利権はあっても理論なし。竹中平蔵氏と菅首相の哀しき共通点

先日掲載の「竹中平蔵YouTubeに低評価の嵐。ブーイングが『いいね!』の40倍、国民騙せず?」でもお伝えしたとおり、すっかり化けの皮が剥がれた感のある竹中平蔵氏ですが、メディア戦略は巧みなものがあるようです。評論家で『竹中平蔵への退場勧告』の著作もある佐高信さんはメルマガ『佐高信の筆刀両断』で今回、対談相手として自身が避けられている事実とその理由を暴露。さらに経済学者の浜矩子氏が明かす、竹中氏がまともな経済学をまともに勉強していなかったと思しき「証拠」を記しています。

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※本記事は有料メルマガ『佐高信の筆刀両断』2020年12月4日号、11日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め初月無料のお試し購読をどうぞ。

 

竹中平蔵と与謝野馨の対立

『サンデー毎日』の2020年12月13日号に田原総一朗と私の激突対談が載っている。行司役は『毎日新聞』OBの倉重篤郎。

菅義偉をめぐる「激突」だが、当然、それは竹中平蔵をめぐる「激突」ともなる。テレビ朝日の『朝まで生テレビ』に竹中が出て適当なことを言っていたが、竹中に対峙すべき森永卓郎は人がいいため、押され気味だった。

田原の言を信じるなら、田原はスタッフに私を推薦したという。私の推測では、それは竹中が拒否したのだろう。これまでも、対談というか対決の企画はつぶれている。

竹中は、反竹中でも学者なら出てくるのである。金子勝にしても森永にしても、学者は理論にこだわる。それは言いくるめられると竹中は思っているのだ。

しかし私は、『竹中平蔵への退場勧告』(旬報社)に書いた如く、竹中のやったことやスキャンダルを追求する。

中立的な有識者を気取るなら、なぜ、パソナの取締役会長をやっているのかと、あくまでも問い続ける。竹中にとって理論など後からいくらでも言いわけできる道具にすぎない。言ってみれば理論派ではなく利権派なのだ。

2016年に出した岸井成格と私の『政治原論』(毎日新聞社)を読み返していたら、「竹中平蔵VS与謝野馨」という節が出て来て、そこで岸井は、竹中が総務大臣を辞めた時、安倍(晋三)政権で居場所がなくなったのだと思った、と言っている。それまで両者の批判は、岸井が思わずメモを取るくらい激しかった。それで岸井は安倍が竹中を切ったのだと思ったが、実は与謝野を切ったのだった。読みまちがえたわけである。

「結果を見たら、与謝野が閣外に去って、大田弘子が経済財政担当で入り、菅義偉が副大臣からそのまま後任の総務大臣になった。だから安倍は、実質的には竹中をとったということですよ」

大田は竹中の妹分である。そこで私は岸井に、「菅というのはどういう立場なの?」と聞いている。岸井の答えはこうだった。「安倍の親衛隊長だよ。切込隊長。竹中チームです」

安倍の後の福田(康夫)内閣で経済財政担当相をやった与謝野は“政策の職人”と呼ばれる。自民党総裁選に出た時には「人の痛みがわからない政党であってはならない」と強調していた。「人の痛みがわからない」竹中とは当然対立するだろう。

意見の違いは違いとして、私は与謝野と公私含めて2回か3回会っている。イヤな感じはなかった。少なくとも逃げるような人間ではない。そこも竹中とは違うのだろう。竹中には利権はあっても理論はない。菅とはその点も共通するのだろう。

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悪あがき安倍晋三氏の新論法「補填は会場費等」は通用するのか?

安倍晋三後援会が「桜を見る会」前日に主催した前夜の夕食会の費用補填について、昨年12月25日の国会で自身の虚偽答弁を「結果として事実に反する答弁」と言い換え謝罪した安倍晋三前首相。しかし同時に、公職選挙法違反回避のためか「会場費等に使用」という“新論法”を繰り出しました。メルマガ『uttiiの電子版ウォッチ DELUXE』著者でジャーナリストの内田誠さんが、毎日新聞の独自記事から元検事の見解などを解説。任期切れ前に暴動を扇動したトランプ同様の往生際の悪さで、この新論法により墓穴を掘った可能性があることにも言及しています。

今も公選法違反を認めていない安倍「桜」問題を毎日はどう報じたか?

きょうは《毎日》の番ですが、検索でニュースを見る視角を複雑化しようといういつもの試みは、1回お休みします。というのは、今朝の《毎日》には、他紙が書いていない全くユニークな記事があり、これを紹介することに意味があると考えたからです。

あの「桜を見る会」前夜の夕食会費用を安倍氏側が補填していた問題。法的には公設第一秘書に対する政治資金規正法違反での略式起訴ということになりましたが、安倍氏自身はウソの答弁に関して国会で謝罪したものの、今も公選法違反を認めていません。どんな理屈を使えば、そう言い切れるのか。それは認められるものなのか。今日はこの問題についての《毎日》の記事を取り上げます。まずは《毎日》6面の「検証」。見出しから。

「補填は会場費」通用する?
「桜」前夜祭費用 安倍氏答弁
新論法で「寄付当たらず」
借上料 切り離せない
元東京地検特捜部検事 郷原信郎弁護士

「桜を見る会」前夜祭の費用補填問題で、安倍前首相は「補填は一切ない」と国会で事実と異なる答弁を繰り返したことについて謝罪したが、補填自体は「「会場費等」に使ったので寄付に当たらず、問題ない」という“新論法”を持ち出している。

前夜祭の契約主体について、安倍氏は次のように見解を変えている。昨年12月25日、参院議院運営委員会で安倍氏は、従来の「参加者個人が直接ホテルと契約しているので後援会に収支はない」という論法を撤回し、後援会が契約主体であることを不承不承ながら認めた。

それでも問題がないと言い張るために持ち出したのが、「後援会の補填分は「会場費等」に使われたので、公選法の「寄付」ではなく、寄付禁止の規定に抵触しない」という理屈。衆院の議院運営委員会でも、「会場費等々については「寄付に当たらない」「利益に当たらない」という総務省見解がある」として、補填自体には問題がないと言い出していた。

総務省は、「一般論として、後援団体が行事・催事を開催するにあたって、開催場所の確保に要する必要不可欠な費用を開催主体である後援団体が負担することは、公選法の寄付の定義に該当するものではない」と、一見、安倍氏の主張を根拠付けるようなことを言っている。しかし、会場費と飲食費がセットになっている場合については「個別の支出が寄付に当たるかどうか、最終的には裁判所が判断することであり、こちらは判断できない」と、《毎日》記者の取材に答えているという。

【書評】新型コロナと戦う鍵は、100年前のスペイン風邪にあった

年末から年始にかけて日本国内も新型コロナウイルス感染者数が急増し、医療崩壊を迎えるのも時間の問題といわれる昨今ですが、我々はこの危機をどう乗り越えていけばいいのでしょうか。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、 数々の疫病を乗り越えてきた歴史から学び、いまを生きる知恵を対談形式で論じる興味深い一冊を紹介しています。

偏屈BOOK案内:出口治明・鹿島茂『世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵』

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世界史に学ぶコロナ時代を生きる知恵

出口治明・鹿島茂 著/文藝春秋

文春ブックレット。近ごろ稀に見るお粗末過ぎる装幀である。「カギは昭和おじさんの文化からの脱却にあり」とかいうキャッチフレーズ(?)がオレンジで配され、二人の並ぶ(合成か?)モノクロ写真にもオレンジが被さる。72歳の二人の視線はバラバラで、一人は横目遣いのにやけ顔。ありえない!みっともない。とにかく文字の配列や空間のとり方が、ハンパなく拙劣なのである。

2020年4月、7月、8月「週刊文春」で掲載された3回の対談に大幅な増補を施したものだという。本文はとても読みやすい。新型コロナ対策において、あまり政府を批判してもしょうがない。政府の専門家を信じて、右往左往しないのが一番いいと、二人の意見は一致する。新型コロナウイルスと戦うにあたり、常に参照すべきは、およそ100年前に世界的に大流行したスペイン風邪だという。

日本のスペイン風邪の流行は1918(大正7)年から1920年まで三波にわたり、死者は関東大震災の10万人強を超える40~50万人とみられる。最初の感染者はアメリカから出たから、本当はアメリカ風邪だったのに、第一次世界大戦の交戦国はみなこの新型インフルエンザの流行を発表せず、中立国だったスペインでの流行が世界中に報じられ、感染源のように思われ不名誉な名前が歴史に残った。

戦争中の軍隊は、病原菌やウイルスにとっては最大のクラスターになっている。第一次世界大戦の独軍と英米仏軍が塹壕に入って睨み合っていた西部戦線では、両軍とも半数以上がスペイン風邪に感染した。狭い塹壕の中は「究極の三密」だ。どの戦争でも歴史上のパンデミックで病原菌やウイルスの温床となったのは、兵営と刑務所。戦争をしないうちに病気やトリアージ(同時に多数の患者が出た時に、手当ての緊急度に従って優先順をつける)の執行で死者が出た。

スペイン風邪の第二波は名古屋、大阪、兵庫へ。興味深いのは、どの地方でも最初に倒れるのがなぜか郵便局員であること。ウイルスが郵便物で運ばれた?第一次世界大戦を実質的に終わらせたスペイン風邪とともに、世界史を変えたパンデミックは14世紀のペストだ。中央アジアで発生して、モンゴル帝国滅亡の原因となり、ヨーロッパに蔓延、西ヨーロッパの人口の1/3から1/2が死んだ。

ゆきぽよが消したい過去と「コカインキメセク」疑惑。半グレ元カレ薬物逮捕で芸能界追放の窮地に

今やその姿をテレビで見ない日はないほど活躍をしているタレントのゆきぽよ(24)。みちょぱ(22)とともにギャルタレントの二大巨頭として君臨している。そんなゆきぽよのタレント生命を脅かすニュースが飛び込んできた。過去に交際していた振り込め詐欺グループのリーダーがコカインで逮捕され、ゆきぽよも家宅捜査を受けていたのだ。

コカイン使用の疑いでゆきぽよに家宅捜査

ゆきぽよに家宅捜査が入ったのは2019年5月。交際相手とみられる男性が彼女の家で泡を拭いて倒れたことから、ゆきぽよが救急車を呼び、その後男性から薬物検査で陽性反応が出たため、コカイン使用で逮捕されたという。週刊文春が報じた。

記事によると、男性はゆきぽよより4歳年上で、地元横浜の仲の良い先輩を通じて知り合い、自由に家に出入りするような関係だったと伝えている。

実はこの男性、コカイン使用で逮捕される以前には、振り込め詐欺グループの指示役として逮捕されている筋金入りの悪。元暴力団組員だったという情報もある。

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週刊文春の取材に応じたゆきぽよは、「交際はしていない」「未熟で反省している」「携帯の番号もLINEも変える」と必死に弁明。

家宅捜査で尿検査をさせられたゆきぽよは陰性で、本人も薬物の利用は否定したとしている。

しかし、2019年11月に放送された『ダウンタウンDX』の中で、ゆきぽよは「1回ハマるとずっとやっちゃう」とホタルイカのするめを紹介。ライターで“炙る”様子をVTRで披露したが、それがまるで薬物を炙っているかのように見えると話題になった。

ネットでは「ゆきぽよ完全にやってる」「手慣れすぎだろそれ」「衝撃映像だ」などの声が続出。MCの松本人志も「あれを深く吸い込むわけ?」とコメントしていた。

交際男性5人の内4人が“犯罪者”という異常

ゆきぽよは2012年、高校1年生の時に雑誌『egg』の読者モデルとしてデビュー。その後はギャルモデルとして活動していくことになる。

ゆきぽよは2012年3月からツイッターを始めているが、若さゆえか当時の彼氏や恋愛について隠すことなく堂々と紹介。ラブラブぶりをアピールしていた。

ツイッターで確認できるのは2人。2011年の4月ごろから付き合い始め、2013年の4月に別れた男性。彼はゆきぽよと同じ地元出身で『egg』にも出演していた。

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もう1人は2013年7月から2014年の6月まで交際していた男性。当時はまだ高校3年生ながら、2013年のクリスマスにプロポーズされ、OKの返事を出したゆきぽよ。お互いの両親からも公認の仲で、『egg』でも婚約したことを発表していた。

しかし、その後男性の浮気が発覚して破局。ゆきぽよが“高校生妻”になることはなかった。

さまざまな番組で公言しているが、ゆきぽよがこれまでに交際した男性の数は5人。その内の4人が何らかの形で逮捕されていて、2人がオレオレ詐欺をしていたことを明かしている。

やんちゃなダメ男に惚れやすいというゆきぽよは、その理由を「毎日が刺激的」「バイクで迎えに来てくれる」「地元の集会に連れて行ってくれる」「超イケてる気分が味わえる」と過去に出演したバラエティ番組で語っていた。

ゆきぽよは昨年1月10日に放送されたトーク番組『快傑えみちゃんねる』(関西テレビ)に出演した際、過去に交際していた男性が詐欺罪で逮捕され、面会がデートの代わりだったとコメント。

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実はこの男性こそが今回報じられたコカイン使用の男だとみられていて、それが事実であれば、ゆきぽよは男性の素性を知りながら、テレビ番組で笑いながらトークしていたことになる。

若者代表として今や情報番組のコメンテーターも務めているゆきぽよだが、この報道がイメージダウンに繋がることは明らか。芸能生命の窮地に立たされている。

「ムダ」が命を救う。学校に音楽、美術、体育の授業がある深い訳

音楽、美術、体育といったいわゆる「副教科」に対して、「将来的に何の役にも立たない授業をなぜ受けなければならないのか」などと思ってしまったこと、ないでしょうか。ところが「こんな授業こそ必要となるタイミングがある」とするのは、無料メルマガ『サラリーマンで年収1000万円を目指せ。』の著者・佐藤しょ~おんさん。佐藤さんは今回の記事で、誰もが納得できるその理由を解説しています。

辛い時にはムダなことに心血を注ぐ

人生を生きるのに衣食住、これを手に入れるために我々は働きます。その衣食住は資本主義に於いては、おカネと交換することで手に入れられるわけですから、簡単にいえばおカネを手に入れるために働いているわけです。

そんなおカネを効率良く、確実に手に入れるために必要なことを我々は学校で習ったわけです。学校教育ってとどのつまり、社会に出ておカネを稼ぐために必要な知識を習得する場なんですね。

ところがその中でほとんどの人には、おカネを稼ぐことに直結しない学問のジャンルがあるんですね。それが音楽、美術と体育です。この3つのジャンルは、この道のプロを目指す人には価値がある知識やスキルですが、ビジネスの世界で生きていくことになる大方の人間には、時間のムダなわけです。

それなのになぜ、子供の頃からお絵描きをしたり、縦笛を吹いたり、逆上がりをやったりするんでしょうか?

それはこの一見ムダなことが、人生のどこかで役に立つからですよ。

人生のどこかで、というのは、それはつまり

 ● あなたが苦境に立たされて辛くなった時

なんです。

なぜかというと、ムダなことというのがあなたの人生に潤いを与えてくれるからなんです。

あなたが辛い状況に置かれた時に、音楽を聴いたり、絵画を見たりしても、状況は全く変化しません。つまり辛い状況を改善するということに対しては、ムダなことはまさにムダでして、何も役に立たないんですね。

でもその時のあなたって、表面上はそんな辛いことを解決させるためにあれこれと、役に立つと思われることをやっているわけですよ。それが奏功しないから辛くなっているわけです。そんな時に、次の役に立つだろうと思われる一手を考えて指すのもひとつの解決への道なんですが、そう考えて指した手が狙った結果を出さないということが続いたら、人間はドンドン疲弊するわけです。

こころが辛いってまさにそういう状況のことですから。

そんな時には、その状況を改善させることに全く役に立たない何かに没頭するべきなんですよ。こんなことをやっても、事態は全く良くならないけれど、それをやっている時だけはこの辛さを忘れられるという何かに没頭すべきなんです。

それが何かというと、ジャンルとしては音楽、美術、体育という学科になるんです。これは現実逃避したくなった時の逃げ場を作る機能があるんですよ。それを学生時代に学ぶわけです。ですからこの学科をバカにしてマジメにやらなかった人は、人生で辛い状況になった時に、その辛さを紛らわす健全な逃げ場を持っていないんですよ。

なぜ、牧場運営ノウハウがコロナ禍のスポーツジムに活かせるのか

新型コロナウイルスの感染拡大によって余儀なくされている、新しい生活様式。仕事や習慣に限らず、運動の方法も変わりつつあります。今回の無料メルマガ『MBAが教える企業分析』では著者でMBAホルダーの青山烈士さんが、牧場での感染症対策を元にした、感染不安を感じずに運動ができる新しいスポーツジムの戦略を紹介しています。

他社に無い独自ノウハウの活用

今号は、新発想の半屋外ワークアウトジムを分析します。

● 株式会社秋葉牧場がグループ企業の株式会社大地を通じて展開する半屋外ワークアウトジム「ファームステーションジム

安心して運動したい方や屋内のジムに抵抗のある方をターゲットに「牧場運営ノウハウ」に支えられた「安心して運動できる」等の強みで差別化しています。

新型コロナウイルスの流行によって、様々な業界において変化が求められる中で「新しい生活様式」に適応することで、集客を図っています。

■分析のポイント

コロナ禍で生活様式が大きく変わっています。もちろん、運動の仕方も変わってきていますね。

屋内のジムに抵抗がある人もいらっしゃるようで自宅でのトレーニングが流行っています。ですが、自宅でトレーニング機器やトレーニングのスペースを用意することが難しい方もいらっしゃいます。そのようなニーズに応えられ、ユーザーの一つの選択肢に入りそうなのが、今回、取り上げる「ファームステーションジム」です。

やはり、コロナ禍では、感染症の不安を感じさせずに安心して運動できるということがポイントになります。その点で見た時に、半屋外であることは魅力的ですね。既存の屋内のジムが、感染症対策を徹底してどんなに換気システムを完備しても屋外の安心感には敵わないと感じます。

では、既存のジムも屋外にすればいいかというとそう簡単ではありません。既存のジムは屋内での運営を前提にしていますので屋外での運営ノウハウを持っていないためです。「ファームステーションジム」の場合は牧場運営で培ったノウハウを活かすことができます。

牧場運営と屋外でのジムの運営がどう関係あるのかと思うかもしれませんね。実は、牛の感染症対策というのは、長年にわたり実施されていますので、現在の牛舎というのは、感染症予防に最適な構造になっているのです。ですので、感染症予防という観点で見たときにただ屋外にすればよいという話ではなく、半屋外でジムを運営するにしても、ノウハウが無いと難しいということなんです。このようなノウハウを持っていない企業は半屋外のジムを簡単には真似ができないということです。

また、「ファームステーションジム」は

・スタッフ無し
・ダンベル無し
・更衣室無し

といった形で人との接点、モノを介しての接点を減らしていますので感染症予防が徹底されている印象です。このあたりも、既存のジムの発想では難しいと思いますし、無駄がそぎ落とされている印象です。

コロナ禍で運動不足という声もよく聞きますので今後、「ファームステーションジム」がどのように拡大していくのか半屋外のジムが業界においてどのような存在になっていくのか注目していきたいです。

三日坊主は自己責任じゃない。なぜ新しい習慣は身につかないのか

新しい年を迎えてからおよそ3週間。「今年こそ!」と意を決し始めた勉強やダイエットが早くも挫折に終わり、自分を責めてしまっているという方、少なくないかもしれません。しかし、「続かないのは当然なこと」というのは、現役精神科医のゆうきゆうさん。ゆうきさんは自身の無料メルマガ『セクシー心理学! ★ 相手の心を7秒でつかむ心理術』でその理由を解説するとともに、目標を達成する手助けとなる考え方を紹介しています。

「死なない」習慣は身につかない!人が三日坊主になる真の理由!

こんにちは、ゆうきゆうです。

皆さんは、良い習慣を作るのは得意ですか?それとも苦手ですか?

誰しも、勉強・ダイエット・運動など、さまざまなことで「習慣づけたい」と考えたことがあるでしょう。また、酒・たばこ・ネット・ゲームなど「やめたい」と思う悪い習慣=依存行為もあるでしょう。

昔から「三日坊主」という言葉もありますが、3日どころじゃなく、2日、1日、もしかすると、決心したけど「一瞬たりともできなかった・やめられなかった」ということもあるかもしれませんね。

なぜ習慣を身につけるというのは、こんなにも難しいことなのでしょうか。

なぜ習慣を身につけるのが難しいのか

これには、やはり人間の「生存本能」が関係していると考えられます。

身につけられない「習慣」というのは、生きるのに不必要なものと本能に見なされているため、なかなか身につかないのです。

人間の心理というのは、根本的には原始時代から変わっていません。

例えば現在、語学の勉強をしようとする人は多いと思います。しかし、母国語以外の言語は原始時代に必要だったかと考えると、そうではありませんね。

文明が発達するまで、そもそも言語というのは自分の部族や村だけで通じれば、それで充分だったはずです。

また、まったく言語の通じない別の部族が突然やってきて、意思疎通を試みることもまれだったでしょう。

つまり本能的に、日々使用する機会のない言語を勉強することは、全面的に「意味のない」こととみなされています。

そのため「毎日英語を勉強しよう」と思ったとしてもなかなか続けられないのです。

ダイエットでも同じことです

これはダイエットでも同じことが言えますね。

大半の時代、人間は「飢え」と戦ってきました。いかに食べ、脂肪を蓄え、生き残るチャンスを増やすかが重要だったのです。つまり、本能にとって「食べることを我慢する」のは意味がないことと言えるでしょう。

また、ずっとネットばかりしていると、社会生活で困ってしまいますが、ネット依存症の人は一定数います。なぜネットを使うことが快感になるのかというと、「外の世界や他人と繋がりたい」という欲求が要因だと考えられます。そこまでして、人は孤独を恐れているのです。

このように、新たな習慣はなかなか身につきませんし、悪い習慣を捨てるのも大変です。

そしてその根本には、それらの行動が「生命本能的には全く意味がない」という理由があります。

快感を得られる方へ行動する、というのは生命にとって素直なことです。

食事にしても

  • おいしい→生き残るためにもっと食べよう

異性との関係でも

  • 一緒にいて幸せだ→だからずっと一緒にいよう

と、よりライトな方向へ走りやすいからこそ、生命がより発達してきました。

実は夏より多い!冬の掃除で無限に舞う「ホコリ」を退治する方法

暦の上では大寒を過ぎたものの、まだまだ厳しい寒さが続く日本列島。この時期、掃除をしようにも億劫になってしまいがちですが、なんとか楽に、そして効率的に済ます方法はないものでしょうか。今回の無料メルマガ『システマティックな「ま、いっか」家事術』では著者の真井花さんが、冬の掃除の3つのコツを紹介。「メインの敵」の始末の仕方をレクチャーしています。

冬の掃除

さて、本日は冬の掃除のお話。

今年は、気温差が激しい冬ですが、みなさんがお住まいの地域はどうでしょうか?いや、寒いと冬眠したくなるんですよね、私。どっちかっていうと、暑い方がまだマシなんです。ま、そうは言っても最近の日本の夏は、情緒もヘッタくれもないくらい暴力的な暑さですけどね。

で、どうしても家事も滞りがち。え?私だけじゃないよね?ないよね??

  • 水に触りたくない
  • 外が寒くて外出したくない
  • 日が短いので活動時間も短い
  • 眠い

…うーむ。なので、なんとかしてズルけたい…もとい効率良く家事をやりたいと考えるわけですよ。

で、そんな冬の掃除では

  • ホコリがメイン

なんですよね。いや、ホコリって、夏場より冬場の方が溜まりやすいんですよ。ホコリって布モノから出るんですが、冬には

  • 布モノが多い

でしょ、物理的に。コートもセーターも着てる。靴下も重ね履きしていたりするし、コタツ布団もあったりする。膝掛けを使っている家庭もあるでしょう。こういう、少しずつ…じゃなくて、大幅に多い布モノから

  • 夏より多くホコリが出る

んです。なので、冬の掃除は、このホコリを取ることがメインです。

ここで、コツは

  • 滞在時間の長い部屋から集中的に

始めることです。寝室やリビングなどは、使用頻度も使用人数も使用時間も長いですよね。なので、玄関や子供部屋より、こういう部屋から始めた方がいいんです。

そして、ミョーなコツ(?)なんですが

  • 換気をすること

もコツなんです。ホコリは、空気が動かないところに溜まりがちです。なので、空気を動かせばいいんですよ。換気をすることで、必然的に部屋の中の空気が動いて、外に排気されるので、ホコリが溜まりにくくなるんです。まあ、フツー冬場は寒いですから、換気をしなくなりますね。せっっかく暖房しても温度が下がっちゃいますから。そこをぐっと堪えて、換気をするんです。我が家では、毎朝玄関ドアや窓を開けて、朝食の間だけでも換気をするようにしていますよ。

もうひとつは

  • ホコリ取りグッズを手近におくこと

ですね。ホコリって、まとめて掃除するより小まめに掃除した方が効率がいいんです。いや、ホントに。小まめにするためにはグッズが手近にあることが大切なんですよ。フツーはお掃除グッズをまとめて一箇所に収納していると思いますが、少なくとも冬の間はワイパーやドライシート、雑巾などを手近な場所に置いておくとサッと一拭きできますよ。

は?我が家?そういうとこ、テキトーなんです。小さいウェスとか除菌シートとかで、ちょっと一拭きしています。それでも、まだまだホコリとの戦いは続いていますけどね。

冬の掃除なら、ホコリに注目して。それ以外の掃除は、暖かくなってからでも大丈夫ですよ。

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ふるさと納税は国や地方にとって本当にプラス?人気コンサルに聞いてみた

毎年、どんな返礼品を選ぼうかワクワクしながら納税先を決めている人も多い「ふるさと納税」ですが、はたして各自治体や国にとってメリットは本当にあるのでしょうか? 今回のメルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』では、読者から届いた「ふるさと納税は国や自治体にとってプラスなのでしょうか?」という質問について、人気コンサルタントの永江さんが分かりやすく回答しています。

ふるさと納税は国にとってプラス?

Question

shitumon

年末になるとふるさと納税のかけこみが話題で、私も例に漏れず10月頃からちょくちょく寄付し、年末に金額の帳尻を合わせて利用しています。

お米やお肉、お酒など、結構な量が届くので毎年楽しみにしています。ふるさと納税制度が始まって久しく経ち、今ではふるさと納税サイト(さとふるとか、ふるさとチョイスとか)が乱立してきて、アーリーアダプター層だけではなく、レイトマジョリティ層へも浸透してきている印象があります。

そこでふと疑問が湧いたのですが、利用者(納税者)にとっては便利で節税にもなる&いろいろな自治体へ納税できるのでメリットばかりのようですが、各自治体にとってはどうなのか、もっと言うと国としてはどうなのか気になりました。

ふるさと納税という仕組みの成果として、実施した結果、国全体としては良かったのでしょうか? 調べたのですがそういった指標が見つけられず、永江さんのお考えをお聞かせいただけるとうれしいです。

永江さんからの回答

ふるさと納税は、地方自治体が自ら頑張ることで税収と地場の消費を得られる制度です。利用する国民もメリットを得られるし、恩恵を受けないのは東京都と頑張らない自治体だけじゃないでしょうか。

都民の税金が単独では財政が成り立たない地方に交付・補助されている中で、ふるさと納税は納税者が応援したい・返礼品がほしい自治体に直接納税(寄付)できる仕組みです。

各自治体が、地元の商品を企画・PRして消費者が知る機会になるのも良い点でしょう。「マンゴーってこの地方が名産なんだ、それに牛肉も作ってるんだ」などと知ることが出来ると地方事業者のチャンスにもなりますよね。

問題は特産品がない地方です。前から言っていますが、都会の人にとって興味があるものと地元の人のそれはズレているケースが多い。たとえば石炭の廃坑があれば、石炭の葉っぱの化石の詰め合わせを作って都市部の子供が楽しめるようにすればいい。そういう意味ではまだ工夫が足りません。

町の所有物だけど使い道がない山林を少しずつ売るとか、面白いことはたくさんできます。そうしたらその町を訪ねてくれるじゃないですか。

もちろん、自分の特色を考えて頑張ろうとしない自治体は何も得られないし、東京都や大阪府は税収が減るので嫌でしょうけど、国民は自分で応援したい自治体に寄付ができて返礼品がもらえるので嬉しいし、努力した自治体は税収が得られて地域の消費を増やせます。ほとんどの人にとってプラスになっていると思います。

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仕事がデキる優秀な人々が「昼から遊ぶ」ために日頃心がけていること

一般的に、仕事が出来る人は忙しくて遊んでるヒマもないイメージがありますが、実はまったく逆のようです。今回のメルマガ『毎月1000人集客するプロ講演家が教えるコミュニティづくりの秘訣』では、著者でベストセラー作家・起業家の岡崎かつひろさんが、忙しくても趣味の時間を作る方法を伝授。岡崎さん自身が実践する「部下へ仕事を振る方法」など、マネジメントのコツを明かしています。

 

仕事ができる人ほど「遊びの時間が多い」

「仕事が出来る人=忙しい」というイメージを持つ人も多いでしょう。僕のまわりにも仕事が忙しい人がたくさんいますが、意外とみんな遊んでます(笑)。昼間、ウェイクボードをやったり、夜、仕事の話抜きで会って飲むこともしばしば。

昔の僕は、仕事を3つ掛け持ちしていたこともあり、夜寝る間も惜しんで働き、就職して会社員になってからも、毎日残業続きで休日もなし。そんなに一生懸命働いていたにもかかわらず、収入は今のほうが格段に上。仕事と時間の関係を見直して、好きなことに時間を使えるようにするためには、どのタイミングで、何を変えていったのか、これからお伝えします。

僕は、よくまわりの人から「いつもいろんな人と飲んで、バク転の練習をして、ウェイクボードをやっているけど、よくそんな時間があるね」と言われます。これについていえば、遊びも仕事の延長です。

たとえば、よく知り合いの編集者さんと飲みに行きますが、いろんな話をしているうちに「今度はこんな企画で本を書きましょう」ということになります。また、ウェイクボードでご一緒していた田中孝太郎先生も、僕が出版コーディネーターとして『やらせない、教えない、無理強いしない 天才キッズクラブ式 最高の教育』(きずな出版)という本を出されました。

このご縁も、遊びから始まったものです。逆にいったら、損得抜きの遊びを通じて仲良くなったからお互いの人となりがわかり、一緒に仕事をしてみたいという気持ちになったともいえます。僕のまわりには、このように年収が高くても趣味の時間を十分に取れる人たちがたくさんいます。