日経平均株価を「買い遅れた人」が損をしない投資術。「バブル初動を無視しても十分儲かる」データで分かった成功パターン

2024年の日経平均株価は年初から急騰し連日の高値更新に。3万7000円の大台目前ではさすがに上昇一服となり、足元は3万6000円前後で推移していますが、「まずい!買い遅れた」と慌てている方も少なくないのでは?はたして現在の株価水準は高いのか安いのか、今から投資するならいつのタイミングがいいのか――メルマガ『Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!』の著者で、会計学博士・税理士(資格保有者)・マネー評論家の榊原正幸さんが、貴重なデータを元に解説します。

※本記事は有料メルマガ『Prof.サカキの市況展望 プラス 教授に質問!』2024年1月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:榊原正幸(さかきばら まさゆき)
会計学博士、税理士(資格保有者)、マネー評論家。青山学院大学大学院国際マネジメント研究科教授、東北大学大学院経済学研究科教授を務めた経験から「MOTO教授(元・教授)」の肩書きで活動。資産形成のノウハウを発信し、60歳前後でリタイアする「21世紀の日本を生き抜く方法」を自らの経験と株式投資のプロの視点から提唱している。

(1) 過去1ヵ月間の日経平均株価の推移

本記事は2024年1月15日26時に執筆されたものです。最新情報はメルマガをご参照下さい

1月1日にも無料メルマガを配信しましたので、ここでは1月4日以降の日経平均株価の推移を辿ってみます。

1月4日の大発会の日は、前日比で270円ほど低く寄り付きましたが、1月1日に能登半島で震災があったことを受けて、寄り付きの直後から株価は急落して「32,693円」まで下がりました。

その急な下がり方は、やや不自然で、震災を受けた狼狽売りのような下落でした。

その安値を尻目に、その後、日経平均株価は、ほぼ一辺倒に上昇して、1月15日には「35,800円を超える水準にまで上昇してきています。

日経平均株価の日足チャートが、昨年の年末の時点において、2023年10月末の「二番底」を底にした、「上に放れる三角保ち合い」を形成していたため、年初 からは上に放れる可能性が高いと予想していました。

年初こそ、震災の影響で低く始まりましたが、予想通り、というか、予想以上に強く上に放れて一気に上昇してきました。

今年の年初からは、「新NISA」が始まったということもあって、個人投資家の買い意欲も旺盛となり、それを当て込んだ外国人投資家の買いも入っていると伝えられています。

ドル円相場も、まだ比較的円安の水準(144円-145円)にありますので、外国人投資家は、ここから先の円高基調を当て込んでいるということも考えられます。

外国人投資家にとっては、為替が円高に振れれば、それだけでも為替メリットが得られますので、初期の円高局面、すなわち、「まだ円安水準にあるが、これから円安に進むであろうと想定される局面では、外国人投資家は買いを強めてくる、というわけです。

(2) 日経平均株価の行方

しかしながら、買われた後には、売りが待っています。ですから、「高値追いは禁物」です。

為替がある程度円高に振れた場合には、外国人投資家は買ったものを売ってきます。ですから、高値圏では、

  • 利益があるものは売る
  • 利益を得て売っても、すぐに次を買おうとしない
  • 原則的に、新規では買わない
  • 例外的に、新規で買う場合は、超短期のトレードに限定する
  • 含み損の解消を待つ

という5つを徹底する局面です。

そして、こういった状況になりますと、「日経平均株価は、どこまで上がるのか!?」が気になります。

そこで、いつものように客観的かつ冷静に、高値の予想をしてみます。

当面の高値は「36,300円前後」ではないかと予想しています。15日の日経平均のEPSの値が「2,269円」ですので、日経平均のPERの値高値の値を「16.0倍」とすると、

2,269円 × 16.0 = 36,304円

となるからです。

また、本日の13時12分に「36,008円」の高値が付きましたので、本日が当面の最高値になる可能性もあります。「36,300円前後」と「36,008円」は300円くらいしか違いません。その違いは1%以内ですから、そのくらいは、ほぼ誤差です。

そしてここで、本日の終値ベースでの日経平均の諸指標を見ておきます。

PERの値:15.82倍
PBRの値:1.40倍

<オシレータ指標>
RSIの値:69.83(週足)
RSIの値:77.26(日足)
ストキャスティクスの値:96.93(週足)
ストキャスティクスの値:95.58(日足)

PERの値が「15.82倍」を超えたのは、昨年の9月20日以来です。昨年の9月14日から20日までが、「15.91倍~16.11倍」でしたが、9月15日の「33,533円」が終値ベースの当時の最高値になっています。

その19日後の10月4日には「30,487円」まで下がっています。19日で「9.1%」の下落です。

また、PERの値が「15.82倍」を超えたのを探しますと、コロナ時代の異常時を除くと、「2018年1月23日」に1日だけ「15.81倍」を付けたのと、「2017年4月25日~28日」に3日だけ「15.92倍~16.11倍」を付けたのくらいしか見当たりません。

日経平均のPERの今の水準は、6~7年ぶりの高値なのです。

ただし、その前を遡ると、2016年12月1日~2017年3月末までは、「15.80倍~16.64倍」を付けでいますので、日経平均のPERの値に関しては、「時代によってレンジが変わる」ということも言えます。

ただ、それにしましても、2016年12月16日に、当時のPERの値の最高値である「16.64倍」を付けていた日のPBRの値は「1.37倍」ですので、本日のPBRの値が「1.40倍」であることを勘案しますと、やはり本日の水準は、かなり高いと言わざるを得ません。

なお、日経平均のPERの値とPBRの値は、アベノミクスの開始時から2015年の夏までの2年8ヵ月は、非常に高水準の時期が続きました。「非常に高水準」というのは、次のようなものです。

2012年12月12日から2013年5月22日まで
「野田元総理の自爆テロ解散」~「2013年5月 バーナンキショック」前まで
PERの値は「15.42倍~23.41倍」
PBRの値は「 0.99倍~ 1.49倍」

2014年10月31日から2015年8月10日まで
「黒田バズーカ2(ハロウィン緩和)」~「2015年 チャイナショック」前まで
PERの値は「15.28倍~18.19倍」
PBRの値は「 1.34倍~ 1.56倍」

このように、政治経済の大きな潮流の変化がある時には、日経平均のPERとPBRの値は水準を切り上げる時期があります。

ですから、これから先の半年か1年くらいの間は、日経平均のPERとPBRの値が、その水準を切り上げる時期になるのかもしれません。

それにしましても、日足と週足のオシレータ指標(RSIとストキャスティクスの値)は、すべての値が猛烈に高いです。

ですから、ここはやはり「高値圏である」という認識が必要でしょう。

なお、もしもこのままどんどん上がっていくような場合でも、過去の経験から、「大きく下がるのを待てばいい」ということがハッキリわかっています。

上記の「アベノミクス」やの「ハロウィン緩和」の時でさえ、では、株価上昇開始から6ヵ月後に「バーナンキショック」、では、株価上昇開始から9ヵ月後に「チャイナショック」がぞれぞれ起こって、株価が急落しています。

そういった急落が起こってから冷静な分析をして、底値を見極めて、仕切り直せばいいのです。

22日と23日には、日銀の政策決定会合があります。そこで、想定外の発表があれば株価は調整局面に移行します。日銀は、どうせ「見せかけの政策」しか打ち出さないでしょうから、大きな暴落はないでしょうし、むしろアク抜けして、24日からはさらに上昇速度を早めるかもしれません。

しかし、その次には第3四半期決算シーズンがあります。よほど良い決算内容でない限り、日経平均株価全体がどんどん上がっていくのは、かなり無理があるでしょう。

先のことは神様しかわかりませんが、過度な楽観は禁物です。

この記事の著者・榊原正幸さんのメルマガ

PTSDに悩む兵士数も激増。イスラエルが直面する四面楚歌の状況

欧州と中東で続く、終わりの見えぬ激しい戦闘。紛争の同時進行は国際社会に大きな疲弊をもたらしていますが、解決の糸口をどこに見出すべきなのでしょうか。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田さんが、2つの紛争の現状を解説するとともに、ロシアとイスラエルによる核兵器使用の可能性を検討。さらに戦争のエスカレーションを防ぐため、彼らに対して各国が取るべき対応についての考察を行っています。

ロシアとイスラエルは核を使うのか。2つの紛争の行方

「今、私たちが直面している紛争の同時進行は、もしかしたら世界を永遠に変えてしまうような事態に発展するのだろうか?」

今週、調停現場で問われた内容です。

結論から申し上げますと、この先、全面的な核戦争に発展するような事態を防ぐことが出来れば、そのようなことにはならないと考えます。

アメリカ、英国、フランス…NATOの主力としてウクライナの後ろ盾となり、ロシアの企みを挫こうとしている国々はすべて核保有国ですが、もしウクライナまたは自国が暗黙の了解という一線を越えてロシアと直接戦うような事態になってしまった場合、これまで80年近く回避してきた核保有国同士が対決する正真正銘の大世界戦争(第3次大戦)に発展することを痛いほど認識し、それがこれまでの2度の世界大戦とは大きく異なり、人類の滅亡を招く結果になることを理解しています。

ゆえに西側の核保有国が対ロ戦線に直接介入するシナリオは考えづらいのですが、これが望むかどうかは別として、介入やむなしになりかねないのが、ウクライナによるロシアへの攻撃が行われた場合に、クレムリンが意図的に“これはウクライナを駒として用いたNATOのロシアへの攻撃だ”と認識した場合には、ロシアは【主権国家に認められた自衛権の発動の権利】を前面に打ち出して、自国の新しい核兵器使用ドクトリンをベースに核兵器を使用する可能性は否定できません。

問題はその核兵器が低出力のものか否かは関係なく、“だれに”対して使われるかだと考えます。

もしウクライナからの直接的な攻撃に対する報復として、ウクライナ領内で低出力の戦術核兵器を用いる場合、NATO諸国は恐らく外交的に激しい非難をロシアに対して浴びせるでしょうが、残念ながら、実質的には何もしないのではないかと思われます。

それは、名前はさすがに出せませんが、NATOの核保有国(3つ)の高官が「ロシアによる攻撃、特に大量破壊兵器による攻撃が、ウクライナ領内に限られる場合においては、NATOは軍事的なリアクションは行わない」と何度も言っていたことと、「戦争遂行中の国とはNATO加盟交渉は行わない」という不文律を盾に、ウクライナのNATO入りを交渉のテーブルにも載せないことで、NATOがロシアとの直接的なコンバット、特に核戦争の危機という領域に間違っても踏み込むことが無いように綿密に計画していると思われることです。

ですので、すでに欧米諸国で始まっているウクライナ支援疲れと国内の政治的な舞台における“店じまい”への準備に後押しされて、よりロシアを刺激しない形式でのロシア・ウクライナ戦争からの退場を模索し、“万が一のリスク”を回避しようという動きが垣間見られます。

その表れが今年のダボス会議の場で行われたウクライナの“戦後復興”に関する会議ですが、これまでの会議と異なり、各国、特に欧米諸国のトーンが変わり、議長を務めたスイスも、そして他の欧州諸国も「中国の参加を確保すべき」という発言や「ロシアの代表も交えた停戦・和平に向けた協議を始めるべき」という発言をするようになっています。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

プロが解説。進化の著しいデジタルマーケティングで絶対に知っておくべきこと

ChatGPTの話題で盛り上がった2023年が終わり、2024年のデジタルマーケティングの世界では何が注目されることになるのでしょうか。今回のメルマガ『理央 周 の 売れる仕組み創造ラボ 【Marketing Report】』では、著者でMBAホルダーの理央さんが、たくさんあるキーワードの中から5つを取り上げて解説。相変わらず話題の中心とも言え、これからは生活に浸透してくるようになるChatGPTや、SNSでのインフルエンサーマーケティングに欠かせないショート動画、Z世代に刺さるパーソナライズとカスタマイゼーションのポイントを伝えています。

デジタルマーケティングの最新動向と応用

デジタルマーケティングってすごく進化してますよね。ついていけてますか?今号では、今押さえておきたい、デジタルマーケティングの、最新動向とその応用方法についてお話しします。

たくさんある中で、5つキーワードを出してお話ししていきますね。まずはなんといってもAIですよね。

ChatGPTが話題になって、23年は大変なことでしたよね。1995年にインターネット、2007年にスマホ、2010年からSNSが、世の中に広まっていったように、AIも世の中に紛れ込むように、私たちの生活に浸透してますよね。

AIでできることもかなり増えて、顧客データの分析、パーソナライズされたコンテンツ、文章だけじゃなくて画像や動画、の生成、効果的な広告ターゲティングに使えます。問い合わせに使うAIのチャットボットは、24時間顧客サポートができるので、顧客満足度を高めています。

2つ目は、ソーシャルメディアの新たな流れです。TikTokやYouTubeショート、Instaのリールのような、ショート動画コンテンツを通じて、若い世代とのコミュニケーションを、強化していけるようになりました。そんな中で、インフルエンサーマーケティングも、パワフルな手法です。

これまでSNS単体だと、ひろがりに限界がありましたが、インフルエンサーと協業することで、ブランドイメージを作りながら、同時にリーチを広げることが、できるようになってきました。その意味でも、SNSの使い方も変わってきていますよね。

3つめ、デジタルマーケティングでは、パーソナライズとカスタマイゼーションがより重要になるでしょう。

自分だけに発信されたようなメッセージがあると、「あ、これって僕のためなんだな」と感じますよね。Z世代は、生まれた時からSNSがある、スマホネイティブなので、マス広告のような売り込みを嫌います。だから、プロが撮るようなキッチリした画像より、インスタとかの生々しい写真とかに、惹かれますよね。

同じように、お客様とかサイト訪問者、一人ひとりの興味とか行動に基づいて、カスタマイズされたコンテンツがあると、より高いエンゲージメントを生み出します。あなただけ、という感じです。

パーソナライズはビッグキーワードなので、具体例をいくつか挙げてみますね。

まずは、Eメールマーケティングの、パーソナライズです──(本記事は、メルマガ『理央 周の売れる仕組み創造ラボ【Marketing Report】』2024年1月23日号からの一部抜粋です。続きはご登録の上お楽しみください、初月無料です)

この記事の著者・理央 周さんのメルマガ

image by:Koshiro K/Shutterstock.com

Evernoteとは何だったのか。文筆家が「気楽なメモツール」を総括

手軽さや使い勝手の良さから、多くの人が利用するEvernote。「最高のメモアプリ」を謳うツールですが、文筆家の倉下忠憲さんは近々自身の「主要なツール」から外そうと目論んでいるといいます。そんな倉下さんはメルマガ『Weekly R-style Magazine ~読む・書く・考えるの探求~』で今回、脱Evernoteを真剣に考えることになったきっかけを記すとともに、その利点を解説する形でEvernoteを「総括」しています。

Evernoteの何がよかったのか

本格的にEvernoteを「主要なツール」から外そうと目論んでいます。

そうしたときに、単にEvernoteのデータを別のツールに移して一件落着とするのはちょっともったいないものです。むしろこのタイミングで「Evernoteとは何だったのか」を考えるのが機会の使い方としては有用でしょう。

それに、私は常々ネットでは新しい話題に飛びつくことばかりで、「総括」が軽んじられているとも感じています。その意味も含めて、今回は「Evernoteの総括」をやってみたいと思います。

■Evernoteのよかったところ

2024年において、ユーザーがEvernoteから離れがたい原因は、

  • すでに大量のデータがあり移動させるのが面倒
  • 操作に慣れてしまっている
  • 代替となるツールがない

あたりがあるでしょう。ここから考えてしまうと、Evernoteの「よかったところ」は見えにくくなります(他のツールでも起こりうるからです)。むしろ、私がEvernoteを使いはじめた時点で、どんなところを気に入っていたのかを探ったほうがより適切な答えが出てきそうです。

というわけで思い返してみると、以下のような「よい点」があったように思います。

  • クラウドとローカルでデータを保存
  • 月ごとの保存領域が増えていく
  • APIがありサードパーティーアプリが豊富
  • 楽に保存できる
  • デジタルの多様なデータをまとめられる
  • 複数の分類軸を持つことができる
  • 画像のOCR検索ができる
  • ノートリンク機能がある

逆に、当初の時点で「よくなかった点」は、

  • やや重い
  • プレーンなテキストをそのまま扱えない
  • 同期が不安定
  • 複数人で同時に編集できない

あたりでしょうか。

で、驚くことにこれらの「よくなかった点」は現状のEvernoteではほとんど解消されています。アプリケーションの重さはほとんどなくなりましたし、iOS版やiPad版もきびきびと動いてくれます。同期も安定し、複数人で同時の編集することもできるようになりました。

少なくともその点だけを見れば、ノートツールとしては間違いなく改良の道を辿っています。何かがあると「改悪だ」と叫ばれるのが昨今ですが、開発者の人たちは頑張ってツールを向上させようと努めている、という点はゆめゆめ忘れてはいけないでしょう。

実際私も、今回の「無料版の拙速な機能制限」の出来事がなければ、脱Evernoteを真剣に考えることはなかったでしょう。第一線で活躍するツールではないにせよ、自分の情報ツールとしては使っていたはずです。それくらいに使い勝手が向上してきていたことは間違いありません。

でも、それはそれ、これはこれです。総括を続けましょう。

この記事の著者・倉下忠憲さんのメルマガ

松本人志の“騎乗位写真”が流出、本物かフェイクか…「女性上位好き」に批判殺到のナゼ。「強要の有無」めぐり松本“逆転勝利”の目も?

自身の性加害疑惑を伝えた『週刊文春』発行元の文藝春秋を相手取り、22日に損害買収請求を起こした松本人志(60)。対する文春側も怯む様子は一切見せず、24日に放った「四の矢」では元タレントの女性による実名告発を掲載するなど、両者の全面戦争はヒートアップするばかりの状況だ。

そんな中にあって、新たなスクープショットが『週刊文春』以外のメディアから飛び出した。講談社の『フライデーデジタル』が25日、「女性ウマ乗り写真」を含む記事を配信したのだ。

【関連】スクープ!「上に乗ってもらうのが好きなんや」 松本人志「乱痴気飲み会ウマ乗り写真」を独占入手!

仮にこの写真が「本物」だとすればただ事ではないが、はたして「真実を切り取ったもの」なのだろうか。ネット上では早くもフェイクを疑う声や「女性上位好き報道に批判の声が上がっているようだ。

アテンド芸人に誘われた、主役の名前が明かされない「VIP飲み会」

前掲のように、白いTシャツに黒の短パン姿の松本とされる横たわった男性の上に、騎乗位ふうの体勢で女性がまたがる様子を収めたスクープ写真。『フライデーデジタル』の記事によると、お笑いコンビ「クロスバー直撃の渡邊センス(39)から主役の名前が明かされない「VIP飲み会」の誘いを受けた女性が友人と2人で大阪の高級ホテルに向かったところ、そこには松本とたむらけんじ(50)が待ち受けていたという。渡邊もたむらも、文春砲「二の矢」で「アテンド芸人」として名が上がっていることは弊サイトでも既報のとおりだ。

【関連】松本人志に新情報「女性上納システム」の“文春砲”で元M-1王者&渡米芸人にも飛び火か。釈明に『ワイドナショー』を“私物化”で田村淳も苦言「サンジャポにした方が」

この夜、松本にお相手として選ばれたのは一緒に飲み会に参加した女性の友人で、女性自身はたむらから一旦タクシーで帰宅を促されたものの、その1時間後に松本からホテルに戻ってくるよう電話が入ったという。写真はホテルの部屋を再び訪れた女性が松本の上にまたがった際に撮られたもので、その際松本は「俺は上に乗ってもらうのが好きなんや」と話していたと記事は伝えている。

松本にとって命取りとなる印象悪化

以上のような経緯で18年10月中旬に撮影されたというこの写真だが、「女性の友人が松本の夜のお相手を務めた」という記事内容が真実であれば、当時既婚者であった松本は不倫をしていたということにもなり、彼にとって全般的な印象の悪化となることは避けられないだろう。事実ネット上では以下のような書き込みが多数見られる。

《やっぱり女にだらしないんだ》

《これまでの報道も本当っぽいなあ》

《ドン引くなあ、もう笑われへん感じ》

《えぇえええさすがにこれは乱れすぎだろ》

《松っちゃんガッカリだよ、こんな下品な飲み会》

《エプスタインが顔負けの松本人志と吉本興業のタレントと吉本興業は終わりました》

深夜のバラエティ番組ならいざしらず、報道系やファミリー向け番組のMC、さらに何よりイメージが重要なCM出演に関して、かような印象悪化は命取りと言えよう。

もちろん、今後もこの上を行く過激な写真が暴露される恐れは常について回る。今回の件は、いつ誰がどんな「ネタ」を追加で投下してくるか予想がつかない、というリスクをあらためて顕在化させたと言っても過言ではない。

そんな松本の危機的状況を弄ぶように、次に出てくる写真の予想でSNS上は大喜利状態となっている。

《小沢を腰の上に乗せて子守唄》

《そのうち顔騎写真も出て来そうですね》

人々を笑わせることを生業としてきた松本が、今や単なる笑われる存在になってしまったというのが悲しい現実だ。

スクープ写真が撮影された席で「強要」はあったか

一方で、松本が裁判で闘うことになる「強要の有無」に関しては、今回の写真についての評価は分かれている。その「仲睦まじい男女のじゃれ合い」のような雰囲気から、「強要はなかった」「合意があったと主張できるのでは」との見方も一部ではあるのだ。しかし、仕事上の地位を利用して関係を結んだ場合、それはセクハラ、パワハラの犯罪的行為に当たる。結局のところ「何の言い訳にもならない」との声のほうが多数を占めている。

往々にしておじさんは「俺もまだまだいける」と勘違いしがちだが、若い女性が純粋な好意からおじさんに抱かれたがることなど一切ないことは論をまたない。

では、金銭が介在していたのかと言うと、その線も考え難い。というのも松本のドケチぶりはこれまでもたびたび報じられてきており、事実、一連の文春の「性加害報道」でも明かされていたように、松本が相手にした女性に渡していた“タクシー代”は、東京では1万円、大阪では3,000円、福岡では5,000円だったとされており、「吝嗇家(りんしょくか)」と言って差し支えないだろう。

【関連】松本人志の異常な女喰い「失敗の本質」。西川のりおが指摘した松本&吉本“大逆転勝利”の可能性、彼らは何を間違えてしまったのか?

ネット上でも「カネではない」と見る向きが多いようだ。

ネットで上がる「フェイク写真では?」の声

ただし、一部から「これはフェイク写真では?」という指摘も上がっている。SNSにも

《デコで肌の色分かれてるからこれは偽物でしょww》

《FRIDAYの詰めの甘さ。テーブルに写り込んでる金髪はピアスしてるが、松本人志らしきやつはピアスしとらん。やったな、合成》

《デコのひろさと色に違和感 足の細さに違和感 Photoshop使ったら簡単に写真すり替え出来る》

《これは松ちゃんのモノマネしてる人でしょ?》

等のポストが続々と投稿されており、今後検証されるべきだろう。

「上に乗ってもらうのが好きなんや」に厳しい声

また、松本が「上に乗ってもらうのが好きなんや」と口にした件についてもネット民は批判的だ。しかし、「女性上位」は古代インド性典の「カーマ・スートラ」や「江戸四十八手」にも収録され、伝統と格式ある体位。「騎乗位しかやらない男は全員クズ」とは決して言い切れはしない。

ちなみに今回のスクープ写真の状態は松本が膝を立てているため、カーマ・スートラで言えば「騎乗位」の中でも“the pair of tongs”、「一対のはさみ」と呼ばれる体位に近い。

ただ松本の場合、これまでに女性に対する配慮のなさや、繰り返しになるがかなりのドケチぶりが何度も伝えられている。

【関連】めっちゃ稼いでるのに!? 松本人志の意外にどケチぶりを博多大吉が暴露 
【関連】タクシー運転手にブチ切れた松本人志に「相変わらずセコい」と共感の声ナシ!

SNS上でも批判的なポストは枚挙にいとまがない。

《松ちゃん金払いが悪すぎ》

《昔ガキ使でケチ裁判にかけられてたけどネタじゃなかったってことね》

《松本カネあるのに引くほどケチ》

《キモい上にケチって最悪》

《ケチで身を滅ぼそうとは》

女性軽視とドケチの「合せ技」のような状態で、「騎乗位好き」に厳しい声が高まっているようだ。

「性の宴」ではサービス精神の欠片も見せず、自分が腰をふることのない「上に乗ってもらうのが好き」な松本。一体何のための筋トレなのか。

兄弟姉妹を亡くすと「循環器疾患で死亡するリスクが高まる」という研究結果

人生の早期に兄弟姉妹を亡くしてしまったショックで、循環器疾患のリスクにどのような影響があるのか。もりさわメンタルクリニックの無料メルマガ『精神医学論文マガジン』では、デンマークの研究結果を紹介しています。

循環器疾患のリスクに対する兄弟姉妹死亡の影響

近親者等を亡くすことによる喪失体験からうつ病のリスクが高まることが指摘されてきました。

今回は、人生の早期に兄弟姉妹を亡くすことで心筋梗塞などの循環器疾患のリスクにどのような影響があるかを調べた研究をご紹介します。

Sibling Death in Childhood and Early Adulthood and Risk of Early-Onset Cardiovascular Disease

循環器疾患のリスクに対する兄弟姉妹死亡の影響

デンマークにおける研究で、1978~2018年に生まれた約200万人が対象となりました。

兄弟姉妹が子ども時代や成人早期に亡くなった場合に、循環器疾患のリスクを調べました。

結果として、以下の内容が示されました。

・死亡を経験した場合には、そうでない場合に比較して、循環器疾患全体のリスクが17%増加していました。

・疾患別で影響は異なっていました。例:心筋梗塞(1.66倍)、その他の虚血性心疾患(1.52倍)、心不全(1.50倍)

・兄弟姉妹が循環器疾患で亡くなっている場合(2.54倍)、循環器疾患以外で亡くなっている場合(1.13倍)、双子だった場合(1.25倍)、年少で亡くなった場合(1.25倍)等、疾患や年代などで違いが認められました。

要約:『兄弟姉妹を早期に亡くした場合、(原因が循環器疾患である場合以外でも)循環器疾患のリスクが高くなる』

双子の場合や循環器疾患で亡くなった場合については、遺伝的な要素が大きいと思われましたが、様々な条件で広い範囲の影響が出ていることが感じられる内容でした。

image by: Shutterstock.com

世界のトヨタを経営指導してきた男が語る「現場力の高さ」の理由

現場力が高いと言われる、日本を代表する大企業「トヨタ」。その現場の原動力はどこからくるのでしょうか。今回のメルマガ『致知出版社の「人間力メルマガ」』では、トヨタで経営指導に携わっていた遠藤功氏と広島市信用組合の山本明弘理事長が語る「現場力」のお話を紹介しています。

なぜトヨタの現場力は高いのか?

コンサルタントでローランド・ベルガー日本法人元会長の遠藤功氏は、現場力の鍛錬、強化により一流企業をはじめ100社以上の企業を再生、発展に導いてきた実績を持ちます。

現場力を高める上で大事なものは何か。日本を代表する自動車メーカー・トヨタ自動車を題材に、その要諦に迫ります。対談のお相手は、広島市信用組合の山本明弘理事長です。

─────────────────

〈山本〉
遠藤先生は今日まで随分といろいろな会社の経営指導に携わってこられたことでしょうね。

〈遠藤〉
一番長く付き合ったのがトヨタ自動車でした。

トヨタの多くのプロジェクトに携わる中で気づいたのが、まさに現場力の重要性です。多くの企業が立派な戦略を立てても実行できずに結果が出せない一方で、トヨタはあれだけの大企業であるにも拘らず、やり切る力があるんです。

もちろん経営者も立派なのですが、やはり現場の当事者意識が高くて、最後まで自分たちでやり遂げるという圧倒的な現場力を見せつけられました。コスト削減にしても、品質向上にしても、販売台数にしても当然、高い目標を掲げ、絶対に弱音を吐かない。

それを通して、現場力は経営の根幹部分であり、醍醐味でもあることを実感したんです。

〈山本〉
トヨタの現場力は伝統的なものなのですか。

〈遠藤〉
そうですね。トヨタの現場力が高い最も大きい要因は、やはり経営陣の現場に対するリスペクトです。例えば、社長さん自身が「俺は偉そうに社長なんかやっているけれども、車一台つくれない。つくってくれているのは現場の君たちなんだよ」と常にリスペクトを続けていて、それによって現場が発憤していく。トヨタの経営陣は現場の動かし方が実にうまいんですね。トヨタにはそういう伝統が受け継がれています。

〈山本〉
現場をその気にさせる。それ、絶対に必要です。

〈遠藤〉
逆に現場との距離があったり、単純に現場を訪問するだけで社員の本音を聞かなかったり、非常に形式的なお付き合いをしている経営者がいまとても増えている気がします。経営者自身は現場に寄り添っていると思い込んでいますが、残念ながら現場はそれを感じ取っていません。

なぜ、デキる管理職の人は「数値化」にそこまでこだわるのか?

管理職でうまくチームを導いている人は一体何をしているのでしょうか? 無料メルマガ『【スキル×運】で年収1000万円を目指せ!』の著者・佐藤しょうおんさんが、その「秘訣」を紹介しています。

管理職は数値化に拘れ

定型業務を、重要度、難易度、所要時間で分類していくと、それによってチームメンバーの力量が可視化されます。定型業務なら全部できるよという人もいれば、一部の作業しかできなかったという人もいるわけで、それはそこから教育プログラムを作れますよね。

同様に、平均の所要時間と各メンバーの実作業時間を比較したら、作業の速い人、遅い人というスキル差も可視化されますね。これらは全てメンバーの評価基準や来年の目標設定に使えることが分かるはずです。

例えば全ての定型業務をできないという部下がいたら、全項目をできるようにするということが目標になりますし、ある業務だけやたらと時間が掛るということが分かったら、その原因分析をして、チームの平均時間くらいには上達してもらうということが目標になるかもしれません。

これらは全て数字で管理をしているので、本人にも理解しやすいですし、公平性があるんですね。そして全員がこの作業時間を意識すれば、チーム全体としての生産性が高まるのです。同時に、この資料は誰に作れて、誰は作れないのかが明確になるので、間違った指示や業務の割り振りをすることがなくなる、つまりエラーが減るということでもあります。それらによって、チーム全体の忙しさが緩和されるということです。

元々この資料は営業部隊がセールスに使うモノでしたから、この変化は営業チームにも影響があります。

話を聞いてみると、客先で資料作成の依頼があるたびに、毎回問い合わせがあるらしいです。つまりこれこれこういう資料作成の依頼が来たんですが、いつなら完成しますか?ということが各営業マンから直接来て、その応対に時間が取られてしまうということでした。

もし営業マンが必要とする資料が、定型作業だけで完成するモノならば(それは通常、全体の50%以上あるはずです)、作成までのリードタイム(必要時間)は、この一覧から計算で導けます。つまり営業からの問い合わせというアナログな仕事が、機械的な定型業務になるということです。

この一覧に信頼性があるのなら(つまり各作業の所要時間が正確で、且つチームメンバーの多くが確実に所要時間通りに終わらせられるなら)、実は営業マンが自分で計算できるということですよ。それはその作業一覧を営業部隊に開示したら良いだけなんです。

という話をしたら、

でもそういう仕事が一度にたくさん来たら、計算通りには行かないんです

というリアクションが来たので、その時の対処法も解説しました。

岸田総理「政治刷新します」(嘘だよ♡本当は派閥大好きだよ♡)を速攻理解!自民党派閥解消レース真の狙い

「岸田首相は焦った。宏池会を解散するなら、安倍派より先にしないと、党のトップとして格好がつかない。さっそく岸田首相は動いた」――岸田首相は、本当は何を目的に派閥解散を決めたのでしょう?それに対し麻生氏が怒ったのはなぜ?裏金事件の本質って?特捜部と自民党の間でどんな“手打ち”が?今後の自民党と日本の政治はどうなる?メルマガ『国家権力&メディア一刀両断』の著者で元全国紙社会部記者の新 恭さんが、気になるポイントをわかりやすく解説します。
※本記事のタイトル・見出しはMAG2NEWS編集部によるものです/メルマガ原題「35年前に決めた『派閥解消』を今更打ち出す岸田首相の頭の中」

なぜ派閥解消?岸田首相の頭の中をわかりやすく解説

やることなすこと、ヘンテコだ。

昨年12月7日に自民党の派閥「宏池会」を離脱すると表明したはずの岸田首相が、もはや会長でもないのに宏池会を解散すると一存で表明。それに呼応するかのように、清和会(安倍派)、志帥会(二階派)も解散を決めた。

にもかかわらず、急ごしらえの「政治刷新本部」は、派閥の存続を前提に、そのあり方について骨子案をまとめるという。支離滅裂というか、とにかく方向性が定まらない。

ちょっと話を整理しよう。

派閥のパーティー券販売をめぐる裏金事件で追い詰められた岸田首相が窮余の一策として党に「政治刷新本部」を設け、無派閥の菅前首相を引き入れて「派閥解消」をぶち上げるように仕組んだことまでは、当メルマガの先週号でふれた(岸田文雄のシナリオ通り。自民「政治刷新本部」で“麻生に菅を対峙させる”意図 – まぐまぐニュース!)。

この段階で、岸田首相は宏池会の解散まで頭に描いていたに違いない。もちろん、それによって他派閥の解散も促し、首相として「派閥解消」主導の実績をあげたいからである。

悪の根源を「派閥」に置き、それをぶっ壊すことで国民から拍手喝采を得られると踏んでいたのだろう。

ただし、迷いはあったはずだ。池田勇人元首相が創設し、大平正芳、宮沢喜一といった宰相を輩出、保守本流を誇ってきた由緒ある派閥である。そうやすやすと解散を口にできない。

派閥解消は「岸田首相の自己保身」か

だが、迷いを吹き飛ばすような情報が1月18日に飛び込んできた。

派閥パーティー売上をめぐる政治資金収支報告書の不記載は宏池会、すなわち岸田派にもあることは以前からわかっていたが、その額が2018年からの3年間で3000万円超に上ることが判明、特捜部が元会計責任者を略式起訴するというのだ。

そうなると、宏池会の会長をつとめてきた岸田首相の責任は重大であり、まもなく始まる通常国会で野党から厳しく追及されるのは間違いない。

しかも、この時点までに、安倍派が19日に総会を開いて派閥を解散するという情報が入ってきていた。疑惑まみれの安倍派の議員にとって、同派に所属していること自体がリスクなのだろう。

岸田首相は焦った。宏池会を解散するなら、安倍派より先にしないと、党のトップとして格好がつかない。さっそく岸田首相は動いた。

宏池会の幹部を次々と官邸に呼び込んで話をしたあと、18日午後7時過ぎ、宏池会の解散を検討する旨を記者団に表明。その速報が流れると党内は騒然とした空気に包まれた。

麻生副総裁から岸田首相の携帯に電話があったのは同日午後8時半ごろだった。その中身について、誰から聞いたのか、政治ジャーナリスト、田崎史郎氏が以下のように明かしている。

麻生氏「なんだこれは……自分たちは自分たちで考える」

岸田氏「そりゃそうですね、私たちは私たちで考えました」

事実だとすると、麻生副総裁の困惑と怒りが伝わってくる会話である。

麻生氏の政治力の拠り所は派閥の力学だ。それを自分に何の相談もなしに突き崩す動きに、感情的になるのもうなずける。あんたが何と言おうと自分たちは派閥の解散などしないぞと凄む麻生氏に対し、岸田首相も珍しく嫌味な言葉を返した、ということなのだろう。

「自分たちは」と複数形にしたのは、麻生派だけではなく茂木派を含んでいるからだろうか。両派ともに裏金問題を起こしていないとして、派閥の解散を拒んでいる。だがそうなると、国民の厳しい視線を両派が浴びるのは必至だ。

麻生副総裁は内閣支持率が最低レベルに落ち込んだ岸田首相に見切りをつけ、4月前半にも岸田首相が国賓待遇で訪米するのを花道に退陣を要求し、その後釜に茂木幹事長を担ぎあげるハラだった。

しかし、主要三派の消滅により、これまで通りの多数派工作が進められるかどうか怪しくなってきた。

ひょっとするとこれは、追い詰められていたはずの岸田首相が形勢を逆転したといえる状況かもしれない。「政治刷新本部」に非主流で無派閥の菅前首相を取り込み、「派閥解消」の機運をつくったことが功を奏したともいえるだろう。

この記事の著者・新恭さんのメルマガ

警察が「原因究明の支障」に。羽田JAL機衝突事故で業界団体が緊急声明を発表したワケ

1月2日に羽田空港で発生した、日航機と海上保安庁の航空機との衝突事故。この事故に関して、航空会社の労働組合などが加盟する「航空安全会議」が緊急声明を発表したことが大きく報じられました。なぜ同会議はこのような声明を出すに至ったのでしょうか。今回のメルマガ『ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)』では著者の伊東さんが、二度と起きてはならない事故の原因を探るとともに、航空安全会議が緊急声明を発出した背景を解説しています。

「ナンバーワン」認識の食い違いか。羽田衝突事故の原因と航空安全会議が緊急声明発表の背景

羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突・炎上した事故から9日で1週間。しかしながら、さまざまな疑問点もいまだ多く、関係機関の調査や捜査がつづく。

事故は2日午後5時47分ごろ、札幌発の日航516便エアバスA350-900型が、C滑走路に着陸した着後に発生。

滑走路には、能登半島地震で支援物資を搬送するためにいた海保機ボンバルディアDHC8-300型「みずなぎ1号」がおり衝突、約1キロ先で停止した。

日航機の乗客乗員379人は3カ所から脱出シューターを使い約18分間で全員脱出。他方、海保機は副機長ら乗員5人が死亡、機長が重傷を負った。閉鎖されたC滑走路は機体の撤去が完了後、8日に運用を再開する。

しかし閉鎖の影響により、7日までに日航と全日空の国内線で計1,200便以上が欠航、20万人超に影響が出た。

全日空は8日以降、羽田発着の欠航は解消する見込みであったが、日航は8、9日も機材繰りの問題で大阪や福岡を結ぶ路線を中心に欠航を決めた便が。

事故後、羽田にある4本の滑走路が一時すべて閉鎖し、2日夜にC滑走路を除く3本は運用を再開した。警視庁は業務上過失致死傷容疑を視野に捜査を進めている。

海保機が「ナンバーワン」を拡大解釈か

事故をめぐっては「ナンバーワン(1番目)」という管制官の言葉を海保機の機長が誤解した可能性が浮上。

元機長で航空評論家の内藤一さん(71)は朝日新聞の取材に対し、海保機がJAL(日本航空)機に着陸許可がおりていたことを認識していなかった可能性があるとしたうえで、

「海保機に勘違いがあるとすれば、『ナンバーワン』という言葉では」(*1)

と指摘。

「この言葉によって海保機のパイロットが滑走路に入るのを急いだ可能性がある」(*2)

と強調する。

あるいはJAL元機長の八田洋一郎さん(75)も、

「海保機のパイロットが『ナンバーワン』という言葉を聞き、管制から着陸許可まで出たと拡大解釈してしまったのではないか」(*3)

とする。

八田さんによると、パイロットは管制官の指示通りに動かなければならないとし、通常、管制官が出発機に「ナンバーワン」と伝えれば、それは「離陸の順番が1番目」を意味するという。

しかし今回、管制官は海保機に対し、滑走路停止位置までの走行しか指示してはいなかった。にもかかわらず、海保機は滑走路に入り、

「指示通りに動かなかった海保機のパイロットに誤認識があったとみられる」(*4)

とする。

この記事の著者・伊東森さんのメルマガ