「現実」「目標」「課題」がキーワード。理想の自分に近づくための基本思考

なりたい自分になるために、あなたは何か努力をしていますか? 今回、メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、 目標、課題、現実という3点に焦点をあて、自己実現のためのヒントを語っています。

なりたい自分になるためには

“なりたい自分”になるためには、そこへ辿り着くための課題をクリアしていくしかありません。

このシンプルな構図なのですが、どうしても”なりたい自分”が先に立ち、課題に目がいかなくなりがちですよね。

“なりたい自分”を『目標』だとすると、目標に辿り着くための道のりが「課題」ということになります。

この「課題」を導き出すためには、「現実」を正しく理解することが欠かせません。

僕が昔上司に教わって納得した考え方で言うと、

・目標-現実=課題

という公式が成り立つのですが、目標を明確にすることはできても、現実を正しく捉えられないことは少なくないのです。

でも現実が見えていないと、課題もハッキリしないというのが世の常なんですね。

現実を正しく捉えるには、“事実”と“細分化”が大事です。

“事実”とは、実際に起こったことや現実に存在することです。

そこに感情や解釈が混じってしまうと、本当に起こったことかどうかがわからず目が曇ります。

例えば接客ならば、「アプローチがうまくいっている」といった解釈ではなく、「アプローチの成功率が何%である」という見方をします。

そして“細分化”です。

より細かく分けて考えることになる“細分化”ですが、これが意外と大雑把になっている人は少なくありません。

「アプローチが上手にできる」という目標があった時に、今はアプローチがあまりうまくいっていないから、うまくなることが課題だと簡単に捉えがちです。

でも、うまくいっていないところがどこなのかを細分化して把握しないと、効果的な向上ができません。

・声をかける言葉のバリエーションが足りていないのか
・声をかけるタイミングが悪いのか
・声をかけること自体への恐怖心が拭えていないのか

などなど、一言でアプローチと言っていてもその実、中身は多岐に渡るからです。

おさらいすると、

・なりたい自分を目指すためには、現実を正確に把握することが大事
・現実を正確に把握するためには、事実と細分化を意識する

上記がなりたい自分に近づくための基本的考え方ということです。

ご参考までに。

今日の質問です。

・あなたにとっての“なりたい自分”はどんな自分ですか?
・上記の考え方をもとにして考えると、どのような課題が見えてきますか?

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見えてくれば修正できる。自分のイライラパターンを掴む方法

家族と一緒にいてイライラしてしまう時って、誰しもありますよね。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』の著者である真井花さんは、 ご自身がさまざまなアプリで記録をとっていることでわかったイライラの原因について語っています。

イライラしたとき

さて、本日はムカつきパターンのお話。

毎日家族と一緒にいると、ハラ立つことってありますよね。私だけじゃないよね。

私は、いつもはそんな風に考えないのに、急に

・●●してくれない!
・××のまんま放置してる!
・絶対やってもらって当たり前だと思ってる!

って感じてしまうことがあるんです。なんにも起こっていないのに、イライラMAX!みたいな( ̄∇ ̄) ソトから見たら笑いごとですが、すぐ近くにいる人たちからすれば笑いごとじゃ済まされない。

私もこれはマズいと思い、いろいろ振り返っては考えてみたんですよ。そもそも何かが起こったわけじゃないので出来事がきっかけじゃないんです。それなのに、何故…?で、ようやく

・自分(の体調・機嫌)が悪い

ということに気がついたんです( ̄∇ ̄;) つまり、いらいらするのは、イワユルヒトツの

・ヤツアタリ

だったんです。

広末涼子の夫、キャンドル・ジュン氏の“赤裸々会見”は大成功?報道関係者は「怖くてイジれない」と白旗

W不倫で無期限謹慎中の女優・広末涼子(42)の夫でキャンドルアーティストのキャンドル・ジュン氏(49)が18日、都内で会見を開いた。会見でキャンドル氏は、今回の騒動が発覚する前に広末から「離婚してほしい」と言われていた事実や、広末が過度のプレッシャーで“豹変”してしまうこと、不倫相手であるフレンチレストラン「sio」のオーナーシェフ・鳥羽周作氏(45)から不誠実な対応を取られていたことなどを打ち明けた。

また、「家にも、自分の電話にもメールにも、会社にも、うちのお店にも、スタッフにも、あらゆる脅迫電話や、脅迫ファクスや、手紙がずっと来ていました」と、自身と周囲が誹謗中傷被害に遭っていることを告白。匿名での脅迫が続くようなら「それを理由に私が命を絶とうと思います」と訴えている。

キャンドル・ジュン氏の圧勝会見

今回の会見は、キャンドル氏が個人で開いたもの。そのため、報道陣の受付も自らが担当、撤収作業も1人で行うといった異例ともいえる会見であった。夕刊紙の記者は言う。

「うちの会社から出席した人間が、〈何から何まで異例で驚いた〉と話していました。会見内容は色々な意味で“濃い”ものでしたが、会見場の雰囲気は和やかだったと聞いています」

この記者は「今回の会見はキャンドル氏の圧勝なのでは」と話す。

「質疑応答の際は質問者がキャンドル氏の隣に座って行うなど、これまでにない取り組みには驚きましたね。まあ、メディアの無責任な報道に相当お怒りだったんでしょう。質問する人間にマスクを外させたり、なぜ今の職業を選んだのか語らせたり…キャンドル氏からの“お前ら責任を持って報道しろよ”というメッセージですよね。ネットのコメントだけで記事を作ることもある昨今のメディアの姿勢を批判した、キャンドル氏の圧勝会見だったと思います」

週刊誌の記者も「すごい会見だった」とキャンドル氏を絶賛する。

「従来になかった会見をすることで、今の報道の在り方を問う、という手法がすごいなと感心しました。自身と報道陣がフェアないい会見だったんじゃないかな」

どうしてあなたはそんなに親切なの?成功する人の意外な共通点

あなたは、成功した人にどのようなイメージを抱いていますか?成功者は「自分の力でのし上がった」と思っている人も多いかもしれませんね。今回の無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、 成功する人の共通点をあげて、イメージとは少し違うその実情を語っています。

成功する人の共通点

成功するって、その人に実力があって、自分の力でグイグイ前に進んで行く人をイメージしがちなんですが、実際には人から押し上げられて、盛り立ててもらって成功することの方が多いと思いますよ。

なぜならば、そういう形の成功でないと恨みを買うというか、長続きしないからですよ。そしてそのような成功を収める人には、ある共通したことがあるんですよ。それが、

 ▼ プロアクティブにやる
 ▼ 成果をあげる
 ▼ 感謝する
 ▼ 人を手伝う

なんだと思います。みなさんが成功者に持つイメージってこの中の、「成果をあげる」部分だけなんです。

プロアクティブにやるというのは、人に頼まれたり、言われたりしてからやるのではなく、自分の中にある基準に従って能動的に動き出す人のことです。そういう人は、問題に気付くのも早いですし、問題を放置しておくことが嫌いなので、命じられてからやるとか、イヤイヤやるということもないんです。

感謝をするというのは分かりやすいと思いますが、成果をあげたのは、上手く行ったのは自分の能力や頑張りだけのせいではないと分かっているということです。そこに自分が成果をあげるために貢献してくれた人、小さくても何かをしてくれた人、もっといえば、何もしていなくても心の中で応援してくれた人にさえ、感謝の気持ちを持てるということです。

ビジネスの厳しい場を経験したら分かりますが、ジャマをしない、足を引っ張らないというだけでもありがたいことなんですよ。落とし穴を作ろうと思ったら、これは簡単に作れますし、そこにスポッと落ちるだけで再起不能になってしまうことだってあるんですから。

プーチンが密かに企む“大ロシア帝国復興”と戦争長期化による周辺国の政情不安

ロシア軍に対する本格的な反転攻勢を開始したウクライナ。その戦況についてはさまざまな情報が乱れ飛んでいるのが現状ですが、戦争の長期化が避けられないのは確実のようです。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、ウクライナから漏れ伝わってきた「3年かけて領土を奪還する」という戦略のタイムラインを紹介。さらに国際社会の耳目がウクライナ戦争に集まっている裏で、着実に進行している懸念すべき状況を解説するとともに、日本に「身近な危機」が忍び寄りつつある可能性を指摘しています。

日本に忍び寄る身近な危機。長期化必至のウクライナ戦争の裏で進んでいること

「ドイツのレオパルト2戦車を破壊した」
「アメリカのブラッドリー歩兵戦闘車を破壊した」
「ロシアに占拠された東南部の集落を奪還した」

ウクライナによる反転攻勢が本格化してきたことを受け、ロシア・ウクライナともに、ぞれぞれの戦果を誇示し、それぞれの側が優勢であることをアピールしています。

実際の戦況は分かりませんが、確かにウクライナがいくつかの前線では善戦しているようです。とはいえ、ロシア軍側もウクライナ攻撃の手を休めることなく、新たにチェチェン共和国の義勇軍をロシア軍に編入すべく契約を締結し、その戦力の立て直しを図っているとされます。

またレオパルト2戦車やブラッドリー歩兵戦闘車をピンポイント誘導弾で破壊できるキャパシティーがまだ残っていることも証明されているのは、この戦争が長引き、さらなる犠牲が生じることを意味しています。

ウクライナから漏れてきた戦略のタイムラインは、どうもこれから3年間かけて領土を奪還するというものであるようで、ウクライナ側も戦闘の長期化をすでに覚悟して行動し始めています。

それはロシア側も同じことだと思われますが、「長期化し、消耗戦になれば、ロシアが有利」と言われているため、これからロシア軍の戦略はより消耗戦対応になるのかもしれません。核兵器使用には、現時点では至らないものとみていますが、今後、NATOのコミットメントがロシア領内に明らかに及ぶと判断された場合、言い換えると欧州軍の陸上部隊がロシア領内に進軍してくる事態になれば、この戦争の拡大の歯止めが一気に外れ、偶発的な事態をきっかけに核の応酬になりかねないとの懸念は消し去ることができません。

そして長期戦になる場合、問題は【ウクライナの戦力と反転攻勢を背後から支えているNATO加盟国が対ウクライナ支援(軍事支援含む)をどこまで継続できるか】という点と【対ウクライナ支援のレベル(供与する装備・武器のレベル)をどこまで引き上げるか・またはどこにシーリングを設定するか】でしょう。

これについては、各国の国内世論が絡むことと、対ウクライナ支援筆頭のアメリカが来年には大統領選挙と議会選挙を控えているため、どこまで大盤振る舞いな支援を継続できるかは不透明ですし、仮に選挙の結果、共和党が再度優勢になり、共和党の政権(大統領)が誕生した際には、方針が覆される可能性も否定できません。

つまり、現時点ではアメリカの継続的な支援は予見不可能と言えます。

そのような中、欧州各国やその仲間たちがその穴を埋めることが出来るかどうかは、さらに未知数でしょう。

あまりロシアのプーチン大統領を刺激しすぎず、一刻も早く停戦の可能性を探りたいドイツとフランス、そしてイタリアの方針と、ロシアととことん対峙し、ロシアの弱体化を進めたい英国、ポーランド、バルト三国などの姿勢が一致せず、欧州各国がEUという枠組みを通じて(注:英国はすでに離脱しているが)共通外交安全保障政策の枠組みで迅速に対応することは限りなく非現実的ではないかと判断します。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

ハウツー本も書く自分が「Evernoteを間違えて使ってしまった」理由

ちょっとした思いつきや見聞きしたことを書き留めるために、クラウドノートツールの「Evernote」は非常に使い勝手がいいようです。しかし、その使い方をどこか間違いのように感じているのは、Evernote活用術等の著書を多く持つ文筆家の倉下忠憲さん。今回のメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』では、「Evernote」が持つ素晴らしい機能がゆえに「間違えて」使ってしまったと分析していますが、一体どういうことなのでしょうか。

小さく儚い情報たち

改めてEvernoteについて考える日々が続いています。最近は、「なぜEvernoteを間違えたのか」を考えています。「Evernote(社)が間違えたこと」ではなく、ユーザーたる自分が「Evernoteを間違えて」使ってしまった理由です。

ファイリングからの開放

Evernoteでは、command + n を押すだけで新しいノートが作成されます。保存するフォルダをツリーから選ぶ必要もなければ、命名規則に抵触しないファイル名をつける必要もありません。コマンドキー一発で新しい保存領域が生成されるのです。

同じことを普通のテキストエディタでやろうとする、やっぱり二、三の引っ掛かりがあります。保存する場所を選び、その内容に適切だと思われる名前をつけなければならないのです。

「名付け」は非常に重要な要素であり、プログラミングにおいても重視される観点ですが、だからこそ知的負荷は高いと言えるでしょう。

Evernoteはクラウドノートツールの走りのような存在であり、Dropboxのようなクラウドストレージを除けば、企業が提供するサーバーに情報を置くからこそのクラウドです。ユーザーがローカルのファイルに情報を保存する必要はどこにもありません。

結果、ノートの使い手は「ファイル」にまつわるさまざまな手間・制約から解放されることになりました。

断片をすぐに保存できる

ファイルから開放された環境において、もっとも嬉しいのが「断片的な書き込み」の扱いです。

アナログのメモ帳を使っているときは、ちょっとした思いつきをすぐに書き留められました。「ライフハックとは何だったのか?」「Zoomで定期的にオンラインイベントを開催するのはどうか?」──こうしたメモを、難しいことを何も考えることなく、すぐさま書き込むことができたのです。せいぜい日付を付与するくらいで、それすらも頭を使う必要はありません。

通常のテキストファイル+テキストエディタでは、これが難しいのです。一行だけの書き込みがあるテキストファイルを作るのはあまりに大げさすぎますし、仮にそれを行ったとしてもいちいちファイル名をつけなければなりません。適切にファイル名をつけていないと後から探すのも一苦労です。

Evernoteは劇的にこの環境を変えてくれました。本当にアナログのメモ帳そっくりに走り書きのメモを残せるようになったのです。ファイルもフォルダもない場所において、情報を一つずつ単独でパッケージできるようになりました。どれだけ保存しても、自分のパソコンのフォルダがごちゃごちゃになることはありません。必要があれば検索して目的のものをすぐに──ターミナルのコマンドを叩かなくても──見つけることができます。実に素晴らしい。

その素晴らしさに惑わされたのが、Evernoteを間違えてしまった理由だったのでしょう。

メモとノートの違い

先ほどのような走り書きのメモは、名前の通り「メモ」です。メモとは短期的に消費される情報で、一度利用されたらその役目を終えるものを指します。メモとノートは、使用されるスパンに違いがあり、つまりは異なる情報形態ということです。

そして、Evernoteは名前の通りノートツールです。メモツールではありません。ここに致命的なズレがあったのです──(メルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』2023年6月12日号より一部抜粋。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)

この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ

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マイナンバーカード問題で判明。Google日本元社長が嘆く“一線を超えた”日本の大崩壊

まさに「ゴリ押し」としか言いようのない、政府によるマイナンバー制度の拡大。マイナンバーカードを巡っては呆れ果てるほどのドラブルが続発していますが、何がこのような事態を招いているのでしょうか。今回のメルマガ『『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~』では『グーグルで必要なことは、みんなソニーが教えてくれた』等の著作でも知られる辻野晃一郎さんが、問題を引き起こしている要因を5つ上げ、それぞれについて詳しく解説。さらに現状を放置する限り日本の凋落が止まることはないとの見解を記しています。

マイナンバーも入管法も。完全に機能不全に陥った国会

最近の入管法改定* の強引な進め方や、マイナンバーカードを巡る様々なトラブルを見ていると、国の崩壊レベルがすでに一線を大きく超えてしまっているのではないかと危惧しています。

マイナンバーカードに関しては、

  1. マイナポータルで他人の年金記録を閲覧できた
  2. コンビニで住民票などの証明書を他人に発行した
  3. マイナ保険証で別人の情報をひも付けた
  4. マイナンバーとひも付ける銀行口座に別の人のものを登録した
  5. カード発行などで得られるポイントを他人に誤って付与した

など、本来あってはならないさまざまなトラブルが多発しています。

これだけトラブルが続出すれば、一度立ち止まってこの制度の基本設計から見直すのが当然だと思いますが、担当の河野大臣はどこまでも強気一辺倒で、マイナンバーの活用拡大を目指した改正マイナンバー法などの関連法も、6月2日の参院本会議であっさり可決・成立してしまいました。

政府は、もともと保有が任意であったマイナンバーカードを、健康保険証と置き換えることで実質強制保有に近い形とし、2024年秋には健康保険証を廃止するとしています。さらには、2026年中に、偽造防止などセキュリティーを高めた新しいカードの導入を目指すとしていて、今のカードの安全性が十分ではないことを自ら認めています。

現在トラブルが続出していて、2026年には新カードに置き換えるのであれば、現行カードの普及を何故ここまで急ぐ必要があるのか、まったく理解できません。

マイナポータルの利用規約には、「免責事項」として、「(デジタル庁は)利用者または他の第三者が被った損害について一切の責任を負わない」ともともと記載されていました。5月11日に改定された最新版では「マイナポータルの利用に当たり、利用者本人又は第三者が被った損害について、デジタル庁の故意又は重過失によるものである場合を除き、デジタル庁は責任を負わないものとします」に書き換わっています。「故意又は重過失」であるかどうかを判断するのはデジタル庁ですし、利用規約などはいつでもサービス提供者が改定できるものです。

任意であればわかりますが、国が国民に実質強制するサービスの利用規約を、国が一方的に決めるのもおかしな話です。

そもそも、マイナンバーやマイナンバーカードの導入に関しては、政府の目的や、国民にとってのメリットが十分に説明されているとは言えません。もちろん、「行政のデジタル化」は待った無しで進めねばならない課題であり、それによって行政手続きなどの国民負担が軽減されて、給付金支給などの行政サービスがスムーズに受けられるようになれば、国民にとっても大きなメリットですが、今の進め方では、国民の疑念や不安をいたずらに高めるばかりです。

この記事の著者・辻野晃一郎さんのメルマガ

著名IT起業家・小野裕史氏の「出家」に感じる資本主義の行き詰まり

インターネットの黎明期からスマホ時代を経てAIやVRの世界へと急速に進化し成長するIT業界。時代の寵児と言われた人たちは今でも最前線にいる人、一線を退き自由な立場から物を言ったり、ベンチャーに投資したり、はたまた宇宙を目指したり行ったりと様々です。そんな中で、成功した企業のCEOを突如退任し、「出家」した人がいます。今回のメルマガ『施術家・吉田正幸の「ストレス・スルー術」』では、著者の吉田さんが、元IT起業家・投資家の小野裕史氏(現・小野龍光僧侶)が出演したYouTube動画を紹介。整体施術の顧客にデジタル分野で活躍する人が多いことから感じていた日本社会の行き詰まりについて考えを述べています。

イノベーターは出家の時代

100年に一度、いや、もしかしたら1000年に一度の大転換期を私たちは生きているのかもしれない。政治・国際問題・環境・自然・健康・コンピュータ、あるいはスポーツや芸能まで、毎日ビッグニュースが絶えないこの状況にすっかり慣れてしまっているので、麻痺している可能性もある。

しかし、この資本主義も行きつくところまで行きついている感覚がないだろうか?ひたすら競争し続けて、そして、終わりがない。

割合にして市場全体の約2.5%がイノベーター(革新者)であると言われているが、その中でも更に少ない少数派に少し変化が出てきているのではないかと考えるきっかけがあった。それが、IT起業家の「出家」だ。

イノベーターは情報感度が高く、新しいものを積極的に導入する好奇心を持った層だ。「新しい」ということに価値を感じて、市場にまだ普及していない、コストが高い製品やサービスであっても、そのユーザーの価値観に合致したモノであれば支えてくれる。特にIT業界はこの革新的サービスを競争の連続の中、日々追い続けているのは周知のとおり。

そんな一人だった、IT起業家のある男が「出家」した。それが、ベンチャー投資家・アドバイザーとして「ジモティー」や「グルーポン」の立ち上げに関わり、「17LIVE」のCEOを務めるなど日本のIT業界を牽引してきた小野裕史氏。出家して、小野龍光と名乗っているのだが、昔の自分のことを過去世と呼んでしまうほどの変革ぶり。

彼は、札幌出身の1974年生まれ。東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻修了。大学院生時代より、個人でモバイルメディアを複数プロデュースする。

2000年より株式会社シーエー・モバイルの第一号社員として創業を率い、2008年専務取締役を退任し独立。同年インフィニティ・ベンチャーズLLPを設立。その後日本と中華圏でベンチャー投資を行った。

更に、起業家としては、サンシャイン牧場のRekoo Japan、ジモティー、グルーポン・ジャパン、Farfetch Japanなどの創業を率いた投資家兼シリアルアントレプレナーだったのだ。

う………ん。すごい経歴だなぁ。

しかし、ある意味、突破した(笑)。今では、黄色い袈裟を着て「お坊さん」なのだ。詳しくは、【成田悠輔、唖然】欲望地獄と資本主義、生きる道は?【エンタメ系IT起業家の激白】 – YouTubeを参照されたい。

この記事の著者・吉田正幸さんのメルマガ

脳科学でも証明済み。尊敬する人の「カバン持ち」が人間力を上げる理由

今となっては耳にすることが少なくなった「カバン持ち」という言葉。しかしその効用は今も絶大であることに変わりはないようです。今回のメルマガ『菊原智明の【稼げる人、売れる人に変わる知恵】』では経営コンサルタントで関東学園大学で教鞭を執る菊原さんが、尊敬する人のカバン持ちが人間をプラスの方向に変える理由を考察。さらにその証明となる自身の経験を紹介しています。

営業スタッフとしてあなたが目指す理想の姿

営業の世界では「売れている人のカバン持ちをしろ」というものがある。

実際、カバン持ちをした人と会ったことがある。その人は営業スタッフではないが。尊敬している人と1年間過ごしたという。

カバン持ちをしたことで、仕事からプライベートまで学んだ。その人は「この1年が人生で一番濃い1年だった」と言っていた。

カバン持ちをすれば勉強になる。そう分かっていても簡単には出来ないもの。これをやれる人はなかなかいない。当然だが、今は成功している。

本や対談で「成功したければ成功者の近くにいるといい」といった話を聞く。これは真実。

また自己啓発の本で「自分がいつも一緒にいる人物5人の収入を足して5で割った数が今の自分の収入」というものがある。これもまた真実だ。

これは収入だけではない。人格や人柄など。さまざまなことに関して当てはまるという。

それを知った時は「まあ、よくある格言みたいなものだろう」といった印象をもった。

しかし、実際やってみると「確かにこれは真実だ」と納得した。

今まで話したことは“ミラーニューロン”とよばれるものが関係している。脳科学の本などでもよく出てくる言葉。

ミラーは鏡のこと。ニューロンは生物の脳を構成する神経細胞のこと。

ミラーニューロンとは「他の個体の行動を見て、まるで自身が同じ行動をとっているかのように“鏡”のような反応をする」ということになる。

動物が子供になにかを教える際“実際にやって見せる”というやり方をする。

鳥ならば飛んでいる姿。ライオンならエサを取る姿など。それを実際に見せて、そして子供が学んでいく。

この話を聞いて「それは動物だけの話だろう」と思うかもしれない。

人間は言語でコミュニケーションをとる。だからミラーニューロンはそれほど関係ないように感じるかもしれない。ところがこれは人間でも同じ。大きな影響があるのだ。

私はこの“ミラーニューロン効果”を体験したことがある。

20代後半のこと。その当時は“ダメ営業スタッフのリーダー”のような存在になっていた。

私のアパートが集合場所。毎週、火曜日に集まって飲みに行った。悪い飲み方(愚痴、不満、浴びるように飲む)をしていたが。

それはそれでメリットもある。当時はそれがいいガス抜きに。メンタル面を支えていた大事なものでもあった。ただこれが悪いミラーニューロンになっていたが…。

この記事の著者・菊原智明さんのメルマガ

味にうるさく飽きっぽい。飲食店泣かせの中国・深セン飲食事情

世界一とも称される豊かな食文化で知られる中国。そんな国にあって全土から人材が集まる深センでは、どんな料理が楽しまれているのでしょうか。今回の無料メルマガ『出たっきり邦人【アジア編】』では現地に長く住むMochiさんが、深センのグルメ事情を紹介。さらにMochiさんが感じているという「深セン人の気質」を綴っています。

『華南の風』中国・深セン【24】深センの食について

皆さんこんにちは!深センはとうとう連日30度オーバーの季節が始まりました。これで湿度は70-85%なのでまぁ蒸し暑いです。

今日は深センの食について書いてみようと思います。

中国は広いだけあって各地方に特色のある料理があります。

広東料理と四川料理は日本でもご存じの方が多いと思います。

では広東省の中にある深センは広東料理がメインかと言えば、そう言い切れないほどいろんな料理があります。

これは深セン在住者のほとんどは広東省以外を実家とする人達だからです。省都である広州市の生活用語が広東語なのに対し、深センでは普通話(いわゆる北京語)が話されるのと同じ理由です。

出身別では湖南人、四川人、広東人が多いので街中には自ずとこれらのレストランが多くを占めます。

湖南料理、四川料理、どちらも辛いことで有名ですが、明確な違いは山椒を入れるか入れないかです。こちらの山椒は日本で鰻に掛ける山椒とは異なり、食べると口が麻痺したような痺れる感覚があります。これが辛いのと相まっているのが四川料理。

湖南料理はこの山椒を入れず各種唐辛子がメインなので非常に辛くなります。現地のお土産でも「微辣」というピリ辛を意味するレベルでもMochiにとっては辛すぎます。そのため会食が湖南料理だったりするともう滝汗状態で食事どころではありません。

中国には省を表す字があります。

例えば湖南省は「湘」、四川省は「川」、広東省は「ユエ(奥の字の下半分が弓)」。ですからレストランの名前にこれらの字が入っていれば何料理のレストランかすぐにわかるのです。因みに車のナンバープレートも登録された省の字が入っています。

そんな各省から来た人達で構成される深センは本当に各地の料理が多く、バラエティに富んでいます。そして舌が肥えているので美味しくないお店は客が寄り付かず、すぐにつぶれてしまいます。Mochiのオフィス付近の食堂街で、13年前に来た当時から残っているお店は2軒しかありません。

生き残っていくには固定客をどれだけ掴み続けられるかが鍵です。「あの店は味が落ちたからもう行かない」とスタッフが言った店は本当に2、3ヶ月でつぶれてしまいます。

あと私の個人的な感覚ですが、深セン人は単に味にうるさいだけでなく、飽きっぽいのではないかということ。

せっかく見つけたお気に入りの店がいつの間にか客足が減り、無くなってしまいます。「美味しいものは美味しい」で定番食になっていいじゃないかと思うのですが、深セン人は新しい店、新しい味に惹かれるようです。

ざっと挙げてみると「干鍋」という唐辛子をふんだんに使った炒め物(干すという字が入っているだけにスープが無い)、「小龍蝦(ザリガニ)の炒め」(ビールによく合う!)、「酸菜魚」という四川省の酸っぱしょっぱい漬物ベースの魚のスープ。

残ってはいるけどどれも一時期よりは店舗数が減ってしまいました。

さて次に流行るのは何でしょう?

(『出たっきり邦人【アジア編】』6月10日号より一部抜粋)

著者/Mochi(「『華南の風』中国・深セン」連載)

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