希薄化する地域コミュニティ。自治会運営はどうすべきなのか?

人口の減少や過疎化、都会では近所付き合いの希薄化などにより、地域のコミュニティが衰退しつつあります。災害対応や防犯など、地域コミュニティの重要性を認識していても、日々の自治会運営は人任せにしているという人も多いのではないでしょうか?メルマガ『永江一石の「何でも質問&何でも回答」メルマガ』の著者で人気コンサルの永江一石さんの元に、「自治会役員のなり手がいなくて困っている」という相談が届きました。永江さんは、現役世代が役員を敬遠するのは致し方なく、活性化も難しいとしながらも、役員の負担を軽くするための解決策をアドバイスしています。

地域自治会の運営法

Question

shitumon

自治会の運営についての質問です。戸建て住宅に住んでる実家の母親が、自治会の役員をやっています。月に1回の役員会から地域の清掃、運動会、会合などそれなりにやることがあります。今年度までと思っているそうなのですが、次になってくれる人が見つからないと嘆いています。

30代、40代のかたも住んでいるのですが、忙しいみたいでなかなか地域の活動には参加してくれないとのこと。どうにか自治会を活性化させて、自ら進んで役員をやってもらえるような環境を作れないかと悩んでいます。永江様からアドバイスをいただけないでしょうか?神奈川に住んでいるので田舎というような場所ではありません。

永江さんからの回答

正直なところ、自ら進んで役員になってもらえるような自治会の環境作りは難しいと思います。仕事も忙しく子育ても真っ只中の30代、40代の現役世代は土日数時間の集まりでさえ出席がままならないのは無理もないことでしょう。仕事や育児を頑張っているのですからこれは一概に責められないと思います。

さらには何もやらないくせに文句ばかり言う人も出てくるわけですから、誰だって役員を進んでやる気にはならないのも仕方のない話です。

自治体活性化の環境作りに四苦八苦するよりも、役員を持ち回り制にして1年に1回順番に担当するのが良いのではないでしょうか。一番平等ですしね。理事会を開いて役員の持ち回り制を提案し決定してしまえば良いだけです。会議で決まったならみんな従うしかないでしょう。

わたしが理事ならついでに地域の清掃費などは自治会費から捻出し、外部委託にしてしまうと思います。戸建て住宅の自治会はマンションのように共有スペースがあるわけでもないため自治会費の使い道がなくてかなり貯まっているケースもあると思いますからね。

いま、役員ですし、委任状は取っているはずですから、役員会を開いて「持ち回りにすることに決まりました」で終了!!ではないでしょうか。中には「じゃあ、町内会抜けます」という人もでるでしょうが、それはそれです。

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鍼灸師オススメ、自律神経を整え体を軽くする「あのポーズ」

暖冬が続き、例年よりは少し暖かいものの、そこはやはり冬。日差しがある日中はまだ平気かもしれませんが、朝晩はやっぱり寒いですよね。なんとなくダルい、体がむくむなど、寒い季節特有の体調不良に悩んでいたりしませんか?特に、過食や不規則な時間を過ごしたお正月明けにこのような症状を訴える人も多いようです。今回のメルマガ『鍼灸師・のぶ先生の「カラダ暦♪」』では、著者の鍼灸師・のぶ先生が、正月疲れの体をラクにし自律神経を整えるとっておきの方法を紹介しています。

正月疲れの自律神経調整

正月太り

お正月に過食と怠惰な生活、そして、睡眠リズムの乱れなどで、胃腸の働きが低下していたり、回復力が下がっていることがあります。加えて冷えや疲れによる肩首などのこわばりがあると、めまいやふらつきなどを感じることも。これら「何となく調子が悪い」症状の原因は、自律神経の乱れ。

自律神経を整えるには胃腸から

胃腸の働きを整えると、内臓機能全般が正常な働きを取り戻し、全身の血流も良くなることで、カラダのメリハリが出てきます。胃腸に適度な刺激を与えるのは「逆立ち」がおススメですが、転倒が心配。ヨガには「ダウンドッグ」という両手両足を床につけてアタマをおろし、お尻を天井にむけて全身で「三角形」をつくるポーズがあります。この「アタマをおろして」「お尻をあげる」ことで「逆立ち」と同じ効果が得られます。

胃腸を整える「ダウンドッグ」のやり方

  1. 適度に歩幅を広げて背筋をまっすぐ伸ばしたまま「股関節」からカラダを前に倒します。
  2. 両手でカラダが前に倒れないように床を抑えます。
      ※両手で踏ん張らないように肩の力は抜いておきましょう。
  3. カラダがお尻と両手両足を頂点に「三角形」になるようにポーズを取ります。
      ※めまいや血圧予防にはアタマを下げるようにします。
      ※めまいや高血圧がある人は、アタマをあげておくことでふらつき予防できます。

効能

  1. 腰ではなく股関節から屈曲することで骨盤周りのストレッチがかない、血流が良くなります。
  2. 踵で地面をしっかり踏むことでアキレス腱のストレッチがかない、足腰のむくみ対策になります。
  3. 肩の力を抜いてしっかりのばすことで、肩周辺の筋肉のリラックスをうながし、めまいや頭痛、肩コリの予防になります。
  4. 背筋を伸ばしてリラックスさせることで、体幹部の筋肉の緊張が取り除かれ、胃腸の働きを高めることができます。
      ※食欲不振や睡眠障害、お腹にガスがたまったりポッコリ出っ張る時など、おススメのストレッチです。

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戦略コンサルも驚く、『獺祭』の旭酒造が達成した戦略的到達点

現代の企業は情報化社会、第三次産業革命の渦中にあります。かつてのような理念や考え方では、到底生き抜いていくことはできません。どんなに大きな企業、世界的な企業でも、それを見誤ってしまうと取り返しのつかないことになってしまうのです。無料メルマガ『戦略経営の「よもやま話」』の著者である浅井良一さんは、「戦略的到達点」を考え抜き見極められるかがポイントであると解説。浅井さんはトヨタや旭酒造などの例を挙げ、ドラッカーの論も踏まえて論じています。

変化する成長局面

社会が“変化”する中で「生活者により大きな満足を提供できる要件また条件は自ずから“変化”する」のは自明の摂理で、社会への貢献が使命であり目的でありかつ存続の必須条件である企業にとっては“変化”を活かすことは基本中の基本の原則と言えます。ITが質・量ともに変化しており“変革”のスピードは増しています。

トヨタの豊田章男社長は、こんなことをコメントしています。

「100年に一度」と言われる大変革の時代に直面し、全世界におけるトヨタグループの新車販売台数が1,000万台を超えた今、私たちには、既存のビジネスを維持・発展させながら「モビリティカンパニー」への“変革”に挑戦することが求められております。

第2次産業のトヨタが、これほどまでに“革新”を表に出して“危機感”を持っていることに、さすがだと感心させられます。生き残るには成長するには、変化のなかで“リスク”を“チャンス”とするのが正攻法なマネジメントのあり方で、皆が戸惑っている最中であるから“機会”は増幅されるというものです。

多くの優良企業の成長過程を見ていると、まずもって大きな“機会”の中で“戦略的到達点”を見定めて、あたふたと死に物狂いで考え抜いて実行し抜いて、やっと“成果”を獲得しているのが実態のようです。これは古今東西のすべての優良企業でのことで、秀でる経営者ならば、何が“戦略的到達点”であるかを考え抜き見極めます。

その意味で、豊田章男社長の「100年に一度」宣言は、トップ・マネジメントの行わなければ役割を果たしていると言えます。AI(人工知能)が、囲碁や将棋で人間の能力を凌駕している現実があるなかで、これをうまく取り込むことは通常の対応であって。自社の強みを核に、他との連携を強化するのは当然の判断となります。

トヨタは自社の強みである「TPS(トヨタ生産方式)」でお金を貯めて、その余剰で「CASE(Connected(コネクテッド)Autonomous(自動運転)Shared & Services(カーシェアリングとサービス、シェアリング)Electric(電気自動車))」やコネクティッド・シティ「Woven City(ウーブンシティ)」を“戦略的到達点”と見定め始めています。

最近は評判がよくないカルロス・ゴーンさんも“戦略的到達点”の 定めにより、ニッサンの“V字回復”を実現させたと言えます。その凄さは、懐が豊でなかったなかで大幅なコストカットを行いつつそこで得た余剰資金で“戦略的到達点”を見定めて、内部に埋もれていた有能な革新できる人財を掘り起こして実行させたことでした。

ただ残念なのは、ゴーンさんはドラッカーが言う「マネジャーが後天的に獲得できない資質“真摯さ”」には欠けていたようです。最終意思決定者であるトップ・マネジメントに“真摯さ”を持つ者がいたならば、マネジメントの“知識専門家(労働者)”として、ストック・オプションでもって遇しさらに活躍の場があったでしょう。

ここで少し脱線するのですが、トップ・マネジメントは必ずしも、最高の“知識専門家”である必要はなく、必要な人材“知識専門家(労働者)”を必要に応じて集めて、報酬と環境を整えて支援して貢献してもらうのです。ただ、トップ・マネジメントの欠かせない資質要件は“真摯さ”です。

いつもいつも企業は、その時々の環境変化のスピードに違いはあるものの変革しなければ存続ははかれません。けれど、人は常に安定と安全を志向する性を持つので、経営者の役割は、その時々の変化の核心を見極めてリスクをかけて“戦略的到達点”を焦点にしすべての資源を集中させることにあります。

その時にトップマネジメントが行わなければならない“責務”は、社会、顧客、従業員への貢献を、それを適える組織のあり方を“真摯さ”をもって考え抜き“戦略的到達点”を見極めることです。これが組織を最高に強くする要件となるのですが、とりあえずは存続を適える“戦略的到達点”を定めることから始めます。

現在の変化の核心は「情報化それも第三次産業革命」と認識されるもので、もはやそのさ中にあっては周りを見ながらの対応では、グローバルを相手にしての競合に周回遅れの敗北になりかねません。自身の「使命や目的や存続の条件」を見極め“戦略的到達点”を定めこの“変革の環境”を“機会”にしなければならないというものです。

「あなたは何をしている人ですか?」と聞かれたらなんて答える?

自己紹介をする際につい口にしてしまいがちな言葉が、あなたのイメージを下げてしまうことに繋がる可能性もあるようです。今回の無料メルマガ『東北NO1メンタルトレーナーが送る『自信をはぐくむ、幸せな自分のなり方』』では心理カウンセラーの吉田こうじさんが、そんな「セルフイメージを下げる言葉」を記すとともに、自己紹介には「相手のメリットとなるワードを盛り込むことが重要」としています。

無意識にセルフイメージを下げる自己紹介

今回お話しすることは、セルフイメージをアップすることにもつながるコミュニケーションテクニックです。セルフイメージとは、自分で自分のことをどういう人間だと評価しているのかに関することですね。

例えば、相手から「何をしている人ですか?」と聞かれて自己紹介をする時、「『一応』メーカーで営業の仕事をしています」「『聞いたことのない会社かと思いますが』、カーナビの部品を作っている製造会社に勤めてます」「『ただの』専業主婦で二児の母です」などと、最初から自分のことを低く表現する人がいます。

あるいは、自分のことをせっかくアピールできるチャンスが訪れたとしても、「別にたいしたことないのですが、一応」剣道で段位を持っています。「たいして読んではいませんが」、趣味は読書です。などと言う人もいます。

こんなふうに、最初から自分のことを低いポジションに下げて言ってしまうと、いわゆるセルフイメージがちょっと低いんじゃないかなと相手にネガティブな印象を持たれやすいです。特に初対面の相手に対する第一声がこれでは、あまりにも勿体無さすぎです…。

そもそも、自分が話し手となって会話している時って、相手の立場になって考えてみると「その人の話を聞かされている間、自分の時間を奪われている」わけです。言い換えるなら、相手を強制的に拘束しているわけですから、せめて話す内容に相手のメリットになることをセッティングするのは「最低限の大人のマナー」じゃないかなって僕は思ってます。

であれば、「『一応』メーカーで営業の仕事をしています」「『聞いたことのない会社かと思いますが』、カーナビの部品を作っている製造会社に勤めてます」「『ただの』専業主婦で二児の母です」みたいな、相手のメリットが何もない話をしてしまったのでは、たとえ数秒だけだとしても、その時間は一方的に聞き手である相手の人生の時間を奪い取ったわけで…。

僕が東京にいた頃に通っていた美容師の人は、初対面のとき「私は小ぎれいだけどちょいワルオヤジ風なアレンジが得意です」と自己紹介をしてきました。その自己紹介は、誰にでもやっている自己紹介ではなくて、スーツ姿で真っ黒に日に焼けた僕の印象から判断して、とっさにアレンジした自己紹介だったと思います。

実際、別なもっと年配のお客さんには、「天然素材のヘナというのが、髪に腰も出るし、被れないし、そういう白髪染めが得意ですよ」みたいなことを言ってましたから^_^(それを小耳に挟んだ僕は、それ以来、こっそりヘナで白髪染めしてます^_^)。

さて、あなたは人から「あなたは何者ですか?」と聞かれた時に、普段どう答えてますか?その返答には、相手の立場に立った「相手のメリット」になりそうなことは盛り込まれていますか?

たとえあなたがどんな仕事をしていたとしても、仕事として存在しているということは、必ず社会にとって貢献しているし、社会に何らかのメリットを提供しているし、社会の何らかの問題を解決しています。それを短く整理して、いつでも伝えられるようにしましょう。

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販売員が「マナー」を知っていると、なぜ接客に有利になるのか?

毎回、販売に関するさまざまなヒントやアドバイスを配信してくださる、接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさん。坂本さんは今回、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』で、「マナーを知っていること」が販売員にいかにメリットをもたらすかを解説しています。

マナーを知ってみる

マナーを嫌う人って少なからずいます。

私も(自分のせいで)育ちが良いとは言いにくいタイプなので、マナーについては、できるだけ避けてきたと言っていいかもしれません。というか、マナーから外れることに憧れを抱いていたような中二病でした(笑)。

まぁでも、販売員として働き出してからは、マナーを知っているのとそうでないのとでは、大きな違いがあることにも気づきました。例えば、靴を売っていた頃などに、「結婚式に履いていきたい」とお客様から言われてどの靴なら大丈夫か答えられないと、なかなかに困ることになるわけです。

販売をしている以上は、ある程度のマナーを知っておくというのは、大事なことではないかと思っています。

世の中には沢山のマナーがあります。よく分からない、誰が決めたのかも分からないようなマナー風のものも存在しますが、明らかに知っておかないと困ることもあるわけです。そうしたマナーについて、皆さんはご自身の業界に関わることを知っているでしょうか。

ここで気をつけなければいけないことは、マナー通りの提案をしなければいけないわけではないということです。先ほどの結婚式のような場合で言いますと、男性が結婚式で履く靴は、ストレートチップかプレーントゥの内羽根が良いとされています。それがフォーマルであり、ふさわしいとされているのです。

ですがだからと言って、状況によって、関係によっては、必ずしもその限りである必要がないこともありますよね。ブーツを履いていっても、何の問題もないということだって当然あります(アパレル関係者の結婚式とか、服装全部がめちゃくちゃ自由なこともあります)。だから、マナー通りの提案が絶対にお客様のためになるというわけでもありません。

ただ、大事なのは、知っているかどうかです。マナーを崩すというのは、あくまでもマナーを知っていてそれを正当に崩せるかどうかだと考えています。接客の挨拶などと同じで、きちんとした作法はわかっているけれども、それをあえて崩すことで、相手に居心地の良い挨拶をする。提案でも同様に、知っているからこそ、崩していい線引きもできるのです。

お客様からしても、「マナーのことは知らないけど、多分大丈夫ですよ」と言われるのと、「正式にはこうですけど、このくらいなら大丈夫です」と言われるのとでは、説得力が100倍変わります。その説得力を持つためにも、マナーを知っておくということは大事だと思うのです。

自分がいる業界のマナーを、改めて学んでみてはいかがでしょうか。

今日の質問です。

  • 商品を提案する際や、お客様から聞かれることで、知っておくべきマナーにはどんなマナーがありますか?
  • 分からないことがあれば、すぐに調べてみましょう。

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【書評】なぜ、「裏」という言葉には負のイメージがついたのか?

私たちが当たり前のように使っている日本語と、日々「格闘」している人たちがいます。文章の誤りなどを調べ指摘する「校閲」を仕事としている方々です。今回の無料メルマガ『クリエイターへ【日刊デジタルクリエイターズ】』では編集長の柴田忠男さんが、朝日新聞校閲センターの皆さんによる、日本語の奥深さを知ることのできる一冊を紹介しています。

偏屈BOOK案内:朝日新聞校閲センター『いつも日本語で悩んでいます─日常語・新語・難語・使い方』

71e6KFpp1ILいつも日本語で悩んでいます─日常語・新語・難語・使い方
朝日新聞校閲センター/さくら舎

朝日新聞朝刊の「ことばの広場─校閲センターから」に掲載されたものを書籍化した。見開き2ページで一つの言葉を取り上げていて読みやすい。言葉は知っていても、そこに使われる漢字の意味を考える機会が減った。漢字の一部は、すでに意味を置き去りにされた記号となりつつある、という指摘が実に正しい。

見出しもうまい。さすが、東京と大阪の本社校閲の手練れ約60名によるコラム、いい出来である。そのうちのいくつかを紹介したい。まず、朝日新聞本文の書体(フォント)は、「懐の広さ」に特徴がある。字の内側のスペースがゆったり広くなっていて、少し横長の扁平型である。小さな文字を少しでも大きく見せて読みやすくするための工夫だ。かつては金属製、いまはデジタルデータ。

でも朝日の「懐が広い」のは文字だけで、記事の内容はむしろ「了見が狭い」と思うんだけどな。「野球用語、日米の違い」は面白い。日本の野球用語には和製英語というべき言葉が多数ある。「ナイター」は和製英語であることはよく知られているが、米国でも俗語で使われている。夕方から夜にかけてのダブルヘッダーは、トワイライトとかけて「トワイナイター」と呼ぶそうだ。

「デッドボール」は米国では死球とは理解されない。プレー続行中ではない球や、飛びの悪い球を意味し、死球は「ヒットバイピッチ」と言う。「タッチアウト」「タッチアップ」は、米国ではそれぞれ「タッグアウト」「タッグアップ」という。「タッグ」は鬼ごっこ、鬼がつかまえる、の意味。「ゴロ」は日本語「ごろごろ」のように思えるが「グラウンダー」の音が転じた可能性もある。

最近の新幹線の駅名は長い。本州と北海道が新幹線で結ばれた2016年、北海道側に「木古内」「新函館北斗」、青森県側では「奥津軽いまべつ」の3駅が開業した。「新函館北斗」の命名は、朝日新聞によると、ルートの制約で駅舎が函館市中心部から16km離れた北斗市に建設されることから、市は「北斗函館」を希望、函館市は分かりやすい「新函館」を推した。合意に至らず現駅名になった。

これ以降、知名度向上や観光振興をめぐる地域の利害調整の結果、駅名は長くなったらしい。そういえば、山手線には「高輪ゲートウェイ」という珍名まで現れた。Yahoo!ニュースは、13.5字以内(半角英数字は0.5字)で見出しをつける。一目で内容が分かる最適な字数らしい。しかし閲覧数があまりに多いと、内容を勘違いされている恐れがあると捉えて、見出しを再考するそうだ。

わたしも大嫌いな「○○させていただく」の多用。「冗長で押しつけがましい」との批判が多い。この言葉は動詞にくっつけるだけで、場面を問わずに「相手に失礼のないようわたしは配慮している」ということを、あらかじめ示せるから重宝なのだ。市役所の会議に出ると、「いただく」症候群が蔓延している。

「裏」に負のイメージ?たしかに。差別的だと死語になった言葉に「裏日本」がある。日本列島の形状からの表現だったが、地域格差の象徴になってしまった。本来は物事の内側、心の中を表していたが、いまや裏社会、裏口入学など正式でないものを指すことが多く、好ましくないイメージが先行してしまった「かわいそうな言葉」なのかもしれない。重宝に使えるんだけどね。

編集長 柴田忠男

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「マニュアル通り」が嫌いなのに指示ばかりのリーダーが多い理由

楽しく仕事をするために必要なのは、「自分で考える余地を残し、ある程度自由にやらせてくれること」と考える人は多いようです。しかし、いざ自分がリーダーになると、「考えさせる」という部分が頭から抜け落ちてしまうことも少なくありません。今回の無料メルマガ『飲食店経営塾』では飲食店コンサルタントの中西敏弘さんが、気づかぬうちに「指示命令」をしている人の多さと、その状況を変えるための考え方を紹介しています。

みんな”マニュアル”が嫌いなはずなのに、マニュアル的に教えていないか?

僕の研修では、いかに普段、「指示命令」ばかりしているかを気づいてもらうために、接客ロールプレイングをやってもらっています。

4人ぐらいのグループになり、1人がリーダーで他の3人が教わる人。リーダーは、僕が作ったマニュアル、しかも、めちゃめちゃ細かくし、これを3人に教える。教わる3人は、リーダーに意見(ここはこうした方がいいのでは?など)をしてはいけないルールで、とにかく言われたまんまにやる。

10分ぐらいこれをやってもらったあと、「こんな教え方されたらどう思う?」って、質問すると皆、「こんな風にやらされるのは嫌だ」、「楽しくない」、「モチベーションが上がらない」という。

では、「どうやればモチベーションが上がって、楽しく仕事ができそうだろう?」と皆に聞くと、「自分に選択権があったり、つまり、自分で考えて、ある程度自由にやらせてくれるとやる気が上がるし、モチベーションもあがるかもしれません」という意見がでてきます。

そして、この話のあと、僕が次のような話をすると皆、ハッとしたような顔をします。

「みんなマニュアルは嫌いですよね?だって、“やらされる”感じがするし、型にはめられているような感じもするし。だから、今、自由な会社にいますよね?でも、皆さんが接客を教えるとき、先ほどのようにガチガチのマニュアルまではいかないけど、『いらっしゃいませ』からはじまって、手順を教えて、その通りさせようとしていませんか?それに、普段の仕事でも指示命令ばかりで、“相手が考える”ような教え方してますか?」

自分で体験した後に、自分の行動を振り返るからか、多くのスタッフの方が自分の「教え方」は、「指示命令ばかりかも…」「相手に考えさせる…ということをさせていないなあ」という気づきを得てもらえるようです。

ただ、店長や社員スタッフ自身も「考える」ということに慣れていません。いや、「考えている」つもりになっているだけで、実は「考える」ということを行っていないのが事実!「この仕事なんでやっているの?」と質問すると、なかなか答えが返ってこないことが多いのがその最たる例。

きっと「他がやっているから…」とか「前からこうやっていたから…」、あるいは「なんとなく」という答えが返ってきます。これは、日頃から「なぜその仕事をするのか、どういう状態がベストなのか」を“考える”ことが少ないからです。つまり、普段の仕事は「なんとなく」行っていることなのです。

一人一人のスタッフが「考えて行動して欲しい」、また、「自分で考えて行動できるようになりたい」と思う人が多いと思います。そのためには、まず、普段の仕事を「何のためにやっているのか」という目的を再確認し、そして(ここからが重要)、その仕事のあるべき状態(ゴール)はどういう状態なのかを確立することを徹底しましょう。

そして、その上で、「あるべき状態(ゴール)を達成するためにどうすればいいのか?」を“考える”ということをやってみてください。すなわち、「考える」とは、ゴールを考えたり(これが経営者、幹部の仕事、時には店長)、ゴールを達成するためにどうすべきかを考える(これが店長やスタッフの仕事)ということなのです。

「自分で考えて行動出来る」スタッフを作るためには、経営者自身が「指示命令」でのマネージメントをできるだけ避け、日頃から「ゴールを達成するためにどうするべきか?」を考えさせる習慣をつけましょう。これで慣れてきたら、ゴールを考えさせたり、色々なことを考えさせるようにしていくといいでしょう!

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筋トレのプロに聞く「私が今年新たに始めようとしていること」

ストイックに体作りに励む人たちは、年が改まるタイミングで新たなチャレンジを始めるという人が多いようです。そんな中、あまり大きな目標や変化を掲げないようにしていると語るのは、メルマガ『届け!ボディメイクのプロ「桑原塾」からの熱きメッセージ』の桑原弘樹塾長です。桑原さんは、新年の高揚感のままに立てた目標は継続に不安があるとという考えから、無理なくできるチャレンジや変化をオススメ。自身の「小さなチャレンジ」として、グルテン半減や積極的休養に取り組むことなどをあげています。

桑原塾長が新しい年に始めること

Question

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新年を迎えるにあたって、心機一転何か新しい事をやってみようと思うのですが、何かお勧めなものってありますか?トレーニングやサプリメント関連など、なんでも構いません。桑原さんが新年から始めようとするものがあれば、教えてもらえたらと思います。(36歳、男性)

桑原塾長からの回答

新年は自然と気持ちが引き締まりますし、新しい事にチャレンジする意欲も湧いてきますよね。この気持ちを利用しない手はありません。ただ、私の場合はあまり大きなチャレンジやガラッと変えてしまうような事は新年からはやらないようにしています。

例えば、コンテストに出ると決めたとして、食事の内容やトレーニングの強度などもガラッと変える場合にも、新年から始める事は避けています。1月後半くらい、もしくは2月に入ってからでしょうか。新年独特の雰囲気の中で始める事が、その雰囲気が無くなった時に継続出来るか自信がないからです。

私が新年から始めようとすることは、比較的ハードルが低くて、その後、通年続けられるようなチャレンジが多いのです。トレーニングで言えば、すべての種目の日の最後にチンニングを入れようとか、ネックマシンの負荷を1プレート重くするとか、腹筋はプローンローリングに変えるとかでしょうか。サプリメントでしたら、クレアチンローディングを始めるとか、新しいサプリメントを取り入れてみるとかといった具合です。

2020年に関してはとりあえず3月までくらいのイメージで、いったんクレアチンを止めようと思っています。いわゆるエルゴジェニック的なものを少しお休みする期間を作ってみようかと考えています。

トレーニング中のBCAAはさすがに外せませんが、とりあえずアミノ酸漬けみたいな状態はやめて、極力一般の食材を上手に活用することで血中アミノ酸濃度を維持出来たらなと思います。ナチュラス思考に少し近付けるイメージかもしれません。

そして積極的にやってみたいのは、前号でも少し触れましたグルテンフリーです。ただし、完全なグルテンフリーはストレスを伴いそうなので、グルテン半減くらいの感じで捉えています。自然とお米の活用が増えていきます。

そして、個人的に注目している「ソルガムキビ」の採用です。目下、この原料調達に動いているところですが、癖のない味だけに3ヶ月間様々なシーンで活用してみたいと思っています。具体的なメーカーなどが決まりましたら、またご参考までにお知らせしますね。

そして、グルテンフリーと合わせて少し意識を高めたいのが、食物繊維です。ソルガムキビはとりわけ食物繊維が豊富で、翌日の体調を快適に感じるのは、グルテンフリーもさることながら食物繊維のせいだと思っているからです。

血税1億5千万のカネまみれ。河井案里氏「違法性ない」に怒りの声

自民党の河井案里参議院議員は、初当選した2019年の参議院選挙の前、案里氏と夫の克行前法相の政党支部に、合わせて1億5000万円が振り込まれていたと報じられた件について、事実を認めた上で「違法性はない」と記者団の取材に答えたと産経新聞NHKなどが報じている。ネット上には、この事実と態度に不満と怒りの声が挙がっている。


1億5000万円「いただきました」

案里氏は23日、疑惑となっていた1億5000万円について「いただきました」と認めた。短期間で莫大な資金を受け取ったことについては、自身の選挙活動のスタートが遅く、2ヶ月半の間に党勢を拡大しなければいけなかったという。しかし、政治資金収支報告書に記載していることから「違法性はない」と述べた。もらうことが違法ではなかったら、何をしても良いというのだろうか。金額が大きいだけに、使い道などの詳細を明らかにしていただきたいところだ。

安倍首相はダンマリ

安倍首相は衆参両院の本会議で23日に行なわれた代表質問でこの件が取り上げられた際、週刊誌報道については触れず「国民に大変申し訳なく、責任を痛感している」と述べた。説明責任を果たしていないとの指摘には、「一人ひとりの政治家が自ら襟を正すべき」とし、説明を尽くす考えを示した。