最大級のケチが付いたオリンピックに開会式など必要ない当然の理由

開催間際まですったもんだで反対論が噴出し、いまだ安心も得られず安全な感じもしてこない東京2020オリンピック。それでも開会式は7月23日の夜に執り行われます。本来はコロナ禍の大会での開会式など不要と持論を述べた上で、どうせなら居並ぶ「五輪貴族」の面(ツラ)を見てやろうと考え始めたと語るのは、メルマガ『8人ばなし』著者の山崎勝義さん。腹立たしいことだらけのなかで、トヨタが下した開会式や大会関連CMに姿(顔)を見せないという決断に賛辞を送っています。

面と顔のこと

いよいよ今週、オリンピックが始まる。当初からあれやこれやと付く限りのケチがついた大会準備期間であったが、最後の最後になって障害者差別という最大級のケチが付いたところで本番という、後味どころか何とも前味の悪い開会となった。

ついでだから言うが、本大会において開会式をする必要は全くない。競技を前にただただ選手たちの感染リスクを高めるだけだからである。敢えて悪意をもって言えば、五輪貴族のプライドを満足させるためだけのパレードのようなものである。言うまでもなく、この貴族とは東京大会が開かれさえすれば、多額の放映権料を手にできるIOCのVIPとその周辺の人たちのことである。

要するに彼らにしてみれば開催こそが重要なのであって、無観客だろうが、東京がどうなろうが、日本がどうなろうが、知ったことではないのである。だからこそ「このオリンピックが日本の感染を拡大させるリスクは全くのゼロである」(IOCバッハ会長)といった、何の根拠もない極めて軽佻浮薄な無責任発言も平気でできてしまうのである。

もしチャンスがあれば、まばらになった会場の客席に別枠という特権を与えられてふんぞり返る貴族たちの面(ツラ)をテレビなどで是非見てやろうと今は意地悪く思ったりしている。

片や日本の大会組織委員会はと言うと、無観客と五輪関連商品のショップ閉鎖により赤字決算はほぼ確実である。さすがに赤字の補填までスポンサーにおねだりはできないから当然これは国と都の負担、即ち国民と都民の負担となる。都民は国民でもあるから二重負担である。ただでさえコロナで大変な時にやってくれるものである。これに関しては関係者の面(ツラ)など二度と見たくない。

そうした中で、ただ一つだけ胸のすくニュースがあった。スポンサー最高位のトヨタ自動車が五輪関連のイメージCMの国内放映を見送り、さらに社長をはじめとする関係者の開会式出席を取りやめたことである。1000億円超とも言われているスポンサー料に加え、約3300台ものFCV(燃料電池自動車)やEV(電気自動車)を大会関係車両として提供していながらのこの決断である。なんと潔いことか!

スポンサー契約はコロナ前に決まったことであるから責任をもって全うする。ただ一企業として日本国民に何らかの配慮はできる筈だ。少なくとも自分にはこんなメッセージのように感じられた。

会場にいないことで逆にその存在感(=顔)を示す。五輪開催前夜にして、今のところ唯一誇りに思えることである。

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14歳との同意性交で「逮捕おかしい」発言の本多平直議員、党員資格停止は妥当か否か

6月初旬の立憲民主党内での会合で、本多平直衆院議員は14歳の子と同意の上で性交しても逮捕されるのはおかしいと発言。非公開の会合での発言でしたがなぜか漏洩し、党幹事長から厳重注意を受けていました。しかし、7月に入り一転、党員資格停止という重い処分が課されるとの報道があり波紋を広げています。メルマガ『石川ともひろの永田町早読み!』著者で小沢一郎氏の秘書を長く務めた元衆議院議員の石川知裕さんは、自身が離党や議員辞職を経験しており、発言発覚後に本多議員の肉声での弁明の機会がないことを問題視。このまま政治生命を奪うのは厳しすぎると立憲執行部に苦言を呈しています。

あえて立憲執行部に苦言「本多さんに弁明の機会を与えるべきだ」/性交発言は誤解を与えて当然だが、立憲執行部の判断もまずい!

「本多さん!」衆議院宿舎のエレベーターで本多平直衆議院議員とばったり鉢合わせした。立憲民主党の法務部会で、刑法の性犯罪規定の見直しについて議論した際の「14歳との性交」発言で窮地に立たされている本多代議士はだいぶやつれていた。

石川 痩せましたね。
本多 いろいろあったから。
石川 本多先生、前に出るべきですよ。
本多 石川さんはいろいろ修羅場をくぐってきたからね。

最後は背中を押して送り出した。別れ際に本多先生は「きょうがヤマ場なんでね」と言い残し、車に乗っていった。昼の朝日新聞のデジタル版で、立憲民主党本部が次期衆院選での本多代議士の公認内定を取り消す方針を固めたと知った。ヤマ場とはこのことだったんだろう。

枝野執行部は本多代議士の「党員資格1年停止」を党の倫理委員会に諮ることを常任幹事会に提案し、了承された。7月26日に開催予定の倫理委員会で党員資格1年停止が妥当と判断されれば、本多代議士は次期衆院選の北海道4区での公認資格を失う。事実上の切腹だ。党内では、非公開の会議での発言で政治生命を失ってしまったことに対し、「処分が重すぎる」という声も多い。

私は、騒動後に本多さんの肉声が聞こえてこないことが一番問題だと思う。執行部は本多代議士に報道機関への発信をしないように指示していると聞くが、黙っておけと指示する一方で処分するというのは腑に落ちない。

確かに本多代議士の発言は誤解を招くものだ。会議に出席していた外部講師に対する威圧的な態度も褒められたものではない。しかし、弁明もさせずに政治生命を奪うのは厳しすぎると思う。

私は離党も議員辞職も経験している。その都度、政治生命を奪われそうになった。しかし、地元の支援者の温かい支援のおかげで、きょう、何とか生きながらえている。それは、私が「決してやましいことはしていない」と発信し、それを地元の後援者や有権者が「石川のことはよく知っている。あいつは信頼できる」と思っていてくれているからだと思う。

党執行部は、本多さんに弁明の機会を与えたうえで、処分を判断すべきだ。そして、本多代議士も自分の発言が誤解を招いていると思うならば、世間に向かってその真意を説明し納得いく発信をすべきだと思う。それでもなお、誤解が解けない場合には一旦、引くことも仕方がない。

世論とは難しい。何を言っても理解されないときもある。本多代議士は、とにかく肉声を発信すべきだ。

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浜辺美波、平祐奈と破局のキンプリ平野紫耀を悩殺!?“女教師”で共演者キラーの本領発揮、ジャニーズファンの攻撃対象に

今年の8月21日、22日に放送される予定の『24時間テレビ44』(日本テレビ系)。この中で放送されるドラマスペシャル『生徒が人生をやり直せる学校』でKing & Princeの平野紫耀(24)と女優の浜辺美波(20)が共演する。人気の2人による学園ドラマに期待が寄せられる一方、ジャニーズファンからは早くも浜辺を警戒する声もあがっているようだ。

平野紫耀と浜辺美波が『24時間テレビ』ドラマSPで共演

同作は黒川祥子によるルポルタージュ「県立!再チャレンジ高校 生徒が人生をやり直せる学校」(講談社現代新書)が原作。底辺校と呼ばれる県立高校を舞台に、教師たちが生徒たちのさまざまな問題を解決しようと奮闘する実話を基にした物語。平野はポンコツだが熱血の新任体育教師・樹山蒼一を、浜辺は樹山と同じく新任の英語教師・岡部薫子を演じる。

ドラマのために平野は髪の毛を黒くしてすっかりイメチェン。キンプリでの活動とは違う、新たな平野の魅力を楽しむことができそうだ。

一方、つい最近までは女子高生役を演じていた浜辺は、このドラマで女教師役に挑戦。あどけない笑顔が魅力の浜辺だが今回はかわいさを封印。真っ赤なルージュを引いて大人の女性の雰囲気を醸し出している。

撮影での様子やドラマの最新情報などは番組の公式インスタグラムでアップされている。

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浜辺美波が共演者キラー発揮で平野紫耀を虜に!?

今年の『24時間テレビ』のメインパーソナリティをキンプリが務めることから、ドラマの主演が平野紫耀であることは既定路線だったが、ファンたちが注目していたのは共演者が誰になるか。

それが浜辺美波だということがわかり、ジャニーズファンたちは複雑だったかもしれない。というのも、浜辺は中村倫也(34)や横浜流星(24)との熱愛が噂されるなど、一部で共演者キラーと呼ばれているからだ。

芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「ドラマで何度か共演経験がある中村倫也さんとは親密なのではとささやかれています。浜辺さんによるにおわせ行動が多いということで出ている話ですが、2ショット写真など決定的なものはありません。横浜流星さんとはドラマでのキスシーンがあまりにもリアルだと話題になり、噂が立ちました。こちらも真偽は不明です」

浜辺は2019年に出演したバラエティ番組の中で、「彼氏がいたことはない」と発言し、恋愛経験がほとんどないことを公言している。とはいえ当時は10代で、それから2年経過していることを考えると、浜辺に恋人がいたとしても何もおかしくはない。

「ただ、浜辺さんに恋愛経験が少ないことは事実で、作品の中で疑似恋愛をすることで、それがリアルに感じてしまうのではとみられています。それだけに共演者に本当の恋心を抱いてしまったとしてもおかしくはないでしょう」(前出・芸能記者)

だからこそジャニーズファンとしては気が気ではない。特にキンプリファンからは心配する声が多く、ちょっとしたことで熱愛を疑い、浜辺が攻撃対象になってしまう恐れもある。

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しかし、それは浜辺美波だけではなく、平野紫耀にも同じようなことがいえるかもしれない。

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五輪中継より面白い? 今年の夏は「まぐまぐ!サマーアワード2021」で決まり!

連日30度を超える暑さが続く今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか? 2年連続で自粛生活の続く今年の真夏も、涼しい自宅や屋内で過ごすという方が多いのではないかと思います。そんな“予定は未定”なあなたにお届けしたいのが、まぐまぐ主催の新イベント「まぐまぐ!サマーアワード2021」です!

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source: まぐまぐ!サマーアワード2021

東京五輪は泥船なのか。IOCバッハ会長が早くも“逃げ宣言”、すべての責任を日本に押し付け中国逃亡?

目前に迫った東京五輪の開幕式に先立ち、ソフトボール1次リーグの日本―オーストラリア戦が21日に行われ、8-1で日本が5回コールド勝ちを収めた。いよいよ本格的に五輪がスタートする中、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が20日、IOC総会の冒頭で演説したが、まるで“逃げ支度”をスタートさせるかのような発言に批判の声が高まっている。

バッハ会長が「東京五輪開催に疑念」今さら発言で炎上

2日間にわたって東京で行われるIOCの総会。その中で、バッハ会長は東京五輪の開催に疑念を持っていたことを明らかにした。朝日新聞などが報じた。

記事によると、バッハ会長は「延期を決めてから15カ月間、非常に不確実な理由で日々の決定を下さなければならなかった。私も未来がどうなるか分からなかった」と述べたうえで、「だからこそ、我々の胸の内に疑念をとどめなければならなかった」と明かしたという。

また、「今回は日本人の忍耐強さを示す大会になる。日本も輝く時だ」などとも述べ、ホスト国である日本に対してメッセージを送った。

23日に行われる開会式を前にこれまでを振り返った形となったバッハ会長の言葉だが、こうした発言に「早くも責任逃れか」「何かあったら日本のせいにするつもり?」「第3者的立場を敢えて強調しているみたい」など批判の声が数多くあがっている。

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「バッハが逃げた」東京五輪開催はすべて日本の責任

なぜこうした批判が起きるのだろうか。

まず、東京五輪の開幕を目前に控える中、どうして今さらこのようなことをわざわざ言うのか理解に苦しむ。バッハ会長の発言は遠回しに「実は開催は難しいと思っていた」と言っているようなもので、「我々の胸の内に疑念をとどめなければならなかった」のであれば、ずっと秘めておけばよい話。

今言ったところで後出しジャンケン感は否めない。聞かされた側としては、「だから何?」と思わざるを得ないだろう。

さらに、バッハ会長のコメントはどこか責任転嫁を思わせるように聞こえる。というのも、東京五輪が開幕に向けて動き出したとはいえ、パラリンピック終了まで滞りなく行われるとは限らず、コロナ感染者爆発により途中で中止になる可能性を秘めている。

そのため、先に「東京五輪はすべて日本の責任」で行われているとし、早くも逃げの体制に入ったのではないかという見方もある。

こうしたことから、ネットでは「バッハが逃げ支度スタート」「逃げ足だけは早いな」「誰も寄せ付けないロケットスタート」など揶揄する声があがっている。

バッハ会長の一連の発言は、今さら言うなという“出遅れ”と、責任逃れの“素早さ”から、五輪的にいうなら「出遅れフライング」とでも呼べそうだ。

日本人には「忍耐強さを示す大会だ」「日本も輝く時だ」などと鼓舞するようなことを言いながら、100メートル走で金メダルを獲れるぐらいの超速で逃げる始末。まるで東京五輪は“泥船”だと言っているようなものである。

【関連】コカ・コーラの誤算。五輪会場持ち込み飲料を限定させたオワコンの自爆マーケティング

先日、誤って日本人を“チャイニーズピープル”と発言したように、バッハ会長の目はすでに中国へ向いている。2日後に開幕する東京五輪はどんな大会になるのだろうか。

コカ・コーラの誤算。五輪会場持ち込み飲料を限定させたオワコンの自爆マーケティング

次から次へと問題が噴出する東京五輪ですが、学校連携観戦が予定されている茨城県鹿島市では、子供たちが会場に持ち込むペットボトルに関して、できるだけ大会スポンサーであるコカ・コーラ社の製品とするよう求めていたことが発覚し、大きな物議を醸しています。かような理解に苦しむ「マーケティング」を、識者はどう見るのでしょうか。今回のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』では著者で米国在住作家の冷泉彰彦さんが、コカ・コーラ社が契約履行を現場に求めているのであれば、自爆行為としか言いようがないと批判。さらに何がこのような状況を招いたのかを、独自の目線で考察しています。

 

東京五輪コカ・コーラ強制問題。排他的マーケティングはオワコン

東京五輪のサッカーの試合を学校ぐるみで観戦する際に、茨城県のある学校が「飲料はできるだけコカ・コーラ製で」などと保護者側に伝えていたことが分かったそうです。

まあ、コカ・コーラとしては、巨額のスポンサー料を払っているので、そうした権限があるということなのでしょうが、2つ大きな疑問があります。

1つは、そのような「ネガティブで排他的なマーケティング」を行うというのでは、ブランド価値を毀損してしまうというのが、現代における常識だと思います。もっと言えば反社会的ですらあります。

ですから、仮にこうした行為について、コカ・コーラ社が契約履行を現場に求めているのであれば、これは大きな勘違いであり、自爆行動としか言いようがありません。五輪委というのは、ビジネスなど理解しない人々なので、脇へ置いておくとして、それを分かった上で、仕切っているのだとしたら、広告代理店というのは何をやっているのかということです。

2つ目は、日本における権利の関係です。日本市場における、コーラの場合は、アトランタの本社が原液を厳格に管理しています。日本法人については、ボトリング、とかボトラーズと言った名前で、輸入した原液を薄めて詰めて売るだけのビジネスというスキームが本来でした。勿論、お茶や缶コーヒーなど日本独自のプロダクトもあるわけですが、商標権などはアトランタ本社が厳しく握っているはずです。

ということは、五輪のワールドワイドという規模でのスポンサーシップを、アトランタが買って、それを東京に適用している場合に、1のようなオワコンの排他的マーケティングをアトランタが日本に押し付けている可能性があります。つまり、アトランタのご本社の意向で、日本での顧客離れを起こしかねない自爆営業をやっているという構図です。各日本法人が納得していればいい(と言っても、馬鹿なのには変わりはありませんが)ですが、そうでなければ治外法権であり、日本における公正取引を阻害していると思うのですが、どうでしょうか?個人的には、違法性すら感じるのですが。

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シアトルの奇跡。コロナで料理店を潰した日本人に起きた大逆転劇

コロナ禍にあって多くの飲食店経営者が苦戦を強いられていますが、そんな方々の新たな指標となりうるエピソードがアメリカから届きました。今回のメルマガ『週刊 Life is beautiful』では「Windows95を設計した日本人」として知られる米シアトル在住の世界的エンジニア・中島聡さんが、日本食レストランの営業停止を余儀なくされた次男・正太さんの身に起きた「逆転劇」を紹介。腕に覚えがある料理人がインフルエンサーとして生計を立ててゆく可能性は、十分に存在しているようです。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

 

飲食店経営者に訪れたインフルエンサー・ビジネスという転機

私には息子が二人いますが、若い方の正太が料理人で、2016年にシアトルに「Adana」という名前のレストランをオープンしました。日本の「割烹」を意識した、「ちゃんと料理した日本料理」を手軽に食べられるレストランです。米国では「日本料理といえば寿司」のイメージが強い風潮に逆らったアプローチで、それなりの成功を納めていました。

2020年の3月に、数ヶ月間準備していた二軒目のレストラン「Taku」をオープンしました。「Adana」と比べると半分ぐらいの大きさですが、バーカウンターに座って串揚げを食べながらお酒を飲む、より手軽なレストランです。飲食業界では、「客単価の高いフランス料理よりも、回転の早いラーメン屋の方が儲かる」ことは良く知られていますが、まさにそこを狙った店舗でした。

実際にオープンすると、行列が出来るほどの大繁盛で、「Taku」のコンセプトがシアトルの若い人たちのニーズにマッチしていることが証明されました。そのころ、既に新型コロナの流行が始まっていましたが、まだ一般の人たちの間には危機感もなく、マスクをしている人もいませんでした。

しかし、開店3日目に来たのが、ワシントン州知事からの小売・飲食店への営業停止命令です。ロンドンやニューヨークで起き始めていた医療崩壊を受けた施策です。日本のような法的拘束力のない「要請」ではなく「命令」なので、選択の余地はなく、完全なロックダウンです。

二軒目をオープンしたばかりの正太は途方に暮れていましたが、両方のレストランを閉じ、「Taku」で雇ったばかりの人も含め、従業員全員を解雇するしかありませんでした。

幸いなことに、従業員には失業手当に加えて政府からの補助金が出ましたが、レストランの経営者は、とても厳しい状況に追い込まれました。従業員を解雇したとしても、家賃などの固定費はゼロにならないので、キャッシュフローがないまま、赤字を垂れ流しすることになるからです。

正太は、それぞれの店舗の大家との交渉を開始し、「Taku」だけを残し、一軒目の「Adana」の方は完全に店を閉じることに決めました。それなりのブランド力も持っていた「Adana」を諦めるのは、彼にとっても苦渋の選択だったと思いますが、今になって考えてみると、「潔い決断」でした。

懸命にビジネスを育ててきた「Adana」を閉じ、せっかくオープンしたばかりの「Taku」も開けられない状況に追い込まれた正太に親として出来ることはほとんどありませんでしたが、その時に私が提案したのが「Youtuberになること」でした。

私としては「どうせ店を開けられないのだから、余った時間で料理に関する動画をYoutubeに投稿して、ファンを確保しておけば、後で店を出す時に大きなプラスになる」という思いの提案でしたが、その時はまったく相手にしてもらえませんでした。

 

YouTube漬けの子どもに怒る毎日。約束を守らせるにはどうすれば?

現代の子供たちを夢中にさせている動画共有サービス「YouTube」。子育てしているお母さんにはありがたい反面、困ったことも多いのではないでしょうか。今回の無料メルマガ『幸せなお母さんになる為の子育て』では、著者のパピーいしがみさんが「YouTube漬けの二人の娘に悩んでいる」というお悩みに回答。子供になめられない母親になるためにさせる「約束」とはどんなものなのでしょうか?

YouTube漬け?

こんばんは。パピーいしがみです。

先々週に「新しい試みとして音声の配信をしようと思ってます」とお知らせして、夏休みも近いので、夏休みに関する事でも、もちろん別の質問でも構わないのでご連絡ください…とお伝えしましたら、思ったよりたくさんの方からご質問を頂きました。ありがとうございました。

音声配信については、まだ準備中なのでもう少しかかりそうですが、でも「これ、早めにお返事した方がいいな」と思う内容がありましたので、今日はそれについてお話させて頂こうと思います。

その早めにお返事した方がいいと思ったのはYouTubeに関する事です。

以前、子供の成長に支障を与えるほどの誘惑の筆頭は“ゲーム”でした。今もそれは変わりないかもしれませんが、そこにぐんぐん近づいている(もしくは追い越した)存在がYouTube。今や子供を惑わす二大巨頭となりました。おまけにその問題はどんどん低年齢化していています。このメルマガをお読みの方の多くが同様に感じていると思います。

頂いた文面はこうでした(ハンドルネームの記載はお忘れになったみたいです)。

初めまして。よろしくお願いします。

小学校2年生と年中の2人の娘を育てています。私が仕事をしているため、上の子は学校後は学童。下の子は保育園を利用しています。帰宅後の2人の娘のYouTube漬けに悩んでいます。

・帰宅 → すぐにYouTube → 夕飯 → またYouTube → お風呂 → YouTube → 就寝

毎日、合計2時間くらいです。やめさせようとすると、ものすごい勢いで怒り出します。時間を何度も約束していますが、全く守れないです。約束したことを紙に書かせてもいるので、それを見せたりしますが効果ゼロ。

学校の宿題や習い事の練習もやらずにYouTubeをみているので、こちらもイライラしてしまい、親子ゲンカになってしまいます。スマホやタブレットはどうしたら短時間で切り上げさせられるのでしょうか?

トランプ暴言、中国、コロナ。大暴動の南アフリカに混乱を招いた複雑な要因

ほぼ沈静化したとは言うものの、200名以上の死者を出した南アフリカの大規模暴動。引き金となったのは前大統領の収監とのことですが、その「前兆」はくすぶり続けていたようです。今回のメルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』では著者でジャーナリストの内田誠さんが、朝日新聞がこれまで報じてきた南アに関する記事を遡り、暴動が起きた背景を分析。同国を現在の状況に至らしめたのは、複雑かつ多重に過ぎる要因でした。

 

暴動のきっかけは前大統領の収監。「南アフリカ大統領」を新聞各紙はどう報じているか?

きょうは《朝日》から。

南アフリカで大きな暴動が起こりました。少し遡って見て見たいと思います。《朝日》のデータベースで、大統領の名前「ラマポーザ」で検索すると、サイト内に62件、1年以内の紙面掲載記事では7件にヒットしました。

【フォーカス・イン】

まずは《朝日》4面記事の見出しと【セブンNEWS】第3項目の再掲から。

南ア暴動・略奪 死者212人に
「銃を持った集団、警察官に発砲」

南アフリカの暴動・略奪で死者212人、逮捕者2,500人超となった。ラマポーザ大統領は暴動を「民主主義に対する意図的、組織的に計画された攻撃」と批判。警察は暴動を扇動した容疑者12人のうち、15日時点で1人を逮捕。

以下、記事概要の補足。東部クワズールー・ナタール州やヨハネスブルクのショッピングセンターやモール161カ所、倉庫や工場19カ所、酒販店161軒が襲われた。死者のうち、131人については警察が殺人事件として捜査を開始したという。

暴動のきっかけは、ズマ前大統領が収賄疑惑に関連して法廷侮辱罪に問われ、収監されたこと。ズマ氏の支持者の抗議デモの一部が暴徒化したという。ラマポーザ氏によれば暴動・略奪は急速に沈静化して、交通も流通も徐々に回復していると。

 

長澤まさみのセクシー写真集で日中争奪戦が勃発!?妖艶ボディで中国メンズを虜、出演映画が750億円超の大ヒットでウハウハ

女優の長澤まさみ(34)が出演した中国映画『唐人街探偵 東京 MISSION』が今月9日から日本でも公開されている。中国では2月から先行公開されたが、興行収入が約754億円(6月21日時点)と歴史的メガヒットを記録。今や長澤まさみの評価は中国で急上昇している。

長澤まさみ出演の中国映画が大ヒットを驀進中

同作は中国の人気映画シリーズ『唐人街探偵』の3作目で、天才探偵コンビが世界中の街を舞台に謎解きをするミステリー。日本からは長澤のほか、妻夫木聡(40)や浅野忠信(47)、三浦友和(69)、鈴木保奈美(54)らが出演している。

中国では公開後わずか4日間で興行収入が約490億円を超えるなど大ヒットしており、これはオープニング興行収入として全世界歴代1位の記録となった。

また、映画に関する制作費も桁違いで、日本国内の撮影だけでなんと31億円。栃木県足利市の競馬場跡地に渋谷スクランブル交差点をそっくり再現するなど、そのスケールの大きさは日本映画と比較にならないほどだ。

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ナイスバディな長澤まさみは中国人にも大人気

これまでにも中国や台湾の作品に出演してきた長澤はすでに現地では知られた存在で、以前から人気が高かった。

それに加えて、『唐人街探偵 東京 MISSION』が大ヒットしたことで、長澤の評価は急上昇。今や中国では日本を代表するトップ女優となっている。

しかし、それだけではない。芸能事情に詳しい週刊誌の記者は次のように語る。

「長澤さんはイベントや映画祭などで背中が大胆に開いたドレスをまとったり、豊満な体がわかるセクシーな衣装を着たりすることがよくあります。そのナイスバディに中国の男性たちがメロメロにされているようです」

たしかに長澤はここぞという勝負の場面で大胆な衣装に身を包み、惜しみもなくその体を披露する。

また、長澤は2017年のミュージカル『キャバレー』で、際どい格好のまま大股開きで椅子に座って歌ったり、脚線美を強調した衣装などを披露したりとセクシー全開で観客を魅了。

女優としての長澤の演技だけではなく、そうした一面でも長澤は多くの支持を集めているようだ。

長澤は中国メディアが行う好きな日本の女優ランキングで、新垣結衣(33)や石原さとみ(34)とともに常に上位に名を連ねている。

毎日9時間猛勉強するなどして中国語をマスターした長澤。今では映画撮影の際、日本人出演者の通訳を買って出ることもあるという。

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人気も実力も折り紙付きの長澤まさみ。今後は本格的に中国進出を目指していきそうだ。