人選ミス。安倍氏銃撃を防げなかった中村格警察庁長官の力量不足
多くの識者から疑問の声が上がっている、安倍元首相銃撃事件当時の警備体制。なぜ警察は、元首相という重要警護対象者を凶弾から守ることができなかったのでしょうか。今回のメルマガ『』では著者で現役医師の和田秀樹さんが、昨年9月に中村格氏を警察庁長官とした人事を批判。その理由を彼のキャリア面にも着目して解説するとともに、「中村氏が警察トップでなければ悲劇は起こらなかったのでは」との見解を記しています。
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警察トップの人選ミスが起こした悲劇
今回の事件で痛感したのは、中村格を警察庁長官にしなければこんなことは起こらなかったのではないかということだ。
たとえば私の同級生で、警察庁長官になれなかった人間に吉田尚正氏がいる。それより格下の警視総監になって警察人生を終えるのだが、まさに治安の人だった。
警察庁では暴力団対策課長や刑事局捜査第一課長をつとめ、福岡県警本部長時代には工藤会壊滅作戦を指揮した。
それに引き換え、安倍氏に気に入られたおかげで警察庁長官になった中村格のキャリアは治安とは程遠い交通畑、あるいは知能犯対象の捜査二課のキャリアだ。
フランスのフィガロ紙は7月10日、事件に関する記事で「日本の警察は、権力に近いレイプ犯の起訴を止めたことで有名な中村格氏が現在トップを務めている」とまで書いている。
実際、中村格が長官になってからやったことというと交通取り締まりをさらに厳しくしたこととポルノ弾圧である。
海外の合法ポルノをお年寄りのためにDVDに焼く店の摘発や、AV監督の逮捕など、高齢者の男性ホルモンを増やす邪魔を続けているが、治安に配備されている警察が多いとは思えない。
私の患者さんがストーカー被害にあっても「人手不足」を理由に被害届も受理されない。
こんなクズが警察のトップにいるからこのような体たらくが起こったように思えてならない。
自分の非を認める会見をしたらしいが、安倍氏への哀悼の気持ちなどさらさらないから辞任はしないだろう。
しかし、今回の事件で、警備が手薄だったのも、それ以上に一発目の銃声が聞こえて安倍氏がキョトンとしている(存命だった)のに、誰一人安倍氏の盾になろうとしないで3秒後の銃弾で安倍氏は命を落とすことになった。
フィガロが遠回しで伝えているように、中村格が警察トップでなければ、安倍氏が命を落とさずにすんだとどうしても感じてしまう。
image by: JoshuaDaniel / Shutterstock.com
※本記事は有料メルマガ『』2022年7月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にをどうぞ。7月分のすべてのメルマガが届きます。


























