「本当に日本は平和だな」米NYタイムズは日本の何を皮肉ったのか?

株価は史上最高値を更新したものの庶民にとって好景気の実感はなく、政治に目をやれば裏金問題などで政権への不信が高まるばかりの日本。そんな我が国の姿は、海外のメディアにどのように映っているのでしょうか。今回のメルマガ『在米14年&海外販路コンサルタント・大澤裕の『なぜか日本で報道されない海外の怖い報道』ポイント解説』では著者の大澤さんが、ニューヨークタイムズが日本を取り上げた記事を翻訳して紹介。さらに同紙の「日本への皮肉」とも取れる箇所に注目しています。

ニューヨークタイムズが見る日本

GDPでドイツにも抜かれて4位になった日本、世界はどう見ているのでしょうか?

紹介するのはニューヨークタイムズ2024年2月29日の記事の抜粋要約です。

悪いニュースが良いニュースとなる日本へようこそ

 

数十年間も成長しなかった経済は今も不況に陥っている。

 

人口は減少を続け昨年の出生数は頭打ちとなった。政治はスキャンダルにまみれ不人気になっても、ひとつの政党が政権を掌握し凍りついている。

 

しかし心配はいらない。ここは日本だ。

 

周りを見てみよう。日本には、ゴミの山、穴ぼこ、ピケの列など、社会的不和の兆候はほとんどない。この国は驚くほど安定し団結している。

 

「しょうがない」は国民的な口癖のようなものだ。

 

人々が平然としている理由は簡単だ。失業率は低く、電車は定刻通りに運行し、春には桜が咲く。観光客は神社や商店街に殺到し、株式市場は史上最高値を更新している。

 

多少のインフレがあっても、一杯のラーメンが7ドル以下、定食が12ドル程度で食べられる。東京でも住宅は一般的に手頃で、誰もが国民健康保険に加入している。

 

犯罪も少ない。2022年、日本全土で銃による殺傷事件はわずか3件だった。レストランで携帯電話を忘れても、戻ってきたらそこにある可能性が高い。

解説

とくに最後の安全性については本当に特筆すべきレベルです。

米国においてはディズニーランドの中でしかない安心感と清潔感が日本全体にあります。

このような感覚は世界中にありません。

しかしながら、多くの日本人が認識しているように問題もあります。

それでも、日本の平穏な表面の下には、多くの根強い問題が残っている。

 

その激しい労働文化と社会的プレッシャーにより、国連の年次報告書によれば、日本は先進国の中で最も不幸な国のひとつであり、自殺は大きな懸念事項である。

 

男女不平等は根深く、変化が遅れており、ひとり親世帯の貧困率は裕福な国の中で最も高い。農村部は急速に空洞化し、高齢化によって年金や介護の負担はますます増えるだろう。

 

来年、日本では5人に1人近くが75歳以上となる。移民の受け入れに苦労している日本では、労働力不足がますます露呈することになる。

この記事の著者・大澤裕さんのメルマガ

日経平均4万円は序章、令和バブルに乗り遅れるな?「いま株を買わない奴はバカ」の声も…株高で儲けた人、損した人まとめ

4日午前、日経平均株価がついに4万円台を突破、取引時間中の史上最高値を更新した。これに林芳正官房長官は同日の記者会見で「日本経済の変革に向けた取り組みに対して、マーケット関係者を含めて、ポジティブな評価があることは大変心強く思っている」と発言。終値も4万0109円23銭となり、史上初の4万円台に。この「バブル超え」にネット上はお祭り状態となっている。

《このタイミングで株買わないやつはバカ》

《いつ買うか?今でしょ!ていうか今しかないでしょ!!》

《なんで株買わないっていう選択肢考える?》

《令和バブルというビッグウェーブに乗るしかない》

《バブルの夢よもう一度》

その一方で冷静な声が上がっているのもまた事実だ。

《勢いに乗って株買っちゃって外国勢が逃げて株価下落で大損なんて危険もある》

《景気の良さによる株高じゃないから平成のバブルよりも危ない臭いがするんだよな》

《軽い気持ちで手を出す人も多いみたいけど元本割れのリスクは理解してるんだろうか》

それではこの株高この先もまだ続くのだろうか。株式に詳しい40代の男性ネットメディア編集者にそんな素朴な疑問をぶつけてみた。

「専門家によっては、日経平均は6万円になる、いや10万円まで上がると主張している方もいます。それぞれ説得力のある解説をしていますが、私個人は月並みですけど『予想は難しい』と答えるしかないです(苦笑)」

確かに「日経平均は8万円が妥当」という見立てを語っている投資のプロもいる。

干支にちなんだ相場格言のひとつに「辰巳天井」、すなわち辰年巳年は高値をつけるという言葉があるが、今年は辰年。格言どおりとなれば「高値」となるはずである。

株高で儲けた人、損した人

お祭り状態となっているネット上には、実際に「儲けた人」が景気の良いエピソードをポストしている。まずは「濡れ手に粟」系だ。

《放置してたら午前中だけで200万のプラス。不労所得の極地》

儲けでこんな買い物をした向きもいる。

《嫁さん用にスバルのレヴォーグ買ってやったわ。国産車で安全性能トップやからね》

FIREに踏み切ったというこんな投稿も。

《まだ上がるって話もあるけど自分はここで売るわ。ケチだ何だと言われてたけど、仕事辞めて暮らしていけるからお前らざまあ見ろと》

自身は株に無縁だが、思わぬ恩恵を被っている人もいるようだ。

《隠れ家的なバーの常連さんが株で儲けたからって1本5万円以上するワインを来るたび頼んでくれる。しかも日に数本。経営者としては大変ありがたい話》

平成バブルを経験した世代にも大儲け組はいる。

《億り人には届いていないが高級車1台分くらいは行った。(中略)バブルの時はタクシーを万札持って止めてたけど今なら何になるんだろう。これから楽しみだ》

では今回の株高で、どんな人が“損”をしているのだろうか。まずは「買おうと思っていたのに置いていかれた人」だ。

《一旦下がったら株買おうと思ってたんだけど上がる上がる。タイミング逃してある意味損した》

「投資とは無縁の人」も損をした部類に入ると言ってもいいだろう。

《そもそも株そのものが理解できてない。怖いイメージしかないから手なんて出せない。そんな話したら「お前は損してる」って知り合いに言われたけど本当にそうなのか?》

こんな「恨み節的ポスト」もある。

《こっちは時給1,200円でにコンビニで働いているのにネットに株で大儲けしたって書き込みがたくさん。真面目にやってたのに損した気分》

実質的な損失はないものの、これだけ株高に湧く世間の声が耳に入ってくれば、損をした気分になるのも当然か。当稿の筆者も完全なる「損組」である。

「女性の眉」はどうなる?

前出の男性ネットメディア編集者は、こうも話していた。

「“女性の眉が太い時代は株高になる”とよく言われています。実際に近年は太眉傾向でした」

そうなると気になるのが今後の「女性の眉」のトレンドだ。

さっそく調べてみたところ、とある記事に「ずっと“太め・強め”だったのがここへきて真逆の方向に」とある。

【関連】2024年 眉トレンド

とは言え女性の眉と株価の関係はあくまで「理論的根拠のない経験則」であることを強調しておこう。

明日の日経平均は、いったいいくらまで上がるのか? しばらく日本株から目が離せないようだ。

13歳のために書かれた「エネルギーの教養本」が大人もタメになる!

私たちが生活するうえで当たり前のように使っているエネルギー。それを若い世代にもわかりやすく紹介する一冊を無料メルマガ『毎日3分読書革命!土井英司のビジネスブックマラソン』の著者である土井英司さんが今回紹介しています。若い世代だけでなく、ビジネスパーソンも必読だそうですよ。

【大人も子どもも読みたいエネルギーの教養本】⇒『13歳からのエネルギーを知る旅』

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13歳からのエネルギーを知る旅

関口美奈・著 KADOKAWA

こんにちは、土井英司です。

本日ご紹介する一冊は、エネルギー・エバンジェリストを名乗る著者が、若い世代に向け、ストーリー形式でエネルギーの教養を語った一冊。

著者の関口美奈さんは、テキサス州立大学アーリントン校大学院にてMBAを取得後、アーサーアンダーセン会計事務所ダラス事務所に入所。帰国後は、アーサーアンダーセン会計事務所東京事務所(現KPMGあずさ監査法人)にてエネルギー・インフラ関連のM&Aを多数手掛け、2012年からKPMGジャパンでエネルギー・インフラストラクチャーセクター統括責任者、2013年からはアジア・パシフィックのエネルギーセクター統括責任者を兼務した人物です。

現在は独立し、「13歳以上の全ての日本国民のエネルギーリテラシーを上げる!」を目標に、講演活動をしているそうです。

本書は、そんな著者が書いた、じつにわかりやすいエネルギーの入門書。

中学1年生のカイト、モコ、ラミの前に、日本人の母とスペイン人の父を持つ旅人エナジーが現れ、エネルギーの基本を解説するという、受験マンガのような無理な設定ですが、内容は充実しています。

人類がエネルギーを利用してきた歴史と、エネルギーの基礎知識、世界のエネルギー分布とそれを取り巻く情勢など、社会人の必須教養がまとめられています。

わが国のエネルギー事情や再生エネルギーの現状、今後のエネルギー活用の方向性などが書かれており、投資・ビジネスの視点で見ても有用です。

本書で基礎知識を叩き込めば、日経新聞の記事がもっとよくわかるようになること、請け合いです。

エネルギーやその周辺ビジネスに投資している方は、ぜひ読んでおくといいでしょう。

貴方の常識は若い子に通じない。世代間コミュニケーションをとる方法

固定電話の使い方を知っていますか?と40代以上の人に聞いたら「馬鹿にしているのか!」と怒られるかもしれません。しかし、今の若い世代は固定電話に接することが少なく、社会人になってから初めて使うという場合も珍しくないのです。今回、無料メルマガ『販売力向上講座メールマガジン』の著者で接客販売コンサルタント&トレーナーの坂本りゅういちさんが、そういった世代の差による常識の違いについて語っています。

コミュニケーションの矢印

あなたの自宅に固定電話はありますか?

持っている人もたくさんいるでしょうが、若い世代で一人暮らしをしていて自宅に固定電話を持っているという人はほぼいません。

2021年時点の調査によると、全世帯での固定電話保有状況は66.5%。

これが20代になると9.5%になります。

10人に1人以下の割合でしか固定電話を持っていないわけです。(ちなみに30代でも15.5%です)

一応我が家にも仕事のためにと固定電話をひいてはいるのですが、かかってくるのはほぼ迷惑な営業電話ばかり。

結局仕事の話はスマホで済ませるので、あっても意味ないなーと思っています。

さて、こうなってくると何が起こるかといえば、固定電話の使い方を知らない人がどんどん出てくるということです。

ここ最近、時期的に新入社員研修の話をする機会がかなり増えているのですが、そこでもやっぱり電話についての話題が上がってくることがあります。

なぜ上がってくるかというと、『保留の仕方を知らない人』がいるからです。

ショップにはたいてい固定電話があり、それを使ってお客様とやり取りをします。

しかし固定電話が自宅になく、普段使うこともほとんどない世代にとっては、固定電話の使い方なんてまずわかりません。

内線と外線の違いもよくわからない人も少なくありませんし、保留をせずに電話口を手で押さえたまま会話をしてしまっているのがお客様に聞こえてしまい、クレームになるなんてことも毎年のように耳にします。

固定電話が当たり前の世代からすると、「保留もわかってないなんて」と思うかもしれませんが、固定電話が無いのが当たり前の世代にとっては、固定電話の保留なんて知らなくて当然のことなんです。
(スマホでも保留はできるんですが、使っている人はほとんどいませんよね)

こういうことって教える側がある程度理解をしていないと、いざ新人スタッフが電話を取った時に痛い目を見ます。

後になって「なんで保留にしないの!」なんて叱ったとしても、「保留なんて知りません」となる。

そうなってから嘆いてももう遅いのです。

同じ「党内孤立」でも石破茂とはちょっと違う。政治家・石橋湛山の“人となり”

各メディアの調査で、次期首相候補として国民から最も支持を受けるのが自民党の石破茂氏です。以前掲載した記事「人気トップの石破茂氏を疎外。国民が自民党を見放した方がいい理由」で、石破氏と対談し決起を促したと明かした評論家の佐高信さん。今回のメルマガ『佐高信の筆刀両断』では、そんな石破氏も尊敬しているという石橋湛山元首相の言動を紹介。自由主義者ではあっても吉田茂元首相のような反共主義者ではなく、党内で孤立していても独りで走り始める「改革者」だったと、石破氏に対して決起を再度求めるかのように伝えています。

単騎出陣の石橋湛山

石破茂と『ZAITEN』3月号で対談して決起を呼びかけた時、彼は「情けあるなら今月今宵、一夜明ければ皆が来る」か、と言った。

情けはこの場合むしろ志と表現した方がいいだろう。状況を切り拓こうとして立ち上がった時に志のある者は危険を冒して行を共にする。大勢が決まったら、みんな同調して雪崩れを打つといった意味である。自民党の「常識」に逆らって、社会の「常識」を主張している石破の孤独感が伝わってくる述懐だった。

石破も尊敬するという石橋湛山は単騎出陣型の政治家だった。とにかく独りで走り始める。いや、独りでも走り始める。同調する者を当てにして、じっと待っていたりはしないのである。改革者という者はそういう者であり、いまの自民党に必要なのは「改革者」というより「解体者」である。

いまから、およそ半世紀前に『自民党解体論』を出した田中秀征は『日本リベラルと石橋湛山』(講談社)の冒頭に、1945年8月15日正午に終戦の天皇の放送があった後、午後3時に湛山が「新しい日本の前途は、実に洋々たるものがあります」と語った、と書いている。

湛山は秋田県横手市に疎開して、そこに東洋経済新報社の支局を置いていたが、集まった人たちを前に、明るく元気にこう述べたという。そして、聴衆を唖然とさせた。敗戦にうちひしがれている多くの国民と違って、天皇制ファシズムと誰よりも激しく闘った湛山は、これからは再建だと思っていたのだろう。

湛山の孫弟子を自任する秀征は「湛山は戦争に最大限の警鐘を鳴らしたが、反戦活動をしたわけではない」と書いている。「早く戦争が終わればいい」とは思っていたが、「負ければいい」とは思っていなかった。それで次男の和彦が戦死した時、その追悼の席で、「私はかねて自由主義者である為に軍部及び其の一味から迫害を受け、東洋経済新報も常に風前の灯の如き危険にさらされている。併しその私が今や一人の愛児を軍隊に捧げて殺した。私は自由主義者であるが、国家に対する反逆者ではないからである」と述べた。

日清、日露と戦争に勝った不幸ということを考えている私とは少なからず違うが、湛山と吉田茂の違いを指摘した秀征の次の比較が興味深かった。「湛山は社会主義や共産主義に対する偏見がなかったから、社会主義者に対して吉田は頑迷と言えるほどの反共主義者であったから、同じく自由主義者といっても、そこには間口の広さにかなりの隔たりもあった」

吉田学校の優等生の佐藤栄作の派閥を福田赳夫が引き継ぎ、そして、岸信介の孫の安倍晋三が率いた清和会につながった。その安倍派が反共ということで統一教会と結びつき、現在の腐敗状況をもたらした。

この記事の著者・佐高信さんのメルマガ

image by: 首相官邸

あまりにも強気なプーチン。露が突きつけるウクライナ戦争「停戦」の恐ろしい条件

2月29日にモスクワで行った年次教書演説で、ウクライナへの侵略継続を表明したプーチン大統領。戦況はロシアに傾き始めているとも報じられ、西側諸国は支援疲れを隠せない状況となっています。今回のメルマガ『最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』』では元国連紛争調停官の島田久仁彦さんが、ロシア軍の攻撃にさらされ続けるウクライナ国内の悲惨というほかない現状と、プーチン氏が突きつける「停戦の条件」を紹介。さらに自身のもとに集まってくるさまざまな情報や分析を総合して抱いた「率直な感情」を記しています。

拡大するロシアの脅威と爆発寸前の中東。“2つの戦争”が分断する世界

反転攻勢が行われている間に、実はロシアは態勢を立て直し、今年に入ってから一気に兵力と軍事力そして弾薬数の差にものを言わせてウクライナ国内における支配地域を拡大し始めています。

欧米メディアが挙って取り上げたブチャの虐殺“疑惑”ほどセンセーショナルな取り扱いはされませんが、現在のロシアによる再侵攻により、街はことごとく破壊され、インフラは修復不能の状態に陥り、仮に何らかの形でこの戦争が終わったとしても、ウクライナが国家として成立し、日常生活を取り戻すことはもう敵わないのではないかと思わせるほどの破壊です。

そしてそれは“もの”だけではなく、人の生命も破壊され始めているとの報告を多く受けるようになってきました。2年以上鳴りやまない空襲警報と突然やってくるロシアの精密誘導爆弾がもたらす破壊を前に、ウクライナ市民の健気な精神も崩壊し始めているとの分析も多数あります。

そして60年代・70年代のハンガリーやポーランド、ルーマニアのように「ロシア(ソ連)に抵抗を続けていればきっとアメリカも欧州も助けに来てくれる」という望みも、実質的に何もしてくれず、最近においては見捨てはじめた欧米諸国の姿勢を見て、これ以上ない孤独と絶望を感じ始めているという分析も聞くようになってきました。

「もっと頑張ればきっとロシアの企てを挫き、再び自国を取り戻し、平和の下、暮らせる日が来る」と言って国民を鼓舞し続けてきたゼレンスキー大統領の神通力はかなり衰え、今は戦場を放棄して全世界に支援拡大と継続の行脚の旅に対して、ウクライナ人の心が離れ始めてきているようです。

そして中には「もしかしたら、ゼレンスキーも自身の保身と権力の維持のために、勝てない戦争を、国民の多大な犠牲のもとに続けているのではないか」と言い出す勢力が拡大しはじめています。

「戦争を続けているから」と3月に予定されていた大統領選も、昨年末に行われるはずだった議会選も無期延期を宣言したゼレンスキー大統領ですが、冷静に物事を分析し始めたウクライナ人の中では「このままでは私たちが権利として選んだリーダーではないものが私たちの生命と運命を握るという事態を許すことになる」という声が上がり始め、「せめて信任投票でも行うべきではないか」という意見が増えてきていると聞きます。

国内および前線での士気が下がり始め、そしてリーダーの正統性にまで言及されるようになってきている状況は、これが本当であるとすれば、かなり末期的な状況であり、ウクライナがロシアの勢いが増すにつれて完全に蹂躙されてしまう状況に陥ることを意味します。

この記事の著者・島田久仁彦さんのメルマガ

大谷翔平“結婚前夜”に記者が感じていた異変。噂の美人彼女は大谷宅に「遠征中も出入り」!?…報道合戦は今がシーズン開幕だ

いまや世界中が気になってしかたない“大谷翔平の心を射止めた新妻の名前”。「大谷嫁って現地でよく目撃されてた女性?」「いやいや奥さんは元バスケ選手の美人らしいぞ」「バレーボール選手じゃなくて?」など、様々な情報が錯綜しています。電撃的に結婚を発表した大谷選手は、「両親族を含め無許可での取材」を控えるよう要請する一方、ドジャースのキャンプ地で報道陣の囲み取材に応じ「出会ったのは3~4年前、いたって普通の日本人女性」と説明。ただ、アメリカ現地では早くも「大谷選手と大谷夫人」のツーショット写真を狙うパパラッチが動き始めており、「野球に集中したい、そっとしておいてほしい」という願いを叶えるのは難しいかもしれません。芸能記者歴30年のベテランジャーナリスト・芋澤貞雄さんが解説します。

芸能記者も衝撃を受けた大谷翔平「電撃結婚」のウラ事情

大谷翔平の、Leap yearの日本時間閏日の結婚発表には本当に驚かされました。

大昔、ロサンゼルス市内『オークウッド・アパートメント』(ウィルシャー&バーモント通り)でルーム・メイトだった米国人の友人も「相手は女優? モデル? アスリート?」と、20数年ぶりに懐かしい声を聞かせてくれました。

いまや『Shohei Ohtani』は世界的なブランドであることの何よりの証明でしょう。

「今更、都合のいい事を…」と言われればその通りなのですが、芸能記者の嗅覚で、大谷の異変は昨年暮れくらいから何となく感じていました。

きっかけは結婚発表のインスタグラム画面右下にもチョコンと登場した“デコピン”でした。

寝る時間を惜しんで練習に明け暮れる程ストイックな大谷が、2023年MVP受賞時の晴れ舞台に愛犬と登場した違和感が、私の胸の奥ではずうっとモヤモヤとしていたのです。

MLBの遠征ともなればそう簡単には自宅に帰れるスケジュールではありません。

昨年9月に右ひじを手術して在宅リハビリの時間が長くなった影響もあるのかもしれませんが、生き物を飼うなど、自分以外できちんと面倒をみられる存在がいないとなかなか踏み切れない事でしょう。

まぁ口の固いハウスキーパーさんとか、通訳・水原一平氏の奥さんとかも考えられますが、大谷の陰にいる“自分以外で愛犬の世話をする誰か”の存在が、私の中ではずぅっと気になっていたのです。

大谷はどんな女性と結婚したのか?過去の有力情報を振り返ると…

私に大谷のカノジョ情報が飛び込んできたのは、今から数年前のことでした。

ハリウッドでブラッド・ピットやテイラー・スイフトら一流アーティストの私生活を追う現地のパパラッチから「この写真に写っている日本人女性の正体を教えて欲しい」と連絡が入ったのです。

写真を撮ったはいいものの、その女性が誰なのか、ハリウッド・パパラッチには知り得る限界があるのでしょう、私に助け舟を求めたのです。

そこには水原通訳やスタッフたちと親し気に話をしているような日本人らしき女性の姿がしっかりと写っていました。

ただ芸能人やアスリートならいざ知らず、初めて目にする若い日本人らしき女性の素性を私がわかるわけもなく「家族や芸能人、有名アスリートではないことはわかるけれど…」と答えることしかできませんでした。

現地日本人コミュニティで何度も目撃されていた「大谷の彼女」

パパラッチによると、大谷が遠征中でも自宅を出入りできる女性だとか…。

この女性の存在はカリフォルニア州アーバイン界隈の日本人ソサエティでもちょっとした噂になっていました。

アーバインのカルバー・ドライブにある日本食品専門のスーパーマーケット『M』でも、噂の女性が定期的に買い物に来る姿が度々目撃されていたのです。

アーバインは日本人が比較的多く住むエリアです、これまで一切の熱愛報道がない大谷にカノジョがいるらしい…なんて噂は広まらないわけがないでしょう。

当時、このスーパーのスタッフに話を聞いたところ「何度か見かければ軽い挨拶ぐらいはするけど、Shoheiの彼女?なんて聞けるわけはありませんよ」と分かり易い答えが返ってきたのを憶えています。

また、これは又聞きになりますが、1年前くらいにコスタメサ・ブリストルにある日本食レストランで大谷と水原通訳と女性2人…計4名での会食が日本人に目撃されていたそうです。

何かのイベントを兼ねた食事会のようで、打ち解けたなかにも少しの緊張感を感じる空気が流れていた気がしたと、見かけた人が話をしていたといいます。

現地パパラッチは「襟を正して」大谷夫人とのツーショットを狙う

スポーツキャスターだの、ジャパンを付けた元バレーボール選手、女性アナウンサーと交際を報道され、最近ではWBCの日本代表、ラーズ・ヌートバー選手のお姉さんとまで熱愛を盛り上げられた大谷が、きちんと自分の言葉で正式に結婚を発表しました。

日本中…いえ、世界中が祝福のコメントで溢れるなか、襟を正してこれから真剣勝負に挑むのは現地のパパラッチたちでしょう。

前述したカルバー・ドライブの『M』、コスタメサのレストラン『H』…私生活は穏やかに過ごしたいという大谷とは裏腹に、パパラッチたちの狙いはただ1つ…“大谷夫人”や夫婦のツーショットをキャッチすることです。

【関連】大谷翔平、電撃結婚のお相手はバスケ美人?インスタ削除&昨年現役引退、動画映り込み酷似で本人確定か

ちなみに私に写真を見てほしいと言ってきたパパラッチは、「デコピンの写真を胸に、ニューポート界隈のドッグパークに行ってみるよ…」と言っていましたが…。

プロフィール:芋澤貞雄

1956年、北海道生まれ。米国でテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌などで30年以上、芸能を中心に取材。代表的スクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在も幅広く取材を続ける。https://twitter.com/ImozawaSadao

記事提供:芸能ジャーナリスト・芋澤貞雄の「本日モ反省ノ色ナシ」

image by:駐日米国大使 公式X

エコキュートと健康被害の不都合な事実。近所迷惑で済まぬ「低周波騒音公害」に苦しむ人々は原発の犠牲者だった

格安な深夜帯電力を利用してお湯を沸かすことができ、災害時には数百リットルの水備蓄にもなるというフレコミの「エコキュート」。オール電化住宅の増加に加え、プロパンガス代替手段としても広く普及していますが、そんなエコキュートが原因と思われる「健康被害」の存在をご存じでしょうか。被害者が訴える症状は、耳鳴り、吐き気など切実なものばかり。最近では、電気代高騰や電力会社の深夜プラン廃止によりコスト面のメリットが薄れ、あえて昼間にお湯を沸き上げる「12時間ずらし」の裏技も流行っていますが、そもそもなぜエコキュートは「人々が寝静まる真夜中にヒートポンプを動かし、冷え切った空気から熱を取り出す」という非効率的な仕組みになっているのでしょう?メルマガ『田中優の‘持続する志’(有料・活動支援版)』著者で「未来バンク事業組合」理事長を務める環境活動家の田中優さんが詳しく解説します。

プロフィール:田中優(たなか ゆう)
「未来バンク事業組合」理事長、「日本国際ボランティアセンター」理事、「ap bank」監事、「一般社団 天然住宅」共同代表。横浜市立大学、恵泉女学園大学の非常勤講師。著書(共著含む)に『未来のあたりまえシリーズ1ー電気は自給があたりまえ オフグリッドで原発のいらない暮らしへー』(合同出版)『放射能下の日本で暮らすには?』(筑摩書房)『子どもたちの未来を創るエネルギー』『地宝論』(子どもの未来社)ほか多数。

氷山の一角か?知られざる「エコキュートの健康被害」

キュートという言葉は「可愛い」という意味だ。だからあちこちに使われるが「エコキュート」という言葉ほど厚かましい言葉はないと思う。

どんな被害があるのか、ある方から相談があったので、そのお手紙から紹介してみたい。以下、引用する。

■耳鳴り、吐き気…「低周波振動」被害者の切実な訴え(手紙より引用)

お隣の家が、私の家の庭越しに、大手メーカー製の「エコキュート」を設置しました。1~2年前のことです。

エコキュートは、空気熱を交換し冷却圧縮して高温化しお湯を作るために、ヒートポンプの装置を作動させますが、その際に発生していると思われる波長の長い低周波振動(モーターの機械的な音や、それによる振動の可能性もあり)が、私の自宅のガルバリウム鋼板や高断熱気密壁を貫通して、室内にまで及んでくる状況になりました。

昼間の活動時には気付けないような微細な振動が、床や柱など自宅全体に伝わり、肉眼では感知できないほど軽微な揺れを家全体に与えているようで(何ヶ月にも渡って身をもって検証してきたので99%間違いありません)、その影響による「耳鳴り」や「息切れ」「胸部の圧迫感」「動悸」といった体調不良に悩まされています。

とりわけ2階が酷い状態です。寝室では眠れないので書斎や納戸でも寝てみましたが、発信源から遠いはずの納戸のほうが振動が大きいのです。

夜間を中心に、1日何回かのサイクルで運転される際の「ゴォ」ないし「ウォン」という、家全体を覆うようなうなり音が始まると、とたんに前記の症状があらわれてきます。昨年4月にこれが原因で発症したと思われる「耳鳴り」が大きくなるのです。

就寝時は床や布団ごしに、微細な振動が背面や臀部に伝わってきて、手足が痺れ、その振動の細かい震えが胴部・腹部・胸部にも伝わり、体全体が低周波の振動と共振するような感じになり、体内が無数の粒子で撹拌されているような「吐き気を伴う不快感」を覚えます。

このことに気づく以前は、寝室で横になると何となく床が揺れているように感じていたのですが、自身の勘違いか小さな地震ではないかくらいで済ませていました。ただ、「耳鳴り」が発症した後の6月頃、神経が過敏になっていたこともあって、お隣の空調の振動が空気孔を通して「カラカラッ」という感じで伝わってきていることや、空調の外口部が発する空気の出入りによる「耳障りな騒音」に気づきました。

それでも、夏秋と我慢して何とかやり過ごしたのですが、去年の年末ぐらいに、本格的に寒くなりエコキュートの運転が強まると、急に今まで経験したことがないような体調不良に陥りました。

おそらく、隣家にエコキュートが設置されて以来、気づかずに騒音を浴び続け、知らないうちにダメージが蓄積され、細胞レベルで蝕まれたものが自覚症状として表面化しているのではないかと思います。

事の深刻さに気づいたのはここ1週間ぐらいで、その間エコキュートが製造物責任を問う訴訟になっていることや、低周波が家を揺るがすようなエネルギーを持っていること、波長が長い分遠いところまでその影響が及ぶことなどを知りました。

すでに横浜市の大気音環境課に問い合わせ、振動計や低周波音計を借りて数値を測定したり、区役所の無料弁護士相談もしてみましたが、もはやそんなことでは埒が明かない状態に至っています。現に今も振動が足元から伝わってきて、胸の圧迫感を感じつつ書いています。

こうした低周波の害や悪影響は、一般的には社会的に認知されていないようです。ほとんどの人は、私自身がつい最近までそうであったように、身の回りにそうした通常の感覚活動では感知できない危険が潜んでいるとは気づかないで過ごしているためもあってか、人体への影響を体感していないようです。もしくは体質によって、体感する人としない人がいるようです。

そのため、低周波を体感した人が、いくらその苦痛や辛さや不快感を訴えても、「気のせいか何かの体の病気」「精神の病による妄想」ということで片付けられてしまい、泣き寝入りで終わってしまうようです。たとえ訴訟に持ち込んでも、他の給湯器に交換するなどの和解に持ち込むのがせいぜいで、メーカー及び関連業者は、私のような苦情のほとんどを、ごくごく例外的な過敏症か統合的失調症として実際に処理しているようです。

今の段階では、私もそう見なされてしまうでしょう。現に製造メーカーに問い合わせても取り扱ってもらえませんでした。

ですが今の私にとっては、本当に病気になってしまうか命の危険を感じるほどに差し迫った問題であることを、何卒理解していただきたく存じます。今日、低周波音計で発生源である空調付近を計測してみたところ、国が設定する環境基準において、「心身に係る苦情としての扱いが可能な参照値を満たしている」ことが確認できましたので、今取れる対応手段として、総務省の公害等調整委員会の公害相談ダイヤルに訴えるつもりでいます――

「低周波騒音公害」が社会的に軽視される理由

引用は以上だ。(※編註:文意が変わらない範囲で内容を一部編集しました)

この方の言っている状態は、全世界的に起きている「低周波騒音公害」とほぼ一致している。実際に私が区役所に勤めていた時に、公害対策課で見聞きした低周波騒音問題とそっくりだ。

その原因はおそらく、私が現場で見聞きしたモノでいうと、大きな室外機のようなものによる空気振動が多かった。

なぜ「そのせいだ」と明言しないかというと、「低周波騒音」は「距離減衰」しにくいため、距離を離れても騒音のデシベル値が落ちにくいので、近づくことでこれが原因と特定するのが難しいためだ。

たとえば、役所への苦情が多かったカラオケ騒音なら、「距離減衰」するので敷地境界と騒音源との数値の差で示すことができるのに、「距離減衰」しない低周波騒音ではそれができない。

しかもこれに共振現象が加わる。要は弦楽器に音が当たると弦が共振して鳴る。それと同じで、離れていても同じ振動の特性を持つ音は、同じ周波数の弦音と強振するのだ。

特に低周波のものは耳に聞くことのできる「可聴周波数」より下になることも多く、耳に聞こえない音であることもあるし、人によって聞こえる、聞こえないという個体差も出ることになるのだ。

4万円に向かう日経平均株価の「リスク回避指数」を公開。ファンダメンタルズとの乖離をデータで見える化する

3月1日の日経平均株価は大幅反発。終値は前日比744円高の3万9910円となり、3日ぶりに史上最高値を更新しました。夜間の日経平均先物(期近)も堅調に推移し4万190円で取引を終了しており、3月8日寄り付きのメジャーSQは大台4万円や4万1000円の節目をめぐる攻防になるとの見方も。今回は、年初からここまで押し目らしい押し目をほとんどつけず、7000円幅の急騰を見せた日経平均株価の“現在地”について、無料メルマガ『投資の視点』著者の日暮昭さんが独自の「リスク回避指数」を使って解説します。

筆者プロフィール日暮昭
日本経済新聞社でデータベースに基づく証券分析サービスの開発に従事。ポートフォリオ分析システム、各種の日経株価指数、年金評価サービスの開発を担当。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。統計を用いた客観的な投資判断のための市場・銘柄分析を得意とする。

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─ 日経平均史上最高値更新をファンダメンタルズで評価 ─

日経平均はファンダメンタルズからかい離

株式相場は今年初からの急騰で日経平均は2月22日に3万9,098円をつけ、1989年末の3万8,915円以来の史上最高値を34年ぶりに更新しました。

市場関係者の間では、「相場はこの最高値更新を機に新しい世界が開けた!一気にもう一段高に進むぞ。」という勇ましい見方がある一方、「この最高値更新はバブルとはいかないまでも年初来の急騰の一つの区切りであり、ここで相場は一服あるいは調整局面に入る。」という慎重な見方もあるようです。

今回はこうした見方の違いに客観的な判断をするための材料として、“相場はいずれファンダメンタルズに戻る”という株式市場の原則に則って相場変動の評価を行います。まず、相場とファンダメンタルズとのかい離の実際を見てみましょう

下の図は日経平均と、ファンダメンタルズに基づく日経平均の水準を示す「基準相場」について、コロナ・ショックを含む2020年初から日経平均史上最高値を更新した2024年2月22日まで日次ベースの推移と相場の節目における両者のかい離を併せて示したグラフです。

日経平均と「基準相場」の推移と節目における両者のかい離
─2020年1月6日~2024年2月22日─
ts20240301-1

 紺色の線が日経平均、赤線が「基準相場」です。

図で緑色の枠はコロナ・ショック前とコロナ・ショックによる相場波乱が収まった後でロシアのウクライナ侵攻が始まるちょうど間の時期に日経平均と基準相場がほぼ一致、すなわち株式相場がファンダメンタルズに見合う“正当な水準”にあったことを示します。白色の枠は相場変動の節目である、コロナ・ショックによる底値とその後の高値、およびロシアのウクライナ侵攻後の底値を示します。そして薄赤色の枠が今回の日経平均の史上最高値を示します。

日経平均は変動を繰り返しながら基準相場(ファンダメンタルズ)に回帰しており、かい離の程度と相場の動きに注目します。

図から、この間の日経平均が基準相場と最もかい離したのはコロナ・ショックからの回復に続く上昇で付けた高値時における6,928円(29.4%)で2番目がコロナ・ショックによる急落時の6,003円(26.6%)、3番目がウクライナ侵攻後の底値である4,336円(14.4%)です。そして今回の日経平均最高値更新時は4,093円(11.6%)で4番目になります。

確かに今回の最高値更新時のかい離はそれなりに大幅ですがこれまでのかい離の実勢からは4番目で、特別大きいとは言えません。かい離の状況だけでは日経平均が最高値を付けた今後の相場動向を適正に判断するには役不足と言わざるを得ません。

相場の過熱、下げ過ぎの状況を評価する「リスク回避指数」によると・・・

そこで、当講座では日経平均(実際の株式相場)と基準相場(ファンダメンタルズ)とのかい離の状態を統計的に処理して、相場が上げ過ぎまたは下げ過ぎの状態から反転する可能性の高さを示す指標、「リスク回避指数」を開発しました。

この指標は株式市場のリスクの大きさを表すもので、その大きさを直感的に捉えられるよう、入学試験の難易度を表す指標として馴染みの深い“偏差値”として示します。

すなわち、50点であれば市場のリスクが高くも低くもない完全な中立状態、50点を挟んで40点から60点の間であれば市場のリスクは通常の変動の範囲で特別な対応は必要がない穏やかな状態であることを示します。

そして、70点以上であれば、市場リスクは投資家が株式市場から逃げ出す(株を売る)のに十分な高さで、相場がファンダメンタルズで説明のつかないところまで下げる、いわゆる「リスクオフ」の状態になり、逆に30点以下になれば市場リスクが投資家がより高いリターンを求めて株式市場に続々参入する(株を買う)のに十分な低さで、相場がファンダメンタルズでは説明のつかないところまで上昇するいわゆる「リスクオン」の状態になります。
*「リスク回避指数」について詳しくはこちらをご参照ください。

 下図は「リスク回避指数」の推移を示したグラフです。

「リスク回避指数」の推移
─2020年1月6日~2024年2月22日─
ts20240301-2

中央の黒い横線が50点でリスクが中立の位置を、緑線が40点と60点の市場リスクが安定状態である範囲を、そして70点と30点を示す赤線がそれぞれリスクオフとリスクオンの境界を示します。さらにこの境界の外側にある濃い赤線は、通常ではあり得ない程の極端なリスクオフと極端なリスクオンの領域を表します。

図から、期初の2020年初では指数は50点台で相場は完全に安定していたのが2020年3月のコロナ・ショックによる急落時には83点台と極端なリスクオフの事態になりました。そしてこの通常ではあり得ない状況からの反動はまた通常ではあり得ない極端な形となり、2021年2月の高値時には14点台と極端なリスクオン状態になりました。コロナ・ショックは株式市場にとって異常な事態であったことが改めて確認された形です。

ちなみに冒頭のグラフと対比してみると、これら極端なリスクオフ、リスクオンとなった直後に相場は反転しており、当指数による相場転換の判断が有効であることが立証された形です。

その後はロシアのウクライナ侵攻による相場低迷時の2022年10月に71点台と一時的にリスクオフに入りましたがそれ以降は市場リスクは着実に中立状態の50点に向かい相場は正常化に向かいました。

そして、2024年初から市場リスクは低下のペースを速め、相場も歩調を合わせて上昇、2月22日の日経平均史上最高値に達しました。この時点のリスク回避指数は36点台です。

この水準の市場リスクは通常の変動範囲である40点を切っていることから株式市場は全く穏やかな状況とは言えず、さらにリスクが低下してリスクオンまで至れば相場反転の警戒が必要になります。

現状はリスクオンの予備領域ということで、相場はやや上ずっているとの感は否めず、いくらか調整が入っても不思議ではない状況と言えそうです。

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image by: 投資の視点

『不適切にもほどがある!』を放送したTBSの「覚悟」を、現役TVディレクターが称賛する理由

今期ドラマナンバーワンの呼び声も高く、いわゆる「業界視聴率」トップとも言われる『不適切にもほどがある!』(TBS系)。昭和と令和のギャップを脚本の宮藤官九郎が鮮やかに描く本作を、「テレビの中の人」はどう見ているのでしょうか。メルマガ『テレビ解体新書』の著者で、『しくじり先生』など数多くの番組を手掛ける宮本大輔さんが今回、『不適切にもほどがある!』をバラエティ制者作の立場から考察。さらに、この作品の放送を実現させたTBSの「覚悟」、テレビ制作現場における「俺が責任を取る!」と言えるリーダーの重要性について解説しています。

登場人物が「改心」しないからこそ『不適切にもほどがある!』は面白い

1話を見た時点で衝撃を受けました。時代を象徴する凄いドラマが生まれたと…。

今、日本全体を覆っている混沌とした空気、誰もが感じている将来への不安。

コンプライアンスが叫ばれテレビ局が逃げ腰になっている中、ジェンダー・多様性・働き方改革・SNS炎上などなど、あらゆる場面で起こっている社会問題をド正面から当ドラマは描いている。脚本の宮藤官九郎さんをはじめ、超優秀なスタッフと出演者の皆さんに脱帽です。

阿部サダヲさん演じる主人公:小川市郎が昭和から令和にタイムスリップ。市郎は昭和では一般的とされていた不適切な発言・言動を令和の時代に起こしていく。

「昭和の正義」と「令和の正義」の摩擦をスキのない笑いどころを編み込みながら描いているわけですが、核心をミュージカルで見せたり、あらゆるクドカン作品との関係がちりばめられていたり、スゴイと思うことは数多くあるのだけど、中でも個人的に特にスゴイと思った点は、劇中で決して「昭和が良かった」とか「令和が正しい」とかを言わない・言わせていないこと。

そして、
昭和の一面を知った(感じた)令和時代の登場人物も、
令和の一面を知った(感じた)昭和時代の登場人物も、
各場面で感銘を受けるシーンはあっても「改心」するまでには至っていない。
ということです。

通常よくあるのは、登場人物が何らかのイベントをキッカケに心境に変化が生まれて結果改心したりする、いわゆる感情の起伏を描くことで視聴者は感情移入し感動を覚えるわけですが、このドラマは「昭和」「令和」という2極を対比した際、このやりがちな演出をぶっこ抜いている。

と同時に、それだけテーマが大きいということです(註:この文を書いているのは第5話段階)。

バラエティ畑24年のテレビマンとして「第2話」に感じたこと

とはいえ今回、ボクはドラマ畑ではなくバラエティ畑の人間なので、偉そうにあーだこーだ言える立場にありません。なので、バラエティ現場を知っている人間として限定的に考えを記したいと思います。

第2話で仲里依紗さん演じる、子育てしながらテレビの制作現場で働く女性「犬島渚」の奮闘ぶりが描かれています。テーマは「働き方改革」。

後輩に仕事を教えようと思うのだけど、シフト制で別の後輩とチェンジして後輩は帰ってしまう。

またイチから教えないといけない。このくりかえし。

そして結果、教えていた後輩が2人とも気づいたら辞めちゃってる。テレビの世界ではあるあるです。

こんな状況が続くと、犬島渚のように「全部自分でやっちゃう方が早い」となり、自ら自分の首を絞める形になる。

でも、犬島渚には自らの番組をもちたいという夢があるので、それを支えに頑張るが、上司はそんなことは気にかけてくれない。

もちろん、テレビ制作の現場は昭和時代のブラック職場の代名詞的な存在なので、働き方の構造は考えなおさないといけないのは間違いない。

では、なぜ我々昭和世代の人間は、ブラックな職場環境に耐えられたのか?ということです。

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