猿之助の衝撃事件から一夜明けて浮上した「不可解」な状況。最悪“逮捕”の可能性も

歌舞伎俳優・市川猿之助(47)が自宅で両親とともに倒れているのが見つかり、父親の市川段四郎さん(76)と母親(75)が死亡したという衝撃の事件から一夜。現在、亡くなった両親の司法解剖が警察によって進められている。また、警視庁目黒署は、猿之助が自殺を図ったものとみて捜査を進めているという。

「真実」は一体何? 猿之助宅の事件、考えられる様々な可能性

猿之助は命に別状はないものの、意識障害が続いているとの報道もあり、事件の全容はいまだ見えていない状況だ。

メディア各社の報道によると、猿之助は自宅半地下のクローゼットの中で倒れていたこと、発見時に母親の死後硬直が始まっていた(死亡から数時間が経過していた)ことなどがわかっている。

また、「文春オンライン」は、3人が口から泡を吹いていたと報道。事実ならば、何らかの薬物を摂取した可能性もあるかもしれない。

今後、事態はどのような進展を見せるのか? 週刊誌の記者は言う。

「ご両親の司法解剖の結果次第ですが、“一家心中”“猿之助が無理心中を図った可能性”“それぞれが自殺を図った”と、各社あらゆる可能性を視野に入れて取材を進めています。猿之助さんが話をできる状態ではないと聞いているので、事実が分かるのは時間がかかるかもしれません」

事件発生当初はマスコミや野次馬でごった返した自宅周辺だが、今日の昼頃は10名ほどの報道陣がおり、昨日とは異なる雰囲気であった。規制線の範囲も大幅に狭まり、自宅前の道路を住民が自転車で通るなど、日常の風景を見ることもできた。

【関連】猿之助の“自殺未遂”報道で事件現場は騒然。両親は布団をかけられた状態で死亡、静かな住宅街で何が?週刊誌報道との関連は

だが、現場検証のために訪れた警察車両が複数台停まっている光景は、やはり異様なものであり、近所の住人が「嫌でも事件を思い出してしまう」と語るのもうなずける。

また、捜査をする警視庁目黒署前は、小雨が降るなか複数の報道陣が待機。通行人が興味深そうに眺めている姿が印象的であった。

ここまで「不思議な事件」は、なかなかない

人気歌舞伎俳優の突然の報道は、世間を大きく驚かせた。だが、それはマスコミに身を置く記者たちも同じようである。

「ちょっとわからないことだらけですよね。人気俳優が自殺未遂というだけでも驚くのに、ご両親が布団をかけられ亡くなっていたなんて、驚きを越して恐怖すら感じます。女性セブンの報道が引き金になったとの意見も多いですけど、本当にあれだけでこんな大ごとになるか? という疑問もあります。『今回は記事にしづらいよな』と、記者の間でも話が出ています。われわれも読者と同じく、はやく本当のことが知りたいですよ」(実話紙の記者)

なお、最新の情報として、亡くなった両親の周りでは若干の吐瀉物が発見されたという報道も出ている。産経新聞はスクープ記事で「薬物服用」の可能性があると報じている。

関係者は「あの『女性セブン』記事が原因」と指摘。市川猿之助事件はなぜ起きたのか?

世間に衝撃を与えた市川猿之助さんの「自殺未遂」報道と、両親の死亡報道。一体彼の一家に何があったのでしょうか? 芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが、自身の経験や関係者の証言から推測する「自殺未遂」の理由を語ります。

関係者は『女性セブン』の記事が原因と指摘

市川猿之助さん緊急救急搬送と御両親ともに死亡のニュースには本当に驚きました。

叔父(現・猿翁)から4代目としての名跡を引き継ぎ、歌舞伎界以外にも活躍の場を広げていた猿之助さんに何が起きたのでしょう…。

テレビの報道番組やワイドショーで猿之助さんの自宅周辺がヘリコプターからのカメラで映し出されると、遠い昔にこの近くにある音楽の振興を目的に設立された財団法人に、私が取材した記事がお気に召さなかったのか度々呼び出されたことを思い出してしまいました。

トボトボと歩く帰り道、大鳥神社でよく手を合わせたことも思い出します…2度と呼び出しがありませんように、と。

関係者たちは当日発売された『女性セブン』の記事が原因だと指摘しています。

猿之助さんが“師匠と弟子、座長と役者・裏方という絶対的立場を利用して、普段から濃厚なセクハラ、パワハラが横行していた”という記事です。

3月7日に『BBC』が放映したドキュメンタリーをきっかけに、事務所社長の謝罪動画まで配信されることになったジャニーズ事務所の騒動に続いてです。

『女性セブン』の証言者たちが正しければ、弱者の“黙って我慢するしかない”という現状がまたひとつ…です。

数年程前、私は梨園関係者にどうして猿之助さんには浮いた話がないのかを取材したことがありました。

知ってか知らずかこの関係者は話をはぐらかすだけで、結局この答えは解らず仕舞い、核心に迫る事はできませんでした。

伝聞や憶測で作り上げた週刊誌の記事で、大名跡『澤瀉屋』の看板に泥を塗るような行為をすることはないのに…そうお思いの方も多くいらっしゃると思います。

あの人気俳優のときは間に合わなかった…一命を取りとめたのは幸運

40年近くになる芸能記者の私はこの手のスキャンダルを取材しているといつも感じる事があります。

猿之助さんのような生まれつきプライドの高い世界で生きてきてこられた方には、たかが週刊誌の記事といっても、自らのイメージを傷付けられたということが、生理的にどうしても許せない…我慢できないということが言えると思います。

プライドが高い人間に限って、神経が繊細…敏感過ぎるのです。

猿之助さんは自らの肉体を傷付けることで、その潔白をアピールしたかったのかもしれません。

猿之助さんにとって良かったのか悪かったのかはわかりませんが、今回の対応は朝10時15分に迎えに来た2人のマネージャーが迅速機敏に119番通報したことで猿之助さんの命を取り留めることになりました。

数年前にやはり人気俳優が収録現場に現れず、マネージャーが迎えに行くと…という出来事がありましたが、この時は取り返しのつかない結果となってしまいました。

亡くなったという悲しい事実は、今更蒸し返しても当人が蘇るわけではないのでどうしようもない事ではあるのですが、このとき現場に駆け付けた救急隊が“もう少し早ければ命を救えたかもしれない…”と漏らしていたことを考えると猿之助さん自身は辛いかもしれませんが尊い命を救えたことは賞賛されるべき対応だったと思います。

 

辛坊治郎氏が暴露、ジャニーズ事務所「性加害」のウラ。ジャニー喜多川氏の淫行を「知らなかった」わけがない理由

ジャニーズ事務所の創業者・故ジャニー喜多川氏による未成年所属タレントへの性加害疑惑が大きな社会的関心を呼んでいます。この件に関して、「今回の報道で初めて知った」などと言う業界内の人間は嘘つきでしかないと断言するのは、ジャーナリストの辛坊治郎さん。辛坊さんは『辛坊治郎メールマガジン』の記事中で、英BBCが大々的に報じ、さらに複数の被害者が告発を行っているこのスキャンダルに対して、国内マスコミが及び腰な理由を解説しています。

ジャニーズ性加害問題、国内報道なぜ後手後手に?

先日来、業界関係者でない複数の知人から、「何で、イギリスのBBC放送がドキュメンタリーで伝えて、日本でも被害者の実名記者会見まで開かれたのに、ジャニーズの先代トップの男子児童に対する性的虐待問題を日本のマスコミは扱わないのだ?」という質問を受けました。

勿論、「テレビ局などが番組作りで世話になっているジャニーズ事務所に忖度して扱わない」という事実はあるでしょう。でもね、問題はそれだけじゃないんです。

私は、このあたりの事情は一般の人の間でも共有されていると思っていたんですが、先日飲食の席でこの問題を説明したら、「そういうことなんですね!」と驚かれて、逆に私が驚きました。

もしかすると、私が「世間の常識」と考えていることが、必ずしも「世間の常識」ではない可能性に気が付きましたので、今回は、この問題を解説しておきます。

故ジャニー喜多川氏の性加害を「知らなかった」は嘘つき

まず、テレビ業界人として、「ジャニーズの先代社長が、いわゆる『ショタコン』と呼ばれる、若年男性に対して性的嗜好を持つ人物だったのだろう」というのは常識です。

この問題について発言する業界人の中には、「今回の報道で初めて知った」的な事を口にする人がいますが、私の感覚ではそんな人は「単なる嘘つき」です。

だって、銀座にはもうずいぶん前から、「売れずにジャニーズを退社した元タレントさんが集団で働くおかまバー」があって、そこでは、先代トップの性的虐待の様子が、夜な夜な赤裸々に語られたりしています。

業界にいて、この話を聞いた事がない人はまずいないでしょう。

ですから、昔、週刊誌が、当該人物が存命中にこの問題を書いた時も、今回イギリスのメディアが大々的に取り上げた際にも、正直な業界人の感想は、「そんな事知ってるよ」なんですね。

この記事の著者・辛坊治郎さんのメルマガ

上司がどんなに指示しても「仕事が遅い部下」の考えていること

何かと苦労の多い管理職という仕事。特に、「組織(部下)が動いてくれない」といった悩みはつきものです。無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょうおんさんは、今回の記事で、上司として部下に指示を出す前に考えてほしいことについて語っています。

組織は簡単には動かない

管理職になると、チームや組織を動かすという役割が与えられるわけですが、大抵の人はここで大きく挫折するんですよね。つまり、

 ■ 上司が指示を出せば、組織はすぐに動くだろう

って考えてしまうということで、そして実際にはあなたが想像したようには動いてくれないということです。ここでウッキー!となるわけですが、組織なんてモノはあなたの思い通りに動かないのが当然なんですよ。

組織の動き方、働き方、ビヘイビアって、その環境に適応しているモノで、つまりそれはそれで最適化されているんですよ。人間はバカじゃありませんから、自分にとって損になるような動きはしないんです。

例えば、そこの社員がみなさんダラダラと時間を掛けて仕事をする、そんな会社だと、そこでシャキシャキと仕事を終わらせるのは得策じゃないってことですよ。自分だけサクサクと仕事を終わらせたら、間違いなく次の仕事を振られて、しかもその仕事をやっても加点評価されないということになったりします。他の社員は、それが分かっているから、極力ゆっくり、文句を言われない程度にダラダラと仕事をする(それがこの環境では最適なビヘイビアとなる)のです。

その時に、

 ■ もっとサクサクと手早く仕事を終わらせるように

と指示したって彼らの動きが速くなるわけがないんです。だって速くやりたくない理由がまだ残っているんですから。それはつまり、

 ● 速く仕事をやった人にプラスとなる要素を追加してあげる

ということですよ。仕事を早く終わらせたら良いことかあると分かれば、彼らは自動的に速く手を動かしますよ。それがその環境に於ける最適化ということなんですから。

近い将来「日本を追い抜く」インドネシア。言葉を学んでおくべきか?

今、急成長しているインドネシアは近い将来、日本を追い抜くとまで言われています。しかし、それを見越して「ビジネスのためにインドネシア語を学ぼうとするのはちょっと待ってほしい」と語るのが、メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江さんです。その理由とは?

インドネシア語を話せるようになるメリットとは

Question

shitumon

Instagramで知ったインドネシアのアイドルにハマってます。サバを読んでいなければ同い年なこともあり、親近感のようなものを感じています。

ファン限定のDiscordにも加入し、FGOなど海外人気の高いゲームの話題や日本でのサブカル事情などの話題を話していますが、みんな英語なので私もDeepLを使用して現地中心のファンや本人と英語でやりとりしています。

文章のやりとりであれば機械翻訳やちょっと言葉を調べる事で可能なのですが、ちょくちょく旅行やイベントで来日されるのでどうせなら直接お話しできるようにしたいと思い、自分にとってまったく未知のインドネシア語(とドラゴンボールとか昔の漫画)を勉強し始めてます。

大変不純な動機から始めているインドネシア語の勉強ですが、今後のビジネス等でインドネシア語を習得することで得られるメリットはどのようなことが考えられますか?

永江さんの2019年の記事ではインドネシアの急激な成長を書いていましたが、現在もインドネシアが成長しており将来性があるのであれば、日本はもうどうしようもなくなっている状態と聞き及んでいるので、いざというときの逃げ道にもなるかとも思う次第です(プログラム程度しかできず、対人スキルがないので日本と同時に自分も消えてなくなるかもしれませんが…)。

あと15年以内に日本のGDP(国民総生産)を抜くインドネシアにいってきた。日本よ、これが高度成長だ!! 

永江さんからの回答

インドネシア語は、ビジネスよりも趣味や楽しみとして勉強するのが良いと思います。

おっしゃる通り、インドネシアは急成長しており日本のGDPも近い将来に追い抜きますが、そもそも外国人はインドネシアで働けない(配偶者もダメ)ですし、ハイレベルなビジネスパーソンだと英語を話せる人も多いので、インドネシア語ができたからといってビジネスには繋がらないでしょう。せいぜい輸出入するときの翻訳とか、趣味でインドネシア語で話す動画を上げたりするくらいですね。

ただ外国語って、ビジネスで必要だからと思ってやってもつらく、趣味や好奇心で勉強して話せるようになるととても楽しいです。メリットとか考えずに、興味や楽しみがあるなら勉強したら良いだろうと思います。

わたしもバリには何十回も行ってますが、インドネシア語は語彙が少なくてとても簡単と聞きますし、無数にある島ごとに方言があったりして勉強してみたら楽しめるかもしれません。外国人労働者として来日してくれている人もベトナムに次いで多いのがインドネシアです。親日な人も多く、ウソを吐きまくるような人も少ないので、交流も楽しめるかもしれません。

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1日を31時間にもできる!頭の回転速度を上げる方法

時間がいくらあっても足りない…そう思うビジネスパーソンは多いかもしれません。今回は、メルマガ『熱血日記』の著者で外資系金融機関で30年間の勤務経験を持つヒデキさんが、頭の回転速度を上げて時間を増やす方法を紹介しています。

高速回転脳を習得して成功する方法

長時間労働が嫌な人は、頭の回転速度を1.2倍に早めて数多くの仕事をこなす!

たいへん有能な若手から「実家の家業も継がなければいけないし、自分の事業も立ち上げて起業もしたい。どうすれば良いか?」という相談を受けて、「両方チャレンジしてみれば良い。時間管理術を使いこなせばできるはずだ」と、即答しました。

シリコンバレーの起業家、スティーブ・ジョブズやラリー・エリソン、そしてチャットGPTの創業者であるサム・アルトマン氏などはいずれも型破りで常識外れ、そして高速回転脳の持ち主です。そして、欲張りなところも共通しています(笑)。

頭の回転をいまの1.2倍から、1.3倍くらいに速く回転させれば、仕事のスピードも速くなりますし、ミーティングも数多く入れられるようになります。当然、業績も向上します。

長時間労働を重ねることも多くの仕事をこなす方法ですが、なぜ人々は高速回転脳を習得するという解決策を使わないのでしょうか?ある一定の方法を使えば、だれでも頭の回転を1.2倍、1.3倍と速くする方法があります。

人間がふだんの生活で使っている脳みそは全体の10%から15%に過ぎません。それが、極限状態とか、火事場のくそ力とか呼ばれる密な状況に追い込まれると脳の稼働面積は60%~70%に上がるそうです。

つまり、私たちはほとんどの時間を脳がアイドリング状態に置かれていて、フル回転する状態まで使い込んでいないということなのですね。

私も日頃、営業の仕事から経理、人事、総務の仕事をひとりで回し、それに加えて大学生向けのコーチングの仕事も入れましたから、時間がいくらあっても足りない状態です。

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「これを言ったら今の子に嫌われるだろうな…」が正しくない理由

平気でスマホを見ていたり、従業員同士でベラベラ話していたり…たまに、こういった飲食店と遭遇することは?こうしたダメな店は、経営者がスタッフとの接し方に問題があると、無料メルマガ『飲食店経営塾』の著者で飲食店コンサルタントの中西敏弘さんは話します。経営者の「これぐらいいいか…」は危険です。

あなたの「これぐらいいいか…」が、店を潰す!!

環境犯罪学という学問の中に「割れ窓理論」というものが存在することをご存知でしょうか?

これは、建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴となり、他の窓もまもなくすべて壊されてしまう傾向が高いという事実から、反対に「割れた窓をすぐに修理すれば、他の窓が割られる確率は低くなる」という説を唱えた理論です。

まとめると、「どんな軽微な犯罪も徹底的に取り締まることによって、凶悪犯罪を含めた犯罪全体を抑止することができる」というのが割れ窓理論の概要だそうです。

最近は、個人の存在を尊重するという流れからか、「注意したり」「叱ったり」という行為自体が難しくなってきています。また、社員スタッフもアルバイトに注意したり、厳しく指摘したりすることができない人が増えました。

そういった店ほど、

・営業中、平気でスマホを見てSNSをしたり
・すぐにスタッフ同士でしゃべったり
・身だしなみもユニフォームを勝手な着方をしたり
・キャップも独自のものをかぶったり
・社長が来てもあいさつもせず気にせずダラダラしたり
・お客様が来ているのに、自分達だけ楽しんでお客様を放ったらかしにしたり
・禁煙なのに、バックヤードの見えないところで煙草を吸ったり

と、店が「無法地帯」化し、それがお客様のクレームを招いたりしていることもあるようです。

アルバイトからすると、「この店はゆるいから、何やっても平気なんだ…」

と思っているのでしょう。なので、こういう店で社員が注意なんか使用もんなら、「なに、いい子ぶっての」なんて、社員が悪者にされることも怖がって、どんどん注意できない、指導できなくなっている社員もいるように感じています。

このような状態になっている店のほとんどが、「まあ、それぐらいはいいか…」「あまり言い過ぎるとアルバイトが機嫌損ねて、シフトに入ってくれないのも困るし…」なんていう、とんでもない理由で、社員が注意できないことが大きな原因です。

また、僕の経験上、社員が注意できないほど、店のハウスルール(例えば、遅刻、身だしなみ、挨拶など)に甘く、もしくはハウスルールが存在していません。

冒頭で紹介した「割れ窓理論」のように、小さなルールの遵守を怠るからこそ、どんどん店のルールを守らなくなるのです。そして、それは最悪の場合、どんどんエスカレートして、お店を潰すようなこと(例えば、SNS上で変な動画を流す)まで繋がりかねないのです。

逆に、小さなルール、挨拶、時間厳守、身だしなみなどに厳しいお店ほど、大きな問題は起こりにくいのです。

何も、「何もかも厳しくしろ!」と言っているわけではありません!

最低限のルールを守ることをアルバイトに求めればいいのです。飲食店で働くアルバイトの多くは学生さんだと思いますが、社会にでれば、小さなルールを守れないと、周りから信用されないでしょうし、最悪は、何らかのペナルティを受けることもあるでしょう。こういった社会の“当たり前”をきちんと学生アルバイトに教えることも社員の大きな役割なのです。

また、アルバイトに「厳しいことが言えない」と放置したままにすると、結局は自分が痛い目(お客様からのクレーム、売上低下、最悪は、店舗閉店)に合うのです。

「これぐらいはいいか…」
「これを言ったら嫌われるだろな…」
「今の子には、これぐらいは許してもいいか…」

こんな「甘え」が、結局のところ、自分の首を苦しめることになり、また、アルバイトの将来をもダメにしてしまう可能性があるのです。

今一度、社内で小さなルール、特に、「時間厳守」「身だしなみ」(店できちんとしたルールを決める)、「挨拶」「返事」等を徹底しましょう!また、社員も徹底して、この小さなルールをもっと大切にし、アルバイトの見本になるようにしていきましょう!

小さなルールの徹底ができれば、きっとアルバイト指導もいい意味で”楽”になるはずです。

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今の時代「何でも勧めてくる」服屋の店員が時代遅れな理由

今、アメリカのZ世代のトレンドは「購入を勧めない」だそうです。メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんは、今の若者は「何でも勧めてくる販売員」に嫌悪していると言い、販売員が知るべきコミュニケーションの鉄則を紹介しています。

アメリカのZ世代は「#deinfluencing」がトレンド

少し前のVOGUEの記事で知ってちょっと追いかけていたのですが、現在アメリカのZ世代の間で「#deinfluencing」がトレンドになっているそうです。

● 過剰消費に抗う#deinfluencingはなぜTikTokでトレンドに?──【MY VIEW│竹田ダニエル】
https://www.vogue.co.jp/article/my-view-daniel-takeda-deinfluencing

僕は英語がよくわかりませんが、「De-influencing」とは、「購入を勧めない」のような意味を持つとのこと。

これがトレンドになっているのはTikTokでして、これまでいろんな商品を紹介しバズらせてきたインフルエンサーたちが「この商品を買うのはやめよう」といった投稿をしているのですね。

TikTokで検索をしてみるとコスメ系の話題が中心ではありますが、かなり多くの「いいね」がついていることがわかります。

宣伝会議の記事によれば、アメリカ国内の「#deinfluencing」の再生回数は4月時点で4億3,500万回。年齢別で、18~24歳が69%を占めているようです。

● 米Z世代に大流行、買わないほうがよい商品を紹介する「De-influencing」とは?
https://mag.sendenkaigi.com/senden/202306/us-admarketing/026514.php?utm_source=sdkg_mag&utm_medium=email&utm_campaign=mag_mail_sk_20230518

要するに、若者世代の人たちはこれまで影響を受けてきたインフルエンサーの正直な投稿に共感しているということでしょう。

この話を追いかけていて、あることを思い出しました。昨年まで某専門学校で10代後半くらいの子たちを教えていたのですが、彼ら彼女らと会話をしていた時にこんな話が出たのです。

「何でも勧めてくる人は嫌い」

「これは良い、これは良くないをハッキリ言ってくれる人が信用できる」

この会話は、「良い接客ってどんな接客だと思う?」という質問に対する返答からでした。

ファッション科の学生たちでしたが、洋服を日頃からよく買う彼ら彼女らは、店員に対してこんな気持ちを持って接していたのです。

正直言えば、世代などは関係なく誰しもがそう思うのは当然です。

僕も何でもかんでも「良いですよ」と勧められればそれは辟易します。

でもこれからはより一層、そうした正直さが求められる時代になっていると言えるのではないでしょうか。

もちろん以前からお伝えしている通り、企業は良くないと思う商品をわざわざ作ったり仕入れることはありません。

そんな無駄なコストを支払いたくは絶対にないからです。

ですが、製造・仕入れの段階で「良くない」と思っていたとしても、実際に店頭に並んだ時に商品を直接手に取るのはお客様であり、販売員です。

お客様も販売員も人である以上は、どうしたって趣味嗜好は生まれます。

そこで「売らなければいけない」と考えすぎて、何でもかんでも「良いですよ」とばかりお客様に紹介し続けてしまえば、それは以前までのインフルエンサーマーケティングと同じかもしれません。

販売員もこれまでのインフルエンサーと同様に、企業からお金(賃金)をもらい商品を宣伝しているわけですから。

でもそこに正直な意見があり、良いものは良い、良くないと思うのはやっぱり良くないと言えるのであれば、お客様は信用しやすくなるのでしょう。

これはコミュニケーションの上での鉄則なのかもしれませんね。

店頭での接客ばかりではなく、今はオンライン上での商品紹介をする
機会もどんどん増えています。

それは動画だけではなくて、文章や静止画でも同様のことです。

むやみやたらに良くないことを発信する必要はありませんが、良くも悪くも正直にいるということをこれからはより意識をしておかなければ、お客様の信頼を得にくくなっている時代だと感じます。

今日の質問です。

・お客様に本音で商品紹介ができるようになるためには、どんなコミュニケーション能力が必要ですか?

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東大名誉教授が告発。津波で命を奪い、多くの人々の故郷をも奪った「真犯人」

東日本大震災による津波で犠牲となった、多くの尊い命。しかしそれは「防ぎ得た災害」であった可能性も高いようです。今回のメルマガ『国家権力&メディア一刀両断』では著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、地震調査研究推進本部の要職を務めた東大名誉教授による「告発本」の内容を紹介。東京電力を忖度した内閣府防災担当による愚行を白日の下に晒しています。

死なずに済んだ多数の命。東日本大震災の津波被害を拡大させた真犯人

2002年に政府の地震本部は「長期評価」を発表し、「三陸沖から房総沖のどこでも津波地震が起きる可能性がある」と指摘した。「30年以内に20%」と数字も提示した。ところが、東京電力は何ら対策を講じることなく、あの未曾有の原発災害を招いてしまった。

ここまでは、よく知られた話である。だが、東電と秘密会合を重ねた政府内部の防災担当組織が、莫大なカネと労力を要する福島第一原発の津波対策をしないで済むよう、「長期評価」を歪曲する画策をしていたことまでは、広く認識されているとは言い難い。

福島県沖で津波地震は起こらない。そういうことにすれば、東電は対策をしなくてよい。それと辻褄を合わせるため、福島県周辺地域の防災計画までも捻じ曲げ、津波への備えがおろそかになった結果、多くの人々の命が失われたのだ。

「長期評価」をまとめた当事者である東大名誉教授、島崎邦彦氏(元日本地震学会会長)が、このほど出版した『3.11大津波の対策を邪魔した男たち』で、“告発”した内容だ。

筆者は、2018年10月25日発行の当メルマガ「大津波『長期評価』を歪めた内閣府、対策を怠った東電」で、福島第一原発事故の刑事責任を問う東電裁判を取り上げ、島崎氏の証言に言及したことがある。

【関連】「津波の高さの想定を下げろ」原発事故を招いた東電副社長の一言

今回の告発本は、その証言をさらに掘り下げて詳述した内容であり、原発利権と国家権力の堕落によって国民多数が悲劇のどん底に落とされた事実経過を物語る歴史的資料といえる。

島崎氏は、阪神・淡路大震災後に、文部科学省の特別の機関として設置された地震調査研究推進本部(地震本部)で長期評価部会長を1995年から2012年までつとめた。過去の地震を議論し、今後に起こる可能性を予測するのが部会の役割で、2002年7月に「長期評価」をまとめたが、内閣府の防災担当大臣から文部科学大臣に「待った」がかかった。そして、内閣府の防災担当は、発表を見送るよう文科省の地震本部事務局に迫った。

地震本部は抵抗し、本文はそのまま発表した。しかし、表紙の前書きを以下のように変えることを了承した。

評価結果である地震発生確率や予想される地震の規模の数値には誤差を含んでおり、防災対策の検討など評価結果の利用にあたってはこの点に十分留意する必要がある。

地震本部の発表は防災に役立たないかのような書きぶりだ。これでは、対策しなくても良いと読むことができる。島崎氏は「長期評価に泥を塗られたと感じた」という。

津波地震は日本海溝に沿う地域で起こる。記録が残っている江戸時代以降の400年の間には、3回しか津波地震はなかった。その発生を予測した「長期評価」は“原子力ムラ”にとって都合の悪いものだった。

東電の福島第一原発が「三陸沖~房総沖」という津波地震の想定区域に含まれており、しかもこの原発は以前から高い津波に脆弱であろうことがわかっていたからだ。

「長期評価」が出た後、当時の原子力安全・保安院は不測の事態に備え、予想される津波の高さを計算するよう要求したが、東電は、福島県沖には津波地震が起こらないというウソの混じった報告書を使って、拒んだ。

この東電の姿勢は、国の地震防災計画に悪影響を及ぼした。日本の防災の元締めは、首相が議長をつとめる「中央防災会議」だ。その事務局こそ、東電を忖度し、「長期評価」に圧力をかけた内閣府防災担当なのだ。

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TikTokで「密航ルート」を検索。いまアメリカに密入国する中国人が激増している理由

長く対立状態が続く米中両国。そんな中にあって、アメリカに密入国する中国人が激増している事実をご存知でしょうか。今回のメルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』では台湾出身の評論家・黄文雄さんが、さまざまな報道を引きつつその実態を紹介。さらに今後日本への密航も増えると予想し強い警戒を呼びかけています。

※ 本記事は有料メルマガ『黄文雄の「日本人に教えたい本当の歴史、中国・韓国の真実」』2023年5月11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:黄文雄(こう・ぶんゆう)
1938年、台湾生まれ。1964年来日。早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院修士課程修了。『中国の没落』(台湾・前衛出版社)が大反響を呼び、評論家活動へ。著書に17万部のベストセラーとなった『日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか』(徳間書店)など多数。

スパイか、集団犯罪目的か。激増のアメリカに密入国する中国人

澳廣:中國公民偷渡至美國驟増 6個月逾6500人

オーストラリア放送協会(ABC)は、中国人のアメリカへのビザ取得が困難なことや、これまでのゼロコロナ政策による都市閉鎖が中国経済を直撃したことなどから、アメリカに密入国する中国人が激増し、昨年10月以降、前年同期比15倍となる6,500人以上が国境を越したと推定されると報じました。

以前、アメリカに出国することは「中国人の夢」でした。共産党高官ですら、妻子と不正蓄財を海外に逃し、自らは中国で汚職にいそしむという「裸官」が大量にいました。しかし、米中対立によるアメリカ側の中国人受け入れの制限に加え、新型コロナの流行で、中国からの入国は非常に厳しい状況になっていました。

各国で新型コロナによる移動制限が大きく緩和されましたが、依然として中国人のビザ発給には制限があります。

アメリカ国務省によると、中国人のアメリカ観光ビザ却下率は2021年度には80%、2022年度には30%以上に達し、この2年間は間違いなく過去最高を記録しているとのこと。アメリカでのビザ発給数が徐々に流行前の水準に戻ったとはいえ、昨年の中国人へのビザ発給数は流行前に比べて90%も減少しています。

留学生にしても2019年から2022年にかけて中国人留学生へのビザ発行数は50%以上減少しているそうです。

こうした状況にあるため、アメリカへの密航を試みる中国人が激増したわけです。

米の中国人留学生ビザ発給、コロナ前水準から半減

冒頭のニュースでは、メディアのインタビューに答えた人たちは皆、TikTokなどのSNSでアメリカへのルートを知り、ルート計画に役立てたと告白しています。
例えば、シングルマザーの呉麗華さんは、TikTokでアメリカへのルートの作り方を説明した投稿を見たことで密航を決意、旅行前にSNSで、どんな靴を履くか、信頼できる現地ガイドの見つけ方、支払い額など、詳しいヒントを見つけたといいます。

ところが密航を実施した彼女と5歳の娘は、今年4月にアメリカとメキシコの国境付近の岩場で、アメリカの国境警備隊に逮捕されました。

ロイターが取材した中国人密入国者の約半数は、もともと中国で中小企業の経営者だったといい、電子商取引事業や羊牧場、映画製作会社などを経営する者もいたそうです。本国での経営が厳しくなって、アメリカへやって来ているケースが多いようです。

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