に炎症や障害を起こす、自己免疫疾患です。

身体のあちらこちらが痛み、倦怠感もあり、毎日痛い場所が違っていたりします。

治るかどうかはわからず、痛さとつき合っていくしかありません。

辛い状況に置かれながらも、「湯治宿の女将として病気をしたことは、すごく意味がある」と、前向きに捉えています。

自身が病気であるが故に、湯治に来るお客さまのことが理解できるし、望むこともわかります。

お客さまの気持ちを汲んで、欲するサービスを提供できます。

そこには、信頼が生まれ、良いおつき合いが始まるのです。

湯治を必要とする者同士の繋がりです。

体格指数BMIと精神状態は「関係がある」可能性。欧米約100万人の調査結果

体重÷身長メートルの2乗で示されるBMI(体格指数)。このBMIは22が健康的で病気になりにくいとされていますが、それは、心の健康にも当てはまる可能性があるようです。今回のもりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、ヨーロッパと北米で生活する平均13.55歳の思春期年代約100万人を対象にした大規模調査結果を紹介。BMIと精神状態の悪化傾向を示すグラフは、わかりやすいU形状になっていると伝えています。

BMI(体格指数)と精神状態の関係

◎要約:『BMIは健康値と言われる付近で、心因性の症状が少なく、そこより高すぎたり低すぎたりすると症状が多くなるかもしれない』

今回は、思春期におけるBMI(体格指数)と精神状態(心因性の症状)の関係について調べた研究をご紹介します。

BMI(体格指数)と精神状態の量的関連、経年的変化
Dose-Dependent Association Between Body Mass Index and Mental Health and Changes Over Time

ヨーロッパと北アメリカにおける百万人以上(1,036,869人)の参加者(平均13.55歳、女性50.9%)が対象となりました。
結果として、以下の内容が示されました。

  • BMI(体重÷身長メートルの2乗で、体格の目安となる数値)と精神状態(心因性の症状)との関連は、Uカーブを描いていました。つまり、BMIが高すぎても低すぎても、精神状態は悪化する傾向がありました(健康的と言われるBMI22付近、やや低めまでは心因性の症状は少ない傾向)。
  • 調査の起点である2002年から2018年までの間に、心因性と思われる症状は明らかに増加の傾向を示していました。
  • 男性よりも女性の方が、初等教育よりも中等・高等教育過程に在学中のほうが心因性の症状は増加していました。

体格と心理的要因の関係する身体症状との関連が、U形状のグラフとして比較的分かりやすく示された内容でした。

image by: shutterstock.com

中村七之助「京都No.1芸妓と真剣交際」で注目、元カノ・トリンドル玲奈との関係は?父・勘三郎が「ブラジル人と結婚しろ!」と七之助に助言したワケ

歌舞伎役者の二代目 中村七之助さん(41)と京都ナンバーワン芸妓の「真剣交際」が週刊誌にスクープされ、「ついに結婚か」と芸能マスコミがザワついています。2015年秋に女優・モデルのトリンドル玲奈さん(32)との「代官山デート」が報じられてからはや8年、「梨園のモテ男」の結婚観はどう変化したのでしょうか?そして亡き父、十八代目 中村勘三郎さんが七之助さんに「ブラジル人と結婚しろ!」と言っていた真意とは?芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

歌舞伎役者の二代目 中村七之助に「熱愛発覚」お相手は京都・宮川町のNo.1芸妓

二代目中村七之助が京都の芸妓と真剣交際!と『女性セブン』がスクープし、芸能関係者たちの間では“七之助もとうとう年貢の納め時が来たか…”と噂になっています。

5月29日に東京・帝国ホテルで行われた歌舞伎役者・中村米吉の披露宴に、七之助が彼女を同伴して出席したことから“梨園の公的イベントに伴わせるぐらいだから…”と、同誌は“結婚”の文字を躍らせます。

梨園関係者が御相手のことを“30代前半で京都・宮川町のNo.1芸妓。浮世絵の美人画そのままの清楚な方”というコメントも。

記者の直撃取材に「僕は絶対に結婚はしませんから…」と公言してきた高橋一生が少し前に飯豊まりえと結婚したことを考えれば、やはり一人の人間として、理想の生涯の伴侶が目の前に現れれば、これからの人生を一緒に過ごしていきたいと思うのは少しも不思議ではありませんよね。

【関連】共演者キラー・高橋一生の「すごい女性遍歴」に芸能記者が震えた訳。一生結婚できないKD男子はなぜ飯豊まりえと“ジョジョ婚”に至ったのか?

二代目中村七之助という人物は、芸能記者たちの間では“梨園のモテ男”として認識されています。

トリンドル玲奈との代官山デート、亡き父・十八代目中村勘三郎さんの「ブラジル人と結婚しろ!」の真意とは――

私が思い出すのは、2015年秋、やはり『女性セブン』が報じたトリンドル玲奈との代官山デートでしょうか。

ドイツ系オーストリア人の父と日本人母の両親を持つトリンドルと七之助というカップリングに、私は深い胸騒ぎのようなものを感じたことを憶えています。

というのも、七之助の亡き父・十八代目中村勘三郎さんが生前、冗談とも本気ともつかぬ言葉で「ブラジル人と結婚しろ!」と言っていたと聞いていたからです。

七之助はこの意味を“職業とか国籍じゃないんだよ。本気で愛したのなら、歌舞伎役者として結婚出来なきゃだめ”という意味だと解釈していましたが、随分と端折ったこの物言いは勘三郎さんらしく微笑ましく思えたものでした。

歌舞伎の歴史を紐解けば、ハーフの歌舞伎役者は明治時代から昭和初期にかけて活躍した十五代目市村羽佐衛門という方がいらっしゃったようです。

また七代目尾上菊五郎を父に持つ寺島しのぶは、2007年にユダヤ系フランス人と結婚、2012年に誕生した長男が初代尾上眞秀として歌舞伎座の初舞台を踏んでいます。

トリンドルとは仲の良い友人同士だったようですが、もし結婚となれば、クオーター·ハーフの歌舞伎役者が誕生するのか…なんて妄想しながら、2人の行方を気にかけていたものです。

話は少し横道に入りますが、2人が目撃された代官山の『蔦屋書店』近辺は、芸能記者たちにとっては有力な取材ポイントのひとつです。

以前このブログでも書きましたが、品川駅の新幹線改札口周辺とも似た、有名人との遭遇ポイントだからです。

【関連】私服姿の平野紫耀、永瀬廉…キンプリは「なぜ品川駅で」撮影されたのか?芸能記者が語る「困ったら新幹線のりば」の舞台裏

私の取材メモの“2015年秋”を振り返れば、自宅マンションから着飾って外出する有働由美子や、ジム帰りの65代・66代横綱(貴乃花&若乃花)の母、藤田紀子さんが鼻歌を歌いながら歩く姿等が確認できていました。

「梨園のモテ男」もついに年貢の納め時?お似合いの夫婦に

昨年40歳を迎えた七之助は今年2月、あるトーク番組で「40歳になると結婚しようと思って結婚するんじゃなくて、そうなれば結婚する道に行くでしょうし、あまり深く考えていないですね」と結婚観を話していました。

梨園の人気者が結婚となれば、当人たちの気持ち以外でクリアにしていかなければならない慣習やしきたりがあると思いますが、花街No.1芸妓と若女方で役者のカップルはとてもお似合いのような気がします。

天国から勘三郎さんも、あの人懐っこい笑顔を見せてくれるのではないでしょうか…「良かったよ…良かった!良かった!!」と…。

【関連】ガーシー“落語家転身”は迷惑千万。「東笑亭ガーシー」デビューに色気の東谷義和氏に「●●●●にしときなさい」厳しい助言が飛ぶ理由

【関連】滝沢秀明社長のTOBEが求人募集!で注目「芸能マネージャーってブラック仕事なの?」Number_iが好きなだけじゃ務まらんゾと記者が釘を刺す理由

【関連】橋本環奈「深刻な体調不良説」の裏で「公演ドタキャンに感謝」の声があがる訳。芸能記者「ただの二日酔いならいいが…」

【関連】小芝風花の“超ブラック労働”と女優のケジメ…記者もドン引き、過密スケジュールは事務所退所&独立への伏線だった?

プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by: 中村屋公式サイト

誰がウソをついているのか。横田めぐみさんの「歯」に関する発言を「救う会」会長が慌てて取り消したウラ事情

先日掲載の記事でもお伝えした、北朝鮮から日本政府に提供された「骨壺」内に横田めぐみさんの「歯」が含まれていたという情報。このめぐみさんのものと見られる歯をめぐり、新たな騒動が巻き起こっていました。今回のメルマガ『有田芳生の「酔醒漫録」』では北朝鮮の拉致問題と真正面から対峙してきたジャーナリストの有田芳生さんが、「救う会」会長が集会で口にしためぐみさんの歯に関する発言を大慌てで訂正した理由を詳しく紹介しています。

【関連】「横田めぐみさんの歯」とカルテが一致。警察が極秘扱いする北朝鮮から提供された拉致被害者の「歯」を巡る情報

※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題:日朝首脳会談は実現するのか 横田めぐみさんの「歯」をめぐる大混乱(中)

慌てて発言を取り消した謎。「横田めぐみさんの歯」をめぐり起きていた新たな騒動

日朝首脳会談は実現するのか 横田めぐみさんの「歯」をめぐる大混乱(中)

北朝鮮が日本政府との接触さえ拒否したにも関わらず、岸田文雄総理は政権浮揚の目的で、いまだ今夏の首脳会談を諦めていない。

6月6日から7日にモンゴル外務省で行われた「北東アジアの安全保障問題」を議論する「ウランバートル対話」に外務省から北東アジア課第2課長(北朝鮮に関する外交を担当)と大使館員が参加した。昨年と同じく北朝鮮からの出席はなかった。岸田総理は、もし北朝鮮からの参加があれば局長級の派遣を予定していた。その思惑が外れたため、岸田総理は8月にモンゴルを訪問する計画を立てている。北朝鮮との関係が深いウフナーギーン・フレルスフ大統領に仲介を依頼し、できればモンゴル在住の朝鮮労働党関係者と日本の実務者との接触を図りたいのだ。

裏金問題などで低下した支持率から劇的に回復を実現するための日朝首脳会談カードだが、2回目の小泉訪朝から20年間、首脳会談が行われなかった歴史を振り返っても、あまりに認識が甘い。アメリカや韓国に拉致問題の解決への協力を依頼しても、実際には何の動きもなかった。こんどはモンゴルだ。最大の問題は岸田政権が政策的変更を行うしかないのだが、その課題と現状については次号で詳述する。

横田めぐみさんの「歯」が関係者の間で波紋を呼んでいる。2004年に北朝鮮から日本政府に渡された「骨壷」に焼かれた骨といっしょに歯が入っていたという問題だ。これは日本テレビの福澤真由美さんが『北朝鮮拉致問題の解決』(岩波書店)に書き、『毎日新聞』が報じたので広く知られることになった。拉致問題解決に取り組む「家族会」「救う会」は、日本テレビの取材を拒否、福澤証言を公開するのを日本テレビが認めたのかを問うたという。

混乱したのは西岡力「救う会」会長だった。5月30日夜に文京区民センターで行った集会で、約40分にわたり横田めぐみさんの「歯」などの報道について批判的に発言した。西岡会長自身は「歯のことは知らなかった」という。そのうえで横田早紀江さんに電話したときの会話を次のように詳細に語った。

早紀江さんに電話したら、「歯があったことは最初から聞いてました。でも、それは死亡の証拠と何の関係もないので、あらためて説明したいと言われましたけど、いらないと言ったんです。めぐみはたくさん虫歯が多かったんですからね」。

私もいろいろ取材しましたが、まず、歯が入っていたことはどうも事実のようです。入ってていいわけですから。それはめぐみさんだと断定出来るような情報はない。めぐみさんは虫歯が多かったから、出てきたカルテの中に歯の治療の情報があったんです。早紀江さんは「それはそうでしょう」と、「日本にいたときから虫歯がたくさんありました」と。虫歯の治療でもし歯の1本を抜いたとしたって、いつの間にか遺骨の中に入っていただけのことで、死んだ証拠でもなんでもならないし、その歯がめぐみさんのものだと証明されていない、というのは、私が取材で聞きました。