人選ミス。安倍氏銃撃を防げなかった中村格警察庁長官の力量不足

多くの識者から疑問の声が上がっている、安倍元首相銃撃事件当時の警備体制。なぜ警察は、元首相という重要警護対象者を凶弾から守ることができなかったのでしょうか。今回のメルマガ『』では著者で現役医師の和田秀樹さんが、昨年9月に中村格氏を警察庁長官とした人事を批判。その理由を彼のキャリア面にも着目して解説するとともに、「中村氏が警察トップでなければ悲劇は起こらなかったのでは」との見解を記しています。

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警察トップの人選ミスが起こした悲劇

今回の事件で痛感したのは、中村格を警察庁長官にしなければこんなことは起こらなかったのではないかということだ。

たとえば私の同級生で、警察庁長官になれなかった人間に吉田尚正氏がいる。それより格下の警視総監になって警察人生を終えるのだが、まさに治安の人だった。

警察庁では暴力団対策課長や刑事局捜査第一課長をつとめ、福岡県警本部長時代には工藤会壊滅作戦を指揮した。

それに引き換え、安倍氏に気に入られたおかげで警察庁長官になった中村格のキャリアは治安とは程遠い交通畑、あるいは知能犯対象の捜査二課のキャリアだ。

フランスのフィガロ紙は7月10日、事件に関する記事で「日本の警察は、権力に近いレイプ犯の起訴を止めたことで有名な中村格氏が現在トップを務めている」とまで書いている。

実際、中村格が長官になってからやったことというと交通取り締まりをさらに厳しくしたこととポルノ弾圧である。

海外の合法ポルノをお年寄りのためにDVDに焼く店の摘発や、AV監督の逮捕など、高齢者の男性ホルモンを増やす邪魔を続けているが、治安に配備されている警察が多いとは思えない。

私の患者さんがストーカー被害にあっても「人手不足」を理由に被害届も受理されない。

こんなクズが警察のトップにいるからこのような体たらくが起こったように思えてならない。

自分の非を認める会見をしたらしいが、安倍氏への哀悼の気持ちなどさらさらないから辞任はしないだろう。

しかし、今回の事件で、警備が手薄だったのも、それ以上に一発目の銃声が聞こえて安倍氏がキョトンとしている(存命だった)のに、誰一人安倍氏の盾になろうとしないで3秒後の銃弾で安倍氏は命を落とすことになった。

フィガロが遠回しで伝えているように、中村格が警察トップでなければ、安倍氏が命を落とさずにすんだとどうしても感じてしまう。

 

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※本記事は有料メルマガ『』2022年7月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にをどうぞ。7月分のすべてのメルマガが届きます。

安倍晋三は「右派を動かせる唯一の政治家」冷え込む日韓関係に与える影響

奈良県での応援演説中に安倍元首相が銃弾に倒れたことは日本のみならず、世界中に大きな衝撃を与えました。亡くなった安倍元首相について韓国での認識はどのようなものなのでしょうか。今回のメルマガ『キムチパワー』では、韓国在住歴30年を超える日本人著者が、安倍氏の韓国内での評価について詳しく紹介しています。

安倍元首相の治績

朝鮮日報のコラム二ストにカン・チョンソク(1948年生まれ)という人がいる。今回はこの人のコラムをご紹介したい。非常に鋭く日韓関係を把握していると思う。以下がコラム全文(途中、メルマガ筆者の文章も含まれる)。

日本政府が数日前に亡くなった安倍晋三元首相の葬儀を9月に国葬で行うことにしたという。日本の葬儀は故人の家の人だけが集まって簡単に行う「密葬」と、それと間隔を置いて格式に合わせて公式に行う「本葬」の2段階で行われる。

元首相の国葬は敗戦直後、日本を率いて現代日本の基礎を固めた吉田元首相以来2人目だ。韓国の秤で測る政治家・安倍晋三の重さと、日本の秤で測る重さが大きく違うことを感じることができる。

政治家に対する国内評価と国外評価が異なるのは特別のことではない。国境を接する多くの国が数百年にわたって数多くの戦争を繰り広げ、恩怨(=恩讐)を積み上げたヨーロッパの歴史がそうだ。

戦争で領土を広げたある国の英雄は、他国では侵略の元凶と糾弾されるのが日常茶飯事だ。そうした欧州も平和が宿り、国家関係が安定するにつれて大きく変わった。アデナウアー・ドイツ首相とドゴール・フランス大統領の評価は、両国の国境を越えても大きく変わらない。

安倍元首相を韓国では「極右政治家」と認識している。首相在任期間、韓日関係が1965年の両国国交正常化以来最悪だったため、驚くべきことではない。安倍首相といえば韓国では徴用工問題、慰安婦、歴史教科書、半導体先端素材の韓国向け輸出制限を思い浮かべる人が多い。

安倍元首相が日本政界でもかなり右翼的だったとされるが、安倍イメージの相当部分は文在寅時代の「竹槍外交」によって作られたことも否定できない。

ここで竹槍外交というのは、竹槍の歌(チュクチャンガ)から来ている語だ。竹槍の歌とは、1894年甲午年の官の汚職や外国勢力を一掃して新しい自主独立国家を求める「輔国安民」の旗印をかかげた「東学農民革命」を称える歌。

2019年7月、日本の輸出規制報復措置として、大々的な不買運動が起こった当時、民情首席秘書官であったチョ・グクがSBSのあるドラマにこの歌がバックミュージックとして出ていたとしてSNSに書いたことから韓国では有名になった。

つまり竹槍外交というのは、外国勢力(=ここでは日本)を一掃して自主独立韓国を再度建てようという民族意識を鼓舞する外交。簡単に言えば反日フレームをつくって日本を叩くことによって韓国は一つにまとまろうとする極めて料簡の狭いマイナス意識ということになる。

「アイドル博」熱中症で出演者が次々倒れる。楽屋は蒸し風呂&丸見えのトイレ、ずさんすぎる運営で大炎上

7月16日から7月18日お台場青梅R地区で開催された「2022 TOKIOアイドル博LIVE」。17日には多くの出演者が熱中症で倒れ、会場に15台以上の救急車と消防車がかけつける事態となり、17時30分にステージが中止された。楽屋のテント内は蒸し風呂状態、男性用トイレにドアがないなどファンとアイドルをないがしろにする運営側の対応が次々と明らかになっている。

熱中症で倒れるアイドル&ファンお粗末な設備に失望

2017年、2018年に行われたアイドル博は日本武道館を会場にしていたが、今回は野外フェスで普段は駐車場に使われているスペースを使用しており、主催者側が熱中症対策を甘くみていたことは否めない。

さらに、金銭的な側面では出演者側から不満の声が相次いだ。

アイドルが出演するに当たっては1万円の徴収料をとり、グループのテリトリー以外のビラ配りは5万円の罰金、罰金を回避するためのパスは3万円を徴収。グループのみの専用テントは1日の使用料が2.5万円、楽屋バスはメンバー1名につき3000円の負担だったという。

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出演アイドルにも使用料を要求する理不尽と思えるルールに、開催前からキャンセルする事務所も多かった。ところが、運営側と連絡がとれず、キャンセルの申し出もできないという事務所もあったようだ。

公式サイトや連絡メールにも細かい日付や住所の間違いなどが多く雑な対応がみられた。当日、会場の住所が“青海”ではなく“青梅”と表記されており、会場を間違うアイドルやファンが続出した。

いざイベントがスタートすると、ドリンクは600円、雨用のビニールのカッパは1000円で売るという、なかなかの強気な値段。アイドルの楽屋は1テントの中に60人がひしめいてギュウギュウ詰めだったという。

会場は水着ステージというものがあり、アイドルが水着になって登場するのかと思いきや、水着になるのはなんとファンの方。しかも、もはやステージではなくただの柵であり、柵の中央にいるファンの外側をアイドルが移動していくというものだった。

また、トイレにはドアがついていないというかなり雑な作り。トイレで用を足している姿がステージからは丸見えだったという。(2日目にはドアがつけられた)

出演前のいざこざと出演中の熱中症のトラブルで出演グループのキャンセルが相次いだ今回のアイドル博。もう少し適切な運営があったのではと思わざるをえない。

それでも3日間やりきったアイドルとファンがいた

運営側の不手際で物議を醸したアイドル博だったが、実際に参加したファンたちの感想は意外にも好意的なものが多いようだ。

設備のショボさはともかく、ファンが身近でアイドルに触れる体験は貴重だということらしい。

3日間誰も倒れることなくステージをやりきったグループもおり、またキャンセル枠を埋めるために急遽出演することになったグループも、ここぞとばかりにアピールしていたという。

ファンもアイドルもトラブルも含めて楽しんだということかもしれない。

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運営側は今後もこのようなイベントを続けるとコメントを発表。今回の反省をいかし、誰もが気持ちよく楽しめるようになれれば、アイドルもファンも幸せだと思えるイベントになるだろう。

芸術祭にも出品。平均82歳、大阪のおばちゃんが生み出す奇抜ファッションが話題

アイデアの発想元というのは、意外なところから生まれるものです。今回、メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが紹介するのは、大阪のおばちゃんが“女子会”で生み出すアイデアから生まれたファッションブランド。平均年齢82歳のアイデア女子たちが注目を集めています。

平均82歳のアイデア女子たちが創る、奇抜ファッションブランド!?

大阪市西成区。地域住民と芸術家が創造活動を展開する、大阪市の文化事業施設があります。

「kioku手芸館『タンス』」。元タンス工房を改装したこの施設では、芸術家と住民によるワークショップが開催されています。

その中のひとつが、いま注目を集めています。

現代美術家が、古着を裁断して新しい服を作ることを提案。そこに参加した人たちが、どんどん腕を上げ、ワークショップに留まらず、販売を前提としたファッションブランドを立ち上げてしまったのです。

参加しているのは、平均年齢82歳のおばちゃんたち。元々手芸好きの人たちが集まっていたものの、服飾関係の仕事をしていた経験は一切ありません。

最初は、古着を裁断することや継ぎ接ぎだらけにすることに抵抗を覚え、主導する美術家に文句を言うこともありました。

「もったいない!」「何でそんなことを?」

堂々と文句を言うのは、おばちゃんの習性でもありますが、美術家と話しているうちに、納得できるようなり、なおかつ面白いことだと気づき始めたのです。

それからは、美術家のユニークな発想が憑依したかのように、おばちゃんたち自らが面白いアイデアを出すようになりました。そのアイデアの発想元が、これまたおばちゃんらしいのです。

おばちゃんは、小さな地域社会の情報網を持ち、かつ、人間観察という特技を持っています。新しい服のアイデアもそこから生まれているのです。

焼き鳥店の女将さんを見て、腕が熱そうだったので、服の袖に100枚のパッチワークをあしらった商品「やきとりジャケット」を考え出しました。

また、行き先によって、いつも違うバッグを持ち歩く知人を思い出し、「服にいろんなバッグがついていればいいのに」という発想から、たくさんのカバンを服に縫いつけた「かばんジャケット」が誕生しました。

他にも、片方にジャージ素材を使用し、足首までファスナーが開くデザインの「アシンメトリーパンツ」や継ぎ当てを全面に施した「ニッカポッカパンツ」なども生まれています。

安倍元首相の銃殺事件で中国国民に沸き起こる反日ナショナリズム

安倍元首相が亡くなった痛ましい事件は、中国で意外な動きを引き起こしたようです。中国出身で日本在住の作家として活動する黄文葦さんは、メルマガ『黄文葦の日中楽話』の中で、今回の事件が中国でどのように扱われ、中国人の中にどのような感情を起こしたのかを語っています。

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刺殺事件は、中国人の反日ナショナリズムを引き起こした

中国でも、安倍元首相は中国に友好的な日本政治家と反中国的な日本人という正反対の認識が存在する。注目すべきは、安倍元首相を好意的に評価している中国人の多くが知識人であることだ。

一部の「愛国心」以外の思考を持たない中国ネット民が安倍元首相を日本の右翼扱いして、安倍元首相は中国の敵だと言う。また、安倍元首相の逝去を祝う非人間的で愚かな人々もいる。彼らの言動を見て、今まで対日観を含める中国の教育は、何かが大きく間違っていると言わざるを得ない。

中国人の中には、イデオロギーからの影響を受け、安倍元首相が憲法改正を望んでいた、靖国神社に参拝したので、「右翼だ」と批判する人が大勢いる。このような見方は一面的であり、過激ですらある。中国人は、相手の立場に立って物事を見ることを学ぶべきだろう。右翼に対する認識も変える必要がある。右翼には急進派と穏健派がいる。

日中関係において、日本の政治家が日本を愛し、日本の立場から発言することは当然である。安倍元首相の政治的スタンスは右寄りのようだが、確かによく日本の利益を考えてくれていた。それは日本の政治家にとっては使命である。しかし、一部の中国人はこの常識を全く認識できないようだ。

現在、中国の反日・反米の感情は、過激、偏執的になりつつある。安倍元首相の刺殺事件は、一部の中国人の反日ナショナリズムを引き起こした。そのような非理性的な状態は、かえって国際社会に悪印象を与え、中国の利益を損ない、外交にも影響を及ぼすことになる。

隣国の不幸事件を喜んでいる人が多いことは、日本だけでなく、国際社会で反感を買うことになるはずだ。海外世論に関するメンタリティーの未熟さ、甘さを反映していると思う。中国政府がこの状態を無視すれば、中国の国際的なイメージに再び悪い影響を与えることになる。

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安倍元首相の死で窮地に立つ岸田首相。難題ばかりで忍び寄る「反岸田」の足音

7月8日、奈良県で応援演説中に銃撃され、命を絶たれた安倍晋三元首相。通算8年8ヶ月の長きに渡り国を率いた実績、「外交の安倍」とも評されたその手腕に疑いの余地はありません。安倍氏の非業の死は岸田政権にどのような影響を与えるのでしょうか。政治ジャーナリストの清水克彦さんが難局を迎えることになる岸田政権の今後について考察していきます。

安倍元首相の死で窮地に陥る岸田首相

「自分で努力しない国に手を差し伸べてくれる国はどこにもない。日本とアメリカの間には強固な同盟関係があるが、自分では何もしない日本のために戦うことにアメリカ国民の理解を得ることができるだろうか」

7月6日午後、横浜駅西口での街頭演説で、安倍元首相が聴衆に語りかけた言葉である。奈良市の近鉄大和西大寺駅で銃撃され亡くなる2日前のことだ。

筆者は、葬儀が行われた増上寺で、在りし日の演説を思い起こしながら、その死去で最も打撃を受ける政治家は、岸田首相ではないか、と思うに至った。

安倍氏は積極財政派だ。筆者が最後に見た横浜駅西口の演説でも、アベノミクスの成果を振り返り、「円安であっても大胆な金融政策は続けるべきだ」と語ってみせた。

自民党保守派の要でもある安倍氏は、「防衛費は少なくとも現在の年間5兆4000億円規模から7兆円程度には引き上げるべき。その財源は国債で賄えばよい」との論陣を張り、この日も、「有事に戦えなければ抑止力とならず平和を守ることはできない」と述べて、憲法への自衛隊明記と防衛費のGDP比2%までの増額を繰り返し強調した。

これに対し、岸田首相は財政規律派である。防衛費の増額に関しても、「向こう5年間で段階的に」であり、「数字ありきではなく必要なものを精査したうえで」とする考え方だ。とても相容れない。

しかし、安倍氏の死は岸田首相にとってプラスには作用しない。

なぜなら、このところの自民党の政策は、経済であれ安全保障であれ、安倍氏がまず明確な旗を立て、その行き過ぎた部分を党内で調整し実行するという流れで実行されてきたからである。

批判の矢面にも立ってきた安倍氏を失ったことで、今後は、岸田首相自身が、直面する物価高対策や防衛費増額など重要課題で「このようにやる」と旗を立て、それに反応する党内勢力や国民と向き合わなければならなくなった。

安倍氏のような強硬姿勢を取らず、「聞く力」を強調して調整型を自認する岸田首相は、敵を作りにくい。国民感情を逆なですることがない分、支持率も安定していたが、自身で旗を立てなければいけなくなるとそうはいかない。党内の反対意見や国民の批判を岸田首相自身が全身で受け止めなければならなくなる。

岸田首相が直面する最初のハードルが「人事」

当面のハードルは、まず、9月初旬に行われるとみられる自民党役員人事と内閣改造だ。

安倍氏が健在であれば、「幹事長は茂木氏ではなく萩生田経済産業相ではないか」(自民党衆議院議員)、「高市政調会長も替えるのでは?」(同)との声もあった。

これは、安倍氏率いる清和政策研究会(以降、安倍派と表記)の幹部である萩生田氏を一本釣りすることで安倍派を分断し、安倍派に所属する松野官房長官、安倍氏の意図を汲む高市氏も外して「安倍氏からの独立宣言をするのでは」(同)と言われてきた。

内閣改造で言えば、参議院選挙に出馬せず勇退を決めている金子農水相と二之湯国家公安委員長は交替、健康不安説がささやかれてきた岸防衛相も降板というのが大方の見立てであった。

ところが、突然の訃報によって事態は大きく変わった。「早ければ8月初旬にも」が「9月初旬」になり、安倍氏が唱えてきた憲法改正や防衛力強化への真剣度を示すうえで、安倍派や保守派とされる高市氏らの処遇を無碍にはできなくなった。

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今、党内第4派閥の岸田派は、最大派閥の安倍派や第2派閥の茂木派などが揺らげば、急速に安定感を失う逆ピラミッド状態にある。それだけに、茂木氏や高市氏の扱いが最大の焦点となる。

同時に、安倍氏という会長を失った安倍派も、当面は、新会長を置かず、有力者7人による世話人会を設けて集団指導体制で派閥を運営する。党役員人事や内閣改造人事で派閥内に不満が高まれば、分裂含みの可能性もはらんでいる。

PSGメンバー来日でメッシ、ネイマール、エムバペが揃い踏み。全員超人!日本のピッチに“200億円トリオ”が並ぶかも?

今月20日からサッカー・J1の3クラブと親善試合を行う、フランスの強豪チーム「パリ・サンジェルマン(PSG)」。そのメンバーが17日に来日し、メッシ、ネイマール、エムバペの各選手と新任のガルティエ監督が、その直後に東京都内で記者会見に臨んだ。

「エアトリ presents Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022」と銘打って行われる今回の日本ツアー。記者会見は、そのツアーアンバサダーを務める三浦知良選手も登壇するなど、賑々しい雰囲気のなか行われた。

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近年は精力的な補強により、各国の代表チームで中心的存在となっているスター選手を数多く揃え、サッカーファンの間で「新・銀河系軍団」との呼び名も欲しいままにしているパリ・サンジェルマン。

今年3月末にあった報道によれば、欧州5大リーグ(フランス、スペイン、イングランド、ドイツ、イタリア)でプレーする選手たちの年俸ランキングのトップ10には、パリ・サンジェルマン所属の選手が3人も含まれているのだが、それが今回の来日メンバーにも含まれているメッシ、ネイマール、エムバペといった面々だ。

ちなみに年俸トップはブラジル代表のFWであるネイマールで、その額は約65億2536万円。それに次ぐ2位となったアルゼンチン代表のメッシも、約54億6750万円ということで引けをとらない金額である。

いっぽうで、先述の30代の2人より若い23歳のフランス代表・エムバペだが、今年5月に新たに3年契約を結んだと報じられており、その契約額を年に均すと約78億1000万円にのぼるとのこと。つまりパリ・サンジェルマンは、この3人だけとの契約に年間200億円近くの契約金を支払っているのだ。

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海外サッカーにはあまり明るくないという人でも、この想像を絶するほどの高収入ぶりを聞けば、今回の来日メンバーがいかにとんでもない面々であるかがよく分かるといったところ。ただ来日会見に応じた3選手は、長時間のフライト直後ということで疲れの色は多少見せていたものの、取材やファンからのメッセージなどに対し、実に気さくに応じていたのが印象的だった。

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「アリガトウ」と日本語も披露したエムバペは、到着した空港や滞在ホテルで待ち構えていた日本の熱狂的ファンたちの姿に「すごかった」と驚いていた模様。

2018年のロシアW杯で日本代表を見たというエムバペは、「日本のサッカーはとても技術が高く、後ろからしっかり攻め上がる、そんな楽しいサッカーが特色」だと評価。今回の約10日間に及ぶ日本での日程については「素晴らしい一日一日していきたい。そして日本という国の良いところをいっぱい見て帰りたいと思う」と語った。

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続いて「かなり間が空きましたが、またこうやって日本に来れて嬉しく思っています」と話したのはメッシ。

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「サッカーを通じて得た一番大事なことは?」というファン代表の子どもから投げかけられた質問に対しては、「責任感、努力すること、犠牲心、仲間との協調」などを挙げるいっぽうで、「特に若いうちはサッカーを楽しむことが大切だ」と優し気ながらも真摯に対応していた。

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いっぽうで「パリ・サンジェルマンのメンバーとして来日できてワクワクしている」と話してくれたネイマールは、ファン代表の方とボールを使わない“エアでのパス回し”を突如始めたりと、お茶目なところを披露。

日本のサッカーに関しては「統率が取れていて闘争心も強く、スタミナもあってよく走る」「だんだんと手強くなってきていて、僕らも難しい試合展開になると思う」と語り、日本のクラブチームとの対戦も「次シーズンに向けての最高の準備になる」と、モチベーションはかなり高いようだった。

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今回の「エアトリ presents Paris Saint-Germain JAPAN TOUR 2022」だが、3カード予定されている試合のチケットはすでに完売。ただ、7月20日(水)に行われる川崎フロンターレ戦は、19:00(予定)からTBS系列全国ネットでの生中継が決定。さらに7月23日(土)の浦和レッドダイヤモンズ戦と7月25日(月)のガンバ大阪戦は、Paraviでの生配信が決まっている。

11月にはカタールでのW杯開催も控える今年だが、それに先んじて世界トップレベルのサッカーを存分に体感できる機会となりそうな今回のビックマッチ。果たしてメッシ、ネイマール、エムバペの“200億円トリオ”が、揃って日本のピッチに立つ姿を拝めるのかどうかも含め、コアなサッカーファンならずとも興味は尽きないところだ。(取材・文/芳村篤志)

ウクライナ戦争の「仲裁役」は誰?各国の調停官が挙げる意外な国名

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナ。一日も早い停戦実現が望まれますが、具体的にはどのような話し合いや働きかけが行われているのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、ウクライナ紛争の調停・仲裁役として、実際に顔を合わせた各国の調停官たちの多くが挙げる「意外な国の名」を紹介。さらにウクライナの戦後復興がどのようになされるべきかについての持論を記しています。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

 

すでにウクライナ紛争後を見据える欧州とトルコ

本来ならば先週土曜日には東京に戻っているはずだったのですが、予想外の展開になり、今週もまだドイツにおります。ただ場所をフランクフルトに変えたこともあり、少しまた展開が変化しました。

しかし、紛争調停官という仕事柄、あまり明らかにしていないスケジュールを知られているのは好ましくないと思うのですが、どこからもなく今週も欧州にいるらしいと聞きつけて、各地からいろいろな人たちが会いに来ました。

まずは主に欧州にいる調停グループのメンバーがフランクフルトに集結しました。そのうち数人は利益相反の恐れがあるということで、直接的なウクライナ紛争の調停には携わらないとのことでしたが、今後の方針についていろいろと意見交換・議論ができました。彼ら・彼女たちには、他の案件(チュニジア、エチオピア、南スーダン、ミャンマーなど)でのリードを取ってもらうことになりそうです。

今回、臨時に開催したこの非公式会合ですが、いろいろな議論の内容を総括してみてわかったのは、【いかにロシア・ウクライナ間の停戦調停を進めるべきか】という点についての議論はもちろん激しく行い、いくつかのシナリオを作りましたが、皆の関心事は主に【ウクライナでの紛争が何らかの形で終結または停止したあとの戦後復興と社会や関係の再構築】問題に充てられていました。

「ロシアをいつまでも国際社会から孤立させておくのは危険だ。いかにreintegrateするかの策を練らなくてはならない」

「ウクライナの再興を実施する際、どれくらいのタイムスパンで見るべきか。また再興は“どのレベル”まで進めるかについての案を提示しなくてはならない」

「国連および国際機関は支援のよい受け先になるが、イラクのケースのようにmulti-stakeholderが絡み、その中心に国連の専門委員会を据えるのは、活動や資金の透明性という観点から望ましくない。アフガニスタン復興会議の日本政府のように、どこかの政府が音頭を取って支援の調整役の任を担い、国連はそのサポートをする形式が望ましいのではないか」

「支援を届けても、本当に必要とする人に届かないケースが目立つ。当該国のロジスティクスと配送に頼り切るのが一つの理由だが、この配送の部分まで支援部隊がしっかり管理できるような仕組みづくりが必要」

というように、すべて紹介しきれませんが、多くの意見はPost-conflictに向けられていることが分かります。

これらの内容についてしっかりと想定を練っておき、迅速な展開方法を模索しておくことは必要ですが、これらが日の目を見るのは、やはり“現在進行形の戦争・紛争が終わること”が先決となります。

そこで答え合わせが必要なのが、【誰を(どの国を)調停・仲裁役に立てるか】という内容です。

以前、調停を担当したナゴルノカラバフ紛争の場合、アゼルバイジャンの背後にいるトルコ(エルドアン大統領)と、アルメニアの背後にいるロシア(プーチン大統領)を最終的な調停役に立て、4か国の間で停戦合意と平和維持部隊の配置を決めるに至りました。

この仕切りについては、米国政府や英仏政府からはクレームが付けられましたが、今回のロシアによるウクライナ侵攻が勃発するまでは、もろもろの小競り合いはあったものの、比較的事態は安定していたのではないかと思われます(諸説ありますが)。

今回のウクライナでの紛争の場合、ロシアは当事者であるため調停役には使えないのですが、トルコについては、すでに何度か試みられているように、適任である可能性はあります。

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安倍元首相に殺害予告?銃撃前日に中国のネットで書き込まれた「投稿」

全世界を衝撃とともに駆け巡った、安倍元首相銃撃のニュース。当然ながら中国でも大きく報じられましたが、ネット上へのとある投稿を巡り、様々な憶測が飛び交っているようです。今回のメルマガ『浜田かずゆきの『ぶっちゃけ話はここだけで』』では著者で国際政治経済学者の浜田和幸さんが、事件前日に中国のサイトに寄せられた意味ありげな内容の書き込みを紹介。さらに安倍氏死去後に中国で放送・ダウンロードともに禁止となった曲を取り上げ、その理由を解説しています。

この記事の著者・浜田和幸さんのメルマガ

 

安倍元首相の殺害ニュースの裏で広がる奇妙な海外情報

ぶっちゃけ、安倍元首相もあの世でビックリしているでしょう。

林外務大臣によれば「世界の200を超える国や地域から哀悼の意を伝えるメッセージが届いている」とのことです。

「俺はそんなに評価されていたのか」と安倍元首相が感じ入っている姿が目に浮かびます。

ところで、今回の衝撃的なニュースは世界中を瞬時に駆け巡りました。

その反応は千差万別です。

中でも、奇妙な反応が見られたのは中国でした。

というのも、安倍元首相が奈良市で遊説中に凶弾に倒れたのは午前11時30分頃でしたが、その前日の夕刻6時過ぎに中国のサイトでは「日本の現職と元職の首相に接近することに成功した。上から与えられた任務を間もなく完遂する」との投稿があったのです。

投稿したのは「重装小免」という匿名の人物ですが、以前にも「安倍元首相の暗殺予告」が大手を振ってネット上では掲載されていただけに、今回の事件と何らかの関係があったのではないかと憶測を呼んでいます。

一方、安倍元首相の暗殺によって、マレーシアの人気歌手フィッシュ・レオンさんが流行らせたラブソングが放送禁止になってしまいました。

2005年に大ヒットした『Unfortunately Not You』という曲です。

「あなたでなくて残念」という題名なのですが、何と中国では放送もダウンロードも禁止されてしまいました。

日本では想像できない話ですが、実は中国のネット上では、安倍元首相の暗殺のニュースが流れると同時に、この『あなたでなくて残念』という歌詞が一斉に広がったのです。

「Unfortunately」は中国語では「可惜」(kexi)と発音されます。

お分かりですか?

「Xi」と言えば、誰のことでしょう?

要は、Xiさんでなく、安倍さんが暗殺されて残念、という意味合いで、この曲がネット上で拡散し始めたのです。

すぐさま当局はダウンロードができないようにしてしまいました。

残念ながら、中国のネット上では安倍元首相の評判は芳しくありません。

しかし、それにつけてもネット利用者の間で広がりそうになった現政権への批判や揶揄の動きを即座に封印するのは見上げたもの。

日本でも今回の事件を受け、銃や爆弾の製造に関するような危険な情報にアクセスした人物を監視対象にする動きが出てくるはずです。

ぶっちゃけ、便利なネット社会は自由が奪われるリスクと背中合わせのように思われます。

この記事の著者・浜田和幸さんのメルマガ

 

image by: 首相官邸

全土の政府機関、公立校が半旗。台湾が安倍氏の死を深く悼む理由

7月8日、応援演説中の奈良県で凶弾に倒れた安倍晋三元首相。世界の要人がその死を悼み、弔意を表すなど、改めて安倍元首相の世界の中での存在感の大きさを感じる日々が続いています。なかでも台湾は、全土の政府機関や公立学校が半旗を掲げ、「もっとも深い哀悼と感謝」を表明したとのこと。安倍元首相と台湾との関係とは如何ほどのものだったのでしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では、台湾出身の評論家・黄文雄さんが、個人的な交流にも触れながら、日台関係強化に尽力した故人の活動を紹介。台湾にとって「永遠の友」を失った衝撃と悲しみの大きさを伝えています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2022年7月14日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料お試し購読をどうぞ。

この記事の著者・黄文雄さんのメルマガ

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【追悼】日本・台湾で受け継がれる安倍精神

2022年7月8日、参議院議員選挙の期間中、奈良県で遊説していた安倍晋三元首相が凶弾に倒れました。多くの人の願いも虚しく、帰らぬ人となってしまいました。改めてご冥福をお祈り申し上げます。

増上寺で告別式が行われた後に荼毘に付されましたが、沿道では非常に多くの方が集まり、安倍さんとのお別れを惜しみました。増上寺や自民党本部へは、献花に訪れる人が列をなし、いかに安倍元首相が国民から親しまれていたのか、そのことに改めて気付かされました。

私も安倍元首相とはずいぶん以前から交流があり、これまで出版記念会で祝辞をいただいたこともあります。安倍さんは、「政治家である自分が言いにくいことを、黄さんが言ってくださっている」とおっしゃってくれましたが、じつに中国の本質を理解している稀有な政治家だったと思います。そのことは、首相時代に中国包囲網である「自由で開かれたインド太平洋」戦略を提唱し、実現させたことからも明らかでしょう。

また、日本にとっての台湾の重要性も力説されていました。首相退任後、「台湾有事は日本有事だ」と発言し、日台関係の強化を訴えていました。こうした態度は中国から猛批判されましたが、圧力に屈しない芯の太さは、まさに日本と台湾にとって、かけがえのない存在でした。

日本には日台交流を促進するために設立された「李登輝友の会」という団体があります。私も副会長として名を連ねていますが、言うまでもなくこの会の名称は、日本への理解が深く、松尾芭蕉の『奥の細道』を愛し、日台運命共同体理念を主張されてきた李登輝元総統に敬愛の意を表して付けられたものです。

そして台湾でも、この「李登輝友の会」にならって、知日派の元政治家、企業経営者、学者らが中心となり、日台交流を促進するための「安倍晋三友の会」が設立されようとしていました。すでに安倍元首相からも了承を得ていたそうです。その矢先の悲報でした。
台湾「安倍晋三友の会」発足へ 日台親善を促進したい – 産経ニュース

李登輝元総統と安倍元首相は親交が深く、李登輝氏の訪日ビザ取得に尽力した政治家でもありました。李登輝氏の次女である李安妮さんも、李登輝氏と安倍氏は「師弟関係であり、友人関係であり、父子のような関係だった」と述べ、安倍氏の死を悼んでいます。
李登輝氏の次女が追悼 安倍氏と父の関係は「師弟で、友人で父子」:朝日新聞デジタル

2020年7月に李登輝氏が逝去されてから、安倍元首相は新型コロナ終息後、墓参のために訪台したいという意欲を示していたそうですが、それもかなわないこととなってしまいました。
李登輝氏死去1年 安倍前首相「状況許せば訪台」 – 産経ニュース

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