韓国大物議員「ミスター苦言」が語る、文在寅の後継者が落選した“真の理由”

3月9日に行われた韓国大統領選で、野党候補の尹錫悦(ユン・ソンヨル)氏に僅差で破れた与党「民主党」の李在明(イ・ジェミョン)候補。なぜ文在寅大統領の後継者は落選の憂き目に遭うこととなってしまったのでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、自党に対する辛辣な意見をいとわないベテラン議員による「敗因分析」を紹介。その与党にとって耳の痛い「正論」を堂々と語る姿勢を高く評価しています。

ミスター苦言・李相珉

民主党に1958年生まれ(64歳)の当選5回李相珉という議員がいる。自分の党に対しても辛口の言舌を吐くことで有名で「ミスター苦言」などと呼ばれている。車椅子を使う障害者でもある。大統領選挙期間にも党内の過度な「文在寅・李在明聖域化」を批判してメール爆弾に苦しんだりもした。

大統領選挙から2日後、民主党の敗北について、「ネーロナンブル」「偽善」「傲慢?独善」「徒党意識」などの修飾語を使い、「前代未聞の現職大統領を糾弾し、政権を直ちに明け渡すことになったことに対する切実な反省がなければならない」と語った。特に尹錫悦(ユン・ソンヨル)次期大統領と「国民の力」は「現在の勝利」に、民主党は「2年前の総選挙勝利」に埋没してはならないと言う。

尹次期大統領は民主化以降、最小票差(0.73%ポイント・24万7,077票)の「辛勝」で大統領府と行政府の権力を握ることになった。しかし172議席という強大な議会権力を持つ民主党が存在するわけだから、自分の立場を直視するようなガバナンスを行うしかないだろうと語る。朝鮮日報の記事を土台に、第20代の韓国大統領選の結果の総括をご紹介したい。

――民主党の敗北の最大の理由は何か

「民主党に対しては誰でも、ネーロナンブル(自分がやればロマンス、他人がやれば不倫という原義で、自分さえよければいいという破廉恥な態度)、偽善、傲慢、独善、盲従、徒党意識などがすぐに思い浮かぶ。パク・クネという当時の現職大統領を弾劾で追い出し、文在寅という人を立てたが、民主党はどのような行動をしたのか。我を張り、無理強いして、相手にはがまんしないと言ったり押し付けたりした。それでもだめだと最後は『李明博・朴槿恵の時よりはましではないか』と言っていた。国民は『民主党さんよ、あなたたちは違うだろう』という期待があったのに、それを満たしてあげられなかったばかりか完全に逆を行くようなことばかりしていたから失望感が大きいのは当然だ」

――選挙過程で最も残念な場面があるとしたら

「ネガティブ攻勢だ。なぜネガティブではなく人間的礼儀をもって紳士的に、政策アジェンダをより面白く解けなかったのかということだ。相手候補をゾンビや悪魔でもあるかのように追い詰めて、強引な主張をして食おうとした。寛容・配慮・許し・連帯・共存といった価値は見られなくなった。原則を最低限でも守った上での敗北だったらもっと良かったのに」

――最悪のネガティブキャンペーンは何だったのか

「(尹次期大統領の妻の)金ゴンヒ氏に対する攻撃は非常に卑劣で汚かった。キムさんの私生活関連のうわさを公の場で何気なく騒いだり、いくら表現の自由だとしても、いわゆる『ジュリー壁画(金ゴンヒ氏のことを飲み屋のママみたいなコンセプトで町の壁にでかでかと絵に描いた。飲み屋のママを愚弄するわけではなくて金ゴンヒ氏のことをありもしないまったくデタラメに表現した悪意ある壁画。これが問題)』に対する批判的認識もなかった。与党のある関係者は、『尹次期大統領がアッパーカットセレモニーをした時、お腹が出てワイシャツが出てる』と言って容貌を非難した。出身・容姿・背景で差別・嫌悪してはならないというのは、民主党の基本的な価値・志向点であり、国民が自負心を感じる部分だ。そのようなわが党(民主党)の伝統はもはやなくなったようだ。本当に残念だった」

食品ロス大国の汚名返上へ。画期的なバウムクーヘン「淡路島ばぁむ」は何がスゴいのか?

余った食材が大量に廃棄されている飽食国家、食品ロス大国、ニッポン。世界中で食糧難が叫ばれて久しい中、我が国でも何か良い改善策はないのでしょうか? 今回、繁盛戦略コンサルタントの佐藤きよあきさんが、自身のメルマガ『繁盛戦略企画塾・『心のマーケティング』講座』の中で紹介するのは、日本中の「ご当地廃棄食品」を使った淡路島の画期的な名物バウムクーヘン。こういった動きが加速すれば、ビジネスにもなり、消費者も喜び、まさに「一石二鳥」ですよね。

「廃棄物入りバウムクーヘン」。SDGsで大注目!

淡路島に新しい観光施設が誕生しました。

「淡路島ばぁむ工房 maaru factory」。

ご当地スイーツや食品、雑貨などを扱っています。

メインとなるのが、「淡路島ばぁむ」と名づけられたバウムクーヘン。淡路島の玉子と牛乳、うるち米粉、兵庫県産の小麦粉を使って、作られています。

特長は、味のバリエーション。基本となるバウムクーヘンは、地元産の食材を使っていますが、味の種類は、日本全国の特産品とのコラボとなっています。

しかし、ただのコラボではありません。特産品の中でも、B級品扱いされ、加工品になったものや廃棄されるものばかりを使っています。

野菜、果物、海産物などは、販売前の選別によって、加工品にまわされたり、廃棄されるものが多くあります。加工品として救い出されたものは良いのですが、問題は廃棄されるもの。食べられるのに、捨てられています。

規格外だからと流通に乗らず廃棄。加工する手間が掛かり過ぎるので廃棄。量が多過ぎるから廃棄。

こうした食品ロスが、驚愕と言って良いほどに増えています。SDGsが世界的潮流となっているいま、真剣に取り組まなければならない課題となっています。

これを実践しているのが、「淡路島ばぁむ」なのです。

たとえば、神奈川県の小松菜、富山県の白エビ、兵庫県の酒粕、高知県の生姜、徳島県の柚子、山形県の枝豆など。これらの加工品の残りや廃棄物を使って、ご当地バウムクーヘンを作っているのです。

現在までに開発されたのは、約30種類。この「maaru factory」では、常時15種類と季節限定品を販売してます。今後、47都道府県の特産品とのコラボを目指すと言います。

日本の食品ロスの量は、世界的にトップクラス。この恥ずべき状態から脱却するためにも、このfactoryのような取り組みをする企業を増やさなければなりません。

消費者の意識改革も必要です。食べられるものは捨てない。そんな材料を使っている商品は、積極的に購入する。そうした行動が、食品ロスを減らすのです。

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これから受験生になる子の親が知っておくべき「テストで難しい問題が出た」時のスルー力

子供の受験がやっと終わったという方もいれば、今年から子供が受験生になる方も多いと思います。これから試験に向けてお子さんがぶち当たる壁、それは「模試などのテストで難しい問題が出た」時の対処法ではないでしょうか。メルマガ『成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」』の著者で受験指導のプロであるタイガー山中さんは、親として子にどのようなアドバイスをすべきかについて教えてくれています。

テストのとき、難しい問題はどうしてる?

年が明け、中学入試からはじまった受験シーズンですが、やっと高校入試も終わりました。

受験生だった親のみなさん、お疲れさまでした!

先日も会った方に「この時期、一番忙しいのでは?」と聞かれましたが、そうでもありません。私たちの出番は、受験の前までですから。

塾の先生たちと同じで、入試の直前に相談が集中することがあるので、そのときは対応でバタバタします。でも、いざ入試がはじまると相談は減りますから。

忙しいのは、親技の教材を実践してもらっている新しい受験生に向けてです。

特に、受験生になったとたん躓く人が増えます。でもこれははじまりであって、大変なのはまだまだこれからで、夏休み以降にドバァーとやってきます。

10月とかだとキツイです。何がキツイというと、この時期になるとちょっとやそっとでは好転しないから。それだけ苦しい戦いになります。

もし、受験生になったこのタイミングで、調子が悪いならまだいくつも手は残っています。だから、今からすぐに取り組んで欲しいのです。

例えば、テスト中の話なんですが、テストで難しい問題が出たらどうしていますか?

中学受験を目指している方であれば、公開テスト。高校受験であれば、実力テストを思ってください。以下の4択で答えてみてください。

テストで難しい問題が出たらどうしていますか?

ア)知らない
イ)解こうとして頑張る
ウ)時間を決めて解こうとして頑張る
エ)スルーする

ア)と答えた方は、親技失格です(>_<)

たぶん、このメルマガを読んでいる方には少ないと思います。

一番多いのは、イ)のはずなんですね。

解答用紙を見て、全ての回答欄を埋めているのはイ)になります。

親技でお勧めなのは、ウ)とエ)になります。

ウ)は偏差値65以上の子にお勧めです。

となると、ほとんどの方には「エ)スルーする」が正解となります。

親技を実践して受験を取りきった親の方であれば、

エ)印をつけてスルーする

と答えてくれるはずです。

簡単にいえば、「強い相手とは勝負するな!」なんですね。これを徹底しないと点数は伸びないです。

イ)と答えた人は、大損をしています。新しい受験生には、すぐに止めて欲しい。言い方を変えれば、「これだけでも変えれば、点数が伸びる余地はある」といえるので。点数が伸びる根拠は、時間を他の問題に使えるからです。

私の経験上、わからない問題は結果的に点数をもらえないどころか、テスト時間の10分以上を費やしていることがわかっています。中には、20分以上使うことも。いわゆる「ハマる」わけです。そんな無駄なこと、すぐにやめた方がいい!

でも、なかなかできないと思います。いくら答えがエ)だとわかったも、実践するのは難しいです。ましてや、親が言うだけでは無理です。

何度も何度も親が言っても、テスト中にできない問題をスルーすることができない子がいます。理由として考えられるものの1つに、

・できない問題かどうかの判断がつかない

があります。確かにそうだと思うのですが、これも練習すればどうにでもなります。

親が口で言うだけでは、無理ということを知ること。目の前で練習させて、スルーできるようにして、テストを受けさせる。テストが終わったら、ちゃんとスルーしたかを確認する。スルーすることで浮いた時間をどの問題に費やしたかを確認する。ここまでやるだけで、点数は上がります。

簡単ではない、はずです。徹底できるかどうか、これも親技ですから!

(※ 『成績がイイ子の親だけが知っている!新「勉強の常識」』2022年3月14日号より一部抜粋)

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春財布は「張る財布」。お財布を買い換えると金運がUPする日はいつ?

連日のように暖かい日が続き、桜の開花日も近づくなど、すっかり春めいてきましたね。何でも「新しいことを始める」にはもってこいなこの季節に試してみたいのが、金運が上昇するという「お財布の買い替え」です。エステサロンや飲食店、書道教室を経営するメルマガ『文香’camarade』著者の文香さんが、金運がアップすると言われている「春のお財布購入日」について教えてくれています。モノは試し、そろそろお財布を買い替えてみてはいかがですか?

 

金運上昇!? この日に購入すれば金運上がる?モノは試しにやってみよう!

春財布、張る財布。

金運上昇は皆が興味津々なワード。

最近では、天赦日や一粒万倍日という言葉もご存知の方も増えたと思います。

天赦日とは、字が表わす通り天が赦(ゆる)す日=万物の罪を赦す日」という意味で、この日から始めたことは何事も成功すると言われています。

お財布の購入や使い始めはもちろん、新しい事をスタートするのに、これ以上ない最良の吉日で年に5、6日ほどしかない貴重な日。

一粒万倍日とは、一粒の籾(もみ)が育って万倍にも実り稲穂なるという意味がある。

わずかなものでも、大きく成長し何倍にもなるとされていて物事をスタートさせるのに縁起の良い日です。

お金が何倍にも膨らむとも言われ、お財布の購入や使い始め、宝くじを購入など金運に関わることにも最適の日。

一粒万倍日は万倍に増えるという意味から、他の吉日と重なると効果が倍増すると言われ、特に天赦日と一粒万倍日が重なる日は最強・最高の開運日とされています。

天赦日と一粒万倍日が重なる日が今年さっそくありました。1月11日でした。

お財布の新調などは昔からこの日にしていた文香でございます。

財布は毎年買うわけではないのですが、新調しようと思うと良い日を探す。

今の私のライフスタイルでは、現金を使うことはほとんど無くなっている。

キャッシュレス決済が使えるならば現金は使わない。仕事では現金も用意しておかないといけないので現金を入れるための財布。あとポイントカードとか?笑。

何となく財布自体が、昔のモノのように見えてきている私。古代の用具?!笑。

大昔は、貝殻や石が金の代用であった。物々交換から進化してきた貨幣。

それがとうとう姿を消すことになる。

もはや印字の中だけのモノとなる。

凄いなぁ~。

そして財布を買うのを躊躇った私は、前から買おうと思っていたApple Watchを購入!

イェーイ!

これも中々買うに至らなかったのは、Apple WatchのHERMESが欲しいなぁ~と、

ゴールドフェイスと、バンドの組み合わせが欲しいなぁ~

この二つが融合しなかった。笑

エルメスにゴールドフェイスがない!これで購入が踏み留まりまして、新作待っていたのですが結局出なかった。

で、どっちが欲しいのか自問自答。

自分の欲求には忠実な私。金遣いが荒いわけでも衝動買いが好きなわけでもない。

Appleストアでショッピングセッションも受けたし、電話でも色々聞いてを考えた結果やはり初志貫徹で、Apple Watchのseries7のゴールドフェイスとミラネーゼゴールドを購入致しました!

未知のモノを買うときは、レクチャー受けなきゃ何が良いのか判断できないからね。

とりあえず、これから機能を使いこなしていくのだろうけど、今はさっぱり!笑

運動量・アクティビティのセッティングもできて、クリアできたら褒めてもらえる。

それが何となく…嬉しい。笑。単純文香!

あと血中酸素濃度とかはコロナ対策にもなるんじゃないか?

心拍数とかも調べられるし、健康モードを気遣う私になった?

そのうち時計という形でもなくなっていくのかもしれないけれど進化はさらに加速していくんだろうと思います。

とりあえずマスクしててもフェイスIDが開けるようになっただけでもストレス軽減!

iPhoneの方はこれだけでも楽になる。笑

iPhoneやApple Watchに興味のない方でも金運上昇には興味ある?

今年の天赦日・一粒万倍日のダブル日をお教えいたします。

3月26日、この日はプラスに寅の日。

それと

6月10日となります。

そろそろ財布を新調しようかと思っている方は、どうせ買うならこの日にどうぞ!

それではまた来週メルマガにてお会いできる事を楽しみにしております。

Have a nice day!

 

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『ポケモンユナイト』のアップデートがバグだらけ?“容量不足”に“無双キャラ”誕生…エラー多発でファン悲鳴

Android、iOSのアプリ及びNintendo Switch用としてポケットモンスターシリーズで初のチーム戦略バトルゲームとして人気の「ポケモンユナイト」が14日にアップデートを行った。「バトルバランスの調整」や「不具合修正」が目的だったがバグが頻発し、ネット上でファンの悲痛な声が飛び交っている。

アップデート版がダウンロードできない!

ポケモンユナイトSwitch版は2021年7月にリリースされて以来、度々細かなアップデートが行われているが、その度にバグがみつかり、ポケモンユナイトSwitch版のバグをまとめているサイトも複数存在している。

今回の不具合でもっとも声が大きかったのは、アップデート版をダウンロードするときに容量は十分にあるのに「デバイス容量不足」と表示されてダウンロードできないことだった。

これは設定画面の「データ管理」から一度ポケモンユナイトを削除して、再ダウンロードすることでアップデートされることが分かっており、現在は対処法が公開されている。

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ポケモンたちが無双しすぎたり、弱くなったり…

ポケモンユナイトの公式サイトでは今回のアップデート内容を「不具合修正」「テキスト修正」「仕様変更」「ショップ更新」「イベント更新」と紹介し、その上で「ユナイトバトルのバランスを調整するため、ポケモンの能力やわざの内容を一部変更いたしました」と説明している。

つまり、能力がアップするポケモンや、逆にダウンするポケモンが出てくるということ。

特定のポケモンが強すぎたり弱すぎたりすると、一方的になりすぎてゲームとして成り立たなくなる。だからポケモンの能力を上方修正あるいは下方修正して、能力差の調整が必要となる。

ポケモンユナイトのアップデートまとめサイトでは、今回のアップデートで「カメックス」「アローラキュウコン」「ゲンガー」「オーロット」などが強化され、「バリヤード」「リカリオ」「フーパ」などの弱体化が報告されている。

その中でも驚くほど強くなったのはカメックスで、操作が下手でも簡単に圧勝できてしまいバグではないかという声が相次いでいる。

下方修正は通常強すぎるポケモンの能力を下げるために行われるがウッウはもともと全体的に能力が低いのに、なぜ弱体化されたのかユーザーから疑問と怒りの声が上がった。

翌日に登場したジェラルドンに不具合が発生

アップデートで新たに人気ポケモン・ジェラルドンが実装された。

ジェラルドンは登場初日から既に攻撃力が段違いで、チームバトルなのに他の仲間が必要がないと言う声が相次いだ。またあまりにも強すぎるので、いずれ下方修正されるだろうとも指摘されていた。

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ジェラルドンを試用しているときに、音量が異様に上がったり、逆に音声が途絶えたり、複数のバグも発見されたていたようだ。

ユーザーの混乱を避けるためにも、事前にアップデートの内容のチェックはできないものか?人気のゲームだけに改善してほしいものだ。

失脚どころか死の危険。プーチンの生命はキエフ遠征部隊の勝敗が握る

ロシアの圧倒的な軍事力の前に、時間の問題と思われていた首都キエフの陥落ですが、侵攻から2週間以上が経った3月14日現在、未だロシアの手に落ちることなくウクライナ側の激しい抗戦が続いています。12日に行われた独仏首脳との電話会談でもプーチン大統領は戦争をやめる意志を示さなかったとのことですが、戦闘はさらに激しさを増すことになるのでしょうか。今回のメルマガ『国際戦略コラム有料版』では日本国際戦略問題研究所長の津田慶治さんが、ロシア軍がここまで苦戦を強いられている原因を考察。さらにこの戦争に負ければ命がないプーチン大統領が、キエフの帰趨如何によっては停戦に動かざるを得ない状況に追い込まれるとの考えを示しています。

【関連】無理心中も同然。戦に負ければ殺されるプーチンが核ボタンを押す瞬間

 

キエフへのロシア遠征軍が窮地に

ロシアがウクライナに侵攻して、2週間以上がたち、南東部の侵攻は順調で中部に拡大しているが、ベラルーシからキエフを目指したロシア軍が、ドローン攻撃とウクライナ軍の善戦で、キエフ包囲の侵攻が遅れている。前回の「無理心中も同然。戦に負ければ殺されるプーチンが核ボタンを押す瞬間」に続き、この戦争と世界構図を検討しよう。

在米ウクライナ大使館へ外国人部隊志願の米国人は6,000人で、うち半数は兵役経験が無い等の理由で断念させ、およそ100名がポーランドに向かっているという。米国からの参加者は多くて1,000名程度になるようだ。

ウクライナ軍の練度が問題であるが、それをカーバーするほどの能力がある義勇兵は、多くは来ないかもしれない。

しかし、ウクライナ国民は、「ロシア撃退可能」が9割となり、それを裏付けているのが、現状の戦闘状況のようである。ゼレンスキー大統領も「われわれはすでに戦略的な転換点を迎え、目標に向かって、勝利に向かって進んでいる」という。そして、米傭兵会社は、すでに戦闘能力のある200人以上の傭兵をキエフに送っている。

プーチンは戦争に負けると命が危ないので、勝っている局面でキエフ遠征部隊の弾薬が尽きる前には戦争を止める必要がある。

また、露連邦保安庁(FSB)の情報機関のトップらを自宅軟禁処分として、ウクライナに関する誤った情報を報告した罪とした。そのほか、開戦に反対したロシア軍の将官8人前後がすでに解任されたようだ。政権の内部粛清が開始されて、この戦争の失敗を部下にかぶせている。

逆に、ナビウリーナ中央銀行総裁は辞表提出したが、受領拒否されている。中央銀行の外貨準備の多くをロンドンなどに保管していたが、その資産を凍結されてしまった。侵攻を事前にナビウリーナ氏に知らされずに、大失態になっている。

その心情をベラルーシのルカシェンコ大統領に、停戦は近くなったと話したような気がする。プーチンも自己の失敗を徐々に感じているようだ。

ベラルーシ軍は、ロシアの要請でもキエフ遠征軍の支援を拒否し、軍の300人がウクライナ義勇兵として、ロシアと戦うという。軍の拒否でベラルーシからの補給ができなくなっている。しかし、プーチンは、強引に補給やキエフ遠征部隊の援軍をルカシェンコ大統領に求めた。このため、ベラルーシの参戦も考えられる。

「人道回廊」で停戦したが、停戦時に補給路も安全になるので、補給が進むはずが、その後の戦闘でも激化していない。キエフ遠征軍の被害が大きく、補給もないようだ。

戦車と一緒に輸送隊も多くのトラックに食糧や弾薬を積み込んでいたので、この物資がいつ尽きるのかは分からないが、ドローン空爆や対戦車ジャベリンや多数の兵器で、破壊が進んでいるようだ。1日10台を破壊したとすると、10日で100台になり、遠征軍の多くを破壊できる。それが証拠に、車列がなくなり、攻撃を避けるために森に退避している。一部は泥濘に嵌り動けなくなり、放棄した車両もある。

 

米国は正義か?中国がロシアの行為を「侵略」と呼ばぬ正当な理由

主要国の多くがロシアのウクライナ侵攻を糾弾する中、批判的な立場を取ることのない中国。西側メディアは友好国の蛮行に非難の声を上げられない中国が、国際的にきわめて苦しい立場に追い込まれたと伝えていますが、果たしてそれは正しいのでしょうか。今回のメルマガ『富坂聰の「目からうろこの中国解説」』では、著者で多くの中国関連書籍を上梓している拓殖大学教授の富坂聰さんが、なぜ中国がロシアの行為を「侵略」と呼ぶことがないのかを、中ロ首脳会談後に出された声明を読み込みつつ解説。同時に、この件における中国の対応を一方的に責めることは、既存秩序への挑戦と破壊であるとの警告を記しています。

 

中国はなぜロシアの行為を「侵略」と呼ばないのか 共同声明から読む

3月11日、全国人民代表大会の閉幕を受け李克強総理が会見した。質疑ではロイター通信の記者が、ロシアの軍事侵攻を「非難しないのか」と質す場面が注目を浴びた。李総理はこれに正面から答えず、中国外交の原則を述べるにとどめた。同じようなことは3月1日、中国外交部の定例会見でもあった。汪文斌報道官がロシアのウクライナでの行いの「定義は何か?」と質されたのだ。

いずれも意図は同じで、中国にロシアの行いを「侵略」と非難させることだった。しかし中国は、「ウクライナ問題に中国の利害はない。中国はずっとウクライナ問題の是非曲直を見極めた上で立場を決めるとしている」と原則論で応じている。

こうしたやり取りを受け西側メディアは「(中国が)苦しい立場にある」と報じた。良好な中ロ関係に配慮するあまり、「ロシアをちゃんと批判できない国」だと。日本の読者が聞いても違和感はないニュースだろうが、正しい受け止め方とは言えない。

というのは報道官たちは苦しい言い訳をしたというよりも質問にうんざりしている様子がありありで、こう繰り返している。

共同声明を精読してくれ──。

ロシアの行動は侵略か否か。それも過不足なく書かれている。声明を読めば、侵略か否かを決められるのは「国連だけ」と中国が考えていることは明白だ。さらに踏み込めば、アメリカが自在に決める秩序には従えないということも理解できる。中国が対ロ経済制裁に歩調を合わせない理由も同じだ。そもそも中国は、制裁の効果を疑問視し続けてきた。

一方のロシアも、苦しいながらドネツク人民共和国、ルガンスク人民共和国の独立を承認し、彼らからの依頼を受けて平和維持のための軍事作戦を展開したという体裁を整えている。これが合法か違法かという論争は残るにしても、国連を意識した手続きは踏んでいるのだ。

アメリカの秩序に違和感のない日本からすれば、ロシアの暴挙に経済制裁を加えることは自然な話だ。しかし、世界は広いという視点に立てば、その考え方は通用しない。西側社会にも属さず、先進国でもなければ、アメリカとの相性が良くない国も数多く存在し、国際社会は形成されているからだ。

戦後の安全保障は、そうした国々を含めて国際連合が一つの秩序として機能することで平和を維持してきた。本来であれば、アメリカは国連の一員でしかない。それが中国やロシアの立場であり、理屈的にはむしろ筋が通っているのだ。

ロシアの暴挙を前に「侵略」という定義もできない中国は「間違っている」という西側メディアの圧力は、一見正しいようでいて明らかな既存秩序への挑戦と破壊なのである。

物足りないとはいえ機能していた一つの秩序を壊すリスクを世界は国際連盟で経験しているはずだ。

いま国連に代わり「アメリカがダメといえばダメ」という秩序をすべての国が受け入れられれば良いが、もしそうでなければ国際連合の権威は失墜──といってもすでにそうなっている面は否めないのだが──する。アメリカを正しい裁判官と認められない国々は、必然的に新たな秩序を確立しようと動き、対立軸を際立たせる。これこそ世界大戦へと向かわせる動力だ。

 

安売りなしで社内が団結。倒産危機のサトウ食品が復活できた訳

個別包装のお餅やパックご飯で知られるサトウ食品。日持ちする上に圧倒的な美味しさで人気を誇りますが、その裏には同社のたゆまざる努力がありました。今回の「テレビ東京『カンブリア宮殿』(mine)」では、サトウ食品の本物へのこだわりに支えられた世界初を連発する開発力と、倒産の危機からの奇跡の復活劇を紹介。さらに10年がかりで取り組んでいるという、新商品開発現場の様子を伝えています。

大手メーカーに負けない~革新的!商品開発の極意~/サトウ食品 コロナ禍でも売れまくる~本物にこだわる必勝法

東京・渋谷区で評判を呼んでいるこだわりバーガーの繁盛店「バーガーマニア」恵比寿店。今しか食べられないちょっと変わったイチ押しバーガーがある。使うのはチーズと餅。カリカリのベーコンも効いている毎年1月の限定メニュー、「餅チーズベーコンバーガー」(1,639円)だ。バーガーに合うと選ばれたのがサトウ食品の餅だ。

「国産牛を使っていて、それに一番合うのがこのお餅でした」(守口駿介さん)

今、餅が巣ごもり需要から売り上げを伸ばしている。コロナを機に日持ちする食品を買い置きするようになり、普段から餅を食べるようになったという人も多い。

プロにも主婦にも愛されるサトウのお餅。スーパーには、スティックタイプの「サトウの切り餅いっぽん」(321円)、乳酸菌入りの「サトウの切り餅乳酸菌プラス」(278円)など、さまざまなサトウの餅が並んでいる。シェアは4割以上と国内トップに立つ。

サトウ食品は米どころ新潟にある食品メーカーだ。餅を製造している新発田市の新発田工場。餅の材料は国産のもち米だ。これを蒸して「おこわ」にし、さらに練り上げる。

ここまではどの餅メーカーでも似たようなものだが、その先にサトウ独自の機械があった。それが自動化された臼と杵。サトウは餅つきを機械でそのままやっているのだ。

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「お餅はつきあげるほど、粘りがどんどん出てくるんです」(生産本部・福所日出文)

自社開発したこの機械で特にこだわったのが、臼の底で回っている円盤だ。

「お餅を返してムラなくすることで、伸びやコシが強くなります」(福所)

ライバルにはミキサーを使って餅を作っているメーカーもあるが、餅を伸ばしてみると、サトウの「杵つき製法」で作った餅のほうが切れにくい。伸ばしても切れない餅にはコシが生まれ歯ごたえが増すのだ。

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この餅だけでサトウは年間215億円を稼ぎ出す。3代目社長・佐藤元(56)には、食品メーカーのトップとして、守り続けている信念がある。

「やはり本物を作って本物を提供する。餅であれば臼と杵でついた餅をお出しする。そこにこだわることが、小さな田舎のメーカーの競争力になると僕は思います」(佐藤)

創業は1950年、元の祖父・勘作が起こした「佐藤勘作商店」。朝の3時から白玉粉を作っては配達する商売だった。だが、あんみつなどに入れる白玉はほとんど夏しか売れず、冬は暇になる。そこで1958年、冬も売れる餅の製造に乗り出したのだ。

その餅の商売を業界トップにまで育て上げたのが、2代目で現在は会長となった功。サトウ食品の「杵つき製法」を確立した。「杵でついたのは当社だけだった」(功)という。

こうして作り出した杵つき餅を、功は全国に知らしめる大勝負に打って出た。それが歌手・西川峰子を起用したテレビCM。これで知名度は上がり、売り上げも一気に伸びた。

さらに1980年、功は業界をあっと言わせる製造法を打ち出す。当時の餅作りは作った後で再加熱し殺菌するのが常識だった。しかし、このやり方では食感が悪くなる。

「無菌ルームのある工場を造れ、金をかけてもいいからやれ、と」(功)

餅の工場全体を無菌化する世界初の試み。試行錯誤は2年間続いたが、1980年、ついに無菌製法に成功する。これによって加熱殺菌なし、賞味期限1年の餅が生まれたのだ。

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ホンマでっか池田教授が解説。ソ連崩壊からのウクライナ紛争前史

ウクライナ侵攻から早半月。破壊された街の様子や市民の窮状が連日報道され、そもそもなぜこのような事態になってしまったのかと、疑問に感じている人も多いのではないでしょうか。今回のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』では、CX系「ホンマでっか!?TV」でもおなじみの池田清彦教授が、「ウクライナ紛争前史」とも言えるソ連崩壊後にロシアと旧ソ連の国々で起きた紛争の原因を解説。プーチンだけでなく、ソ連崩壊を後悔している人々が確かにいること、周囲が親欧米へと変わっていく焦りがあることを伝えています。

 

ウクライナ紛争の行方

ウクライナがひどいことになっている。原発の傍で戦闘をしているというのは正気の沙汰ではない。ロシアが攻撃をしたザポリージャ原子力発電所は欧州最大の原発で、チェルノブイリと同程度の事故を起こせば、被害は10倍以上と言われており、ウクライナのみならず、欧州を含む近隣諸国に被害が及ぶ恐れがある。

放射能で汚染された国を占領してもメリットどころかデメリットの方が大きいので、ロシアも手加減をしていると思われるが、原発を占拠して、いざとなったら自爆させると脅しをかけて、和平交渉を有利に進めようと考えているのかもしれない。危険な綱渡りである。

そもそもなぜロシアはウクライナに攻め込んだのか。プーチンの頭の中は覗けないので、プーチンが何を考えているのか本当の所は分からないが、おおよその推察をすることはできる。

アメリカと並ぶ超大国であったソ連が1991年に崩壊して、ソ連を構成していた15の共和国はそれぞれ独立したが、社会主義から資本主義へと体制の変化に順応できずに、貧困と経済的格差が広がった。独立したアルメニアとキルギスの2013年の意識調査では、ソ連崩壊が有益だったと答えた人は、前者で12%、後者で16%、反対に有害だったと答えた人は、前者で66%、後者で61%であったという。ロシアに対する2018年の調査では、ソ連崩壊を後悔していると答えた人は、66%にも及んだという。

国民の大半は大国だった昔を懐かしんでいるわけだ。ちなみに旧ソ連の領土は2240万平方キロ、ロシアの領土は1713万平方キロである。ソ連時代のGDPは経済制度が異なるため算定されていないが、生産力はアメリカに次ぐ規模であったと思われる。ソ連崩壊による混乱で、崩壊直後の1992年のロシアのGDPは世界34位と低迷していて、欧米に対抗する国力はなかった。

しかし、ロシアは軍事力だけは大国並みだったので、プーチンは常に自国の優位性を世界に向けて誇示したいとの誘惑に駆られているのだろうと思う。2021年のGDPは世界11位と多少回復してきたこともあって、エネルギー大国として、EUにエネルギーを供給している自国は、少なくともEUと対等であるべきとの、自負があったと思う。旧ソ連から独立したエストニア、ラトビア、リトアニアが2004年にEUとNATOに加盟し、さらに、ウクライナとジョージアがNATOに加盟する動きを見せたことに、プーチンは焦りを感じたに違いない。

 

ロシアが「泥将軍」に苦戦。日本が国土を守るために学ぶべきこと

ウクライナに侵攻したロシア軍が徐々にキエフまでの距離を縮め、予断を許さない状況が続いています。ただし、その進軍速度はプーチン大統領とロシア軍が思い描いていたよりかなり遅いと伝えられています。今回のメルマガ『NEWSを疑え!』では、軍事アナリストの小川和久さんが、ロシア軍の苦戦の原因は「泥将軍」との戦いにあると指摘。日本を守る自衛隊もこの戦いを教訓として、実戦を見据えた演習を計画すべきと伝えています。

ロシア軍が足を取られた「泥将軍」という大敵

原発攻撃、人道回廊、亡命政権への言及…と、ウクライナをめぐる情勢はめまぐるしく変わり、それを追いかけていると目が回りそうになります。その中から、日本の安全保障に関係する教訓を学ぶとしたら、一体なにがあるでしょうか。

一つだけ選ぶとしたら、机上の軍隊であるほどに「泥将軍」に足をすくわれる、という問題かも知れません。「泥将軍」の恐ろしさを知っている研究者は皆無、海上自衛隊、航空自衛隊でも知っている人は限られるでしょう。陸上自衛隊だって、実際に経験した人は少ないと思います。

泥濘地では、キャタピラを履いた戦車や歩兵戦闘車、自走砲でも慎重に操縦しないとスリップして、お尻を振りまくることになります。まして、装輪装甲車やトラックは、たとえ全輪駆動であっても、そして6輪、8輪など全輪にタイヤチェーンを巻き付けても、スリップして横転することさえあります。装輪装甲車が戦車に随伴しようとすれば、部隊としての進撃速度を極端に遅くしなければなりません。

ウクライナの首都キエフを目指してベラルーシから南下したロシア軍部隊は、特に緒戦で「泥将軍」の問題に直面しました。原野や村落の間の未舗装の道路を使って多方面からキエフを目指すことができず、主要な接近経路として限られた幹線道路を使わざるを得なかったのです。当然、車両がひしめき合いますから進撃の速度は遅くなります。

ロシア軍の進撃ルートが絞り込まれ、速度も遅くなるほどに、それを足止めするウクライナ側の遅滞行動も効果を上げるようになっていきます。

ここに自然発生的な「歩戦分離」という条件が加わります。歩兵が随伴していないと戦車は裸同然となって本来の打撃力を発揮することができません。戦車の至近距離から対戦車火器を撃ち込まれ、背後から火炎瓶で攻撃されれば、いかに防護力に優れた戦車であってもひとたまりもありません。そうした肉迫してくる敵を排除するのが戦車に随伴する歩兵の重要な役割なのです。

守る側は、当然、戦車と歩兵を引き離して、それぞれの弱点を攻撃しようとします。これが普通に言う「歩戦分離」ですが、今回は、それが泥濘地によって引き起こされたのです。

キエフ正面では幹線道路に部隊が集中して進撃速度が落ちている。その状況を打開しようとして、キャタピラを履いた戦車や歩兵戦闘車が十分な歩兵を伴わないで原野を走って進んでくると、ウクライナ側の遅滞行動の餌食となる、ということなのです。