腐敗した日本を救う新1万円の顔、渋沢栄一の「道徳経済合一説」

世界経済の先行きは不透明、国内では企業の不祥事頻発で道徳観念が崩壊しつつあるようにも感じられる混沌とした時代の中、日本政府は紙幣や硬貨のデザイン刷新を発表しました。国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんは、自身の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』で、新紙幣肖像画の一つに日本企業の礎を築いた渋沢栄一氏が起用されることに着目し、「道徳心の復興」の契機に繋げたいとの持論を展開しています。

渋沢栄一が新札の顔になる意味

日本政府新札発行の準備を開始したそうです。

政府は数年後をめどに、1万円などの紙幣の肖像画を変える準備に入った。肖像画の変更は2004年以来となる。政府関係者が9日未明、明らかにした。1万円札は第一国立銀行や東京証券取引所など多くの企業を設立、経営した実業家、渋沢栄一▽5000円札は津田塾大学の創始者、津田梅子▽1000円札は「近代日本医学の父」として知られ、ペスト菌を発見するなど医学の発展に貢献した北里柴三郎の肖像画を使用することを検討している。

津田梅子さん、北里柴三郎さん、いいと思います。渋沢栄一さんとてもいいと思います。なぜでしょうか

安全な日本

日本に戻ってきて驚いたことは山ほどあります。その一つは、「小学校1年生が、一人で学校に通っていること」です。時には、電車で通学している子供も見かける。私は全世界を見たわけではありませんが、これって日本だけの現象なのではないでしょうか

ちなみにモスクワでは12~13歳ごろまで親が送り迎えをします。日本人からいわせると「自立心がない!」となりますが。理由は簡単で、「危険だからです。日本は、本当に安全なのですね。驚きです。

これって、大昔からそうだったみたいです。江戸時代日本に来た外国人も、驚いていたそうです。日本は今も昔も道徳心が高く安全だったのですね。

日本が失ったもの

しかし、日本には心配な兆候もあります。

皆さんご存知のように、「企業の不祥事が相次いでいる。2013年に一時帰国した時、有名ホテルがこぞって、お客さんに出す食事の「産地偽装をしていた」と聞いて、卒倒しました。

その後、日本企業の不祥事が相次ぎ、驚くこともなくなりました悲しいことです数えきれない不祥事があるので、いちいち覚えていられません。ウィキに、2010年以降の不祥事リストがありました。

  • 2018年:KYB – 免震装置データ改竄
  • 2018年:スルガ銀行 – 不正融資
  • 2018年:SUBARU – データ書き換え
  • 2018年:はれのひ – 粉飾、詐欺
  • 2017年:神戸製鋼所 – 品質検査データ改竄
  • 2017年:てるみくらぶ – 粉飾、詐欺
  • 2016年:スズキ – 燃費詐称
  • 2016年:三菱自動車 – カタログ燃費の詐称及び不正計測発覚後の再測定における燃費詐称
  • 2015年:東芝 – 長期に及ぶ不適切会計
  • 2015年:東洋ゴム – 免震パネル、防振ゴムなど試験データ偽装
  • 2015年:タカタ(企業) – エアバッグ不具合
  • 2013年:みずほ銀行暴力団融資事件 – 反社会勢力取引
  • 2013年:カネボウ化粧品・ロドデノールによる白斑症状 – 製品瑕疵
  • 2011年:オリンパス事件 – 粉飾決算
  • 2011年:大王製紙事件 – 不正による巨額損失

愛するペットがケガして出血。家庭でできる「応急処置法」は?

全身被毛に覆われた犬や猫は、人に比べると皮膚のケガをしにくい動物ですが、そのため、ケガをしていても気づいてあげにくいようです。メルマガ『佐藤貴紀のわんにゃんアドバイス』の著者で、獣医師の佐藤貴紀先生が、皮膚のケガを抱えていないか見分ける方法と、出血に気づいたときに家庭でできる応急処置法を教えてくれます。

犬や猫が皮膚のケガをした時の応急処置

犬や猫の体は被毛に覆われています。ある程度外傷には強い構造を持っていますが短毛の犬や猫などは地肌が近いためどうしても傷を受けやすくなってしまい「ケガ」をすることがあります。

また強い衝撃が加わったり、鋭利なものにぶつかったりすると、いくら被毛があっても、皮膚に傷がついてしまい「出血」することがあります。

さらに、出血したことを、飼い主さんが気がつかないことも少なくはありません。今日はケガの見分け方と、応急処置の方法をお伝えしていきましょう。

皮膚をケガした時の見分け方

ケガをすると「出血」するので大体わかりますが「出血」しないとわからないことが多いので、このような目安を参考にしてほしいです。

  1. 患部を気にするしぐさ(舐める、噛む)
  2. 患部を触ろうとすると痛がる(吠える、唸る)

この2つです。

では、家庭でできる応急処置はないのでしょうか?次の項目でご説明しましょう。

家庭でできる「応急処置」

まずは、傷にバイ菌や出血がこれ以上広がらないようにします。

  1. 出血が軽度の場合はガーゼを当てて止血します。
  2. 血が止まったら傷口が開かないように包帯を巻きましょう(包帯は自分で取ってしまわないようにしっかりとまいてください)。

まとめ

一番はケガをさせないことです。飼い主さんが気をつけてあげてください。

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現役アナウンサーがコッソリ伝授。職場で使える自己紹介の方程式

人前で話すあらゆるシーンに役立つプロの技を伝えてくれるメルマガ『話し方を磨く刺激的なひと言』の著者で、現役アナウンサーの熊谷章洋さん。前回の記事「話を3分間でスッキリ話すためのコツ」の最後で課題としていた、「自己紹介の際、話す項目とかける時間は?」について、聞き手が興味を持ってくれる話題の作り方と、さりげなく自己アピールをする方法を教えてくれました。

人前で話すとき一番最初に決めるべきこと

前回は記事の終わりで、シリーズで解説している「横着ファイリング話法」で、自己紹介してみる、という課題を差し上げました。

その自己紹介が求められている状況は、

Q、あなたは、社内の人事異動で、これまでほとんど接点がなかった部署に配属され、朝礼の場で、自己紹介を求められました。あなたは、入社3年目で、社内ではまだ有名人というわけではありません。さて、あなたなら、どんな自己紹介をしますか?自己紹介で話す内容を、項目で箇条書きにして、それぞれの話にかける時間をお考え下さい。

という設定だったのですが、実はこの設問には、ちょっとしたひっかけといいましょうか、気づきの種が仕込んでありました。

設問の文言には、自己紹介で話す内容を、項目で箇条書きにして、それぞれの話にかける時間をお考え下さい。とありますが、その前に決めるべきことが書いてありませんよね。

一番最初にやるべきこと、それは、この自己紹介自体の大枠の時間を自分で決めることです。全体で何分の枠であるか、自分にはどの程度の枠が与えられているか、まず最初に認識すること。

それをしないまま、言いたいことの項目挙げを始めてしまった方は、 もしかしたら、頭の中の膨大な情報の中に、まず手を突っ込んでしまいがちなタイプかも?

自己紹介程度の分量の話ですから、全体の枠決めと同時に、ネタ挙げができないこともありませんが、ひとつ確実に言えることは、どのぐらいの分量の話をするかで、話す内容が違うべきなんですよね。

例えば、どちらも捨てがたい話のアイデアがふたつあるとして、両立ができないものだとします。もったいないからと両方話してしまったり、あるいは一方の話の中に、もう一方の話の要素をちょろっと含ませたり。あるいは、その時間枠の中に納まらない規模の話に手を付けてしまったりすると、結局何が言いたかったのかわからない、散漫な、素材がいいのにつまらない、どちらも企画倒れ共倒れの話になってしまいがちです。

また、話が長くなり始めると、聞き手の反応が気になって、話す自分自身に焦りが生じ、話す内容に集中できず、話のクオリティーが下がる、という悪循環に。

仕事量のキャパオーバーに気づくには?人気コンサルに聞いてみた

振られる仕事を受け続けていたら、こなしきれない量の業務を抱えていた!ある程度キャリアを重ねて頼られるようになってくると、誰もが一度は経験するものかもしれません。メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で、人気コンサルの永江一石さんの元に、そんな、仕事の抱えすぎに悩む読者から相談が寄せられました。自らも5年ほど前にそういう状態に陥ったという、永江さんからのアドバイスとは?

自分のキャパシティの見極め方

Q.
私にとって3月は非常に忙しい月でした。マーケター兼WEBディレクタ兼EC店舗運営といったことを兼任し、さらにはあれやこれやと追加で降ってくる案件をこなしながら、、ひたすら受け続けて、外注や社内メンバーと協力しながらなんとか乗り越えつつあります。

実務を兼ねたマルチタスクはストレスもかかりとても疲れます。そして仕事の精度が下がりつつあることも気づき、さすがにキャパオーバーで走ってしまったと痛感しています。

中心的なポジションなのでなるべく受けては捌くというスタンスですが、自分がやばいなーと気づく瞬間ってなかなか捉えるのが難しいです。気づいた時には、あっ結構膨れてる、という状態になってることが多いです。

そこでお伺いしたいのですが、

  1. 永江さんはキャパのラインはどのように決めておりますか?
  2. どういったタイミングのときにキャパオーバーしそうと気づくことができますか?
  3. 最近、タスク管理で失敗した経験はありますか?

お聞かせいただけると幸いです。

永江さんからの回答

順番にお答えしますと、1についてはキャリアもあるのでここ数年はキャパを超えるということがありません。いまクライアントを14社抱えていますが、あと5社は可能なくらいです。

次に2ですが、5年ほど前に一度だけあまりに多忙で発狂しそうになり、タスクを書き出してみたら25個くらいあって驚いたことがありました。その時に一人で仕事をする限界を感じてアシスタントを募集し、由良さんが入ってくれた時から非常に楽になりました。

わたしは頭を使ってアイデアを出す作業ならいくら重なっても全く苦じゃないのですが、ひとたび請求書作成など事務作業が入ると途端にキャパオーバーしてしまうんです。今は細かい仕事はアシスタントさんにお任せしているので本来の業務に集中出来て効率が上がりました。

最後に3については、2と重なりますがここ5年間で失敗したことはありません。人にはそれぞれ得手不得手や求められている役割があるので、自分でなくても出来る仕事は得意な人に任せ、自分は本来の業務に集中した方がコストパフォーマンスが良いですよね。

おそらく質問者さんは中心的なポジションで業務を全て一人で抱えてしまっていると思うので、自分でなくても出来るタスクは他のメンバーに任せて分担すれば、今よりよほど成果を出せると思います。

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創業半世紀のカマボコ店がスポーツマン向けのちくわを発売した訳

縮小傾向の市場で売上を拡大するためには、ユーザーがどのように自社商品を利用しているのかを知ること、そして少数意見を軽視しないことが重要だとするのは、MBAホルダーの青山烈士さん。青山さんは今回、自身の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』で、その重要なポイントを見事に突き話題となっている「ちくわ」を生み出した企業の戦略・戦術を分析しています。

少数意見をどう捉えるか

今号は、注目を集めている「ちくわ」を分析します。

● 練り製品業界のトップクラスのシェアを誇る「一正蒲鉾」の「スポちく

戦略ショートストーリー

運動が好きな方をターゲットに「ちくわなどの練り製品の製造ノウハウ」に支えられた「手軽にたんぱく質を補給できる」等の強みで差別化しています。

運動後にたんぱく質を補給する新しい選択肢として、「ちくわ」の新たな食べ方を提案することで注目を集めるとともに、運動をする方から支持されています。

■分析のポイント

スポーツの後に、「ちくわ」を食べるというのは新しい発想ですし、とても斬新な提案だと思います。

このような商品がどのように開発されたのかというと、きっかけとなったのが、「ジムでちくわを食べている人がいる」という情報だったようです。恐らく、一正蒲鉾の開発担当の方は、この情報に対して、「なぜだ?」という思いを抱いたのでしょう。

その理由を調べていく過程で、運動後にたんぱく質を補給するために「ちくわ」を食べているということが明らかになり、そういった方のために高たんぱくなスポちくを開発したわけです。

このことは、自社商品がユーザーにどのように利用されているのかを知ることの重要性を示していますね。

そして、そういったユーザーの利用シーンの情報を入手することも大切ですが、入手できても、受け手によって活用できることもありますし、活用できないこともあります。

その差がなぜ生まれるのかと言うと、受け手が情報に疑問を持てるかということと、「少数意見を軽視しないという姿勢を持てるかどうかが要因であることが多いです。

例えば、今回の事例で言えば「ジムでちくわを食べている人がいる」という情報を得た時に、疑問を持つことはもちろん、恐らく、ジムで「ちくわ」を食べている方は、かなりレアケースだと思いますので、そういった方にフォーカスを当てられるかどうかが大きな成果の差につながるということです。

また、「ちくわ」をいままでの延長線上で改善していくのも大切ですが、縮小傾向の市場の中で、売上を拡大するには、「ちくわの新たな用途使い道開発がひとつのセオリーとなります。ですから、いままでと異なるスポーツシーンでの用途を開発できたことは、一正蒲鉾にとっても非常に大きな機会につながる可能性があります。

スポーツ後にたんぱく質を補給するといえば、「プロテイン」が有名ですが、「プロテイン」が苦手な方や面倒に感じる方もいますし、さすがに毎回「プロテイン」では飽きてきたという方もいるようですから、ユーザーにとっては、ヘルシーかつたんぱく質を補給できる「スポちくは新たな選択肢として注目を集めそうです。

今後、「スポちく」が、どのような存在になっていくのか注目していきたいです。

【書評】相談者を返り討ち。直木賞作家の怖くて素敵な人生相談

人生相談といえば、質問者に寄り添った、厳しさの中にも優しさが溢れている回答がなされる、というイメージがありますが、やはり世の中は広いもので、そんな思い込みを払拭してしまうような書籍が存在します。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』で編集長の柴田忠男さんが紹介しているのは、直木賞作家の車谷長吉氏による人生相談をまとめた本。「反時代毒虫」である彼の、全く相談者に寄り添わない回答とは?

偏屈BOOK案内:『車谷長吉の人生相談 人生の救い』 

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車谷長吉の人生相談 人生の救い
車谷長吉 著/朝日新聞出版

不運で人生がきまるの?」と問う、就職活動でまだ内定がない22歳の大学生。その回答は3ページにわたって、回答者・車谷長吉の自分と弟の不運語りに尽きる。兄弟とも遺伝性蓄膿症で鼻呼吸ができない。「不運な人は不運なりに生きていければよいのです」と突き放すのが回答というんだから、人生相談として不成立のような気がする。相談者を返り討ちするような回答もある。

回答者としてどうよ、車谷長吉。人間としてどうか、とまで言われかねない辛辣な対応。ほんとにこれが人生相談なのか。全部創作ではないのかと思ったくらいの、異色の人生相談が実在した。朝日新聞別刷に掲載された人生相談をまとめた本がコレ。“最後の文士”にして“反時代的毒虫”たる著者、というのがセールスポイントである。相談者に寄り添わない潔いスタイルが素敵!

老後の夫婦が円満に生きるための秘訣を知りたい」という、まとも過ぎる質問。わたしもちょっと気になる。それにどう応じたか。回答「円満の秘訣など人生にひとかけらもなし」ときた。車谷は結婚したら妻から、家を買ってくれ、高級洋服を買ってくれ、船で世界一周の旅に連れて行け、など様々な要求をされて、53歳で脅迫神経症に罹り、10年近くの神経科病院通いになったという。

散々自分語りをしておいて、最後に「いままでのところ、あなたはなまくらな人です。世の9割の人は、そういう人ですが」。そうくるかい。まるで回答になっていない。「いろいろ心配にとりつかれている」という相談に、「つまり、人生には救いがないということです。その救いのない人生を、救いを求めて生きるのが人の一生です」って、まったく救いがない。加えて余計なことを

なぜ横浜DeNAは人件費も広告費も削らずに5年で黒字化できたのか

プロ野球球団経営にIT企業が参入したことにより、球界が大きな変貌を遂げているようです。今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが、昨年観客動員数200万人を超えた横浜DeNAベイスターズの経営手法を詳しく紹介しています。

横浜DeNAベイスターズに学ぶ経営

プロ野球のシーズンが始まりました。何となく盛り上がりを感じます。観客も増えているのではないでしょうか。

ソフトバンク、楽天、DeNAといったIT企業が参入してから球界が変わってきています。それまでとは違った考え方や手法が取り入れられているからです。

そして、横浜DeNAの経営手法は、何度もメディアに取り上げられています。2月20日の「ITメディア」でも、横浜DeNAのことが記事になりました。

初の200万人動員 横浜DeNAベイスターズを地域に根付かせた仕掛け

それによりますと、2018年のDeNAの観客動員数は200万人を超えこの7年間で1.8倍に増えたとのこと。そして、毎年赤字を出していた球団経営が、2016年に黒字になりました。素晴らしいですね。どんな方法で、そのようなことになったのでしょう。

よく「チームが強くなれば観客は増える」と球団関係者や選手は言います。ところが、DeNAはそうは考えませんでした。ファンに、「勝っても負けても満足できる体験を提供することが観客を増やすことにつながると考えたのです。マーケティングで言うところの、「誰に」「何を」「どうやって」の中の「何を」の部分ですね。

その体験とは、例えば球場内でのイベント「ヨコハマ スター ナイト」という選手と観客が一体となって盛り上がるイベントを行いました。また、球場外で行う勝祭かっさい2018という歩行者天国イベントもそうです。公式試合をビアガーデンやホテルで観られる「ライブビューイング」も行っています。これが「どうやって」ということですね。

教育のプロが断言、ルールを守らない人間は心と体が貧しいだけ

スポーツ・生活・そして仕事など、大勢の人たちが安心して参加できるよう、同時に物事が円滑に進むように制定されている「ルール」ですが、なぜそれをわざわざ破る人がいるのでしょうか。今回のメルマガ『「二十代で身につけたい!」教育観と仕事術』では著者で現役教師の松尾英明さんが、ルールを破る人間の行動原理を、精神的・身体的な「不足感」という観点から検証しています。

ルールを守らないのはなぜか

ルールに従うことについて。

自由とルールは両立し相互に支え合っている関係である。本メルマガ上ではその立場で一貫して書いている。

ルールに進んで従うのはどんな時か。一番わかりやすいのは、スポーツの世界である。試合に出る。当然、ルールを厳守する。破れば、退場あるいは失格等になり、楽しむ以前になるからである。

ルールが試合の楽しさを保証する。つまり、審判がぐずぐずだと、楽しくなくなる。ここは、ビシッと正しくジャッジしてくれるのが一番楽しい。そうでないと、ラフプレーをするチームの独壇場になる。プレーの自由が奪われることになる。

昭和同世代の人にしかわからないかもしれないが、要はルールが通らない世界とは、『北斗の拳』の世界である。暴力がすべてで悪行が横行する世界である。苦しむのは、力ない民衆、特に子どもとお年寄りである。

ルールをもたらす存在である主人公が「救世主」として活躍する、そんな漫画である。『アンパンマン』はじめ世のヒーローものの漫画は、すべてその構図である。

さて、ルールを破るものはなぜわざわざ悪人側に回るのか。その試合に出たくないからである。ルールが嫌なのではなく、その場そのものが気に入らないのである

ルールを無視して奪えば、水と食糧が手に入る。要は、体が貧しいのである。ルールを無視すれば、みんなが自分に構ってくれる。要は、心が貧しいのである。

不足感があるとルールを破る。そのルール上で上手に生きる術を知らないからである。

逆に、場のルールを使いこなせるものは大活躍する。例えば「困っている人を助ける」という方向は、あらゆる場での「鉄板」である。

ルールを守らないのはなぜなのか。不足感から相手を見ると、見えるものがあるもしれない。

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「ダメもと」に逃げちゃダメだ。「高望み」を実現に近づけるコツ

人間は欲深く、なかなか現状で満足するということがない生き物のようです。それでも、望みが叶わなかったときになるべくショックを受けないよう「ダメもと」という言い訳に逃げてしまうのもまた人間です。メルマガ『8人ばなし』の著者・山崎勝義さんは、「高望み」から逃れられないのならば、実現の可能性が低くともその高みに近づくように行動することを「努力」と呼ぶのだと思考し、高みに近づくためのコツを探ります。

『見積もりと実現』のこと

excelsior!」(=より高く!)。このラテン語由来の単語は、確か米国ニューヨーク州の標語だったように記憶している。「向上心を持て」ということである。

改めて言われるまでもなく、この世に生まれて来たからには誰しもが、多くを、そして高くを望むものであろう。ただ、なかなかそうはいかないのがこの世の中のことである。「より高く!」と上を目指すのはいいが、とにかく上がって行くためには如何なる手段をとろうともそれは重力に逆らいつつの移動となる。これはなかなかにしんどいものである。それだけではない。万一しくじりでもすれば真っ逆さまの転落もあり得る。これではどうも身も心も持ちそうにない。

ここで我々の防衛本能が働く。実現の期待値を下げるのである。最も分かり易い例が「ダメもと」という見積もりである。これなら結果がダメでも「やっぱり」と納得することができる筈だからだ。しかし、現実には「ダメもと」と分かっていても、どうだろう、ほとんどの人が気落ちするのではないか。

先に「実現の期待値を下げる」と述べたが、実際には、無理にでもそう思い込もうとしているか、見かけ上そう振る舞っているか、のどちらかであろう。前者は自分への、後者は他人への言い訳である。いずれにしろ結局はがっかりする訳だから、この「ダメもと」式低見積もりにはあまりいいところがあるようには思えない。

そもそも「ダメもと」の目標など漠とし過ぎて十分な攻略法の検討もできないであろうし、「ダメもと」の目標を逸してもきっと敗因の検証など行われないまま捨て置かれるに違いない。仮にうまくいったとしても、何だかくじにでも当たったような気がするだけで誇らしいとは思えないのではないだろうか。

低実現の言い訳のための低見積もりや、高実現と言い張るための低見積もりからは、その実何も生まれない。あるとすれば僅かばかりの自尊心が手元に残る程度である。

そういう訳で、生きている以上は「高見積もりの低実現」に耐えて行く他ないようである。当然、高く見積もって低く実現する訳だからその差分には落胆することもあるだろう。努力とは、言い換えれば、この差分を小さくしようとする行いのことなのである。

「日本一マズい」が売れる?人の心を突く戦略が話題を独占する訳

「美味しい」食べ物を売るのは当たり前…、と思ってしまいますが、世の中には「マズさ」を売りにした商品が少なからず存在します。人間は何故、わざわざお金を出してまでマズいものを買ってしまうのでしょうか。今回の無料メルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』では著者で人気コンサルタントの佐藤きよあきさんが、単なるゲテモノではない「マズさ」を売りとしたマーケティングについて考察しています。

「マズい!」のに売れている食品がある。それは、なぜ?

世の中には、不思議不可解なマーケットが存在します。

「世界一マズい飴」「世界一マズいグミ」「日本一マズいラーメン屋」「日本一マズいパン」。

これらは、マズいことで注目されたにも関わらず、ブームとなって売れたのです。「マズいというのは戦略で、本当は美味しいのでは?という推測は的外れで実際にマズいのです。

では、なぜ、マズいものが売れたのでしょうか。「恐いもの見たさという心理があるように、「マズい!」という評判は、興味をそそられます。「本当にマズい」と聞くと、“どれほどのものなのか?”が気になって仕方がないのです。好奇心旺盛な人ほど味を試したくなるのです。

ある意味、飽食の時代ゆえの遊び”のようなものなのではないでしょうか。美味しいものはいくらでもありますが、世の中にマズいものは少ないのですそこに希少価値さえ感じてしまうのではないでしょうか。お金を出して、わざわざマズいものを食べるのは、“スリル”を味わっているとも言えます。

この「マズい!」というマーケットは、偶然に生まれたものではありません。起源はわかりませんが、自然発生的にさまざまなメーカーから、「マズいもの」が発売されているのです。

海外では飴やグミがありますが、日本でも「たこ焼きようかん」「たこ焼き風ラムネ」「キムチ風ラムネ」などが発売されています。これらの商品は、ネットで「日本一マズい!賞賛され、「被害者の会が設立されたほどです。しかし、中にはロングセラーとなっている商品もあります。

ここまで注目され、売れ続けてしまうのは、確信犯の仕業だと言っても良いでしょう。巧みなマーケティング戦略です。

また、そうした商品をわざと仕入れ、テクニックで売り切るお店もあります。「ヴィレッジヴァンガード」です。マズい商品を陳列し、POPをつけて売るのです。

「罰ゲームにどうぞ」
「こんなもの、買っちゃダメ!!」

もう、買わずにはいられません。

「マズい!」は単なる“ゲテモノ”ではありません。人の興味を掻き立て、しばし“楽しい時間”を過ごさせてくれます。やり過ぎると飽きられますが、たまのスリルは面白いものです。

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