人気コンサルが太鼓判。成功するデリバリー店の差別化メニューとは

新型コロナウイルスの影響により大きなダメージを受けた外食産業。それと反比例するようにテイクアウトやデリバリーが需要を伸ばしました。そして、需要の高まりは競争の激しさも生むようになり、成功するには戦略が必要になります。メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』著者で人気コンサルの永江一石さんは、デリバリー専門店出店時の価格設定の相談にも、価格より前に考えるべきことがあると、ズバリ回答しています。

デリバリー専門カレー店の価格設定について

Question

shitumon

いつも有益なメルマガ配信ありがとうございます。この度、出前館やウーバーイーツを利用したデリバリー専門のカレー屋を始めようと検討しています。イートインは一切やりません。出店地域は住居もオフィスも混在するエリアのため、オフィス通いの方のランチ需要も見込めます。ウリは味ももちろんですが、スパイスを使ったインドカレーのため、グルテンフリーでハラル対応になっています。ルーは野菜とスパイスのみで作るため、サラダを食べずとも栄養が充分摂取できます。

今悩んでいるのが、価格設定です。こだわり抜いて高価格帯で行くか、なるべく安い食材を使い地域最安値で勝負するのか。正直、安い食材でも味はそこまで落ちません。今回の場合は、どちらが良いと思われますでしょうか?それとも、どちらも提供するのが良いでしょうか?ご回答よろしくお願いします。

永江さんからの回答

ぶっちゃけ価格設定よりもユーザーを絞って差別化した価値のあるカレーにした方が儲かると思います。例えば筋トレしている人向けの高たんぱく低脂肪を徹底した「ブロッコリー・チキン山盛りカレー」とか。

価格設定の前提として、カレーって既に競合が非常に多い市場環境です。わたしの近所のUber Eatsでもインド人がやっている本格カレーを謳う店舗が多数あり「本格カレー」くらいのキャッチでは誰も振り向きません。コンビニや通販で売っているレトルトカレーも本格的なものから低価格帯まで幅広くあり、一つ100円前後のカレーであってもまずいものはないので、低価格で勝負するのはほぼ不可能でしょう。

つまり、まず「誰に使ってもらうか」と「その人達に価値のある他店にはないメニューを考えられるか」が重要です。例えばわたしならですが、筋トレしている人向けに「油を使わず野菜とスパイスだけで作ったヘルシーな本格インドカレー/山盛りの鶏むね肉とブロッコリー付き(玄米サービス)」のような、高タンパク・低脂肪なメニューを売りにします。現在のUber Eatsもコンビニも筋トレ勢に魅力ある食事が極端に少ないので、トレーニングしている人向けに差別化でき、価格を気にせず買ってもらえます。こういうメニューを一品くわえて反応を見てください。

今って在宅ワーク太りで多くの人が筋トレやダイエットに関心が高い時期です。住宅街のジムは非常に盛況なのに、このニーズに向けたサービスはまだありません。カレーを食べるだけならどの人も多くて週に千円かけるかどうかの市場ですが、本気の筋トレ勢なら月に4~5万円もジムや栄養摂取(サプリなど)にお金をかけている人も少なくないので、この人達が高頻度で意識的に食べる他店にない商品を作れたらすごく良いビジネスになるでしょう。

長くなりましたが、価格設定よりもまず先に「誰に・どんな・差別化された価値あるメニューにするか」を考える方が重要だと思います。

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文筆家を支える「アイデア管理」の技術。アナログは不便が便利だ!

ふと思い浮かぶことをメモする。デジタルツールを使うことでアイデアの断片は無限に増やせますが、そのことでかえって効率の悪さを感じることもあるようです。メルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』ではブロガーで文筆家、Evernote活用術等の著書を多く持つ倉下忠憲さんが、こうしたデジタルツール活用における悩み解決のヒントを、先人たちがアナログ時代に培った情報整理法に求めます。そして気づいたのは、デジタルデータの扱いでは忘れがちな「捨てること」の大切さでした。

「断片的な思いつきに押しつぶされる」 #知的生産の技術

以前、メモ用紙と小瓶を使った「アイデア管理術」を見かけたことがあります。思いついたことをメモ用紙に書き留め、それをちぎり取ってくしゃくしゃに丸め、小瓶に入れておく。折を見て、その瓶からメモ用紙をいくつか取り出して、それを並べて発想につなげる。そういうやり方です。

綺麗な小瓶を使えば、デスクを飾ることにもなり、なかなかクールな方法だと思ったのですが、ちぎり取ったメモ用紙の数が多すぎると、瓶には入らなくなるなとも同時に思いました。一日に思いつくアイデア数の平均がnとして、それを消化するスピードがm/日なら、n > m のとき、時間が経てばかならず小瓶は溢れることになります。

そうです。逆に言えば、アナログツールを使っている限り、必ず上限が示されるのです。しかも、その上限は、万や億という巨大な数ではなく、数百からせいぜい千というところでしょう。ある程度大きくはあるが、人間のスペックで扱えるだけの量。それがツールの設置と共に、上限として設定されます。

アナログノートでも、ページを書ききれば新しいノートを新調しなければなりません。ルーズリーフでも、バインダーが一杯になれば、新しく差し込むために古いものを取り外す必要があります。情報カードもまた、それを保存している箱から溢れるなら、その分をどこかに移動します。絶対に、あるレベル以上に(物理的というよりむしろ心理的に)「重く」ならない有限化装置がそこにはあるのです。

たとえば、外山滋比古さんの『思考の整理学』では、「メタ・ノート」という手法が紹介されています。まず、手帳やノートなどに、思いついたことをひたすら書き残しておく。その後、時間が経ってからそのノートを読み返し、「これいけるな」と思うものがあれば別のノートに書き写す。そのような手法です。

そのようにして書き抜かれた、言い換えればアイデア選抜を勝ち抜いたものだけが集まる場所がメタ・ノートなのですが、逆に言えば、書き写されなかった思いつきは、間接的に「捨てられた」ことになります。つまり、メタ・ノートは、拾い上げるための方法であり、また捨てるための方法でもあるのです。

また、最近紹介したライダー・キャロルさんの「バレットジャーナル」という手法でも、似たようなコンセプトが垣間見えます。ノートを代替えするときに、引き続き注視したい対象(コレクション)だけを書き写して、その他は放置しておく。つまり、間接的に捨ててしまう。そうすることで、現在の自分にとって大切なものだけが、ノートに残り続けることになります。

どちらも、やっていることは同じです。「大切なものだけをピックアップし、その他は流れるにまかせる」。これが肝です。

ピーチ航空、明日は我が身?マスク未着用のお客様にはこう対処して

9月7日、釧路空港発関西空港行きのピーチ・アビエーション機が、乗客の男性がマスクの着用を拒み大声で騒いだとして、新潟空港に臨時着陸するというトラブルが発生しました。ここまでの大問題に発展することも稀ではありますが、もしも自分が勤務するお店や営業所にマスク未着用のお客様が来られたとしたら、どう対処するのが正解なのでしょうか。接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、自身の無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で考察しています。

マスクをつけていないお客様

昨日打ち合わせをしていた時に、「マスクをつけていないお客様にどう声をかけるべきか?」という話になりました。ある商業施設のテナントスタッフさんから、そういう場合にどう声をかけて良いかがわからないからと、質問を受けたのです。以前にも同じようなことを聞かれたことがあり、昨日改めてそんな機会があったことで、しばらく考えていました。

今、マスクをつけるかどうかという話は、かなりセンシティブな問題になっています。スタッフ側がつけるのは一般化していますが、お客様の中には、マスクをしないまま行動している人もいます。

マスクをするというのは、このコロナ騒動のためですが、コロナウイルス自体の捉え方も人によって捉え方がまちまちです。「非常に危険だからマスクをするのは当然」という人もいれば、「風邪と同じなんだからマスクなんてしない」という人だっています。今は特に熱中症の危険などもあって、マスクをしないという人も増えていますよね。

マスクをつけること自体は、あくまでもマナー的な話であって、ルールになっているわけではありませんから、強制力があるものでもありません。だから、どう言えば良いのかという点では、そこに答えなど存在はしないわけです。

ただ、お店側からすれば、やはり怖いということもわかりますし、他のお客様にも、マスクをしていない人が怖いという人もいるでしょう。ですから、マスクをつけてもらいたい気持ちもよくわかります。

では、マスクをしていないお客様に対して、どうすべきなのか。

まず入店の時点でどうするかという問題があります。1つは、入店をお断りするということ。今、商業施設を始め、それぞれのお店には、「マスクを着用した上での入店」というルールを設けているところが多いです。これは裏を返せば、マスクをしていないなら、入店お断りということでもあります。店や会社としてその前提をルール化しているというのであれば、マスクをされていないお客様に対してはお断りをするという場合もあるでしょう。

また他には、マスクをその場でつけてもらうという場合もあります。お客様がマスクをお持ちであれば、その場で着用を促す。もしお持ちでなければ、準備していたマスクをお渡し(もしくは販売)して、その場でつけていただくというようなパターンです。ビックカメラさんなんかでは、マスクを準備していて、入店時にお持ちでないお客様には、一枚数十円で販売しています。多少コストや手間がかかってしまうことですが、そういう方法もあります。

その後、入店という流れを作れるのがベターですが、状況によっては、入店されてからマスクをしていないことに気づくという場合もあります。そのいずれにしても、お客様にどう伝えるかがポイントになってきます。

なぜ世界のクロサワは真夏のシーンを真冬に撮ったか?黒澤明の仕事術

去る9月6日は、日本が誇る映画監督・黒澤明氏の命日。数多くの逸話を残した「世界のクロサワ」ですが、代表作のひとつ『天国と地獄』の真夏のシーンを敢えて真冬に撮影した理由をご存知でしょうか。常人ではとても思いつかないようなその訳を、無料メルマガ『毎朝1分! 天才のヒント』著者の倉橋竜哉さんが紹介しています。

才能の引き出し方

個人的には「天国と地獄」が好きな倉橋竜哉です^^;

「でも夏に撮影したら誰も工夫しないだろう」と言っていたのは、世界のクロサワでして、9月6日は、映画監督の黒澤明さんの命日でした。言わずと知れた「世界のクロサワ」ですね。9月6日…つまりク(9)ロ(6)の日が命日なので、毎年この日が来ると思い出してしまいます。1998年に88歳で亡くなられました。

クロサワ映画の代表作といえば…ありすぎてどれを挙げたら、いいのかわからないですね。あえて言うなら『七人の侍』『隠し砦の三悪人』『悪い奴ほどよく眠る』などでしょうか?

世界の映画関係者に影響を与えたと言われ、『スターウォーズ』『レイダース』『未知との遭遇』『ゴッドファーザー』…etc. いろいろな有名映画にもその片鱗が見られると言われています。

私もクロサワ映画をいろいろ観ましたが、印象的なものに『天国と地獄』があります。身代金目的の誘拐事件がテーマであります。モノクロ映画なのですが、劇中である場面だけカラーの所があり、そこが鮮烈に記憶に残っています。

この『天国と地獄』の撮影には有名なエピソードがありまして。舞台設定は「真夏」なのですが、実際の撮影は「真冬」に行なわれたそうです。そのため出演者は、演技に大変苦労されたとのこと。たとえば、寒さで吐く息が白くならないように、口の中に氷を入れて撮影に臨んだこともあったそうです。

ある出演者が黒澤監督に「なぜ夏に撮影しないのですか?」と聞いたところ、監督はこう答えたそうです。

「寒い冬に夏のシーンを撮影すれば、どうやって暑く見せようか頭を使って工夫するだろう。でも夏に撮影したら誰も工夫しないだろう」

暑く見せるという演技を引き出したくて、あえて真冬に撮影を行なったとのこと。

このエピソードを聞いたとき「これが世界のクロサワと言われる所以か」と驚いたのを覚えています。ここまで徹底してやるからこそ、役者さん、演出家その他関係者の才能を引き出すことができるわけです。

確かに、何も問題なく過ごせていれば、日常の中で頭を使うことは少なくて済むでしょう。でも、目の前に大きな困難や課題があるときは、頭の中はフル回転しますよね。

頭は使えば使うほど、その能力が引き出されます。聡明な方、頭の回転が速い方というのは、生まれつき頭が良いということではなくて、普段から頭を使うことが多い、つまりいろんな課題にチャレンジしている証しなのではないでしょうか。

黒澤監督は、役者や演出家、あるいは関係者の才能を引き出す「天才」だったわけですが、もしあなたが、あなた自身の才能を引き出す「天才」だとしたら…一体どのように自分と接しますか?

★まず私からあなたにこの言葉をお届けします

「どうすれば才能は引き出されますか?」

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山下智久をハメたのは誰か? 女子高生淫行「6つの疑惑」と業界の闇

ジャニーズの人気タレント・山Pこと山下智久(35)に生じた、未成年との飲酒&お持ち帰り騒動。ジャニーズ事務所から、山下は一定期間の芸能活動自粛、亀梨は厳重注意という処分が下され、一応の解決となった。文春オンラインが報じてから1か月以上経過したが、働き方改革コンサルタントの新田龍さんは、この問題の一連の流れにさまざまな怪しい動きがあったと指摘。自身のメルマガ『ブラック企業アナリスト 新田 龍のブラック事件簿』の中で、真の目的は「山下智久の価値失墜」にあったと論じています。

文春オンライン スキャンダル報道の裏に潜む「大人の思惑」

ジャニーズ事務所のトップアイドルの一人、山下智久氏が参加した飲み会に未成年女性が同席しており、その後当該女性と同じホテルに宿泊したとの疑惑が8月7日付「文春オンライン」で報道され、話題になった。

記事内容は、飲み会に現役女子高校生が参加していたことに関して「青少年の健全な育成に関する条例」を引き合いに出し、あたかも山下氏が女子高生を連れ出して同伴させ、その後淫行していたかのような論調だ。

当該記事についたコメントを眺めても、「コロナ禍での複数人との会食、未成年者との飲酒、ホテルにお持ち帰りなどけしからん」、「山Pは芸能活動自粛か引退か」といった、記事の印象に引きずられたような意見が多い様子であった。

確かに山下氏にも軽率なところがあったのだろう。実際、事務所は8月17日付で氏の「一定期間の芸能活動自粛処分」を発表した。この処分の軽重についてもネット上では様々な意見が飛び交っているようだが、筆者はこの処分について、事務所としても「こうするしかなかった」という、現時点におけるギリギリのラインであろう、と捉えている(その根拠は後ほど説明する)。

一連の騒動において筆者が何よりも気になっているのは、当該記事の公開前から、本件にまつわる様々な「怪しげな動き」が見られたことだ。個人的な見解として、本件は「山下氏の人気や価値を低下させたい勢力による、組織的な地位失墜運動」ではないかと見立てている(あくまで現時点までの情報を総合したうえでの予想なので、もし事実誤認である旨が判明した場合にはお詫びして訂正する)。

そのように考えた根拠は以下の6点だ。順番に考察していこう。

  1. 文春オンラインによる無理筋な「スキャンダル扱い」報道
  2. 「青少年保護」を盾にしながら、まったく相手女性を保護していない記事内容
  3. 文春記事公開前に作成されていた、女性のフルネーム入りアフィリエイト記事
  4. 飲み会に参加していた現役女子高生に対する、事務所や親の対応の違い
  5. 店側の証言に対する疑惑
  6. 後追い報道しなかった他メディア。「週刊文春」本誌さえ沈

【関連】三浦春馬を誰が殺したか?“犯人”は今日もビールを旨そうに飲んでいる

(1)文春オンラインによる無理筋な「スキャンダル扱い」報道

一般的に個人の名誉が関わる記事の場合、執筆時には直接本人にコメントを求めたり、所属事務所等に取材して見解を確認したりして、記者側の一方的な言い分だけにならないように配慮するものだ。そうでなければ後々、名誉毀損で訴えられてしまうリスクもある。実際、同じ文春でもオンラインではなく週刊誌のほうは、そのあたりはきちんと対応している。

しかし今般のオンライン記事では、所属事務所からの取材回答に「山下氏は店長から来店客(当該女子高生)を紹介され、飲食を共にしたのは事実」だが、「同席客の飲酒有無について山下氏は関知しておらず、未成年との認識もなかった」、さらに「店長は入店時に年齢確認していたが、当該女子高生は実年齢をごまかしていた」「年齢を偽ったことは本人たちも認めたうえで店長に謝罪している」旨が説明されていた。

なおかつ「慎重に取材いただくよう願います」とクギを刺されているにも関わらず、本文中ではそれらに関して触れることなく、あたかも山下氏が女子高生に飲ませて淫行に及んだかのような印象が残る構成で記事公開に至っているのだ。

少なくとも記事中においては、山下氏と女子高生がホテルの同じ部屋にいたという証明さえなされていない。にも関わらず、タイトルにわざわざ「持ち帰り」という文言を入れ、「山下が待つホテル」「A子の待つ部屋」などといった表現を用いるのは、憶測による印象操作と言われても反論できないのではなかろうか。

安倍も麻生も欠席。自民党は「原稿棒読み」すら放棄して10月総選挙へ

「形だけ」と揶揄されるもそれなりに注目を集める自民党総裁選の裏で、その長さのみしか誇るところのない安倍政権のトップの二人が、最後まで「国民無視」の姿勢を決め込んでいるようです。今回のメルマガ『きっこのメルマガ』では人気ブロガーのきっこさんが、9月3日に開催された現政権最後の予算委員会に安倍・麻生両氏が欠席した事実を紹介。新型コロナ対策が労働者にも企業にも全く届いていない中でのあまりの無責任ぶりを糾弾するとともに、それを引き継ぐのが菅内閣の実態であると批判的に記しています。

安倍内閣から菅内閣へ引き継がれる無責任政治

9月2日の衆院予算委員会に続き、翌3日、参院でも予算委員会が開催されました。この9月3日の参院予算委員会は、7年8カ月も続いた歴代最長の第2次安倍政権における「最後の予算委員会」となりました。しかし、自分の長期政権の最後の国会だったというのに、安倍晋三首相は出席しませんでした。その上、予算委員会であるのにも関わらず、担当大臣の麻生太郎財務大臣も出席しませんでした。

この人たちの頭の中にあるのは、目の前で困窮している国民のことではなく、党利党略と政権維持、つまりは「権力の保持」だけなのです。御用マスコミを使ってヤラセの世論調査で菅義偉官房長官の支持率を捏造しつつ、結果の決まっている総裁選を密約通りに行なって次の首相に祀り上げ、「国民の信を問う」というカビの生えた大義名分を掲げて9月末に解散し、10月25日の総選挙へ突入する。あまりにも国民を無視した傍若無人で我田引水なシナリオです。

企業都合で労働者のクビを切りやすい社会にした安倍首相

安倍首相は8月28日の辞任会見の中で、この7年8カ月の政権の成果の1つとして、「三本の矢によって400万人を超える雇用を作り出した」と自画自賛しました。しかし、これは先週(「“菅総理”リーク情報と13年前のウソ。自分の歴史まで修正する安倍の虚言癖」)も解説したように、正規雇用を減らして非正規雇用を大量に増やしただけ。ようするに安倍首相は、企業の都合で労働者のクビを切りやすい社会に変えたわけです。そして、この安倍首相の作り出した「不安定な雇用形態」が、新型コロナ禍の今、大ピンチを迎えているのです。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、解雇や雇い止めになった労働者は、8月末の時点で5万人を超えました。しかし、これは氷山の一角で、申告のない企業や見込みまで入れると、この何倍もの人数に上ると推測されています。そして、このままの状況が続くと、今年の年末までに100万人を超える労働者が職を失うと指摘されています。こうした解雇や雇い止めの大半は、安倍首相がこの7年8カ月で急増させた非正規雇用者なのです。

気象庁は謝るな。台風10号「特別警報見送り」に批判殺到の異常事態

2名が死亡し4名が安否不明、15県で100名以上の怪我人を出すなど、各地に大きな被害をもたらした台風10号。気象庁のこれまでにない注意喚起の呼びかけに多くの方が避難行動を取りましたが、予告されていた「特別警報」に至らなかったこと、予測より発達しなかったことについて一部で批判的な意見が聞かれ、気象予報士が謝罪するという「異常事態」も見られています。この状況に異を唱えるのは、「ニュースステーション」に気象予報士として出演していた健康社会学者の河合薫さん。河合さんは自身のメルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』で今回、天気予報の役割が防災である以上、決して空振りを恐れてはいけないと強く主張しています。

プロフィール:河合薫(かわい・かおる)
健康社会学者(Ph.D.,保健学)、気象予報士。東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(Ph.D)。ANA国際線CAを経たのち、気象予報士として「ニュースステーション」などに出演。2007年に博士号(Ph.D)取得後は、産業ストレスを専門に調査研究を進めている。主な著書に、同メルマガの連載を元にした『他人をバカにしたがる男たち』(日経プレミアムシリーズ)など多数。

「空振り」したっていいじゃない~

気象庁が「特別警報」を予告し、最大級の警戒を求めた台風10号は各地に暴風や猛烈な雨をもたらし、停電や家屋の損壊に加え、避難所の窓ガラスが割れるなど、被害が相次ぎました。

私は1994年に気象予報士第一号となって以来、何度も気象庁が行う台風会見を見てきました。しかし、今回ほど切迫した緊急記者会見を見たのは初めてです。近年、自然災害が増え、たくさんの大切な命が奪われているので、おそらく気象庁のみなさんは「とにかく命を守ってほしい」という願いを込めて、早くから警戒を呼びかけたのだと思います。

九州の人たちも、ここ数年、さまざまな地域で台風の暴風や突風で屋根が飛ばされたり、電柱が倒れたり、河川が氾濫し家が流されたり、土砂崩れで家が潰れたりする被害をメディアを通じて見ていたので、気象庁の呼びかけを真摯に受け止め、積極的に避難しました。

その様子はメディアでもくりかえし伝えられていましたが、これだけの人たちが避難したのも初めてだったのではないでしょうか。

今回話題となった「特別警報」は、2013年8月30日から運用が始まりました。

  • 1万8,000人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災における大津波
  • 5,000人以上の死者・行方不明者を出した「伊勢湾台風」の高潮
  • 紀伊半島に甚大な被害をもたらし、100人近い死者・行方不明者を出した「平成23年台風第12号」の大雨

などの気象現象が予想される場合に発令されます。

台風10号は、水温がかなり高い海域を北上することが予想されていたため、気象庁は「特別警報発令」の可能性が高いと判断したのです。

しかし、台風が通り過ぎてみれば予想したほど台風は発達せず、「特別警報」の発表には至りませんでした。というか、そもそも「予報」なので空振りはつきものです。「見逃し」は甚大な被害をもたらしますが、「空振り」は「思ったほどじゃなかったね」で終わるだけ。

天気予報の役割が「防災」であることを鑑みれば、空振りを恐れないことが基本なのです。

ところが、なんとテレビでは気象予報士の人が、「予想より発達しなかった理由」をばつが悪そうに説明したり、謝っていました。

これって…何なのでしょうか?

もちろん過剰に不安をあおるような「予報」はだすべきではありません。しかし、台風予報はほんの少しコースがずれるだけで、風の強さも雨の強さも大きく変わります。

そういったありとあらゆる可能性を、気象庁の人たちはスーパーコンピューターの予測、海外の気象庁の予測、実況、さらには、長年予報業務に携わる中で培われた暗黙知を駆使して、「そのとき最良だと思われる予報」を発表するのです。

“商品を売らない”接客で急成長!カナダ発『ルルレモン』人気の秘密

コロナ禍でリアル店舗が苦境に立たされ、いわゆるECショップに活路を見出す小売店が増えました。確かにこのような環境の中では、ネットでの買い物は便利で需要もあります。しかし、リアル店舗にしかない接客を求めているお客さんも多いはず。そこで今回の無料メルマガ『がんばれスポーツショップ。業績向上、100のツボ!』では、著者で経営コンサルタントの梅本泰則さんが『ルルレモン』というブランドの接客方法を例に挙げ、リアル店舗が必要とされる理由を述べています。

リアル店舗とECショップ

EC販売に力を入れる小売店が増えています。しかし、お客様にとってECショップだけでは満たされないものがあるようです。やはり、リアルなお店で買いたいというお客様も多くいるのでしょう。

今回はそんなことを教えてくれるお店の話です。

リアル店舗とECショップ ルルレモン躍進の秘密

今回のコロナの影響で、多くの小売店がダメージを受けています。お客様が来ないからです。そこで、EC販売に活路を見いだした小売店もたくさんあります。スポーツショップもそうです。

ところが、いざEC販売をしてみると、何かまどろっこしい気がします。リアルなお店で行っているような「接客」が出来ないのです。

確かに、ECショップにも「WEB接客」のような仕組みが開発されています。しかし、それは単に商品を探すための仕組みです。来店されたお客様にあわせて、丁寧で臨機応変な対応が出来る仕組みにはなっていません。

やはり「接客」はリアルなお店の方に圧倒的な分があります。ですから、ECショップに対して、リアル店舗の強みは「接客」だということが確認できたお店も多いことでしょう。

つまり、EC販売に力を入れることも大切ですが、それだけで今のお店が繁盛するわけではないのです。リアル店舗が頑張らなければ、お客様に信頼されませんし売上も増えては行きません。

そんな「接客」の大切さを改めて教えてくれるお店があります。

ルルレモンというブランドをご存知でしょうか。ヨガウエアからスタートしたブランドなので、スポーツ業界の方にはよく知られています。そのルルレモンは1998年にカナダで創業した歴史の浅いメーカーです。

とはいえ、2019年の売上は約4,260億円、営業利益は約951億円。もう立派な大企業です。そして、売上も営業利益も、昨年より20%以上伸びています。急成長の企業と言っていいでしょう。

どうして、そんなに伸びているのでしょうか。いくつもの秘訣はありますが、その一つが「接客」です。

武器は手間ひま。135年の老舗が売る「国産ごま」が売れまくる訳

効率化や時短こそ美徳とされがちな現代にあって、その逆の「手間ひま」の価値が顧客から高く評価されているメーカーが大阪にあります。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』でMBAホルダーの青山烈士さんが紹介しているのは、国産ごま取り扱いシェア日本一の「和田萬」。創業130年を超える老舗企業の戦略と戦術を、青山さんがプロの視線で丁寧に分析・解説しています。

手間ひまをかけることの価値

今号は、国産ごま取り扱いシェア日本一の企業を分析します。

株式会社和田萬(ごまを主とする食品の製造加工および販売)

ごまを楽しみたい方をターゲットに「歴史や想い、独自の焙煎技術」に支えられた「香りと風味が豊かで旨みたっぷり」「豊富な品揃え」等の強みで差別化しています。

ごまのことは和田萬に聞けば、なんでもわかるという存在であることが安心感を与え、ごまの重要性を丁寧に伝えることで、顧客の支持を得ています。

■分析のポイント

いま世の中では時短ニーズが高まっています。ものを作っている企業も効率化を追求して自動化などが進んでいます。そういった流れの中で、和田萬は手間ひまかけて自家焙煎をしたり、畑でごまを栽培したりしているわけです。

多くの企業が手間ひまをかけないのであれば手間ひまをかけることは差別化につながります。差別化とは、他社と異なる考え方や行動の結果ですからね。

手間ひまをかけることで美味しくなるという効果を見込むことができますが、手間ひまをかけるということはよりコストがかかるということも意味しますので、そのコストを回収できなければ、手間ひまをかけることに魅力を感じないでしょう。ですので、多くの企業が割に合わないと感じてしまうということです。

これは重要なポイントですが、多くの企業がやりたがらないことをやるというのは差別化を考える上で非常に有効です。

そして、和田萬の場合、手間ひまをかけていることをしっかりと伝え、顧客に手間ひまをかけることの価値を認識してもらうことに力を入れています。顧客は価値に対して対価を支払いますので、ここをおろそかにしてしまうと価格競争に巻き込まれてしまい、まさに割に合わなくなってしまうのです。手間ひまは、顧客からは見えにくいものだからこそ伝えることが大切、ということですね。

また、和田萬の手間ひまを厭わない姿勢は素晴らしいですがこの姿勢はごまと向き合い続けてきた歴史が支えていると感じます。歴史に支えられた強みは、強固であり、手間ひまをかけることが差別化につながるということを示した好事例だと思います。

今後、和田萬がどのような存在になっていくのか注目していきたいです。

PC歴40年のベテランも苦戦。マイナポイント手続きの複雑怪奇と謎仕様

対象となるキャッシュレス決済サービスと紐付けることにより、上限5,000円分のポイントが還元されるマイナポイント事業。しかしその手続は、複雑極まりないようです。今回の無料メルマガ『おやじのための自炊講座』では著者のジミヘンさんが、実際に試みてみたPayPayとの紐付け作業の様子をリポートしています。

マイナポイント

皆さん、お元気ですか。ジミヘンです。

テレビを見ていると、俳優・舘ひろしがうさぎの着ぐるみに入っている政府総務省のCMが流れている。曰く、「マイナンバーカードでマイナポイント!」。果たして、このCMを見て、何%の人が内容を理解しているだろうか。

マイナポイント事業とは、マイナンバーカードを使って予約・申し込みを行い、選んだキャッシュレス決済サービスでチャージや買い物をすると最大5,000円分のポイントを還元するという国の政策だ。コロナ対策で決まったと誤解している人もいるようだが、これは昨年決まっており、景気対策の一環で考えられたものだ。

 

(「『マイナポイント』」でまさかの貧乏一直線!?節約のつもりが逆効果の罠」)

例によって、あれもこれも絡めて何とかしろという現政府のやり方だ。

国は、消費増税による購買意欲低下への対応として消費喚起を目指すとともに、キャッシュレス決済の促進、さらに中小企業の支援も目的とするなど、同時に複数の成果を狙っている。結果、制度は複雑化し、利用者には混乱もみられる。

 

(「20年実施検討中の『マイナポイント』 25%還元だが複雑さに懸念も」)

先にマイナンバーカードを取得した小生は、試しに「マイキーID」を取得してPayPayと紐付けすることにした。

iPhoneの“App Store”からアプリ「マイナポイント」をダウンロードして、申し込もうとしたが、入口で拒絶された。

「iOS13以上じゃないと、使えません」。

仕方がない。auショップへ行って、機種変更を申し込む。廉価な最新機種のiPhone SEを入手して、さて条件は整った。いざ、マイキーIDの申し込みだ。

ところが、何度試してもカードの内容を読み取ってくれない。エラー表示は「利用者証明用電子証明書が発行されていません」。「市役所で手続きをしてください」とある。段々、腹が立ってきた。手続きは完了している筈なのに、また市役所か。

数日後、市役所の窓口で相談すると、担当の女性が申し訳なさそうに、「なかなかうまく読み込めないようです。わたしもカードの上に10分間ほど置いていました」と言う。どうやら、エラーが出るのは手続き不備ではなく、カードに入っているICチップをスマホでうまく読めないハード的な問題らしい。

市役所のフロアの端に特設コーナーがあり、担当の男性職員が親切に作業を手伝ってくれた。先ずPCにマイナンバーカードを置き、暗証番号を(小生が)入力。何とか8桁の「マイキーID」を取得。更に、次は小生のスマホからPayPayを立ち上げ、紐つけ作業。この複雑怪奇な作業を多くの国民が果たしてやっているのだろうか?

何とか終了し、「分からないことがあったらこの番号(マイナンバー総合フリーダイヤル)に電話してください」と言われた。「その際には、必ず8桁のマイキーIDと電話下4桁を言ってください」。フーッ、みんな大変だ。

担当者に確認すると、PayPayの場合、9/1~3/31の間に2万円以上のチャージをすると25%(=5,000円)が還元されるとの事。パソコンを40年近く触っている小生が理解に苦しむシステムを、本当に多くの国民が使えるのだろうか?先ず、アベやアソウやスガやタカイチ各氏が自分でやってみて、これなら良いだろうと、確認すべきである。作業は役人任せにして、自分は利権のことしか考えないからこんなシステムばかり生まれる。市役所の彼や彼女が可哀想だ。こんな(理解に苦しむ)仕事をするために公務員になった訳ではないだろう…。

※ 調べてみると、今年8月現在の「マイナンバーカード普及率」は18%で、2,300万人ほどが取得。しかし、「マイナポイント申込者数」は8月末現在、377万人。政府は、4,000万人分の予算を計上しているそうだが、5,000円のニンジンにそれほど食いつくと思ったのであろうか?

image by: 総務省 マイナポイント事業