進次郎氏と滝クリに「官邸結婚発表」を許した自民党実力者の実名

8月7日、首相官邸で突如行われた、小泉進次郎衆院議員と滝川クリステル氏の結婚発表。ワイドショーのみならず、ニュース番組がこぞってトップニュースとして報じたことに批判の声も上がりましたが、そもそもなぜ彼らの結婚というプライベートイベントが、首相官邸という公の場で公表されることが許されたのでしょうか。元全国紙社会部記者の新 恭さんが自身のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』で、「その裏で起きていたこと」を推理しています。

官邸を小泉・滝クリ結婚発表の舞台にできる菅官房長官の権勢

いやもう、びっくりしたのなんの。首相官邸の玄関ロビーで、堂々と結婚の記者発表を、カップルそろってやるというのは、官邸の歴史始まって以来の珍事である。

官邸の正面玄関は3階にある。玄関を入ると、テレビニュースでおなじみのホールが広がり、片隅に通称「番小屋」がある。記者たちがたむろし、モニターなどで来訪者を見張っている部屋だ。

そこにいきなり、政界のプリンス、小泉進次郎衆院議員が、「オ・モ・テ・ナ・シ」の滝川クリステルさんをともなって現れたのだから、すわ何ごとか!と、駆け寄っていくのが記者のつとめである。

「今日は総理に会われるんですか」とかなんとか、記者は聞いただろう。小泉氏は「ちょっと菅官房長官に」とでも、答えたに違いない。

「お二人で、どんなお話を…」「終わってから皆さんにお話します」

おそらくそんなやりとりがあって、小泉氏とクリステルさんは5階の官房長官執務室に向かった。

しばらくして5階から降りてきた小泉氏らは待ち受ける大勢の報道陣に、何が起きているのかを語った。小泉氏と菅氏の話を合わせると、ことの次第はこうである。

その日、8月7日の朝小泉氏が菅氏に電話をかけた。「きょうお時間ありませんか」。

午後1時半のアポイントがとれた。滝川クリステルさんも同行すると伝えた。同じ神奈川県選出のよしみで、小泉氏はしばしば執務室にやってくるので、菅長官は「結婚報告とは気づかなかったらしい

二人から話を聞いた菅長官は「おめでとう。いや、俺もカンが悪いな。滝川クリステルさんとどうして一緒に来るんだろうと思ったよ」と言い、「総理いるからよかったら」と、内廊下でつながっている総理執務室へ案内した。

その日の新聞の「首相動静」によると、午前11時40分以後は、午後1時39分に小泉氏ら二人が入室するまで、訪問者がなかったことになっている。分刻みのスケジュールが組まれている首相にしては比較的ゆったりした日だったようだ。

広島原爆の日の6日、長崎原爆の日の9日を避け、「突然だが、今日だな」と7日、菅長官に電話したら、たまたま運よく総理官房長官のスケジュールに空きがあったので二人に報告できたと小泉氏は語る。

でも待てよ。政治向きの話なら自民党代議士の小泉氏が急に電話をかけて、空いている時間にアポイントをとるということは何ら不思議ではない。しかし、まさに小泉氏が報道陣に断ったように、結婚というプライベートなことについて、いかにクリステルさんのお腹が目立ってきつつあるといっても、そんなに電光石火の報告をするものなのだろうか

筆者は、「突然の連絡」「運がよかった」とか、菅長官の「俺もカンが悪いな」を、小泉氏がさりげなく語ったのに、少なからず引っかりを感じた。

下衆の勘ぐりかもしれないが、突然の連絡でも菅長官がその日まで知らなかったのでもないのではないか、と思ったのだ。

兄、小泉孝太郎氏によると、進次郎氏から結婚の話を聞いたのは6月初旬で、その後、滝川さんの自宅を訪問して4回くらい会った。父の小泉純一郎元首相に進次郎氏、クリステルさんが会った時も孝太郎氏が同席していたという。

すでに妊娠はわかっていて、菅官房長官への結婚の報告に支障はないが、参議院選の期間中を避け、7月21日の投開票後しばらくして公表する手はずだったのだろう。

ソフトバンクが予言。これから10年で起こる「産業界の大変革」

凄まじい勢いで進化を遂げるデジタルテクノロジーですが、ここからさらなる加速を見せるようです。フリー・エディター&ライターでビジネス分野のジャーナリストとして活躍中の長浜淳之介さんは今回、ソフトバンクが主催した法人向けイベントのレポートを寄稿。同社の宮内謙社長執行役員兼CEOが基調講演で語った驚きの内容と、ソフトバンクが目論む「全産業のデジタル革命」を紹介しています。

プロフィール:長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)
兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。共著に『図解ICタグビジネスのすべて』(日本能率協会マネジメントセンター)、『バカ売れ法則大全』(SBクリエイティブ、行列研究所名儀)など。

ソフトバンクの予言と決意

ソフトバンクの宮内謙社長執行役員兼CEOは7月19日、法人向けイベント「ソフトバンクワールド2019」(主催・ソフトバンク、SB C&S)の基調講演に立ち、「これから10年でかつて見なかったほどの産業界の変革が起こる。そのキーテクノロジーは、5G(第5世代移動通信システム)、IoT(モノのインターネット)、AI(人工知能)と3つあり、これらが一斉にシンクロナイズしながら進化することで、全産業分野が刷新される」と予言した。

その中でも、昨年ソフトバンクとトヨタ自動車が共同で設立した、自動運転車のサービスに取り組む、モネ・テクノロジーズ(MONET Technologies)に関するプレゼンテーションは、日本の基幹産業である自動車を再定義する意欲的なプラットホーム構築の試みとして目を引いた。

宮内氏はソフトバンクに入社して以来、パソコン、インターネット、携帯電話、スマートフォンがそれぞれ普及していくことによるパラダイムシフトを経験。今や通信ネットワークによって、動画や静止画、メールなどテキストデータ、音声で、世界中の人たちがつながるようになり、GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アップル)に代表される新しい企業群が台頭したと解説。

しかし、GAFAが4G(第4世代移動通信システム)の技術で変革したのは、広告と小売の分野に限定されており全産業のうち6%(米国GDPベース)を再定義したに過ぎないと指摘した。そして今後10年、5G、IoT、AIの目を見張る発展により、残りの94%の産業が再定義される。

世界最大級の経営コンサルティング会社、アクセンチュアによれば2030年にIoTによって生まれるマーケットは約1,400兆円とのこと。IoTだけでも、ビジネスに対する大きなインパクトを持っている。

また、これら3つのテクノロジーの恩恵を受けて、企業が飛躍的な成長を遂げるには、企業内に分散するデータ管理の統合一元化が不可欠と強調。顧客を完璧に理解するために、データ管理の一元化に取り組む必要性を訴えた。

最先端のテクノロジーによるコラボレーションを提案する講演や展示を行う法人向けのイベント、ソフトバンクワールドは今年で8回目。7月18日、19日の両日、東京都港区のザ・プリンスパークタワー東京にて、「ソフトバンクワールド2019」として開催された。

宮内氏の講演は前日の孫正義・ソフトバンクグループ会長兼社長の講演を受け、具体的な革新的企業の事例を紹介。さらに、ソフトバンクグループの新しい取り組みをナビゲートして、その部門の責任者が登壇し、現状の取り組みを報告する内容となっていた。

テクノロジーで日本を変える、デジタルデータによって本質的な競争力をつける、即ち「デジタル・ジャパン」が宮内氏の講演のテーマとして最初に提示された。

5Gのネットワークは3年以内に日本中に広がると宮内氏は断言。来年の4月には、スマートフォンなどの5G端末のリリースが予定されているとのこと。

韓国では、日本より一足早く今年4月中旬に5Gの端末が発売されたが、既に100万台以上を売り上げている。まさに爆発的ヒットとなっており、猛烈な勢いで伸びている。5Gの端末では、素晴らしく高画質な8Kの写真、動画が撮れ、再生できる。スポーツ番組などのコンテンツは、これまでになかった迫力、臨場感がある。

世界的投資家が納得の指摘。なぜ日本は衰退してゆくしかないのか

世界的投資家としてその名を知られるジム・ロジャーズ氏による、『日本への警告』なる書籍が話題となっています。「彼が親中派ということを差し引いてもその指摘は有益」とするのは、国際関係ジャーナリストの北野幸伯さん。北野さんは自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』でその内容を紹介するとともに、安倍政権が最優先で取り組むべき政策を記しています。

ジム・ロジャーズ、日本が衰退する理由

世界3大投資家といえば、

  • ウォーレン・バフェット
  • ジョージ・ソロス
  • ジム・ロジャーズ

私が一番尊敬しているのは、ウォーレン・バフェットさんです。ソロスさんは、尊敬していませんが、「予測力はすごい!」と思います。この方は、04年時点で、「アメリカはイラク戦争の失敗で没落する!」と予測していました。昔は相当な親中でしたが、最近は、習近平のことをもっとも危険な敵!」と呼んでいます。

ジム・ロジャーズさんは、「がつくほど親中な方です。何しろ、「娘に中国語を身につけさせるために」シンガポールに移住した。「19世紀はイギリスが覇権国家、20世紀はアメリカが覇権国家、21世紀は中国が覇権国家になる!」と公言してはばかりません。私は、中国が覇権国家になるとは全然思いませんが。

さて、私は最近、ジム・ロジャーズさんの最新刊『日本への警告 米中朝鮮半島の激変から人とお金の動きを見抜く』を読みました。相変わらず、中国に優しく、日本に超厳しい意見が多い。しかし、こういう本も読んでおいた方がいいです。

私は、日本は世界一すばらしい国だと思っています。世界中(中韓北以外)で愛されてもいる。しかし、その一方で、国連「世界幸福度ランキング」で58位。労働生産性は、G7中最悪。テレビを見れば、毎日といっていいほど「親族殺し」のニュースが流れている。

そう、日本は世界一すばらしい国ですが、それでも何かを変えなければならないのでしょう。私もそう考えて、昨年「トータルな日本改革案」を本にしました。

●『日本の生き筋 家族大切主義が日本を救う』扶桑社

それはともかく、「日本の直すべきところ」を知りたければ、ジム・ロジャーズさんのような人の本を読むのは有益です。

ジム・ロジャーズ、日本が衰退する理由

いろいろいろいろ書いてあるのですが、ジムさんの「日本が衰退する理由実に納得できるものです。

日本の問題は言うまでもなく人口構成に端を発する。出生率が世界で最も低い国の一つであり、国民年齢の中央値が世界で最も高い国の一つである。人口動態からすれば、21世紀の終わりを待たずして日本の人口が半分になるのは明らかだ。

これ、その通りです。

日本の人口は、2050年までに1億人を切り2100年までに5,000万人以下になると予測されています。いってみれば、今の韓国ぐらいの規模になる。そうすると、今の韓国みたく、GDPは世界12位とかになってしまうでしょう。深刻です。ジムさんは論理的帰結として、

  • 子供を産むか
  • 移民を増やすか
  • 生活水準の低下を受け入れる

しかないといいます。そして、ここからジムさんらしい、「大胆」な結論が導きだされます。

日本の子どもには、気の毒にも大人たちのツケを払わされる未来が待っている。私が日本に住む10歳の子どもであれば、一刻も早く日本を飛び出すことを考えるだろう。中国や韓国に移住したほうが、よほど豊かに生活できるのだから。将来、日本の多くの家庭で、「お母さん、わたしたちはどうして外国に住まないの?」といった会話がなされる未来が私には見える。

ひ~~~。

一応、突っ込んでおきます。世界銀行のデータによると、2016年の出生率は、中国1.62。一人っ子政策は2015年に廃止されましたが。しかし36年つづいた一人っ子政策が原因で、これから日本をはるかに上回る少子化問題が起こることは確実です。韓国の出生率は日本の1.44をはるかに下回る1.17。韓国は「世界一出生率が低い国」。というわけで、ジムさんがいう、「日本は少子化問題が深刻。だから中国や韓国に引っ越せば豊かに暮らせる」というのは、かなり矛盾した意見です。

しかし、中韓のことを抜いて考えれば、「人口問題が深刻なのはその通りでしょう。

これは私の“意見”ではない。意見に対しては異論が成り立つが、この問題は簡単な算数ができれば誰でも明らかにできるものなのだから。したがって、これから起きる破綻は、日本人が自身で決めたことにほかならない。しかし、本当にそうした未来を望んでいるのだろうか?

望んでいません。

【動画】もったいない…トラックで運搬中のビールが道路上に!

夏の暑さも厳しい8月、冷たいビールが格別においしい季節だ。

しかしこちらの動画では、そんなビール党の方々が嘆いてしまいそうな事故が起きてしまい・・・
 

 
とあるゆるいカーブを映した監視カメラの映像。

そこを通る一台のトラック。荷台から何かが見えるが・・・

なんとカーブの中盤で、大量の瓶ビールが入った箱を落としてしまったのだ!

当然道路には大量のビールが散乱。匂いもすごそう。これは片付けが大変そうだ。

荷台の横が無防備だったのはドライバーのミスだろうか?なんにせよもったいなすぎる・・・!

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(LiveLeak)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

 

米国べったりでいいはずない。「物言える日本」が果たすべき役割

トランプ大統領の登場以降、各国が次々と「自国第一主義」を掲げはじめたこともあり、世界に混乱が広がっています。そんな状況に直面しつつも問題解決に乗り出そうとしない日本に批判的な味方を示すのは、ジャーナリストの嶌信彦さん。嶌さんは自身の無料メルマガ『ジャーナリスト嶌信彦「時代を読む」』で、各国に物を言える立場にありながらアメリカに寄り添い続ける安倍政権に対して苦言を呈しています。

貿易戦争に出番を見つけよ

30年前の1989年6月、北京の長安街で装甲車両の前に立ち、行く手を止めた一人の学生の写真は今も頭に焼き付いている。中国の天安門事件を象徴する写真だ。民主化を求めた学生達は天安門広場に多くの市民も含め100万人以上が集まった。しかし、民主化運動を許さなかった政府は、軍を向け市民に発砲し大混乱となった。当局の発表では319人が死亡したが、実際には1,000人以上が犠牲になったといわれる。この結果、学生達に同情的だった趙紫陽総書記らも事件後解任されてしまう。

この30年間、中国の民主化運動は、大きな動きには発展せず、つぶされてきた。特に習近平政権になってから厳しく対応しており、天安門事件は国際社会では負の遺産として語られ続けている。

ただ、天安門事件は、当時旧ソ連の支配下にあった東欧の社会主義国に大きな衝撃を与えた。ポーランドをはじめハンガリー、チェコなどで次々と民主化運動が高まり、1989年11月には東西ドイツを分断していた「ベルリンの壁も崩壊した。さらに1991年の米ソ首脳会談によって東欧の旧社会主義圏諸国が西側同盟に加わり民主化運動は一時的に成功しソ連は孤立していった。

しかし東欧諸国の経済や生活水準は思っていたようには伸びなかった。国内の国民階層にも二極化の傾向が目立ち、何より中東やアフリカの難民がヨーロッパに押し寄せ各国内を混乱させた。特に難民の受け入れにあたっては、反対が多かった。このため、難民導入に理解を示していたEUリーダーのドイツ・メルケル首相が辞任を表明せざるを得なくなったり、フランスでも反対の大デモが起きてEUのリーダー国の指導力が弱まってきてしまった

また天安門事件以降、民主化運動が続いていたポーランド、ハンガリー、チェコなどでも大衆迎合的なポピュリズムが高まりヨーロッパも分断状況に陥ってきたのである。

それは取りも直さず自由貿易、公正、人権などの西洋的価値が崩れ始めたことを意味していた。アメリカのトランプ大統領が登場し、“アメリカ第一”を唱え、かつての欧州的価値観を軽視してきたためだ。

特にこの2-3年で中国が産業力をつけ、アメリカに対抗し、世界の株価、為替、商品価格も安定しなくなってきた。米中の貿易戦争が世界経済を混乱させているが、仲介役も見当たらない。日本はアメリカ、中国、ロシア、東南アジアなどと密接な関係を持ち、物を言える立場にありながら、今のところアメリカに寄り添うだけで解決に立ち向かう覚悟と気構えが見えないのだが、果たしてこのまま看過していてよいのだろうか。(財界 夏季特大号 第498回)

image by: Alexandros Michailidis / Shutterstock.com

死ぬかと思った。科学者が「寒いのに」熱中症でぶっ倒れた理由

先日掲載の「死に至る暑さ。現役科学者はどんな装備で熱中症を防いでいるのか」で、タイトル通りに熱中症予防法を伝授してくださった現役科学者のくられさんですが…、なんと先日、ご自身が熱中症で意識を失い昏倒してしまったとのこと。一体何が起こったというのでしょうか。くられさんが無料メルマガ『アリエナイ科学メルマ』でその一部始終を明かしています。

最強ミント液 キワミ冷感スプレー

今回は、かつて天才的発明をしたと思い込んだ男が自業自得の目に遭う話である…。

ミント系シャンプーがあるじゃないですか。洗い上がりには頭が涼しいくらいの清涼感。さらに近年、薬局なんかにも冷感ミストみたいなスプレーやボディタオルが売られており、スプレーしたり体をふくだけでミントミントしてひんやり~する。

このメカニズムは簡単で、メントールを液体に溶かしてあるだけです。メントールは薬局などでも固体を購入することができますし、ネット通販でも売られています。

【日本製】ハッカ脳 100g(ハッカ油のSUUU)【ハッカ 結晶 メントール クリスタル】(Amazon)

メントールは名前の通りアルコールなので水に溶けるのですが、非常に溶けにくく、時間がかかります。これをなんとか解決できんもんかと考えました。

エタノールを加熱して、そこに粉末にしたメントールをドバドバ投入。1滴ほど食器用洗剤を入れ、希釈用の水で混ぜて強引に思いっきり振り混ぜると、ごり押しで白濁した冷感液キワミ仕様の出来上がり。今名付けました。

これを指先に少し付けたところ、もはやサムイを通り越してかじかむレベル

これは勝ったな…ということで、頭から被り炎天下に出たところ、即座に猛烈な熱波に襲われるも、一切の熱さを感じない。むしろ寒い。というわけで帽子も被らなくてこれOKでは?となぜか強烈な勘違いをし(既に熱さでバグっている)そのまま灼熱の炎天下になんの対策もなくお出かけしたわけです。

その日は銀行に新規口座を作るために行く予定だったので、銀行に揚々と到着。しかし何かがおかしい。

銀行の入り口がうねうね動いているのである。いや、銀行の自動ドアはこんなコンブみたいな素材ではないはず。おかしいのは自分の脳だ。

クーラーの効いた銀行に入って気がついた。何をしに来たんだっけ?そしておもむろに職員さんに「あのぉすみません、自分はなにをしに来たのでしょう?」などと心の底から意味不明な質問をしている。ヤバい。完全に壊れた人の入店で顔が引きつっていたと思うが、そのまま意識を失って昏倒

気がつけば頭に保冷剤をのせられ扇風機の前で冷やされているではないですか。

ははーん、これは噂の熱中症か。なんで?こんなに寒いのに。

盛大にバグっている上に、身元の確認をされる。しかし意識は取り戻したものの、今度は字がかけなくなっていることが判明。それどころか住所も言えない思い出せない。そもそも数字さえ書けなくなっている。「あれ?4ってどういう方向で書けばいいんだっけ…??」みたいな、脳が完全に機能を喪失しているのが露骨でそのあたりから凄まじい恐怖が襲ってきて、もらった冷たいドリンクをガブのみして、保冷剤を脇に挟み、水をあたまからかけて扇風機で強制冷却していたら、多少はマシになってきた。

銀行員さんには本当に迷惑をかけたと思う。穴があったら埋めて欲しい。

さて、この冷たく感じるのは皮膚細胞など多くの細胞表面に存在する温度感受性TRPチャネルと言われるイオンチャネルの働きによるものです。例えば熱が加わると、熱が加わったことで細胞が壊れたり炎症物質がでてそれを感受して「熱い」とか「冷たい」と神経に連絡をするための伝達系が、このTRPチャネル。有名なのはTRPV1レセプターで熱さを感じる受容体ですが、カプサイシンが来ると熱と勘違いして温熱信号を送るので熱く感じるわけです。実際にトウガラシが熱いわけではありません。冷感ではメントールがTRPM8にハマることが知られていて、トウガラシが熱を偽装するのと同じくメントールは冷感を偽装するのです。

要するに、冷たいと感じているだけで冷たくなっているわけではないのです!!!
以上!! 解散!!

● アリエナイ理科ポータルのこの記事をお読みになりたい場合は、こちら

image by: Shutterstock.com

韓国大統領が日本へ対話による解決呼びかけ。ネット上に批判殺到

韓国の文在寅大統領が15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の記念式典で演説し、「今でも日本が対話と協力の道に出たら、私たちは喜んで手を取る。公正に交易して協力する東アジアを共に作っていく」と言及、輸出管理強化を巡る日本との関係悪化を念頭に対話による解決を呼びかけたと、毎日新聞日本経済新聞などが報じた。日本のネットでは、文大統領へ批判の声が多く挙がっている。

輸出管理の優遇対象国「ホワイト国」からの除外の応酬合戦となり、悪化の一途を辿っている日韓関係。低迷する支持率回復を狙う目的として「反日」カードを使っていると内外から批判されている文大統領だが、ここにきて「対話」という言葉を持ち出したことに、経済的な打撃を最小限に食い止めたい焦りが見えてきた。この発言に対して、日本のネット上では韓国と文大統領への批判が殺到。「なぜ上から目線?」「対話って一方的なもの?」「図々しい」など、さまざまな批判的意見が投稿されている。

Twitter上の反応








※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 毎日新聞日本経済新聞

image by: Liv Oeian / Shutterstock.com

NHK「戦前最大の右派新聞」特番で知る、今の日本から感じる恐怖

74回目の終戦記念日である8月15日の3日前にあたる12日、日本を戦争に駆り立てる一翼を担った右派メディア「日本新聞」を取り上げたNHKスペシャル「かくて“自由”は死せり~ある新聞と戦争への道~」は大きな話題となりました。番組に登場する、日本新聞から具体的に言論弾圧行動を受けた長野県の教師のエピソードの例をもとに、メルマガ『ジャーナリスティックなやさしい未来』の著者・引地達也さんが、次第に言論の自由がなくなる怖さと、メディアがそれを「無言のメッセージ」としてしか表現できない今の日本への危惧を語っています。

戦争への道を歩まされていった日本人の、声なき叫び

8月12日放送のNHKスペシャル「かくて“自由”は死せり~ある新聞と戦争への道~」は、戦前最大の右派メディア日本新聞」の1925-35年に発行された約3千日分が発見された、とし、日本が大政翼賛体制になっていく様を、日本新聞を通して示していく内容だ。
国家主義を取り上げるのは、その風潮が強まりつつ今にも続き、そして現政権の支持の背景をも透かす敏感な主題であり、その内容は細心の注意を払って整理された印象である。随所に気遣いもうかがわれる構成ではあるが、登場する遺族や関係者の語れない語りの連続が、伝えることの難しさも示している。
番組のキャッチコピーには「なぜ日本人は、戦争への道を歩むことを選択したのか」と疑問を提示しているが、無言の中で浮かび上がってくる事実は、声なき声の叫び、という異例のメッセージであった。

番組によると、日本新聞は治安維持法を制定した司法大臣・小川平吉が創刊、同志には大政翼賛会の中心人物で後の総理大臣、近衛文麿、日本での右翼の源流、頭山満など国家主義者が名を連ねていた。社説を担当する中谷武世は東大の先輩である岸信介との親交があったことも写真から示された。

創刊当時は、大正デモクラシーの全盛期で言論は自由な風潮にあり、国際社会との協調路線を進む浜口雄幸首相はロンドン海軍軍縮条約を締結、東大教授の美濃部達吉が天皇機関説を唱える時期である。日本新聞はこれを赤化と非難し、国粋主義を掲げ、言論で反対の論陣を張るとともに、東京駅で浜口首相を銃撃する国粋主義者と関係し、美濃部を糾弾する学者と関係するなどの行動を具体化していく。

特に番組で焦点を当てていたのが、当時、赤化の心配のあった長野県飯田市で音楽教師として自由な教育者であった人物を「教育」の名の下に仲間とし、日本新聞の中谷が直接訪問し、転向させ軍国主義者になっていく様子である。

月賦でピアノを買い、子供たちと歌い楽しんでいたある教師。その日記には、自由な教育に限界を感じ国粋主義に転向する心情が詳らかに書いてあった。時は大正デモクラシーから昭和恐慌となり、一気に人々の暮らしが冷え込む中で、テロ活動が活発化し、515事件へとつながっていく。「軍靴の音がする」社会を作り出したのは、もちろん政治と民衆が一体になった結果ではあるが、このようなメディアの影響も小さくない。
明治期に創刊された陸羯南の新聞「日本」も国家主義的な論調で発刊停止処分を受けるが、それはあくまで言論での話であるが、「日本新聞の直接的な行動はやはり異質だ。

放送後、ネットでは当時、大政翼賛会を肯定的に報道をしていたのは朝日新聞も毎日新聞も同様であり、今回のNHKは偏向しているとの指摘もあるが、朝日、毎日との明確な違いも言論以外の具体的な行動であり、番組はその実例として長野県飯田市の教師に焦点を当てたのだろう。

冒頭で示した声なき声とは、天皇機関説を唱えた美濃部達吉を攻撃した学者の自死とその息子の表情である。この日本新聞と関わっていた学者の息子は、父が語ることがなく、死んでしまったことで、自分も父の死を真剣に考えなかったという。その戸惑いの苦悶するような表情が痛々しい。それは無言の叫びである。

さらに長野県飯田市で音楽教師から日本新聞の影響を受け軍国主義に転じた元教師の日記が、終戦前後の数ページが切り取られなくなっている事実も強い印象を与えた。その破かれたページを指先でなぞりながら「どうしてだろう?」と父の心情を深慮する息子の姿に戦後は終わっていない、との訴えがにじみ出てくる。

一人ひとりの戦争は残された者にも苦悩を与える。
戦争の影は生死をも超えて重い。
広島、長崎、そして終戦。日本の風物詩である8月ジャーナリズムは、いくつかの良質なもののみが、あの日から遠く来た私たちに新鮮な響きを持って歴史から現代への視座を与えてくれるが、ますますその質が求められている。

image by: (Unknown) [Public domain], via Wikimedia Commons