社会的排除のない国を作るには、まず「普通」を取り除く必要がある訳

近年、注目を集めるSDGs(持続可能開発目標)への取り組み。2030年までに達成すべき17の目標をいかにして成し遂げるか? 私たちも考えていかなくてはなりません。メルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』著者の引地達也さんは、特に「障がい者」を対象とした目標について、我々がやるべきことを解説しています。

社会での学びが十分ではない17の目標

国連サミット加盟国の全会一致で採択されたSDGs(持続可能開発目標)の17項目は、目標達成の期日である2030年まで残り7年とった。

この目標には「誰ひとり取り残さい」とのキャッチフレーズが掲げられ、目標の中では「障がい者」を対象とした記述も少

17の目標については小中学校で学ぶ機会は増えているようだが、社会での学びは十分とは言えいかもしれい。
働く人にとっても企業の向き合い方で、その認識は大きく変わる。

個人的に意識していたとしても、具体的取組に結びつける社会の「器」もい。

障がいがあることで「学び」が難しい人たちへの取り組み

誰もが自国だけでは生きられい中で、私たちが担う役割として17の目標を位置づけたいとの考えのもと、みんの大学校でもその「学び」を社会で共有する計画を立てた。

特に17の目標のうち「障がい」との言葉が出てくる箇所や「誰もが」の部分を抽出し、目標の4,10,11,16を重点的に考え、障がい者を支援する機関どと共有し、具体的行動に移したいと考えている。

目標4は「質の高い教育をみんに」、目標10は「人や国の不平等をくそう」、目標11は「住み続けられるまちづくりを」、目標16は「平等と公正をすべての人に」が項目である。

ユニセフ(UNICEF:国連児童基金)の分かりやすい解説によると、目標4には「すべての人が技術や職業に関する教育や、大学をふくめた高等教育を受けられるようにする」(4-3)、「障がいがあったり、先住民族だったり、特にきびしいくらしを強いられている子どもでも、あらゆる段階の教育や、職業訓練を受けることができるようにする」(4-5)と示す。

ここにはみんの大学校の存在理由でもある、誰もが高等教育を受けられるための役割機関としての自覚が具体的活動を形作る。

障がい者の生涯学習の枠組みで文部科学省からの委託研究を行いがら、同時にこの目標4を意識して、障がいがあることで「学び」が難しくっている方々への取組を進め、ネットワークを広げたい。

この記事の著者・引地達也さんのメルマガ

頼りにならない国ニッポンの岸田首相「ウクライナ電撃訪問」が意味するもの

21日、ウクライナの首都・キーウを電撃訪問した岸田首相。G7首脳の中で、ウクライナを訪問していないのは岸田首相だけだったこともあってか、「サミットに出る前に無理やり行った」との批判も集まっています。しかし、「この訪問は日本にとってもプラス」と見解を示すのは、無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』の著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんです。ウクライナの側に立つことを鮮明にすることは、日本国の国益に沿った行動であると解説しています。

岸田さんのキーウ電撃訪問の意味

皆さんご存知と思いますが。岸田さんは3月21日、ウクライナの首都キーウを電撃訪問、ゼレンスキーと会談しました。

今回は、この訪問の意義について考えてみましょう。

ウクライナ側にとって意味ある訪問

ウクライナ側から見ると、正直日本は「あまり頼りにならない国」でした。なぜでしょうか?

一つは、地理的に遠い。ウクライナ戦争は欧州で起こっています。それで、ウクライナをもっとも熱心に支持、支援しているのは、ポーランドやバルト三国など。つまり、「ウクライナの次にプーチンのターゲットにされそうな国々」です。

少し西側に進むと、迷いが入ってきます。つまり、フランス、ドイツ、イタリアなどは、「ウクライナが多少領土を譲っても停戦すべきだ」と考えている。

距離の遠いアメリカは、どうでしょうか?確かに、アメリカは、ウクライナにとって最大の支援国です。しかし、共和党のトランプ派は、「ウクライナ支援を止めろ!」と一貫して主張しています。だから、バイデンが代わったらどうなるかわかりません。

日本は、正直にいえば、「ウクライナ戦争を自分事として感じている人」は、とても少ないでしょう。その理由は、「遠いから」です。

一方、「近い」中国による台湾侵攻の可能性については、とても気になります。距離が影響をもっているのは、ウクライナにとっても同じこと。

ウクライナが日本にとって、「あまり頼りにならない国」である二つ目の理由は、日本は平和憲法の国で、武器を供与することができない。そして、ウクライナが今もっと欲しいのが、まさに武器なのです。

ゼレンスキーは欧米に、「戦車をくれ!」「戦闘機をくれ!」と要求しつづけています。日本は、武器を供与できない。

以上二つの理由で、日本はウクライナにとって「あまり頼りにならない国」でした。しかし、今年の日本、今年の岸田さんは、他の年の日本、他の年の岸田さんと違います。

何が違うのでしょうか?そう、日本が今年、「G7の議長国である」ということ。

これは、重要でしょうか?重要です。

G7の他に、G20がありますね。G20の参加国は、フランス、米国、英国、ドイツ、日本、イタリア、カナダ、欧州連合(EU)、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、中国、インド、インドネシア、メキシコ、韓国、ロシア、サウジアラビア、南アフリカ、トルコ。

ここには、ロシアがいる。さらに、ロシアに比較的近い中国、インド、ブラジル、南アフリカ(つまりBRICS諸国)がいる。

政体もさまざま。民主主義の国もあれば、サウジアラビアのように絶対王政の国もある。中国のように、共産党の一党独裁国家もある。

要するに、「ウクライナ支持」で一体化していないのがG20なのです。

一方、G7、つまり、日本、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、カナダは民主主義、資本主義で価値観が一致しています。もちろん、細かく見れば、既述のように揺れている国もあるでしょうそれでも、一応「ウクライナ支持、支援」「反ロシア」で一体化している

日本は今年、「ウクライナ支援の核」であるG7の議長国である。だから、ウクライナにとって、「今年の日本」「今年の岸田さん」は重要なのです。

岸田さんがキーウに来てくれた。当然ゼレンスキーは、歓迎しました。そして、SNSにこんな文章を投稿しました。

国際秩序の力強い守護者でウクライナの長年の友人である日本の岸田総理大臣をキーウに迎えたことをうれしく思う」

そして、ウクライナ政府は、こんな動画を公開しています。

Встреча Зеленский ? Кишиду. Рабочие моменты

@ロシア語のコメントは、荒れているようですが。

岸田さんは、何をいったのでしょうか?

「何としてもG7広島サミットまでにウクライナを訪問し、ゼレンスキー大統領と直接話し、日本の揺るぎない連帯を伝えたいと強く願っていた」

ロシアによるウクライナ侵略は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙だ。キーウとブチャを訪問し、惨劇を直接目の当たりにしてこのことを改めて強く感じている」

「今後も日本ならではの形で切れ目なくウクライナを支えていく。ウクライナの美しい大地に平和がもどるまで日本はウクライナとともに歩んでいく」

実に力強いメッセージを出しました。

日本はウクライナに武器を供与できない。しかし、G7議長国の日本の総理が、「ウクライナの美しい大地に平和がもどるまで日本はウクライナとともに歩んでいく」と宣言した。

岸田さんは5月のG7広島サミットで、「がんばって、ウクライナを支援しつづけていきましょう!」と、議論をリードすることでしょう。

【WBC日本優勝】大躍進を支えるキーマンは誰だ?侍ジャパンの団結力が半端じゃない理由

21日にTBS系で放送されたWBC準決勝 日本ーメキシコ戦。9回裏まで1点ビハインドの展開の中、先頭バッターの大谷翔平がヘルメットを取りながらの全力ツーベースで仲間を鼓舞すると、悩める三冠王・村上宗隆のサヨナラ打で劇的勝利を収めました。そして22日、ついに強豪アメリカを3-2で下し14年ぶりに優勝。“史上最強チーム“と呼び声高い今回の侍ジャパンですが、個々の能力だけでなく、「チームのまとまりが半端じゃない」と話すのは、今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんです。「まるで高校野球のチームのようにも見える団結」を支える“あの人物”から、経営術を学ぶことができると解説しています。 

WBC侍ジャパンと経営

1.侍ジャパンのまとまり

今回の侍ジャパンの活躍には目を見張ります。選手一人ひとりの力が、過去のチームに比べて、はるかに高いです。

それだけでなく、チームのまとまり方が半端ではありません。まるで、高校野球のチームのようにも見えます。

そのつながりも、日が経つにつれて一層強くなっているようです。その秘訣はどこにあるのでしょう。それを探ることで、企業経営にも参考になりそうです。

そこで、どうして侍ジャパンがこんなにまとまっているか、少し考えてみてください。どうも、侍ジャパンには、そのキーマンがいるようです。それは、ダルビッシュ選手でも大谷選手でもありません。キーマンは栗山監督です。栗山監督の力が、侍ジャパンをまとめあげています。そして、その方法はまるで企業経営者のようです。

私には、栗山監督が次のことをしているように映ります。

  1. 目標を明確にする
  2. 良いメンバーを選ぶ
  3. メンバーを信頼する
  4. 対戦相手の戦力分析をする
  5. 自チームの戦力分析をする
  6. ゲームの戦略、戦術を組み立てる
  7. ゲームでの選手の適材適所を考える
  8. 勝つための判断、決断を繰り返す

いかがでしょうか。これらは、すごく経営者の仕事に近いと思いませんか。そこで、これらをスポーツショップにあてはめながら考えてみます。

2.良い組織作り

侍ジャパンにとっては「目標」は明確です。当然、WBCで優勝することが目標でしょう。この目標を全員が共有することで、組織は動いていきます。

ですから、経営においても目標が明確になっていなければなりません。また、明確になっていたとしても、従業員に浸透していなければ、意味がありません。

目標は、経営やチーム作りの出発点です。従業員に共有されていなければ、あなたが大きな声で訴える必要があります。

次は、「メンバーの人選」です。良い組織にするには、良いメンバーを選ばなければなりません。ファーストリテイリングの柳井正会長は、「一緒に仕事をしたい人を選ぶ」ことが必要だと言っています。

栗山監督も、自分の思いや方向性を共にできる選手を選んでいるに違いありません。ですから、あなたも従業員を採用する時は、そうした目で人選することです。

そして、「選手の適材適所」を考えます。野球チームは、スラッガーだけを集めても良いチームにはなりません。守りや走りや小技に長けた選手も必要です。経営も同じように、それぞれにあった役目につかせるようにしなければなりません。

のためには、経営者の人を見る眼が求められます。その眼を養うには、日頃から多くの人に会う機会を持つと良いでしょう。

良い人材を選ぶことができたら、次は従業員を「信頼」することです。今回の侍ジャパンは監督と選手との信頼関係が強いように思います。これが、良い組織づくりのポイントです。

3.戦略作り、判断・決断

人の次は、戦略作りに入ります。

そのためには、まず「対戦相手と自チームの分析」が必要です。対戦相手の戦力や戦術を調べて分析します。相手の強みと弱みを知るためです。

当然、相手に強みを発揮させない方法、弱みを攻める方法を考えます。お店の経営も同じです。競合先の強みと弱みを調べて、戦略を考えなければいけません。

そして、相手のことを調べるだけではいけません。自チームの強みや弱みを明らかにしたうえで、強みを活かす戦術を考えます。

スポーツの戦術はその専門家に任せるとして、スポーツショップの場合は、「売り先」「売り物」「売り方」に分けて考えると良いです。

「売り先」とは、「どんなお客様をメインにするか」ということです。

「売り物」とは、「お客様が求めている商品やサービス」を指します。

売り方」とは、どんなチャネルで売るか、どんな価格で売るか、どんな設備で売るか、どんな広告宣伝やイベントで売るか、といったことです。

そして、スポーツでは、ゲームが始まったら、監督やコーチには数えきれないほどの「判断・決断」の場面がやってきます。まさに重要な仕事です。経営者もそれと同じで、日々判断・決断が求められます。

そのためには、目標がしっかりしていて、良い人材が集まり、競合先や自店の分析がされていて、それに基づく戦略や戦術が考えられていることが必要です。そうすれば、侍ジャパンのようなまとまりのあるチームとして、力を発揮することでしょう。WBCを観戦して、そんなことを考えました。

■今日のツボ■

  • 侍ジャパンにまとまりがあるのは、栗山監督の力による
  • 監督やコーチの仕事は経営者に似ている
  • 栗山監督の仕事の仕方から、経営を学ぶことができる

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面倒な上司との“接し方”を相談も?ChatGPTを使ったおすすめビジネス

「話題のChatGPTを使ったビジネスを考えたいけど、どこから始めればよいか混乱している」という経営者からの相談に回答するのは、メルマガ『『ゼロ秒思考』赤羽雄二の「成長を加速する人生相談」』著者で、世界的なコンサルティング会社マッキンゼーで14年間もの勤務経験を持つ、ブレークスルーパートナーズ株式会社マネージングディレクターの赤羽雄二さんです。赤羽さんは、ChatGPTを使ったビジネスをする際に踏むべきステップと、おすすめのサービス案を伝えています。

ChatGPTを使ったビジネスを考えたいのですが、どこから始めればいいでしょうか。

Question

shitumon

営業支援の会社の社長をしています。社員20人ほどです。もともと技術系でもあり、ChatGPTが大変に話題なので何とかそれを使った事業を考えたいと思います。ただ、中途半端な情報があふれていることもあり、どこから始めるのがよいか、混乱しています。進むべきステップをご教示ください。

 

 

赤羽さんからの回答

ご相談どうもありがとうございます。ChatGPTは急激に進化していますので、素晴らしい着眼点だと思います。

まずは、新事業立ち上げチームを3~5人で結成してください。ChatGPTにはまり、かつなるべくITへの知見がある人がいいです。ITへの知見がなくても、スマートフォンやPCを普段から駆使している人がいいです。

新事業立ち上げチームのリーダーは、会社のエース投入をお勧めします。売上最大というより、総合的に見て、経営者的視点があり、成長意欲があり、会社の将来にコミットしていて、ChatGPTにほれこんでいる人ですね。

チームの仕事は、まずはChatGPTを使い倒すことです。深津貴之さんのブログやYouTubeが大変参考になります。設定、条件、命令を明示することで、今のChatGPTは一番よい結果を返してきます。

ただ、設定のしかた、条件の書き方、命令の指示のしかた、回答への質問のしかた、さらなる絞り方などで、どれほど有用かが変わりますので、試行錯誤が必要です。

また、今のChatGPTに特に向いている作業とそうでない作業がありますので、それも見つける必要があります。

ChatGPTはまだ成長途上なので、日本語でのやりとりではなく、手間でも英語でのやりとりのほうがはるかに有用な回答になることも十分考えられます。学習データ量の差が比較できないほど大きいからです。日本語で質問し、ChatGPTに英語で回答してもらってから翻訳してもらうほうがよいことも多いかと思います。

さらに、ChatGPTの先端的ユーザーを10人ほど見つけ、彼らから学べることは徹底的に学ぶ必要があります。幸い、YouTubeやブログ、Twitterなどに開示してくれています。あるていど経験を積んだら同様に発信を始めます。

エンジニアでなくても、またITに強くなくても、問題なくできます。発信することで先端的ユーザーの仲間入りもでき、さらに有用な情報が集まります。

ここまでが準備です。2週間程度ですませます。

得た知見をもとに、ChatGPT活用による新事業案を50ほど出します。それを市場の魅力、競合優位性、自社との親和性、立ち上げスピード、ChatGPT関連スキル獲得への貢献などで評価し、20に絞ります。

その後は、メンバー一人ひとりが4~5ずつの新事業案を検討し、ChatGPTを活用してMVPを作ってしまいます。

1週間後にそれらを持ち寄り、評価委員会にプレゼンして3つに絞ります。

チームを3つに分けて、さらに1週間、その3つを仕上げていきます。

1週間後に、1~3のサービス開始を決定します。成長性、収益性、競合優位性、自社との親和性、ChatGPTにとっての得意領域かどうかなどからですね。

こうやって4週間で最大3つのサービス開始が可能になります。

サービス案としては、占い、いのちの電話、恋愛相談、面倒な上司との接し方、転職相談など多種多様なものが考えられます。どちらにしても急速に成長中のChatGPTの得意領域でどう勝負するかを考えて進めていくのがポイントかと思います。

この記事の著者・赤羽雄二さんのメルマガ

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高市早苗「行政文書」の本丸は安倍晋三。見失ってはいけない放送法“改悪”の本質

放送法の解釈変更を巡り、高市早苗経済安保大臣が「捏造」と主張した文書について、調査の結果「捏造はなかった」と国会に報告したとされる総務省。しかし当問題については、文書の正確性ばかりに注目していてはその本質が見えなくなってしまう危険性があるようです。今回のメルマガ『uttiiジャーナル』ではジャーナリストの内田誠さんが、そもそも当時の官邸はなぜ放送法の解釈変更を企てたのかについて考察。さらに高市氏が発生させた、責められて然るべき「新たな問題」を指摘しています。

やはりキーマンは安倍晋三。高市早苗が「捏造」を強弁する行政文書が問題視された背景

国会の会期が6月末ですか、そのくらいまであるので、はたしてそれまでにどんなことが起こるのか、先週そんなことをちらっと申し上げたかと思いますけれど、ちょっと大きな問題が起きていますね。

岸田内閣は相変わらず外交というところでは点を稼ぐのが大変上手で、今度は12年ぶりでしたかね、韓国との首脳会談ということで、の大向こうの大統領、大統領なりたての方ですが、その方の訪日を得て、その大統領と岸田さんとで何と食事をはしごしたということがニュースになるという、どうかしていると思うのですが、それはそんなにニュース価値ないと思うのですが、そんなことが報じられたりしています。

ところが内政に関しては様々問題を抱えていて、それがどうでしょう、宏池会流のやり方で行くならば、すぐに何か結論を出してしまうという強引なやり方ではなくて、色んな人の意見を聞いて八方がうまく収まるように、これは良くも悪くもですが…やれたと思うのですが。

これ、先日、東京新聞の書評欄に『西山太吉 最後の告白』という本についての書評を書かせていただきましたが、西山太吉さんがずっと取材をしていた場所というか、宏池会の政治家の番記者といった感じでフォローされていた方なので、端的に言えば、大平正芳さんですけれど。そういうお仕事上の経験から、宏池会というのは、その本でもそうですが、一つの派閥の名前ではなくて、政治的な手法についてのことだと言っておられましたので、それはその通りだと思います。

もし、それを現在の宏池会の会長であり、そこから出ている総理大臣である岸田さんがそうしたかつての宏池会の方針を担って実行していれば、こんなことにはなっていないだろうという問題がたくさんありそうですね。本当にこの人、宏池会かという疑問を投げかけたくなるような。とはいいつつ、宏池会の内実も、本当はどうだったのかということも、新しい目で見て、政治学者や政治史学者の方には是非検討していただきたいと思います。

で、今起きている大きな問題は、みなさんご承知だと思いますけれども、総務省の行政文書であることが後に総務省自身によって確認された、放送法の解釈変更の試みといいますか、企てといいますか、その過程を記した78枚の文章に書かれていることについて、当時総務大臣でその文書の中にも重要な役回りで登場する高市早苗さん。

現在は経済安保担当の内閣府特命大臣の一人ですが、その高市さんが自分について書かれていることは捏造であると言い切った。最近、少し言い方を変えて、捏造というのはきつい言い方だったかもしれないというようにちょっと修正されているようですが、つまりはそこに書かれていることは事実ではないと。事実ではない文書を放置したことに責任を感じるという、うまい言い逃れの言い方ですが、そんなことになっていますね。

これ、注意していないと、何が問題なのか分からなくなってしまう可能性があるんですよ、この話。

この記事の著者・内田誠さんのメルマガ

日本人には「会社員」と「会社員以外」という2種類の人間がいると感じた理由

周りの顔色をうかがって、場の空気に合わせるのが日本人の特徴と語られることが多くありますが、実はこれ、会社員を始めとする勤め人の人たちの間での「会社員文化」であって、日本の文化とは別物ではないかという指摘があるようです。紹介してくれるのは、メルマガ『東南アジアここだけのお話【まぐまぐ版】』著者で、マレーシアに11年以上滞在する文筆家で編集者の、のもときょうこさん。会社員としての生活が肌に合わなかった体験を重ね、日本にも自分の意志で行動する人たちはいて、そういう人が見えている人と見えていない人で噛み合わないことが多くあるのが日本社会ではないかと考えています。

【関連】日本で地方移住したい人の前に立ちはだかる「仲間意識」という高い壁

同じ日本でも、「会社員」とそれ以外の人の間には、実は大きな乖離があると思う件

人材育成コンサルタントの孔令愚さんの文章がおもしろかった。
日本の文化と「日本の“会社員文化”」は全くの別物かもしれないという話|孔 令愚|note

孔さんが、外国人の研修で伝えていることは以下のことだそうです。

日本ではチームで仕事を進めるため、周囲の人との“和”を重視する
だからこそ、外国人から見て柔軟性に欠ける行動や、合理的ではない行動を取ってしまう(周囲との“和”を優先するため)

 

(例)

  • 定時になっても職場の人が帰らなければ自分も帰らない
  • 上司が「報告・連絡・相談」をやたらと求める
  • 自分で判断できることもその場で即答せず持ち帰る
  • 有休を取るときは職場の人にお詫びをしておく(お土産も忘れずに)
  • 飲み会は必ず参加し、二次会、三次会も残る

 

その根底には「ムラ社会」の概念があり、周囲との“和”を破る者は“村八分”になるため、日本人は周囲の人に合わせて行動する・・・ということもお伝えしています。

 

これはこれで外国人の方にとって必要な情報なのですが、これが日本の文化なのか?と問われると「実は違うのでは」と考えるようになりました。

 

というのも、日本人でも「一度も会社員になったことがない人」は上記のようなサラリーマン的な行動があまり見られないからです。

あ、確かにそうかも、と思いました。

一度も企業で勤めたことがない自営業の方にお会いすると、驚くほど柔軟で合理的に判断し、周囲の顔色ではなく自分の意志で行動します。

私が下町の人間関係が楽だったのは自営業の人が多かったからかもしれないです。

孔さんは続けます。

ただ現状は「就活」をしてサラリーマンになる生き方しか選べないと思っている人が圧倒的多数なので、「会社員」に向いていない人は会社に入ってからシンドイ思いをしているのではないかと思います。

これは本当にその通りです。「正社員になれた世代が羨ましい」と聞きますが、なかなかどうして、私の周囲で正社員をずっと続けている人たちにも、彼らなりの苦しみがあるのです。

この記事の著者・のもときょうこさんのメルマガ

プーチンに「逮捕状」の衝撃。21世紀のヒトラーはどの国で身柄拘束されるか

ウクライナへの軍事侵攻を続けるプーチン大統領に対し、戦争犯罪の疑いで逮捕状を発行した国際刑事裁判所。全世界を大混乱に巻き込んだ独裁者の逮捕は、果たしてあり得るのでしょうか。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんが、プーチン氏にかけられた容疑のより詳しい内容を紹介するとともに、「逮捕の可能性」を考察。さらに逮捕状発行が持つ大きな意味を解説しています。

プーチンの戦略的大敗北。国際刑事裁判所が逮捕状発行で「容疑者」に

3月17日、驚くべきできごとがありました。国際刑事裁判所がプーチンに【逮捕状】を出したのです!BBC NEWS JAPAN3月18日

オランダ・ハーグに本部を置く国際刑事裁判所(ICC)は17日、ウクライナ侵攻をめぐる戦争犯罪容疑で、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領らに逮捕状を出した。

プーチンに【逮捕状】!!!

ところで、国際刑事裁判所とは、何でしょうか?アムネスティインターナショナルのサイトを見てみましょう。

国際人権法 – 国際刑事裁判所とは

国際刑事裁判所(International Criminal Court,略称:ICC)は、国境を越えて、各国際機関から独立して、人権侵害の加害者を裁くことができる、歴史上初めての「国際的に活動する常設の普遍的な刑事裁判所」です。国家や武装グループ等の集団を裁くことはできず、加害者個人を裁きます。

  • 人権侵害の加害者を裁くことができる
  • 加害者個人を裁きます

とのことです。つまり、「プーチン個人」を裁くことができると。

そんな国際刑事裁判所が、プーチンに逮捕状を出した。どういう容疑なのでしょうか?

ICCは、ロシアが占領したウクライナの地域から子どもたちをロシアへと不法に移送しており、プーチン氏にこうした戦争犯罪の責任があるとしている。
(BBC NEWS JAPAN3月18日)

ロシアがウクライナから子供を連れ去っている。このこと、日本のメディアも報じていますね。たとえば↓

【全編】ロシアによる子供連れ去りの実態【報道特集

再びアムネスティのHPを見てみましょう。

ICCは、次のような罪を犯した個人を裁くことができます。

 

  • 「ジェノサイド罪」(集団殺害罪):特定のグループを狙った集団虐殺や集団レイプなど。
  • 「人道に対する罪」:拷問や、女性や子どもの人身売買、強制失踪(注:国家や政治組織により行われる強制的な逮捕や誘拐のこと)など。
  • 「戦争犯罪」:武力紛争下において罪のない一般市民の殺害、平和維持活動をしている人への攻撃、学校や病院などの軍事目的ではない建物への攻撃など。

今回は、「強制失踪」(注:国家や政治組織により行われる強制的な逮捕や誘拐のこと)の容疑なのでしょう。ちなみに、

「戦争犯罪」:武力紛争下において罪のない一般市民の殺害、平和維持活動をしている人への攻撃、学校や病院などの軍事目的ではない建物への攻撃など。

でもいけそうですが。

プーチンの暴走を止められるか。イランとサウジを仲介した中国の底力

修復不能と見られていたイランとサウジアラビアの国交回復を仲介し、世界を驚かせた中国。なぜ中国政府はこの難題を解決することが出来たのでしょうか。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』ではジャーナリストの高野孟さんが、両国の北京合意を「中国が続けてきた国際紛争を対話で解決する努力の結果」と高く評価。その上で、習近平氏のモスクワ訪問によるウクライナ戦争の停戦という成果に期待を寄せています。

※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2023年3月20日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

この殺伐世界に「対話の力」を蘇らせよう/王毅=中共政治局員の新たなイニシアティブに注目

中国が仲介してイランとサウジアラビアが外交関係を正常化することで合意したという3月10日のニュースは、少々大袈裟に言えば、世界史的な事件である。

第1に、複雑骨折化した中東政治を解きほぐして和平を推進していく外交能力はもはや米国にはなく、中国がそれにとって代わって全体構図を塗り替えるような調整役を果たしつつあるという、21世紀的な現実がはっきりと姿を現した。北京で年に一度の全人代が開かれ世界の注目が集まる中、サウジのアイバーン国務相兼国家安全保障顧問とイランのシャムハーニー国家安全保障最高会議書記とがそれぞれ率いる両政府代表団を招き、間に王毅が立って記念写真を撮るというこの演出は、なかなかに効果的なものだった。

もちろんこれは唐突なことでなく、「グローバル安全保障イニシアティブ」と称して米欧の独善主義に反対する多数派形成を目指している中国が、中東においても地道に地歩を築いてきたことの結果であって、実際には22年12月の習近平サウジ訪問によるサルマン国王、ムハンマド皇太子との会談、今年2月のイランのライシ大統領の北京訪問による習との会談を通じて方向づけられていたことである。

それに対して米国は、〔前号でも触れたが〕1978年9月にカーター大統領がメリーランド州キャンプデービッドの山荘にエジプトのサダト大統領とイスラエのベギン首相を招いて両国の平和条約締結を仲介して以来の四半世紀、この地域の平和を促すような目覚ましい外交的成果を何一つ上げていない。

【関連】「史上最低の大統領」から一転。なぜ米でカーター氏再評価ブームが起きているのか?

2015年7月のイランと米英仏独露中6カ国との「イラン核合意」達成はオバマ大統領の業績だが、3年後にトランプ大統領がこれを一方的に破棄・離脱してブチ壊した。バイデンは同合意の再建を公約しているが、イランの最高指導者の近衛軍団「革命防衛隊」をトランプが「国際テロ組織」に指定した措置をそのまま引き継いでいることなどが障害になって、思うような進展がない。

この記事の著者・高野孟さんのメルマガ

韓国と台湾で深刻化。WBCグループ予選敗退の2国で進む「野球離れ」

多くのメジャーリーガーたちがルーツを持つ国の代表としてスーパープレイを披露するなど、熱狂的な盛り上がりを見せるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)。野球の普及を掲げ2006年にスタートしたWBCですが、その目標は成し遂げられつつあるのでしょうか。今回のメルマガ『モリの新しい社会をデザインする ニュースレター(有料版)』ではジャーナリストの伊東森さんが、大会フォーマットを詳しく解説するとともに、野球「国際化」の現在地を考察。さらに韓国と台湾で進む深刻な野球離れの実態を紹介しています。

野球「WBC」で考える野球の国際化 MLBの国際化戦略 アジアから欧州へとシフト 一方、懸念される韓国と台湾における野球離れ

野球「WBC」(ワールド・ベースボール・クラシック/World Baseball Classic)が佳境に入ってきた。

WBCとは、「WBSC」(世界野球ソフトボール連盟)が公認する野球の世界一決定戦。第1回大会は2006年、第2回は2009年に行われ、以降は4年に1度の開催に。

だが、2021年の第5回大会は新型コロナウイルスの感染拡大で2023年に延期。次回は2026年に開催される予定だ。

大会フォーマットは以下の通り(*1)。

出場チーム

  • プールA:台中インターコンチネンタル野球場(台湾)チャイニーズ・タイペイ オランダ キューバ イタリア パナマ
  • プールB:東京ドーム(日本)日本 韓国 オーストラリア 中国 チェコ共和国
  • プールC:チェイス・フィールド(アメリカ/アリゾナ州)アメリカ メキシコ コロンビア カナダ イギリス
  • プールD:ローンデポ・パーク(アメリカ/フロリダ州)プエルトリコ ベネズエラ ドミニカ共和国 イスラエル ニカラグア

試合方式

  • ロースターは少なくとも投手14人、捕手2人を含む30人
  • 引き分けはなく、決着がつくまで延長戦を行う
  • 延長10回からタイブレークを採用し、無死2塁から試合再開
  • 指名打者制を採用
  • 「大谷ルール」を採用(同じ選手が先発投手と指名打者を兼任可能

投手の投球制限

  • 第1ラウンドは65球まで
  • 準々決勝では80球まで
  • 準決勝以降は95球まで
  • 50球以上を投げた場合は中4日以上の登板間隔を空ける
  • 30球以上は中1日以上の登板間隔を空ける
  • 2日連続で投球した場合は球数に関わらず、登板間隔を中1日空ける

出場資格

各代表チームの選手は下記のいずれかに該当すること。

  • 当該国の国籍を所持
  • 当該国の永住資格を所持
  • 当該国で出生
  • 親のどちらかが当該国の国籍を所持
  • 親のどちらかが当該国で出生
  • 当該国の国籍または、パスポートの取得資格がある
  • 過去のWBCで当該国の最終ロースターに登録された

目次

  • 野球「国際化」の現在地
  • MLBの国際化戦略 アジアから欧州へとシフト
  • 懸念される韓国と台湾における野球離れ

野球「国際化」の現在地

コロナ禍を経て6年ぶりとなった今大会。米大リーグ機構(MLB)とMLB選手会でつくる運営団体のトップである、ジム・スモール氏は、

「WBCは野球界のワールドカップ(W杯)になった。成長の余地は大きく、将来は明るい:(*2)

と力説する。団体トップが注目するのは、野球新興国の台頭だ。

「手応えはある。日米など野球大国の盛り上が以上にうれしいのが、“新興国”の台頭だ。東京の一次リーグではチェコが中国に劇的な逆転勝ちを収めた。あれこそがWBC。チェコでは野球への関心が高まり、プレーする子も増えるだろう。野球人口が増えればレベルも上がる。ブラジルも予選突破まであと一歩だ」(*3)

と語る。また野球人気の減少については、

「野球は『参加』と『消費』が密接にリンクしている。野球をする人がいる日本の家庭は、そうでない家庭に比べて6割ほどグッズを買う確率が高い。『参加』は少年野球や草野球に限らず、ゲームやeスポーツも含めた広い概念だ。米国では脳震盪(のうしんとう)のリスクが高いサッカーやアメリカンフットボールに比べた野球の安全性が見直され、子供の野球の人口が持ち直している」(*4)

と明るい。

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「ママ友」は「友」じゃない。付き合いがつらいときの接し方は?

子どもの保育園を通じて知り合う「ママ友」。子どものことを考えてお付き合いが必要なのはわかっていても、年齢差があり趣味も違うと、会っているのがつらいというケースもあります。今回のメルマガ『公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」―それってアドラー的にどうなのよ―』で、公認心理師の永藤さんは、“友”という言葉で惑わされるけれど「友だち」ではなく、仕事の同僚や取引先の人と思って接すれば気持ちも軽くなるのではとアドバイス。「ママ友」との付き合いがイヤだからと、子どもが世界を広げるのを阻むことだけはないようにと伝えています。

ちょっと御相談がありまして:ママ友と話が合わない

皆様からお寄せいただいたご相談や質問にお答えしたり、一緒に考えたりしていきます。

Question

shitumon

30代後半女性。夫と、3歳の子どもがいます。子どもの保育園を通じて、何人かのママ友と知り合いになりました。でも、話が合いません。

私の方がだいたい5~10歳年上ということもあると思いますし、アイドルや芸能人にあまり興味がないというのもあると思います。私は本を読んだり、古い映画を見たりするのが好きですが、私が好きな本や映画は、ママ友の誰も知りません。

たまに子ども同士が仲の良い数家族でお出かけをすることもあるのですが、一日中知らない話題に愛想笑いをしていて疲れてしまいます。今は彼女たちに会うのもちょっと苦痛です。

夫とは趣味が合って結婚したので、家では穏やかな気持ちになれます。これから先、子どもの世界が広がっていくと、親である私もいろいろな人と会わなければならないかと思うと、気が重いです。

【永藤より愛をこめて】

そうですかそうですか。ちょっとしんどいお気持ちを抱えていらっしゃるのですね。「5~10歳年下の、アイドルや芸能人好き」の人たちと、話が合わない。

うーんと、合わせる必要は特にないんじゃないですかね?保育園、ということは、基本的には送っていったときとお迎えの時に顔を合わせることがある、ということですよね。1日何時間もべったりと一緒にいなくてはならない人たちではないならば、そこで自分の趣味の話とかを広げることもないと思います。

お仕事前にお子さんを送っていき、お仕事終わりにお迎えに行くんだと思うのですが、その「保育園の送り迎えまでを含めたのが仕事の時間」だと割り切る、というのも、一つの手だと思います。

仕事相手と好みや趣味が合わなくても当然ですし、合わせる必要もない。でも仕事相手と円滑にやっていきたいという気があれば、特に興味のない話でも、そこまで身を削られることなく「ふんふん」と聞けますよね。

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