松本潤、『家康』撮影で“伝説”を作る。差し入れが豪華すぎて初大河のギャラ散財、24日は限定生配信でファン歓喜

6月5日にクランクインした、来年のNHK大河ドラマ『どうする家康』。大河初出演にして初主演となる松本潤(38)の撮影現場での振る舞いが話題になっている。豪華な差し入れだけでなく、スタッフの会議にも参加するなど精力的に活動。ドラマにかける熱の入れようは並々ならぬものがあるようだ。

ギャラは差し入れでなくなる!?太っ腹すぎる松本潤

出演者発表記者会見では番組の食事係を自認し、「ギャラは全部食事に注ぎこむ」と宣言した松本。宣言通り、クランクインには1人5000円分のうな重を出演者・スタッフ全員にプレゼントし、撮影初日でチームの心と胃袋をガッチリ掴んだようだ。

6月16日の女性自身では松本が2人の親しい大河主演経験者から助言を受けていると報じている。

2014年の『軍師官兵衛』主演の岡田准一からは甘いものが重要だとアドバイスされたといい、スイーツの差し入れを勧められ、今年の『鎌倉殿の13人』に主演中の小栗旬からは、差し入れには季節も意識したほうがよいとカレーを勧められたという。

そうしたアドバイスを受けてのうな重の大盤振る舞いとなったようだが、松本の奮闘ぶりは差し入れだけではない。

『どうする家康』では織田信長役での出演が決まっている岡田だが、当初はスケジュールの都合を理由に断っていた。そんな岡田に対し、松本自ら「なぜ引き受けない!」と岡田に直接交渉し、高級ワインをおごるなどして、やっと出演を承諾させたという。

脚本担当・古沢良太と共に、ロケ地である愛知周辺の城めぐりを行い、歴史の専門家と演出家とのリモート会議にも積極的に参加しているという松本。

その上、主人公・徳川家康の生涯を紹介する番組『どうする松本潤?徳川家康の大冒険』にも出演。大河ドラマ放送前には関連の歴史番組が放送されるのは通例だが、主演者本人がメインで出演するのは極めて異例のことだ。

クランクイン前には愛知県大河ドラマ観光推進協議会にも訪問し、大村秀章愛知県知事とも面会。ドラマとしての成功だけでなく、観光を含めプロジェクト全体の成功のために奔走している。

松本の大河ドラマにかける意気込みは並大抵のものではないようだ。

さすが松潤!ファンたちを喜ばせる粋な演出

長年所属グループ「嵐」のライブ演出を手がけてきた松本だが、グループが活動休止してからはその手腕が多方面に広がっている。

昨年末に開催された「Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~」。違うレコード会社に所属する複数のグループの権利関係の壁があり、今までは実現不可能とされていたが、ファンの要望を受けて異例のソフト化を叶え、5月に発売された。

もちろん、活動再開を待ち望む「嵐」ファンへの気配りも忘れていない。

ファンクラブ会員限定の生配信を6月24日に行うことを発表。約1時間というから、ファンたちにはたまらない時間になるだろう。

それに加え、FC会員全員は無料で視聴できるにも関わらず、わざわざリアルのチケットを発行することで、ライブのチケットを購入するワクワク感を味わえる心憎い演出。ネットでは「さすが松本潤、ファンの心が分かっている」と絶賛されている。

活動休止直後はあまりにも表舞台に出てこず、「このまま引退するのでは?」とささやかれていた松本。しかし、そんな心配はどこ吹く風で、これからは精力的に活動する松本の姿を存分に楽しむことができそうだ。

尹政府が怠慢すぎる自国の公共機関にメス。大ナタに震える韓国企業

国の機関であるのをいいことに今まで怠慢を極めていた韓国の公共機関。それにも新政権によってメスが入ることになったそうです。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では韓国在住歴30年を超える日本人著者が、 公共機関への政府の経営評価を紹介。低い等級の機関に対してどんな罰が下されるのかも詳しく解説しています。

公共機関にメス

韓国の公共機関はほぼどこも、怠慢の極致をいっているが、尹政府になってやっとメスが入ることとなった。昨年130の公共機関のうち、韓国鉄道公社(KORAIL)と郵便局物流支援団、韓国海洋交通安全公団の3か所が政府の経営評価で最下位等級のE等級(非常に不十分)を受けた。

企画財政部は、海洋交通安全公団のキム・ギョンソク理事長の解任を建議した。経営評価は良好だったが、約30兆ウォンという歴代最大の赤字が予想される韓国電力公社と9つの子会社の機関長には成果給の返納を勧告した。

(尹政府の)企画財政部は20日、公共機関運営委員会を開きこのような内容を盛り込んだ「2021年度公共機関経営実績評価結果および後続措置案」を審議・議決した。

評価結果によると、落第点に分類されるD等級(不十分)以下の等級を受けた機関は計18機関だった。そのうちD等級は韓国土地住宅公社(LH)、大韓石炭公社、韓国馬事会など15か所だった。特にLHは、農地投機事件の影響で2年連続倫理経営で最下位等級を受けた。

韓国東西発電は唯一、最優秀等級のS等級(卓越)を受けた。S等級は2011年の韓国空港公社以来11年ぶりのこと。企画財政部は「東西発電が災難安全事故予防と倫理経営などで成果を達成し、発電設備の安定的運営など主要事業も高く評価された」と話した。

企画財政部は韓国電力公社(韓電)と9つの子会社を含め、昨年純損失を記録した21の公共機関の機関長と監査、常任理事に成果給自律返却を勧告。

このため、S等級を受けた東西発電も成果給を返さなければならない状況に置かれた。韓電は昨年より1等級下のC等級(普通)を受けた。

韓電は同日、経営陣の成果給を自主的に返上すると発表した。韓電は「現在、財務危機克服と電気料金引き上げ最小化のために韓電チョン・スンイル社長を含む経営陣は2021年経営評価成果給を全額返却する。1職級以上の主要幹部も成果給50%を返却する」と明らかにした。

韓電は石油、石炭など燃料費が急騰した影響などで第1四半期(1~3月)の営業赤字が史上最大規模の7兆7,869億ウォンだった。金融界では今年、韓電の赤字が最大30兆ウォンに達する可能性があると懸念している。

このため落第点に分類されるE等級(非常に不十分)やD等級(不十分)を受けたところは、安全と倫理経営など社会的価値で特に低い点数を得たところだった。

政府は来年の評価からは財務成果の評価比重を高めるなど、尹政府の色を明確に出すことにした。

総務省が求める「通信料と端末料の分離」は利用者の利益なのか?

総務省は、回線契約がない客に端末販売を拒否する例が多くあり、「通信料金と端末代金の分離」を定めた法令に違反するとして、携帯4キャリアと全携協に対して改善を要請しました。しかし、そもそもこの法令自体が利用実態にそぐわず、場合によっては利用者の利益を損なっていると主張するのは、ケータイ/スマートフォンジャーナリストの石川温さんです。今回のメルマガ『石川温の「スマホ業界新聞」』では、スマホがネットワークありきの末端の機器であることを示す“端末”という言葉に注目。周波数などキャリアのネットワークに最適化されたスマホをセットで売るのが現実的であると説明しています。

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総務省が4キャリアと全携協に「不当な端末販売拒否」の改善を要請──そもそも、スマートフォンは完全分離で売れるものなのか

総務省はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル、全国携帯電話販売代理店協会(全携協)に対して、ショップの業務適性確保に向けた措置を要請した。

公開された文書によれば、不当な端末の販売拒否が相変わらず確認されているという。KDDIで3割、NTTドコモで2割、ソフトバンクで1割、さらに楽天モバイルでも2割で電気通信事業法第27条の3に違反する事案が確認されたと言うことだ。

顧客の獲得競争が激化する中で、iPhoneなどの1円販売が横行。転売目当てに購入する人に対しての販売拒否が、結果として、総務省からの要請につながった模様だ。

今週、ケータイWatchにはNTTドコモ・井伊基之社長のインタビューが掲載され「もう一度、回線と端末はセットで売るべき」という提言があった。

総務省は頑なに「完全分離」を貫こうとしているが、そもそも、スマートフォンが自由競争で売られている製品で、回線と分離して売れるものという認識が間違っている。

ケータイやスマートフォンは別名「端末」と言われることがある。本来であれば思いっきり業界用語であり、記事に使うべき言葉ではないはずだったのだが、なぜか端末という言葉が市民権を得てしまった。

改めて「端末」という言葉を調べてみると「ネットワークに接続されたシステムにおいて末端に位置する装置のこと」とある。つまり、ケータイやスマートフォンはネットワークに接続された末端の機器であり、本来であればネットワークの一部として捉えられる。

特にスマートフォンになって、メーカーが独自に作り、オープンマーケットで自由に販売しているため、パソコンと同じような位置づけで見られることがある。しかし、本来であれば、キャリアのネットワークと密接に連携し、動作しているのがスマートフォンなのだ。

日本だと、アップルが自由にiPhoneをアップルストアで売っているため、MacBook Airと同じように見えるのかも知れないが、アップルはキャリアとネットワークの接続に関して、密に連携を取っている。5Gに対応する際は、各キャリアの5Gネットワークでキチンと動き、パフォーマンスを発揮できるよう、入念に開発を進めていた。

NTTドコモにとってみれば、各スマートフォンメーカーに、同社しか所有しないn79に対応してもらわないことには、端末調達もできなくなる。NTTドコモにしてみれば、これまで行ってきたn79の設備投資を生かすにはn79対応のスマートフォンのラインナップ拡充が不可欠と言える。

各キャリアが持つネットワークを最大限生かすには、各キャリアのネットワーク仕様に合ったスマートフォンが必要なのだ。スマートフォンは自由競争で売れるような商品ではない。キャリアのネットワークに最適化される必要があるだけに、回線とセットにして売るのが現実的なのではないだろうか。

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“ドケチ”な経営者が日本をダメにする。給与が上がらない国に待ち受ける悲劇

アメリカのインフレもさることながら、日本でも物価の高騰が続いています。それなのに賃金は上がることもなく、このままでは景気上昇の目処は立たないと思われます。今回のメルマガ『和田秀樹の「テレビでもラジオでも言えないわたしの本音」』では著者で現役医師の和田秀樹さんが、 昔と今を比べ、なぜ日本の不景気は続くのかを分析しています。

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マスコミの忖度とダブルスタンダード

アメリカがものすごいインフレになっている話をテレビ各局が取り上げている。確かにラーメンが3,000円、ビッグマックのセットが1,500円というのは強烈だ。

ただ、求人の時給が25ドルくらいに上がっているので、それほど文句がでていないらしい。いっぽう、日本もかなりの物価高になっているが賃金がさっぱり上がらない。

コメンテータや解説者のエコノミストも会社が儲かっていないからみたいなことでお茶を濁すが、空前の円安でぼろもうけしている会社も賃金を上げないことをまったく触れないし、内部留保が増え続けていることにも触れない。

それどころか年功序列、終身雇用がいまだに続いているから給料を上げられないというわけのわからない理屈まででてくる。

そして多くの中小企業の社長たちもいまだにかなり贅沢な生活をしていることにも触れない。

私の見るところ、今の不景気は金持ちがケチだから起こっている不況だ。昔の経営者は従業員の給料を上げ続けていた。今と比べ物にならないくらい経営者と一般従業員の給与格差は小さかった。

終身雇用、年功序列という安心感もあったので、将来不安もなく、ボーナスという制度もあいまって多少高いものでも買えた。

VHSデッキが本格的に売れた1977年当時、1ドル250円くらいで、アメリカ製のビデオデッキは1,000ドル、日本製は25万円くらいで同じくらいの価格だった。

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当時、アメリカ人の平均所得は日本の倍くらいあったが、日本ではVHSが売れ、アメリカのものは売れなかった。そしてVHSが世界のデファクトスタンダードになった。

「あなたは中国人でしょ?」中国人が日本で遭遇した“さりげない差別”

日本人が抱く外国人へのステレオタイプが、無意識に日常で多くの差別を生んでいます。悪気はなかったとしても、言われた側が傷ついてしまうことは多いようです。中国出身で日本在住の作家として活動する黄文葦さんは、メルマガ『黄文葦の日中楽話』の中で、自身が遭遇した差別について語っています。

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「あなたは中国人でしょう?」 さりげない差別とは

前回のメルマガで、当方が金沢21世紀美術館で遭遇した「事件」について書く予定だと予告した。「事件」と言ったら、ちょっと大騒ぎかもしれない。ただし、確かに、考えさせられたことである。

5月28日の午後、当方は金沢21世紀美術館を訪れた。金沢を訪れたら、必ずと言っていいほど訪れるのが金沢21世紀美術館。この美術館は実にユニークで、モダンでアバンギャルドな、さまざまなカタチの芸術を展示している。

その日、美術館では韓国のアーティストの映像作品の展示が行われていた。「ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ:どこにもない場所のこと」といい、とても新鮮な刺激を受けた。もう一つの「コレクション展 うつわ」も観賞した。

「うつわ」を観賞する時のこと。大きなガラス枠に入った芸術品を鑑賞していると、体がガラスに近づき、指にはめた指輪とガラスカバーがわずかに接触したことに気づかなかった。その時、5メートルほど離れたところにいた中年の女性スタッフが近づいてきて、「あなたの手がガラスに触れて音が出たから、しばらくここにまっていて、確認する必要がある」と真剣な表情で当方に言った。

ちょっと戸惑ったのが、言われたとおりにしてその場で待つことに。しばらくすると、管理職らしき中年の男性が、当方に事情に聴いた後、無表情で「あなたは中国人でしょう?」と言い出した。

この発言には驚いた。指輪がガラスに当たったのは、まったく意図的なものではなく、おそらくは多くの人に起こりうることで、国籍は関係ないように思えたのだろう。当方は、「そうです。中国人出身ですが、なぜこんなことを聞くのですか?」と答えたが、相手は二度と口をきかなかった。

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その間、スタッフがガラスをチェックしていたようで、数分後に「ガラスに問題はないので、もう大丈夫ですよ」と言われた。「ご迷惑をおかけしました」と、当方は謝った後、ほっと一息ついてその場を離れた。しかし、「あなたは中国人でしょう?」という言葉を、私はしばらく考え込んでしまった。

ゼレンスキーを操っているのは誰か?戦争で金を儲ける「代理店」の存在

プロフェショナルによるイメージ戦略により、たやすくコントロールされてしまう我々の意識。商品やサービスのコマーシャルがその最たる例ですが、戦争に関しても、私たちは広告のプロたちにいいように騙されていることは確実なようです。今回のメルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』では著者でジャーナリストの高野孟さんが、湾岸戦争やボスニア・ヘルツェゴビナ紛争で米国の広告代理店が展開したPR作戦を詳しく紹介。たとえ流される情報がフェイクであれ、彼らの「働き」が戦争の行方を左右するという空恐ろしい現実を記しています。

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※本記事は有料メルマガ『高野孟のTHE JOURNAL』2022年6月20日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール高野孟たかのはじめ
1944年東京生まれ。1968年早稲田大学文学部西洋哲学科卒。通信社、広告会社勤務の後、1975年からフリー・ジャーナリストに。同時に内外政経ニュースレター『インサイダー』の創刊に参加。80年に(株)インサイダーを設立し、代表取締役兼編集長に就任。2002年に早稲田大学客員教授に就任。08年に《THE JOURNAL》に改名し、論説主幹に就任。現在は千葉県鴨川市に在住しながら、半農半ジャーナリストとしてとして活動中。

戦争の行方を左右する「広告代理店」のマインドコントロール戦略/ゼレンスキーを操るのは誰か?

戦争にプロパガンダは付き物で、アンヌ・モレリ『戦争プロパガンダ10の法則』(草思社文庫、2015年刊)によるとどちらの側も次のように言いたがる。

▼われわれは戦争をしたくなかった。しかし敵側が一方的に戦争を望んだのだ。

▼(だから)敵の指導者は悪魔のような奴だ(と判るだろう)。

▼われわれは領土や覇権のためではなく、偉大な使命のために戦う。

▼われわれの大義は神聖なもので、これは正義の戦いである。この正義に疑問を投げかける者は裏切り者である。

▼(いや)われわれも意図せざる犠牲を出すことが(少しは)ありますよ。だが敵はわざと残虐行為に及んでいる。卑劣な兵器や戦略を用いている……。

何やら、ごく最近も毎日のように耳にしてきた論法のようにも聞こえるが、これは英国の貴族の家柄でありながら労働党のリーダーになったポンソンビー卿が、第1次大戦中に英政府が行った「あらゆる国民に義憤、恐怖、憎悪を吹き込み、愛国心を煽り、『嘘』を作りあげ、広め」るための戦争プロパガンダの手法を分析して「10の法則」としてまとめたものの要約である。著者のモレリはベルギーの歴史家で、これらの法則が第2次大戦でもその後の戦争でも繰り返されてきた常習パターンであることを後付けている。

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消費税に改憲、日韓関係。参院選で投票先に迷ったら検証すべきポイントは

6月22日に公示され、7月10日に投開票が行われる参院選。その重要性は理解しているものの、どの候補者に投票すべきか迷ってしまうのも事実です。そんな有権者に対して、自分の一票を誰に託すかを見極めるためにチェックすべきポイントを挙げるのは、米国在住作家の冷泉彰彦さん。冷泉さんは自身のメルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』で今回、そのポイント一つ一つについての検証方法を丁寧にレクチャーするとともに、これらをクリアするような人材を政界に送り込めずにいる日本の現状を問題視しています。

※本記事は有料メルマガ『冷泉彰彦のプリンストン通信』2022年6月21日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。

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アメリカから見た日本の参院選、隠された争点とは?

アメリカの政治風土というのは、日本とは大きな違いがあります。まず、大きな違いとしては「政権担当能力のある政党」が、とりあえず2セットあって、国政選挙はそのどちらかを選ぶ政権選択選挙になる、ここが違います。勿論、現在は左右の対立が激しくなって共和党の右にはトランプ派、民主党の左には左派がいて、どちらも「実行不可能」なストーリーを描いたりするので、話は単純ではありません。

また、政策とは関係のない社会価値観、とりわけ銃規制や妊娠中絶などの問題に「自分の名誉」を丸投げしまって大喧嘩をするというのも、アメリカの政治風土の欠点だとも言えます。そうではあるのですが、とりあえず民主党は「民主不義の実験場を目指す」という立場、共和党は「小さな政府と個人の自由」という同じく開拓カルチャーからくる実験場を目指すという点では、対立軸はあります。

その上で、筋の良い政治家であればその対立軸を使って、民主党の政治家であれば「民生と幸福度の向上」に効果のある政策を狙ってくるし、仮に左派であれば環境とか持続可能性、そして格差是正というテーマに突っ込みながらも、実現可能な政策を繰り出してくるわけです。

一方で、共和党の場合はやはり筋のいい政治家であれば、「財政規律による国家存続の確保」だとか「民間活力と自由貿易による経済成長」などを出してくるわけです。色々と問題はあるにしても、実現可能な範囲とその近辺での議論が進みますから、投票行動を決めることは比較的簡単です。

その背景にあるのは、議会において党議拘束がないという点です。とにかく、議員一人一人は選出された選挙区の票を意識しながら、全ての法案に関して自分で賛否を決めます。その結果が、選挙区の民意と離れてしまっては、次の選挙では勝てません。現職でも予備選の対象ですから、党内の刺客に瞬殺されるからです。

ですが、今回の日本の参院選はこの点で非常な難しさがあります。公約だとか、主張の中で浮かび上がってくる話が「具体的な政策論ではない」場合が非常に多いですし、具体的であっても「実現不可能」なことを「実現不可能だとわかって言う」とか「実現不可能と分からずに言う」とか訳ワカラン話の含有率が高すぎるように思います。

そんな中では、政党で選ぶとすれば、唯一実現可能な政策の含有率が高い自民党を選ぶ人が多くなるのは自然だと思います。ただ、自民党の場合は「ジェンダー平等が大嫌いな高齢者のことを無視できない」だとか「中韓の悪口が大好きな有権者の票もチャッカリ欲しい」「みんなで靖国参拝するとか、生活保護受給者を叩くと票になる」とかいうような節操のない政治家が多すぎます。

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金総書記が日本の朝鮮総連に宛てた異例の書簡。その内容とは?

日本で行われた朝鮮総連に金正恩総書記が異例の書簡を送り、話題となっています。今回のメルマガ『宮塚利雄の朝鮮半島ゼミ「中朝国境から朝鮮半島を管見する!」』で、宮塚コリア研究所副代表の宮塚寿美子さんは、なぜ、その書簡の内容が異例なのか、今後どうやっていく可能性があるのかを記しています。

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金正恩氏が総連に対して異例の民団との連携を呼びかけ。民団の反応は?

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)は、2022年5月28日に東京で開催された在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)全体大会に合わせて書簡を送った。

金委員長は、在日本大韓民国民団(民団)などとの「民族団結事業」を強化するよう指示した。北朝鮮の最高指導者が民団に直接言及して朝鮮総連に連携を指示するのは極めて異例なことである。

これに対して、民団の呂健二(ヨ・ゴニ)中央本部団長は、2022年6月10日に以下のような談話文を発表した。

…前略…つまり、北韓のチュチェ思想のもとに民団を引き入れ、共同行動することによって、統一愛国勢力を拡大せよ、という指令である。

ここに本団の名が出てきたのは何故か。2006年に朝総連の考え方に近い人士により本団と朝総連を一体化しようとした「5.17事態」が起こった。同胞社会や日本社会から多くの批判が出て、阻止した経緯がある。昨年以来、嘘と誹謗中傷を繰り返し、本団に混乱をもたらした要因にも留意する必要がある。

本団は、朝総連が北韓の体制と思想に盲従することから早く脱却し、在日同胞のための真の民間組織として再生するよう再三望んできた。体制維持のために朝総連に対し絶対服従を強制するこの書簡が、朝総連の大会で《綱領的》に貫徹することが決議されたことは、時代錯誤も甚だしいものである…省略…。

とし、民団の各組織に「朝鮮総連の策動に扇動されてはならない」と呼び掛けた。

実際に消息筋によると、昨年の中央本部団長選挙に端を発した若手と古参との内紛が続いており、「民団がぐらついている間に朝鮮総連の勢力を広げよという指示ではないか」との見方がある。

このような背景もあり、金委員長は民団の内紛を利用し、分断化させ勢力拡大などの思惑が見え隠れする。

金委員長の「海外同胞」を巡る発言については、2018年6月12日に行われた米朝首脳会談で、金委員長はこの海外同胞について連呼したのが印象的である。ただ、その時は、朝鮮総連だけなのか、民団を含むのかはっきりはしなかった。この点から見ても、今回の金院長の民団への言及は異例である。このことは、北朝鮮の対日政策の変数にもなってくるだろう。

引き続き金委員長の書簡などの言及はもちろん、改めて朝鮮総連と民団の反応も合せて注視していく必要がある。

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宮塚コリア研究所副代表・國學院大學栃木短期大學兼任講師 宮塚寿美子

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さらばInternet Explorer。開発に関わった日本人エンジニアが明かすIE秘話

1995年の初登場から27年の長きに渡り「現役」として働き続け、6月16日にMicrosoftがサポートを終了させたInternet Explorer。1990年代半ばの一時期にその開発の主導権を握っていたのが、世界的エンジニアとして知られる中島聡さんでした。そんな中島さんはメルマガ『週刊 Life is beautiful』で今回、IEの開発秘話を公開。さらに自身が思うところのMicrosoftが犯した「最大の失敗」と、スティーブ・ジョブズが果たした大きな役割を記しています。

プロフィール中島聡なかじま・さとし
ブロガー/起業家/ソフトウェア・エンジニア、工学修士(早稲田大学)/MBA(ワシントン大学)。NTT通信研究所/マイクロソフト日本法人/マイクロソフト本社勤務後、ソフトウェアベンチャーUIEvolution Inc.を米国シアトルで起業。現在は neu.Pen LLCでiPhone/iPadアプリの開発。

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私の目に止まった記事

RIP Internet Explorer: Microsoft’s Legacy Browser Is Now Gone for Good

私が開発に関わった、Internet Explorerがようやくその役割を終えました。私が最後にIEのコードを書いてから25年近く経つので、十分だと思います。

私がInternet Explorerの開発に関わったのは、1995年から1998年で、バージョンで言えば、IE3.0とIE4.0です。

IE2.0までは、Sypglassという会社からライセンスしていたソフトウェアを使っていましたが、IE3.0の際に、HTMLの描画エンジン(含むJavaScriptインタープリタ)以外の部分を私が全面的に書き直しました。

その際に、Microsoft Officeグループと協力して、DocObjectというインターフェイスを使って、描画エンジンを切り離し、IEの中でWord DocumentやExcel Spredsheetを開けるように、さらに同じインターフェイスを使って、<frame>や<iframe>を実装したのがIE3です。

私は当時、まだWindowsグループにいたのですが、すっかりOSの開発には飽きてしまい、知り合いのBen Slivkaがプロジェクトリーダーを勤めるIEチームを「手伝う」という形で関わりながら、いつのまにか主導権を握ってしまいました。

IE3のアーキテクチャのことを知った、元々はデータベース向けのフォームを作っていたチームが、DocObjectインターフェイスさえサポートすれば、IE4の描画エンジンの座を(Spyglassからライセンスしたコードから)奪えるかも知れないと作って来たのが、Tridentという描画エンジンで、それが最終的にはIE4となりました。

IE4の中に、データバインディングという仕組みが入っていたのは、データベースのフォームを作っていた経験から来るものです。

IE4の次には、Windows Explorerとの統合という仕事をしましたが、これは私のプロトタイプからスタートしたものです。WindowsとIEの両方の開発に関わっていた私としては、とても自然な形の進化でしたが、それが最終的には独禁法に引っかかってしまったことは、メディアで放送された通りです。

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今年だけで17回発射。なぜ韓国は北朝鮮のミサイルを無力化する策を練るのか?

今年に入ってから17回もミサイルを発射した北朝鮮。そんな国と接する韓国では現政権でどのような対策が練られているのでしょうか。今回の無料メルマガ『キムチパワー』では、韓国在住歴30年を超える日本人著者が、中央日報を情報元として紹介しています。

盾と矛。韓国の対北朝鮮ミサイル事情

北朝鮮の核・ミサイルが尋常ではない。それに対する韓国側の対応策が中央日報に出ていた。ご紹介したい。

北朝鮮は1月5日を皮切りに、今年に入ってミサイルを17回も発射した。それも大陸間弾道ミサイル(ICBM)、弾道ミサイル、巡航ミサイル、極超音速ミサイルなど多様な種類を発射した。戦術核を開発する目的の第7回核実験を準備しようとする情況もある。

韓国を核・ミサイルで圧迫しようとするのが北朝鮮の野望だ。韓国政府は8日「北朝鮮の核を頭に抱いて生きていくことはできない」とし「3軸体系を中心に、北朝鮮の核・ミサイル脅威を実質的に無力化する対策を(尹錫悦大統領)任期内に講じていく」と明らかにした。

3軸体系は

  1. 北朝鮮が核・ミサイルを発射しようとする時先制的に打撃するキルチェーン(KillChain)
  2. 北朝鮮のミサイルを空中で迎撃する韓国型ミサイル防御(KAMD)
  3. 北朝鮮が核・ミサイルで攻撃すれば、韓国が報復する大量報復報復(KMPR)

で構成されている。

KAMDは3軸体系の心強い後ろ盾だ。キルチェーンやKMPRもKAMDがあってはじめて力を得る。しかし、速いスピードのミサイルを迎撃することは本当に難しい。弾丸に弾丸を当てるほど高度のレベルがいる。

高難度のKAMD技術をどこまで開発し、どのように発展していっているのだろうか。

9~10日、済州国際コンベンションセンターで国防科学研究所(ADD)とカイスト(KAIST)が共同で開いた2022韓国軍事科学技術学会(KIMST=学会長パク・ジョンスン]総合学術大会でKAMDの発展方向について、KAMDの核心技術を研究するADDミサイル研究院が発表した「複合多層ミサイル防御体系発展方向」という特別セッションから調べてみた。

総合学術大会は国内外の関連機関間の学術交流の場としては国内最大規模だ。2,000人以上が済州島の西帰浦(ソグィポ)に集まり、周辺でタクシーを捕まえるのが大変だったほどだ。

矛と盾の対決のように、北朝鮮のミサイルと韓国のミサイル防御は激しく対立している。北朝鮮は液体エンジンと弾道ミサイルから固体エンジンと巡航ミサイル・極超音速ミサイルへと進化を遂げている。

液体エンジンミサイルは発射準備に時間がかかる。しかし、固体エンジンミサイルは即時に撃つことができる。また弾道ミサイルは弾道を描いて飛ぶが、巡航ミサイル・極超音速ミサイルは軌道を予測しにくい。

さらに、北朝鮮は弾道ミサイルに弾着地点の前で少し上に跳ね上がり、再び落ちる「プルアップ(pull-up)機動」を追加した。今月5日、同時多発的に数種類のミサイルを混ぜて発射する方法もこれ見よがしに見せてくれた。いずれも韓国のミサイル防衛を避けようとする手段だ。

それなら、韓国はどのように対応すべきか。迎撃の機会を増やす多層防御システムが正解だ。第1段階で迎撃できなくても、次の段階で捕まえる機会があるからだ。機会が多ければ多いほど迎撃の可能性は高くなる。