なぜTVショッピングは機能を伝えた後「たった◯円」と出すのか?

お客様に商品やサービスを提案してもなかなか結果が出ないとお悩みの方、それはもしかしたら、伝える順番に問題があるのかもしれません、今回の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』では著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、「価格を先に伝えるか、価値を先に伝えるかで結果が変わってくる可能性」について解説しています。

価格が先か、価値が先か

お客様に商品を提案する際には、価格を先に伝えるべきか価値を先に伝えるべきかという選択肢が生まれます。この順序をうまく把握してコントロールできると、購入してもらえる可能性は大幅に変わってきます。

例えば、接客をしてもなかなか売れないという販売員に多いのが、価格を先に伝えているパターンです。流れはいろいろあるのですが、「この商品は〇〇円なんですけど、これだけの作り込みがされているんですよ」みたいな提案です。こういう伝え方の場合、お客様は先に価格を知り、その価格相応のイメージをしてしまうので、よっぽどうまく価値を伝えられる人でないと、「なんだ。この価格なのにこの程度の価値なのか」と感じられてしまい、売れにくくなってしまいます。

逆に販売率の高い販売員は、往々にして、価値を先に伝えることを意識しています。「この商品はこれだけの作り込みがされているのに価格が〇〇円なんですよ」といった提案になっているのです。するとお客様は、先に価値を知ることになり、欲しい気持ちが優先されます。そこに価格が提示されるため、価値相応に感じたり、逆に安く感じてしまったりするのです。商品の価格が上がれば上がるほど、価値を先に伝え価格を後に伝えるのが、心理的には有効なんですね。

テレビショッピングなんかは、ほとんどがこの伝え方で、あらかじめ価値を徹底的に伝えてから価格を提示するので、「これだけの機能があるのに、〇〇円とはなんて安いんだ!」という心理状態を生み出して、販売につなげています。

「ひと手間プラス」で大ヒット。奇跡のサラダチキン誕生秘話

近頃コンビニのサラダなどを中心に、知名度と人気が急上昇中の「サラダチキン」。鶏肉にひと手間を加えたことで大ヒットとなったこの商品ですが、誕生の背景には東日本大震災からの苦難の道のりがありました。「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」は、放送内容を読むだけで分かるようにテキスト化して配信。鶏肉にこだわり続ける「アマタケ」が奇跡的に復活できた理由とは?

同じようでも全く違う~大人気サラダチキンの秘密

鶏肉が大ブームだ。その年間消費量は164万トン(2016年)で、5年前に豚肉を抜き、日本人が一番食べている肉になったのだ。
そんな鶏肉人気を見逃すなと、コンビニ業界で新たな戦争が勃発した。コンビニ各社が今、しのぎを削っているのがサラダチキン。ナチュラルローソン商品部の堀江陽子さんは「2014年から展開させて頂きまして、去年のところで約7倍の売り上げを誇っている、ローソンとしても欠かせない商品になっています」と言う。

サラダチキンとは、鶏のムネ肉を味付けして加熱した総菜のこと。ひとつ丸々食べてもカロリーはおにぎりの半分ほどと低カロリー。それなのに高タンパクとあって、今やヘルシー食材として、ダイエット中の女性からアスリートまで、幅広い層から注目を集めている。そのまま食べてもおいしいが、様々な料理の具材としても使われている。

様々なメーカーが市場に参入するなかで、人気が高いのがアマタケのサラダチキン日本で初めてサラダチキンを作ったメーカーだ。

人気の秘密は他のメーカーとは全く違う作り方にある。まずは味付け。多くのメーカーは、鶏のムネ肉を調味液に漬け込んで味を入れていくが、アマタケはここに「ひと手間」を加える。中が真空になるという機械にかけるのだ。

「真空状態にすることによって中の気圧が低くなりますので、そうするとお肉が膨張します。膨張するときにちょうどタレの味がきちんと染み込んでいく」(多賀城工場長・井上彰)

こうして鶏肉の表面だけでなく、中までしっかり味をしみこませているのだ。

もう一つは、他のメーカーのものは肉から水分やうま味が出てしまっている場合が多いのに対して、アマタケのものはほとんど水分が出ない。加熱の仕方でこの差が出るという。

多くのメーカーはまず生のままパックし、それを加熱しているが、アマタケではパックする前にスチームオーブンで焼く。300度以上に加熱した水蒸気で表面を素早く焼き上げることで、肉汁をしっかり閉じ込め、うま味も逃がさない。だから表面はこんがり、中はジューシーな仕上がりになるという。

ひと手間かけるから味が違う。これが消費者の支持を集め、今や年間1100万パックも売り上げている。

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台湾のビール缶に「旧日本軍」で炎上、真相は親中派の工作活動

台湾・台中市にある道教の寺院がイベント向けに作ったビールのデザイン缶に、「旧日本軍の絵が描かれている」と台湾の親中派の議員がFacebookなどで書き込み騒動になりました。しかし、台湾メディアによると真相は全く異なっていたようです。台湾出身の評論家・黄文雄さんは自身のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』で、親中派の議員をはじめ、この話を鵜呑みにして日本と台湾の仲を離間させようとした中国メディアを厳しく批判しています。

※本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2018年5月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

【台湾】些細なことで日台離間を仕掛ける中国の姑息

台湾ビール缶に旧日本軍のイラスト、「台湾ネットユーザーが反発」と中国メディア

台湾ビールの限定パッケージが、中国統一派の標的にされたようです。台湾ビールから発売されている「金牌」というブランドが発売した、期間限定パッケージに描かれているイラストが問題視されました。発端は、中国統一派によるFacebookへの投稿です。以下、記事を引用します。

あるネットユーザーが22日、フェイスブック上で『台湾ビールの新しい包装に、媽祖(※編集部註:中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神)と旧日本軍のイラストが描かれている。媽祖に対する著しい侮辱であり、これは植民地時代の記念なのか、それとも植民地時代に戻りたいのか』とし、イラストが描かれた缶パッケージの写真を紹介するとともに、拡散を求めたことを伝えた。

このことを最初に報道したのは中国系メディア「環球網」でした。ここでは上記のような内容のほかに、台湾は蔡英文総統を筆頭に媚日に懸命になっているのはおかしいと、台湾を糾弾しているような内容になっています。以下、一部を引用します。

不过,“媚日”的话题在岛内一直备受争议,网友曝光的台啤最新包装只是其中个例,这样的事情在台湾并不少见。

媚日の話題は台湾で議論になり続けており、今回の問題もほんの一例に過ぎない。

早先,台湾军方防空部队在屏东实施阅兵仪式自主训练时,被曝直接用上了日军军歌,经官兵反映后,才赶紧更换为台湾军乐。

先日は台湾の防空部隊が屏東で実施した閲兵式の自主訓練で日本の軍歌が用いられたことが暴露された。

此外,在今年初,一直宣称反核的民进党当局又被曝180度大转弯,拟开放日本核灾地区食品,一时让岛内舆论炸了锅。不少岛内民众痛批,“反核的说要开放核食?那还反什么核?都吃到核食了!”,更有网友直指“蔡英文媚日已经没有底线了!”

今年始めには、原発反対を主張してきた民進党当局が日本の原発事故被災地域の食品輸入を認めようとして台湾で大きな議論が巻き起こり、市民から痛烈な批判が出た。

台湾金牌啤酒新包装现“日本皇军” ! 台网友怒了:这是要回殖民时代?!

台湾ビール缶に旧日本軍のイラスト、「台湾ネットユーザーが反発」と中国メディア (レコードチャイナ)

この記事が荒唐無稽なことは分かっていながらも、福島県産の食品への侮辱は、やはり看過できないものがあります。

世界的エンジニアが堀江貴文との対談で語りきれなかった未来の事

先日、本サイトにて3回にわたって掲載した、ホリエモンこと堀江貴文さんとの対談が話題を呼んだ世界的エンジニアの中島聡さん。自身のメルマガ『週刊 Life is beautiful』にて、その対談で登場した自動運転や自動車社会の未来についてのアイデアについて、補足する話を掲載しています。中島さんが語る、今まで「そんなのSFの世界だ」と本気にされなかった自動運転の未来とは?

※ 本記事は有料メルマガ『週刊 Life is beautiful』2018年5月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール中島聡なかじまさとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

自動運転社会の一つの形

先月、ホリエモンとの対談の内容を特別号として配布しましたが、その中に出て来るアイデアについて、補足したいと思います。

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堀江貴文と中島聡が検証。「自動運転」の時代はそこまで来ている

堀江貴文の構想に中島聡も興味津々。配送ベンチャーは世界を変える

私自身が自動車業界で仕事をしていることもあり、「自動車業界に訪れている大変化」だとか「自動運転が実現された時の社会のあり方」などを常日頃から考えているし、メルマガなどを通じてもアウトプットしています。

そんな中で、明らかになってきたこともありますが(例えば、自動車メーカーが単なるメーカーのままでいたらコモディティ化されてしまう、など)、なかなかはっきりとした答えが見つからずに、モヤモヤとしているものもあります。

その中の一つが、「シェアリング・エコノミー」と「パーソナルな空間の両立」です。

人が自分の自家用車(ひと昔の言い方をすれば、マイカー)を持つ理由は色々ありますが、大きく分けると、

  1. 財産である
  2. ステータスシンボルである
  3. いつでも好きな時に使える
  4. パーソナルな空間を持てる

の4つになります。

一番目の「財産である」は、(車検代、保険料、駐車場代を含めると)今現在ですら怪しいものですが、自動運転+シェアリング・エコノミーの時代になると、全く意味が無くなります。稼働率が桁違いに高くなるため、シェアした方が圧倒的に安いからです。

二番目の「ステータスシンボル」は文化的なものなので、ある程度は残ると思いますが、最終的には「馬を持つことが出来るぐらい金持ちだ」のような象徴的でしかないものになると思います。

三番目の「いつでも好きな時に使える」は便利さの話ですが、既に(人間が運転する)Uberですら自家用車よりも多くのシナリオで便利なことが証明されているので、自動運転+クラウド配車の時代になれば、便利さでもシェアした方が上回ることは明らかです。

私がモヤモヤと悩んでいたのは、四番目の「パーソナルな空間」でした。自動運転車に一人で乗ればプライバシーの問題は解決出来るし、インフォテーメント(音楽やカーナビ)も技術でなんとか出来ますが、「不特定多数の人が座った汚れている可能性のあるシートに座らなければならない」という問題だけは解決しようがないので、答えを探していたのです。

それもあって、堀江さんが対談中に「でも、もし自動運転車が普及していけば、でっかいバスみたいなのを作って、今のお年寄りとか障害者の優先席みたいな場所を作って、ワイヤレス充電のスポットみたいにして、そこにガチャンとそのパーソナルモビリティが繋がるようにして……。」と言った途端に、私の脳の中でそれまでバラバラだったパズルが一気に組み合わさったような感覚があり、続く「ひょっとしたら、パーソナルモビリティが普及したら、バスの中には椅子は要らないですよね。みんなが持ってるわけだからね。」という私のセリフに繋がったのです。

堀江さんはとても頭の回転が良いので、すぐに私が言っていることを理解してくれて、そのまま話が発展しましたが、実はここで、上の「自動車のシェアリングにおけるパーソナル空間問題」を解決する大きなイノベーションのタネが生まれたと私は感じています。

分かりやすく言えば、堀江さんの頭の中には「電気自動車の充電問題は、電気自動車の『入れ子』で解決できる」というアイデアがあり、それが私の頭の中にあった「自動車のシェアリングにおけるパーソナル空間問題を解決したい」というモヤモヤ感と化学反応を起こして、「全員が(低速の)パーソナルモビリティで移動するようなり、そのままシェアリング自動車に乗り込めばパーソナル空間を提供できる」というイノベーションに結びついたのです。

ちなみに、ここで言うパーソナルモビリティとは、低速でしか移動できない軽量の電動車椅子のようなもので、Honda の Uni-cub やアイシンの ILY-A のようなものをイメージしてもらえば良いと思います(もちろん、もっと車椅子っぽいものでも結構だし、健康のために人力のものもあって良いと思います)。

大友花恋&平祐奈の“男装ショット”に「カッコイイ」

女優の平祐奈が主演を務めるメ~テレ(名古屋テレビ放送)ドラマ『ミューブ♪~秘密の歌園~』(毎週月曜深夜0時55分~)に出演中のモデルで女優の大友花恋が30日、オフィシャルブログを更新。
平祐奈との“男装ショット”を公開し、ファンから反響を呼んでいる。

同ドラマの脚本を手掛けるのは、ユニークで個性的な役者として活躍する池田鉄洋。これまで数々の舞台を手がけドラマ、映画などの作家としての活動は演劇に留まらない。その才能を駆使して舞台設定や会話劇の細部まで工夫を凝らした、他では見たことのない個性派オリジナル「シットコムドラマ」を展開する。主演は平が務め、「ミューブ」=ミュージカル部の部長イケコ役を演じる。さらに、周りを固める部員たちを演じるのは、大友、優希美青、中村里帆 鶴田奈々、高月彩良といったまさに旬な注目若手女優たち。

第三幕放送前に「ブッチ」と題して更新されたブログは、「ミューブ♪ 第三幕。今夜はブッチの魅力が爆発します!」と告知し、「あれ、ツッコミ役のブッチも なかなかのクセを持ってるなあ。と、一足先に見たときに 自分でも思うほどでした笑」とコメント。

さらに、「シークレット情報です!笑」と「全部、面白すぎるけれど、個人的に好きなシーンは プロローグとエピローグの舞台空間。いつも 舞台空間のシーンは面白いけれど、今回いよいよ我慢ができなくなって 画面の端っこに笑いをこらえているのが まるわかりの私がいます」と暴露している。

最後は「長台詞にコントに、自分の殻を破りまくった話です。ぜひ!」と締めくくり、劇中に登場する聖ピエトロ学園の創立者・杉原一郎、福音男子高校の創立者・杉原次郎に扮した平と大友の“男装ショット”を公開した。

第三幕を観たファンからは「神回でしたよ!!」「ツッコミめっちゃ面白い!!!」「舞台空間での1人芝居も素晴らしかったです!!」「クセが最高!」「ブッチファンには、たまらない回でした!!」などの感想や、平との2ショットに「男装はカッコイイ」「祐奈ちゃんとの2ショットもいいね!」「2人とも可愛い」「面白いし2人ともかわいい!」「格好いい」などとコメントが寄せられている。

『ミューブ♪~秘密の歌園~』第4幕は、5月7日(月)深夜0時55分~放送。

<関連サイト>
大友花恋、“イケメン様”こと高月彩良にメロメロ!
http://www.entameplex.com/archives/42895

大友花恋、平祐奈との2ショットに「2人見てたら和む」
http://www.entameplex.com/archives/42760

平祐奈、大友花恋ら“ミューブ”集合写真「皆超可愛い」
http://www.entameplex.com/archives/42697

 

 

記事提供EntamePlex

【動画】コンベアで運ばれ切られる丸太視点の映像が超ヤバい!

工場勤務や社会科見学などで、何かの加工現場や工場内の様子は見たことがあるだろう。様々なものがベルトコンベアに運ばれていく様子は見ていて飽きない。

こちらの動画は丸太の加工場の映像なのだが、普通の映像とは一味違う。

切られて加工されていく丸太の視点という、あまり例を見ない珍しい映像だ。

 

 

 

コンベアで運ばれながら、ノコギリで切られたり削られたり、倒れて起きて方向転換して・・・

いろんな装置をくぐり抜ける様子がまた面白い。

その様子はさながら遊園地などのアトラクションにいるようだ。

滅多に見れない工場の機械内部の映像。もちろん実際の工場などで機械内部を覗き込むのは危険なのでやらないように。

 
(※↓詳しくはコチラへ)
参照・画像出典:YouTube(Paul Laing)
(本記事は上記の報道や情報を参考に執筆しています)

 

記事提供ViRATES

なぜバスケ「Bリーグ」のあのチームは集客を2倍にできたのか?

発足から2年の今、ますますの盛り上がりを見せているバスケットボールのBリーグ。そのなかでも特に集客が伸びているのが千葉ジェッツというチームですが、同チームの戦略は店舗経営にも応用できると語るのは、無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』の著者・梅本泰則さん。梅本さんは今回、その理由をメルマガ内で詳しく記しています。

千葉ジェッツの集客に学ぶ

Bリーグが盛り上がっています。観客動員数も増えてきていて、2017年度は約148万人でした。今年は、それを上回るのは確実です。そのBリーグの人気チームの一つ、千葉ジェッツの集客戦略について話を聞いてきました。講師は、(株)千葉ジェッツふなばし代表取締役社長の島田慎二氏です。

実は、千葉ジェッツは、3年連続で年間入場者数が1になっています。2016年の総入場者数は約135,000人で、2位のチームに3万人以上の差をつけてダントツです。そして、一試合平均入場者数は2014年が1,909人、2015年が3,539人、2016年は4,051人。3年間で2.3になっています。すごいですね。何か集客の秘密があるのでしょうか。

プロ野球でもJリーグでも、チームが強ければ観客が増えると考えられがちです。実は、必ずしもそうではありません。例えば、プロ野球でいえば、昨年セ・リーグ5位だった中日は、観客数では3位でした。また、Jリーグでは、さらに明らかです。昨年成績13位のFC東京の観客数は2番目で、成績17位のアルビレックス新潟の観客数は6番目となっています。

つまり、チームが強ければ観客が多くなるとは言い切れません。スポーツショップにたとえれば、有名ブランドをそろえるだけでお客様がやってくるわけではないということです。

それはともかくとして、千葉ジェッツはどのようにして観客を増やしたのでしょう。

1日4時間労働に変えたら2年でボロ儲け、ドイツ式働き方改革

5月1日のメーデーでは各地で「長時間労働の撲滅」が訴えられましたが、ドイツには「週28時間労働制」を取り入れ順調に収益を伸ばしている企業があることをご存知でしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では、著者で健康社会学者の河合薫さんがその企業の「労働時間削減への取り組みの歴史」を紹介、根底には「人間の力を信じた経営」へと舵を切ったトップの覚悟があるとした上で、ドイツと同じく高齢化と人手不足に悩みながらも、「人を信頼できない経営」が働く人たちを苦しめている我が国の現状を憂いています。

※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2018年5月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

人手不足だからこそ「休もう!」。夢の週28時間労働

1日いつでも4時間だけ働けばいい――。こんな夢のような労働条件で、生産性を上げている企業があります。「ebm パプスト社」。従業員1万4,000人が働く、ドイツ南部の工業用通気システムを製造する世界的企業です。

今から4年前のこと。人手不足に悩んでいたパプスト社は、「働き方を変えよう。会社にいる文化から、結果の文化に変えよう。若い世代を呼び込むにはもっと自由が必要だ」と一念発起。手始めとしてシフト制を廃止し、「最低4時間出社してればオッケー!」と従業員に自由を与えたのです。

8時間労働は厳守ですが、いつ働くかは自由・残業した場合は「時間口座」に貯められるようにしました。「時間口座」とは、フランスなどで取り入れられている制度で、働く人たちは口座から残業時間をおろし有給休暇として使うことが可能です。

しかし、文化を変えるのは、容易ではありませんでした。上司がいるのに「帰れない」と社員はトップに直訴。みんなが会社で働いているのに家でやっていては「サボっている」と思われると不安がる人もいました。

それでもトップは「結果さえ出せばいいんだ。みんなで文化を変えよう!」と社員に言い続けた。「キミたちと一緒に会社を変えたいんだ。魅力的な会社にしよう!」とメッセージを送り続けました。

トップの熱意を「自分たちのことを信じてくれている」と受け止めた社員たちは、「よし! 会社を魅力的にするぞ!」と自分のペースで、自分がもっとも結果を出せる方法を考え、だんだんと自由な働き方は浸透していきます。

金正恩の狙い通り。北の大勝利に終わった南北会談の驚くべき作戦

世界が注目する中、4月27日の南北首脳会談で文在寅大統領と金正恩委員長が署名した「板門店宣言」。今回の無料メルマガ『ロシア政治経済ジャーナル』では、著者で国際関係ジャーナリストの北野幸伯さんがこの「板門店宣言」を詳細に読み解き、「会談は金正恩委員長の大勝利だった」と断言、その理由について記しています。

なぜ南北首脳会談は、金正恩の勝利だったのか?

皆さんご存知のように、南北首脳会談が4月27日、行われました。で、その結果、文さん、金さんは、「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名したのですね。ここに何が書かれていたのでしょうか?

金正恩は、「経済制裁」を「無力化」する

まず、1950年からつづく「戦争状態を終わらせ、「平和な時代を築く決意が宣言されています。

両首脳は、朝鮮半島にもはや戦争はなく、新たな平和の時代が開かれたことを8,000万のわが同胞と全世界に厳粛に宣言した。

「新たな平和な時代が開かれ“た”」というのは、かなり早すぎる気がしますが…。

1 南と北は、南北関係の全面的で画期的な改善と発展を実現することで、途絶えた民族の血脈をつなぎ、共同繁栄と自主統一の未来を早めていくだろう。

「平和な時代」が開かれたということで、「関係改善をしていこう!」という話になります。そして、「具体的にどうやって関係を改善していこうか?という項目がつづきます。

6項目あるのですが、長くなるので、興味がある方は原文をお読みください。ここではポイントだけ、書いておきます。

(1)南北は、すべての合意を徹底的に履行する

(2)南北は、各分野の対話と交渉を早期に開催し、首脳会談の合意を実現すべく対策を立てる

(3)南北の交流を円滑に進めるため、南北共同連絡事務所を開城地域に設置する

(4)南北は、多方面の協力と交流、往来や接触を活性化する

(5)離散家族・親戚再会をはじめとする諸問題を協議、解決する

次がおそらく最重要です。ここ、原文そのまま引用。

(6)南と北は民族経済の均衡的な発展と、共同繁栄を成し遂げるため、(07年の南北首脳による)10月4日宣言で合意した事業を積極的に推進していき、一次的に東海線と京義線の鉄道と道路などを連結し、現代化し、活用するための実践的な対策を取っていくことにした。

  • 共同事業を積極的に推進する
  • 南北鉄道、道路を連結する

さて、「1」と項目(1)~(6)で書かれていることはなんでしょうか? 要するに、「平和な時代が来たので、両国間の人的経済的交流を活性化させましょう」ということ。結果、比較的豊かな韓国から極貧の北朝鮮に金が流れるようになる。

北朝鮮は現在、厳しい経済制裁で苦境に陥っていますが、この宣言内容が現実化すれば「経済制裁が無力化される」ことになります。

高級腕時計のレンタルがジワジワ人気、カードのマルイが全面協力

いま、レンタカーならぬ「レンタル高級ブランド時計」が人気になりつつあることをご存知でしょうか。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、そんな最新のサービスで注目を集めている企業、その名も「カリトケ」の戦略・戦術を詳細に分析しています。そして、カードのマルイでおなじみ株式会社丸井が全面バックアップする理由とは?

購入へのハードルを下げる

ブランド腕時計のレンタルで注目を集めている企業を分析します。

● モバイル端末向けのゲーム開発などを行っているクローバーラボが展開しているブランド腕時計のレンタル店「KARITOKE(カリトケ)

戦略ショートストーリー

高級時計を試してみたい方をターゲットに「月額レンタルサービスのノウハウ」に支えられた「腕時計のある生活を気軽に楽しめる」等の強みで差別化しています。

さまざまなブランドの高級時計を品揃えすることで注目を集め、初回登録時に使える「50%オフ分のクーポン」をプレゼントすることで、顧客が試しやすくしています。

■分析のポイント

購入へのハードルを下げる

ブランド腕時計に関心を持っていて、欲しいと思ったとしても高額なため、購入するにはハードルが高いと感じるビジネスパーソンが多いようです。そのようなビジネスパーソンの思いに応えるサービスとして、借りることでブランド時計を着けるという新しい選択肢を提供しているのが、KARITOKE(カリトケ)です。

借りることのメリットの一つとして考えられるのが、複数の腕時計を試すことができることです。

ただでさえ、購入するにはハードルが高い高級腕時計ですからさすがに、何本も持つことは難しいですよね。ですので、毎月異なるブランドの時計を着けるということは非常に難しいことだと思います。

しかし、レンタルであれば、月額料金を支払えば毎月のように異なるブランドの時計を着けることができるわけです。これは、日常ではなかなか体験できない価値と言えるでしょう。

そして、今回のポイントですが、様々な腕時計を試すことで、お気に入りの一生ものの腕時計と出会うことになれば、愛着もわくでしょうし、高かった購入へのハードルは多少低くなると思います。これが、マルイグループが協業している理由のひとつだと思われます。

KARITOKE(カリトケ)をとおして、ブランドの時計を試す機会を提供し、購入へのハードルを下げ、購入したいと思った顧客がマルイグループの時計販売店に流れていくというシナリオを描いているのではないでしょうか。

つまり、マルイグループにとって、KARITOKE(カリトケ)は、新たな顧客を獲得するということに貢献できると見込まれているということでしょう。

気軽に試せないものを気軽に試したいというニーズに応えるサービスは、今後拡がっていくように感じています。例えば、高級車のレンタルやブランドバックのレンタルなどは、人気のようですしね。

高級腕時計のレンタルは、まだ市場としても立ち上がったばかりですので、今後が楽しみです。