金子みすゞが「みんなちがって、みんないい」に込めた真の思いとは

金子みすゞと聞いて誰もが思い浮かべるのが、『私と小鳥と鈴と』ではないでしょうか。この詩を巡ってはさまざまな解釈が世に溢れていますが、「みんなちがって、みんないい」の直前の一行「鈴と、小鳥と、それから私」にみすゞの思いが表出しているとするのは、「かねこみすず記念館」の矢崎節夫館長。今回の無料メルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では矢崎さん本人が、みすゞが「鈴」と「小鳥」の後ろに「私」を書き記した理由を解説しています。

「みんなちがって、みんないい」

童謡詩人の巨星と称されながら、若くして世を去った詩人・金子みすゞ。国語の教科書などを通して、その珠玉の詩に心動かされたことがある、という方はたくさんいることでしょう。

ここでは、四半世紀の長きにわたってみすゞの詩を世に問い続けてこられた「かねこみすず記念館」館長・矢崎節夫さんに、みすゞが詩に託した“思い”について語っていただきました。


いま、なぜ金子みすゞの詩が注目を集めているのかというと、それは「自分」という存在は自分以外の誰かがいて、初めて成り立っているという基本的なことを思い出させてくれているからだと思います。

そのことを端的に表現しているのが、子供たちに人気のある『私と小鳥と鈴と』という詩です。

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。

 

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。

 

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。

「みんなちがって、みんないい」はよく知られたフレーズですが、その一行前には「鈴と、小鳥と、それから私」と書かれています。

ご覧いただくと分かるように、この一文は詩のタイトルで一番最初にいた「私」を最後に持っていきました。「あなたがいて私がいる。あなたと私、どちらも大切」と考えた時にはじめて、「みんなちがって、みんないい」という言葉が生まれてくるのです。みすゞにとっては小鳥も鈴も自分そのものであり、優劣をつけるという考え方はありません。

それが個性尊重ばかり重視されると、私ばかりに重点が置かれ、「みんなちがって、みんないい」の一文が、個人のわがままを助長することに繋がってしまうのです。

また、みすゞの詩は人間や動物にとどまらず無機物に対しても温かな眼差しを向けています。先ほどの詩に「鈴」が詠まれていることからも分かるように、宇宙空間にあるもの、地球上のすべてのものは同等の価値を持つとの考えから、命のある、なしはまったく関係なく、どちらも尊いのです。

※本記事は『致知』2011年7月号 特集「試練を越える」より一部抜粋したものです


メルマガが本になりました!新刊のご紹介 

cc20201202-s1日1話、読めば心が熱くなる365人の仕事の教科書
(致知出版社 刊)
致知出版社の「人間力メルマガ」』が一冊の本になりました。
日本が誇る超一流の方々の名言集、好評発売中!

image by: Shutterstock.com

何を残せばいいの?前の学年の教科書類はどう片付けるのが正解か

新学期が始まる前に済ませておきたいのが、前学年時に使用した学用品の片付け。しかしいざ処分するとなると、その判断基準に迷ってしまうことも少なくありません。どこで「線引き」をすればいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、どのような基準で手元に残しておく教科書や副教材を決めるべきかを考察。さらに自身の経験から、「残しておいてよかった学用品」を紹介しています。

前の学年の教科書類

さて、本日はいつ片付けたらいいのか分かりにくいヤツのお話。

変則的とはいえ、4月には

  • 新学期

が始まりますね。新しい教科書、新しい友達、新しい教室にワクワクしていたのがちょっと前のことのようです。ちょっとって、この場合ン十年前ね( ̄∇ ̄)

新学期が始まると、学用品がたくさん増えてしまいますね。で、前の学年のものをなんとか片付けなくちゃならなくなるんですよ。

ただ、学用品は処分しにくいんですよね(*゚∀゚*) なので、なにか自分で基準を設けてそれに従って処分していくようにしましょう。でないと、ほとんど全部残すことになってしまいますから。

この基準ですが、おおざっぱに言って

  • 科目ごとに決める
  • アイテムごとに決める

かのいずれかになると思います。

科目ごとって、たとえば

  • 苦手科目は、とっておく
  • 受験科目は、とっておく

とか、こういうヤツですね。

アイテムごとっていうのは

  • 教科書は、とっておく
  • プリントや小テスト類は、捨てる
  • 問題集は解答ともに、とっておく

などです。

あ、もちろんこのふたつの基準を組み合わせて、たとえば

  • 「受験科目」の「教科書」はとっておく

にしてもOKです。これだと「受験科目」以外の科目は「教科書」も処分することになりますね。

基本的には、これから先の1年に使いそうなものを選ぶ作業です。だから、

  • 残すもの<処分するもの

になるよう基準を考えるんですよ。

ま、甥っ子くんがいたころを思い返してみても、なかなか前の学年のものまで参照しません。特に

  • プリント類などバラバラの紙ベースのもの

は、早々にゴミ認定して捨てさせました(*゚∀゚*)ちゃんとファイルしていないので、検索性がなく必要な時に取り出せないんですよ。そのくせかさばるし。

残しておいてよかったのは

  • 苦手科目の
  • ドリルや問題集(解答つき)

ですね。答え合わせまでやってあるので、どこで間違ったのかすぐに思い出せるんです。

得意科目については、過去の学年のものを取っておく必要はないんじゃないかと思います。だって、得意なんだから前の学年のレベルはクリアしているはずだもんね。

新学期直前のこの時期。前の学年の学用品もそれなりに片付けておきましょう。スッキリ新学期が始まりますよ。

image by: Shutterstock.com

木村拓哉が「おじさん」認める自虐。“タブー解禁”は静香が画策?Koki,大炎上で見せる父の顔とは

俳優の木村拓哉(48)にある変化が起きている。キムタクといえば、長きに渡って芸能界に君臨するスーパースター。「かっこ悪い」「ダサい」「イケてない」などとは無縁の男だが、ここのところ自らを「おじさん」だと認めるようになってきているのだ。一体、あの木村拓哉に何が起こっているのだろうか。

木村拓哉が“おじさん”設定でCMに登場

木村拓哉が女優の芦田愛菜(16)が共演した「タウンワーク」のテレビCMが全国でオンエアされている。この中で芦田は「友達がタウンワークでバイト探してて」と木村に話しかける。

すると、木村から「タウンワークって何?」という意外な答えが。慌てて芦田が「すみません、私が変なこと言っちゃったから」と謝るものの、小声で「知らないか」とそっけなく言い放つというCMだ。

タウンワークといえば、10代や20代の若い層がアルバイトを探す際に、まずネットで検索する求人媒体。若い世代では知っていて当たり前のものを木村が“知らない”という設定になっている。

【関連】石原さとみに「夫婦不仲説」 綾野剛のせいで“夜の生活”おあずけ。綾瀬はるかへのライバル心、春ドラマで人気回復なるか

ジャニーズ事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「このCMを最初に見た時は驚きました。なぜなら木村さんが若者文化を知らない、いわば“おじさん”設定だったからです。これまで決して許されないことでした。そのタブーを堂々とCMの中でやるということは、木村さんにとって大きなチャレンジだったはずです」

もちろんCMの演出上でのことであって、木村が本当にタウンワークを知らなったかどうかはわからない。それより、「若い世代で当たり前の常識を知らない」という設定を木村が受け入れたことが画期的だという。

このCMでの2人のやり取りはほとんどがアドリブだったといい、撮影現場は和やかな雰囲気の中で進められた。

しかし、その裏でスーパースター・木村拓哉に大きな変化が生まれた瞬間でもあったのだ。

【関連】白石麻衣が「エロキャラ」解禁。まいやんの“あの音”にファン悶絶、脱アイドル&セクシー路線で男漁りか

木村拓哉がおやじギャグ&スペルミス

また、木村は自身のインスタグラムの中でも、“あり得ない”言葉を綴っていた。

毎日のようにインスタグラムを更新している木村。愛犬と散歩している様子を頻繁に投稿するなど、木村のプライベートが垣間見れると評判となっている。

だが、ネットをザワつかせたのは3月9日の投稿。

久しぶりにゴルフ練習を楽しんだことを報告した木村は、「今日、3か月ぶりに振って来ました!! やっぱり続けてないと駄目ですね……。」とコメントした。

続けて、木村は自身の出演している日産のCMのキャッチコピー「やっちゃえ NISSAN」をアレンジした「振っちゃえ‼︎ OSAN‼︎」と綴ったのだ。

恐らく「オッサン」と表記したかったようだが、その場合「OSSAN」と書くのが自然。どうやら木村はスペルを間違えてしまったとみられる。

「この投稿を見たファンたちの反応は温かいものでしたが、関係者は騒然ですよ。木村さんがおやじギャグを披露した上に、自らを“オッサン”と呼んだんですから。自身のイメージを大切にし、長くスーパースターとして地位を守ってきた木村さん、それを考えたらあり得ないことです」(前出・芸能記者)

【関連】木村拓哉、“もうひとつの家族” 崩壊の危機。心労が重なり激やせ?静香の家庭円満アピールに隠された裏事情

今年で49歳になる木村はアラフィフど真ん中。外見はまったく年齢を感じさせないが、そろそろ自分もおじさんであることを認めてきたのかもしれない。キムタクの中で何か大きな変化があったようだ。

「で、それが何の役に立つの?」自己PRと商品説明の明白な共通点

就活において、自分のスペックだけを強調する自己PRがあまり効果的ではないことは、社会人としての経験を持つ方の多くが認識しているのではないでしょうか。この「法則」が商品説明にも当てはまるとするのは、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』でその納得の理由を明示するとともに、理想的な自己PRと商品説明についてレクチャーしています。

自己PRは何のため?

就職活動をする時、(アルバイトの面接でも構いません)自己PRをする機会がありますよね。履歴書に欄が設けてあることもありますし、面接の際に「自己PRをどうぞ」と言われることもあるかもしれません。

この自己PRって何のためにあると思いますか?

「自分の能力を最大限アピールするため」とか、「自分がどんな人間なのかを知ってもらうため」といった回答が出てくるかもしれませんが、実は採用する側の視点で見ると、決してそうではありません。

採用する側、自己PRを聞く側からすれば、「この人が自社にとってどれだけ貢献してくれるか」を知りたいがために聞くのです。

これは、採用側の立場に立って考えてみれば、誰でもすぐにわかります。

「私は名門大学を主席で卒業して、TOEICは900点以上取っています。部活では、全国優勝を成し遂げたチームの主将を務めていました」などともしアピールすることができるような人がいたとしても、それがスーパーの品出しの仕事の面接だったとしたらどうでしょうか。名門大学を主席で卒業していようが、TOEICで900点以上取っていようが、全国優勝チームの主将をやっていようが、それが何の役に立つのか見えてきませんよね。そうなると、面接官としては、「で、それが結局何の役に立つの?」と感じて採用しにくくなってしまうのです。

だから、自己PRをするとしたら、相手にとってどんな利点や利益があるかを明確に伝える必要があります。

「TOEICで900点以上取っているから、英語に関しては自信があります。インバウンド向けのPOPを作れるので、外国人が通いやすいスーパーにできるかもしれません」とアピールしてもらえれば、採用側は、「あなたを採用すればそんなメリットがあるんですね」と思ってくれやすいでしょう。それが企業側が求めるニーズと合致していれば、どうやっても採用したくなるものです。

大事なのはここからです。

なぜ公的機関のアンケート調査はデジタル化されず手作業のままなのか?

政府はデジタル庁を創設し、さまざまな業務の効率化に向けて動いているようですが、行政や公的機関の仕事の多くは、デジタル化とは程遠いところにあります。その中の一つ、公的機関のアンケート調査は今でも一部を除き手集計、手入力のままです。その呆れた理由を解き明かすのは、メルマガ『j-fashion journal』著者で、ファッションビジネスコンサルタントの坂口昌章さん。坂口さんは、デジタルな投票システムには大きな可能性があると見ていて、アパレル販売員のモチベーションアップへの活用法やニッチな民間短観などを提案しています。

なぜ、アンケートを手作業で行うのか?

1.効率化、経費削減のニーズがない

コロナ禍で、保健所が未だにFAXを使っていることが分かり、世間は驚いた。なぜ、もっと効率的なシステムを使っていないのか。民間企業なら、業務の合理化は経費削減に貢献し、利益を増やすことにつながる。どの会社も無駄の削減に一生懸命だ。

しかし、公的機関はそうではない。経費削減や効率化をしても、職員の給料が上がるわけではない。むしろ、これまで認められてきた多重入力を合理化すれば、人員と予算を減らされるかもしれない。役所の予算は、予定通りに支出することが大切であり、経費削減は評価されない。

同様の理由で、アンケートも手作業が残っている。アンケートをデジタル化すれば、アンケートの回収、分析、グラフ化まで自動化することが可能だ。アンケート業務を外注していても、外注先は安定した仕事を確保したいので、新たな仕組みを導入することは期待できない。

発注する側の役所も、新たなシステム構築の予算を申請するのは面倒だし、合理化により、予算や人員が削られては困る。かくして、旧態依然とした非効率的なアナログ手法は生き続けるのである。

2.アンケートのデジタル化

実は、アンケートのデジタル化は難しくない。しかし、アンケート調査の費用は高止まりしている。その理由は、公的な仕事は合理化する必要がなく、最も頻繁にアンケート調査を実施しているのは公的機関なのだ。

民間のアンケート調査も、多くの場合は公的機関と同様の結果となる。既存の業者は既存の手法を守ろうとし、発注する側も予算化している事業を継続しようとする。前例を踏襲するのが、最もリスクがないのだ。

単発でアンケート調査をする場合には、安価なデジタルアンケートシステムが使われている。例えば、ミスコンの投票や、アイドルイベントなど。QRコードでアンケートのWEBページに誘導し、そこで投票してもらう。短時間のレンタルが可能で、即座に集計することができる。

使ってみれば、とても便利だが、ビジネスに活用するという発想はない。手作業が当たり前のアンケート調査と、キャンペーンで使われる投票システムが同じとは思わないからだ。

私は、デジタルな投票システムを活用して、業務改善や売上改善につなげられないか、を考えてみたい。

辛坊治郎氏ついにヨットで太平洋単独横断へ。本人が語る「再挑戦」への覚悟とは?直前Live配信決定

2013年以来となる、ヨットで太平洋単独横断にチャレンジするニュースキャスター・ジャーナリストの辛坊治郎さん。4月中頃にはいよいよ大海原へと出ていく辛坊さんを応援しようと大阪のシェフたちが集まり、フードイベントが開催されることが決定しました。辛坊さんは、自身のメルマガ『辛坊治郎メールマガジン』の中で、このイベントについて、集まった一流シェフたちが辛坊さんのために日付変更線を越える時に食べる「一人パーティ」の食事を作るという趣旨で行われると説明。そのイベント当日の様子を、メルマガ読者限定でライブ配信することも告知しています。

 

近況:太平洋単独横断、出航まであとわずか。

今のところ出航予定は私の65歳の誕生日である4月11日ですが、確定ではありません。

セールにスポンサー名を入れる話を止めてしまい、スポンサーに気をつかって大々的に出航式をしたり、出航の際にセールを上げてスポンサー名を見せたりする配慮が必要なくなりましたので、自由に出航日時を選べます。

何人かの皆さんが「出航に立ち会う」と言ってくれてますが、潮の具合によっては早朝や深夜に出航することもありえますので、どうぞ皆さんお気遣い無く。

来週にはもう少し具体的に出航日時を特定できていると思います。

4月3日(土)の大阪でのフードイベント開催に向けて関係者の皆さんが頑張って準備してくれています。

この無料イベント、私が日付変更線を越える時に食べる「一人パーティ」の食事を作るのが趣旨らしいです。

常温で一か月持つ美味しいメニューをボランティアのシェフの皆さんが考えてくれるそうで、とても楽しみにしています。

メルマガ読者の皆さん限定でイベント参加者を募集したところたくさんの方に名乗りを上げていただきました。メルマガ読者の皆さんと直接お目にかかれる貴重な機会になりそうです。

会場には白い旗が用意されていて、参加者の皆さんに寄せ書きをお願いすることにしています。出航にはこの旗を掲げて港を出ます。希望者多数で競争率4倍くらいの抽選になってしまいましたが、メルマガ読者の皆さん全員の気持ちを感じながら出航します。

皆さん、ありがとうございます。

今回のイベントで、直接メルマガ読者の皆さんとお会いする会のノウハウが獲得できたら、次回、私が帰国した後、メルマガ読者の皆さん限定で、ヨットハーバーでのバーベキュー大会なども考えています。

その時は皆さん、どうぞ奮って参加してくださいね。

【緊急告知】「4/3(土)辛坊治郎の太平洋横断挑戦を応援する会!」を生Live配信!

4月に、ヨットで単独寄港、無補給、無伴走による太平洋横断に挑戦する辛坊治郎さん。65歳にして大きなチャレンジを決意した辛坊を食を通して応援したい!と大阪のシェフたちが出発直前に集結!!

開催日時:4月3日(土)14:00~16:00

会場:OSAKA FOOD LAB/大阪フードラボ

プログラム
【第1部】辛坊治郎、挑戦への熱い思いを語る。
【第2部】辛坊のチャレンジを「食」で応援!

船上で単調になりがちな食事。日付変更線を通過するなどお祝いの瞬間くらいは美味しいものを食べてもらおう…と厳しい予選を勝ち抜いた大阪のシェフなどが考案した美味しい保存食を提案。当日、辛坊本人が旅に連れていきたい一品やアイデアを選びます。

このイベントの様子を当日、「まぐまぐ! Live」にて辛坊治郎さんメルマガ読者限定で生配信します。この機会に、初月無料の『辛坊治郎メールマガジン』のご登録を是非ご検討ください!詳しくは4月2日号のメルマガ内でもご案内します。

 

image by: まぐまぐ!Live

4 月から始まる値上げラッシュに国民悲鳴。食料品に外食、保険料アップで家計を圧迫、税込み表示が購買行動に影響も

4月1日から新年度がスタートするが、私たちの暮らしに関することも大きく変化する。特に財布を直撃しそうなのが食料品や生活にまつわる“値上げ”。また、商品やサービスの価格に消費税分を含める「総額表示」も義務化されることから、消費行動に大きな影響を与えそうだ。

4月からの値上げラッシュで家計を圧迫

食料品では日清オイリオグループとJ-オイルミルズが原料価格の高騰などから、家庭用食用油の価格を1キロ当たり20~30円以上引き上げる。

マルハニチロも昨年のサンマ不漁の影響でサンマ缶詰4品目を30円値上げするほか、スーパーでは野菜の値段も高騰しているという。

一方、4月1日から消費税を含んだ総額表示が義務化されることに伴い、外食チェーンでは値段を変更する動きが目立つ。

【関連】五輪中止は決定か?放送権を持つ米NBC「聖火リレー批判」が意味するもの

大手うどんチェーンの「はなまるうどん」はすでに価格を改定。「コクうまサラダうどん」は506円から14円値上げして520円。反対に定番メニューである「かけ 小」「おろししょうゆ 小」などは値下げした。

ラーメンチェーンの「一風堂」でも4月1日から値段を変更し、チャーハンなどのサイドメニューは1~8円の値上げ、「替え玉」にいたっては40円アップし、110円から150円となる。

一方で、定番商品である「白丸元味」は825円から35円値下げとなる790円、「赤丸新味」も890円から902円から890円に改定する。

また、ハンバーガーチェーンの「モスフードサービス」も包材コスト増などの影響から、モスバーガー商品70品目で10~50円値上げするとしている。

価格の総額表示はこれまで「100円+税」といった税抜き表示が認められてきたが、4月からは「110円」「100円(税込み110円)」といった表示が義務付けられる。

ATM利用手数料、公共料金まで値上げ

現金派に影響を与えそうなのは、大手銀行のコンビニATM利用手数料の値上げだ。

三井住友銀行は4月5日から現行110円のコンビニATM手数料を220円と倍に引き上げ、時間外も220円から330円にする。ただし、利用者の多い25日と26日の8時45分~18時は無料に変更される。

三菱UFJ銀行もローソンATMに限り、手数料を110円から220円、時間外は220円から330円に変更する(セブン銀行ATM、イーネットATM、ファミリーマート設置のゆうちょ銀行ATMは現状のまま)。

また、液化天然ガス(LNG)や原油価格の上昇で、電気や都市ガスの家庭向け料金も大手14社すべてが値上げ。

介護や福祉サービスの料金も値上げされることになっていて、介護保険サービスは0.7%、障害福祉サービスは0.61%引き上げられ、利用者の負担が増える。65歳以上の介護保険料も多くの自治体で値上げされると時事通信などが報じている。

【関連】あまりに脳天気。日本人が知らぬ中国共産党「LINEデータ悪用」の手口

私たちの暮らしに関することが4月1日からさまざま変わる。値上がり感が強まれば消費者の財布のひもはますます固くなりそうだ。

家を売ったのに住み続けられるって本当?家族も喜んだ「賢い選択」とは?

家を売却しても同じ家に住み続けたい!

昨今のコロナ禍や長引く不況、めまぐるしい時代や社会の変化などについていけるのだろうか、定年後の年金生活へ入る前に充分な「老後資金」を貯められるのだろうか……と、将来への不安を抱えている方は意外と多いのではないでしょうか。

また、購入したマイホームの住宅ローン返済が毎月大きな負担になり、今後も数十年きちんと返済し続けられるのか心配だという方も多く、「せっかく買った家だけど、ローンが返せなければ手放さないといけなくなるかも」という深刻な悩みもよく聞かれます。そして、お子さんのいるご家庭であれば「老後は夫婦だけで住める小さな家でも良いけれど、子供が大きくなるまでは家族そろって同じ家に住み続けたい」と考えるご夫婦も多いのではないでしょうか。

たとえ住宅ローンを払い終わったとしても、そのあとに心配なのが「相続」の問題。自宅の相続のことで子供や親族に揉めてほしくない、でもせっかく建てた家を自分が元気なうちには売りたくない……。いずれも、マンションや一軒家を購入したご家族にとって頭の痛い問題ばかりです。

このように、「老後資金の準備」「住宅ローン返済」「相続」など、マイホームに関する悩みは尽きないもの。

お金が心配、ローンは早めに返したい、なるべく家族に負担はかけたくない、でも今の家には住み続けたい、そんなお悩みを持つあなたにぴったりなのが、SBIスマイルのリースバック「ずっと住まいる」です。

「ずっと住まいる」の仕組み

SBIスマイルのリースバック「ずっと住まいる」は、みなさまが所有しているご自宅を東証一部上場企業「SBIホールディングス」のグループ企業である「SBIスマイル」が買い取り、賃貸として住み続けられる不動産買い取り&賃貸サービス。その仕組みは以下の通りです。

smile01

smile02

ご家庭に合う4つのプランをご用意

SBIスマイルのリースバック「ずっと住まいる」では、それぞれのご家庭に合った以下の4つのプランをご用意しています。

① シニア世代型:定年後の生活資金が不安な方に【ずっと住まいるde「ゆとり」】

年金だけでは将来の生活費が不安という方の問題を解決するサービスです。住居関連費用の上昇を心配せず、安心してご利用いただけます。

② 現役世代型:住宅ローンの返済が大変な方に【ずっと住まいるde「そなえ」

住宅ローンの早期返済や事業資金、子供の教育資金など、突発的な資金が必要……といった悩みを解決できるサービスです。与信審査が不要で、最短1週間で資金の確保を実現します。

③ 問題解決型:相続や離婚による財産整理をしたい方に【ずっと住まいるde「すっきり」】

相続や離婚などで不動産の処分に困っている方に、不動産を現金化することで、遺産分割や財産分与のトラブルを解決できます。

④ 二世帯・リフォーム型:子供世代まで長持ちさせたい方に【ずっと住まいるde「長持ち」】

大規模な修繕を考えているが資金が足りないし、他のローンも借りられない……と、老朽化した建物を継続して利用したいとお考えの方にオススメのサービスです。

ご利用中のお客様からの声

80代ご夫婦の場合

お取引の目的:老後資金の確保

お悩み(背景):住宅ローンを完済したマイホームに住んでいたが、現在の年齢と今後の生活を考えると、現金が不足していることが不安だった。

ずっと住まいるを選んだ理由:
実は他社のリースバックと比較検討をしていました。売買価格は他社からやや高い提示を受けたのですが、家賃はSBIさんの方が安かったです。長く住みたいと考えていたので、一時的な売買価格の高さよりも家賃が安いことが安心につながりました。

 

50代女性(本人、母親)の場合

お取引の目的:住宅ローン完済及び生活資金の確保として

お悩み(背景):体調を崩して会社を退職したが住宅ローンがまだ残っている。生活費の負担も大きいことから何かいい方法がないかと検討していた。

ずっと住まいるを選んだ理由:
昨年体調を崩してしまい会社を退職しましたが、住宅ローンの残債がまだまだあるため月々の支払いの負担が大きいことと、母と二人暮らしで生活費用の負担も大きいこともあり、将来に不安を感じていました。
何か解決する方法はないかと調べたところ、『リースバック』という選択肢があることを知りました。詳しく調べていくと、リースバックするにも色々な制約があり、会社を退職してしまっている状態では利用できないのでは・・・と諦めかけていました。
そんな中で御社のホームページを拝見し、SBIグループの会社さんという事で、柔軟に対応してくれるのではないかと、ダメもとで相談することにしました。担当者とお話しをする中で、不安に感じていた点がクリアになり、スムーズに契約まで進むことが出来ました。

「ずっと住まいる」が選ばれる理由

SBIスマイルのリースバック「ずっと住まいる」は、顧客中心主義を貫くSBIグループだからできるサービスとして、お客様から選ばれ続けています。今すぐ資金が欲しい、家に住み続けたい、とお考えの方は、「ずっと住まいる」web仮査定に今すぐお申込を。詳しくは、下記リンクをご覧ください。

● 「ずっと住まいる」に関する情報はコチラ」

PR: SBIスマイル株式会社

image by : shutterstock

入学式も卒業式もムダ。3月4月すべての儀式が日本人を不幸にする

3月4月の日本では、卒業式や入学・入社式等々多くの行事が行われますが、それらはすべて「ムダな儀式」と言い切ってしまって間違いないようです。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では米国在住作家の冷泉彰彦さんが、前掲の行事を「オワコン」と一刀両断。その上で、それらの儀式を無意味と判断せざるを得ない理由を、冷静な筆致で明らかにしています。

【関連】女子小学生「袴」卒業式で見えた、思春期教育の後進国ニッポン
【関連】日本を「時代遅れ」にしている、入学式や入社式という悪習慣
【関連】日本企業のムダな「業務引き継ぎ」が国を滅ぼしかねない真の理由

オワコンばかり、3月4月のイベントは全面見直しが必要

アメリカで暮らしていると、3月4月が忙しいシーズンという感覚はありません。学校の学年替わりは秋ですし、企業の決算は12月が普通なので年度や学年の切れ目ということではないからです。では、アメリカの企業は12月末から1月は繁忙期かというと、そんなことはありません。多くの人が休暇を取るバケーションシーズンだったりします。それから、定期的な人事異動とか転勤という制度に関しては、アメリカの場合は皆無です。学校に関しても卒業式は盛大ですが、入学式はありません。

ということで、アメリカの場合は全く比較にならないわけですが、そんな「静かな日常」である3月4月に慣れてしまうと、日本の忙しいこの時期のことが遠く思われます。個人的には懐かしさもありますが、冷静に考えてみると年度替わり、学年替わりだからといって、やたらに忙しく行事や儀式を行う必要があるのか、かなり疑問だという感じもしていました。

そんな中で、コロナ禍ということもあり、儀式やイベントを対面で行うことを最小限にすることが求められて来ました。そうした「新しい日常」の観点を加えて考えてみると、改めて日本の3月4月に行われるイベントの「意味」について、疑問がどんどん湧いてくるのを感じます。と言いますか、この時期の「季節的な儀式、イベント」のほとんどは無意味であり、ハッキリ申し上げて「オワコン」ではないかとも思えるのです。

もしかすると、この3月4月のイベント類を徹底見直しすることで、先進国中最低と言われる日本の生産性とか幸福度といったものを回復できるかもしれない、そんな思いもしています。

「ねずみ講以外の何ものでもない」と警告も。いま注目の「NFT」とは?

つい先日も日本人VRアーティストの作品に1,300万円の値がつくなど、今年に入りにわかに盛り上がりを見せる「NFT」。しかし、その全貌を理解している方はまだまだ少ないのではないでしょうか。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では、著者で「Windows95を設計した日本人」として知られる世界的エンジニアの中島聡さんが、そんな「NFT」を徹底解説。さらにその未来についても考察しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

 

私の目に止まった記事

NFTs Are a Pyramid Scheme and People Are Already Losing Money

最近注目されているNFTは、「ねずみ講以外の何ものでもない」と厳しく警告する記事です。

NFTは、Non-Fungible Token(Non-Fungible=代替不可能)の略で、主にアーティストが自分のデジタル作品の「所有権」をコレクター・アイテムとして世の中に出すことにより利益を上げる仕組みのことを指します。

写真であろうと絵であろうと、デジタル作品である限りコピーは無限に可能です。そのため、キャンバスに描かれた油絵のように、通常の方法(画廊での販売やオークション)では取引が不可能です。

その欠点を補うために作られたのがNFTで、デジタルアートに対して、唯一無二の(つまりNon-Fungibleな)「所有権」を暗号通貨を使って定義し、その売買を可能にしたのです。

この仕組みが面白いのは、NFTを作る際に、アーティストが取引手数料を自由に設定出来る点にあります。

キャンバス上に描かれた絵画であれば、アーティストは一番最初に画廊を通して販売したお金は手に入れることが出来ますが、その後、市場でその絵画の価値がどんなに上がろうと、その恩恵に預かることは出来ません。

しかし、NFTを使って自分のデジタル・アートの権利を売り出す際に、「将来の取引の10%を受け取り続ける」という権利を紐づけておくことが可能で、それによって、アーティストは、取引が発生するたびに、チャリンチャリンと分け前をもらうことが出来るのです。

暗号通貨を使っているからこそ出来る芸当で、これを「暗号通貨の最初の実用例」だと指摘する人もいます。

コピー可能なデジタルアートに所有権というものがあること事態が直感的には分かりにくいのですが、実際の作者がそれを定義し、それを他の人たちが「価値があるもの」と認めれば、取引は成立してしまうのが市場というものです。