専門店にも熱視線。なぜ、いま「豚汁」でここまで集客ができるのか?

あなたは豚汁がお好きですか?あったかくて具沢山の豚汁は、冬だとさらに食べたくなる一杯ですよね。今回のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の著者、佐藤きよあきさんは、そんな豚汁に秘められた集客力と、その理由を語っています。

心を温める一杯。「豚汁」に秘められた集客力を活かせ!

豚汁。その響きには、人を惹きつける力があります。

味噌汁のほっこり感に、さらなる贅沢感がプラスされた存在。

特別なものではありませんが、あれば食べたくなります。

豚汁は、日本全国、和食系のお店であれば、メニューに載っています。

誰もが知っており、ごくありふれた料理かもしれません。

牛丼や回転寿司などのファストフードチェーンにもあります。

なぜ、どこにでもあるのでしょうか。

味噌汁があれば、それで済むような気もしますが。

それだけ、豚汁を注文する人が多いということです。みんな豚汁が好きなのです。

なぜか、食の話題として出てくることはありませんが、みんなに愛されていることは間違いありません。

豚の風味とコク、根菜類の出汁、味噌のふくよかさ。非常に美味しい、和食の一品です。

さらに、豚肉のビタミン類、味噌のダイエット効果や美肌効果、根菜類の健康効果などがあり、女性にも人気があります。

ところが、メジャーな存在とは言えません。

品揃えとしてはありますが、大々的にアピールすることもなく、静かな立ち位置にいます。

魅力的な一品でありながら、これをアピールしないのは、実にもったいないことです。

「豚汁はいかがですか?」。

このひと言で、お客さまはその存在に気づき、その美味しさを求めてしまうのです。

美味しい豚汁は、その一品だけでも、人を惹きつける力を持っています。

文政権の“嘘”が次々と暴かれる韓国。北朝鮮施設を検証ナシで「不能化」発表が判明

韓国の文在寅政府時代に、北朝鮮の最前線監視哨所(GP)が不能化したと発表していましたが、その際の現場検証はあまりにもずさんなものだったことが判明しました。今回、無料メルマガ『キムチパワー』の著者で韓国在住歴30年を超え教育関係の仕事に従事している日本人著者が、その詳細を紹介しています。

韓国の文政権、なんの検証もなしに北朝鮮「最前線監視哨所」不能化を発表していたことが判明

文在寅政府が2018年12月、現場検証も核心地下施設破壊有無の確認もせずに「北朝鮮GP施設が軍事的に不能になった」と発表したことが分かった。当時、現場検証に参加した複数の軍関係者はこの1月14日、本紙(朝鮮日報)に「北朝鮮GP地下施設が破壊されたかどうかを装備などを通じて実際に検証することはできず、肉眼で見て北朝鮮の主張を聞いたのが全てだった」とし「『不能化に対する疑問が十分に解消されなかった』という趣旨の報告も掲載したが黙殺された」と話した。現場検証団が不良検証、虚偽発表疑惑を外部に提起したのは今回が初めてだ。

政府高官も「当時77人で構成された現場検証団の一部でこのような報告をしたことを確認した」とし「北朝鮮側の地下施設をきちんと確認しないまま、北朝鮮側の立場だけを聞いて韓国政府の立場が『不能化が達成された』となった経緯を把握している」と話した。

軍高官は「当時、合同参謀が検証結果の報告を検討する過程で、合同参謀側高官と国防部高官の間で怒鳴り声と暴言が交わされ、意見の衝突があったと聞いた」と話した。軍側では「不能になったと判断しにくい部分がある」と主張したという。文在寅政府が北の金正恩のご機嫌伺いに北朝鮮最前線監視哨所(GP)を撤収した可能性があまりにも濃厚なわけだ。

軍は最近、北朝鮮が昨年末から復元に乗り出した軍事境界線付近の11個のGPの一部で地下施設を活用している情況を監視資産を通じて確認したという。軍当局は、このような迅速な地下施設の使用から、前政権の「北朝鮮GP不能化」主張とは異なり、該当地下区域が破壊されることはなかったものと推定している。

軍専門家らは、外部に露出した地上要塞が核心である韓国軍GPとは異なり、北朝鮮GPは外部監視警戒所と銃眼具(機関銃や小銃のような直射火器を撃つことができる小規模地下陣地)を連結した地下施設が核心だと見ている。韓国軍がGPをすべて破壊したのに対し、北朝鮮は地下施設をそのままにして「破壊した」と欺瞞戦術を駆使し、迅速に復元に乗り出したものとみられる。

これに先立って南北は2018年9月9・19軍事合意を締結した当時、「非武装地帯内GPが軍事的緊張感を高める」としてGPを全面撤収することにし、試験的に軍事境界線(MDL)から南北にそれぞれ1km以内にあるGP11か所を優先的に撤去・閉鎖措置した。さらに同年12月12日、南北は検証団をそれぞれ派遣し、撤去するかどうかを確認した。

阪神・淡路大震災から29年。能登半島の避難所に「経験」は生きているのか?

1995年1月17日の阪神・淡路大震災発生から29年。その間にも東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震と日本各地で大きな地震を経験してきました。そして、今年元日に発生した能登半島地震では、いままさに不自由な生活を強いられている被災者が多くいます。避難所で過去の震災の経験はどう生かされているのでしょう。今回のメルマガ『宇田川敬介の日本の裏側の見えない世界の話』では、阪神大震災で避難所生活を経験しているジャーナリストで作家の宇田川敬介さんが、当時の避難所の酷い有り様を紹介。地震ごとに固有の新たな課題はあっても、比較することで経験の積み上げを伝えています。

阪神大震災と能登半島地震の避難の様子

なぜ阪神大震災と比較するのか

さて今回は「阪神大震災と能登半島地震の避難の様子」と題して、今年の1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」と「1997年阪神大震災」との内容を比較して、その避難の様子を見てゆきたいと思います。

単純に比較をすることは、神戸と能登半島ということから、人数的にも物流という意味でも全く異なると思いますので、基本的には単純に比較することはナンセンスであると思います。

当然に避難所の規模も異なりますし、またそこまでの物流ルートも異なります。しかし、例えば東日本大震災の時と能登半島地震を比べれば、震災犠牲者においてその構成が全く異なります。

東日本大震災は津波による犠牲者が多いのに対して、能登半島地震は建物の倒壊による圧死がほとんどです。その様に考えれば、被災地の態度も全く異なるということになります。

つまり、東日本大震災の場合は、その被災地のほとんどが海水に使っており、水分が多く人が避難できる状態ではないということになります。つまり、被災地と避難場所が離れてしまうということを意味しているということになるのです。

しかし、能登半島地震と阪神大震災の場合は津波が起きないもしくは規模がそれほど大きくなく、ほとんどが建物の倒壊による「圧死」が犠牲者ということになります。そのことは、「避難先」が「被災地のすぐ隣であっても頑丈で安全性が確認された建物であれば非難ができる」ということになるのです。

逆に言えば、余震などで津波が再来するということはかなり少ないと言えますが、しかし、地震による揺れは、余震によって再来するだけではなく、すでに様々なところの強度が少なくなっている建物が余震によって倒壊する可能性があるということになります。要するに「余震」に対する警戒感もかわってくるということになるのです。

このように考えれば、阪神大震災と今回の能登半島地震の類似性はありますが東日本大震災との違いはかなり大きいということになるのです。

その様な理由から、阪神大震災と能登半島地震を、規模の違いや県民性などに留意しながら、またはその経験値を考慮しながらその内容を比較してみたいと思います。なお、御存知の方もいますが、阪神大震災に被災し、その経験をしていますので、その内容を現在の内容と比較してみたいと思います。

この記事の著者・宇田川敬介さんのメルマガ

まったく信用できず。経団連会長「非正規雇用の賃上げと正社員登用」発言に浮かぶ疑問符

上昇する物価に賃金が追いつかず、苦しいばかりの状況が続く日本の労働者。長年の懸案事項である非正規雇用者の待遇改善も放置されていると言っても過言ではないのが現状です。なぜ我が国は、かような状況から抜け出すことができずにいるのでしょうか。今回のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』では健康社会学者の河合さんが、その原因を考察。さらに政治家や企業経営者といった社会のリーダー層のノブレス・オブリージュ、すなわち「社会的地位ある者の義務」の欠落を批判しています。

プロフィール河合薫かわいかおる
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

「高い社会的地位には義務が伴う」ノブレス・オブリージュなきニッポンのエリート

「安いニッポン」から脱却できない状況が続いています。

2023年11月の毎月勤労統計調査によると、1人あたりの賃金は物価を考慮した実質で前年同月比3.0%減り、20カ月連続でマイナス。23年10月と比べると2.3%減から0.7ポイント拡大し、厳しい状況が続いています。

そんな中、経団連は16日、今春闘での経営側の指針を発表し、大企業で4%以上の賃上げをめざす考えを表明し、中小企業の賃上げも支えるよう大企業に求めています。

十倉会長は序文で賃上げの歯車を回すことに「日本経済の未来がかかっている」と強調。大企業の2023年の賃上げは経団連集計で平均3.99%と約30年ぶりの高水準でしたが、さらなる熱量と決意で春闘にのぞむことが「社会的責務」とし、「昨年以上の賃上げに果敢に取り組みたい」としました。また、非正規雇用の賃上げや正社員登用の重要性も強調し、メディアは「極めて異例」と報じています。

…正社員はもとより、非正規の賃上げを実現しないと、日本の未来はない、はずです。非正規の割合は36.9%、約4割です。これだけ多くの人たちが非正規雇用で働いているのに、低賃金かつ不安定な働き方は一向に改善されていません。

1時間あたりの所定内給与額を正社員・正職員とそれ以外の人で比べた場合、非正規の賃金は正社員の6~7割程です。しかも、その差はこの20年間でほとんど変わっていません。

「非正規は雇用の調整弁ではない」と言い続けていたのに、リーマンショックの時は派遣切りを行い、コロナ禍でも真っ先に非正規の人たちは仕事を失いました。

変わるチャンスは何度もあったのに、経済界は深くコミットしてきませんでした。

それだけに「どこまで経団連は本気なのか?」と、言葉どおりに受け止められないというのが率直な感想です。

そもそも有期か無期か?は単なる雇用形態の違いであるはずなのに、経営者側の
都合で「賃金格差」を当たり前にしたのです。政治家も同様です。

「同一労働同一賃金」を含めた「働き方改革関連法」が成立した際、最後まで政府は「均衡」の2文字を入れることを譲りませんでした。

1951年、ILO(国際労働機関)は「同一価値労働同一賃金」を最も重要な原則として、第100号条約を採択。この根幹をなすのは「均等」です。

「均等」とは、一言でいえば「差別的取扱いの禁止」のこと。国籍、信条、性別、年齢、障害などの属性の違いを賃金格差(処遇含む)に結びつけることは許されません。仮に行われたとすれば、労働者は損害賠償を求めることが可能です。

この記事の著者・河合薫さんのメルマガ

地方都市の居酒屋なのに「見事なV字回復」を記録。敏腕コンサルは“何を”変えたのか?

不景気の日本で、業績好調な企業はいったい何を改善し実行しているのでしょうか。今回のメルマガ『飲食・デリバリー企業向け/業績アップメルマガ』では、外食・フードデリバリーコンサルタントの堀部太一さんが、支援している居酒屋で実行中の手法を特別に公開しています。

業績好調の居酒屋企業で管理している数値管理

地方都市でドミナント展開されている居酒屋のご支援先。

商圏人口は決して大きくないのですが、様々な業態特化の居酒屋を展開する事で、着実に成長を実現されています。

・寿司居酒屋

・焼鳥居酒屋

・大衆居酒屋

・炭焼居酒屋

・蕎麦居酒屋

このような切り口での展開ですね。

THE居酒屋でしたのでここ数年は大変でしたが、足元では見事なV字回復を達成されました。

それを実現すべく、「伸びているところを徹底的に伸ばす」を大切にし、

・それを見つける作業

・それを伸ばし切る手段

これを進めていました。

そしてこれを進めるには「正しい数値分析」が必要。

じゃあどのような数値分析が必要なのか。こちらの居酒屋企業さんの例で見ていこうと思います。

ちなみにこちらはシステム投資はまだで、スプレッドシートでの管理です。

■日次決算

・予算売上

・実際売上

・客数、組数と客単価、組単価

・原価率

・人件費率

・人時売上

これの把握は日々実施されています。この中でも特に重要なのは「人時売上」ですよね。

仕事って増えていくものなので、慢性的にやるものが増えれば人時売上は悪化します。

売上を最大に、時間を最小に。それを日々把握し、マネージャー職は週一でそれをサポートする事が仕事になります。

ちなみにこちらの企業の人時売上は、

閑散期:4,682円

通常期:5,016円

繁忙期:6,514円

このような状況です。

■新規・リピート売上

・売上合計

・新規売上

・リピート売上

これは月次で把握されています。

冒頭の通り、ここは地方都市。人口も緩やかに減少するエリアです。

そうなると「リピーター様」を着実に増やせるか?は重要な視点になります。

そのため、売上全体が良くてもリピーター様売上が低ければ評価されません。

QSCが本当に高いものになっているか。これを把握されており、これに連動して下記の把握もされています。

能登地震「デマと善意の真実」なぜ保守も左派もSNSで誤解と曲解を重ねたのか?

「素人ボランティアは迷惑だ」「過疎地の住民は移住させるべきだ」「岸田総理は新年会をハシゴしている場合か」「馳知事はジャイアントスイングしかできないのか」「自衛隊の派遣があまりに遅すぎるのではないか」――いまだ救援活動が続く能登半島地震では、SNS上を様々な意見が駆け巡りました。思わず納得してしまうものから疑問符が付くものまで、あなたはどう受け止めたでしょうか?さまざまな見方がある中で、これらのほどんどが誤解に基づくものであると指摘するのは、メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』著者で、米国在住作家の冷泉彰彦さんです。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2024年1月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

能登地震で機能不全に陥ったSNS

今回の能登半島地震に関しては、様々な点で情報流通が上手く行っていないようです。情報の遅れも顕著ならば、誤った理解が広まっているということでも、現代の日本社会としてはかなり珍しい状況になっています。

まずネットを含めたメディアの動きに問題が指摘できます。

ネット時代に突入して以来、震災などの大規模災害においては、ネットによる情報流通をベースにして、様々な議論もネットで展開されてきました。とりわけ、2011年3月の東日本大震災の際には、被災直後からツイッター(現X)による情報流通が膨大なものとなり、電話やTVを上回る存在感を発揮したのは特筆に値すると思います。

実際に、被災した方のSOSがツイッターで流れる、ツイッターを見て避難所で不足している物資を送ることができた、など具体的に「上手く行った」ケースも歴史に残っています。

一方で、勿論、負の側面もありました。例えばですが、3月11日の被災直後に、1995年の阪神淡路の被災者のコメントとして、次のような内容がネットを駆け巡りました。

「千羽鶴はゴミであり不要」

「自分探しのボランティアは迷惑」

「古着の山は屈辱」

実はこの発信者は、その後、関西で地方行政に関与して一時期は首長ををやっていましたが、やはり自身の言動をコントロールすることが苦手であったようで、現在は公職からは離れています。

このような「ダークなメッセージ」は、その後の「被災していない地域」に対して、呪いのような束縛を残しているのは事実だと思います。

そうした「負の側面」もあったにしても、ネットの威力というのは、東日本大震災では歴史的な役割を担っていったように思います。このネットが、今回の能登半島地震では、少なくとも現時点では上手に機能していません。

なぜ「正確な情報」が伝わらなかったのか?

まず、現地からのネットの第一報ということでは、被災が元旦であったことから、例えば地方自治体、教育機関、民間の企業や諸団体が業務体制としてはアイドリング状態であったことが考えられます。

そのために、責任のある人が責任をもって公式アカウントでSOSを出すということが難しかったと思われます。

また、住民の事情としても元日のため、受け取り側のことを考慮してSOS発信を躊躇したとか、それ以前の問題として個々の家庭や集落では、災害の全体像が全くわからないので発信のしようがなかったということも、あると思います。

被災から数日が経過して、被害の全容が漠然と理解され、インフラやライフラインの厳しい状況が分かるようになった時点では、今度は携帯基地局の燃料が切れてしまった地区も多いようです。

発信が求められている時期に、発信ができないという厳しい状態が数日から一週間程度続いたようです。

マスメディアに関しては、何と言っても奥能登を中心にデジタル地上波の中継局が潰れてしまったことが大きいと思います。その結果、一番の被災地にはようやく把握のできた災害の全体像という情報がなかなか伝わらなかったのです。

批判されるべきTV局のモラルハザード

反面、多くのTV局が「被災地ではどうやらTVが映っていないようだ」という確認を前提として、2日から3日には平然と「正月ムード」の番組やCFを流すようになったのは事実で、この辺りの現象は、どう考えてもモラルハザードであり、これに関する検証は必要と思います。

そんな中で、被災の翌日ぐらいから、2011年に始まった「どす黒いメッセージ」が、情報統制という形で流れ出しました。

つまり「混乱した状況ではメディアもボランティアも現場では迷惑」だということで、これが今回は拡大バージョンとなり「被災地に行かない正義」を振りかざした都会のネット民が「善意で行った人」を徹底的に懲らしめる活動に燃えてしまったのです。

筋金入りのネット民はそれでも突撃して情報発信をしていましたが、悲しいのはサラリーマン組織である大手メディアです。結局のことろは、批判されるのが怖くて初動が遅れ、被災の数日後になっても現場からの生の情報発信は限られたままでした。

勿論、数少ない幹線道路がやられていたという問題もあるのですが、少なくとも奥能登にも支局がある石川ローカルの各局を除いて、TVでの情報発信というのは限られてしまったのです。

今でもそうですが、とにかくネットのレベルでも、情報が断片的にしか出てきていません。

特に、被災時、この地域の人口を倍増させていたと思われる帰省客の人々は、数日内で都市圏に戻ってしまい、その後はそもそも「自分の周囲のことを、幅広くネットの世界へ向けて発信する」習慣の薄い方々だけが残っているという状況です。

現在に至るまで、被災の個別の状況も、全体像も正確に伝わっていない、これは今回の震災の大きな問題であると思います。

そう考えると、とにかく正確な情報公開が必要です。半島北部を中心に、交通網がどの程度寸断されているのか、ようやく石川県が詳細な情報をまとめるようになっていますが、まだまだ全国レベルでは伝わっていません。

この記事の著者・冷泉彰彦さんのメルマガ

松本人志“王座からの転落”に京大教授が感じた「日本の大転換」…次は自民緊縮派と財務省が崩壊か?

歌舞伎界、ジャニーズ、宝塚、ついにはダウンタウンの松本人志まで。エンタメ業界では昨年から、凋落など誰も想像すらできなかった「スーパーパワー」の崩壊が次々に起こっています。この流れを受けて政治の分野でも、我が国の権力を掌握し国民を苦しめてきたザイム真理教――自民党緊縮派と財務省――の崩壊を期待する声が高まっているようです。メルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』の著者で、京都大学大学院教授の藤井聡さんが解説します。

(この記事はメルマガ『藤井聡・クライテリオン編集長日記 ~日常風景から語る政治・経済・社会・文化論~』2024年1月13日配信分の一部抜粋です)

松本・ジャニーズ・宝塚…「絶対権力」が次々に崩壊

当方編集長の『表現者クライテリオン』では、昨年2023年の新春第一号の特集は、『転換の年』でした。

それは、一昨年の2022年から、大きな世界史的「地殻変動」が起こり、それまで当たり前のもの、絶対的なものだと思っていたものが次々と崩壊し、まさに昨年2023年から巨大な「大転換」が起こる、という特集でした。

その時に取り扱った「大転換」は、ロシアのウクライナ侵攻に象徴される「平和の時代」から「戦争の時代」への政治的大転換や、その戦争に端を発して世界的に進行した「デフレ時代」から「インフレ時代」への政治的大転換、そして、安倍総理の暗殺事件に象徴される「平和の時代」から「テロの時代」への社会的大転換でした。

そして実際、昨年は戦争はイスラエルの戦争へと拡大し、インフレはさらに深刻化し、「テロ」もまたハマスによるテロや岸田総理をターゲットとしたテロ未遂事件などへと繋がっていきました。

しかし、こうした「大転換」は、日本社会においても、凄まじい勢いで展開していきました。

その最大の事件は、ジャニー喜多川氏の大規模児童性虐待問題の発覚に伴い、芸能界における「ジャニーズ帝国」の崩壊でした。

それまで、一部で広く知れ渡っていたものの、一般の新聞テレビメディアでは全く取り上げられなかったジャニーズ問題が、英国BBCでの特集番組の放送を皮切りとして一気に取り上げられるようになり、永遠に崩壊することがないようにすら思えていた、芸能界におけるジャニーズの絶対権力が崩壊する事になりました。

宝塚で常態化していたイジメの事実が、一人のタカラジェンヌの自殺をきっかけとして、そして、歌舞伎界の一部において繰り返されてきた激しいパワハラの事実が、市川猿之助氏の自殺未遂、および両親の自殺幇助事件を通して、共に明るみに出されました。

それぞれの世界でのイジメやパワハラは、関係者にとっては公知の事実であったものの、一般世間においては知られておらず、事実上、隠蔽され続け、半永久的にその体質は継続するのではないかと思われる状況であったところ、そうした体質が一気に崩壊することとなりました。

そしてこの度の松本人志氏のスキャンダルについては、未だ真実は明るみにはなっていませんが、松本人志氏が少なくとも当面の間「休業」する事態へと発展しました。

お笑い界、エンタメ界、テレビ界の「キング」として絶対的な権力を持っていた松本氏の休業は、その権力構造の崩壊を意味していることは間違い有りません。そしてそれと平行して、「吉本興業」の帝国的な絶対的権力にほころびが生じていることを示唆しているとも解釈できます。

この記事の著者・藤井聡さんのメルマガ

日本にも迫るエネルギー危機。燃え上がる中東と忘却のウクライナ

イランが16日、イラクにあるイスラエル情報機関への攻撃を発表するなど、戦火が拡大するばかりの中東。状況がエスカレートすれば、原油のほとんどを同地域に依存する日本が苦境に立たされることは間違いありません。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、緊迫の中東情勢を詳しくレポート。その裏でアメリカの軍事支援の停止が予想されるウクライナ戦争についても、各地域の最新の戦況を紹介しています。

まったく報じられなくなった「ウクライナ戦争」と、緊迫の「中東情勢」は今どうなっているのか?

ロ軍は、ジワジワとウ軍を圧倒しているが、2024年は、両軍小康状態で戦争は続きそうだ。ロ軍の攻撃も縮小してきている。ウ軍も弾薬が不足気味で、攻撃できない。状況は変化なしの膠着状態。

クピャンスク

ロ軍は、シニキウカに2回の攻撃を行ったが、ウ軍に撃退されている。逆にウ軍がペトロパブリカに反撃した。しかし、ロ軍は兵力を集めているので、この方面で大攻勢をかける可能性がある。

スバトバ・クレミンナ・リシチャンスク・バフムト方面

ロ軍の攻撃、ウ軍の反撃もない。しかし、ロ軍はクレミンアのテルヌイ付近では、6回攻撃したが、撃退されている。もう1つが、バフムトのリシチーイウカに1回攻撃したが、ウ軍に撃退されている。バフムト方面での攻撃も縮小した。

ドネツク市北側方面

ロ軍は、アウディーイウカの南東、ノボバフチウカの北東、ステポベ、ペルボマイスケ、セベルネの南で、航空支援を受けて、地上攻撃を引き続きしているが、ウ軍に撃退されている。しかし、ロ軍が少しづつ前進している。

ここに、ロ軍の全勢力を集めて、攻撃をしているようである。

ドネツク市南側方面

ロ軍は、マリンカの北とノボミハイリウカに対して、航空近接支援を受けた地上攻撃を行っているが、ウ軍に撃退されている。

ヘルソン州

ドニプロ川東岸のウ軍橋頭保に対して、ロ軍は攻撃しているが、ウ軍に撃退されている。しかし、ウ軍も橋頭保は確保しているが、縮小した。ロ軍は150両以上の装甲車を失うが、ウ軍も30両の装甲車を失っている。

その他

ウ軍、ロシアが完成間近のドネツク州フラニトネ村の南にある鉄道橋を破壊した。ロ軍の補給に新たな打撃になった。

逆にロ軍は、キンジャール6発を含む40発のミサイル攻撃などを行い、このうち8発を迎撃したほか、20発以上を電磁波で制御する電子戦で標的からそらせたとウ軍は述べているが、キーウ州や東部のドニプロペトロウシク州、それに中部のキロボフラード州などで爆発音がしたいる。

この記事の著者・津田慶治さんのメルマガ

なぜ文筆家は大きな考え事をしたいとき「コピー用紙」にメモるのか?

誰しもがビジネスシーンや日常生活で使用するノート。巷にはさまざまな「ノート術」があふれていますが、プロフェショナルはどのようにノートを「運用」しているのでしょうか。今回のメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』では文筆家の倉下忠憲さんが、ツイッターで寄せられた質問に答える形で、自身が実践する「コピー用紙をノートとして使う方法」を伝授。「ペラな用紙」を使用する利点も含めレクチャーしています。

コピー用紙のノート的運用

Twitterで質問を頂きました。ありがとうございます。


ノート術が多く語られていて、基本は普通の綴じノートやデジタルノートだと思うんですが、ペラな用紙でのノート・メモについてどう考えてるのか気になります。巷ではA4紙1枚の記憶・思考術本も出ていて、興味があります。

綴じノート以外のノート、特に「ペラな用紙」のノートについてですね。

まず、私の家にはプリンタがないのですが(プリントやコピーはすべてコンビニでやっています)、それでもA4サイズのコピー用紙ががっつり常備されています。もちろん「ノート」として使うためです。

どういうときに使うのか?

大きな考え事をしたいとき、というのが一番多い用途です。たとえば新しい企画案を考えて編集者さんに提出しなければならないとしましょう。そうしたとき、一番最初に取り出すのがコピー用紙です。そこに企画案のコンセプト、使えそうなネタなどをみっちりと書き込みます。

そうしたものは、一度書いただけでうまくいくとは限りません。何度も何度も書き直すことは頻繁に起こります。そうしたとき、コピー用紙だと都合がよいのです。

  • 「明らかにこれはいらない」というものは捨てられる
  • 新しいものを書くときに以前書いたものを参照できる

特に便利なのは後者です。ノートだと、同じノートに書いた過去のページを見ながら、同時に新しいページに書き込むは相当にアクロバティックな動作が必要ですが、コピー用紙であればむちゃくちゃ簡単です(ちなみに、情報カードでも同じことができます)。

また、書評記事を書くための準備や、ブックカタリストで話すための準備なども、コピー用紙を使って行うことが多々あります。これも全体を書き直すことが結構あるからなのと、書評記事を書いたりブックカタリストで話すことが終わると、配信したものが「原本」となるので、準備につかった紙は保存しておく必要がなくなるので捨てるのが簡単な方がよいからです。

逆に、どこにも発表する予定のない、純粋な読書メモの作成は綴じノートで行うことが多いです。

ちなみに、この「書いた先の処理によって分ける」というのはあくまで感覚的なものなので、そのときどきで揺れることがある点は補足しておきます(アルゴリズム的に、~~ときは必ずこうするとは決まっていない、ということです)。

この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ

一言で振り返れば「AI祭」。CESはトレンドに乗るだけで見所足りず

年の初めの恒例となっている世界最大級のデジタル技術の見本市「CES」が米ラスベガスで開催されました。今年の「CES」を一言で「AI祭」と振り返るのは、メルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』著者でケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんです。10年以上CESの取材をしてきた石川さんは、トレンドワードを追うだけの「マーケティング」に過ぎないものが多かったと指摘。ごく一部の画期的なものを見極める必要があると伝えています。

AI祭だったCES 2024。でもそのAI、今までと何がちがうんですか

CES 2024を一言で振り返るならば「AI祭」に尽きるだろう。毎年、年始に開催されるCESは、その年のテックトレンドを占うイベントとなっており、最近では「IoT」や「スマートホーム」などがテーマとなっていた。しかし、どちらも先細りというか、本格的に普及しているところまでは至っていない感がある。

確かに、過去のCESを振り返って見ると、「今年のテックトレンドはこれだ」といっても、実際、ユーザーに定着することはなく、肩透かしに終わるというのを毎年、繰り返しているだけだったりする。

今年の「AI祭」に関しても、例えばフォルクスワーゲンがChatGPTに対応したカーナビを発表していたが、やれることといえば「周辺のレストラン検索」や「ちょっと寒い」と声をかけたらエアコンの温度を上げてくれるといった「別にChatGPTじゃなくてもいいんじゃない?」というレベルだったりする。

また、サムスン電子は「AI for ALL」というキャッチコピーで、あらゆる家電製品がAI対応となり、冷蔵庫はAIが載ったカメラにより、庫内に何があるか、賞味期限がわかるようになる。さらにAIに対応したパーソナルロボットが家じゅうを走り回るといった発表を行っていた。

しかし、CESを10年以上、取材してきた身からすると「10年前から同じ事を言っていないか」というツッコミを入れたくなってきてしまうのだ。特にテレビは典型的で「AIが載ったチップで処理するので画質が上がる」としているが、そんなこと10年前からやっていたのではないか。

家電メーカーとして、新たなテクノロジーによる提案を見せているようには感じるのだが、結局、トレンドワードを追うだけで、IoTやスマートホーム時代とやっていることは何一つ変わっていない。「AI」というマジックワードでプレゼンすることで、世間のトレンドに乗っているという「マーケティング」に過ぎなかったりするのだ。

ただ、デバイス上で生成系AI処理を施すことで、全く新しい使い方を提案してくれるところもあった。実際に使ってみると、「こりゃ、AIってスゴイ」と感じるデバイスもこれから出現するのは間違いなかったりする。

単にAIといっても、十把一絡げで、本質を見誤ることがありそうな気がしてならない。去年からAIを冠したデバイスやサービスが山ほど出ており、CESの影響を受けて、今年もAIを語るモノというのが雨後の竹の子のように出てくるだろう。

そのなかで「本当にいままでのAIと違うのか。何が画期的なのか」を見極めていく必要がありそうだ。CESが過去に繰り返してきた「トレンドワードは作るけど、定着しない」という失敗を繰り返す危険性もゼロではないはずだ。

この記事の著者・石川温さんのメルマガ

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