全米が禁止した「トランス脂肪酸」、なぜ日本は規制すらしないのか

マーガリンやショートニングなど、健康に悪影響をおよぼす「トランス脂肪酸」を含む油脂の使用が、3年後までに全米で禁止されることになりました。しかし、なぜ日本では規制すらされないのでしょうか? その疑問に『しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」』の著者で医学博士のしんコロさんが答えてくださっています。

なぜ日本では「トランス脂肪酸」が規制されないの?

Question

shitumon先日、米国で「トランス脂肪酸」を全廃すると発表があったそうですね。私が少し栄養学を学んでいた10年位前には、NYでトランス型脂肪酸の販売禁止というニュースを確か聞いたと思いましたが…なんとこのたび、「全米で」となったのですね…。

トランス脂肪酸は、マーガリン、ショートニングなど日本のパンやお菓子などには必ずと言ってよいほど含まれていまして…(酪農家の減少によるものなのか? 日本ではバターの値段が高く、コストの問題などもあるのかもしれませんが)。これを多く含む食品を摂取すると、悪玉コレステロールが増え、体重増加や心疾患などにつながるとされているとのことなのですが…。

米国に比べて、日本では摂取量が少ないとの理由からなのか?規制どころか表示の義務化もされてないのが現状です。我が家の冷蔵庫からマーガリンが消えて久しいのですが…どうして、全米とは異なり日本国内においてはトランス型脂肪酸に関する規制などのアナウンスがされないのでしょうか? 真相はいかに? Dr.しんコロさん、もし支障がなければ…教えてください。

しんコロさんの回答

質問者さんの仰るとおり、米食品医薬品局(FDA)はトランス脂肪酸の原因となる油脂の使用を3年後までに全廃することを決めました。

トランス脂肪酸は、トランス型不飽和脂肪酸とも呼ばれ、人工的に水素を付加して硬化させた製品を製造する過程で発生します。身近なところでは、マーガリンやショートニングに多く含まれます。アメリカではこれらの油脂をパン、ケーキ、ドーナツ、スナック菓子などに広く使っていた経緯があります。

トランス脂肪酸を一定量摂取するとLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)が増加し、心疾患のリスクを高めるという認識が広がりました。それを受けて2003年以降はトランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えています。

がん検診はカネと時間の無駄。早期発見で得するのは医療資本のみ

連日のように年金問題が取りざたされる中、もう一つ無視できないのが医療費の増大。「ホンマでっか!? TV」でもおなじみの生物学者・池田清彦先生が自身のメルマガ『池田清彦のやせ我慢日記』で、医療費が増え続ける理由と、今までの常識をくつがえす内容を明かしています。 

医療費はなぜ増大するのか

医者の名郷直樹に『「健康第一」は間違っている』(筑摩書房)と題する本がある。去年の秋にこの本の出版を記念して、吉祥寺の本屋で私は名郷さんと対談をした。

この本の帯の表面には「常識を疑ってみる。」と書いてあり、裏を見ると、「長生きしたいという欲望と酒を飲みたいという欲望は等価である/健康・長寿を目指しても幸福にはなれない/日本人の生活習慣は悪化していない/降圧薬の効果は血圧を下げることではない/がん検診は過剰診断を避けられない/認知症の早期発見はデメリットが多い/禁煙は医療費の抑制をもたらさない/がんを早期発見しても寿命が延びるとは限らない/「死なないための医療」だけが医療の役割ではない/生存欲は決してかなえられない」と確かに世間の常識とはほとんど反対のことが書いてある。

ホリエモンvs藤沢数希ぶっちゃけ対談「モテる女は見る目がない」

メルマガ界の両巨頭が約2年ぶりに特別対談! 自身初の恋愛小説『僕は愛を証明しようと思う』を上梓した藤沢さんと、出版やテレビ出演、ビジネスにと精力的に活動を続ける堀江さんの2人が熱く語った、恋愛論から仕事術、ネットビジネスの未来像までをたっぷりお届けします!

※今回掲載した2倍以上のボリュームで、「これからは素人革命の時代だ!」という必読テーマを含めた“対談完全バージョン”は堀江貴文藤沢数希ご両人の2015年9月のバックナンバーをご購入頂くと読むことが出来ます。

みんな知るべき非モテコミット!

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堀江 小説(『ぼくは愛を証明しようと思う。』)売れてますねー、相変わらず。

藤沢 ボチボチですねー。じつは、いま小説をマンガ化していて、女性の漫画家が描いてくれてるんですよ。これ、ここだけの話なんですけど。

堀江 いいね、いいじゃないすか!

藤沢 最初、男性の実力派の新人作家にいろいろ持っていったんですけど、なんかねえ「この話は面白いし、売れると思うけど、僕はこの話は描けない…」みたいな。その漫画家の周りの編集者の人たちもザワザワしてたらしくてね。やっぱり、男の人は、表立ってこういう話を描けないんですよね。逆に女の人のほうが、冷静に見れるんですよ。

堀江 へー、そうなんだ。

藤沢 男性作家って、なんというかこう、非モテコミットの話をいかに美しく描くか、みたいなのを競ってるところがあるんですよね。男って、みんな誠実ぶりたいんだなあ、と。

堀江 僕は誠実ぶってないから、全然。だって、誠実ぶったら終わりじゃないすか。面倒くさいですよ、誠実ぶるのって。誠実ぶって、実は…とかなると、局部切られますよね。最初から誠実じゃないって、言ってたほうがいいですよ。

藤沢 あれはごく稀な猟奇的な事件で、皆が切られるわけではないですよ。しかも、誠実ぶって切られたわけじゃないし…。

堀江 いや、ほんと怖いすよ。だから、不倫とか絶対したくないですもん。

藤沢 確かに怖いですね。

堀江 だって、プロボクサーですよ。プロボクサーにボコボコにされて、意識朦朧としているところに、ちょん切られてトイレに流されるって、最悪じゃないすか。

藤沢 最悪なんてもんじゃないですよね。

堀江 まあ、でもこれはゲイの人が取る時に貰うっていう。KABA.ちゃんから貰えばいいよね、もうすぐ取るし。

藤沢 移植手術ですか?

堀江 実際、繋がった人もいるみたいですよ。サイズがデカくなるかもしれないし(笑)。

藤沢 ああ、なるほど。他の臓器より、移植用のは出回りやすいんですね。そういう供給ルートがあるなら、不幸中の幸いかもしれませんね…。

堀江 あの人(加害者)すごく寡黙で暗い人なんだってね。

藤沢 まあ、暗い人で、頭がおかしい人じゃないとあんなことしないでしょう。

堀江 だから奥さんに対してこう、のめりこんじゃってるんですよ。

藤沢 非モテコミットですよね。彼も『ぼく愛』を読んで、恋愛工学を知っていたら、こんな悲劇は避けられたんじゃないかって。

堀江 それは本当にそう思いますよ。非モテコミットの典型例ですよね。

藤沢 まさに、非モテコミット。

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堀江 とにかく、非モテコミットや誠実プレイなんて、何の役にも立たないですよ。モテないし、モテてもめんどくさい

藤沢 堀江さんは、最初から、誠実プレイしないから、後々トラブルになったり、面倒くさくなったりしないんですよね。

堀江 いや、そういう風にやっていても面倒くさくはなるんですよ。女ってそういう生き物じゃないですか。最初は、「私は他に女がいてもいいのよ」みたいなこと言っていたのに、後々、全然違うとか。

藤沢 それ、よくありますね。あれ、ちょっと契約違反ですよね。しかし、ひとつの戦略なんでしょうね。まずは男のテリトリーに入っていって、都合のいい女を演じて、ある程度自分の地位を掴んでおいてから、他を排除して、独占権を主張するという。結構そのパターン多いですよね。

堀江 多いね。しかし、非モテコミットが好きな人が多いんですよね、本当に。

藤沢 そういう人たちは、よく恋愛工学を批判するんですよね。それでよく、お前たちみたいに非誠実なやり方では、いわゆる緩い女しか相手にしてもらえないんだ、みたいな負け惜しみを言われるんですけど、全然そんなことないんですよ。そういうことをする女と、しない女がいるというよりは、ひとりの女の中にそういうモテてる非誠実な男に惹かれる部分もあれば、やっぱり誠実な男がいいな、という部分が同居しているんですね。

堀江 確かに! しかも、ずっと、「アンタとやらないわよ!」みたいなこと言ってて、ころっと変わる瞬間がある。

藤沢 ころっと変わる瞬間って、僕の場合、上手くディスれた時が多いんですよね。ご飯とか食べていて、「俺、ふだんは女の子とふたりでご飯食べてると、すぐ口説いたりするんだけど、◯◯ちゃんとは、なんかぜんぜんそんな気が起きないんだよね。なんでだろ?」みたいなこと言うと、なんかこう、難攻不落だった女が、急に自分からアピールして来たり(笑)。

堀江 あとは、彼氏と別れたとかっていうのもあるね。

藤沢 それはもちろんそうですよね。逆にそこで、非モテコミットしちゃってて、下手に出ていると、都合のいい友だちフォルダのままだから、せっかく彼氏と別れても、男としては声がかからない。

堀江 非モテコミットしないでキープインタッチが一番!

舞台版ナルトに世界が熱視線。今2.5次元が人気!

2.5次元という言葉、知っていますか。一般的なイメージでは、2次元がアニメなど、3次元が現実と捉えられていますよね。ということは2.5次元はアニメと現実の間となるわけですが、いまいちよくわからない……。

最近2.5次元と呼ばれているものには、アニメの舞台化、アニメキャラクターの声優が挙げられます。特にアニメ・漫画の舞台化のことを呼ぶようになっており、古くは宝塚の「ベルサイユのばら」、最近では「テニスの王子様」、「黒執事」、「ペルソナ3」、「弱虫ペダル」などが挙げられます。

一般的な2.5次元は、ミュージカルという演出を用いて原作の世界を舞台化していましたが、「NARUTO-ナルト-」の舞台『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』では、バトル漫画の迫力を最新技術であるプロジェクションマッピングを使用して再現。ただの舞台ではなく、体験型のアトラクションのような感動を得られるものへ進化しています。

観客動員も好調だったようで、国内千秋楽と同時に行ったライブ・ビューイングのチケットも即日完売。その人気は海外にも波及し、日本含め世界4カ国で公演。そして8月26日に発売されたDVDも、8月24日~30日のオリコンDVD総合ランキングで3位と好評を博しました。

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 一体なぜそこまで人気なのか? そこで今回は、舞台『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』を、キャストさんたちへのインタビューも交えて紹介していきます。

『NARUTO-ナルト-』とは?

週刊「少年ジャンプ」で、1999年43号から2014年50号まで連載された、岸本斉史原作の漫画。落ちこぼれの主人公・うずまきナルトが火影(国の忍者のトップ)になるまでの成長を描いたバトルアクション漫画。アニメ化、映画化とメディアミックスされ、最近ではナルトの子供が主人公の続編映画「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」も公開されています。その人気は日本に留まらず、フランスやアメリカなど、海外からもすさまじい人気を博しています。

ナルトの忍術をプロジェクションマッピングで演出!

そんな「NARUTO-ナルト-」を、アニメ、映画にとどまらず舞台化。気になるキャスティングは、主人公のうずまきナルト役に松岡広大、うちはサスケ役に佐藤流司、春野サクラ役に伊藤優衣、はたけカカシ役に君沢ユウキ、我愛羅(があら)役に須賀健太といった面々が熱演しています。

サスケ役の佐藤は、キャストの中でもイルカ役の市瀬秀和を絶賛。「2.5次元の舞台で何が一番大事かって、似ているかどうかだと思うのですが、一番似ていると思ったのはイルカ先生役の市瀬さんですね。声から顔から仕草から、何もかもがそっくりで、MVPだなって思います」と語っていました。

舞台では、「NARUTO」の魅力のひとつである「螺旋丸」や「千鳥」といった忍術をプロジェクションマッピングを活用し漫画さながらの迫力を表現。会場全体から空気が集まってくる演出の「螺旋丸」は、まるで風が吹いたかのような臨場感。さらに木に登る、敵と戦うといったシーンでは、トランポリンが用いられ、躍動感と疾走感を演出しています。

日本を飛び出しワールドツアーへ!海外ならではの苦労した点も

そしてなんと、日本公演にとどまらず、マカオ、マレーシア、シンガポールの3カ国でも公演が行われました。海外公演ではバス、飛行機、フェリーなどあらゆる交通手段を使って移動し、税関で舞台セットに厳しいチェックが入ったりといった苦労もあったとのこと。

ナルト役の松岡は、飲み物をはじめ体調管理に気を使っていたそうです。また、エアリアル(布を用いた空中パフォーマンス)が会場の都合上、各国公演で違っていたと、サスケ役の佐藤はコメントしてくれました。

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そして日本と海外の違いを聞いたところ、各国ごとに興味深い特徴があったとのこと。

ナルト役・松岡「マレーシアの方々は、家族で来ていて、エンターテイメントにとても積極的な印象を受けました。かなり熱狂的に迎えて頂き、とても驚きました。海外での公演は、笑えるところは笑って、シリアスなところはしっかりシリアスに観られていて、遠慮がなかったと感じました。リアクションを生で受けとれるのが舞台のいいところだと思うので、それを海外では大きく感じられて嬉しかったです」

サクラ役・伊藤「シンガポールは物語をしっかり見てくださる空気でした」

カカシ役・君沢「『NARUTO』という作品の認識の高さ、愛がどの国も大きかったです」

海外で人気の高い「NARUTO」という作品だからこそ、お客さんの期待度も高かったでしょう。映像とは違う、舞台だからこそ肌で感じられる差を話してくれました。

キャストが語るDVDの見どころは?

ナルト役・松岡「公演中は当たり前のようにセリフを発していましたが、お客さんとして改めて見ると大切な言葉だったり、胸に刺さる言葉がたくさんありました」

カカシ役・君沢「舞台で全体を見るのとは違って、舞台のポイントごとにカメラがよってくれるので、こんな表情をしてたんだ、など舞台とは違った視点で見られます」

この他にも、キャスト視点からの映像の迫力や、メイキング映像、座談会といったDVDの特典についても言及。そして最後に、舞台を振り返って以下のように語ってくれました。

サスケ役・佐藤「この作品は間違いなく俺の人生を変えてくれた作品だし、この作品をやった段階で、自分ができることを全部やった結果がこのDVDに入っているので、『NARUTO』を知っている方はもちろんですが、誰が見ても面白い作品だと思います」

ナルト役・松岡「言葉の強さ、人間の愛、友情、絆だったりとテーマが深いので、ぜひ映像でも見ていただけたらと思います」

以上のようにメッセージを話してくれました。

漫画、アニメとは違う、人間が演じている舞台だからこそ感じられる熱量や迫力があふれている『ライブ・スペクタクル NARUTO-ナルト-』。プロジェクションマッピングやエアリアルなど、2.5次元という新たなジャンルを堪能できる作品に仕上がっています。是非一度御覧ください。

●information
『ライブ・スペクタクルNARUTO-ナルト-』

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公式サイトhttp://naruto-stage.jp/
価格:税別8000円(初回仕様限定)、税別8500円(アニメイト限定版)
発売元:株式会社アニプレックス
仕様:初回仕様限定DVD2枚組(本編ディスク約145分+特典ディスク約147分)
収録内容: [本編ディスク] 国内千秋楽公演の模様を収録
[特典映像ディスク] 国内千秋楽カーテンコール/メイキング映像/撮りおろし座談会/ワールドツアードキュメントを収録

特典内容:
◇初回仕様/アニメイト限定版共通・三方背ケース・デジジャケット仕様・48P特製ブックレット
◇アニメイト限定版特典・アニメイト限定版DVD(収録内容:猪鹿蝶の突撃インタビュー/バックステージ[約52分])

©岸本斉史 スコット/集英社 ©ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」製作委員会2015

質問ばっかりの理論先行型人間はビジネスの世界で成長できない

一見、慎重で勉強熱心そうな理論先行型の人間はビジネスの世界で伸びそうに思えますが、実は「まずやってみる」という子供のような行動先行型のほうが確実に成長するんだとか。無料メルマガ『ビジネス発想源』に記されたその理由、たしかに納得です。

行動先行型の人の成長

大きく成長するタイプの人はたいてい、「まずやってみる」という性格です。

まず行ってみる、まず触れてみる、まず買ってみる、まず食べてみる、そうやってとりあえずパッと小さな体験をするという性格の人ほど、成長が大きいです。

私はかつて、POS機器のメーカーの会社員で、後輩社員が入社してきた時には、自社のPOSレジ製品の使い方を教えることがとても多くありました。

私は教える時にはまず、何の説明もなく、「とりあえず、触ってみて」と、タッチパネルを指差していました。教わっている後輩社員には、2タイプの人間がいます。

1つめのタイプは、「いやいやいやいや、まだ何も教わってないのに、使い方なんて分かるわけないじゃないですか」と言って、まず説明を求める理論先行型タイプ。

2つめのタイプは、「どこ触ってもいいんですかー?」と言いながら、すぐに好き勝手に触る、行動先行型タイプです。

前者のほうが慎重で、ちゃんと話を聞こうとしていて、勉強熱心そうだから見込みがありそうに見えますが、実際に働いていって、確実に成長するタイプは、間違いなく後者のタイプの人でした。

積極的な性格だからということもありますが、まず感触を確かめてみることで、そのものにより興味を感じたり、極めてみようという心が働いたりするのでしょう。

「ちょっと、あの場所に行ってみたんですけど」
「ちょっと、あれを調べてみたんですけど」

と、行動が早いために何事も解決が早く、それだけ成長のスピードが早くなるんですね。

日本の潜水艦は優秀どころか時代遅れ…元乗務員が語る不都合な真実

日本の潜水艦スキルは世界でもトップクラス! すでに周知の事実かとは思いますが、メルマガ『異種会議:戦争からバグパイプ~ギャルまで』の著者で元戦場ジャーナリストの加藤健二郎さんによると、潜水艦乗務員でソナーマンをしていた方を取材したところ、日本と米国の圧倒的な軍事力の違いを見せつけられたエピソードが聞けたようです。気になるその内容とは…?

潜水艦ソナーマンの本音

潜水艦乗務員をちょっと前に辞めて、民間に転職した元海上自衛官のトークを聞けた。しかも、その自衛官は、ソナーマン。ソナーマンとは、海中のあらゆる音源を探知する専門官で、潜航した潜水艦にとっての全神経全感覚だ。そんなソナーマンの体験談を聞ける機会なんて取材では難しい。メディア取材などではまず聞けない。偶然の出会いだからこその、カトケン型異種会議トーク世界の魅力だ。

東日本大地震のとき航海中だったんですが、物が落ちたような音が聴こえたんですよ。ドンっという音で、初めて聴く音でした」

当時の潜航海域は機密なので言えない、とのことだが、どうも震源からはかなり離れているところだったような雰囲気だ。彼のいた艦内には、2004年の中越地震のときに日本海に潜航していた経験を持つベテランのソナーマンがいたので「地震だ」と判断できたらしい。

昔の潜水艦だと、空気を取り入れるために浅い深度まで上昇してシュノーケリングをするので、そのときに海上の空気を入れられるから、潜水艦乗りは、そのときに空気吸入口のところでタバコを吸えたのです。だけど、新しい型のスターリングエンジンになってからは、シュノーケリングの必要がなくなってしまったので、潜航中はずっと禁煙になっちゃったんですよ、と。潜水艦乗りには喫煙者が多かったのだが、スターリングエンジンになってからどうなったことでしょうね。禁煙で健康になったかな?

日本の潜水艦のスキルはかなり高いと言われていて、日米共同訓練などでは、米軍空母に最接近しても、日本の潜水艦を米軍が探知できなかったなどという武勇伝もある。しかし、今回のソナーマンの話はかなり違っていた。

「決められた海域で決められた時間内での、日米潜水艦で探査追尾の練習試合のようなことをします。私はソナーマンだったので、米軍潜水艦の音を探り出そうとずっと聴音に必死だったのですが、最後までまったく米軍潜水艦を発見できないままでした。そして、試合終了と同時に、信号音を発信するんです。そしたら、米軍潜水艦は、我が艦の真後ろでした。訓練試合のほぼ序盤戦からずっと日本の潜水艦の真後ろにつけていて、日本の潜水艦の動きを完全に捕捉して追尾していたのです」

潜水艦戦では優位といわれていた日本海軍(海上自衛隊)も、最近の最新鋭艦同士になると、米軍にまったくかないません。後日の日米での勉強会でわかったのですが、日本の潜水艦に搭載されている機材で最新鋭といわれているものは、米軍のシステムより一世代古い型でした、ショック。日本が、軍事国防への真剣さを欠いてきた十数年のあいだに、圧倒的な差がついてるのかもしれない。

日本が国防を軽んじはじめたここ十数年間には、センサーや通信などのネットワークが飛躍的に進歩した時代でもある。それらの技術をスマホなど日常生活グッズや自動車など平和利用民生品のみに投入した日本と、軍事にも真剣に投じてきた米国との差。

ソナーマン氏は言う。「現場のソナーマンでも圧倒的な差を見せつけられて初めて知ったことです。おそらく、幕僚長以上や政治家などに、この格差が伝わることはないでしょう」と。考えようによっては「不都合な真実」でもあるわけだし。

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「あの花」の余韻も。「ここさけ」プロデューサーが明かす製作裏話

「あの花」のスタッフが再集結することで、この秋一番の話題作と言われる新作劇場アニメ「心が叫びたがってるんだ。」が9月19日にロードショーされます。

そんな「心が叫びたがってるんだ。」(通称:ここさけ)ですが、9月5日に『東京フィルムセンター映画・俳優専門学校Presents「心が叫びたがってるんだ。」上映会&作品プロデューサーによるティーチイン』が行われました。ティーチインには、本作の企画・プロデュースを担当したアニプレックスの清水博之プロデューサーが登壇し、参加者の質問に答える形で、作品の設定や裏話などが語られました。

そこで今回は、注目作「ここさけ」を、ティーチインで語られたプロデューサーの言葉も交えて紹介していきたいと思います。

「心が叫びたがってるんだ。」とは?

「ここさけ」を語る上で外せないのが、「あの花」の存在です。

「あの花」(あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。)は、2011年に放送されたTVアニメで、埼玉県の秩父を舞台にした、幼馴染の死という過去を抱えた主人公たちによる青春群像劇。高いドラマ性やノスタルジーを感じさせる構成でアニメファンのみならず人気を集めました。そしてTVアニメの枠に収まらず、2013年に劇場公開され、興行収入約10億円を記録。さらに9月21日にはスペシャルドラマとして全国フジテレビ系で放送されます。

アニメ・映画・実写ドラマと広がりを見せた「あの花」の制作陣が、監督・長井龍雪、脚本・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀。この3人が再び集結して、秩父を舞台に新たなアニメ映画を制作したのが「心が叫びたがってるんだ。」なのです。

「心が叫びたがってるんだ。」のストーリーは?

ストーリーは、幼い日のある出来事から心の傷を負ってしまった主人公の少女・成瀬順。彼女は喋るとお腹が痛くなってしまう呪いを「玉子の妖精」から受けてしまいます。しかし喋ることはできないが、歌うことならできることに気づき、学校行事の出し物に決まったミュージカルを通して、クラスメイトとともに成長していくという青春群像劇です。

舞台が「あの花」と同じ秩父ということで、関連性はあるのかというと、清水Pは「大きな意味だと同じ世界にキャラクターが共存している精神でやっていて、『あの花』ファンだったら探し出せるような事や、登場させた人物もでてきます。ただ、あまりやり過ぎてもいけないので、ちょっとしたエッセンスとして慎重に厳選して組み込んでいます」とティーチインで回答。さらに、本作のメインシーズンを秋とした理由についても、「『あの花』が夏の話なので、今回は静かな切なさを伝えるために、秋、晩秋にしました」と答えていました。

言葉と歌の持つチカラ

「ここさけ」では、主人公が喋るとお腹が痛くなってしまうという設定があるように、“言葉”がクローズアップされています。言葉を題材にした理由を質問された清水Pは、「現在はメールでなんでもできるじゃないですか。便利な半面、話せないことや話しづらかったりなど、そういう時代だと思うので、言葉の持つ重みとか痛さというものを、脚本の岡田さんを中心に盛り込んでいきました」。

そしてもう1つ重要なのが“音楽”。ミュージカルを通して主人公たちが成長していく、というストーリーのため、ミュージカルシーンはもちろん、随所で音楽が鍵となっています。音楽は制作段階で非常に迷った所だと清水P。「ミュージカルの音楽面と脚本面はデリケートな部分でしたので慎重に進めました。中でもミュージカルシーンはポイントなので、ミュージカルの曲のセレクションと劇伴との兼ね合いには気を使いましたね。いかに自然に楽しんでもらえるか、作品に感情移入してもらえるかを、音楽のミトさん(クラムボン)と横山(克)さんと話し合いながら進めました」と話していました。

主題歌に乃木坂46を選んだ理由とは?

本作の主題歌には、乃木坂46の新曲「今、話したい誰かがいる」が抜擢されています。清水Pは「今回、ミュージカルを舞台にした話のなかで、乃木坂が持つ青春感とか疾走感とか、歌詞の持つ切なさというところで、今回ご一緒させていただきました」と起用の理由についてコメント。

続いて「詩は、秋元康先生の所に岡田さん(脚本)と一緒に行って、いろいろお話した上で詩を書いていただきました。その時に話した「切ない作品なんだけど、登場人物が前向きに生きていくので、前向きになれる楽曲で最後を締めたいです」というところを汲み取ってくださって、切なさもあるけれど青春の疾走感もあるという、素晴らしい詩を書いてくださいました。また、映画を観た後に誰かに話したい、伝えたいという、色々な作品のテーマを歌詞や題名にも込めて頂きました」と大満足のようでした。

声優のキャスティングについて

さらに主人公役の声優に水瀬いのりさんを起用した理由について、「主人公の順役は、喋れないけど歌が上手いという、かなり要求が高い、難しい役でしたが、オーディションの時にテープを聞いて、順は彼女しかいないだろうと、かなり早い段階で決めさせていただきました。 すごくいい演技してくれました 」と回答。

さらに主人公の母役に吉田羊さんを起用した理由を、「順の母は、シーンは多くありませんが、 劇中でかなりのキーマン。吉田さんのことは、ドラマなどを見ていて演技がすばらしいと思っていたので、短いシーンだけど強烈な印象を与えたいということと、キーマンということで、監督含めてお願いしようということになりました。アフレコの時から魂を込めてもらって、かなりハマっていると思います」と話していました。

 

言葉の大切さ、青春・恋愛の素晴らしさ、辛さ、青さ、そんな青春時代のすべてが詰まっている作品に仕上がっている「ここさけ」。「あの花」ファンはもちろん、全世代で共感できる内容となっています。9月19日から全国でロードショーされますので、この秋の予定に組み込んでみてはいかがでしょうか。きっと観た後には、心の叫びたい言葉が溢れ出てくることでしょう。

information:
●公式HP: http://kokosake.jp
●公式TW: @kokosakeproject /公式FB: kokosakeproject
●公開日: 9月19日(土) 全国公開
●配給: アニプレックス   
●制作: A-1 Pictures 
●製作:「心が叫びたがってるんだ。」製作委員会 

価格が3年前の2倍に…なぜ日本人は「円安」に激怒しないのか?

今年の夏は円安の影響もあって、海外への家族旅行を断念した…という人は多かったのではないかと思います。今回、高城剛さんのメルマガ『高城未来研究所「Future Report」』に寄せられた質問は、心待ちにしていたカメラの新機種が予想以上の高額だったが、それだけ性能が向上したということなのか、という内容。 実は、根本的な問題として「日本円そのもの」に価格高騰の原因があると高城さんは答えています。

新発売のカメラが予想以上に高額、
買うのを躊躇しています

Question

shitumon

高城さん、こんにちは。

今日は先日発売された高城さんオススメのSONYのα7RⅡについて質問させてください。

今使っているカメラはNIKONのD700というモデルを使っているんですが、去年くらいから買い替えを考えているんですがなかなか踏み切れないでいます。一時はα7Rを購入しようと思ってたんですが、このメルマガで6月に新しいモデルが発表されるから、それまで待ったほうがいいとの事だったので待ってみたところα7RⅡが発売されたんですが、2倍になった価格にびっくりしてしまい踏ん切りがつかない感じです。

美容師をやっているので撮影の対象は主に人なんですが、やはりα7RⅡの方がいいですよね(苦笑)。前のモデルからどこがパワーアップしたのかを教えていただきたいです。

あとオススメのレンズがあったら(純正品とオールドレンズともに)教えていただきたいです。

高城剛さんの回答

最近発売になりましたSONYのα7RⅡは、本当に素晴らしいカメラですね。手振れ補正も4Kも、なにより画質が最高です。もう望遠レンズは、必要ないかもしれません。

しかし、価格も驚くべき価格なのですが、実はドルで見ると前作よりそこまで高くなっていません。驚くべき価格は、日本円そのものにあるのです。

このメールマガジンをはじめた時から、僕は少額でもいいから分散預金をすることをオススメしてきました。いまから3年前に、最後の円高の可能性があると僕がお話しした時点で、日本円50万円を米ドルに分散しておいていたら、どうなったでしょうか?

もし、いまα7RⅡを買おうとした場合、米ドルだと3200ドルで、3年前にはおよそ1ドル80円でしたので、25.6万円で購入できたことになります。現在、日本円で日本で購入すると、消費税込みでおよそ48万ぐらいです。カメラ一台でこの差は大きいですよね。ほぼ倍額です。

おわかりのように、お悩みの本質はα7RⅡの価格ではなく、日本円にあるのです。また、ポートレートを撮るんでしたら70mm-90mm程度の焦点距離を持つ明るいレンズがオススメで、予算度外視すればZeissのOtusですが、これも日本で購入しようとすると驚くべき値段です。

いまや日本製品でも国際的な企業はドルで価格を決めるのが当然ですから、もはや僕らも円とドルのふたつの価格を同時に考慮しながら生きねばなりませんし、発展途上国はそのようにしているのです。

安保法案も問題ですが、いま起きていることに対して多くの日本人が怒らないのは、本当に不思議です。良いドルレートで買うSONYのα7RⅡは絶対にオススメですが、機能面だけ考えても、現状でもっとも優れたカメラであることは間違いありません。

image by:Shutterstock

 

takashiro 『高城未来研究所「Future Report」』
著者:高城 剛
1964年生まれ。現在、コミュニケーション戦略と次世代テクノロジーを専門に、創造産業全般にわたって活躍。毎週2通に渡るメルマガは、注目ガジェットや海外移住のヒント、マクロビの始め方や読者の質問に懇切丁寧に答えるQ&Aコーナーなど「今知りたいこと」を網羅する。
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鎌倉図書館のツイートで注目、「子どもの自殺」は減らせるのか

夏休みが明けて2学期が始まる9月1日は、子どもの自殺が最も多い日ということがデータからわかっています。そういった自殺を食い止めるための法律があるのをご存じですか? それはどんな法律なのか、メルマガ『知らなきゃ損する面白法律講座』でわかりやすく紹介しています。

新学期初日の自殺に懸念が広がる

内閣府の分析によると、夏休み明けの9月1日は年間を通じて子どもの自殺が最も多い日で、文部科学省と各教育委員会などは、学校現場に注意を呼びかけています。

内閣府が今年6月に取りまとめた2015年版「自殺対策白書」によれば、2013年までの42年間の18歳以下の自殺者を日付別に整理すると、9月1日が131人と最も多く、自殺が長期休暇明けに多発していることが判明しています。

文部科学省は8月4日に、各都道府県の教育委員会に対し、子どもの自殺について注意を促す通知を行っています。
今回は、自殺への対策をめぐる法律について見てみたいと思います。

自殺対策の基本理念を定め、国、地方公共団体、事業主、国民のそれぞれの責務を明らかにするとともに、自殺対策を総合的に推進して、自殺防止を図り、あわせて自殺者の親族等に対する支援の充実を図り、国民が健康で生きがいを持って暮らすことのできる社会の実現に寄与することを目的として定められた法律が自殺対策基本法です。2006年に制定されています。

その成立の背景には、制定当時日本における年間自殺者数が8年連続で3万人を上回っていたこと、自殺未遂者は30万人を超えていたと考えられること(自殺未遂者の数は自殺者の10倍以上あると言われています)、といった状況がありました。

自殺対策基本法では、自殺はその背景には社会的要因があるため社会的な取り組みとして実施しなければならないこと(法2条)等を基本理念として掲げ、国に自殺対策の総合的策定及び実施を、地方公共団体に国と協力しつつ地域の状況に応じた施策の策定及び実施を、事業主に雇用する労働者の心の健康を保持するよう措置を講じること、を求めています(法3条~5条)。

さらに、自殺未遂者に対する支援(法17条)や自殺者の親族等に対する支援(法18条)についても定めています。

この法律制定後、各地方公共団体においても急速に対策が進められ、相談窓口が設置されたり、「ゲートキーパー研修」という自殺の危険を示すサインに気づいて適切な対応を図ることができる人々の養成に取り組んだりと、さまざまな取り組みを行っています。

景気の回復と相まって、これらの施策が効を奏したのか、2012年には15年ぶりに自殺者数が3万人を下回っています。しかし、子どもの自殺者数はいぜん300人を超えており、高い水準にあります。

子どもの自殺は遺書などを残すことがあまり多くなく、まわりが気づきにくいといった傾向があると言われています。

そのような中で、8月下旬に鎌倉市図書館からツイッター上で「もうすぐ二学期。学校が始まるのが死ぬほどつらい子は、学校を休んで図書館へいらっしゃい。」「9月から学校へ行くくらいなら死んじゃおうと思ったら、逃げ場所に図書館も思い出してね。」といったメッセージが発信され、大きな反響を呼びました。

この記事を読んでいる方で、どうしても学校に行きたくない、行くのが辛いと悩まれている方は、鎌倉市図書館のツイートを思い出してください。

家族に悩みを話しづらいと悩んでいるのであれば、文部科学省の「24時間こどもSOSダイヤル」や全国に「いのちの電話」という相談窓口があります。

「いのちの電話」は電話相談だけでなく、メールでの相談も可能となっていますので、一人で抱え込むことなく、ぜひご利用していただければと思います。

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爆発事故は日本でもあった。45年前の新聞で比較する日中の経済成長

1970年当時の新聞を振り返ることで、今の日本の姿を検証する作業を長らく続けているという、米国在住の作家・冷泉彰彦さん。45年前の日本は“多くの点で現在の中国と重なる部分がある”と、自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で指摘しています。

日本と中国、45年の時間差

このメルマガでは『フラッシュバック70』というコラムを連載しており、読者の皆さまからご好評をいただいています。毎週、45年前、つまり1970年の「同月同日」に何が起きていたのかを、新聞の縮刷版を見ながら回顧しつつ、45年の現代との比較をするという内容です。縮刷版については、プリンストン大学東洋図書館が所蔵している『朝日新聞縮刷版』を参照しています。

この連載ですが、当初は漠然と2つのテーマを意識していました。一つは、東西冷戦厳しい対立を続けていた時代の国際政治、そして日本の軍事外交がどんなものであったのかを検証することは、現代の国際政治や日本政治を理解する上で参考になるだろうという点です。この点に関しては、例えば今週辺りから45年前の中東情勢は激動の色を濃くしていくわけで、正に「忘れてはならない現代史」の再確認になっていると思います。

もう一つは、いわゆる学生運動左翼カルチャー全盛の時代と現代比較論という狙いです。こちらの方は、いくら学園に理想主義が暴力と混ざった複雑な屈折が溢れていても、その外側では大量消費社会が拡大する中で、良くも悪くも猥雑さと生命力に満ちたエネルギーが充満しており、その落差に面食らう方が大きいと言えましょう。

その一方で、3番目のテーマとして、45年前の「毎日」を追いかけていて感じるのは、当時の日本が「まだマトモ」であったという発見です。ITはほとんど原始的な時代なのに、ホワイトカラーの長時間労働はほとんどなかったり、その一方で黎明期のIT産業に関しては、日本はオフコンで世界を席巻するつもりだったし、多くの「サラリーマン」が、これからの世界は「コンピューター知識」がビジネスの死命を制するんだとして勉強に励んでいました。

そのような「真っ当さ」を日本は、少なくとも日本のメインストリームのエコノミーは、どの時点で喪失もしくは放棄したのか、これは今後70年代の中期から80年代にかけての時代を検証する中で答えを見出していきたいと思っています。

こうした点に加えて、意識せざるを得ないのが中国との比較です。

この1970年の日本を見ていきますと、多くの点で中国の現在と重なってくる部分があることに驚かされるからです。